1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:48:21.56 :WvDcSABC0
数年ぶりに足を踏み入れた野比家は、昔とは違う、どこか余所余所しい匂いがした。
のびママ「いらっしゃい、しずかちゃん…」
頭に白いものが目立つようになった彼の母が、力のない声で私を和室へと案内してくれた。
こうして彼の母と向き合って座ると、私の胸は懐かしさでぎゅっと締め付けられるようだった。
あの頃の、楽しかった思い出が頭を駆け巡る。
テレビを見ながら眠ってしまった彼を尻目に、二人でガールズトークに花を咲かせたのもこの和室だ。
そんな時、彼の母は決まって「息子には内緒ね」と舌を見せながら、隠しておいた高級菓子を私に出してくれたものである。
彼の母には、一時期とてもよくしてもらっていた。
数年ぶりに足を踏み入れた野比家は、昔とは違う、どこか余所余所しい匂いがした。
のびママ「いらっしゃい、しずかちゃん…」
頭に白いものが目立つようになった彼の母が、力のない声で私を和室へと案内してくれた。
こうして彼の母と向き合って座ると、私の胸は懐かしさでぎゅっと締め付けられるようだった。
あの頃の、楽しかった思い出が頭を駆け巡る。
テレビを見ながら眠ってしまった彼を尻目に、二人でガールズトークに花を咲かせたのもこの和室だ。
そんな時、彼の母は決まって「息子には内緒ね」と舌を見せながら、隠しておいた高級菓子を私に出してくれたものである。
彼の母には、一時期とてもよくしてもらっていた。
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:49:22.58 :WvDcSABC0
のびママ「今日は悪いわね、しずかちゃん。お仕事、忙しいのでしょう?私達のことなんてもう忘れてくれていいのよ」
一方的にやって来たのは私のほうなのに、彼の母はひどく卑屈な言い方をした。
以前なら、こんな言い方しなかった。
数年で、人はここまで変われるものだろうか。
だが野比家の状況を考えると、わからないでもない。
彼の母は、この数年の間にあらゆる限りの暴言、罵詈雑言を浴びせられ、世間から好奇と悪意の眼差しを受けたのだ。
それはきっと、私には想像もつかないほどの長い長い地獄の日々。
それでもこうして生活を保っているのだから、やはり女性はタフだというのは本当だろう。
一方彼の父は早い段階から精神を病み、自己の暗い世界へと逃避してしまったと聞く。
しずか「おばさん、そんなこと言わないでください。結局私はおばさんの娘にはなれなかったけど、今でもおばさん達のことは大切に思っているんですよ。どうか他人行儀の言い方はよして」
のびママ「…ありがとう。でもいつまでもあなたのような若くて綺麗なお嬢さんを、うちに縛りつけておくことはできないわ」
彼の母が気休めの言葉など求めていないことは、その様子から見てとれた。
辛い。
だけど人間は生きてる限り、前に進まなければならない。
私は決心して、本題に入った。
しずか「あの、今日はお願いがあって来たんです」
のびママ「お願い?」
しずか「はい、のび太さんの部屋を見せてもらえませんか?」
のびママ「今日は悪いわね、しずかちゃん。お仕事、忙しいのでしょう?私達のことなんてもう忘れてくれていいのよ」
一方的にやって来たのは私のほうなのに、彼の母はひどく卑屈な言い方をした。
以前なら、こんな言い方しなかった。
数年で、人はここまで変われるものだろうか。
だが野比家の状況を考えると、わからないでもない。
彼の母は、この数年の間にあらゆる限りの暴言、罵詈雑言を浴びせられ、世間から好奇と悪意の眼差しを受けたのだ。
それはきっと、私には想像もつかないほどの長い長い地獄の日々。
それでもこうして生活を保っているのだから、やはり女性はタフだというのは本当だろう。
一方彼の父は早い段階から精神を病み、自己の暗い世界へと逃避してしまったと聞く。
しずか「おばさん、そんなこと言わないでください。結局私はおばさんの娘にはなれなかったけど、今でもおばさん達のことは大切に思っているんですよ。どうか他人行儀の言い方はよして」
のびママ「…ありがとう。でもいつまでもあなたのような若くて綺麗なお嬢さんを、うちに縛りつけておくことはできないわ」
彼の母が気休めの言葉など求めていないことは、その様子から見てとれた。
辛い。
だけど人間は生きてる限り、前に進まなければならない。
私は決心して、本題に入った。
しずか「あの、今日はお願いがあって来たんです」
のびママ「お願い?」
しずか「はい、のび太さんの部屋を見せてもらえませんか?」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:49:25.76 :KpSdBu0s0
エロ展開ありますか?
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:50:57.85 :WvDcSABC0
>>3
なしです
私は了解を得て、野比家の階段を上がった。
襖を開けると、そこに広がる懐かしい光景に、涙が溢れそうになった。
だが今は泣いている暇などない。
私は早速、彼の使っていた机に歩み寄った。
そっと引き出しを開ける。
中は空だった。
とても彼らしい。
彼はずっと信じていた。
いつか再び、この引き出しが開いて、中からドラちゃんが顔を出す日を、信じてずっと待っていた。
だから引き出しに何も詰めず、空のままにしていたのだ。
しずか「お願いドラちゃん…どうか、帰ってきて」
無駄だとわかっていた。
それでも私は引き出しの中に向かって、そう呼び掛けずにはいられなかった。
しずか「ドラちゃん…」
>>3
なしです
私は了解を得て、野比家の階段を上がった。
襖を開けると、そこに広がる懐かしい光景に、涙が溢れそうになった。
だが今は泣いている暇などない。
私は早速、彼の使っていた机に歩み寄った。
そっと引き出しを開ける。
中は空だった。
とても彼らしい。
彼はずっと信じていた。
いつか再び、この引き出しが開いて、中からドラちゃんが顔を出す日を、信じてずっと待っていた。
だから引き出しに何も詰めず、空のままにしていたのだ。
しずか「お願いドラちゃん…どうか、帰ってきて」
無駄だとわかっていた。
それでも私は引き出しの中に向かって、そう呼び掛けずにはいられなかった。
しずか「ドラちゃん…」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:51:45.16 :WvDcSABC0
ドラちゃんがその役目を終え、未来に帰ったのは、彼の大学合格が決まった翌日だった。
滑りの悪くなった引き出しを閉めると、ギイギイと耳障りな音が響いた。
私は今度、押し入れに向かう。
まさかとは思ったが、念のためそこにドラちゃんのスペアポケットがないか確かめるつもりだった。
しかし、押し入れの中には彼の参考書や書籍類が詰められているだけで、他に何もないことは一目瞭然だった。
私は、自分が失望していることに気付いた。
この部屋に来れば、ドラちゃんが置き忘れていった何かが手に入ると、心のどこかで期待していたのだろう。
いい歳をして、何て都合のいい事を考えていたのか。
自分が恥ずかしい。
この部屋に足を踏み入れた瞬間から、気付けたはずだ。
ここにはもう、ドラちゃんがいた形跡は何一つ残っていない。
この部屋で寝起きしていた人物――のび太さんの物静かで聡明な人格が現れているだけの、普通の部屋ではないか。
ドラちゃんがその役目を終え、未来に帰ったのは、彼の大学合格が決まった翌日だった。
滑りの悪くなった引き出しを閉めると、ギイギイと耳障りな音が響いた。
私は今度、押し入れに向かう。
まさかとは思ったが、念のためそこにドラちゃんのスペアポケットがないか確かめるつもりだった。
しかし、押し入れの中には彼の参考書や書籍類が詰められているだけで、他に何もないことは一目瞭然だった。
私は、自分が失望していることに気付いた。
この部屋に来れば、ドラちゃんが置き忘れていった何かが手に入ると、心のどこかで期待していたのだろう。
いい歳をして、何て都合のいい事を考えていたのか。
自分が恥ずかしい。
この部屋に足を踏み入れた瞬間から、気付けたはずだ。
ここにはもう、ドラちゃんがいた形跡は何一つ残っていない。
この部屋で寝起きしていた人物――のび太さんの物静かで聡明な人格が現れているだけの、普通の部屋ではないか。
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:52:44.81 :WvDcSABC0
しずか「お邪魔しました」
玄関で靴を履くと、私は彼の母を振り返った。
その顔を見た途端、堪えきれずに言葉が口をついた。
しずか「また、遊びに来てもいいですか?」
自分がこの家を出た瞬間、彼の母が死んでしまうのではないか、もう二度と会うことが出来ないのではないか、そんな気がして不安だった。
のびママ「いいえ、来ては駄目よ」
しかし彼の母は、厳しい口調でそう言った。
しずか「え…?」
のびママ「あの子は…のび太はもうここへ帰って来ない。しずかちゃん、あなたには感謝しているし、今でもとても可愛く思っているわ。だけどお願い、私の気持ちもわかってちょうだい。辛いのよ…あなたを縛り付けておくようで、」
しずか「そんな…私は自分の意思で今日ここへ来たんです。縛り付けられてるなんて思ってません!」
のびママ「お願いよしずかちゃん、あなたには幸せになってほしいの。もうあんな馬鹿な息子のことなんて忘れて、自分の人生を歩んで欲しいのよ」
野比家を出ると、私の足は実家には向かわず、とぼとぼと駅を目指していた。
たまには実家に顔を出せと、母からはまたネチネチ言われるだろう。
だけどそんなこと、今はどうでもいい。
彼の母に言われた言葉が、ショックだった。
自分は前だけを見て歩いていると思っていた。
前向きに、彼のために出来ることをしようと考えていた。
しかしそれ自体が、現実から逃げていることの証明だったのだ。
彼の母は、私が思っていた以上に気丈だった。
少なくとも今の私よりは、現実を受け入れていた。
しずか「お邪魔しました」
玄関で靴を履くと、私は彼の母を振り返った。
その顔を見た途端、堪えきれずに言葉が口をついた。
しずか「また、遊びに来てもいいですか?」
自分がこの家を出た瞬間、彼の母が死んでしまうのではないか、もう二度と会うことが出来ないのではないか、そんな気がして不安だった。
のびママ「いいえ、来ては駄目よ」
しかし彼の母は、厳しい口調でそう言った。
しずか「え…?」
のびママ「あの子は…のび太はもうここへ帰って来ない。しずかちゃん、あなたには感謝しているし、今でもとても可愛く思っているわ。だけどお願い、私の気持ちもわかってちょうだい。辛いのよ…あなたを縛り付けておくようで、」
しずか「そんな…私は自分の意思で今日ここへ来たんです。縛り付けられてるなんて思ってません!」
のびママ「お願いよしずかちゃん、あなたには幸せになってほしいの。もうあんな馬鹿な息子のことなんて忘れて、自分の人生を歩んで欲しいのよ」
野比家を出ると、私の足は実家には向かわず、とぼとぼと駅を目指していた。
たまには実家に顔を出せと、母からはまたネチネチ言われるだろう。
だけどそんなこと、今はどうでもいい。
彼の母に言われた言葉が、ショックだった。
自分は前だけを見て歩いていると思っていた。
前向きに、彼のために出来ることをしようと考えていた。
しかしそれ自体が、現実から逃げていることの証明だったのだ。
彼の母は、私が思っていた以上に気丈だった。
少なくとも今の私よりは、現実を受け入れていた。
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:53:41.18 :WvDcSABC0
中途半端に混んだ電車に乗り、アパートの最寄り駅で降りた。
冷蔵庫に何も入っていないことを思い出したが、もう買い物をして帰る気力がない。
今晩はカップラーメンで済まそうと、家路を急いでいると、前方から細身のスーツを着た男が歩いて来た。
しずか「スネ夫さん…」
私は驚きのあまり、思わず男の名を口にした。
スネ夫「やあ、そうか君はこの辺りに住んでるんだったね」
スネ夫さんは愛想のいい笑顔を浮かべた。
しばらくその場で当たり障りのない会話をしていると、スネ夫さんは夕食を一緒にどうかと誘ってきた。
しずか「でもスネ夫さん、仕事中じゃないの?」
スネ夫さんが父親の経営する会社に就職し、忙しくしていることは人づてに聞いていた。
スネ夫「今終わったところだから問題ないよ。どうせ役職なんてお飾りで、会社に戻っても僕の仕事なんてないようなものさ」
スネ夫さんは自虐的にそう言うと、先に立って歩き出した。
仕方なく私は彼について行く。
中途半端に混んだ電車に乗り、アパートの最寄り駅で降りた。
冷蔵庫に何も入っていないことを思い出したが、もう買い物をして帰る気力がない。
今晩はカップラーメンで済まそうと、家路を急いでいると、前方から細身のスーツを着た男が歩いて来た。
しずか「スネ夫さん…」
私は驚きのあまり、思わず男の名を口にした。
スネ夫「やあ、そうか君はこの辺りに住んでるんだったね」
スネ夫さんは愛想のいい笑顔を浮かべた。
しばらくその場で当たり障りのない会話をしていると、スネ夫さんは夕食を一緒にどうかと誘ってきた。
しずか「でもスネ夫さん、仕事中じゃないの?」
スネ夫さんが父親の経営する会社に就職し、忙しくしていることは人づてに聞いていた。
スネ夫「今終わったところだから問題ないよ。どうせ役職なんてお飾りで、会社に戻っても僕の仕事なんてないようなものさ」
スネ夫さんは自虐的にそう言うと、先に立って歩き出した。
仕方なく私は彼について行く。
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:53:52.58 :HdQIq2EnP
物静かで聡明?
物静かで聡明?
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:54:26.91 :WvDcSABC0
スネ夫「予約してないけどいいよね?骨川だけど」
レストランは、スネ夫さんの行き付けのようだった。
すぐさまマネージャーらしき男が出てきて、丁寧な物腰で私達を奥の個室へと案内する。
メニューを渡されてもよくわからなかったので、オーダーはすべてスネ夫さんに任せた。
届いたワインで乾杯をし、グラスに口をつける。
変な味がしたが、スネ夫さんはとても満足そうに飲んでいた。
しずか「今日、のび太さんの家に行ってきたわ」
肉料理が届いたところで、私は切り出した。
ずっと、誰かと彼の話をしたかった。
今日スネ夫さんに出会えたのは、予期せぬ幸運だった。
まさか会社の同僚達に彼の話など出来ない。
口にしたところで、怪訝な表情を浮かべられ、すぐに彼氏やスイーツの話題にシフトされてしまうことだろう。
彼の話をするなら、私と同じように彼のことをよく知っている人物とでなければ虚しいだけなのだ。
スネ夫「へえ、のび太の家に?何しに行ったんだい?」
しずか「うん、ちょっとおばさんの顔も見たかったし」
スネ夫「そうか」
スネ夫さんは、複雑な表情を浮かべた。
私のことを責めるべきかどうか、思案しているようだった。
スネ夫「予約してないけどいいよね?骨川だけど」
レストランは、スネ夫さんの行き付けのようだった。
すぐさまマネージャーらしき男が出てきて、丁寧な物腰で私達を奥の個室へと案内する。
メニューを渡されてもよくわからなかったので、オーダーはすべてスネ夫さんに任せた。
届いたワインで乾杯をし、グラスに口をつける。
変な味がしたが、スネ夫さんはとても満足そうに飲んでいた。
しずか「今日、のび太さんの家に行ってきたわ」
肉料理が届いたところで、私は切り出した。
ずっと、誰かと彼の話をしたかった。
今日スネ夫さんに出会えたのは、予期せぬ幸運だった。
まさか会社の同僚達に彼の話など出来ない。
口にしたところで、怪訝な表情を浮かべられ、すぐに彼氏やスイーツの話題にシフトされてしまうことだろう。
彼の話をするなら、私と同じように彼のことをよく知っている人物とでなければ虚しいだけなのだ。
スネ夫「へえ、のび太の家に?何しに行ったんだい?」
しずか「うん、ちょっとおばさんの顔も見たかったし」
スネ夫「そうか」
スネ夫さんは、複雑な表情を浮かべた。
私のことを責めるべきかどうか、思案しているようだった。
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:55:39.27 :WvDcSABC0
しずか「もしも今、ドラちゃんがいてくれたら…」
スネ夫「ドラえもん?ははっ、懐かしいな」
しずか「ドラちゃんがいたら、助けになってくれたと思うの」
スネ夫「まさか。ドラえもんは確かに不思議な道具を持っていた。だけどそれらが人の生き死にを左右することは出来ない。君だって知ってるだろう」
しずか「ええそうね、いくらドラちゃんの道具でも、死んだ人間を生き返らせることは出来ないわ。だけど」
スネ夫「え?」
しずか「無実の人間を救うことは出来るかもしれない」
私は慎重にそう言った。
スネ夫さんを窺うと、無言で目を伏せている。
私はスネ夫さんの言葉を待つ間、皿の肉を口にした。
香草がきつく、ただ油っこいだけの料理だった。
スネ夫「ジャイアンとは話したのかい?」
やがてスネ夫さんが、震える声で言った。
しずか「いいえ、武さんとは会ってないわ」
しずか「もしも今、ドラちゃんがいてくれたら…」
スネ夫「ドラえもん?ははっ、懐かしいな」
しずか「ドラちゃんがいたら、助けになってくれたと思うの」
スネ夫「まさか。ドラえもんは確かに不思議な道具を持っていた。だけどそれらが人の生き死にを左右することは出来ない。君だって知ってるだろう」
しずか「ええそうね、いくらドラちゃんの道具でも、死んだ人間を生き返らせることは出来ないわ。だけど」
スネ夫「え?」
しずか「無実の人間を救うことは出来るかもしれない」
私は慎重にそう言った。
スネ夫さんを窺うと、無言で目を伏せている。
私はスネ夫さんの言葉を待つ間、皿の肉を口にした。
香草がきつく、ただ油っこいだけの料理だった。
スネ夫「ジャイアンとは話したのかい?」
やがてスネ夫さんが、震える声で言った。
しずか「いいえ、武さんとは会ってないわ」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:56:28.45 :1cc4Yk0J0
いったいのび太は何をしたんだ
いったいのび太は何をしたんだ
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:56:36.71 :WvDcSABC0
スネ夫「ジャイアンに会っても、今みたいな発言は絶対にしてはいけないよ。想像してほしい。妹を殺されたジャイアンの気持ちを。しかも犯人は自分の幼馴染みなんだぜ」
しずか「違うわ!のび太さんは犯人なんかじゃない!」
スネ夫「もう決まったんだよ、しずかちゃん!僕だって辛いよ。だけどもう、のび太の死刑は決まったんだ!のび太はジャイ子ちゃんを殺した。それは紛れもない事実なんだ!」
スネ夫さんは目の前の皿を手で押し退けると、テーブルに突っ伏してしまった。
小刻みに肩を震わせている。
しずか「そうね。のび太さんは死刑…」
私は気を落ち着かせようと、ナプキンでテーブルの上の水滴を拭った。
しずか「法律が、世間が、そう決めた。だけど、スネ夫さんはどうなの?スネ夫さんの中でも、犯人はのび太さんで決定なの?ほんの少しでも、幼馴染みの無実を信じる気持ちは残ってないの?」
スネ夫さんは、大きく肩を震わせると、くぐもった声を洩らした。
私はもうどうにも気持ちを抑えきれなくて、スネ夫さんに言葉をぶつけた。
スネ夫「ジャイアンに会っても、今みたいな発言は絶対にしてはいけないよ。想像してほしい。妹を殺されたジャイアンの気持ちを。しかも犯人は自分の幼馴染みなんだぜ」
しずか「違うわ!のび太さんは犯人なんかじゃない!」
スネ夫「もう決まったんだよ、しずかちゃん!僕だって辛いよ。だけどもう、のび太の死刑は決まったんだ!のび太はジャイ子ちゃんを殺した。それは紛れもない事実なんだ!」
スネ夫さんは目の前の皿を手で押し退けると、テーブルに突っ伏してしまった。
小刻みに肩を震わせている。
しずか「そうね。のび太さんは死刑…」
私は気を落ち着かせようと、ナプキンでテーブルの上の水滴を拭った。
しずか「法律が、世間が、そう決めた。だけど、スネ夫さんはどうなの?スネ夫さんの中でも、犯人はのび太さんで決定なの?ほんの少しでも、幼馴染みの無実を信じる気持ちは残ってないの?」
スネ夫さんは、大きく肩を震わせると、くぐもった声を洩らした。
私はもうどうにも気持ちを抑えきれなくて、スネ夫さんに言葉をぶつけた。
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:56:51.39 :urCehbXW0
のびちゃんは死んだのか
のびちゃんは死んだのか
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:58:12.45 :WvDcSABC0
しずか「スネ夫さん、あなたの目から見て、野比のび太という人間は、殺人を犯すように見えた?ねえ思い出して。中学生の時、先輩にいじめられたあなたを助けてくれたのは誰?」
しずか「私がリコーダーを盗まれて困っていた時、見つけてくれたのは誰?武さんが家出した時、何日も学校を休んで探し回っていた人は誰?出来杉さんが痴漢で捕まった時、その濡れ衣を晴らしてくれたのは誰?答えてよスネ夫さん!」
スネ夫「…のび太だ…グスン…」
しずか「そうよ!のび太さんは困っている人を見捨てられない優しい人間なのよ。あなたを庇ったことで今度は自分が先輩に殴られても、のび太さんは笑っていたわ」
しずか「家出した武さんを探し回っていて、その間の無断欠席を担任の先生に怒られた時も、言い訳せずに反省文を書いていた」
しずか「出来杉さんに痴漢の濡れ衣を着せた女子高生を探すため、何日も真冬の駅に張り込んだ挙げ句高熱を出して倒れた時も、のび太さんは自分の体ではなく出来杉さんのことを心配していた」
しずか「誰かを助けるためなら自分が馬鹿を見ても構わない、そういう不器用な人なのよのび太さんは!そんなのび太さんが殺人なんて犯すわけない」
しずか「マスコミは幼い頃ののび太さんの駄目エピソードばかり並べて、世の中に不満を抱えた典型的殺人犯に仕立てあげる報道ばかりしてるけど、ずっと身近でのび太さんを見てきた私達なら、彼の真実を訴えられるはずよ!」
しずか「お願い、スネ夫さん、のび太さんの無実を証明するために、私と一緒に動いてほしいの」
しずか「スネ夫さん、あなたの目から見て、野比のび太という人間は、殺人を犯すように見えた?ねえ思い出して。中学生の時、先輩にいじめられたあなたを助けてくれたのは誰?」
しずか「私がリコーダーを盗まれて困っていた時、見つけてくれたのは誰?武さんが家出した時、何日も学校を休んで探し回っていた人は誰?出来杉さんが痴漢で捕まった時、その濡れ衣を晴らしてくれたのは誰?答えてよスネ夫さん!」
スネ夫「…のび太だ…グスン…」
しずか「そうよ!のび太さんは困っている人を見捨てられない優しい人間なのよ。あなたを庇ったことで今度は自分が先輩に殴られても、のび太さんは笑っていたわ」
しずか「家出した武さんを探し回っていて、その間の無断欠席を担任の先生に怒られた時も、言い訳せずに反省文を書いていた」
しずか「出来杉さんに痴漢の濡れ衣を着せた女子高生を探すため、何日も真冬の駅に張り込んだ挙げ句高熱を出して倒れた時も、のび太さんは自分の体ではなく出来杉さんのことを心配していた」
しずか「誰かを助けるためなら自分が馬鹿を見ても構わない、そういう不器用な人なのよのび太さんは!そんなのび太さんが殺人なんて犯すわけない」
しずか「マスコミは幼い頃ののび太さんの駄目エピソードばかり並べて、世の中に不満を抱えた典型的殺人犯に仕立てあげる報道ばかりしてるけど、ずっと身近でのび太さんを見てきた私達なら、彼の真実を訴えられるはずよ!」
しずか「お願い、スネ夫さん、のび太さんの無実を証明するために、私と一緒に動いてほしいの」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:59:18.46 :WvDcSABC0
スネ夫「動くたって、勝算はあるのかい?しずかちゃん」
そう言って顔を上げたスネ夫さんは、もう泣いていなかった。
だけどその表情は私の求めていたものとは、真逆のものだった。
スネ夫さんは底のない暗闇を見つめるような目で、じっとテーブルを睨んでいる。
スネ夫「僕だって今まで何もしないでいたわけじゃない。のび太が捕まって最初の頃は、のび太の疑いを晴らすために色々行動したりもしたさ。そのための資金をパパに頭を下げて借りたり、有能な弁護士や探偵を雇って証拠を探させたり」
スネ夫「でもいつか気づいたんだ。のび太自身がそれを望んでいないことに。裁判でものび太は自ら極刑を望む発言を繰り返していた。さらに僕が裏で動いていたことを、ジャイアンに勘づかれた」
スネ夫「そのことでジャイアンは僕を責めはしなかったよ。ただ、僕に裏切られたと思い、失意の表情を浮かべるだけだった。僕はやっと気づいたんだ」
スネ夫「幼馴染みを救おうともがけばもがくほど、もうひとりの幼馴染みを絶望の淵につき落としていることに。ジャイアンはこれからもずっと、被害者の遺族なんだよ」
私は静かに席を立った。
もうスネ夫さんとは話せないと思った。
テーブルを隔てて、私とスネ夫さんの距離はずっとずっと遠い。
だからあの頃のように話せないのは、わかっていたはずなのだ。
それなのに思わぬ再会に甘え、スネ夫さんの立場も考えずに自分の思いだけぶつけた自身に、腹が立った。
私はなんて身勝手な人間なのだろう。
しずか「のび太さんはきっとまた誰かを助けるために、嘘をついているんだわ。私はのび太さんが真犯人を庇っているのだと考えてる」
最後にそれだけは伝えて、私はレストランを後にした。
これでまた一つ、私は友人を失った。
スネ夫さんはもう、こんな私とは会ってくれないだろう。
スネ夫「動くたって、勝算はあるのかい?しずかちゃん」
そう言って顔を上げたスネ夫さんは、もう泣いていなかった。
だけどその表情は私の求めていたものとは、真逆のものだった。
スネ夫さんは底のない暗闇を見つめるような目で、じっとテーブルを睨んでいる。
スネ夫「僕だって今まで何もしないでいたわけじゃない。のび太が捕まって最初の頃は、のび太の疑いを晴らすために色々行動したりもしたさ。そのための資金をパパに頭を下げて借りたり、有能な弁護士や探偵を雇って証拠を探させたり」
スネ夫「でもいつか気づいたんだ。のび太自身がそれを望んでいないことに。裁判でものび太は自ら極刑を望む発言を繰り返していた。さらに僕が裏で動いていたことを、ジャイアンに勘づかれた」
スネ夫「そのことでジャイアンは僕を責めはしなかったよ。ただ、僕に裏切られたと思い、失意の表情を浮かべるだけだった。僕はやっと気づいたんだ」
スネ夫「幼馴染みを救おうともがけばもがくほど、もうひとりの幼馴染みを絶望の淵につき落としていることに。ジャイアンはこれからもずっと、被害者の遺族なんだよ」
私は静かに席を立った。
もうスネ夫さんとは話せないと思った。
テーブルを隔てて、私とスネ夫さんの距離はずっとずっと遠い。
だからあの頃のように話せないのは、わかっていたはずなのだ。
それなのに思わぬ再会に甘え、スネ夫さんの立場も考えずに自分の思いだけぶつけた自身に、腹が立った。
私はなんて身勝手な人間なのだろう。
しずか「のび太さんはきっとまた誰かを助けるために、嘘をついているんだわ。私はのび太さんが真犯人を庇っているのだと考えてる」
最後にそれだけは伝えて、私はレストランを後にした。
これでまた一つ、私は友人を失った。
スネ夫さんはもう、こんな私とは会ってくれないだろう。
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 08:59:42.80 :4yiMuiym0
のび太はクズだろ
のび太はクズだろ
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:00:24.90 :iDSHhzFx0
___ _
/ ____ヽ /  ̄  ̄  ̄ \
| | /, -、, -、l /、 ヽ
| _| -| ・|< || |・ |―-、 |
, ―-、 (6 _ー っ-´、} q -´ 二 ヽ |
| -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ ノ_ ー | |
| ̄ ̄|/ (_ ∧ ̄ / 、 \ \. ̄` | /
ヽ ` ,.|  ̄ | | O=======|
`- ´ | | _| / |
| (t ) / / |
「のびたま子って変な名前だよね!」 「ぶっちゃけ、伸びたマ○コみたいな
響きだよね」
---------次の日---------
, -―――-、
( ,、,、,、,、,、,、,、 ヽ
___ |, -、, - 、 | |
/ ___ ヽL ||・ |・ |- |_ |
|, -、, -、 .| | { `-c - ´ 6)
|| ・|・ | |_ | \ヽ 7 ノ_<
{ `-c - ´ 6) /  ̄ ̄ ̄ヽ
/⌒)=(c⌒ ~) ノ / / | _
/ ̄ / ~~ ヽ / / | | | |
\ |⊂⊃__| | | | __ ―――|) |
 ̄|| ミ_ |__ ノ \/ )ニ ―― | ̄| ̄ ̄|_|
`―´
「昼食は?」 「たぬき汁よ。」
___ _
/ ____ヽ /  ̄  ̄  ̄ \
| | /, -、, -、l /、 ヽ
| _| -| ・|< || |・ |―-、 |
, ―-、 (6 _ー っ-´、} q -´ 二 ヽ |
| -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ ノ_ ー | |
| ̄ ̄|/ (_ ∧ ̄ / 、 \ \. ̄` | /
ヽ ` ,.|  ̄ | | O=======|
`- ´ | | _| / |
| (t ) / / |
「のびたま子って変な名前だよね!」 「ぶっちゃけ、伸びたマ○コみたいな
響きだよね」
---------次の日---------
, -―――-、
( ,、,、,、,、,、,、,、 ヽ
___ |, -、, - 、 | |
/ ___ ヽL ||・ |・ |- |_ |
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|| ・|・ | |_ | \ヽ 7 ノ_<
{ `-c - ´ 6) /  ̄ ̄ ̄ヽ
/⌒)=(c⌒ ~) ノ / / | _
/ ̄ / ~~ ヽ / / | | | |
\ |⊂⊃__| | | | __ ―――|) |
 ̄|| ミ_ |__ ノ \/ )ニ ―― | ̄| ̄ ̄|_|
`―´
「昼食は?」 「たぬき汁よ。」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:00:46.78 :HdQIq2EnP
犯人は・・・
犯人は・・・
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:00:51.44 :YeSJIZc40
>>13
刑務所にいるんじゃね?
>>13
刑務所にいるんじゃね?
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:01:41.33 :1cc4Yk0J0
まだ小学生だろ
クズなんて言うなよ
まだ小学生だろ
クズなんて言うなよ
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:02:27.74 :/b0zyuMI0
支援
支援
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:02:57.99 :iDSHhzFx0
___, - 、
/_____)
. | | / ヽ || 今机の下でジャイ子にしゃぶらせています
|_| ┃ ┃ ||
(/ ⊂⊃ ヽ) /  ̄  ̄ \
! \_/ ! ( ( (ヽ U ヽ
,\ _____ /、 | -、ヽ\ U !
