1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:21:10.41 :6Y634FX/o
提督「また大破で帰還か、吹雪。相変わらず戦果が芳しくないようだな」
吹雪「す、すみません。次は頑張ります!」
提督「頑張ります、ねぇ。それを聞くのも何度目だろうな」
吹雪「…………」
提督「お前がこの鎮守府に配属されてから、どれだけ経った?」
吹雪「えっと……2年とちょっと、です」
提督「その間、一度でもMVPを取ったことがあったか?」
吹雪「い、いえ……」
提督「また大破で帰還か、吹雪。相変わらず戦果が芳しくないようだな」
吹雪「す、すみません。次は頑張ります!」
提督「頑張ります、ねぇ。それを聞くのも何度目だろうな」
吹雪「…………」
提督「お前がこの鎮守府に配属されてから、どれだけ経った?」
吹雪「えっと……2年とちょっと、です」
提督「その間、一度でもMVPを取ったことがあったか?」
吹雪「い、いえ……」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:22:30.70 :6Y634FX/o
提督「ほとんど大破、よくて中破。お前のために道中で引き返したのも一度や二度じゃない」
吹雪「……すみません」
提督「私もMVP、つまり特別なことをしろとは言わん」
吹雪「…………」
提督「ただ、他の駆逐艦にできることくらいはできないものか。それすらも期待しすぎだと?」
吹雪「い、いえ! 次こそは必ず!」
提督「まあ、いつも返事だけはいいがな」
吹雪「…………」
提督「ほとんど大破、よくて中破。お前のために道中で引き返したのも一度や二度じゃない」
吹雪「……すみません」
提督「私もMVP、つまり特別なことをしろとは言わん」
吹雪「…………」
提督「ただ、他の駆逐艦にできることくらいはできないものか。それすらも期待しすぎだと?」
吹雪「い、いえ! 次こそは必ず!」
提督「まあ、いつも返事だけはいいがな」
吹雪「…………」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:25:56.30 :6Y634FX/o
吹雪「――はぁぁ。また怒られちゃった……」
加賀「ひどい溜息ね」
吹雪「あっ、加賀さん……」
加賀「落ち込むなら自室でやりなさい。公の場で悲観的な姿勢を見せるのは感心しないわ」
吹雪「ご、ごめんなさい」
吹雪(加賀さんにも叱られた……私、何やってるんだろ……)
吹雪「――はぁぁ。また怒られちゃった……」
加賀「ひどい溜息ね」
吹雪「あっ、加賀さん……」
加賀「落ち込むなら自室でやりなさい。公の場で悲観的な姿勢を見せるのは感心しないわ」
吹雪「ご、ごめんなさい」
吹雪(加賀さんにも叱られた……私、何やってるんだろ……)
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:27:36.51 :6Y634FX/o
吹雪(精神的に参った時……加賀さんならどうしてるのかなぁ)
吹雪「あっ、あの! 加賀さんに、ちょっと聞きたいことがあって!」
加賀「……なに?」
吹雪「わ、私……また全然活躍できなくて、司令官に怒られて……」
加賀「そのようね。その様子から容易に想像がつくわ」
吹雪「でも、どんなに頑張っても空回りするだけで、私もう、くじけそうで」
加賀「……何が言いたいの?」
吹雪「え、えっと……加賀さんはくじけそうな時、何を支えに頑張ってるのかなって」
加賀「支え? 愚問ね」
吹雪(精神的に参った時……加賀さんならどうしてるのかなぁ)
吹雪「あっ、あの! 加賀さんに、ちょっと聞きたいことがあって!」
加賀「……なに?」
吹雪「わ、私……また全然活躍できなくて、司令官に怒られて……」
加賀「そのようね。その様子から容易に想像がつくわ」
吹雪「でも、どんなに頑張っても空回りするだけで、私もう、くじけそうで」
加賀「……何が言いたいの?」
吹雪「え、えっと……加賀さんはくじけそうな時、何を支えに頑張ってるのかなって」
加賀「支え? 愚問ね」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:28:18.67 :6Y634FX/o
加賀「国のために戦うという志。それ以外に何があるのかしら」
吹雪「国のため……」
加賀「私たち艦娘は、この身に類稀なる能力を授かった。深海棲艦と戦えるだけの力を」
吹雪「……はい」
加賀「その力を以て、身を削ってでも深海棲艦と戦う。それが私たちの存在意義でしょう?」
吹雪「そ、それは分かってます。でも……」
加賀「その意志があれば、どんな苦境でも『くじける』なんてとても言えないと思うけれど」
吹雪「…………」
加賀「国のために戦うという志。それ以外に何があるのかしら」
吹雪「国のため……」
加賀「私たち艦娘は、この身に類稀なる能力を授かった。深海棲艦と戦えるだけの力を」
吹雪「……はい」
加賀「その力を以て、身を削ってでも深海棲艦と戦う。それが私たちの存在意義でしょう?」
吹雪「そ、それは分かってます。でも……」
加賀「その意志があれば、どんな苦境でも『くじける』なんてとても言えないと思うけれど」
吹雪「…………」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:30:19.58 :6Y634FX/o
加賀「あなたは嬉しくないのかしら。自ら国に貢献できることが」
吹雪「……嬉しい、はずなんですけど」
加賀「はず? 曖昧な答えね」
吹雪「大破して、怒られての繰り返しで……何のために生きてるのか、もうわからなくて」
加賀「個の心情は関係なく、生きる理由は国のため。そう言ったつもりだけど」
吹雪「私たちは、国のためにしか生きちゃいけない……」