ゝ/  ̄ ̄ ̄ \ /. \/ ̄\/ .\ | ・ |─ |__ /
/ U____ヽ | | _┌l⊂⊃l | | ┌ - ′ ) /
| | / ─ 、-、! | | / ∋ |__| | | ヽ / U ヽ <
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( U ` ─ o-i ヽ / U \ .ノ_ .j ̄ ̄ |
ヽ、U ┬─┬ノ / ̄ ./ ヽ- 、\ /  ̄ ヽ\
// /ヽ─| | ♯| / i U U | ..) ) \ i ./ |\\
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23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:02:59.83 :O/IzxFt90
期待
期待
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:03:00.35 :lMuX4Lq8i
はよ
はよ
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:03:33.14 :WvDcSABC0
翌日、私は何事もなかった顔をして出社した。
町外れの小さな配送会社はそれなりに居心地良く、そこで代わりなら吐いて捨てるほどいるであろう、簡単な事務処理をするのが私の仕事だ。
我ながらぬるま湯だなと思う。
では他に何かやりたいことがあるのかと問われたら、私には答えることが出来ない。
同期「ねえこれ、しずかの実家の傍じゃない?」
席に着くと、隣から甘ったるい香水の匂いとともに、同期が話しかけてきた。
しずか「何?」
同期「ほらこの記事…」
同期が週刊誌を押し付けてくる。
確かに記事には私の実家近くの地名があり、おどろおどろしい字体で『身元不明の少女、山中で発見』と見出しが出ていた。
私はそれを食い入るようにして読んだ。
翌日、私は何事もなかった顔をして出社した。
町外れの小さな配送会社はそれなりに居心地良く、そこで代わりなら吐いて捨てるほどいるであろう、簡単な事務処理をするのが私の仕事だ。
我ながらぬるま湯だなと思う。
では他に何かやりたいことがあるのかと問われたら、私には答えることが出来ない。
同期「ねえこれ、しずかの実家の傍じゃない?」
席に着くと、隣から甘ったるい香水の匂いとともに、同期が話しかけてきた。
しずか「何?」
同期「ほらこの記事…」
同期が週刊誌を押し付けてくる。
確かに記事には私の実家近くの地名があり、おどろおどろしい字体で『身元不明の少女、山中で発見』と見出しが出ていた。
私はそれを食い入るようにして読んだ。
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:05:12.18 :lZUi8EyJ0
吐いてじゃなくて掃いてだろとマジレス
あと支援
あと支援
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:05:38.77 :WvDcSABC0
同期「しずか?」
私があまり真剣に記事を読んでいたためか、気がつくと同期が心配そうにこちらを覗きこんでいた。
私は週刊誌を返す。
しずか「やだぁ~何で朝からこんなババ臭い雑誌読んでるのよ」
同期「へへっ」
うまく笑顔を作る私と、これまたうまく肩をすくめて見せる同期。
互いにぎりぎりのラインを見極め、相手に深く踏み込まないよう気を付けている。
それがこの会社で、同僚とうまく付き合うコツだ。
同期「あ…」
ちょうど背後を通りすぎたお局様の咳払いに、二人同時に肩をすぼめた。
お局様の前でババ臭いという言葉は禁句だ。
その時、後輩が私達の間に割って入ってきた。
同期「しずか?」
私があまり真剣に記事を読んでいたためか、気がつくと同期が心配そうにこちらを覗きこんでいた。
私は週刊誌を返す。
しずか「やだぁ~何で朝からこんなババ臭い雑誌読んでるのよ」
同期「へへっ」
うまく笑顔を作る私と、これまたうまく肩をすくめて見せる同期。
互いにぎりぎりのラインを見極め、相手に深く踏み込まないよう気を付けている。
それがこの会社で、同僚とうまく付き合うコツだ。
同期「あ…」
ちょうど背後を通りすぎたお局様の咳払いに、二人同時に肩をすぼめた。
お局様の前でババ臭いという言葉は禁句だ。
その時、後輩が私達の間に割って入ってきた。
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:06:29.19 :mL0a2f0f0
支援
支援
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:06:50.09 :WvDcSABC0
>>26
ご指摘ありがとうございます。すみません
後輩「せんぱ~い、パソコン動かなくなっちゃったんですけどぉ~」
私はやれやれと立ち上がり、彼女の席まで歩いて行く。
全体的に見れば私もまだ彼女のように、若い部類に入ることだろう。
だけどあと数年もすれば、お局グループの仲間入りだ。
ずっとこの場所で私は老いていくのだろうか。
いつか誰からも見向きされなくなる日が来るのだろうか。
その日が来るのが、たまらなく怖い。
後輩「あ、動いた!せんぱ~い、ありがとうございますぅ」
そう言ってはしゃぐ後輩の肌はつるりとしていて弾力があり、私は無意識のうちに彼女から目を逸らしていた。
>>26
ご指摘ありがとうございます。すみません
後輩「せんぱ~い、パソコン動かなくなっちゃったんですけどぉ~」
私はやれやれと立ち上がり、彼女の席まで歩いて行く。
全体的に見れば私もまだ彼女のように、若い部類に入ることだろう。
だけどあと数年もすれば、お局グループの仲間入りだ。
ずっとこの場所で私は老いていくのだろうか。
いつか誰からも見向きされなくなる日が来るのだろうか。
その日が来るのが、たまらなく怖い。
後輩「あ、動いた!せんぱ~い、ありがとうございますぅ」
そう言ってはしゃぐ後輩の肌はつるりとしていて弾力があり、私は無意識のうちに彼女から目を逸らしていた。
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:07:47.63 :WvDcSABC0
仕事は滞りなく終わり、私は野暮ったい制服から着替え、会社を出た。
そのままアパートには向かわず、駅を目指す。
それは同期に週刊誌の記事を見せられた時から、決めていたことだった。
しずか「あの記事にあった山とは、裏山のことだわ…」
昼休みを潰して調べたところ、記事にあった少女の他に、同じ山から身元不明の人物が保護されるという事件が、最近相次いでいるという。
保護された人物は皆、支離滅裂な事を口走り、情緒不安定。
私には、もしかしたらという気持ちがあった。
だから今日、発見された少女に会ってみようと思った。
私は電車からバスに乗り換え、地元の市立病院へ向かった。
しずか「あの、裏山で保護された少女の病室はこちらですか?」
受付で尋ねる。
受付「警察の方ですか?それとも…ご家族?」
しずか「えっと、家族かもしれないんです」
私は嘘をついた。
受付係はどこかに電話を掛けた後、そこで待つようにと待ち合い室のソファを指し示した。
仕事は滞りなく終わり、私は野暮ったい制服から着替え、会社を出た。
そのままアパートには向かわず、駅を目指す。
それは同期に週刊誌の記事を見せられた時から、決めていたことだった。
しずか「あの記事にあった山とは、裏山のことだわ…」
昼休みを潰して調べたところ、記事にあった少女の他に、同じ山から身元不明の人物が保護されるという事件が、最近相次いでいるという。
保護された人物は皆、支離滅裂な事を口走り、情緒不安定。
私には、もしかしたらという気持ちがあった。
だから今日、発見された少女に会ってみようと思った。
私は電車からバスに乗り換え、地元の市立病院へ向かった。
しずか「あの、裏山で保護された少女の病室はこちらですか?」
受付で尋ねる。
受付「警察の方ですか?それとも…ご家族?」
しずか「えっと、家族かもしれないんです」
私は嘘をついた。
受付係はどこかに電話を掛けた後、そこで待つようにと待ち合い室のソファを指し示した。
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:08:32.98 :WvDcSABC0
少し待つと、大股で歩く足音が近づいてきて、私の傍でぴたりと止まった。
顔を上げようとして、頭上から野太い声が降ってきた。
私は驚いて立ち上がり、その人物の顎に頭突きする形となってしまった。
しずか「あ、ごめんなさい。大丈夫ですか?…武さん」
武さんは顎を押さえながら、ゲラゲラと笑った。
武「なんだ、面会希望で呼び出したのはしずかちゃんだったのか」
子供の頃から変わらず、大柄な体型を維持している武さん。
しかし以前のような威圧的な感じはなく、その白衣姿には風格さえ感じられた。
しずか「医者になったとは聞いてたけど、この病院に勤めてたのね」
武「ああ、去年からな」
武さんはよそよそしくそう言うと、ちらりと受付を見た。
それから私をエレベーターまで案内してくれた。
到着したエレベーターには、看護師がひとり乗っていた。
武さんは私とは目を合わさず、ずっと階数表示を睨んでいた。
だが看護師が3階で降りると、急に以前のような調子に戻り、言った。
少し待つと、大股で歩く足音が近づいてきて、私の傍でぴたりと止まった。
顔を上げようとして、頭上から野太い声が降ってきた。
私は驚いて立ち上がり、その人物の顎に頭突きする形となってしまった。
しずか「あ、ごめんなさい。大丈夫ですか?…武さん」
武さんは顎を押さえながら、ゲラゲラと笑った。
武「なんだ、面会希望で呼び出したのはしずかちゃんだったのか」
子供の頃から変わらず、大柄な体型を維持している武さん。
しかし以前のような威圧的な感じはなく、その白衣姿には風格さえ感じられた。
しずか「医者になったとは聞いてたけど、この病院に勤めてたのね」
武「ああ、去年からな」
武さんはよそよそしくそう言うと、ちらりと受付を見た。
それから私をエレベーターまで案内してくれた。
到着したエレベーターには、看護師がひとり乗っていた。
武さんは私とは目を合わさず、ずっと階数表示を睨んでいた。
だが看護師が3階で降りると、急に以前のような調子に戻り、言った。
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:09:09.83 :WvDcSABC0
武「受付から連絡あったけど、患者の家族かもしれないって言うのは、嘘なんだろ?」
しずか「え…?」
武「特殊な例だから、患者の面会には慎重になっているんだ。家族のフリをして患者に近付き、ネタを仕入れようとするマスコミ関係者も多くてね。いつもなら受付からの連絡に俺が出て行って、追い返すようにしてる。ほら俺、こんな顔だから効果あるんだ」
そう言って笑う武さんの顔に、私は妙に納得してしまった。
ずる賢い記者も、やって来た医者がこんなプロレスラーのような風貌の男なら、尻尾を巻いて逃げただろう。
しずか「でも私には会わせてくれるのね。例の裏山で保護された少女に…」
武「ああ、しずかちゃんは特別だよ。悪意はないみたいだからな。だけどなんだってあの患者を気にしてるんだ?」
しずか「え、ええ…裏山って聞いて、やっぱり幼い頃の遊び場だったところだし、気になって…。それに私、短大で児童の心のケアについて勉強していたから、何か力になれないかなって思ったのよ」
私の嘘に、武さんは特に疑う様子を見せなかった。
その代わりに眉を寄せて、「難しいと思うけど」とだけ呟いた。
武「受付から連絡あったけど、患者の家族かもしれないって言うのは、嘘なんだろ?」
しずか「え…?」
武「特殊な例だから、患者の面会には慎重になっているんだ。家族のフリをして患者に近付き、ネタを仕入れようとするマスコミ関係者も多くてね。いつもなら受付からの連絡に俺が出て行って、追い返すようにしてる。ほら俺、こんな顔だから効果あるんだ」
そう言って笑う武さんの顔に、私は妙に納得してしまった。
ずる賢い記者も、やって来た医者がこんなプロレスラーのような風貌の男なら、尻尾を巻いて逃げただろう。
しずか「でも私には会わせてくれるのね。例の裏山で保護された少女に…」
武「ああ、しずかちゃんは特別だよ。悪意はないみたいだからな。だけどなんだってあの患者を気にしてるんだ?」
しずか「え、ええ…裏山って聞いて、やっぱり幼い頃の遊び場だったところだし、気になって…。それに私、短大で児童の心のケアについて勉強していたから、何か力になれないかなって思ったのよ」
私の嘘に、武さんは特に疑う様子を見せなかった。
その代わりに眉を寄せて、「難しいと思うけど」とだけ呟いた。
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:09:49.69 :WvDcSABC0
武さんの言葉の意味は、少女の病室に入った瞬間、理解できた。
少女は全身をほぼ包帯で巻かれ、ベッドに半身を起こしていた。
話しかけても返事はなく、ぴくりとも反応しない。
しずか「武さん、これは…」
武「怪我は見た目より酷くはない。ただ、発見されるまでかなり長い時間、裏山をさ迷っていたらしく、どうも野犬に襲われたらしい。その時のショックで、彼女は言葉を失い、すっかり心を閉ざしているようなんだ。日がな一日、こうしてただぼうっと座っているだけだ」
しずか「他に裏山で保護された方たちは、この病院に入院してないの?」
武「いいや。この患者だけだ。他はみんな精神科のある病院に収容されてるはずだぜ」
しずか「確か、保護された人はみんな言ってることがおかしくて、情緒不安定って聞いたけど…」
武「ああ。だけど彼女に比べたらそっちのほうがまだマシさ。狂えるだけね。彼女は狂うことも出来ず、外界からの刺激に心を閉ざすことで、必死に自分を守ろうとしているんだ。きっと裏山ですごく怖い体験をしたんだと思うよ」
しずか「裏山で何が起きているの…」
武さんの言葉の意味は、少女の病室に入った瞬間、理解できた。
少女は全身をほぼ包帯で巻かれ、ベッドに半身を起こしていた。
話しかけても返事はなく、ぴくりとも反応しない。
しずか「武さん、これは…」
武「怪我は見た目より酷くはない。ただ、発見されるまでかなり長い時間、裏山をさ迷っていたらしく、どうも野犬に襲われたらしい。その時のショックで、彼女は言葉を失い、すっかり心を閉ざしているようなんだ。日がな一日、こうしてただぼうっと座っているだけだ」
しずか「他に裏山で保護された方たちは、この病院に入院してないの?」
武「いいや。この患者だけだ。他はみんな精神科のある病院に収容されてるはずだぜ」
しずか「確か、保護された人はみんな言ってることがおかしくて、情緒不安定って聞いたけど…」
武「ああ。だけど彼女に比べたらそっちのほうがまだマシさ。狂えるだけね。彼女は狂うことも出来ず、外界からの刺激に心を閉ざすことで、必死に自分を守ろうとしているんだ。きっと裏山ですごく怖い体験をしたんだと思うよ」
しずか「裏山で何が起きているの…」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:10:39.43 :WvDcSABC0
武「わからない。そっちのほうの捜査は警察の仕事だからね。俺たち医者は、ただ患者に向き合うことだけを考えている」
しずか「そう…。彼女、早く良くなるといいわね」
武「頑張るよ。医師として出来るだけのことをするつもりだ」
しずか「ええ、彼女まだ小学生くらいよね?ご両親も今頃どこかで心配しているはずだわ」
私はちらりと武さんを窺い見た。
武さんは私の視線に気づかず、なぜか窓の外を睨んでいた。
この606号室からは、裏山の一部を確認することが出来る。
武「わからない。そっちのほうの捜査は警察の仕事だからね。俺たち医者は、ただ患者に向き合うことだけを考えている」
しずか「そう…。彼女、早く良くなるといいわね」
武「頑張るよ。医師として出来るだけのことをするつもりだ」
しずか「ええ、彼女まだ小学生くらいよね?ご両親も今頃どこかで心配しているはずだわ」
私はちらりと武さんを窺い見た。
武さんは私の視線に気づかず、なぜか窓の外を睨んでいた。
この606号室からは、裏山の一部を確認することが出来る。
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:11:15.02 :HdQIq2EnP
出世しとるなぁ
出世しとるなぁ
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:11:36.12 :WvDcSABC0
しずか「今日はありがとう。お仕事頑張ってね」
病院の玄関まで、武さんは付いてきた。
振り返り、礼を言う。
また今度会いましょうとは、軽々しく口にできなかった。
二人とも意識して、ジャイ子ちゃんやのび太さんの話題を避けている。
武さんは、のび太さんの死刑確定をどう受け止めているのだろうか。
武「しずかちゃん!」
歩き出した私を、武さんが呼び止めた。
武「しずかちゃんのしようとしていることを、俺は止めるつもりはない。今更何をしても、ジャイ子が帰って来ることはない。だけど…」
しずか「だけど…?」
武「お願いだ。スネ夫を巻き込むことだけはやめてくれ。あいつは神経の細かい奴なんだ。もちろん奴も、しずかちゃんに協力したい気持ちはあるはずだ。だけど俺を裏切ることはしたくないとも考えている」
武「あいつは昨日、泣きながら俺に詫びてきたよ。こっちは謝られる覚えなんてなかったけど、あいつはひとり悩んで、自分を責めていた。どうかあいつの気持ちを汲んでやってくれ。お願いだしずかちゃん」
しずか「今日はありがとう。お仕事頑張ってね」
病院の玄関まで、武さんは付いてきた。
振り返り、礼を言う。
また今度会いましょうとは、軽々しく口にできなかった。
二人とも意識して、ジャイ子ちゃんやのび太さんの話題を避けている。
武さんは、のび太さんの死刑確定をどう受け止めているのだろうか。
武「しずかちゃん!」
歩き出した私を、武さんが呼び止めた。
武「しずかちゃんのしようとしていることを、俺は止めるつもりはない。今更何をしても、ジャイ子が帰って来ることはない。だけど…」
しずか「だけど…?」
武「お願いだ。スネ夫を巻き込むことだけはやめてくれ。あいつは神経の細かい奴なんだ。もちろん奴も、しずかちゃんに協力したい気持ちはあるはずだ。だけど俺を裏切ることはしたくないとも考えている」
武「あいつは昨日、泣きながら俺に詫びてきたよ。こっちは謝られる覚えなんてなかったけど、あいつはひとり悩んで、自分を責めていた。どうかあいつの気持ちを汲んでやってくれ。お願いだしずかちゃん」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:12:16.18 :OF1+bwiDO
ジャイアンが医者か…
ジャイアンが医者か…
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:12:19.55 :lZUi8EyJ0
何の恨みが・・・
何の恨みが・・・
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:12:35.53 :WvDcSABC0
武さんが大きな頭を下げた。
そういえば事件後、武さんはのび太さんを恨むような発言をまったくしなかった。
もちろん心の中はわからない。
本当はのび太さんのことが憎くて仕方ないのかもしれない。
だけどそれを表に出さないのは、武さんが優しいからだろう。
私やスネ夫さんの中に、まだのび太さんを友人だと思う気持ちがあることを、武さんは見抜いているのだ。
幼い頃の思い出を綺麗なままにしておけるよう、武さんは私に気を遣ってくれているのかもしれない。
しずか「わかったわ。ごめんなさい」
私は武さんの視線を避けてそう言うと、足早に病院を後にした。
近くの公園に駆け込み、靴を履き替えた。
公園を出たところで、誰かの視線を感じた。
まとわりつくような、嫌な視線だった。
私は背筋に鳥肌を立て、なるべく人通りの多い道を目指した。
だが途中で何者かに肩を叩かれ、半ば強引にそちらへ顔を向かせられてしまった。
しずか「あ、あの…誰ですか?」
私を引き留めた女は、自分をフリーライターだと名乗った。
武さんが大きな頭を下げた。
そういえば事件後、武さんはのび太さんを恨むような発言をまったくしなかった。
もちろん心の中はわからない。
本当はのび太さんのことが憎くて仕方ないのかもしれない。
だけどそれを表に出さないのは、武さんが優しいからだろう。
私やスネ夫さんの中に、まだのび太さんを友人だと思う気持ちがあることを、武さんは見抜いているのだ。
幼い頃の思い出を綺麗なままにしておけるよう、武さんは私に気を遣ってくれているのかもしれない。
しずか「わかったわ。ごめんなさい」
私は武さんの視線を避けてそう言うと、足早に病院を後にした。
近くの公園に駆け込み、靴を履き替えた。
公園を出たところで、誰かの視線を感じた。
まとわりつくような、嫌な視線だった。
私は背筋に鳥肌を立て、なるべく人通りの多い道を目指した。
だが途中で何者かに肩を叩かれ、半ば強引にそちらへ顔を向かせられてしまった。
しずか「あ、あの…誰ですか?」
私を引き留めた女は、自分をフリーライターだと名乗った。
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:13:40.61 :WvDcSABC0
ライター「あなたロクちゃんの知り合い?」
しずか「は?」
ライター「会ったんでしょ、患者に。ロクちゃんのほうだよね?」
しずか「ロクちゃん?」
ライター「そ、606号室に入院してるからロクちゃん。彼女口が利けなくて、自分の名前すら言えないんでしょ?だからライターの間では通称ロクちゃんで通してるの」
しずか「はぁ…」
女は馴れ馴れしく喋り、表面上は笑顔だったけれど、腕はしっかりと私の肩を掴み、逃がすものかと力をこめていた。
どうやら私からロクちゃんについての情報を聞き出そうとしているらしい。
ライター「あなたはなんでロクちゃんに面会出来たの?」
しずか「あの、私のことを見張ってたんですか?」
ライター「だって待ち合い室で剛田医師と話してたの見かけたから。あたしなんていっつも門前払いよ。よく面会させてもらえたわね」
女は私を見張ってたことについて、悪びれもせずにそう言った。
ライター「あなたロクちゃんの知り合い?」
しずか「は?」
ライター「会ったんでしょ、患者に。ロクちゃんのほうだよね?」
しずか「ロクちゃん?」
ライター「そ、606号室に入院してるからロクちゃん。彼女口が利けなくて、自分の名前すら言えないんでしょ?だからライターの間では通称ロクちゃんで通してるの」
しずか「はぁ…」
女は馴れ馴れしく喋り、表面上は笑顔だったけれど、腕はしっかりと私の肩を掴み、逃がすものかと力をこめていた。
どうやら私からロクちゃんについての情報を聞き出そうとしているらしい。
ライター「あなたはなんでロクちゃんに面会出来たの?」
しずか「あの、私のことを見張ってたんですか?」
ライター「だって待ち合い室で剛田医師と話してたの見かけたから。あたしなんていっつも門前払いよ。よく面会させてもらえたわね」
女は私を見張ってたことについて、悪びれもせずにそう言った。
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:14:34.76 :WvDcSABC0
しずか「残念ですけど、ロクちゃんについてお話出来ることは何もありません」
私は女を振り切って、先を進んだ。
追いかけてくるかと思ったが、女はすんなり諦めてくれた。
その代わり、今度はひどく苛ついた声を上げた。
ライター「これから裏山に行くつもりでしょ?」
しずか「はい?」
振り返ると、女はにやにやと笑って、私の足元を顎でしゃくった。
ライター「靴、履き替えてる。病院ではヒールだったのに、今はスニーカー。どうして?」
しずか「こ、これは…」
ライター「これから山を登るからだよね?やめときな。あそこに近づかないほうがいいよ」
しずか「あなたには関係ないことです」
ライター「この事件、あたしは宗教が絡んでると思ってる」
しずか「宗教?」
しずか「残念ですけど、ロクちゃんについてお話出来ることは何もありません」
私は女を振り切って、先を進んだ。
追いかけてくるかと思ったが、女はすんなり諦めてくれた。
その代わり、今度はひどく苛ついた声を上げた。
ライター「これから裏山に行くつもりでしょ?」
しずか「はい?」
振り返ると、女はにやにやと笑って、私の足元を顎でしゃくった。
ライター「靴、履き替えてる。病院ではヒールだったのに、今はスニーカー。どうして?」
しずか「こ、これは…」
ライター「これから山を登るからだよね?やめときな。あそこに近づかないほうがいいよ」
しずか「あなたには関係ないことです」
ライター「この事件、あたしは宗教が絡んでると思ってる」
しずか「宗教?」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:14:42.93 :nD8qe1KR0
なかなか面白いわ
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:15:20.04 :zCQWxC/R0
おい、気になって仕事にならねーぞ
おい、気になって仕事にならねーぞ
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:15:27.97 :WvDcSABC0
>>42
ありがとう
ライター「そう。あの山のどこかには、おそらく宗教施設があるのよ。保護された人物たちはみんなそこでひどい虐待を受けていた。だから精神を病み、怪我を負い、施設を逃げ出した。逃げて山中をさ迷っているところを保護された」
ライター「これがあたしの考える事件の筋書き。あたしの仲間が今、どうにかしてその施設を探し、潜入しようと準備してる。だから今、あなたに引っ掻き回して欲しくないのよね。向こうに変に警戒されたら、こっちが動きにくくなるし」
女はなぜか勝ち誇ったように言った。
私を駆け出しのライターとでも勘違いしているのだろうか。
そうだとしたら自分の見解をベラベラと話すその神経を疑ってしまう。
この女は何もわかってないなと思い、私は今からの裏山行きを断念した。
それから女との会話を思いだし、何も収穫がなかったわけではないことを、天に感謝した。
しずか「そうですか。では私はもう諦めます」
私は女の勘違い通り、ライターのふりをしてやって、そう言った。
女は満足気に頷き、どこかへ電話を掛け始めた。
私はその間に女から離れた。
>>42
ありがとう
ライター「そう。あの山のどこかには、おそらく宗教施設があるのよ。保護された人物たちはみんなそこでひどい虐待を受けていた。だから精神を病み、怪我を負い、施設を逃げ出した。逃げて山中をさ迷っているところを保護された」
ライター「これがあたしの考える事件の筋書き。あたしの仲間が今、どうにかしてその施設を探し、潜入しようと準備してる。だから今、あなたに引っ掻き回して欲しくないのよね。向こうに変に警戒されたら、こっちが動きにくくなるし」
女はなぜか勝ち誇ったように言った。
私を駆け出しのライターとでも勘違いしているのだろうか。
そうだとしたら自分の見解をベラベラと話すその神経を疑ってしまう。
この女は何もわかってないなと思い、私は今からの裏山行きを断念した。
それから女との会話を思いだし、何も収穫がなかったわけではないことを、天に感謝した。
しずか「そうですか。では私はもう諦めます」
私は女の勘違い通り、ライターのふりをしてやって、そう言った。
女は満足気に頷き、どこかへ電話を掛け始めた。
私はその間に女から離れた。
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:16:39.64 :WvDcSABC0
アパートに戻る前に、ドンキへ寄ってロープと懐中電灯を購入した。
上司に電話を掛け、母が倒れたので数日休みを頂きたいと告げた。
それで今からの準備は整った。
私はアパートに帰り、ゆっくりと風呂に浸かった。
この風呂に入るのも今日が最後になるかもしれないと思い、湯から出るのが名残り惜しかった。
だがもう、行かなければならない。
私は夜のうちに動くつもりだった。
支度を終え、ふと誰かにメッセージを残したい気分になった。
真っ先に浮かんだのは両親の顔だったが、彼らに余計な悲しみを背負わすことを考えると、出来なかった。
私は思いきって、スネ夫さんに電話を掛けた。
最後に、昨日のことを謝ろうと思った。
だがすぐに留守電に切り替わり、結局スネ夫さんの声を聞くことは出来なかった。
そういう巡り合わせだったのだろう。
私はやはり何も残さずに行くことを決めた。
駅まで歩く途中に運良くタクシーをつかまえ、裏山近辺で降りた。
辺りを警戒しながら、裏山へ向かう。
足が震えていた。
私は馬鹿げた妄想にとりつかれているのかもしれない。
今夜が空振りに終わり、虚しくまたあのアパートに帰る自分を想像したら、少しだけ笑えた。
深夜の裏山はひんやりとした空気に包まれ、思っていた静けさはなかった。
風に揺れる木の葉の音にいちいち驚かされたが、やがてそれにも慣れた。
懐中電灯の明かりは心許なく、裏山の暗闇は深い。
アパートに戻る前に、ドンキへ寄ってロープと懐中電灯を購入した。
上司に電話を掛け、母が倒れたので数日休みを頂きたいと告げた。
それで今からの準備は整った。
私はアパートに帰り、ゆっくりと風呂に浸かった。
この風呂に入るのも今日が最後になるかもしれないと思い、湯から出るのが名残り惜しかった。
だがもう、行かなければならない。
私は夜のうちに動くつもりだった。
支度を終え、ふと誰かにメッセージを残したい気分になった。
真っ先に浮かんだのは両親の顔だったが、彼らに余計な悲しみを背負わすことを考えると、出来なかった。
私は思いきって、スネ夫さんに電話を掛けた。
最後に、昨日のことを謝ろうと思った。
だがすぐに留守電に切り替わり、結局スネ夫さんの声を聞くことは出来なかった。
そういう巡り合わせだったのだろう。
私はやはり何も残さずに行くことを決めた。
駅まで歩く途中に運良くタクシーをつかまえ、裏山近辺で降りた。
辺りを警戒しながら、裏山へ向かう。
足が震えていた。
私は馬鹿げた妄想にとりつかれているのかもしれない。
今夜が空振りに終わり、虚しくまたあのアパートに帰る自分を想像したら、少しだけ笑えた。
深夜の裏山はひんやりとした空気に包まれ、思っていた静けさはなかった。
風に揺れる木の葉の音にいちいち驚かされたが、やがてそれにも慣れた。
懐中電灯の明かりは心許なく、裏山の暗闇は深い。
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:17:08.60 :Wx/nehTi0
④
④
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:17:26.96 :q1rFKlPH0
久しぶりに真面目なSS見た気がする
面白い
久しぶりに真面目なSS見た気がする
面白い
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:17:57.58 :WvDcSABC0
しずか「どこかにきっと痕跡が残ってるはず…」
私は慎重に歩いた。
些細なことも見逃してはならないと思った。
どこかで何かの動く気配がした。
そして、あっと声を上げる間もなく、そいつは私の前に姿を現した。
野犬だ。
懐中電灯を向けると、野犬は僅かに退いた。
しかし荒い息遣いはまだ続いており、時折こちらを威嚇するような唸り声を洩らした。
生憎私には、野犬に対抗する手段がない。
私は手探りで木の枝を拾い上げ、野犬に向かいぶんぶんと振った。
野犬は怯まなかった。
地面を蹴る音と同時に、私の目の前に野犬の狂った顔が近づいた。
私は足を滑らせ、仰向けに倒れた。
野犬は私にのし掛かり、首元を狙ってきた。
持っていた懐中電灯で野犬の頭を何度も殴った。
だが野犬は痛みなど感じていないかのように、獰猛な牙を向けてくる。
もう駄目だと絶望が目の前を覆った時、変化があった。
体に感じていた重みがなくなり、慌てて半身を起こすと、野犬が何者かからめったうちにされている光景が、暗闇の中に浮かび上がっていた。
しずか「スネ夫…さん…?」
スネ夫さんはバットのようなもので野犬を打ち、追い払ってくれた。
しずか「どこかにきっと痕跡が残ってるはず…」
私は慎重に歩いた。
些細なことも見逃してはならないと思った。
どこかで何かの動く気配がした。
そして、あっと声を上げる間もなく、そいつは私の前に姿を現した。
野犬だ。
懐中電灯を向けると、野犬は僅かに退いた。
しかし荒い息遣いはまだ続いており、時折こちらを威嚇するような唸り声を洩らした。
生憎私には、野犬に対抗する手段がない。
私は手探りで木の枝を拾い上げ、野犬に向かいぶんぶんと振った。
野犬は怯まなかった。
地面を蹴る音と同時に、私の目の前に野犬の狂った顔が近づいた。
私は足を滑らせ、仰向けに倒れた。
野犬は私にのし掛かり、首元を狙ってきた。
持っていた懐中電灯で野犬の頭を何度も殴った。
だが野犬は痛みなど感じていないかのように、獰猛な牙を向けてくる。
もう駄目だと絶望が目の前を覆った時、変化があった。
体に感じていた重みがなくなり、慌てて半身を起こすと、野犬が何者かからめったうちにされている光景が、暗闇の中に浮かび上がっていた。
しずか「スネ夫…さん…?」
スネ夫さんはバットのようなもので野犬を打ち、追い払ってくれた。
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:18:04.03 :5PpVHxu80
うまい文章だな
うまい文章だな
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:19:00.91 :OF1+bwiDO
続きが気になって出かけられんわ
はよはよ
続きが気になって出かけられんわ
はよはよ
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:19:14.29 :Bjb4DFVv0
しずか「私は亀井しずかという人間が嫌いです」
しずか「私は亀井しずかという人間が嫌いです」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:19:16.77 :WvDcSABC0
スネ夫「大丈夫かい?しずかちゃん」
しずか「スネ夫さん?どうしてここに?」
私は呆然として、尋ねた。
スネ夫「へへっ、随分探したんだぜ。君から着信があって、掛け直したのに繋がらないから。昨日の君の様子から、僕は嫌な予感がしたんだ」
スネ夫「だからあちこち連絡して、ジャイアンから昼間君が病院に来たって話を聞いてさ、裏山の事件を気にしているみたいだったから、まさかと思って来てみたら、ビンゴだった。一体君はここで何をしようとしているんだい?」
しずか「ごめんなさい…」
安心したせいか、涙が出た。
ふと見ると、スネ夫さんの足が震えている。
すると今度は笑えて来て、私は泣きながら笑うという奇妙な体験をした。
スネ夫さんはおろおろと、そんな私を見下ろしていた。
スネ夫「大丈夫かい?しずかちゃん」
しずか「スネ夫さん?どうしてここに?」
私は呆然として、尋ねた。
スネ夫「へへっ、随分探したんだぜ。君から着信があって、掛け直したのに繋がらないから。昨日の君の様子から、僕は嫌な予感がしたんだ」
スネ夫「だからあちこち連絡して、ジャイアンから昼間君が病院に来たって話を聞いてさ、裏山の事件を気にしているみたいだったから、まさかと思って来てみたら、ビンゴだった。一体君はここで何をしようとしているんだい?」
しずか「ごめんなさい…」
安心したせいか、涙が出た。
ふと見ると、スネ夫さんの足が震えている。
すると今度は笑えて来て、私は泣きながら笑うという奇妙な体験をした。
スネ夫さんはおろおろと、そんな私を見下ろしていた。
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:20:13.31 :WvDcSABC0
しずか「私、自分が思っている以上に馬鹿なんだわ」
気持ちが落ち着くと、私は立ち上がり、服についた泥を軽くはたき落とした。
スネ夫「は?」
しずか「探そうと思ったの。時空の歪みを」
スネ夫「時空の歪み?」
しずか「ええ、裏山にあるはずだと思って。ほら昔、ドラちゃんがいた時もたまにあったじゃない。何かのきっかけで時空が歪み、タイムマシンが予期せぬ時代に到着してしまったことが」
スネ夫「ああ、それで何度か怖い思いもしたっけね」
しずか「ふふっ、懐かしい」
スネ夫「だけど、何でここにそんなものがあると思ったんだい?」
しずか「最近裏山で連続して身元不明者が保護されてるでしょう?彼らは恐ろしい体験の末、精神のバランスを崩してしまった。私はそれを、時間旅行をしたせいだと考えたの」
スネ夫「まさか!そんなことあるわけない!」
しずか「私、自分が思っている以上に馬鹿なんだわ」
気持ちが落ち着くと、私は立ち上がり、服についた泥を軽くはたき落とした。
スネ夫「は?」
しずか「探そうと思ったの。時空の歪みを」
スネ夫「時空の歪み?」
しずか「ええ、裏山にあるはずだと思って。ほら昔、ドラちゃんがいた時もたまにあったじゃない。何かのきっかけで時空が歪み、タイムマシンが予期せぬ時代に到着してしまったことが」
スネ夫「ああ、それで何度か怖い思いもしたっけね」
しずか「ふふっ、懐かしい」
スネ夫「だけど、何でここにそんなものがあると思ったんだい?」
しずか「最近裏山で連続して身元不明者が保護されてるでしょう?彼らは恐ろしい体験の末、精神のバランスを崩してしまった。私はそれを、時間旅行をしたせいだと考えたの」
スネ夫「まさか!そんなことあるわけない!」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:21:04.82 :mL0a2f0f0
ほう
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:21:30.12 :WvDcSABC0
しずか「ええ、だからあくまで私の想像よ。別の時代から、いきなりこの時代に飛ばされて、彼らはパニックを起こした。彼らがみんな言ってることが滅茶苦茶で、情緒不安定だと診断されたのはそのせい」
しずか「誰だって自分のいた時代からいきなり過去、あるいは未来に飛ばされたら怖いし、不安になるでしょう。元々いた時代が違うのだから、この時代の人間と話が噛み合わないのは当たり前」
しずか「だからこの時代の人間からすると、彼らの言っていることは滅茶苦茶に聞こえる」
スネ夫「だけど君は、たったそれだけの事柄で時空の歪みの存在を想像し、ここまで来たというのかい?たったひとりで、こんな夜中に、野犬に襲われもして!いくらなんでも無謀すぎるよ」
しずか「そうね。だから私は救いようのない馬鹿なのよ。でもね、今日病院で保護された少女と面会してみて、なんとなく感じたの。私は間違ってないかもしれないって」
スネ夫さんが乾いた笑いを洩らした。
しずか「でも今晩はもう駄目ね。さっきの野犬のせいで懐中電灯が壊れてしまったわ。もう先に進めない。帰りましょう、スネ夫さん」
スネ夫さんは明かりをちゃんと持っていた。
私はそれを頼りに、一緒に下山することにした。
だがスネ夫さんは私の言葉を無視して、帰り道とは反対の方角を照らした。
しずか「ええ、だからあくまで私の想像よ。別の時代から、いきなりこの時代に飛ばされて、彼らはパニックを起こした。彼らがみんな言ってることが滅茶苦茶で、情緒不安定だと診断されたのはそのせい」
しずか「誰だって自分のいた時代からいきなり過去、あるいは未来に飛ばされたら怖いし、不安になるでしょう。元々いた時代が違うのだから、この時代の人間と話が噛み合わないのは当たり前」
しずか「だからこの時代の人間からすると、彼らの言っていることは滅茶苦茶に聞こえる」
スネ夫「だけど君は、たったそれだけの事柄で時空の歪みの存在を想像し、ここまで来たというのかい?たったひとりで、こんな夜中に、野犬に襲われもして!いくらなんでも無謀すぎるよ」
しずか「そうね。だから私は救いようのない馬鹿なのよ。でもね、今日病院で保護された少女と面会してみて、なんとなく感じたの。私は間違ってないかもしれないって」
スネ夫さんが乾いた笑いを洩らした。
しずか「でも今晩はもう駄目ね。さっきの野犬のせいで懐中電灯が壊れてしまったわ。もう先に進めない。帰りましょう、スネ夫さん」
スネ夫さんは明かりをちゃんと持っていた。
私はそれを頼りに、一緒に下山することにした。
だがスネ夫さんは私の言葉を無視して、帰り道とは反対の方角を照らした。
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:21:53.79 :G2LFFFO00
支援
支援
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:22:32.18 :WvDcSABC0
しずか「スネ夫さん?」
スネ夫「し、仕方ないな。乗り掛かった船だ。僕も一緒に探してやるよ」
しずか「え?」
スネ夫「君の考えていることはわかるよ。時空の歪みを利用して、ドラえもんに会いに行くつもりだろう。僕はこれ以上手を貸さない。だけど久しぶりにドラえもんに会うのも悪くないかなとも思うんだ」
スネ夫さんが、にやりと笑った気がした。
私の心は久しぶりに温かさを感じていた。
しずか「ありがとう、スネ夫さん」
しずか「スネ夫さん?」
スネ夫「し、仕方ないな。乗り掛かった船だ。僕も一緒に探してやるよ」
しずか「え?」
スネ夫「君の考えていることはわかるよ。時空の歪みを利用して、ドラえもんに会いに行くつもりだろう。僕はこれ以上手を貸さない。だけど久しぶりにドラえもんに会うのも悪くないかなとも思うんだ」
スネ夫さんが、にやりと笑った気がした。
私の心は久しぶりに温かさを感じていた。
しずか「ありがとう、スネ夫さん」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:23:32.72 :OF1+bwiDO
面白いよ
面白いよ
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:23:35.79 :tfUbDlLr0
想像以上の長文でワロタw
想像以上の長文でワロタw
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:23:49.33 :WvDcSABC0
それから私たちは、じりじりと山道を登った。
スネ夫「闇雲に探すのは良くない。のび太の机の引き出しがそうだったように、時空間への扉の代用になりそうな物がないか探すんだ」
スネ夫「なあにこんな山の中だ、物は限られている。例えば不法投棄された冷蔵庫の中、木の裂け目、そういったものが時空間への扉の役目を果たしているかもしれない」
しずか「そうね、私ったら勝手に時空の歪みがぽんと空中に浮かんでいる様を想像してたわ」
スネ夫「そんなものあったら、とっくに警察が見つけて大騒ぎになってるよ」
私達はそれから、扉の代用となりそうなものを探し歩いた。
だが次第に山道は寂しくなり、登り始めて最初の頃はよく目についていた不法投棄物や誰かが食べ捨てた食品のパック、空き缶などが見当たらなくなってきた。
鬱蒼とした木々だけが広がる空間。
やはり私の考えは、ただの妄想に過ぎなかったのか。
諦めかけたその時、スネ夫さんが高い声を上げた。
スネ夫「あれをご覧よ、しずかちゃん」
それから私たちは、じりじりと山道を登った。
スネ夫「闇雲に探すのは良くない。のび太の机の引き出しがそうだったように、時空間への扉の代用になりそうな物がないか探すんだ」
スネ夫「なあにこんな山の中だ、物は限られている。例えば不法投棄された冷蔵庫の中、木の裂け目、そういったものが時空間への扉の役目を果たしているかもしれない」
しずか「そうね、私ったら勝手に時空の歪みがぽんと空中に浮かんでいる様を想像してたわ」
スネ夫「そんなものあったら、とっくに警察が見つけて大騒ぎになってるよ」
私達はそれから、扉の代用となりそうなものを探し歩いた。
だが次第に山道は寂しくなり、登り始めて最初の頃はよく目についていた不法投棄物や誰かが食べ捨てた食品のパック、空き缶などが見当たらなくなってきた。
鬱蒼とした木々だけが広がる空間。
やはり私の考えは、ただの妄想に過ぎなかったのか。
諦めかけたその時、スネ夫さんが高い声を上げた。
スネ夫「あれをご覧よ、しずかちゃん」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:24:29.87 :ahTut0/20
続きが気になる
支援
続きが気になる
支援
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:24:58.88 :WvDcSABC0
スネ夫さんが指差したのは、小さな祠だった。
中が薄ぼんやりと発光している。
スネ夫「ははっ…まさか本当にあるなんて」
しずか「あれが時空の歪み…」
私は背負っていたリュックを地面に下ろし、中からロープを取り出した。
スネ夫「な、何するんだい?」
しずか「決まってるじゃない。中に入るのよ」
ロープの端を木に縛り付けた。
しずか「昔みたいにタイムマシンに乗ることは出来ない。時空間に体ひとつで入ることになる。このロープはきちんとこの時代に帰ってくるための策よ」
しずか「途中で千切れるかもしれないし、何より長さが足りないかもしれない。だけど何もないよりは安心出来ると思ったの」
スネ夫「しずかちゃんはこのロープを辿って帰るつもりなんだね」
しずか「ええ。ありがとうスネ夫さん、ここまでで充分よ。後はわたしひとりで行くわ」
スネ夫さんが指差したのは、小さな祠だった。
中が薄ぼんやりと発光している。
スネ夫「ははっ…まさか本当にあるなんて」
しずか「あれが時空の歪み…」
私は背負っていたリュックを地面に下ろし、中からロープを取り出した。
スネ夫「な、何するんだい?」
しずか「決まってるじゃない。中に入るのよ」
ロープの端を木に縛り付けた。
しずか「昔みたいにタイムマシンに乗ることは出来ない。時空間に体ひとつで入ることになる。このロープはきちんとこの時代に帰ってくるための策よ」
しずか「途中で千切れるかもしれないし、何より長さが足りないかもしれない。だけど何もないよりは安心出来ると思ったの」
スネ夫「しずかちゃんはこのロープを辿って帰るつもりなんだね」
しずか「ええ。ありがとうスネ夫さん、ここまでで充分よ。後はわたしひとりで行くわ」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:25:14.46 :HdQIq2EnP
ジャイアン
ジャイアン
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:25:41.41 :aqTOXotA0
これはフラグ
これはフラグ
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:25:56.56 :zasvsOQy0
死んじゃいやん
死んじゃいやん
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:26:13.12 :WvDcSABC0
スネ夫「そんな!君ひとりで?行かせられないよ。ぼ、僕を見くびるな!もう昔の、弱虫で怖がりの僕じゃない!どんな危険があろうと、僕は君と一緒に行くよ」
しずか「スネ夫さん…」
スネ夫「君に昨日言われて、目が覚めたんだ。僕はやっぱりのび太の無実を信じたい。そのための過程で例えジャイアンを傷つけることになったとしても、妹を殺した犯人が幼馴染みでしたなんて結末よりはジャイアンも救われるはずだ」
スネ夫「そうだよ、これはのび太だけを救うためのものじゃない。何よりジャイアンを救うための、僕としずかちゃんの冒険なんだ!」
スネ夫さんの目は、いつからか少年の頃のそれに戻っていた。
希望に胸を膨らませ、明日が今日よりも楽しくなると信じて疑わなかったあの頃。
しずか「わかったわ、一緒に行きましょう」
私達はロープの端を握り、祠の先、時空の歪みへと飛び込んだ。
時空間の中は、子供の頃となんら変わっていなかった。
暑くも寒くもなく、ふわふわとしていてちょっと心細い。
この中では風向きがそのまま時間の流れを表している。
ドラちゃんのいる未来へ行くためには、風に逆らって進むのだ。
スネ夫「そんな!君ひとりで?行かせられないよ。ぼ、僕を見くびるな!もう昔の、弱虫で怖がりの僕じゃない!どんな危険があろうと、僕は君と一緒に行くよ」
しずか「スネ夫さん…」
スネ夫「君に昨日言われて、目が覚めたんだ。僕はやっぱりのび太の無実を信じたい。そのための過程で例えジャイアンを傷つけることになったとしても、妹を殺した犯人が幼馴染みでしたなんて結末よりはジャイアンも救われるはずだ」
スネ夫「そうだよ、これはのび太だけを救うためのものじゃない。何よりジャイアンを救うための、僕としずかちゃんの冒険なんだ!」
スネ夫さんの目は、いつからか少年の頃のそれに戻っていた。
希望に胸を膨らませ、明日が今日よりも楽しくなると信じて疑わなかったあの頃。
しずか「わかったわ、一緒に行きましょう」
私達はロープの端を握り、祠の先、時空の歪みへと飛び込んだ。
時空間の中は、子供の頃となんら変わっていなかった。
暑くも寒くもなく、ふわふわとしていてちょっと心細い。
この中では風向きがそのまま時間の流れを表している。
ドラちゃんのいる未来へ行くためには、風に逆らって進むのだ。
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:26:15.85 :VytEhSV30
なんか20世紀少年っぽい
なんか20世紀少年っぽい
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:26:29.69 :KIH2ynx70
面白いッス
面白いッス
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:26:53.80 :WvDcSABC0
スネ夫「ドラえもん…ドラえもん…」
スネ夫さんはぶつぶつと呟きながら歩いていた。
ロープはすぐに長さがいっぱいになり、この先へ進めば、帰り道を失う可能性も考えられた。
つまり、元の時代には帰れなくなるかもしれないのだ。
しずか「いい?スネ夫さん。ロープはここで終わり。私達を現代に繋ぎ止めてくれているものを、私は今から手放すわ」
私はスネ夫さんに宣言した。
スネ夫さんはなぜか私を無視して、私の頭上辺りをぼんやりと眺めていた。
しずか「え?」
視線をやると、そこに白い機体が浮いていた。
しずか「タイム…パトロール隊…」
スネ夫「ドラえもん…ドラえもん…」
スネ夫さんはぶつぶつと呟きながら歩いていた。
ロープはすぐに長さがいっぱいになり、この先へ進めば、帰り道を失う可能性も考えられた。
つまり、元の時代には帰れなくなるかもしれないのだ。
しずか「いい?スネ夫さん。ロープはここで終わり。私達を現代に繋ぎ止めてくれているものを、私は今から手放すわ」
私はスネ夫さんに宣言した。
スネ夫さんはなぜか私を無視して、私の頭上辺りをぼんやりと眺めていた。
しずか「え?」
視線をやると、そこに白い機体が浮いていた。
しずか「タイム…パトロール隊…」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:28:00.57 :WvDcSABC0
私達は、タイムパトロール隊に保護された。
調書を取られ、犯罪が絡んでいないと判断された後、きつく注意を受けた。
しずか「すみません、一般人の時間旅行が禁止されるようになったなんて知らなくて」
私とスネ夫さんは揃って頭を下げた。
私達は無謀な旅行者という立ち位置にいるらしい。
身元引き受け人を誰にするかと訊かれ、ドラちゃんの名前と時代を告げると、数時間後に別の小さな部屋と通された。
スネ夫「ドラえもん、ちゃんと来てくれるかな」
しずか「大丈夫よ」
そうして入り口から、あの懐かしいシルエットが現れた。
ドラ「やあやあ待たせたね」
久しぶりの再会だというのに、ドラちゃんはまるであの頃のまま、集合場所だった空き地に遅れてきたかのような口振りで、話しかけてきた。
だけど近くで見ると、少しだけボディに傷がついていたり、塗装がはげていたりもして、私は過ぎた歳月を思った。
私達は、タイムパトロール隊に保護された。
調書を取られ、犯罪が絡んでいないと判断された後、きつく注意を受けた。
しずか「すみません、一般人の時間旅行が禁止されるようになったなんて知らなくて」
私とスネ夫さんは揃って頭を下げた。
私達は無謀な旅行者という立ち位置にいるらしい。
身元引き受け人を誰にするかと訊かれ、ドラちゃんの名前と時代を告げると、数時間後に別の小さな部屋と通された。
スネ夫「ドラえもん、ちゃんと来てくれるかな」
しずか「大丈夫よ」
そうして入り口から、あの懐かしいシルエットが現れた。
ドラ「やあやあ待たせたね」
久しぶりの再会だというのに、ドラちゃんはまるであの頃のまま、集合場所だった空き地に遅れてきたかのような口振りで、話しかけてきた。
だけど近くで見ると、少しだけボディに傷がついていたり、塗装がはげていたりもして、私は過ぎた歳月を思った。
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:28:43.26 :ahTut0/20
一体ドラえもんに何が…
一体ドラえもんに何が…
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:29:07.62 :WvDcSABC0
しずか「ごめんなさいドラちゃん、私達どうしてもまたドラちゃんに会いたくて」
スネ夫「ド、ドラえも~ん」
スネ夫さんは子供みたいに、ドラちゃんの体に抱きついた。
その横で、タイムパトロール隊員が事務的に、今後のことを説明する。
私達が元居た時代に帰るには、特別時間旅行許可の申請をしなければならず、手続きに少し時間がかかるらしい。
その間だけ、ドラちゃんの元に滞在する猶予が与えられた。
そうして私たちは昔話をする間もなく、タイムパトロール隊によってドラちゃんの生活する時代に送り届けられた。
ドラちゃんは一言も、のび太さんについて尋ねてこなかった。
きっともう知っているのだろう。
ドラ「ここが僕の家さ」
ドラちゃんの自宅は、この時代では中流家庭に分類されているらしい、マンションのひとつだった。
しずか「セワシさんの家じゃないの?」
しずか「ごめんなさいドラちゃん、私達どうしてもまたドラちゃんに会いたくて」
スネ夫「ド、ドラえも~ん」
スネ夫さんは子供みたいに、ドラちゃんの体に抱きついた。
その横で、タイムパトロール隊員が事務的に、今後のことを説明する。
私達が元居た時代に帰るには、特別時間旅行許可の申請をしなければならず、手続きに少し時間がかかるらしい。
その間だけ、ドラちゃんの元に滞在する猶予が与えられた。
そうして私たちは昔話をする間もなく、タイムパトロール隊によってドラちゃんの生活する時代に送り届けられた。
ドラちゃんは一言も、のび太さんについて尋ねてこなかった。
きっともう知っているのだろう。
ドラ「ここが僕の家さ」
ドラちゃんの自宅は、この時代では中流家庭に分類されているらしい、マンションのひとつだった。
しずか「セワシさんの家じゃないの?」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:30:10.40 :WvDcSABC0
ドラ「どうも数日前から事情が変わってね、今はセワシくんが生まれなかったという時間の流れになってるんだよ」
スネ夫「え?どういうこと?」
ドラ「のび太くんは子孫を残さなかった。その流れで出来た未来が今なんだよ。僕はロボットだから時代の変化に鈍感だけど、あと数日もすればセワシくんやのび太くんと一緒に暮らしていた時の記憶もなくなるだろう」
ドラ「正確には記憶が書き変わるんだ。しずかちゃんやスネ夫くんのことも忘れてしまう」
スネ夫「そんなぁ…」
しずか「じゃあ私達は間一髪だったのね」
ドラ「ああ、君たちを忘れる前に再会出来て良かった」
ドラ「どうも数日前から事情が変わってね、今はセワシくんが生まれなかったという時間の流れになってるんだよ」
スネ夫「え?どういうこと?」
ドラ「のび太くんは子孫を残さなかった。その流れで出来た未来が今なんだよ。僕はロボットだから時代の変化に鈍感だけど、あと数日もすればセワシくんやのび太くんと一緒に暮らしていた時の記憶もなくなるだろう」
ドラ「正確には記憶が書き変わるんだ。しずかちゃんやスネ夫くんのことも忘れてしまう」
スネ夫「そんなぁ…」
しずか「じゃあ私達は間一髪だったのね」
ドラ「ああ、君たちを忘れる前に再会出来て良かった」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:30:30.52 :urCehbXW0
>>71
経年劣化だろ
>>71
経年劣化だろ
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:31:19.76 :8i3miWkd0
ドラえもん…
ドラえもん…
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:31:23.37 :WvDcSABC0
しずか「例えば後々の未来に影響を与える出来事が今起きたとして、その通りに時代の流れが変化してしまうまで、タイムラグはあるの?」
ドラ「それらはすべてタイムパトロール隊本部が管理してる。今ある未来を大きく変化させる出来事が起きた場合、その通りに時代を変化させていいか、修正が必要か、判断を下すにはそれなりの時間がかかる」
ドラ「起きた出来事の大小によって、判断にかかる時間も違う。いずれにせよ、何かが起きた後すぐに未来が変化するわけではないから、タイムラグはあるね」
しずか「良かった」
どうやら私にはまだ少し、時間が残されているようだ。
ドラ「だけどセワシくんは消えた。つまりこれは今まであった時間の流れを変化させるであろう出来事が、確定的になった証拠だ。セワシくんに影響を与えられるのは、先祖であるのび太くんしかいない。ねえ、のび太くんは本当に死刑になってしまうのかい?」
しずか「そうね、このままだと…」
スネ夫「ドラえもん、なんとかしてくれよ」
ドラ「残念だけど、時間旅行が禁止された今、僕は過去へ行くことが出来ない。力にはなれないよ」
ドラちゃんは心底悔しそうに言った。
しずか「例えば後々の未来に影響を与える出来事が今起きたとして、その通りに時代の流れが変化してしまうまで、タイムラグはあるの?」
ドラ「それらはすべてタイムパトロール隊本部が管理してる。今ある未来を大きく変化させる出来事が起きた場合、その通りに時代を変化させていいか、修正が必要か、判断を下すにはそれなりの時間がかかる」
ドラ「起きた出来事の大小によって、判断にかかる時間も違う。いずれにせよ、何かが起きた後すぐに未来が変化するわけではないから、タイムラグはあるね」
しずか「良かった」
どうやら私にはまだ少し、時間が残されているようだ。
ドラ「だけどセワシくんは消えた。つまりこれは今まであった時間の流れを変化させるであろう出来事が、確定的になった証拠だ。セワシくんに影響を与えられるのは、先祖であるのび太くんしかいない。ねえ、のび太くんは本当に死刑になってしまうのかい?」
しずか「そうね、このままだと…」
スネ夫「ドラえもん、なんとかしてくれよ」
ドラ「残念だけど、時間旅行が禁止された今、僕は過去へ行くことが出来ない。力にはなれないよ」
ドラちゃんは心底悔しそうに言った。
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:32:29.43 :WvDcSABC0
ドラ「セワシくんという存在がいなくなった今、僕が過去――君たちの子供時代――に送られたという事実もなくなる。子供の頃の君たちとは出会わなかったことになる。君たちの記憶は書き変わり、僕のことをすっかり忘れてしまう」
ドラ「なんだか切ないなぁ。もう一度だけでいい、最後にのび太くんに会いたかったよ…」
しずか「そんな!諦めるのは早いわ、ドラちゃん。なんとかしてのび太さんの無実を証明しましょう。そうすればまたセワシさんがあなたとのび太さんを出会わせたという、本来の時間の流れを取り戻せるわ」
ドラ「無実?のび太くんは本当に無実なのかい?」
しずか「ええ、そうよ。もちろんじゃない!」
ドラ「そうかおかしいと思ったんだ、あの弱虫ののび太くんに人なんて殺せるわけない」
しずか「ふふっ…大人になったのび太さんはもう弱虫なんかじゃなかったわよ。ドラちゃんだってのび太さんの高校時代を見てきたじゃない」
スネ夫「のび太、立派だったよな」
ドラ「いけないいけない、僕の中ではいつまでもジャイアンに苛められて泣きついてくる、子供ののび太くんの印象が強くて」
ドラちゃんはまあるい手で頭をかいた。
それから急に真顔になり、真っ直ぐ私を見つめた。
ドラ「セワシくんという存在がいなくなった今、僕が過去――君たちの子供時代――に送られたという事実もなくなる。子供の頃の君たちとは出会わなかったことになる。君たちの記憶は書き変わり、僕のことをすっかり忘れてしまう」
ドラ「なんだか切ないなぁ。もう一度だけでいい、最後にのび太くんに会いたかったよ…」
しずか「そんな!諦めるのは早いわ、ドラちゃん。なんとかしてのび太さんの無実を証明しましょう。そうすればまたセワシさんがあなたとのび太さんを出会わせたという、本来の時間の流れを取り戻せるわ」
ドラ「無実?のび太くんは本当に無実なのかい?」
しずか「ええ、そうよ。もちろんじゃない!」
ドラ「そうかおかしいと思ったんだ、あの弱虫ののび太くんに人なんて殺せるわけない」
しずか「ふふっ…大人になったのび太さんはもう弱虫なんかじゃなかったわよ。ドラちゃんだってのび太さんの高校時代を見てきたじゃない」
スネ夫「のび太、立派だったよな」
ドラ「いけないいけない、僕の中ではいつまでもジャイアンに苛められて泣きついてくる、子供ののび太くんの印象が強くて」
ドラちゃんはまあるい手で頭をかいた。
それから急に真顔になり、真っ直ぐ私を見つめた。
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:33:32.56 :QK47wZIa0
④
④
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:33:36.58 :WvDcSABC0
ドラ「しずかちゃん、なぜ君はのび太くんに別れを告げたんだい?」
ドラちゃんに会った時から、私はいつかその質問をされるだろうと予想していた。
スネ夫「えぇっ?しずかちゃん、のび太と付き合ってたの?」
しずか「ええ、高校の時にね」
スネ夫「へぇ、驚いた」
私とのび太さんの交際が始まったのは、高校の合格発表の後だった。
それから三年間、たまに喧嘩はしたけれど、仲良くやってきた。
のび太さんは背が伸び、メガネからコンタクトに変えて、すっかりおしゃれになっていた。
おまけに猛勉強のかいあり、高校は地元でも有名な進学校。
弱気だった性格は、彼を人の痛みがわかる優しく落ち着いた人物へと変化させていた。
当然、のび太さんは様々な女の子から声を掛けられることが多くなった。
のび太さんといる時、私はとても誇らしい気持ちでいっぱいだった。
素敵なのび太さんに選ばれた自分。
私は自分を特別な女の子だと思い込んでいた。
だけど交際が進むにつれ、私は気づいた。
特別なのはのび太さんであって、私はまったく素晴らしい人間でない。
彼は努力家で、しかもその努力をきちんと結果に結びつけているのに、一方私は頑張ってもいまいちパッとしない。
私はのび太さんにつり合わない。
すると今度は、彼と一緒にいることを苦痛に感じ始めた。
彼といると、自分がちっぽけな人間に思えて、たまらなく惨めだった。
悩んだ挙げ句、この辛い現実から目を反らすため、私は彼に別れを告げることを決めた。
それはドラちゃんが未来に帰り、落ち込んでいるのび太さんに、追い討ちをかけるような行為だったが、あの時の私には彼を思いやる余裕などなく、ただただ自分が楽になることだけを考えていた。
ドラ「しずかちゃん、なぜ君はのび太くんに別れを告げたんだい?」
ドラちゃんに会った時から、私はいつかその質問をされるだろうと予想していた。
スネ夫「えぇっ?しずかちゃん、のび太と付き合ってたの?」
しずか「ええ、高校の時にね」
スネ夫「へぇ、驚いた」
私とのび太さんの交際が始まったのは、高校の合格発表の後だった。
それから三年間、たまに喧嘩はしたけれど、仲良くやってきた。
のび太さんは背が伸び、メガネからコンタクトに変えて、すっかりおしゃれになっていた。
おまけに猛勉強のかいあり、高校は地元でも有名な進学校。
弱気だった性格は、彼を人の痛みがわかる優しく落ち着いた人物へと変化させていた。
当然、のび太さんは様々な女の子から声を掛けられることが多くなった。
のび太さんといる時、私はとても誇らしい気持ちでいっぱいだった。
素敵なのび太さんに選ばれた自分。
私は自分を特別な女の子だと思い込んでいた。
だけど交際が進むにつれ、私は気づいた。
特別なのはのび太さんであって、私はまったく素晴らしい人間でない。
彼は努力家で、しかもその努力をきちんと結果に結びつけているのに、一方私は頑張ってもいまいちパッとしない。
私はのび太さんにつり合わない。
すると今度は、彼と一緒にいることを苦痛に感じ始めた。
彼といると、自分がちっぽけな人間に思えて、たまらなく惨めだった。
悩んだ挙げ句、この辛い現実から目を反らすため、私は彼に別れを告げることを決めた。
それはドラちゃんが未来に帰り、落ち込んでいるのび太さんに、追い討ちをかけるような行為だったが、あの時の私には彼を思いやる余裕などなく、ただただ自分が楽になることだけを考えていた。
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:33:44.40 :mL0a2f0f0
今日の夜のドラえもん見たくなくなった
今日の夜のドラえもん見たくなくなった
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:34:14.73 :WvDcSABC0
しずか「ごめんなさいドラちゃん。私はのび太さんから逃げたのよ。彼は何一つ悪くない。悪いのは馬鹿で身勝手な私なのよ」
ドラ「のび太くんはだいぶ前から、しずかちゃんの心の変化に気づいていたみたいだったよ」
しずか「え?」
ドラ「自分といると、しずかちゃんはどこか無理してるみたいだって、いつだったか言ってたな。しずかちゃんの幸せを考えたら、自分は身を引いたほうがいいんじゃないかって」
しずか「そんな…嘘よ…」
ドラ「だけど結局のび太くんは君に別れを告げられなかった。君のことが大好きだったから、離れたくなかったんだ」
しずか「ごめんなさい…ごめんなさい…」
ドラ「しずかちゃん、君はまだのび太くんのことが好きなんだね?だから危険を承知で僕に会いに来てくれたんだろう?」
しずか「ええ…好きよ。だから今度こそ、私は逃げないと決めたの。自分で道を切り開き、いつかちゃんとのび太さんに会って、あの時のことを謝ろうと、心に誓ったのよ!」
ドラ「ありがとうしずかちゃん。僕は嬉しいよ。のび太くんが君にそこまで想ってもらえる男になったんだって知って、すごく嬉しいんだよ…あれ?おかしいな…目からオイルが漏れてきたみたいだ」
スネ夫「ロボットのくせに、まったくドラえもんは涙脆いなあ」
ドラ「えへへ」
しずか「ごめんなさいドラちゃん。私はのび太さんから逃げたのよ。彼は何一つ悪くない。悪いのは馬鹿で身勝手な私なのよ」
ドラ「のび太くんはだいぶ前から、しずかちゃんの心の変化に気づいていたみたいだったよ」
しずか「え?」
ドラ「自分といると、しずかちゃんはどこか無理してるみたいだって、いつだったか言ってたな。しずかちゃんの幸せを考えたら、自分は身を引いたほうがいいんじゃないかって」
しずか「そんな…嘘よ…」
ドラ「だけど結局のび太くんは君に別れを告げられなかった。君のことが大好きだったから、離れたくなかったんだ」
しずか「ごめんなさい…ごめんなさい…」
ドラ「しずかちゃん、君はまだのび太くんのことが好きなんだね?だから危険を承知で僕に会いに来てくれたんだろう?」
しずか「ええ…好きよ。だから今度こそ、私は逃げないと決めたの。自分で道を切り開き、いつかちゃんとのび太さんに会って、あの時のことを謝ろうと、心に誓ったのよ!」
ドラ「ありがとうしずかちゃん。僕は嬉しいよ。のび太くんが君にそこまで想ってもらえる男になったんだって知って、すごく嬉しいんだよ…あれ?おかしいな…目からオイルが漏れてきたみたいだ」
スネ夫「ロボットのくせに、まったくドラえもんは涙脆いなあ」
ドラ「えへへ」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:34:55.88 :urCehbXW0
関係無いけど自分が相手と釣り合わないから別れるってエゴだよね
関係無いけど自分が相手と釣り合わないから別れるってエゴだよね
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:35:24.30 :WvDcSABC0
それから私とスネ夫さんは、事件について知っていることをすべてドラちゃんに話して聞かせた。
しずか「逮捕の一番の決め手となったのは、宅配寿司店のスタッフの証言だったの」
スネ夫「それからのび太の自白だね」
現場は都内の高層マンションの一室。
被害者は武さんの妹、ジャイ子ちゃんで、マンションは彼女が契約しているものだった。
漫画家としての大成功をおさめていたジャイ子ちゃん。
その作品は過激で不謹慎な内容のものが多く、スリルを求める十代の子達を中心に熱狂的な支持を集めていた。
何度もアニメ化、実写化がなされ、ジャイ子ちゃんを神と崇める信者まで現れた。
そんなジャイ子ちゃんの、突然の死。
彼女のファンが、あまりのショックから集団自殺未遂を謀り、この事件は世間からの注目を集めた。
そんな中、容疑者として名前が上がったのがのび太さんだった。
のび太さんはジャイ子ちゃんをキッチンハサミで刺した後、クローゼットから彼女のワンピースを一着盗んで逃走した。
それを目撃していたのがジャイ子ちゃんの注文で寿司を届けに来た宅配スタッフだった。
室内には争った跡と、のび太さんの指紋が残されており、言い逃れは出来なかった。
警察から同行を求められたのび太さんは、その場で罪を告白。
以降、自ら極刑を望む発言を繰り返す。
それから私とスネ夫さんは、事件について知っていることをすべてドラちゃんに話して聞かせた。
しずか「逮捕の一番の決め手となったのは、宅配寿司店のスタッフの証言だったの」
スネ夫「それからのび太の自白だね」
現場は都内の高層マンションの一室。
被害者は武さんの妹、ジャイ子ちゃんで、マンションは彼女が契約しているものだった。
漫画家としての大成功をおさめていたジャイ子ちゃん。
その作品は過激で不謹慎な内容のものが多く、スリルを求める十代の子達を中心に熱狂的な支持を集めていた。
何度もアニメ化、実写化がなされ、ジャイ子ちゃんを神と崇める信者まで現れた。
そんなジャイ子ちゃんの、突然の死。
彼女のファンが、あまりのショックから集団自殺未遂を謀り、この事件は世間からの注目を集めた。
そんな中、容疑者として名前が上がったのがのび太さんだった。
のび太さんはジャイ子ちゃんをキッチンハサミで刺した後、クローゼットから彼女のワンピースを一着盗んで逃走した。
それを目撃していたのがジャイ子ちゃんの注文で寿司を届けに来た宅配スタッフだった。
室内には争った跡と、のび太さんの指紋が残されており、言い逃れは出来なかった。
警察から同行を求められたのび太さんは、その場で罪を告白。
以降、自ら極刑を望む発言を繰り返す。
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:36:22.14 :WvDcSABC0
しずか「のび太さんは真犯人を庇っているような気がするの。だって行動がおかしすぎるわ。なぜジャイ子ちゃんのワンピースを盗んだのか」
スネ夫「ハサミについた血を拭き取るためらしいね」
しずか「犯行場所はキッチンよ?血を拭き取ろうと考えたのなら、すぐそばにタオルや布巾があったはずだから、それを使えばいいじゃない。もしくは水道の水で洗い流すとか。わざわざ寝室まで行って、ワンピースを持って来るという行動の意味がわからないわ」
スネ夫「気が動転してたってのび太は言うけど、凶器のハサミを現場に残しておいて、今更血を拭き取るも何もないよな。うん、のび太の発言はおかしい」
しずか「それに現場がキッチンなら、当然包丁があったはずなのに、なぜ凶器にキッチンハサミを選んだのかも怪しいわ」
スネ夫「包丁なら外国製の高級品が一式、シンク横に陳列されていたらしいよ。あ、ちなみにその包丁はジャイアンがプレゼントしたものらしい。キッチンハサミは確か三段目の引き出しだったかな」
しずか「すぐ手が届くところに包丁があったのに、わざわざ引き出しを開けてハサミを取り出した。これも謎ね」
しずか「のび太さんは真犯人を庇っているような気がするの。だって行動がおかしすぎるわ。なぜジャイ子ちゃんのワンピースを盗んだのか」
スネ夫「ハサミについた血を拭き取るためらしいね」
しずか「犯行場所はキッチンよ?血を拭き取ろうと考えたのなら、すぐそばにタオルや布巾があったはずだから、それを使えばいいじゃない。もしくは水道の水で洗い流すとか。わざわざ寝室まで行って、ワンピースを持って来るという行動の意味がわからないわ」
スネ夫「気が動転してたってのび太は言うけど、凶器のハサミを現場に残しておいて、今更血を拭き取るも何もないよな。うん、のび太の発言はおかしい」
しずか「それに現場がキッチンなら、当然包丁があったはずなのに、なぜ凶器にキッチンハサミを選んだのかも怪しいわ」
スネ夫「包丁なら外国製の高級品が一式、シンク横に陳列されていたらしいよ。あ、ちなみにその包丁はジャイアンがプレゼントしたものらしい。キッチンハサミは確か三段目の引き出しだったかな」
しずか「すぐ手が届くところに包丁があったのに、わざわざ引き出しを開けてハサミを取り出した。これも謎ね」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:38:08.61 :KIH2ynx70
支援
支援
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:39:28.61 :kuQ4zC1L0
ドラえもんのまともなss久しぶりに見た
ドラえもんのまともなss久しぶりに見た
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:39:50.44 :ccD/j8ei0
タイムテレビ~
タイムテレビ~
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:41:21.07 :UO8mVUzP0
声が旧ドラの声で再生される…
やっぱ新ドラの声はシリアスシーンには合わない。
声が旧ドラの声で再生される…
やっぱ新ドラの声はシリアスシーンには合わない。
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:41:21.91 :qd2RlCOj0
裏山が樹海くらいのスケールに思える
裏山が樹海くらいのスケールに思える
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:41:33.94 :b3IrjgxZ0
続きが気になって学校行けない。④
続きが気になって学校行けない。④
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:42:12.43 :O/IzxFt90
ドラえもんの言葉で俺も目からオイルが…続き期待
ドラえもんの言葉で俺も目からオイルが…続き期待
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:43:16.63 :GIuhqPtK0
仕事いけなくなった
仕事いけなくなった
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:44:40.58 :DSX+131AP
あの裏山そんなに危険な場所だったのか
あの裏山そんなに危険な場所だったのか
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:47:43.69 :OF1+bwiDO
支援
支援
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:47:50.35 :urCehbXW0
急に遅くなったな
急に遅くなったな
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:48:08.19 :S0m08DU4i
続きはよ
続きはよ
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:48:10.71 :zCQWxC/R0
1どこいったー!
1どこいったー!
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:49:02.81 :XWVkzsb10
自然と新ドラの声で再生されてたわ
ショックだ
自然と新ドラの声で再生されてたわ
ショックだ
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:49:17.24 :IvzDecdS0
>>98
俺も
>>98
俺も
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:49:20.08 :9CfbCaBe0
保守するから書き逃げだけ勘弁してくれ
保守するから書き逃げだけ勘弁してくれ
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:50:25.38 :VytEhSV30
宗教施設の中に潜入したら異世界に迷いこんだっていうちょっと怖いコピペ思い出した
宗教施設の中に潜入したら異世界に迷いこんだっていうちょっと怖いコピペ思い出した
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:51:03.45 :9JUIhnNr0
>>101
そんなのあったな
>>101
そんなのあったな
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:52:08.01 :yNfc2xj30
ドラえもんのタイムトラベルって予定調和型じゃないっけ
ドラえもんのタイムトラベルって予定調和型じゃないっけ
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:53:54.67 :WvDcSABC0
ドラ「のび太くんとジャイ子ちゃんは普段から交流があったのかい?」
スネ夫「ジャイ子ちゃんの創作の相談に、のび太は度々マンションに呼び出されていたらしい。だから事件があった日もそうだったんじゃないかな」
しずか「注文したお寿司は二人前だったらしいし、きっと食事をしながらのび太に相談するつもりだったのね、ジャイ子ちゃんは」
スネ夫「あ、あのさ、そのことなんだけど…」
そこでスネ夫さんがおずおずと切り出した。
スネ夫「僕がのび太の事件で、弁護士や探偵を雇っていたっていうのは話しただろう?」
しずか「ええ」
スネ夫「それでわかったことなんだけど、現場のマンションに、食べかけのカレーの皿が残されていたらしいんだ」
ドラ「カレー?」
しずか「それがどうしたの?」
ドラ「のび太くんとジャイ子ちゃんは普段から交流があったのかい?」
スネ夫「ジャイ子ちゃんの創作の相談に、のび太は度々マンションに呼び出されていたらしい。だから事件があった日もそうだったんじゃないかな」
しずか「注文したお寿司は二人前だったらしいし、きっと食事をしながらのび太に相談するつもりだったのね、ジャイ子ちゃんは」
スネ夫「あ、あのさ、そのことなんだけど…」
そこでスネ夫さんがおずおずと切り出した。
スネ夫「僕がのび太の事件で、弁護士や探偵を雇っていたっていうのは話しただろう?」
しずか「ええ」
スネ夫「それでわかったことなんだけど、現場のマンションに、食べかけのカレーの皿が残されていたらしいんだ」
ドラ「カレー?」
しずか「それがどうしたの?」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:55:05.30 :WvDcSABC0
スネ夫「よく考えてみろよ。これから寿司が届くって時に、カレー食べる奴があるか」
ドラ「よほどお腹空いてたのかなぁ」
スネ夫「カレーの入った皿は一人前しかなかった。てことはのび太かジャイ子ちゃんのどちらか一方が食べたことになる」
ドラ「ジャイ子ちゃんの遺体の解剖結果は?」
スネ夫「それはさすがに入手できなかったけど、調べによるとジャイ子ちゃんはダイエットに熱心だったそうだ。映画の原作者としてメディアに出ることも多かったから、見た目に気を遣っていたんだろうよ」
しずか「ああ私、ジャイ子ちゃんの情熱大陸見たことあるわ」
スネ夫「マンションの中からは大量のダイエットグッズやサプリメントの類いが見つかっている。そんなジャイ子ちゃんが、寿司の前にカレーを食べるわけない」
ドラ「じゃあのび太くんが食べたんじゃないの?」
スネ夫「カレーはジャイ子ちゃんの手作りだった。僕はのび太に面会した時、カレーについて訊いてみたんだ。すると奴はなんて答えたと思う?」
しずか「何かしら」
スネ夫「よく考えてみろよ。これから寿司が届くって時に、カレー食べる奴があるか」
ドラ「よほどお腹空いてたのかなぁ」
スネ夫「カレーの入った皿は一人前しかなかった。てことはのび太かジャイ子ちゃんのどちらか一方が食べたことになる」
ドラ「ジャイ子ちゃんの遺体の解剖結果は?」
スネ夫「それはさすがに入手できなかったけど、調べによるとジャイ子ちゃんはダイエットに熱心だったそうだ。映画の原作者としてメディアに出ることも多かったから、見た目に気を遣っていたんだろうよ」
しずか「ああ私、ジャイ子ちゃんの情熱大陸見たことあるわ」
スネ夫「マンションの中からは大量のダイエットグッズやサプリメントの類いが見つかっている。そんなジャイ子ちゃんが、寿司の前にカレーを食べるわけない」
ドラ「じゃあのび太くんが食べたんじゃないの?」
スネ夫「カレーはジャイ子ちゃんの手作りだった。僕はのび太に面会した時、カレーについて訊いてみたんだ。すると奴はなんて答えたと思う?」
しずか「何かしら」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:57:12.66 :WvDcSABC0
スネ夫「ジャイ子ちゃんのカレーはおいしいんだけど僕にはちょっと辛すぎる。のび太はそう言った。だけど実際にマンションに残されていたカレールーのパッケージには甘口という表記があった」
スネ夫「事件当日、ジャイ子ちゃんが近くのスーパーで甘口のカレールーを購入したという事実もおさえた。するとのび太の発言の怪しさに気付く。わかるかい?のび太はあの日、カレーを食べていないんだよ」
スネ夫「おそらく以前に食べたジャイ子ちゃんの手作りカレーが辛口だったから、その味を思い出して答えただけなんだ」
しずか「ジャイ子ちゃんとのび太さん、二人とも事件当日カレーを食べていないのなら、一体誰が食べたっていうの?」
スネ夫「あの日マンションにいた、三人目の人物さ」
スネ夫さんは震える声で言った。
スネ夫「ジャイ子ちゃんのカレーはおいしいんだけど僕にはちょっと辛すぎる。のび太はそう言った。だけど実際にマンションに残されていたカレールーのパッケージには甘口という表記があった」
スネ夫「事件当日、ジャイ子ちゃんが近くのスーパーで甘口のカレールーを購入したという事実もおさえた。するとのび太の発言の怪しさに気付く。わかるかい?のび太はあの日、カレーを食べていないんだよ」
スネ夫「おそらく以前に食べたジャイ子ちゃんの手作りカレーが辛口だったから、その味を思い出して答えただけなんだ」
しずか「ジャイ子ちゃんとのび太さん、二人とも事件当日カレーを食べていないのなら、一体誰が食べたっていうの?」
スネ夫「あの日マンションにいた、三人目の人物さ」
スネ夫さんは震える声で言った。
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:57:34.90 :p1aNkyzt0
しししえんぬ
しししえんぬ
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:57:51.14 :OF1+bwiDO
支援
支援
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:57:53.54 :WvDcSABC0
スネ夫「三人目が誰なのか、もちろん僕はのび太に尋ねたさ。だけどのび太はマンションには自分とジャイ子ちゃんしかいなかったと言い張った。カレーは自分が食べたものだと嘘をついた」
スネ夫「本人がそう主張するのだから、僕は手の出しようがない。仕方なく諦めて、この件については忘れることにしたんだ」
スネ夫「だけど昨日しずかちゃんに言われた言葉でハッとしたよ。そうだ、のび太は三人目の人物を庇って、自分がジャイ子ちゃんを殺したと嘘の自白をしているんだ」
ドラ「よし、だんだん見えて来たぞ。のび太くんはやっぱり誰かを庇ってる。それはきっと、のび太くんにとって大切な人物、あるいはよほどの借りがある奴だな」
しずか「……」
スネ夫「ドラえもん、これで僕の知っていることは全部だ。どうかな?ジャイ子ちゃんを殺した真犯人を見つけ出せそうかい?」
スネ夫さんが尋ねた。
ドラちゃんは難しい顔で腕を組むと、そのまま黙り込んでしまった。
私はスネ夫さんに視線を送り、目だけで問いかける。
スネ夫さんは項垂れ、無言で首を振った。
そして、とうとうタイムリミットが来てしまった。
スネ夫「三人目が誰なのか、もちろん僕はのび太に尋ねたさ。だけどのび太はマンションには自分とジャイ子ちゃんしかいなかったと言い張った。カレーは自分が食べたものだと嘘をついた」
スネ夫「本人がそう主張するのだから、僕は手の出しようがない。仕方なく諦めて、この件については忘れることにしたんだ」
スネ夫「だけど昨日しずかちゃんに言われた言葉でハッとしたよ。そうだ、のび太は三人目の人物を庇って、自分がジャイ子ちゃんを殺したと嘘の自白をしているんだ」
ドラ「よし、だんだん見えて来たぞ。のび太くんはやっぱり誰かを庇ってる。それはきっと、のび太くんにとって大切な人物、あるいはよほどの借りがある奴だな」
しずか「……」
スネ夫「ドラえもん、これで僕の知っていることは全部だ。どうかな?ジャイ子ちゃんを殺した真犯人を見つけ出せそうかい?」
スネ夫さんが尋ねた。
ドラちゃんは難しい顔で腕を組むと、そのまま黙り込んでしまった。
私はスネ夫さんに視線を送り、目だけで問いかける。
スネ夫さんは項垂れ、無言で首を振った。
そして、とうとうタイムリミットが来てしまった。
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:58:40.64 :GFJAWmmC0
あいつしかいねえじゃねぇか…
あいつしかいねえじゃねぇか…
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:58:54.55 :WvDcSABC0
スネ夫「お願いします、もうちょっとだけ」
私たちを元の時代に帰すべく、タイムパトロール隊が迎えに来た。
特別時間旅行の手続きが終わったのだ。
スネ夫さんはなんとかドラちゃんとの時間を引き延ばそうと、パトロール隊員に懇願した。
だけど、私はもう充分だと思った。
たぶん私は、真犯人を知っている。
ドラ「しずかちゃん、これを…」
スネ夫さんが隊員をひき止めている間、ドラちゃんはこっそりと何かを手渡してきた。
ひみつ道具だ。
ドラ「小型化してあるからポケットの中にでも隠しておくといいよ。通常より小さい分、一度しか使えない。こんなことしか出来なくてごめんね。だけども君はすでに気付いているんだろう?」
しずか「じゃあドラちゃんも…?」
ドラ「そうだね、あまりいい結末とはいえないね。でも僕の一番の友人はのび太くんだから、僕はいつだってのび太くんの味方をしてしまうんだよ」
ドラちゃんもきっと辛いのだろう。
そうだ、私だって辛い。
スネ夫「お願いします、もうちょっとだけ」
私たちを元の時代に帰すべく、タイムパトロール隊が迎えに来た。
特別時間旅行の手続きが終わったのだ。
スネ夫さんはなんとかドラちゃんとの時間を引き延ばそうと、パトロール隊員に懇願した。
だけど、私はもう充分だと思った。
たぶん私は、真犯人を知っている。
ドラ「しずかちゃん、これを…」
スネ夫さんが隊員をひき止めている間、ドラちゃんはこっそりと何かを手渡してきた。
ひみつ道具だ。
ドラ「小型化してあるからポケットの中にでも隠しておくといいよ。通常より小さい分、一度しか使えない。こんなことしか出来なくてごめんね。だけども君はすでに気付いているんだろう?」
しずか「じゃあドラちゃんも…?」
ドラ「そうだね、あまりいい結末とはいえないね。でも僕の一番の友人はのび太くんだから、僕はいつだってのび太くんの味方をしてしまうんだよ」
ドラちゃんもきっと辛いのだろう。
そうだ、私だって辛い。
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 09:59:43.45 :WvDcSABC0
しずか「きっとまた、私たち出会えるわよね?」
ドラ「僕はもう時間旅行出来ない。ここから先は君次第だよ、しずかちゃん」
しずか「さようならドラちゃん…」
私はドラちゃんに別れを告げると、スネ夫さんとパトロール隊員が言い争っているところへ戻った。
隊員は何かの書類を差し出し、署名をするように言った。
署名を終えると、私たちはパトロール艦に乗せられ、時空間へと入った。
しずか「すみません、これから戻る私たちの時代にも、予期せぬ時間旅行の末に迷い込んでしまった人達がいるんです。その人たちを元居た時代に送り届けることは出来ますか?」
私は隊員のひとりに尋ねた。
隊員は少し時間がかかるが、それはもちろんタイムパトロール隊の仕事であるので、可能だと答えた。
裏山に出来てしまった時空の歪みについても、すぐに修復作業に取りかかるという。
しずか「きっとまた、私たち出会えるわよね?」
ドラ「僕はもう時間旅行出来ない。ここから先は君次第だよ、しずかちゃん」
しずか「さようならドラちゃん…」
私はドラちゃんに別れを告げると、スネ夫さんとパトロール隊員が言い争っているところへ戻った。
隊員は何かの書類を差し出し、署名をするように言った。
署名を終えると、私たちはパトロール艦に乗せられ、時空間へと入った。
しずか「すみません、これから戻る私たちの時代にも、予期せぬ時間旅行の末に迷い込んでしまった人達がいるんです。その人たちを元居た時代に送り届けることは出来ますか?」
私は隊員のひとりに尋ねた。
隊員は少し時間がかかるが、それはもちろんタイムパトロール隊の仕事であるので、可能だと答えた。
裏山に出来てしまった時空の歪みについても、すぐに修復作業に取りかかるという。
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:00:37.39 :WvDcSABC0
スネ夫「旅立った時のまんまだ…」
私とスネ夫さんは、元の時代の裏山に降ろされた。
時刻は私たちが時空の歪みに飛び込んでから、数分後だという。
タイムパトロール隊に礼を言って、その場を離れると、そのまま暗い山道を下った。
スネ夫「本当に戻って来ちゃって良かったのかい?しずかちゃん」
しずか「ええ、いいのよ」
私の足取りは軽かった。
しずか「別れ際にドラちゃんがひみつ道具をくれたわ。これで事件の真相がわかる」
スネ夫「いや、真相はだいたいわかってるんだよ。マンションにいた三人目の人物が犯人で間違いない。問題はのび太がそいつを庇っていることだ」
スネ夫「だから僕たちは、のび太がいくらそいつを庇おうとも、庇いきれなくなってしまうくらいの決定的な証拠を見つけなきゃいけない。死刑から一転、無実になるくらいの強力な証拠をね。ドラえもんの道具はそのために役に立ちそうかい?」
しずか「ドラちゃんがくれた道具は…これよ」
私はポケットの中のものを見せた。
スネ夫「旅立った時のまんまだ…」
私とスネ夫さんは、元の時代の裏山に降ろされた。
時刻は私たちが時空の歪みに飛び込んでから、数分後だという。
タイムパトロール隊に礼を言って、その場を離れると、そのまま暗い山道を下った。
スネ夫「本当に戻って来ちゃって良かったのかい?しずかちゃん」
しずか「ええ、いいのよ」
私の足取りは軽かった。
しずか「別れ際にドラちゃんがひみつ道具をくれたわ。これで事件の真相がわかる」
スネ夫「いや、真相はだいたいわかってるんだよ。マンションにいた三人目の人物が犯人で間違いない。問題はのび太がそいつを庇っていることだ」
スネ夫「だから僕たちは、のび太がいくらそいつを庇おうとも、庇いきれなくなってしまうくらいの決定的な証拠を見つけなきゃいけない。死刑から一転、無実になるくらいの強力な証拠をね。ドラえもんの道具はそのために役に立ちそうかい?」
しずか「ドラちゃんがくれた道具は…これよ」
私はポケットの中のものを見せた。
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:01:12.64 :RckOp4vg0
支援
支援
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:01:20.85 :DMm1tuRa0
ジャイアンが犯人
ジャイアンが犯人
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:01:26.37 :p1aNkyzt0
U S O 8 0 0 !
とかだったらどうしようか
U S O 8 0 0 !
とかだったらどうしようか
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:01:44.57 :s1tM2ZNNI
犯人が出木杉だとしたらいつマンションに入ったんだろ…
まさかジャイアン?
犯人が出木杉だとしたらいつマンションに入ったんだろ…
まさかジャイアン?
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:01:48.10 :urCehbXW0
どこでもしずかちゃん
どこでもしずかちゃん
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:02:18.14 :B7kw3IjF0
⊃④
⊃④
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:02:19.01 :WvDcSABC0
スネ夫「こ、これは…?」
しずか「思い出再生機。小型版だから一度しか使えないけどね」
スネ夫「確か任意の人物の、任意の記憶を見ることが出来る道具…だったっけか」
しずか「ええ」
スネ夫「そうかこれで事件当日ののび太の記憶を見ればいいんだね。そうしたらあいつが嘘をついていることが明らかになる」
スネ夫「だけど…それだけじゃのび太を無実にすることは出来ないよ、ちぇっ、ドラえもんの奴、どうせならもっといい道具をくれたら良かったのに」
しずか「いいえ、これで充分なのよ。さあこの辺りで一度止まりましょう。思い出再生機を使うわよ」
私は裏山の中に、適当に拓けたスペースを見つけ、声を掛けた。
スネ夫さんと向かい合って、地面に腰を下ろすと、再生ボタンを押す。
そして私達は、事件のすべてを見た。
スネ夫「こ、これは…?」
しずか「思い出再生機。小型版だから一度しか使えないけどね」
スネ夫「確か任意の人物の、任意の記憶を見ることが出来る道具…だったっけか」
しずか「ええ」
スネ夫「そうかこれで事件当日ののび太の記憶を見ればいいんだね。そうしたらあいつが嘘をついていることが明らかになる」
スネ夫「だけど…それだけじゃのび太を無実にすることは出来ないよ、ちぇっ、ドラえもんの奴、どうせならもっといい道具をくれたら良かったのに」
しずか「いいえ、これで充分なのよ。さあこの辺りで一度止まりましょう。思い出再生機を使うわよ」
私は裏山の中に、適当に拓けたスペースを見つけ、声を掛けた。
スネ夫さんと向かい合って、地面に腰を下ろすと、再生ボタンを押す。
そして私達は、事件のすべてを見た。
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:03:07.39 :p1aNkyzt0
なるほど
なるほど
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:03:20.33 :WvDcSABC0
スネ夫「い、今のはのび太の記憶じゃないな?しずかちゃん、君は一体誰の記憶を再生させたんだい?」
スネ夫さんはガタガタと震え、恐ろしいものでも見るかような目で私を捉えた。
しずか「今のは…ジャイ子ちゃんの記憶よ。彼女の記憶を再生させるのは賭けだったけど、おかげで私の予想が外れていなかったことが確実なものとなった」
スネ夫「う、嘘だ!そんなことあるわけない…。そ、そうだよ、第一、思い出再生機では死んだ人間の記憶は再生出来ないはずだ!」
しずか「そうね」
スネ夫「ま、まさか…」
しずか「ええ、そのまさかよ。今この時代に、ジャイ子ちゃんは生きてるわ」
スネ夫「い、今のはのび太の記憶じゃないな?しずかちゃん、君は一体誰の記憶を再生させたんだい?」
スネ夫さんはガタガタと震え、恐ろしいものでも見るかような目で私を捉えた。
しずか「今のは…ジャイ子ちゃんの記憶よ。彼女の記憶を再生させるのは賭けだったけど、おかげで私の予想が外れていなかったことが確実なものとなった」
スネ夫「う、嘘だ!そんなことあるわけない…。そ、そうだよ、第一、思い出再生機では死んだ人間の記憶は再生出来ないはずだ!」
しずか「そうね」
スネ夫「ま、まさか…」
しずか「ええ、そのまさかよ。今この時代に、ジャイ子ちゃんは生きてるわ」
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:03:41.12 :2962Sj/RO
テッテッテテェー
地球破壊爆弾
テッテッテテェー
地球破壊爆弾
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:03:47.02 :qd2RlCOj0
犯人はあいつだろ、多目くんだろ
犯人はあいつだろ、多目くんだろ
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:04:24.39 :MKUSDLwK0
しえん
しえん
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:04:34.55 :NVm3w9mc0
犯人はしずかちゃん
犯人はしずかちゃん
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:04:40.17 :s1tM2ZNNI
ええええええ
ええええええ
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:04:40.65 :lZUi8EyJ0
何だと…
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:04:58.29 :p1aNkyzt0
ほう
ほう
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:05:31.83 :OF1+bwiDO
はよはよはよ
はよはよはよ
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:05:44.85 :bQXgoN2G0
はよ!
はよ!
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:05:51.49 :xMTRgZLF0
おもしろいな
おもしろいな
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:05:53.14 :O/IzxFt90
続きぃぃぃぃ!!
続きぃぃぃぃ!!
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:05:56.63 :/b0zyuMI0
支援
支援
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:06:16.29 :o4cxDAyx0
おもしろい
おもしろい
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:06:19.12 :1Jga1EUN0
やっと追いついた
やっと追いついた
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:06:24.16 :s1tM2ZNNI
誰が犯人なのか予想出来ないんだけど…
誰が犯人なのか予想出来ないんだけど…
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:06:41.08 :Ib55U6UC0
面白い
面白い
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:06:53.93 :p1aNkyzt0
まさか
まさか
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:06:55.75 :acHFxj010
支援
支援
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:06:56.64 :S0m08DU4i
犯人わからん
犯人わからん
142: 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:15) :2013/08/30(金) 10:07:00.59 :KsMQ0C9f0
ほうほう
ほうほう
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:07:24.57 :s1tM2ZNNI
>>139
どういうことだ…
>>139
どういうことだ…
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:07:39.53 :0/5smjxH0
おもしろい
おもしろい
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:08:00.51 :RckOp4vg0
わからん
わからん
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:08:04.59 :S0m08DU4i
わりとまじでおもしろい
わりとまじでおもしろい
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:08:22.35 :SsRu6rHQ0
支援
支援
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:08:33.58 :PC3R4o2aP
黄ドラが剥げたのが青ドラだったはずだが
黄ドラが剥げたのが青ドラだったはずだが
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:08:33.63 :p1aNkyzt0
>>143
本
>>143
本
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:09:08.82 :s1tM2ZNNI
>>1はまさかの寝落ち?
>>1はまさかの寝落ち?
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:10:18.88 :S0m08DU4i
はよはよ
はよはよ
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:10:39.77 :OF1+bwiDO
焦らさないでえ…
焦らさないでえ…
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:11:03.13 :03cs5FEX0
ジャイアン犯人かw
ジャイアン犯人かw
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:11:04.61 :VytEhSV30
>>148
公園の滑り台みたいなことになってるんだろ
>>148
公園の滑り台みたいなことになってるんだろ
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:11:13.38 :O/IzxFt90
最初の頃は書き溜めてあったけど
後半は今書いてるとか?
最初の頃は書き溜めてあったけど
後半は今書いてるとか?
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:12:00.78 :p1aNkyzt0
書きためが消えたとかかもね
書きためが消えたとかかもね
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:12:04.42 :rMaf4tli0
気になる
④
気になる
④
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:12:32.55 :G2LFFFO00
続き気になる
続き気になる
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:12:39.16 :fSsStTVKO
校正でも入れてんじゃね
校正でも入れてんじゃね
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:12:42.20 :IvzDecdS0
、___________
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 ̄ .|./_ _\ | |
| / ヽ/ ヽ | |
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\ ̄ ○ /
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161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:13:17.96 :rMaf4tli0
>>160
まさに
>>160
まさに
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:14:36.01 :s1tM2ZNNI
>>155
なるほど
>>1よ、焦らず書いてくれ
>>155
なるほど
>>1よ、焦らず書いてくれ
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:15:03.80 :MKUSDLwK0
何で完結させてから投下しねーんだよ
何で完結させてから投下しねーんだよ
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:16:11.17 :FzwNs/HE0
ドラえもんSSは鬱エンドばっかりで辛い
ドラえもんSSは鬱エンドばっかりで辛い
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:16:25.63 :WvDcSABC0
夜が明けて、私とスネ夫さんは、武さんの勤務先である病院に向かった。
武「朝っぱらからどうしたんだよ。俺は夜勤明けでくたくたなんだけど」
武さんは突然やって来た私たちを、腫れぼったい目で迎えた。
しずか「悪いわね武さん」
スネ夫「ジ、ジャイアン…ごめんよ…」
しずか「裏山で保護されたという少女に、面会させてほしいの」
武「しずかちゃんも諦めが悪いな。あの患者は心を閉ざしている。いくら呼び掛けても無駄だよ」
しずか「いいえ、会話出来るはずよ。だって武さん、あなたはすでにその患者と話しているでしょう?」
武「ま、まさか。馬鹿言うなよ」
武さんはわかりやすく狼狽した。
私は自分の考えが間違っていないことをさらに確信する。
夜が明けて、私とスネ夫さんは、武さんの勤務先である病院に向かった。
武「朝っぱらからどうしたんだよ。俺は夜勤明けでくたくたなんだけど」
武さんは突然やって来た私たちを、腫れぼったい目で迎えた。
しずか「悪いわね武さん」
スネ夫「ジ、ジャイアン…ごめんよ…」
しずか「裏山で保護されたという少女に、面会させてほしいの」
武「しずかちゃんも諦めが悪いな。あの患者は心を閉ざしている。いくら呼び掛けても無駄だよ」
しずか「いいえ、会話出来るはずよ。だって武さん、あなたはすでにその患者と話しているでしょう?」
武「ま、まさか。馬鹿言うなよ」
武さんはわかりやすく狼狽した。
私は自分の考えが間違っていないことをさらに確信する。
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:16:47.21 :1oLLwrpFO
「カレー 好き ドラえもん」でぐぐりそうになった…
「カレー 好き ドラえもん」でぐぐりそうになった…
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:16:57.43 :s1tM2ZNNI
キターーーー
キターーーー
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:16:58.88 :WvDcSABC0
しずか「606号室に入院している少女…。彼女以外にもまだもうひとり、裏山で保護されてここに入院している女の子がいるのよね?」
私は武さんを見据えた。
頭の中では、昨日病院の外で会った、フリーライターとの会話が思い出されていた。
女は、患者と面会してきた私に対し、こう問いかけたのだ。
『会ったんでしょ、患者に。ロクちゃんのほうだよね?』
ロクちゃんとは606号室に入院する患者の通称だ。
そして、ロクちゃんのほうという聞き方はこの場合おかしい。
そこで私は考えた。
“ロクちゃんのほう”ではない、“もうひとりのほう”がこの病院には入院しているのではないか。
ならばロクちゃん以外に裏山で保護された人物は入院していないと言い切った武さんは、私に嘘をついたことになる。
武さんは“もうひとりの入院患者”に私を面会させたくなかったのだ。
しずか「606号室に入院している少女…。彼女以外にもまだもうひとり、裏山で保護されてここに入院している女の子がいるのよね?」
私は武さんを見据えた。
頭の中では、昨日病院の外で会った、フリーライターとの会話が思い出されていた。
女は、患者と面会してきた私に対し、こう問いかけたのだ。
『会ったんでしょ、患者に。ロクちゃんのほうだよね?』
ロクちゃんとは606号室に入院する患者の通称だ。
そして、ロクちゃんのほうという聞き方はこの場合おかしい。
そこで私は考えた。
“ロクちゃんのほう”ではない、“もうひとりのほう”がこの病院には入院しているのではないか。
ならばロクちゃん以外に裏山で保護された人物は入院していないと言い切った武さんは、私に嘘をついたことになる。
武さんは“もうひとりの入院患者”に私を面会させたくなかったのだ。
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:18:01.64 :IjeQ5Syp0
おもろいでー
おもろいでー
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:18:17.49 :WvDcSABC0
しずか「ジャイ子ちゃんはどこ?」
私が問うと、武さんは観念して、先を歩き出した。
武「ついて来な」
案内された先は、最上階の個室だった。
武「…ごめん」
室内に入る前、武さんは小さく呟いた。
ジャイ子「あ、お兄ちゃん!」
部屋の中、大きすぎるベッドの上に、ジャイ子ちゃんは居た。
昔のまま、ぽっちゃりとした頬が可愛らしい、おかっぱ頭のジャイ子ちゃん。
ジャイ子「お姉さんは誰?」
ジャイ子ちゃんは無邪気な笑顔を私に向けた。
しずか「お兄さんのお友達よ。よろしくね、ジャイ子ちゃん」
スネ夫「お、おいこれどうなってるんだよ…ジャイ子ちゃんが生きてるのはわかった。だけどなんで成長してないんだ?なんで子供の頃のままなんだよ…」
スネ夫さんは混乱し、掠れた声で言った。
武さんはベッドに近づくと、優しく諭すようにジャイ子ちゃんに話しかけた。
しずか「ジャイ子ちゃんはどこ?」
私が問うと、武さんは観念して、先を歩き出した。
武「ついて来な」
案内された先は、最上階の個室だった。
武「…ごめん」
室内に入る前、武さんは小さく呟いた。
ジャイ子「あ、お兄ちゃん!」
部屋の中、大きすぎるベッドの上に、ジャイ子ちゃんは居た。
昔のまま、ぽっちゃりとした頬が可愛らしい、おかっぱ頭のジャイ子ちゃん。
ジャイ子「お姉さんは誰?」
ジャイ子ちゃんは無邪気な笑顔を私に向けた。
しずか「お兄さんのお友達よ。よろしくね、ジャイ子ちゃん」
スネ夫「お、おいこれどうなってるんだよ…ジャイ子ちゃんが生きてるのはわかった。だけどなんで成長してないんだ?なんで子供の頃のままなんだよ…」
スネ夫さんは混乱し、掠れた声で言った。
武さんはベッドに近づくと、優しく諭すようにジャイ子ちゃんに話しかけた。
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:18:19.45 :CCF27mNP0
うーん……
何故こんなことをしたのか理由が俺にはわからねぇ……
うーん……
何故こんなことをしたのか理由が俺にはわからねぇ……
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:18:27.87 :S0m08DU4i
俺じゃなきゃ犯人見逃しちゃうね
俺じゃなきゃ犯人見逃しちゃうね
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:18:48.08 :WvDcSABC0
武「兄ちゃんはこのお姉さん達と大事な話があるから、おまえはもう少し寝ていなさい」
ジャイ子「えー?」
ジャイ子ちゃんは不満そうだった。
ジャイ子「お姉さん、お話が終わったら、あたいと遊んでくれる?」
しずか「ええ、もちろんよ」
ジャイ子「ふふっ…じゃあそれまでお絵描きして待ってるわ。お兄ちゃん、そこのスケッチブック取って」
武「ほらよ」
お絵描きを始めたジャイ子ちゃんを残し、私たち三人は屋上に上がった。
屋上からは、裏山の全貌が見渡せた。
昨夜あれほど歩き回り、果てなんかないんじゃないかと思われた裏山も、ここから見下ろすと案外小さい。
武「兄ちゃんはこのお姉さん達と大事な話があるから、おまえはもう少し寝ていなさい」
ジャイ子「えー?」
ジャイ子ちゃんは不満そうだった。
ジャイ子「お姉さん、お話が終わったら、あたいと遊んでくれる?」
しずか「ええ、もちろんよ」
ジャイ子「ふふっ…じゃあそれまでお絵描きして待ってるわ。お兄ちゃん、そこのスケッチブック取って」
武「ほらよ」
お絵描きを始めたジャイ子ちゃんを残し、私たち三人は屋上に上がった。
屋上からは、裏山の全貌が見渡せた。
昨夜あれほど歩き回り、果てなんかないんじゃないかと思われた裏山も、ここから見下ろすと案外小さい。
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:19:39.15 :WvDcSABC0
武「許してくれしずかちゃん…お願いだ見逃してくれ…」
武さんは屋上の床に頭を擦りつけて、詫びた。
スネ夫「ジャイアン…」
その様子に、スネ夫さんは困惑の表情を浮かべていた。
しずか「やめて武さん、私は別に武さんを責めに来たわけじゃないのよ」
私は武さんに頭を上げさせると、言った。
しずか「これ以上嘘を重ねるのはやめましょう。真実を明らかにしましょう」
武「許してくれしずかちゃん…お願いだ見逃してくれ…」
武さんは屋上の床に頭を擦りつけて、詫びた。
スネ夫「ジャイアン…」
その様子に、スネ夫さんは困惑の表情を浮かべていた。
しずか「やめて武さん、私は別に武さんを責めに来たわけじゃないのよ」
私は武さんに頭を上げさせると、言った。
しずか「これ以上嘘を重ねるのはやめましょう。真実を明らかにしましょう」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:20:13.11 :GFJAWmmC0
どういうことだってばよ…
どういうことだってばよ…
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:20:23.06 :dRl1rC5d0
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:20:58.53 :MKUSDLwK0
し
し
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:21:10.35 :G9Fr4IGh0
これから仕事だというのぬ気になってしょうがない
これから仕事だというのぬ気になってしょうがない
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:21:11.55 :OF1+bwiDO
面白いよ
面白いよ
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:21:14.98 :WvDcSABC0
それから武さんが語ったことは、ほぼ私の予想通りだった。
時空の歪みに迷い込み、私達の子供時代――過去――からこの時代に時間旅行して来てしまったジャイ子ちゃんは、運命の悪戯か、この時代の、売れっ子漫画家になった大人の自分と遭遇した。
大人のジャイ子ちゃんは、おそらくすぐに、目の前の子供が昔の自分だと気付いた。
そして取り合えず自分のマンションに子供のジャイ子ちゃんを連れ帰り、食事を与えた。
マンションに残されていたカレーが甘口だったのは、それを食べるジャイ子ちゃんがまだ子供だったからだ。
それから大人のジャイ子ちゃんは、子供のジャイ子ちゃんが現れたことで、これからどうしたらいいか悩んだ。
元の時代に帰そうにも、手段がない。
彼女は日頃からの相談相手、のび太さんに連絡を取った。
わざわざ来てくれるのび太さんのために寿司を注文し、彼がマンションを訪れるのを待った。
そこで、大人のジャイ子ちゃんと子供のジャイ子の間にトラブルが起きた。
口論の末、子供のジャイ子ちゃんは、大人のジャイ子ちゃんを刺し殺してしまった。
凶器が包丁ではなく、キッチンハサミだったのは、単純に子供のジャイ子ちゃんの身長では、陳列されている包丁に手が届かなかったからだ。
そしてタイミング悪く、のび太さんが現場にやって来た。
のび太さんは一目見て状況を理解し、泣きじゃくるジャイ子ちゃんを宥めた。
心配しなくていい、自分が助けてやると、ジャイ子ちゃんを励まし、すぐに行動に移った。
返り血を浴びたジャイ子ちゃんを着替えさせた。
クローゼットからワンピースが一着なくなっていたのは、凶器の血を拭き取るためではない。
子供のジャイ子ちゃんでも着られる服を探したら、そのワンピースしかなかったからだ。
それからのび太さんはジャイ子ちゃんを連れ、マンションを飛び出した。
その際、宅配寿司店のスタッフに目撃されてしまった。
一緒にいたジャイ子ちゃんの姿まで捉えられずに済んだのは、彼にとって幸運だったのか不幸だったのか。
とにかくのび太さんは、自分が殺人を犯したことにして、子供のジャイ子ちゃんを逃走させることに成功した。
それから武さんが語ったことは、ほぼ私の予想通りだった。
時空の歪みに迷い込み、私達の子供時代――過去――からこの時代に時間旅行して来てしまったジャイ子ちゃんは、運命の悪戯か、この時代の、売れっ子漫画家になった大人の自分と遭遇した。
大人のジャイ子ちゃんは、おそらくすぐに、目の前の子供が昔の自分だと気付いた。
そして取り合えず自分のマンションに子供のジャイ子ちゃんを連れ帰り、食事を与えた。
マンションに残されていたカレーが甘口だったのは、それを食べるジャイ子ちゃんがまだ子供だったからだ。
それから大人のジャイ子ちゃんは、子供のジャイ子ちゃんが現れたことで、これからどうしたらいいか悩んだ。
元の時代に帰そうにも、手段がない。
彼女は日頃からの相談相手、のび太さんに連絡を取った。
わざわざ来てくれるのび太さんのために寿司を注文し、彼がマンションを訪れるのを待った。
そこで、大人のジャイ子ちゃんと子供のジャイ子の間にトラブルが起きた。
口論の末、子供のジャイ子ちゃんは、大人のジャイ子ちゃんを刺し殺してしまった。
凶器が包丁ではなく、キッチンハサミだったのは、単純に子供のジャイ子ちゃんの身長では、陳列されている包丁に手が届かなかったからだ。
そしてタイミング悪く、のび太さんが現場にやって来た。
のび太さんは一目見て状況を理解し、泣きじゃくるジャイ子ちゃんを宥めた。
心配しなくていい、自分が助けてやると、ジャイ子ちゃんを励まし、すぐに行動に移った。
返り血を浴びたジャイ子ちゃんを着替えさせた。
クローゼットからワンピースが一着なくなっていたのは、凶器の血を拭き取るためではない。
子供のジャイ子ちゃんでも着られる服を探したら、そのワンピースしかなかったからだ。
それからのび太さんはジャイ子ちゃんを連れ、マンションを飛び出した。
その際、宅配寿司店のスタッフに目撃されてしまった。
一緒にいたジャイ子ちゃんの姿まで捉えられずに済んだのは、彼にとって幸運だったのか不幸だったのか。
とにかくのび太さんは、自分が殺人を犯したことにして、子供のジャイ子ちゃんを逃走させることに成功した。
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:21:34.02 :0/5smjxH0
こんな面白いssひさしぶりだわ
こんな面白いssひさしぶりだわ
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:22:51.60 :WvDcSABC0
武「事件があった夜、突然のび太が子供のジャイ子を連れて俺の前に現れたんだ…」
武さんが語る。
武「びっくりしたよ。それから、なんとかしなきゃと焦った。殺されたのはジャイ子、そして殺したのもジャイ子。どっちも俺の大切な妹だ」
武「いきなり別の時代に飛ばされ、まだ子供なのに殺人の罪に問われるジャイ子を思ったら、俺は不憫に思えて仕方なかった。なんとしてもジャイ子を守らなきゃと思った」
武「幸いなことに、子供のジャイ子はショックから、自分が殺人を犯したことを忘れている。清らかな心のままだった。ジャイ子が元の時代に戻る術はない。ならばここで、この時代で、子供のジャイ子を俺が面倒見ていこうと思った」
スネ夫「それで…勤務先のこの病院に子供のジャイ子ちゃんを入院させたんだね…」
武「ああ…」
しずか「そしてのび太さんは、ジャイ子ちゃんの犯行を、すべて自分のせいだと言ったのね」
武「のび太は逃走現場を見られている。いずれ疑いの目は自分に向くだろうと言った。そして、こうなったのは自分のせいだから、ジャイ子の罪を自分に被らせて欲しいと俺に頼んできた」
スネ夫「なんでのび太のせいなんだよ。のび太は犯行現場に遅れてやって来ただけだろう?」
武「……」
武「事件があった夜、突然のび太が子供のジャイ子を連れて俺の前に現れたんだ…」
武さんが語る。
武「びっくりしたよ。それから、なんとかしなきゃと焦った。殺されたのはジャイ子、そして殺したのもジャイ子。どっちも俺の大切な妹だ」
武「いきなり別の時代に飛ばされ、まだ子供なのに殺人の罪に問われるジャイ子を思ったら、俺は不憫に思えて仕方なかった。なんとしてもジャイ子を守らなきゃと思った」
武「幸いなことに、子供のジャイ子はショックから、自分が殺人を犯したことを忘れている。清らかな心のままだった。ジャイ子が元の時代に戻る術はない。ならばここで、この時代で、子供のジャイ子を俺が面倒見ていこうと思った」
スネ夫「それで…勤務先のこの病院に子供のジャイ子ちゃんを入院させたんだね…」
武「ああ…」
しずか「そしてのび太さんは、ジャイ子ちゃんの犯行を、すべて自分のせいだと言ったのね」
武「のび太は逃走現場を見られている。いずれ疑いの目は自分に向くだろうと言った。そして、こうなったのは自分のせいだから、ジャイ子の罪を自分に被らせて欲しいと俺に頼んできた」
スネ夫「なんでのび太のせいなんだよ。のび太は犯行現場に遅れてやって来ただけだろう?」
武「……」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:22:51.92 :VytEhSV30
どっちにしろ無実にならへんやろ、のびちゃん
どっちにしろ無実にならへんやろ、のびちゃん
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:23:43.87 :WvDcSABC0
しずか「スネ夫さん、あなたも思い出再生機で子供のジャイ子ちゃんの記憶を見たのなら、想像出来るんじゃない?」
スネ夫「ちっともわかんないよ」
しずか「子供のジャイ子ちゃんは、大人になった自分が、思い描いた通りの人生を歩んでこなかったことに気づき、失望したのよ」
武「ああ…のび太も同じことを言っていた」
しずか「一番の違いは作風ね。子供の頃、ジャイ子ちゃんは少女漫画家になるのが夢だった。だから大人の自分に遭遇し、売れっ子漫画家になっていると知り、とても喜んだ」
しずか「しかしいざその作品を見せてもらうと、自分の想像とはかけ離れたものだった。過激で暴力的な内容に、子供のジャイ子ちゃんはショックを受けた」
しずか「たぶんその時彼女は、裏切られた気分だったんじゃないかしら。子供のジャイ子ちゃんは激昂し、大人の自分を刺し殺してしまった」
武「ジャイ子はかなり前から、自分の本当に描きたいものと、周囲から求められるものの違いに、悩んでいたよ。それで何度ものび太に相談していた。兄である俺は医師の仕事に追われ、ろくにジャイ子の話を聞いている暇などなかったからな」
しずか「のび太さんはジャイ子ちゃんになんてアドバイスしていたのかしら…」
しずか「スネ夫さん、あなたも思い出再生機で子供のジャイ子ちゃんの記憶を見たのなら、想像出来るんじゃない?」
スネ夫「ちっともわかんないよ」
しずか「子供のジャイ子ちゃんは、大人になった自分が、思い描いた通りの人生を歩んでこなかったことに気づき、失望したのよ」
武「ああ…のび太も同じことを言っていた」
しずか「一番の違いは作風ね。子供の頃、ジャイ子ちゃんは少女漫画家になるのが夢だった。だから大人の自分に遭遇し、売れっ子漫画家になっていると知り、とても喜んだ」
しずか「しかしいざその作品を見せてもらうと、自分の想像とはかけ離れたものだった。過激で暴力的な内容に、子供のジャイ子ちゃんはショックを受けた」
しずか「たぶんその時彼女は、裏切られた気分だったんじゃないかしら。子供のジャイ子ちゃんは激昂し、大人の自分を刺し殺してしまった」
武「ジャイ子はかなり前から、自分の本当に描きたいものと、周囲から求められるものの違いに、悩んでいたよ。それで何度ものび太に相談していた。兄である俺は医師の仕事に追われ、ろくにジャイ子の話を聞いている暇などなかったからな」
しずか「のび太さんはジャイ子ちゃんになんてアドバイスしていたのかしら…」
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:24:10.79 :CCF27mNP0
これ自分殺しのパラドクスになるよな……
ジャイ子はもとの時代に帰るのかな
これ自分殺しのパラドクスになるよな……
ジャイ子はもとの時代に帰るのかな
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:24:28.44 :qALwHsGp0
ジャイコ同士の口論の内容は?
ジャイコ同士の口論の内容は?
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:24:36.89 :WvDcSABC0
武「のび太のアドバイスは堅実だったよ。今は世間から求められるものを描いて、自分の地位を高めるべきだとジャイ子に言ったらしい。ある程度の地位や名声を得られれば、そのうちわがままが通るようになる」
武「有名になって、後はわがままに自分の描きたいものを描けばいい。のび太はジャイ子の近頃の作品より、昔のベタベタな少女漫画のほうを評価していたから、そのアドバイスはのび太にとっても辛かったと思うけどな」
しずか「その結果、ジャイ子ちゃんは売れっ子になったけれど、それは子供のジャイ子ちゃんが思い描いた未来とは違うものだった。子供のジャイ子ちゃんは、大人の自分にも、少女漫画を描き続けていて欲しかった」
武「こうなったのはすべて自分のアドバイスが招いた悲劇だとのび太は言った。こんなことになってすまないと、のび太は泣いて俺に詫びた。俺はそんなのび太を責める気になれなかったよ」
武「忙しさを理由に、ジャイ子の相談を無視し続け、のび太に任せきりにしていたんだからな。俺はジャイ子の兄失格さ」
しずか「のび太さんはせめてもの償いにと、自分が罪を被ることにしたのね」
武「ああ…そして俺はそののび太の申し出に甘えた。大人のジャイ子が死に、だけどまだここには子供のジャイ子が残っている。俺は今度こそジャイ子を失いたくない。警察になんて引き渡したくない。俺の手元に置いておきたい」
武「だから俺は、優しいのび太にすべてを押し付けたんだ。のび太を利用したんだ。俺は…俺は最低だよ…」
武さんは拳で何度もフェンスを殴り、ぽろぽろと涙を流した。
武「のび太のアドバイスは堅実だったよ。今は世間から求められるものを描いて、自分の地位を高めるべきだとジャイ子に言ったらしい。ある程度の地位や名声を得られれば、そのうちわがままが通るようになる」
武「有名になって、後はわがままに自分の描きたいものを描けばいい。のび太はジャイ子の近頃の作品より、昔のベタベタな少女漫画のほうを評価していたから、そのアドバイスはのび太にとっても辛かったと思うけどな」
しずか「その結果、ジャイ子ちゃんは売れっ子になったけれど、それは子供のジャイ子ちゃんが思い描いた未来とは違うものだった。子供のジャイ子ちゃんは、大人の自分にも、少女漫画を描き続けていて欲しかった」
武「こうなったのはすべて自分のアドバイスが招いた悲劇だとのび太は言った。こんなことになってすまないと、のび太は泣いて俺に詫びた。俺はそんなのび太を責める気になれなかったよ」
武「忙しさを理由に、ジャイ子の相談を無視し続け、のび太に任せきりにしていたんだからな。俺はジャイ子の兄失格さ」
しずか「のび太さんはせめてもの償いにと、自分が罪を被ることにしたのね」
武「ああ…そして俺はそののび太の申し出に甘えた。大人のジャイ子が死に、だけどまだここには子供のジャイ子が残っている。俺は今度こそジャイ子を失いたくない。警察になんて引き渡したくない。俺の手元に置いておきたい」
武「だから俺は、優しいのび太にすべてを押し付けたんだ。のび太を利用したんだ。俺は…俺は最低だよ…」
武さんは拳で何度もフェンスを殴り、ぽろぽろと涙を流した。
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:25:48.65 :WvDcSABC0
スネ夫「ねえ…これからどうしよう…」
スネ夫さんが途方に暮れた様子で、誰に言うでもなく呟いた。
私にはもう時間がない。
だから、武さんに言った。
しずか「タイムパトロール隊に話はつけているわ。ジャイ子ちゃんも、そしてロクちゃんや他に裏山で保護されたみんなも、全員元の時代に帰れる」
しずか「元の時代に戻ってしまえば、法律はジャイ子ちゃんを罰せられない。だからどのみち、あなたの前からジャイ子ちゃんはいなくなるの。ごめんなさい武さん、勝手に話を進めてしまって…」
武さんは目を丸くして、私を見た。
武「本当かい?じゃあジャイ子が警察に捕まることはないんだな?」
しずか「ええ。真犯人であるジャイ子ちゃんはこの時代から姿を消す。そして、のび太さんを救うにはどうすればいいと思う?」
武「それは…俺だ…」
スネ夫「まさかジャイアン…」
スネ夫さんもようやくここで気づいたみたいだ。
スネ夫「ねえ…これからどうしよう…」
スネ夫さんが途方に暮れた様子で、誰に言うでもなく呟いた。
私にはもう時間がない。
だから、武さんに言った。
しずか「タイムパトロール隊に話はつけているわ。ジャイ子ちゃんも、そしてロクちゃんや他に裏山で保護されたみんなも、全員元の時代に帰れる」
しずか「元の時代に戻ってしまえば、法律はジャイ子ちゃんを罰せられない。だからどのみち、あなたの前からジャイ子ちゃんはいなくなるの。ごめんなさい武さん、勝手に話を進めてしまって…」
武さんは目を丸くして、私を見た。
武「本当かい?じゃあジャイ子が警察に捕まることはないんだな?」
しずか「ええ。真犯人であるジャイ子ちゃんはこの時代から姿を消す。そして、のび太さんを救うにはどうすればいいと思う?」
武「それは…俺だ…」
スネ夫「まさかジャイアン…」
スネ夫さんもようやくここで気づいたみたいだ。
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:26:25.09 :IjeQ5Syp0
>>186
よく読めやハゲ
>>186
よく読めやハゲ
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:26:31.09 :zasvsOQy0
引き込まれる
引き込まれる
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:27:51.96 :VytEhSV30
タイムパトロール隊がこの時代に迷いこんだ直後のジャイ子保護したら全部丸く収まるやろ
タイムパトロール隊がこの時代に迷いこんだ直後のジャイ子保護したら全部丸く収まるやろ
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:27:59.94 :1Jga1EUN0
うわああああ
うわああああ
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:28:06.63 :GFJAWmmC0
こんなに練ったssだったとは
こんなに練ったssだったとは
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:28:14.33 :WvDcSABC0
武「ジャイ子はいなくなる。俺はもうジャイ子に会えない。だったらもう未練なんてないよ。俺はジャイ子の兄だからな、妹のやったことは兄の俺が責任を取る。俺はもう現実から逃げない。傷つけちまった心の友を救えるのは、俺しかいないんだよ」
しずか「武さん…」
武さんはもう泣いていなかった。
そこにいるのは、ただ妹と友人を思う、哀れな男だった。
だけど私は、絶対に武さんをこのまま哀れな存在にはしない。
武「もっと早くにこうするべきだった。ありがとよ、しずかちゃん、スネ夫、最後に二人と話せて良かったよ。俺は今から警察に出頭する。俺は今から大悪人になる。実の妹を殺して、その罪を友人に擦り付けた、極悪非道の男になるよ」
スネ夫「ジャイアン…ぼ、僕は…どんな手を使ってもジャイアンを助ける。少なくともジャイアンを非道な人間になんかしない。昔からこういうのは得意なんだ。世間がジャイアンに同情するような背景をでっち上げてやる!」
スネ夫「そのためにはどんな嘘や汚い手だって使うぞ!えらい人間にたくさん媚びて、金もバラまいてやる!覚悟しとけよジャイアン、君は一生世間から悲しき英雄だと思われるんだ!君の裁判には女性ファンが殺到するようになるぞ!」
スネ夫「どうだ悔しいか!子供の頃にたくさん殴られた仕返しだ、これからは君の評判を僕が左右してやるんだからな!うわぁぁん…」
武「ジャイ子はいなくなる。俺はもうジャイ子に会えない。だったらもう未練なんてないよ。俺はジャイ子の兄だからな、妹のやったことは兄の俺が責任を取る。俺はもう現実から逃げない。傷つけちまった心の友を救えるのは、俺しかいないんだよ」
しずか「武さん…」
武さんはもう泣いていなかった。
そこにいるのは、ただ妹と友人を思う、哀れな男だった。
だけど私は、絶対に武さんをこのまま哀れな存在にはしない。
武「もっと早くにこうするべきだった。ありがとよ、しずかちゃん、スネ夫、最後に二人と話せて良かったよ。俺は今から警察に出頭する。俺は今から大悪人になる。実の妹を殺して、その罪を友人に擦り付けた、極悪非道の男になるよ」
スネ夫「ジャイアン…ぼ、僕は…どんな手を使ってもジャイアンを助ける。少なくともジャイアンを非道な人間になんかしない。昔からこういうのは得意なんだ。世間がジャイアンに同情するような背景をでっち上げてやる!」
スネ夫「そのためにはどんな嘘や汚い手だって使うぞ!えらい人間にたくさん媚びて、金もバラまいてやる!覚悟しとけよジャイアン、君は一生世間から悲しき英雄だと思われるんだ!君の裁判には女性ファンが殺到するようになるぞ!」
スネ夫「どうだ悔しいか!子供の頃にたくさん殴られた仕返しだ、これからは君の評判を僕が左右してやるんだからな!うわぁぁん…」
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:29:14.57 :WvDcSABC0
スネ夫さんはそれから馬鹿みたいに声を上げて泣いた。
それを見て、武さんは笑っていた。
私たちはやっと、子供の頃のように戻れた。
虚勢や建前を取り払って、馬鹿で無防備な心のまま、向き合えた気がした。
しずか「私、ジャイ子ちゃんに会ってくるわ」
私はひとり屋上を出た。
女の子がいると、男の子同士はうまく話せないんだって、大人になった今ならわかる。
武さんとスネ夫さんが二人きりで何を話すのか、少しは気になるけれど。
スネ夫さんはそれから馬鹿みたいに声を上げて泣いた。
それを見て、武さんは笑っていた。
私たちはやっと、子供の頃のように戻れた。
虚勢や建前を取り払って、馬鹿で無防備な心のまま、向き合えた気がした。
しずか「私、ジャイ子ちゃんに会ってくるわ」
私はひとり屋上を出た。
女の子がいると、男の子同士はうまく話せないんだって、大人になった今ならわかる。
武さんとスネ夫さんが二人きりで何を話すのか、少しは気になるけれど。
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:30:13.92 :WvDcSABC0
しずか「ジャイ子ちゃん?」
病室に顔を出すと、ジャイ子ちゃんが歓声を上げた。
ジャイ子「お姉さん!見て、これ」
スケッチブックを向けられ、私は彼女が描いた絵を見た。
繊細で美しいタッチの絵。
しずか「とても上手ね」
ジャイ子「あたい将来は漫画家になるのよ」
ジャイ子ちゃんが得意気に言った。
しずか「あなたならきっと素敵な漫画家になれるわ。だけど知ってる?漫画家さんはすごく大変なお仕事なのよ」
ジャイ子「大丈夫よ」
しずか「ジャイ子ちゃん?」
病室に顔を出すと、ジャイ子ちゃんが歓声を上げた。
ジャイ子「お姉さん!見て、これ」
スケッチブックを向けられ、私は彼女が描いた絵を見た。
繊細で美しいタッチの絵。
しずか「とても上手ね」
ジャイ子「あたい将来は漫画家になるのよ」
ジャイ子ちゃんが得意気に言った。
しずか「あなたならきっと素敵な漫画家になれるわ。だけど知ってる?漫画家さんはすごく大変なお仕事なのよ」
ジャイ子「大丈夫よ」
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:30:33.41 :9U7PTpjDi
支援
支援
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:31:03.81 :s1tM2ZNNI
支援
支援
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:31:29.86 :0/5smjxH0
支援
支援
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:31:33.06 :nijZzmES0
すごく面白い
支援
すごく面白い
支援
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:31:49.88 :p1aNkyzt0
ジャイ子が過去に戻って別の道を歩めば、ジャイ子が死ぬこともなくなるのでは…
ジャイ子が過去に戻って別の道を歩めば、ジャイ子が死ぬこともなくなるのでは…
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:32:15.11 :h68DVjslP
ジャイアンがのび太を大怪我させたやつ書いた人?
ジャイアンがのび太を大怪我させたやつ書いた人?
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:32:16.22 :OeBp16ci0
支援
支援
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:32:38.75 :eChNU8e0i
>>185
パラドックスは過去に行った場合だろ
>>185
パラドックスは過去に行った場合だろ
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:32:39.81 :VytEhSV30
とりあえずジャイアンが罪を被る必要性はなさそう
とりあえずジャイアンが罪を被る必要性はなさそう
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:33:05.57 :WvDcSABC0
しずか「ジャイ子ちゃん…」
私はジャイ子ちゃんに目線を合わせた。
しずか「どうか挫けないで。どうか自分を信じて。あなたはあなたが信じるものを描き続けて。お金や名声なんかに、自分の魂を売り渡したら駄目よ。どうかそういう、心の強い漫画家さんになってね。そうすれば未来で、あなたのお兄さんを救うことに繋がるから」
武さんとスネ夫さんが病室に入ってきた。
武「そろそろ行くよ…」
武さんはベッドに近づくと、無言でジャイ子ちゃんを抱き締めた。
ジャイ子ちゃんはちょっと鬱陶しそうにしていた。
私たちは並んで病院を出、そこで別れることにした。
しずか「ジャイ子ちゃん…」
私はジャイ子ちゃんに目線を合わせた。
しずか「どうか挫けないで。どうか自分を信じて。あなたはあなたが信じるものを描き続けて。お金や名声なんかに、自分の魂を売り渡したら駄目よ。どうかそういう、心の強い漫画家さんになってね。そうすれば未来で、あなたのお兄さんを救うことに繋がるから」
武さんとスネ夫さんが病室に入ってきた。
武「そろそろ行くよ…」
武さんはベッドに近づくと、無言でジャイ子ちゃんを抱き締めた。
ジャイ子ちゃんはちょっと鬱陶しそうにしていた。
私たちは並んで病院を出、そこで別れることにした。
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:33:38.34 :fIkREXbS0
大人ドラSSはどれも見ていて興味深いな
大人ドラSSはどれも見ていて興味深いな
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:33:51.48 :O/IzxFt90
続きが気になりすぎる
続きが気になりすぎる
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:33:52.86 :WvDcSABC0
スネ夫「ああもう足がクタクタさ」
武「二人ともありがとな。のび太にも伝えてくれ。悪かったってさ。それからのび太の力になってやってくれよな」
スネ夫「もちろんさ」
武「じゃあな…」
武さんが片手を挙げる。
しずか「待って武さん!」
武「ん?」
しずか「武さんは…ロクちゃんの包帯の下の素顔を見たの?」
武「いいや、見てないよ」
しずか「そう…」
武「しずかちゃん?」
しずか「さようなら武さん、スネ夫さん、いつかまたどこかで」
私は二人の前から駆け出した。
スネ夫「ああもう足がクタクタさ」
武「二人ともありがとな。のび太にも伝えてくれ。悪かったってさ。それからのび太の力になってやってくれよな」
スネ夫「もちろんさ」
武「じゃあな…」
武さんが片手を挙げる。
しずか「待って武さん!」
武「ん?」
しずか「武さんは…ロクちゃんの包帯の下の素顔を見たの?」
武「いいや、見てないよ」
しずか「そう…」
武「しずかちゃん?」
しずか「さようなら武さん、スネ夫さん、いつかまたどこかで」
私は二人の前から駆け出した。
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:34:26.61 :KIH2ynx70
ん?ロクちゃんって
ん?ロクちゃんって
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:34:45.64 :0/5smjxH0
まさか
まさか
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:34:52.54 :s1tM2ZNNI
そういや見てなかったな
そういや見てなかったな
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:35:01.39 :WvDcSABC0
スネ夫「あれ?しずかちゃん送ってくよ?おーい…」
背後でスネ夫さんの声がする。
追いかけてきても、どうせ私はつかまらない。
私はずっと、自分が嫌いだった。
平凡な能力しか持たず、そのくせ自意識ばかり高くて、傷つくのを怖れ、いつも自分を守ることばかり考えていた卑屈な自分。
何も出来ず何もしようともせず、小さく丸まって生きる自分が、大嫌いだった。
だけどいざ消えるとなると、やっぱり寂しい。
私は、おおむね幸せだったんじゃないだろうかと思えてくる。
最後に彼の助けになれるようなことが出来て良かった。
それだけで、私の人生にもちゃんと意味があったのだろうと信じたい。
今なら私は少しだけ、自分を誇れるような気がする。
ああ、だけどもう体が消える。
思考が止まる。
もう、さよならの時が来た。
……………………………………
………………………………
……………………………
……………………
スネ夫「あれ?しずかちゃん送ってくよ?おーい…」
背後でスネ夫さんの声がする。
追いかけてきても、どうせ私はつかまらない。
私はずっと、自分が嫌いだった。
平凡な能力しか持たず、そのくせ自意識ばかり高くて、傷つくのを怖れ、いつも自分を守ることばかり考えていた卑屈な自分。
何も出来ず何もしようともせず、小さく丸まって生きる自分が、大嫌いだった。
だけどいざ消えるとなると、やっぱり寂しい。
私は、おおむね幸せだったんじゃないだろうかと思えてくる。
最後に彼の助けになれるようなことが出来て良かった。
それだけで、私の人生にもちゃんと意味があったのだろうと信じたい。
今なら私は少しだけ、自分を誇れるような気がする。
ああ、だけどもう体が消える。
思考が止まる。
もう、さよならの時が来た。
……………………………………
………………………………
……………………………
……………………
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:35:05.71 :rMaf4tli0
>>210
包帯巻きされてる女の子
>>210
包帯巻きされてる女の子
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:35:09.93 :7UC/GwY50
おいおい…
おいおい…
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:35:30.74 :p1aNkyzt0
もう一人の時空遭難民か
もう一人の時空遭難民か
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:35:51.80 :s1tM2ZNNI
え?
え?
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:36:01.00 :O/IzxFt90
どういうことなのぉぉぉぉ
どういうことなのぉぉぉぉ
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:36:15.54 :WvDcSABC0
いつも通り病院に向かうと、顔見知りの看護師が声を掛けてきた。
看護師「あら?野比さん、素敵なお花ね」
僕は両手に抱えた花束を少し揺らして見せた。
のび太「ええ、綺麗でしょう?彼女、花が好きだから」
そう言ったところで、強く肩を叩かれた。
武「ようのび太、これからデートか?」
振り返るとそこに、白衣姿のジャイアンが立っていた。
のび太「ああジャイアン!あ、そうだジャイ子ちゃんは元気?」
武「毎日居間で漫画描いてるよ。今度こそ賞を取るんだと。今時少女漫画なんか売れねーって言ってるのによぉ」
いつも通り病院に向かうと、顔見知りの看護師が声を掛けてきた。
看護師「あら?野比さん、素敵なお花ね」
僕は両手に抱えた花束を少し揺らして見せた。
のび太「ええ、綺麗でしょう?彼女、花が好きだから」
そう言ったところで、強く肩を叩かれた。
武「ようのび太、これからデートか?」
振り返るとそこに、白衣姿のジャイアンが立っていた。
のび太「ああジャイアン!あ、そうだジャイ子ちゃんは元気?」
武「毎日居間で漫画描いてるよ。今度こそ賞を取るんだと。今時少女漫画なんか売れねーって言ってるのによぉ」
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:36:26.65 :0/5smjxH0
未来がかかえられてるのか、それともしずかが...
未来がかかえられてるのか、それともしずかが...
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:37:17.71 :WvDcSABC0
のび太「いいじゃないか。僕はジャイ子ちゃんの描く少女漫画、好きだよ」
武「まあ俺も嫌いじゃないがな」
ジャイアンはそう言って、大口を開けて笑った。
妹のために毎晩少女漫画を読み漁り、創作の相談に乗れるよう頑張っている彼に、かつて周囲を震え上がらせたガキ大将の面影はない。
ジャイアンの姿をみとめた小児科を受診する子供達が、わらわらと集まってきた。
優しい彼は、すっかり子供達に懐かれている。
ジャイアンは子供に囲まれ、困ったような照れ臭いような笑顔を浮かべた。
武「のび太、まあまた今度ゆっくり話そうぜ!あ、こら、先生の白衣を引っ張るんじゃない!わかったわかった、遊ぶから!」
のび太「うん、またなジャイアン」
のび太「いいじゃないか。僕はジャイ子ちゃんの描く少女漫画、好きだよ」
武「まあ俺も嫌いじゃないがな」
ジャイアンはそう言って、大口を開けて笑った。
妹のために毎晩少女漫画を読み漁り、創作の相談に乗れるよう頑張っている彼に、かつて周囲を震え上がらせたガキ大将の面影はない。
ジャイアンの姿をみとめた小児科を受診する子供達が、わらわらと集まってきた。
優しい彼は、すっかり子供達に懐かれている。
ジャイアンは子供に囲まれ、困ったような照れ臭いような笑顔を浮かべた。
武「のび太、まあまた今度ゆっくり話そうぜ!あ、こら、先生の白衣を引っ張るんじゃない!わかったわかった、遊ぶから!」
のび太「うん、またなジャイアン」
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:38:12.28 :VytEhSV30
ジャイ子とのびたの子孫がセワシで金なくて苦労してる世界なんだなこれ
ジャイ子とのびたの子孫がセワシで金なくて苦労してる世界なんだなこれ
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:38:25.93 :WvDcSABC0
僕は606号室を訪れた。
ベッド脇に、高そうなチョコレートの箱が置かれている。
きっとスネ夫が来て、残していったのだろう。
僕は彼女に近づくと、その手に花束を握らせた。
のび太「ほら、いい香りがするだろう…」
彼女はやはりぴくりとも反応しなかった。
幼い頃、裏山でぼおっと座っているところを保護された彼女は、それきり口を利かず、自発的に動こうともせず、人形のようになってしまった。
この症状は、大人になった今も続いている。
保護された時、彼女は怪我をしており、それを誰かに手当てしてもらった痕跡が見られたが、彼女が口を利かない限り、あの日裏山で何があったのかはわからない。
医者は何かのショックで心が壊れてしまったのでしょうと見解を示し、彼女がいつか回復するか、ずっとこのままなのかはわからないと告げた。
のび太「そうだ、今日は君に見せたいものがあるんだ」
だけど僕は信じている。
彼女はきっと治る。
そうしてまた僕に、あの下手なバイオリンを聞かせてくれるのだ。
のび太「試作品だし、ミニサイズだけど…」
握った手を開くと、ミニドラが飛び出し、彼女のベッドの上を走り回った。
僕は606号室を訪れた。
ベッド脇に、高そうなチョコレートの箱が置かれている。
きっとスネ夫が来て、残していったのだろう。
僕は彼女に近づくと、その手に花束を握らせた。
のび太「ほら、いい香りがするだろう…」
彼女はやはりぴくりとも反応しなかった。
幼い頃、裏山でぼおっと座っているところを保護された彼女は、それきり口を利かず、自発的に動こうともせず、人形のようになってしまった。
この症状は、大人になった今も続いている。
保護された時、彼女は怪我をしており、それを誰かに手当てしてもらった痕跡が見られたが、彼女が口を利かない限り、あの日裏山で何があったのかはわからない。
医者は何かのショックで心が壊れてしまったのでしょうと見解を示し、彼女がいつか回復するか、ずっとこのままなのかはわからないと告げた。
のび太「そうだ、今日は君に見せたいものがあるんだ」
だけど僕は信じている。
彼女はきっと治る。
そうしてまた僕に、あの下手なバイオリンを聞かせてくれるのだ。
のび太「試作品だし、ミニサイズだけど…」
握った手を開くと、ミニドラが飛び出し、彼女のベッドの上を走り回った。
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:39:41.41 :0/5smjxH0
なるほど
なるほど
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:39:47.20 :g3g0wZAs0
支援
支援
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:39:49.61 :SsRu6rHQ0
のび太すげええ
のび太すげええ
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:39:52.00 :IvzDecdS0
泣いた
泣いた
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:39:55.41 :WvDcSABC0
のび太「これをさらに改良すれば、いつかきっとドラえもんが出来るはずさ」
ミニドラは彼女の肩に飛び乗り、彼女はただぼんやりと宙を見ていた。
のび太「なんてね。実際はまだまだ道のりは険しい。このミニドラだって、充電式で、稼働時間は一時間が限界だし」
僕は立っていって、窓を開けた。
心地よい風が、薄いカーテンを揺らした。
ミニドラはどうも走行音が大きすぎる。
僕はそろそろ引き上げたほうがいいだろうと判断し、ベッドを振り返った。
そうして僕は、自分の頬に温かなものがつたうのを感じた。
ミニドラ「ドラ!ドラ!」
ミニドラは彼女の手のひらの上で、はしゃいでいた。
それを見て、彼女はくつくつと楽しげに肩を揺らしていた。
僕は彼女の名を呼んだ。
のび太「しずかちゃん…」
彼女が僕を見る。
僕たちは十数年ぶりに、視線を合わせた。
―end―
のび太「これをさらに改良すれば、いつかきっとドラえもんが出来るはずさ」
ミニドラは彼女の肩に飛び乗り、彼女はただぼんやりと宙を見ていた。
のび太「なんてね。実際はまだまだ道のりは険しい。このミニドラだって、充電式で、稼働時間は一時間が限界だし」
僕は立っていって、窓を開けた。
心地よい風が、薄いカーテンを揺らした。
ミニドラはどうも走行音が大きすぎる。
僕はそろそろ引き上げたほうがいいだろうと判断し、ベッドを振り返った。
そうして僕は、自分の頬に温かなものがつたうのを感じた。
ミニドラ「ドラ!ドラ!」
ミニドラは彼女の手のひらの上で、はしゃいでいた。
それを見て、彼女はくつくつと楽しげに肩を揺らしていた。
僕は彼女の名を呼んだ。
のび太「しずかちゃん…」
彼女が僕を見る。
僕たちは十数年ぶりに、視線を合わせた。
―end―
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:40:45.42 :KIH2ynx70
乙ー
乙ー
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:40:54.87 :p1aNkyzt0
しかし、何故しずかは心を閉ざしたのか
しかし、何故しずかは心を閉ざしたのか
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:40:59.60 :0/5smjxH0
乙!
乙!
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:00.24 :8i3miWkd0
乙
乙
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:03.92 :iHam8Hlq0
乙
いい話だった
乙
いい話だった
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:15.84 :To/Vz9b1i
おつ!
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:22.09 :S0m08DU4i
乙やな
乙やな
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:24.32 :KCoAVEoOi
やっと追いついた
面白かった乙!
やっと追いついた
面白かった乙!
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:32.00 :Bjb4DFVv0
乙
泣きそう
乙
泣きそう
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:38.00 :1Jga1EUN0
面白かった!おつ
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:42.47 :WvDcSABC0
読んでくださった方、支援、ありがとうございました!
色々な矛盾点はごめんなさい。
また何か書いた時はよろしくお願いします。
読んでくださった方、支援、ありがとうございました!
色々な矛盾点はごめんなさい。
また何か書いた時はよろしくお願いします。
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:45.18 :9JUIhnNr0
お疲れ様
お疲れ様
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:47.10 :8M4RTQiR0
素晴らしい
やっと練習に出られる
素晴らしい
やっと練習に出られる
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:48.83 :nijZzmES0
乙!
面白かったよー
面白かったよー
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:41:57.89 :rMaf4tli0
面白かった
面白かった
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:42:01.62 :0/5smjxH0
ジャイ子の運命はかわってもろくちゃんの未来はかわらないってことか
ジャイ子の運命はかわってもろくちゃんの未来はかわらないってことか
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:42:02.82 :CHhOj9JT0
スレタイ忘れてた…
乙!
スレタイ忘れてた…
乙!
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:42:24.57 :VDi+l3N40
乙
乙
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:42:33.60 :s1tM2ZNNI
>>230
野犬に襲われたみたいな事が書かれてなかった?
>>230
野犬に襲われたみたいな事が書かれてなかった?
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:42:44.27 :HdQIq2EnP
うむ
うむ
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:43:09.02 :S0m08DU4i
最後がちょっとわかりづらい。
だれか解説して
最後がちょっとわかりづらい。
だれか解説して
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:43:12.33 :/b0zyuMI0
乙
乙
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:43:15.28 :5i+BEIEC0
なんでじずかちゃん消えたん
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:43:22.33 :xdX40pdSi
乙!最後までみれて良かった
乙!最後までみれて良かった
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:44:00.33 :xKou33a0i
乙
乙
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:44:11.33 :zCQWxC/R0
誰か解説してくれー
誰か解説してくれー
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:44:21.43 :OPyDy7JoO
じつは野犬じゃなくて
じつは野犬じゃなくて
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:44:27.68 :4ucAZz8E0
乙ー!面白かった!
乙ー!面白かった!
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:44:40.04 :O/IzxFt90
おもしろかったぞ!
乙!
おもしろかったぞ!
乙!
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:44:49.94 :p1aNkyzt0
>>255
そうなんだろうか
>>255
そうなんだろうか
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:44:56.86 :s1tM2ZNNI
>>1
解説とか出来る?
>>1
解説とか出来る?
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:45:04.57 :deFtb52q0
物語のメインで動いてたしずかちゃんは別の時代からきたしずかちゃんだったってこと?
物語のメインで動いてたしずかちゃんは別の時代からきたしずかちゃんだったってこと?
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:45:24.69 :EzhzJLKWi
面白かった!
が解説頼みます
面白かった!
が解説頼みます
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:45:31.28 :E8+BqX9U0
乙
感動した
乙
感動した
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:45:31.60 :XPqS9jTVP
おもろかったでー
>>251
606号室の子供はしずかちゃんだったから、どのみちあの時間軸の出来事は全てリセットされる
>>251
606号室の子供はしずかちゃんだったから、どのみちあの時間軸の出来事は全てリセットされる
264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:45:33.37 :VytEhSV30
そもそもタイムパトロール隊が時空の乱れ出来た時点にいって
ジャイ子としずかちゃん保護したら何も起きずにすんだのに
そもそもタイムパトロール隊が時空の乱れ出来た時点にいって
ジャイ子としずかちゃん保護したら何も起きずにすんだのに
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:45:45.63 :cnFhonAm0
ろくちゃんが過去の自分であると気付く
→ 時空がゆがんでいるという事実に気付く
ってとこまでしかワカンネ・・・
ろくちゃんが過去の自分であると気付く
→ 時空がゆがんでいるという事実に気付く
ってとこまでしかワカンネ・・・
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:46:16.99 :FzwNs/HE0
時空の歪みに巻き込まれた子供ジャイコの時間軸に合わせることにした
↓
一緒に巻き込まれたろくちゃん=しずか
子供ジャイコとろくちゃんの時間軸を正規ルートにするので、ダブっている大人しずかは消えた
ってことかな?
時空の歪みに巻き込まれた子供ジャイコの時間軸に合わせることにした
↓
一緒に巻き込まれたろくちゃん=しずか
子供ジャイコとろくちゃんの時間軸を正規ルートにするので、ダブっている大人しずかは消えた
ってことかな?
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:46:23.42 :TB3w31EYO
>>251
ジャイ子が少女漫画以外を描いたから生まれた未来のしずかが、分岐点にいるチビジャイ子に少女漫画だけ描きなさいとアドバイスしたから
前者の未来が消えた、しずかはその巻き添え
じゃね?
ジャイ子が少女漫画以外を描いたから生まれた未来のしずかが、分岐点にいるチビジャイ子に少女漫画だけ描きなさいとアドバイスしたから
前者の未来が消えた、しずかはその巻き添え
じゃね?
268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:47:15.74 :1Jga1EUN0
途中野(比)犬かなとか考えてたけど違った
途中野(比)犬かなとか考えてたけど違った
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:48:12.24 :IjeQ5Syp0
>>266
なるほど
>>266
なるほど
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:48:18.71 :S0m08DU4i
>>267
巻き添えというか自ら他者の未来を選んだということ?
>>267
巻き添えというか自ら他者の未来を選んだということ?
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:48:51.99 :VytEhSV30
>>260
現代でしずかちゃんの過去を書き換える出来事が起こったためにしずかちゃんの未来が書き換えられた
実際それが目に見える形になるまでタイムラグがあることはドラえもんがいってた
ジャイ子が殺されちゃうストイックな売れっ子じゃなくて理想を追い求め燻ってるニートになったのもそのため
>>260
現代でしずかちゃんの過去を書き換える出来事が起こったためにしずかちゃんの未来が書き換えられた
実際それが目に見える形になるまでタイムラグがあることはドラえもんがいってた
ジャイ子が殺されちゃうストイックな売れっ子じゃなくて理想を追い求め燻ってるニートになったのもそのため
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:48:56.43 :p5EvNpahi
なんで、しずかちゃんはロクが自分だって気付いたんだ?
なんで、しずかちゃんはロクが自分だって気付いたんだ?
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:48:57.02 :zrYPoiQmP
ロクちゃん=過去のしずか→時間移動してから改変までにしばらくかかる→タイムパトロールに元の時代に戻してもらったがショックで心を閉ざしたまま→事件が解決してから改変がきてしずか消滅
ってことか
タイムパトロールが時間移動してきた直後の時間にいけば問題なくね?
ロクちゃん=過去のしずか→時間移動してから改変までにしばらくかかる→タイムパトロールに元の時代に戻してもらったがショックで心を閉ざしたまま→事件が解決してから改変がきてしずか消滅
ってことか
タイムパトロールが時間移動してきた直後の時間にいけば問題なくね?
274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:48:59.15 :XWVkzsb10
中学生の遺体発見のニュースとかぶるな
野犬か…
中学生の遺体発見のニュースとかぶるな
野犬か…
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:49:31.88 :p1aNkyzt0
しずかは野犬に襲われただけ
であっても、過去のしずかだから、事後ってことなのか
対してジャイ子は、未来のを殺しただけであって、事後ではない
って事だろうな
しずかは野犬に襲われただけ
であっても、過去のしずかだから、事後ってことなのか
対してジャイ子は、未来のを殺しただけであって、事後ではない
って事だろうな
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:50:00.71 :deFtb52q0
あ、過去のしずかちゃんが心を閉ざしたから今のしずかちゃんの状況が変わったってことか
あ、過去のしずかちゃんが心を閉ざしたから今のしずかちゃんの状況が変わったってことか
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:50:39.61 :zasvsOQy0
しずかちゃん…
しずかちゃん…
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:50:45.63 :VytEhSV30
しずかちゃんは廃人のままジャイ子と一緒に過去に返された
以後そのまま大人になったため事件解決に身をささげたしずかちゃんはいない
以後そのまま大人になったため事件解決に身をささげたしずかちゃんはいない
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:51:32.20 :p1aNkyzt0
問題は、野犬に襲われただけで云々ってとこくらいだな
問題は、野犬に襲われただけで云々ってとこくらいだな
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:51:39.30 :5i+BEIEC0
>>263>>267
なんとなくわかった
>>263>>267
なんとなくわかった
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:52:07.73 :IjeQ5Syp0
つまりタイムパトロール無能すぎ市ねってことですね
つまりタイムパトロール無能すぎ市ねってことですね
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:53:19.61 :StAsEm5l0
>>278
そういうことか
>>278
そういうことか
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:53:57.42 :GFJAWmmC0
>>278
やっと納得したわ
面白かった>>1乙
やっと納得したわ
面白かった>>1乙
284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:54:23.01 :jdd5Tl2wO
面白かったわ
面白かったわ
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:55:46.42 :EKaCmrRx0
面白かったー引き込まれた
面白かったー引き込まれた
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:57:01.24 :TB3w31EYO
ひょっとして大人しずかを襲った野犬は、過去で子供しずかを襲った野犬の子孫なんだろうか
保健所とか仕事しろよ
ひょっとして大人しずかを襲った野犬は、過去で子供しずかを襲った野犬の子孫なんだろうか
保健所とか仕事しろよ
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:57:03.13 :RckOp4vg0
なるほど
2回読んで解説見てよくわかった
大層乙であった
なるほど
2回読んで解説見てよくわかった
大層乙であった
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:57:03.17 :4I/JVTVT0
すごい脳みそ使って読んだ
面白かったぜ
すごい脳みそ使って読んだ
面白かったぜ
289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:58:26.32 :acHFxj010
面白かったわ
>>1乙
面白かったわ
>>1乙
290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 10:59:48.44 :xMDHfnde0
>>278
大変わかり易い
>>278
大変わかり易い
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:01:05.92 :1AgSE7CX0
>>1乙
>>1乙
292: 忍法帖【Lv=6,xxxP】(1+0:15) :2013/08/30(金) 11:01:35.35 :AHJ5dt+U0
>>1乙
>>1乙
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:02:20.50 :Xajn5kwr0
>>1乙
>>1乙
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:04:08.16 :GR9OLpXbP
勝手な解釈だけど、最後にのび太と目を合わせた静は改変が起こる前の記憶がある静なのかな
せわしが消えた直後のドラも記憶あったし
勝手な解釈だけど、最後にのび太と目を合わせた静は改変が起こる前の記憶がある静なのかな
せわしが消えた直後のドラも記憶あったし
295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:04:47.13 :zCQWxC/R0
事件解決した大人しずかちゃんと、ロクちゃんが元いた時代とは別時間軸?
大人しずかちゃんが元気に育ったルートがなくね?
事件解決した大人しずかちゃんと、ロクちゃんが元いた時代とは別時間軸?
大人しずかちゃんが元気に育ったルートがなくね?
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:05:23.45 :OF1+bwiDO
とても面白かったけどこれで午前中が潰れてしまった…
とても面白かったけどこれで午前中が潰れてしまった…
297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:05:24.90 :0/5smjxH0
つまりバットエンド?
つまりバットエンド?
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:06:10.18 :40eFMuE+0
しずかとのび太は結婚しないの?
しずかとのび太は結婚しないの?
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:07:27.91 :TB3w31EYO
>>295
元気に育って事件解決したけど、過去が変わって廃人化して、元気な未来が消えた
>>295
元気に育って事件解決したけど、過去が変わって廃人化して、元気な未来が消えた
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:07:35.24 :deFtb52q0
でもドラえもんって基本的に未来は変えちゃいけない設定だよね
しずかちゃんがジャイ子に最後アドバイスしたのは物としての改変の証拠がないから気付かれずスルーされたとしても、しずかちゃんの状況はタイムパトロール隊にスルーはされないよね多分
でもドラえもんって基本的に未来は変えちゃいけない設定だよね
しずかちゃんがジャイ子に最後アドバイスしたのは物としての改変の証拠がないから気付かれずスルーされたとしても、しずかちゃんの状況はタイムパトロール隊にスルーはされないよね多分
301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:07:45.62 :9U7PTpjDi
>>239
感動した 乙
>>239
感動した 乙
302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:07:52.70 :9lN+pd97O
よう絵スレコテのモモンガ姐さんだ
賢いコテで通っている
で、さっぱりわからないからわかりやすい解説をイチレスにまとめて30分以内に頼む
いや、読んでるんだけどさ?スネ夫と静のフレンチあたりで飽きてさ
いやお前らまずは>>1から結末まで安価まとめてくれ本文おってくって疲れるんだよ
あとさ、内緒にしてたがモモンガ姐さんは必死チェッカー使えないからな?
そういう人がいるのも踏まえて書き終わったら安価まとめるのがSS書いたやつの義務なんじゃないのか?
よう絵スレコテのモモンガ姐さんだ
賢いコテで通っている
で、さっぱりわからないからわかりやすい解説をイチレスにまとめて30分以内に頼む
いや、読んでるんだけどさ?スネ夫と静のフレンチあたりで飽きてさ
いやお前らまずは>>1から結末まで安価まとめてくれ本文おってくって疲れるんだよ
あとさ、内緒にしてたがモモンガ姐さんは必死チェッカー使えないからな?
そういう人がいるのも踏まえて書き終わったら安価まとめるのがSS書いたやつの義務なんじゃないのか?
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:08:33.04 :BwK44HXQ0
過去と未来の話しはこんがらがるよな
過去と未来の話しはこんがらがるよな
304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:08:48.32 :WjEIN/mH0
よかった
よかった
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:11:28.14 :dZU+Za+kO
>>300
未来は変えちゃいけないけど、ちょっとしたことで変わっちゃうことは作中でもよく言われてる
TPは基本「止められる」歴史改変にしか対応出来ないよ
>>300
未来は変えちゃいけないけど、ちょっとしたことで変わっちゃうことは作中でもよく言われてる
TPは基本「止められる」歴史改変にしか対応出来ないよ
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:11:44.81 :Eji5KNIj0
みんなもっとしずかに
みんなもっとしずかに
307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:11:46.25 :H5/aCEdI0
描きためていた分は完璧だったのにお前らが急かすから後半が…
描きためていた分は完璧だったのにお前らが急かすから後半が…
308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:12:29.56 :OAyWvzjO0
直列宇宙だとこういうの解釈する楽しみ増えるよね
直列宇宙だとこういうの解釈する楽しみ増えるよね
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:12:31.55 :BUxqumHn0
犯人の身代わりをした世の中の のび太はどうなったかは分からず?
犯人の身代わりをした世の中の のび太はどうなったかは分からず?
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:12:37.24 :DMm1tuRa0
実に面白い
実に面白い
311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:13:10.27 :XBKpJ0We0
ロクちゃんが自分といつ気づいたの?
ロクちゃんが自分といつ気づいたの?
312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:13:25.88 :9U7PTpjDi
>しずか「私がリコーダーを盗まれて困っていた時、見つけてくれたのは誰?武さんが家出した時、何日も学校を休んで探し回っていた人は誰?出来杉さんが痴漢で捕まった時、その濡れ衣を晴らしてくれたのは誰?答えてよスネ夫さん!」
おれも盗みたい
>しずか「私がリコーダーを盗まれて困っていた時、見つけてくれたのは誰?武さんが家出した時、何日も学校を休んで探し回っていた人は誰?出来杉さんが痴漢で捕まった時、その濡れ衣を晴らしてくれたのは誰?答えてよスネ夫さん!」
おれも盗みたい
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:13:37.18 :9lN+pd97O
まずネタバレしてかまわんから
ジャイコを殺したのは誰かんでなんでのび太が犯人になったか
その詳細だけ早めに頼む
いいか?世の中は不具合を見つけたやつがケアをするのが基本なんだよ
んでそれを割りに合わんと思っちゃいかん
なんせどんな分野でも一年間に不具合に当たらないなんてまずないんだからな
ノルマさ
ノルマの練習だ
お前らはモモンガ姐さんが本文レス抽出できないというクレームスレを見つけたなら対処の練習をしてみろ
大人の役目を果たせるようにりたいだろ?
まずネタバレしてかまわんから
ジャイコを殺したのは誰かんでなんでのび太が犯人になったか
その詳細だけ早めに頼む
いいか?世の中は不具合を見つけたやつがケアをするのが基本なんだよ
んでそれを割りに合わんと思っちゃいかん
なんせどんな分野でも一年間に不具合に当たらないなんてまずないんだからな
ノルマさ
ノルマの練習だ
お前らはモモンガ姐さんが本文レス抽出できないというクレームスレを見つけたなら対処の練習をしてみろ
大人の役目を果たせるようにりたいだろ?
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:14:15.18 :QN3saPaH0
315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:14:57.66 :zCQWxC/R0
>>299
ロクちゃんが現代に来た時点で、子供時代のしずかちゃんはいなくなるんだよね?
戻さなかったら、過去のしずかちゃんはその時代で行方不明。
戻したら廃人しずかちゃん。
ムズイ...
>>299
ロクちゃんが現代に来た時点で、子供時代のしずかちゃんはいなくなるんだよね?
戻さなかったら、過去のしずかちゃんはその時代で行方不明。
戻したら廃人しずかちゃん。
ムズイ...
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:15:06.98 :c4CMm8Yx0
>>302
これコピペ?
まぁとにかく>>1乙
おもしろかった
>>302
これコピペ?
まぁとにかく>>1乙
おもしろかった
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:15:08.17 :1BJj9p0n0
>>309
この作品だと直列宇宙が前提だろうから、逮捕されたのび太のいる時間線は解体、再構成される
>>309
この作品だと直列宇宙が前提だろうから、逮捕されたのび太のいる時間線は解体、再構成される
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:16:18.15 :2dKnoFLi0
イイ話だった
イイ話だった
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:16:30.03 :9lN+pd97O
>>311あんまり気になるこというな
モモンガ姐さん今からインデックスの第八話探してみるんだからよ
ユウチューブでとりあえず
【8 死の神】
でググってみるわ
>>311あんまり気になるこというな
モモンガ姐さん今からインデックスの第八話探してみるんだからよ
ユウチューブでとりあえず
【8 死の神】
でググってみるわ
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:17:21.00 :dn6+tYF20
>>22
なんだこれわろた
>>22
なんだこれわろた
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:18:44.45 :uqaUU/2X0
馬鹿な俺には理解できなかったが、それでも良作だと感じられた
次回作があったら是非読みたいな乙
馬鹿な俺には理解できなかったが、それでも良作だと感じられた
次回作があったら是非読みたいな乙
322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:19:46.70 :TB3w31EYO
>>315
居なくなった直後の時間に戻せば、世界から数秒~数分消えた以外は変わらない
戻さない=タイムパトロールが仕事放棄する事だから確実に無理だけどな
変えるには過去の人物に干渉するのがせいぜいだろう
>>315
居なくなった直後の時間に戻せば、世界から数秒~数分消えた以外は変わらない
戻さない=タイムパトロールが仕事放棄する事だから確実に無理だけどな
変えるには過去の人物に干渉するのがせいぜいだろう
323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:20:04.71 :BUxqumHn0
過去に 子供しずかちゃんが未来にワープして のび太が犯人になった時代に
飛ばされているのに
なぜその時代に 大人しずかちゃんがいるの?
その大人しずかちゃんは何処からきたの?
過去に 子供しずかちゃんが未来にワープして のび太が犯人になった時代に
飛ばされているのに
なぜその時代に 大人しずかちゃんがいるの?
その大人しずかちゃんは何処からきたの?
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:22:01.45 :gDAUIVfe0
でも転載禁止しないしアフィの餌っていうね
でも転載禁止しないしアフィの餌っていうね
325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:22:37.56 :hYNULo6d0
gj
しずかが何故ロクちゃんだとわかったのか
あと更新された未来がおかしい
野犬は未来にいたんだろ
つまりロクちゃんは時間移動したあとに重傷になった
タイムパトロールは重傷のロクちゃんを過去の山に捨ててきたの?
gj
しずかが何故ロクちゃんだとわかったのか
あと更新された未来がおかしい
野犬は未来にいたんだろ
つまりロクちゃんは時間移動したあとに重傷になった
タイムパトロールは重傷のロクちゃんを過去の山に捨ててきたの?
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:23:07.92 :48qeqMSJ0
>>323
>>76
ロクちゃんが自分だってのは未来行く前から気づいてたんだろうな
>>323
>>76
ロクちゃんが自分だってのは未来行く前から気づいてたんだろうな
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:23:22.81 :BwK44HXQ0
>>324
転載禁止っていうのは無意味
>>324
転載禁止っていうのは無意味
328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:23:33.20 :nH1C1y5o0
ロクちゃんとなって元の時代に戻ってきたしずかちゃんは、
のび太やドラえもんたちと既に知り合いだったんだよね
ロクちゃんとなって元の時代に戻ってきたしずかちゃんは、
のび太やドラえもんたちと既に知り合いだったんだよね
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:24:19.52 :GR9OLpXbP
それはジャイ子にも言えること
過去から未来に干渉した事象が発覚した時点で、その未来は巻き戻ることが確約されてるって事では?
それはジャイ子にも言えること
過去から未来に干渉した事象が発覚した時点で、その未来は巻き戻ることが確約されてるって事では?
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:25:23.20 :R7fVCdEl0
今から読もうも思ったが、めちゃくちゃ長いな
もっと短編でいいのに
今から読もうも思ったが、めちゃくちゃ長いな
もっと短編でいいのに
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:25:31.16 :c4CMm8Yx0
>>323
多少いなくなってもすぐに未来は書きかえられないからだろ
>>323
多少いなくなってもすぐに未来は書きかえられないからだろ
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:25:35.10 :T0J3myIJ0
出来杉君の痴漢冤罪エピソードもっと掘ってくれ。
というか出演それだけとか切なすぎる
出来杉君の痴漢冤罪エピソードもっと掘ってくれ。
というか出演それだけとか切なすぎる
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:26:43.02 :ipqZ/N5B0
基本原作全く無視したドラえもんは嫌いだけど
この話は推理小説っぽくていいな
面白かった
基本原作全く無視したドラえもんは嫌いだけど
この話は推理小説っぽくていいな
面白かった
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:27:43.11 :TB3w31EYO
>>326
そういや、なんで気付けたんだろう
ある種の運命なのかな
>>326
そういや、なんで気付けたんだろう
ある種の運命なのかな
335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:28:32.08 :OeBp16ci0
乙
乙
336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:29:18.38 :2dKnoFLi0
>>323
タイムラグがあるから
本編前に時空の歪みでアニメ時代のジャイ子が漂流、大人ジャイ子を殺す→本編の未来でも歴史の変化が起こっているが、まだ確定しきってはない
少なくともアニメ時代ジャイ子が迷い込んだ後に子供しずかが漂流→本編最終盤で変化が起こり始める
しずかが廃人化したのが本編の前か後なのかは分からんね
>>323
タイムラグがあるから
本編前に時空の歪みでアニメ時代のジャイ子が漂流、大人ジャイ子を殺す→本編の未来でも歴史の変化が起こっているが、まだ確定しきってはない
少なくともアニメ時代ジャイ子が迷い込んだ後に子供しずかが漂流→本編最終盤で変化が起こり始める
しずかが廃人化したのが本編の前か後なのかは分からんね
337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:31:09.19 :nH1C1y5o0
そこらのラノベ作家より文章も伏線も起承転結も上手いな>>1
そこらのラノベ作家より文章も伏線も起承転結も上手いな>>1
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:31:12.53 :ipqZ/N5B0
しかしタイムパトロールも大変だな
無限にある時間の分岐点が未来へ及ぼす影響を全て把握して
辻褄合うように未来を変えて行ってるんだろ
労働時間はんぱないだろこりゃ完全にブラック企業ですわ
しかしタイムパトロールも大変だな
無限にある時間の分岐点が未来へ及ぼす影響を全て把握して
辻褄合うように未来を変えて行ってるんだろ
労働時間はんぱないだろこりゃ完全にブラック企業ですわ
339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:31:44.60 :hISy0UkL0
>>334
大人ジャイ子が幼少ジャイ子に気づいたのもはっきりはしてないしな
>>334
大人ジャイ子が幼少ジャイ子に気づいたのもはっきりはしてないしな
340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:32:02.07 :1Jga1EUN0
昔の友人にあった時みたいな感じで
昔の自分だって気がついたんじゃね
昔の友人にあった時みたいな感じで
昔の自分だって気がついたんじゃね
341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:32:05.42 :JSC14GjX0
野犬に襲われた(意味深)
乙
野犬に襲われた(意味深)
乙
342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:32:50.13 :y05LVn/Mi
しずかが廃人化する前の状態で時間を戻したら、ジャイ子に対してのメッセージも伝わらなくなっちゃうから、同じことがまた繰り返されるんだよ
しずかが廃人化する前の状態で時間を戻したら、ジャイ子に対してのメッセージも伝わらなくなっちゃうから、同じことがまた繰り返されるんだよ
343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:33:17.94 :R6oWPtaU0
素晴らしい
今日の午前は創作スレが熱い
素晴らしい
今日の午前は創作スレが熱い
344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:33:34.78 :zCQWxC/R0
>>338
基本的にタイムトラべーが何かしなきゃ未来を変える出来事なんか起こらないんだから、暇なんじゃね?
>>338
基本的にタイムトラべーが何かしなきゃ未来を変える出来事なんか起こらないんだから、暇なんじゃね?
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:33:52.73 :c4CMm8Yx0
>>340
自分の小さい頃だろ?
>>340
自分の小さい頃だろ?
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:35:15.72 :2dKnoFLi0
>>339
自分の小さい頃の顔なんて鏡や写真で覚えてるもんじゃね?
それよりロクちゃんがしずかだと暗に臭わせる文がしずかが消えるところまでなかったのは惜しいな
>>339
自分の小さい頃の顔なんて鏡や写真で覚えてるもんじゃね?
それよりロクちゃんがしずかだと暗に臭わせる文がしずかが消えるところまでなかったのは惜しいな
347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:36:52.12 :ipqZ/N5B0
>>344
あぁそうか
時空の歪みや未来の人間が過去に干渉しない限り時の流れは不変だな
タイムパトロールやっぱホワイトだわ
>>344
あぁそうか
時空の歪みや未来の人間が過去に干渉しない限り時の流れは不変だな
タイムパトロールやっぱホワイトだわ
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:37:51.69 :OS3bPbwz0
過去のしずかちゃんが来た時点で今の時間軸にいるしずかちゃんはいない事になるんじゃないの?
過去のしずかちゃんが来た時点で今の時間軸にいるしずかちゃんはいない事になるんじゃないの?
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:38:27.97 :2dKnoFLi0
>>342
健常なしずかがいないっていう大きな要因ができちゃったから、大人しずか云々関係なしに変わったんじゃない?
>>342
健常なしずかがいないっていう大きな要因ができちゃったから、大人しずか云々関係なしに変わったんじゃない?
350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:38:31.49 :lhQzIxc10
>>347
自分たちに何かしらの影響があって書き換えられたりするのを覚悟の上でやる仕事とかもあるんだろうなTP
そんな仕事したくないわ
>>347
自分たちに何かしらの影響があって書き換えられたりするのを覚悟の上でやる仕事とかもあるんだろうなTP
そんな仕事したくないわ
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:38:53.37 :nH1C1y5o0
>>346
いま自分が頭の中で想像した子供の頃の自分と
実際にアルバムとかで昔の写真で子供の頃の自分を見れば
いかに自分を客観的に見れていないってことがわかるよ
まぁ自分の姿は鏡や写真やビデオでしか見れないからね
>>346
いま自分が頭の中で想像した子供の頃の自分と
実際にアルバムとかで昔の写真で子供の頃の自分を見れば
いかに自分を客観的に見れていないってことがわかるよ
まぁ自分の姿は鏡や写真やビデオでしか見れないからね
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:39:03.31 :c4CMm8Yx0
>>348
>>76を読みなおそう
>>348
>>76を読みなおそう
353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:39:40.37 :p1aNkyzt0
>>348
多分、何らかの形で、過去ジャイ子、過去しずかは元の時間に戻ってたんだろう、本来ならば
ただし、その場合ジャイ子は救われない、しずかは救われるって展開があったんじゃないかな
>>348
多分、何らかの形で、過去ジャイ子、過去しずかは元の時間に戻ってたんだろう、本来ならば
ただし、その場合ジャイ子は救われない、しずかは救われるって展開があったんじゃないかな
354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:40:27.60 :zODLqbK20
>>350
それ嫌だよな
解体・再構成された自分も確かに同一個体だけど、意識的なところで言うとその記憶もなくなるわけだし
>>350
それ嫌だよな
解体・再構成された自分も確かに同一個体だけど、意識的なところで言うとその記憶もなくなるわけだし
355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:40:50.23 :d+96OpkMO
歴史改変の影響でロクちゃん(過去しずか)としずかの記憶の混線が起こったっていう解釈はどうか
しずかはロクちゃんを見た瞬間、自分が体験していない時間漂流や野犬レ○プを
「思い出して」しまったからロクちゃんの正体に気付けた、と
ジャイ子のケースにも多分同じ現象が起きてたと予想
いくら過去の自分とはいえ、鉢合わせて即座にそうと分かるのは無理があるし
歴史改変の影響でロクちゃん(過去しずか)としずかの記憶の混線が起こったっていう解釈はどうか
しずかはロクちゃんを見た瞬間、自分が体験していない時間漂流や野犬レ○プを
「思い出して」しまったからロクちゃんの正体に気付けた、と
ジャイ子のケースにも多分同じ現象が起きてたと予想
いくら過去の自分とはいえ、鉢合わせて即座にそうと分かるのは無理があるし
356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:42:01.59 :nH1C1y5o0
>>348
過去のしずかちゃんが重症を負わずに現代に来て
無事に帰ることができたらパラドクスは発生しない
だけど過去のしずかちゃんが現代に来て開幕重症負ったから
もう健常なしずかちゃんルートは消えた
軽い怪我なら何もなかったけど
>>348
過去のしずかちゃんが重症を負わずに現代に来て
無事に帰ることができたらパラドクスは発生しない
だけど過去のしずかちゃんが現代に来て開幕重症負ったから
もう健常なしずかちゃんルートは消えた
軽い怪我なら何もなかったけど
357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:42:03.05 :dZU+Za+kO
>>346
割と唐突にしずかちゃんが時空の歪みの可能性を考えたのが伏線っちゃ伏線だな
>>346
割と唐突にしずかちゃんが時空の歪みの可能性を考えたのが伏線っちゃ伏線だな
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:42:10.38 :WiiHAqfM0
とにかく面白かった
とにかく面白かった
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:42:27.91 :p1aNkyzt0
>>354
と言うか、殆どの未来でTPが存在してるわけだから、その権力は絶大だよな
案外、自分たちだけは影響を受けない技術が確立されてたりとかな
>>354
と言うか、殆どの未来でTPが存在してるわけだから、その権力は絶大だよな
案外、自分たちだけは影響を受けない技術が確立されてたりとかな
360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:42:44.67 :zncaZz2N0
>>286
野犬に襲われたのは未来=大人しずかの時間軸でじゃね?
つまり、大人しずかが野犬に襲われる場面も伏線と考えると
大人・子供の同一人物を同じ野犬が襲ったと考えられる
>>286
野犬に襲われたのは未来=大人しずかの時間軸でじゃね?
つまり、大人しずかが野犬に襲われる場面も伏線と考えると
大人・子供の同一人物を同じ野犬が襲ったと考えられる
361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:42:54.68 :R6oWPtaU0
>>355
あり得る
>>355
あり得る
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:43:31.10 :Sp9YN/jZ0
記念パピコ
記念パピコ
363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:44:41.39 :BUxqumHn0
成長した時代に ヒット漫画家になったジャイ子の所に 子供時代のジャイコが飛ばされてくる
本来なら 歪みの影響で のりしろ が無くなったら 大人ジャイコは消えてしまうが
飛ばされてきた子供ジャイコが 本来の大人ジャイ子を殺す事により 歪みがおかしくなる
その事件後 偶然にも 子ども しずかちゃんが 飛ばされてくる
事件を解決し 飛ばされてきた 子ども静ちゃん 過去に返し
歪みののり代の部分が終わったら 健康な、しずかちゃんは居なかった存在になり
その時代の病院のベットに廃人しずかちゃんがいる
って事であってる?
成長した時代に ヒット漫画家になったジャイ子の所に 子供時代のジャイコが飛ばされてくる
本来なら 歪みの影響で のりしろ が無くなったら 大人ジャイコは消えてしまうが
飛ばされてきた子供ジャイコが 本来の大人ジャイ子を殺す事により 歪みがおかしくなる
その事件後 偶然にも 子ども しずかちゃんが 飛ばされてくる
事件を解決し 飛ばされてきた 子ども静ちゃん 過去に返し
歪みののり代の部分が終わったら 健康な、しずかちゃんは居なかった存在になり
その時代の病院のベットに廃人しずかちゃんがいる
って事であってる?
364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:44:49.61 :TB3w31EYO
>>360
なるほど、同じような匂いの獲物が来たから襲ったら、スネ夫の餌食になったわけか
>>360
なるほど、同じような匂いの獲物が来たから襲ったら、スネ夫の餌食になったわけか
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:44:55.61 :zncaZz2N0
>>306
>>306
366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:45:02.68 :2dKnoFLi0
>>347
ブラック過ぎたから一般人の渡航禁止にしてトラブル自体を減少させたんじゃないのかね?
>>351
そこは話の都合で、客観視には個人差があります・各自でご想像をってとこじゃない?
出会う直前にアルバム見てたとかさ
>>347
ブラック過ぎたから一般人の渡航禁止にしてトラブル自体を減少させたんじゃないのかね?
>>351
そこは話の都合で、客観視には個人差があります・各自でご想像をってとこじゃない?
出会う直前にアルバム見てたとかさ
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:45:19.81 :lt9n73KO0
なんか色々解釈あるみたいだけどとりま>>1乙!!
なんか色々解釈あるみたいだけどとりま>>1乙!!
368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:46:17.61 :zODLqbK20
>>76読んでて思ったんだが、この世界だと直列宇宙でもあり並列宇宙でもあるのか
まるで未来からのホットラインだ
>>76読んでて思ったんだが、この世界だと直列宇宙でもあり並列宇宙でもあるのか
まるで未来からのホットラインだ
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:46:54.96 :HMFpebkM0
すごい読みやすい文章で面白かった
あえて流行りの多世界解釈じゃないのがよかったな
タイムパラドックスってのも捻り方や見せ方で工夫できるもんなんだな
勉強になった
すごい読みやすい文章で面白かった
あえて流行りの多世界解釈じゃないのがよかったな
タイムパラドックスってのも捻り方や見せ方で工夫できるもんなんだな
勉強になった
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:47:40.74 :O/IzxFt90
心を閉ざしたしずかを元気づける為に少女漫画以外を書き始めるジャイ子
→しずか元気に大人になり事件解決
事件後
ジャイ子少女漫画で元気づけようとしたが失敗
→しずか心を閉ざしたまま
こんなかんじ?
心を閉ざしたしずかを元気づける為に少女漫画以外を書き始めるジャイ子
→しずか元気に大人になり事件解決
事件後
ジャイ子少女漫画で元気づけようとしたが失敗
→しずか心を閉ざしたまま
こんなかんじ?
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:48:55.99 :2dKnoFLi0
>>360
俺は過去の野犬が原因だと思ったけどね
ジャイ子が裏山で行方不明に。探しに来ていたしずかが野犬に襲われ時空の裂け目に入ってしまい、本編の時代へって感じで
過去の裏山に時空の裂け目があったかどうかはまったくの想像だけど
>>360
俺は過去の野犬が原因だと思ったけどね
ジャイ子が裏山で行方不明に。探しに来ていたしずかが野犬に襲われ時空の裂け目に入ってしまい、本編の時代へって感じで
過去の裏山に時空の裂け目があったかどうかはまったくの想像だけど
372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:49:13.78 :mADkz5faO
大人ジャイコは前田敦子で再生していいの?
大人ジャイコは前田敦子で再生していいの?
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:51:07.69 :R6oWPtaU0
>>370
ん?全然ちがくね?
>>370
ん?全然ちがくね?
374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:51:21.47 :NwXebfTE0
黒幕出木杉かと思ったらジャイアンかとおもったらジャイ子だった
黒幕出木杉かと思ったらジャイアンかとおもったらジャイ子だった
375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:51:58.79 :OS3bPbwz0
というか時空の歪みをタイムパトロールがなかった事にすればジャイこもロクちゃんも未来に来なかったんじゃ?
というか時空の歪みをタイムパトロールがなかった事にすればジャイこもロクちゃんも未来に来なかったんじゃ?
376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:53:39.26 :zODLqbK20
>>76に従うならばTPが時間線の修正をするか否かの判断をしてるんだよな?
てことは、過去しずかが未来に来たのはスルーされて大人しずかが修正されるのはなんでなんだ?
>>76に従うならばTPが時間線の修正をするか否かの判断をしてるんだよな?
てことは、過去しずかが未来に来たのはスルーされて大人しずかが修正されるのはなんでなんだ?
377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:53:47.82 :d+96OpkMO
>>375
岡部「無かったことにしてはいけない」
>>375
岡部「無かったことにしてはいけない」
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:55:08.52 :UY4sNXRe0
>>35
すごいよかった
>>35
すごいよかった
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:55:39.84 :UY4sNXRe0
あれなんで安価つけてんの俺
間違いね
あれなんで安価つけてんの俺
間違いね
380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:57:20.70 :Sp9YN/jZ0
>>376
過去しずかが過去に帰った時間軸に軌道修正されたから大人しずかは消滅して過去しずかがそのまま大人になった
>>376
過去しずかが過去に帰った時間軸に軌道修正されたから大人しずかは消滅して過去しずかがそのまま大人になった
381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:58:09.18 :8qp1goZr0
んー、難しいな
んー、難しいな
382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 11:58:52.95 :t//uIDGW0
立派な人間になったのび太なんか嫌いだ
のび太はダメ人間のままでいてくれよ
立派な人間になったのび太なんか嫌いだ
のび太はダメ人間のままでいてくれよ
383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:00:08.38 :OS3bPbwz0
そもそも時空の歪みによって過去のジャイこが未来のジャイこを殺すとかいう大事をタイムパトロールは放っておくの?
もし放っておかないなら何もしなくても未来は修正されるのでは?
そもそも時空の歪みによって過去のジャイこが未来のジャイこを殺すとかいう大事をタイムパトロールは放っておくの?
もし放っておかないなら何もしなくても未来は修正されるのでは?
384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:01:55.58 :8T+enUsI0
タイムパトロールがロクちゃんのケアをした上で過去に戻せばよかったんだけどね
まぁ所詮お役所仕事というか…
個人的にはミニドラ見たしずかちゃんが正気を取り戻すってラストが好きだから良いけど
ていうかのび太=ドラえもんの開発者っていうのもはや半公式化してきてるな
タイムパトロールがロクちゃんのケアをした上で過去に戻せばよかったんだけどね
まぁ所詮お役所仕事というか…
個人的にはミニドラ見たしずかちゃんが正気を取り戻すってラストが好きだから良いけど
ていうかのび太=ドラえもんの開発者っていうのもはや半公式化してきてるな
385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:02:40.55 :zncaZz2N0
>>355
面白いな
↓の未来しずかの不自然な喰い付きが、前兆を物語ってる伏線なのかも
>確かに記事には私の実家近くの地名があり、おどろおどろしい字体で『身元不明の少女、山中で発見』と見出しが出ていた。
>私はそれを食い入るようにして読んだ。
>私があまり真剣に記事を読んでいたためか、気がつくと同期が心配そうにこちらを覗きこんでいた。
>私は週刊誌を返す。
>>364
うん、同じ匂いにつられて~という解釈はそうだと思う
で、大人しずかが野犬に襲われる記述から>>48
獣姦説を裏付けるようなものを暗示してないか探したが
難しいなw
>>355
面白いな
↓の未来しずかの不自然な喰い付きが、前兆を物語ってる伏線なのかも
>確かに記事には私の実家近くの地名があり、おどろおどろしい字体で『身元不明の少女、山中で発見』と見出しが出ていた。
>私はそれを食い入るようにして読んだ。
>私があまり真剣に記事を読んでいたためか、気がつくと同期が心配そうにこちらを覗きこんでいた。
>私は週刊誌を返す。
>>364
うん、同じ匂いにつられて~という解釈はそうだと思う
で、大人しずかが野犬に襲われる記述から>>48
獣姦説を裏付けるようなものを暗示してないか探したが
難しいなw
386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:02:45.06 :9ewH5gnQ0
つーかスレタイが重いなあ、オチを聞いた後だと
つーかスレタイが重いなあ、オチを聞いた後だと
387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:03:35.87 :Sp9YN/jZ0
>>383
殺された大人ジャイ子の時間軸を無かった事にすればいいからね
>>383
殺された大人ジャイ子の時間軸を無かった事にすればいいからね
388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:04:30.92 :zyjbNcwa0
野犬の件が何の伏線なのかがまだよくわからない
野犬の件が何の伏線なのかがまだよくわからない
389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:05:20.02 :nH1C1y5o0
お前らドラえもんを思い出せ
のび太が過去や未来へ行ってもパラドクスは起こらない
何故ならちゃんと現代に帰ってるからだ
そしてその道中に大きな怪我や病気にかかったりしていないから
子供ジャイコも本編の世界に迷い込んだけど
ちゃんと自分のいた時代に戻れば何もパラドクスは発生しない
しかし未来の自分を殺してしまう
だけどショックで殺した記憶がなくなるので
そのまま元の時代に帰しても普通に暮らしていくので未来のジャイコは存在することになる
しかししずかは違う
本編の世界に迷い込んだ段階で既に再起不能の重症を負う
そして本編ではロクちゃんとして扱われる
本編の大人しずかはロクちゃんも元の時代に帰す
つまり健康に育ってきた自分の過去が改変されることとなる
よって本編の大人しずかは消滅し、
本編に出てきたロクちゃんが大人になった姿がしずかちゃん
こうだろ
お前らドラえもんを思い出せ
のび太が過去や未来へ行ってもパラドクスは起こらない
何故ならちゃんと現代に帰ってるからだ
そしてその道中に大きな怪我や病気にかかったりしていないから
子供ジャイコも本編の世界に迷い込んだけど
ちゃんと自分のいた時代に戻れば何もパラドクスは発生しない
しかし未来の自分を殺してしまう
だけどショックで殺した記憶がなくなるので
そのまま元の時代に帰しても普通に暮らしていくので未来のジャイコは存在することになる
しかししずかは違う
本編の世界に迷い込んだ段階で既に再起不能の重症を負う
そして本編ではロクちゃんとして扱われる
本編の大人しずかはロクちゃんも元の時代に帰す
つまり健康に育ってきた自分の過去が改変されることとなる
よって本編の大人しずかは消滅し、
本編に出てきたロクちゃんが大人になった姿がしずかちゃん
こうだろ
390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:05:22.48 :OcRQ3Yi0P
解釈で揉めるのは練りこまれた証だな
乙
解釈で揉めるのは練りこまれた証だな
乙
391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:06:30.25 :zODLqbK20
>>380
えーと、タイムパトロールが大きな変化があった場合、修正を加えるか否か判断できるってことは基本的には直列宇宙で有りながら並列宇宙の解釈もできると・・・
その割に過去しずかが未来に飛んだところで大きな変化が起きるわけでもないから、直ぐに修正しなかった or 重要人物じゃないから未来改変に気付かなかったわりには
後々になって時間線1つ潰してまで修正加えたのは何なのかなぁと
というか自分で書いててわけわからなくなってきた
>>380
えーと、タイムパトロールが大きな変化があった場合、修正を加えるか否か判断できるってことは基本的には直列宇宙で有りながら並列宇宙の解釈もできると・・・
その割に過去しずかが未来に飛んだところで大きな変化が起きるわけでもないから、直ぐに修正しなかった or 重要人物じゃないから未来改変に気付かなかったわりには
後々になって時間線1つ潰してまで修正加えたのは何なのかなぁと
というか自分で書いててわけわからなくなってきた
392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:07:03.82 :YTBnWQqe0
>>384
でも公式ではのび太は大人になってもダメ人間設定だよね
>>384
でも公式ではのび太は大人になってもダメ人間設定だよね
393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:07:09.10 :OS3bPbwz0
>>389
未来に行った事自体をなくす事はしちゃダメなの?
>>389
未来に行った事自体をなくす事はしちゃダメなの?
394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:08:36.46 :JSC14GjX0
>>392
でもいい職にはついている。あの世界の保護官がどれだけの地位かは知らないが
>>392
でもいい職にはついている。あの世界の保護官がどれだけの地位かは知らないが
395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:09:28.66 :VytEhSV30
ドラえもん作ったのがのびたなら
のびたが死刑になった未来のドラは奉公先が変わったくらいの変化ですまない気がする
まあ共同開発者の1人とかそういうことにすればいいんだけど
ドラえもん作ったのがのびたなら
のびたが死刑になった未来のドラは奉公先が変わったくらいの変化ですまない気がする
まあ共同開発者の1人とかそういうことにすればいいんだけど
396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:10:56.84 :zncaZz2N0
>>386
俺はむしろこのスレタイがないと
オチに辿りつくまでのしずかの心理が今一把握できないんじゃないかと思う
大人しずかは思春期時代をのび太と過ごすことで
屈折していった末に、自己嫌悪が醸成された
のび太の将来のこともあったが未来の自分自身に希望が見出せなかった
>私はやれやれと立ち上がり、彼女の席まで歩いて行く。
>全体的に見れば私もまだ彼女のように、若い部類に入ることだろう。
>だけどあと数年もすれば、お局グループの仲間入りだ。
>ずっとこの場所で私は老いていくのだろうか。
>いつか誰からも見向きされなくなる日が来るのだろうか。
>その日が来るのが、たまらなく怖い。
子供ジャイ子を救う一方で
未来の自分(大人しずかの未来)を救うべく
廃人ろくちゃんを過去に戻したことは大人しずかにとっての救済だった
ゆえにまぎれも無いハッピーエンドだよ、これは
>>386
俺はむしろこのスレタイがないと
オチに辿りつくまでのしずかの心理が今一把握できないんじゃないかと思う
大人しずかは思春期時代をのび太と過ごすことで
屈折していった末に、自己嫌悪が醸成された
のび太の将来のこともあったが未来の自分自身に希望が見出せなかった
>私はやれやれと立ち上がり、彼女の席まで歩いて行く。
>全体的に見れば私もまだ彼女のように、若い部類に入ることだろう。
>だけどあと数年もすれば、お局グループの仲間入りだ。
>ずっとこの場所で私は老いていくのだろうか。
>いつか誰からも見向きされなくなる日が来るのだろうか。
>その日が来るのが、たまらなく怖い。
子供ジャイ子を救う一方で
未来の自分(大人しずかの未来)を救うべく
廃人ろくちゃんを過去に戻したことは大人しずかにとっての救済だった
ゆえにまぎれも無いハッピーエンドだよ、これは
397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:13:24.37 :EhhXn2WX0
最後にしずかちゃんの状態が改善されたんだよね?
最後にしずかちゃんの状態が改善されたんだよね?
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:13:48.27 :KO5kOIIu0
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399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:14:14.69 :2dKnoFLi0
>>394
ドラミ・ミニドラSOSじゃ落ち着いた良いパパになってて子供ながらに衝撃を受けたけどな
>>394
ドラミ・ミニドラSOSじゃ落ち着いた良いパパになってて子供ながらに衝撃を受けたけどな
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:14:23.25 :DZpa9hlg0
こんな力入ったSSは久しぶりだな
かなり時間かかっただろ
おっぱいぱい
こんな力入ったSSは久しぶりだな
かなり時間かかっただろ
おっぱいぱい
401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:14:57.43 :nH1C1y5o0
>>397
たぶんしずかちゃんは回復してのび太と結婚して将来的にセワシ誕生→ドラえもんやってくる
>>397
たぶんしずかちゃんは回復してのび太と結婚して将来的にセワシ誕生→ドラえもんやってくる
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:15:27.59 :zCQWxC/R0
あー、分かった。
ロクちゃんと子供ジャイ子が現代に飛んできたのは、現代の過去には起こらなかったのか。
それが時空の歪みが発生して2人が来たことで、現代のしずかちゃんが矛盾した存在になった←これがタイムラグか。
時空の歪みが過去にできて2人を飛ばしてきた、じゃなくて、時空の歪みが現代にできて2人を連れてきてしまったってイメージか。
あー、分かった。
ロクちゃんと子供ジャイ子が現代に飛んできたのは、現代の過去には起こらなかったのか。
それが時空の歪みが発生して2人が来たことで、現代のしずかちゃんが矛盾した存在になった←これがタイムラグか。
時空の歪みが過去にできて2人を飛ばしてきた、じゃなくて、時空の歪みが現代にできて2人を連れてきてしまったってイメージか。
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:18:02.97 :YZmO3guJ0
面白かった!
面白かった!
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:18:14.70 :knR2LEvJi
最初から読み返せばいろいろと納得できる
最初から読み返せばいろいろと納得できる
405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:18:16.63 :EhhXn2WX0
>>401
なるほど結果的にドラえもんがやってくる未来は変わらないわけか
>>401
なるほど結果的にドラえもんがやってくる未来は変わらないわけか
406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:23:12.38 :2dKnoFLi0
>>402
連れてきたたて表現おもしろいな
でもこの時代に時空遭難者来すぎだぜ
時間犯罪者がなにかやってるのか、タイムパトロールが一般渡航禁止にした事で何か起こってるのか気になるね
>>402
連れてきたたて表現おもしろいな
でもこの時代に時空遭難者来すぎだぜ
時間犯罪者がなにかやってるのか、タイムパトロールが一般渡航禁止にした事で何か起こってるのか気になるね
407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:32:08.97 :TB3w31EYO
>>393
大き過ぎる改変は、辻褄合わせでうやむやにされてしまうからダメなんだろう
チキンカレーを作る未来を、過去改変でビーフカレーを作る未来に変える事は可能だけども
チキンカレーをハンバーグに改変する事は子供が駄々こねて結局出来ない、みたいな
>>393
大き過ぎる改変は、辻褄合わせでうやむやにされてしまうからダメなんだろう
チキンカレーを作る未来を、過去改変でビーフカレーを作る未来に変える事は可能だけども
チキンカレーをハンバーグに改変する事は子供が駄々こねて結局出来ない、みたいな
408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:33:27.57 :n5K9cwl/0
この後のび太がドラえもん開発者になるのか
未来からのび太のもとにやってきたドラえもんの開発者っていうのは誰なんだろうな
この後のび太がドラえもん開発者になるのか
未来からのび太のもとにやってきたドラえもんの開発者っていうのは誰なんだろうな
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:33:39.31 :w3HHWQA90
_ _,,..,,,,_
(:( )
|:| ・ω・ | エル・プサイ・
|:| |
`''ー---‐´
ξ ζ
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|:|::::・ω・::| コンガリィ
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410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:41:04.73 :h21QHSE60
読みごたえあったわこれ
作中スネ夫がジャイ子の部屋にやたら詳しいから真犯人はスネ夫!?なんて思ってしまったが全然違った
この結末にする為に自分の青春時代と今の自身をなかったことにしたしずかマジ天使
読みごたえあったわこれ
作中スネ夫がジャイ子の部屋にやたら詳しいから真犯人はスネ夫!?なんて思ってしまったが全然違った
この結末にする為に自分の青春時代と今の自身をなかったことにしたしずかマジ天使
411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:43:18.81 :zODLqbK20
>>410
それくらいのび太くんを愛していたってことなんだなぁ
そうかぁ…人生楽しそうだなぁ……
>>410
それくらいのび太くんを愛していたってことなんだなぁ
そうかぁ…人生楽しそうだなぁ……
412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:43:37.38 :NIRaNUuUi
mateだと肝付になっているのが不思議な運命を感じた
mateだと肝付になっているのが不思議な運命を感じた
413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:43:58.94 :8AR7tk8l0
このスレは間違いなくまとめにのる
アフィカス死ね
このスレは間違いなくまとめにのる
アフィカス死ね
414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:45:35.83 :9McQHjn/0
久しぶりに読み応えのあるSSに出くわした
これはログに残る
久しぶりに読み応えのあるSSに出くわした
これはログに残る
415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:46:27.12 :VytEhSV30
>>410
まあドラがこなかったらのびたが残念な感じになってるだろうからしずかちゃんの青春はより平凡でつまらないものだったろうな
>>410
まあドラがこなかったらのびたが残念な感じになってるだろうからしずかちゃんの青春はより平凡でつまらないものだったろうな
416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:50:57.65 :zCQWxC/R0
ようやく理解できたから感想を。
久々に本気で読みこんでしまった。
一本の小説、映画を観終えた気分。賢者モード。
素晴らしかったです。
気になったことと言えば、出木杉のエピソードはもっとマシなのはなかったのかwってのと子供ジャイ子が大人ジャイ子を殺すって無理があるような。
細かいことを言えば、タイムパトロールが2人に気づかないで放置してたってのもあるけど許容範囲。
ようやく理解できたから感想を。
久々に本気で読みこんでしまった。
一本の小説、映画を観終えた気分。賢者モード。
素晴らしかったです。
気になったことと言えば、出木杉のエピソードはもっとマシなのはなかったのかwってのと子供ジャイ子が大人ジャイ子を殺すって無理があるような。
細かいことを言えば、タイムパトロールが2人に気づかないで放置してたってのもあるけど許容範囲。
417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:52:39.64 :kXz85Nb70
しずかちゃんが廃人のまま過去に→色々変化→ジャイ子が殺されるような漫画家にならない
→よってしずか以外は幸せにってことで合ってる?
しずかちゃんが廃人のまま過去に→色々変化→ジャイ子が殺されるような漫画家にならない
→よってしずか以外は幸せにってことで合ってる?
418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:52:45.18 :bmEciPG0i
読み辛さが気にならないくらい面白かった!
乙!
読み辛さが気にならないくらい面白かった!
乙!
419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:53:24.64 :/Zp+qRaH0
序盤のしずかはなんで時間漂流してないのに時間漂流したしずかが現れたの?
序盤のしずかはなんで時間漂流してないのに時間漂流したしずかが現れたの?
420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:54:43.26 :BUxqumHn0
Aの世界
普通の世界→成長して のび太としずか付きあうが別れる→???
Bの世界
子ども時代に ジャイ子 しずかちゃん 飛ばされる→ 戻ってもしずか廃人
って事は Aの世界で 普通に成長してた しずかが事件を解決したんだろうけど
Aの世界のしずかは?
Aの世界
普通の世界→成長して のび太としずか付きあうが別れる→???
Bの世界
子ども時代に ジャイ子 しずかちゃん 飛ばされる→ 戻ってもしずか廃人
って事は Aの世界で 普通に成長してた しずかが事件を解決したんだろうけど
Aの世界のしずかは?
421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:54:47.73 :h21QHSE60
てかこの手のタイムパラドックスものって解釈が2通りあるね
過去現在未来のいずれかの改変により改変により全てが変わってしまう今回のSSみたいなのと
シュタゲみたく過去現在未来でどんな改変があろうともその時間軸は何も変わらず改変に対応した別の違う時間軸が増えるだけっての
てかこの手のタイムパラドックスものって解釈が2通りあるね
過去現在未来のいずれかの改変により改変により全てが変わってしまう今回のSSみたいなのと
シュタゲみたく過去現在未来でどんな改変があろうともその時間軸は何も変わらず改変に対応した別の違う時間軸が増えるだけっての
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:56:11.06 :/Zp+qRaH0
設定が平行世界式じゃないから難しいのか
設定が平行世界式じゃないから難しいのか
423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:56:10.99 :QN3saPaH0
ぶっちゃけ後半やっつけなんじゃない?面白かったから全然問題ないけど
ぶっちゃけ後半やっつけなんじゃない?面白かったから全然問題ないけど
424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 12:57:54.65 :/Zp+qRaH0
殺したこと覚えてないとか未来とはいえ似たような山で犬に襲われただけで廃人化とか
微妙な部分はあるけど
まぁおもしろかった
殺したこと覚えてないとか未来とはいえ似たような山で犬に襲われただけで廃人化とか
微妙な部分はあるけど
まぁおもしろかった
425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:00:06.68 :Dmb1OJp80
>>421
シュタゲは時間軸が増えてるんじゃなくて一本に統合されるんだろ。あくまで並行世界の記憶を持ってる岡部の主観だけど
>>421
シュタゲは時間軸が増えてるんじゃなくて一本に統合されるんだろ。あくまで並行世界の記憶を持ってる岡部の主観だけど
426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:05:28.11 :h21QHSE60
>>425
オカリン主観ではな
時間軸で言えば本来の1本から無限に枝分かれし続けるんじゃんかったっけ?
>>425
オカリン主観ではな
時間軸で言えば本来の1本から無限に枝分かれし続けるんじゃんかったっけ?
427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:06:37.17 :d+ahSUyT0
>>419
子供の頃のしずか
分岐
→時間漂流しないで大人になる本SSの主人公→分岐の影響で消滅
→時間漂流して野犬に襲われる
>>419
子供の頃のしずか
分岐
→時間漂流しないで大人になる本SSの主人公→分岐の影響で消滅
→時間漂流して野犬に襲われる
428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:08:53.43 :MFO9zR060
しずか:野犬に襲われ口が聞けなくなる
しずか、ジャイ子:未来に飛ばされる
ジャイ子:未来で成功したジャイ子を殺す
しずか、ジャイ子:ジャイアンの病院へ
未来のしずか、スネ夫によって事件解明
タイムパトロールが子供のしずか、ジャイ子を過去へ返す
しずかは野犬に襲われたショックで口が聞けないまま
ジャイ子は未来のしずかのアドバイスを守り、売れない少女漫画家へ
こんなかんじか?
未来に飛ばさせれる前にしずかは口が聞けなくなったのでそのままって事かな
でもそれだと、未来に飛ばされても飛ばされなくてもしずかは口が聞けないって事にならんか?
しずか:野犬に襲われ口が聞けなくなる
しずか、ジャイ子:未来に飛ばされる
ジャイ子:未来で成功したジャイ子を殺す
しずか、ジャイ子:ジャイアンの病院へ
未来のしずか、スネ夫によって事件解明
タイムパトロールが子供のしずか、ジャイ子を過去へ返す
しずかは野犬に襲われたショックで口が聞けないまま
ジャイ子は未来のしずかのアドバイスを守り、売れない少女漫画家へ
こんなかんじか?
未来に飛ばさせれる前にしずかは口が聞けなくなったのでそのままって事かな
でもそれだと、未来に飛ばされても飛ばされなくてもしずかは口が聞けないって事にならんか?
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:09:59.35 :TPISz0750
しずかちゃんが犯人だとおもってた
帰り血をごまかすためにワンピースを着ても不思議じゃなし、のび太がそこまでして庇うのはしずかちゃんかなって
思い出再生の道具がでてきたときは、ショックで事件について忘れてるしずかちゃんの記憶をおもいださせるのかと思った
で最後に裁判でしずかちゃんがスレタイしゃべって自白して終わりみたいな
しずかちゃんが犯人だとおもってた
帰り血をごまかすためにワンピースを着ても不思議じゃなし、のび太がそこまでして庇うのはしずかちゃんかなって
思い出再生の道具がでてきたときは、ショックで事件について忘れてるしずかちゃんの記憶をおもいださせるのかと思った
で最後に裁判でしずかちゃんがスレタイしゃべって自白して終わりみたいな
430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:12:52.49 :8M4RTQiR0
スレタイは何の補完?
スレタイは何の補完?
431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:16:39.88 :/Zp+qRaH0
>>429
子供の頃に漂流しなくても未来になると結局漂流しずかが現れるという運命?
>>429
子供の頃に漂流しなくても未来になると結局漂流しずかが現れるという運命?
432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:17:00.66 :h21QHSE60
>>430
輝かしい功績を上げ続けるのび太に対し後ろめたさから自ら離れて行ったり、のび太たちと違い何もなすことが出来ない凡人の自分に対してじゃね?
>>430
輝かしい功績を上げ続けるのび太に対し後ろめたさから自ら離れて行ったり、のび太たちと違い何もなすことが出来ない凡人の自分に対してじゃね?
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:17:18.57 :/Zp+qRaH0
427だった
427だった
434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:17:25.07 :nyCpGCS40
>>348
タイムラグのおかげですぐに消えなかったってことじゃね?
・過去しずか、ジャイ子が現在に来る。←現在しずか、ジャイ子が消える可能性が発生
・過去しずかが廃人、過去ジャイ子が少女漫画家を決意
・過去しずか、ジャイ子が過去に返される。←現在しずか、ジャイ子が消えることが確定
・現在しずかが消えて廃人に、現在ジャイ子が消えて少女漫画家志望に。
・新現在ジャイ子は新現在の過去ジャイ子に殺されなくなる。
・新現在しずかは新現在の過去しずかが廃人になるせいでやっぱり廃人に。
>>348
タイムラグのおかげですぐに消えなかったってことじゃね?
・過去しずか、ジャイ子が現在に来る。←現在しずか、ジャイ子が消える可能性が発生
・過去しずかが廃人、過去ジャイ子が少女漫画家を決意
・過去しずか、ジャイ子が過去に返される。←現在しずか、ジャイ子が消えることが確定
・現在しずかが消えて廃人に、現在ジャイ子が消えて少女漫画家志望に。
・新現在ジャイ子は新現在の過去ジャイ子に殺されなくなる。
・新現在しずかは新現在の過去しずかが廃人になるせいでやっぱり廃人に。
435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:25:07.48 :g+roUvso0
映画を見た後のような、小説を一気に読み終えた後のような気分
考察すればするほどよく作り込まれてるなって思う
本編とは全然違う雰囲気のストーリーでも1がキャラを自然に動かせる程、ドラえもんが世に浸透していてかつシンプルなキャラ設定だからなんだろうな
藤子先生もすごいわ
とても面白かった、乙
映画を見た後のような、小説を一気に読み終えた後のような気分
考察すればするほどよく作り込まれてるなって思う
本編とは全然違う雰囲気のストーリーでも1がキャラを自然に動かせる程、ドラえもんが世に浸透していてかつシンプルなキャラ設定だからなんだろうな
藤子先生もすごいわ
とても面白かった、乙
436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:26:12.54 :BUxqumHn0
のび太と別れ普通のOLをしていたしずか
書きたくない漫画でのヒット漫画家のジャイ子
の世界は最終的には消滅したって事だよね?
その世界が
廃人になって病院のベットに御見舞にのび太がくる世界と
好きな少女漫画で投稿を続けているジャイコ
の世界になったって事でいいのかな?
のび太と別れ普通のOLをしていたしずか
書きたくない漫画でのヒット漫画家のジャイ子
の世界は最終的には消滅したって事だよね?
その世界が
廃人になって病院のベットに御見舞にのび太がくる世界と
好きな少女漫画で投稿を続けているジャイコ
の世界になったって事でいいのかな?
437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:27:23.94 :0/5smjxH0
因果は収束するってことか
どの時間軸でも過程はどうあれ結果は同じ
因果は収束するってことか
どの時間軸でも過程はどうあれ結果は同じ
438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:31:34.07 :h21QHSE60
>>436
それであってると思う
つーことはアレか誰も事のあらましを覚えていないんだな
唯一覚えている可能性があるとすればジャイ子か・・・
>>436
それであってると思う
つーことはアレか誰も事のあらましを覚えていないんだな
唯一覚えている可能性があるとすればジャイ子か・・・
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:33:21.81 :c2BeGPEA0
ごちゃごちゃ考えるほど難しいことないだろう
ごちゃごちゃ考えるほど難しいことないだろう
440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:33:45.95 :D3d/LR4j0
この世界ののびたがドラえもんと出会えているということは、
この世界の未来のセワシくんが、ドラえもんを過去に送ったということ
そしてセワシくんが存在するということは、しずかちゃんの子どもが存在するということ
しずかちゃんルートのセワシくんか、ジャイ子ルートのセワシくんかは分からんがな
この世界ののびたがドラえもんと出会えているということは、
この世界の未来のセワシくんが、ドラえもんを過去に送ったということ
そしてセワシくんが存在するということは、しずかちゃんの子どもが存在するということ
しずかちゃんルートのセワシくんか、ジャイ子ルートのセワシくんかは分からんがな
441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:35:44.53 :JlrtOGAa0
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:37:03.00 :Dn7YTEYn0
タイムパトロールはいつも無能だな
タイムパトロールはいつも無能だな
443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:38:16.93 :6eaT6yKQ0
>>440
のび太が死んでもせわしくんは存在するんじゃ?
ただ血縁関係がないからドラえもんを送る意味がなかっただけで
>>440
のび太が死んでもせわしくんは存在するんじゃ?
ただ血縁関係がないからドラえもんを送る意味がなかっただけで
444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:39:52.52 :jnNW+IWw0
すげえ面白かったけどやっぱり直列宇宙は理解しにくいな
すげえ面白かったけどやっぱり直列宇宙は理解しにくいな
445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:41:11.53 :h21QHSE60
>>443
ドラえもん自身がセワシが生まれなかった世界にって言っとるがな
>>443
ドラえもん自身がセワシが生まれなかった世界にって言っとるがな
446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:41:32.29 :j9yjyZFV0
見てて思ったのはジャイアンはロクちゃんがしずかだと気付かなかったのか? ってとこ
ただ、時間解決した時間軸のしずかちゃんはのび太と距離を置いている関係だったし、
ジャイアンとのび太の社会的地位が決定的に終わってるから、
最後の時間軸の方が未来があっていいとは思ったね。自己犠牲の物語で、
それを4人がそれぞれ体現してるのは素晴らしいと思ったよ
見てて思ったのはジャイアンはロクちゃんがしずかだと気付かなかったのか? ってとこ
ただ、時間解決した時間軸のしずかちゃんはのび太と距離を置いている関係だったし、
ジャイアンとのび太の社会的地位が決定的に終わってるから、
最後の時間軸の方が未来があっていいとは思ったね。自己犠牲の物語で、
それを4人がそれぞれ体現してるのは素晴らしいと思ったよ
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:43:24.68 :UCOvzaPL0
SSの設定っていうよりドラ本編の
設定が足引っ張ってる感じ
SSの設定っていうよりドラ本編の
設定が足引っ張ってる感じ
448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:43:26.72 :6eaT6yKQ0
>>445
マジだ
それじゃあ原作の理論から言うとおかしくね?
(第一話の説明)
>>445
マジだ
それじゃあ原作の理論から言うとおかしくね?
(第一話の説明)
449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:45:55.95 :h21QHSE60
>>447,448
ホンマやね
最初のドラを送ったセワシは誰の子孫なんだと
>>447,448
ホンマやね
最初のドラを送ったセワシは誰の子孫なんだと
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:46:49.36 :0dOOMtmL0
原作の生まれなかった事にはならない設定はシュタゲでいう決まった事は変えられないなんだろうな
原作の生まれなかった事にはならない設定はシュタゲでいう決まった事は変えられないなんだろうな
451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:50:21.96 :zCQWxC/R0
>>448
kwsk
>>448
kwsk
452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:50:47.29 :d+96OpkMO
ジャイ子も時空漂流の影響で頭イカれ気味なんじゃね?
理想と違う自分と喧嘩はしても普通は殺すってところまではいかない
年とったジャイアンを普通にお兄ちゃんって呼んでたり、そのわりにしずかやスネ夫には気付かないし
外傷が無かったのは、野犬もレイ○する相手選ぶってことか
ジャイ子も時空漂流の影響で頭イカれ気味なんじゃね?
理想と違う自分と喧嘩はしても普通は殺すってところまではいかない
年とったジャイアンを普通にお兄ちゃんって呼んでたり、そのわりにしずかやスネ夫には気付かないし
外傷が無かったのは、野犬もレイ○する相手選ぶってことか
453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:56:29.61 :6eaT6yKQ0
>>451
http://i.imgur.com/fuRjv3J.jpg
>>451
http://i.imgur.com/fuRjv3J.jpg
454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 13:59:26.24 :h21QHSE60
>>453
デブいドラえもん懐かしい
>>453
デブいドラえもん懐かしい
455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:01:18.50 :d+96OpkMO
>>453
これ、
この世界ではそもそものび太が子孫を残せなかったから、
乗り物や方角が違うどころか、出発さえしなかったってことになるんだよな
この場合の釣り合いって、例えばのび太がジャイ子と結婚しない代わりに
のび太Jr.とジャイ子Jr.が結婚する、みたいなことだし
さすがに釣り合い取りようがないんだよな。ジャイ子も死んでるし
>>453
これ、
この世界ではそもそものび太が子孫を残せなかったから、
乗り物や方角が違うどころか、出発さえしなかったってことになるんだよな
この場合の釣り合いって、例えばのび太がジャイ子と結婚しない代わりに
のび太Jr.とジャイ子Jr.が結婚する、みたいなことだし
さすがに釣り合い取りようがないんだよな。ジャイ子も死んでるし
456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:05:28.24 :h21QHSE60
セワシ生まれたことにしての前提でしずかが自身の子孫に対して語り続けていた結果がセワシってことにすれば
かなり強引だけどね
セワシ生まれたことにしての前提でしずかが自身の子孫に対して語り続けていた結果がセワシってことにすれば
かなり強引だけどね
457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:06:22.56 :6eaT6yKQ0
>>455
もしもそうなら安易にドラえもんを送り出したりしないな
巡り巡って自分が生まれなくなること(実際ドラえもんのひみつ道具で何度も死にかけてる)もあるだろうし、貧乏のままのがいいだろ
>>455
もしもそうなら安易にドラえもんを送り出したりしないな
巡り巡って自分が生まれなくなること(実際ドラえもんのひみつ道具で何度も死にかけてる)もあるだろうし、貧乏のままのがいいだろ
458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:08:43.93 :GR9OLpXbP
歴史改変が起こる事前提なら話は変わるのではなかろうか
歴史認識が変わるまで時間的誤差があるのだから、初めから静が未来を変える事は織り込み済みだった
もしそうならなければTPが改変したんじゃないだろうか
歴史改変が起こる事前提なら話は変わるのではなかろうか
歴史認識が変わるまで時間的誤差があるのだから、初めから静が未来を変える事は織り込み済みだった
もしそうならなければTPが改変したんじゃないだろうか
459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:21:13.80 :nH1C1y5o0
本編に出てくる主人公のしずかちゃんは
いわゆるアニメのドラえもんのしずかちゃんがそのまま大人になった姿
本編に出てくる主人公のしずかちゃんは
いわゆるアニメのドラえもんのしずかちゃんがそのまま大人になった姿
460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:24:06.35 :D7tDapKe0
あーインスピレーション湧いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが
あーインスピレーション湧いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが
461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:27:49.73 :DAb1f5Ph0
廃人しずちゃんが過去に帰ってそれが大きくなったのが最後の方のしずちゃんなんだよな
なんでドラえもんはしずちゃんなおしてあげなかったの?
廃人しずちゃんが過去に帰ってそれが大きくなったのが最後の方のしずちゃんなんだよな
なんでドラえもんはしずちゃんなおしてあげなかったの?
462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:29:42.68 :j9yjyZFV0
>>461
それも疑問のひとつではある
ロクちゃんが帰った時間軸って普通にドラえもんが野比家に居る時間だと思うんだけど
>>461
それも疑問のひとつではある
ロクちゃんが帰った時間軸って普通にドラえもんが野比家に居る時間だと思うんだけど
463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:35:40.17 :nH+0MzOy0
まだスレ残ってたのか
まだスレ残ってたのか
464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:38:45.54 :h21QHSE60
>>460
おk
>>460
おk
465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:47:33.23 :BUxqumHn0
>>460
頑張れ
>>460
頑張れ
466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:50:57.33 :9McQHjn/0
>>460
しね
>>460
しね
467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 14:56:08.12 :aH1J4f8h0
夏厨大杉ワロタwww
夏厨大杉ワロタwww
468: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) :2013/08/30(金) 14:58:47.43 :Do/brhqj0
これって並行世界なん?それとも普通のタイムスリップ?
これって並行世界なん?それとも普通のタイムスリップ?
469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:04:11.94 :MyHbb0LZ0
>>460
普通のタイムスリップじゃないの?
タイムラグがあるだけで
>>460
普通のタイムスリップじゃないの?
タイムラグがあるだけで
470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:06:14.60 :MyHbb0LZ0
>>468だわ
>>468だわ
471: 忍法帖【Lv=39,xxxPT】(1+0:15) :2013/08/30(金) 15:06:27.48 :f3hn+miz0
くそもっと早めに見とけばよかったわ
くそもっと早めに見とけばよかったわ
472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:08:15.30 :Z15flZxc0
久々に文章読んで涙を流した
久々に文章読んで涙を流した
473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:11:50.62 :e7rwD+gf0
面白かったけど、これもとネタあるん?
なんか別のSF小説に、ドラえもんのキャラ当てはめたみたいな印象受けた。
面白かったけど、これもとネタあるん?
なんか別のSF小説に、ドラえもんのキャラ当てはめたみたいな印象受けた。
474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:14:09.09 :8irkFxcx0
おもしろかった!
>>1乙
おもしろかった!
>>1乙
475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:18:22.17 :9JUIhnNr0
>>460
おk
>>460
おk
476: 忍法帖【Lv=11,xxxPT】(1+0:15) :2013/08/30(金) 15:20:43.98 :8AnBqhB+0
しずかちゃんだけが幸せになれなかったのか…
しずかちゃんだけが幸せになれなかったのか…
477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:24:50.97 :iKn2zM5v0
子供が大人を体格差的に殺せるのか?と思ったけど
あの体格の子供ジャイ子なら細身の大人ジャイ子くらいなんとか出来そうだな
子供が大人を体格差的に殺せるのか?と思ったけど
あの体格の子供ジャイ子なら細身の大人ジャイ子くらいなんとか出来そうだな
478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:33:02.71 :h21QHSE60
>>476
幸せじゃなかったかもしれないけど何かをやれた(救えた)ことで満足はしてたと思う
>>476
幸せじゃなかったかもしれないけど何かをやれた(救えた)ことで満足はしてたと思う
479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:34:40.51 :hujKRkvO0
面白かった!
面白かった!
480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:40:59.28 :jEgFt/JPO
割と好きだけどのび太としずかちゃんの恋愛関係は
何も変わらないまま終わったな
割と好きだけどのび太としずかちゃんの恋愛関係は
何も変わらないまま終わったな
481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:42:32.80 :+6ywm8i/0
もしかして出木杉君犯人⁈と思った自分は浅はかだった
もしかして出木杉君犯人⁈と思った自分は浅はかだった
482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:46:11.27 :Dn7YTEYn0
俺はロク=しずちゃん=犯人だと思ったなあ
俺はロク=しずちゃん=犯人だと思ったなあ
483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 15:47:40.98 :GfrITgaY0
うーん面白かった
うーん面白かった
484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 16:04:37.53 :7XqmFMF5i
面白かった
カイジといい今日は良作が多いな
面白かった
カイジといい今日は良作が多いな
485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 16:04:46.30 :Vrd2xksP0
良スレage
良スレage
486: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) :2013/08/30(金) 16:10:02.77 :0/FGBTmy0
いいね
いいね
487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 16:10:13.91 :BhWX0aLL0
>>4の「なしです」
と
>>3の空気の読めなさにになんかワロタwwwww
>>4の「なしです」
と
>>3の空気の読めなさにになんかワロタwwwww
488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 16:19:55.49 :cjsZgTez0
今読んだ乙
今読んだ乙
489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/30(金) 16:44:41.57 :BhWX0aLL0
>>76
これ重要だな
>>76
これ重要だな