加賀「当然のことでしょう」
吹雪「…………」
加賀「あなたは嬉しくないのかしら。自ら国に貢献できることが」
吹雪「……嬉しい、はずなんですけど」
加賀「はず? 曖昧な答えね」
吹雪「大破して、怒られての繰り返しで……何のために生きてるのか、もうわからなくて」
加賀「個の心情は関係なく、生きる理由は国のため。そう言ったつもりだけど」
吹雪「私たちは、国のためにしか生きちゃいけない……」
加賀「当然のことでしょう」
吹雪「…………」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:31:35.06 :6Y634FX/o
~ 防波堤 ~
吹雪「……艦娘は、国のためにしか生きられない」
吹雪「じゃあ何の力にもなれない、弱い私は存在する意味すら無いんじゃ……」
吹雪「弱いから提督にはしょっちゅう怒られるし、お陰ですっかり謝り癖がついちゃったし」
吹雪「凹んだ時もこうして膝を抱え込むだけで、大破したからって特訓する気も湧いてこない」
吹雪「なんだかなあ。私、なんで艦娘に生まれちゃったんだろう……」
赤城「……あら? 吹雪さん、こんにちは」
吹雪「えっ、赤城さん? なんでここに……」
赤城「私だって、たまには散歩くらいしますから」
吹雪(……赤城さんも、やっぱり加賀さんと同じように考えてるのかな)
~ 防波堤 ~
吹雪「……艦娘は、国のためにしか生きられない」
吹雪「じゃあ何の力にもなれない、弱い私は存在する意味すら無いんじゃ……」
吹雪「弱いから提督にはしょっちゅう怒られるし、お陰ですっかり謝り癖がついちゃったし」
吹雪「凹んだ時もこうして膝を抱え込むだけで、大破したからって特訓する気も湧いてこない」
吹雪「なんだかなあ。私、なんで艦娘に生まれちゃったんだろう……」
赤城「……あら? 吹雪さん、こんにちは」
吹雪「えっ、赤城さん? なんでここに……」
赤城「私だって、たまには散歩くらいしますから」
吹雪(……赤城さんも、やっぱり加賀さんと同じように考えてるのかな)
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:33:47.54 :6Y634FX/o
吹雪「――というわけで、なんだか最近ずっとモヤモヤしてて」
赤城「『艦娘は国のためにしか生きてはいけない。だから弱い自分は必要ない』ですか」
吹雪「はい……」
赤城「吹雪さん。あなたは、少し勘違いをしているのかもしれませんね」
吹雪「勘違い、ですか?」
赤城「私達が国のために生きるのは当然のこと。艦娘の生まれた理由そのものなのですから」
吹雪「それは分かりますけど」
赤城「でも、加賀さんがこの艦隊に吹雪さんは不要だ……と考えているとは思いません」
吹雪「え?」
吹雪「――というわけで、なんだか最近ずっとモヤモヤしてて」
赤城「『艦娘は国のためにしか生きてはいけない。だから弱い自分は必要ない』ですか」
吹雪「はい……」
赤城「吹雪さん。あなたは、少し勘違いをしているのかもしれませんね」
吹雪「勘違い、ですか?」
赤城「私達が国のために生きるのは当然のこと。艦娘の生まれた理由そのものなのですから」
吹雪「それは分かりますけど」
赤城「でも、加賀さんがこの艦隊に吹雪さんは不要だ……と考えているとは思いません」
吹雪「え?」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:35:13.94 :6Y634FX/o
赤城「最初は誰だって弱いんです。だから、弱いからいらない、なんて誰も言えません」
吹雪「でも、加賀さんは……」
赤城「加賀さんは自分にも周りにも厳しい方ですので、誤解されやすいだけなんです」
吹雪「…………」
赤城「本当はあなたが強く成長するのを期待していると思います。きっと提督もそうですよ」
吹雪「でも私……ホントに成長するんでしょうか。こんなんじゃMVPなんて一生無理じゃ……」
赤城「……吹雪さん、あなたにいいことを教えてあげますね」
吹雪「いいこと?」
赤城「『無理』というのは、嘘つきの言葉なんです」
赤城「最初は誰だって弱いんです。だから、弱いからいらない、なんて誰も言えません」
吹雪「でも、加賀さんは……」
赤城「加賀さんは自分にも周りにも厳しい方ですので、誤解されやすいだけなんです」
吹雪「…………」
赤城「本当はあなたが強く成長するのを期待していると思います。きっと提督もそうですよ」
吹雪「でも私……ホントに成長するんでしょうか。こんなんじゃMVPなんて一生無理じゃ……」
赤城「……吹雪さん、あなたにいいことを教えてあげますね」
吹雪「いいこと?」
赤城「『無理』というのは、嘘つきの言葉なんです」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:36:32.75 :6Y634FX/o
吹雪「ど……どういうことですか?」
赤城「途中で諦めるから無理になるんです。諦めなければ無理ではなくなります」
吹雪「え、え? じゅ、順序が逆じゃ……普通は『無理だから諦める』ですよね?」
赤城「でも何度大破しようと戦い続ければ、一ヶ月後か一年後か、MVPを取ることはできます」
吹雪「まあ、きっといつかは……」
赤城「つまり、無理ではなかったんです。MVPが取れたのだから『無理』という言葉は嘘だった」
吹雪「それは……そうかもしれませんけど」
赤城「一度できたのですから、次からはもう『無理』だなんて言葉は言えませんよね?」
吹雪「は……はい……」
吹雪(あ、赤城さん……怖い……)
吹雪「ど……どういうことですか?」
赤城「途中で諦めるから無理になるんです。諦めなければ無理ではなくなります」
吹雪「え、え? じゅ、順序が逆じゃ……普通は『無理だから諦める』ですよね?」
赤城「でも何度大破しようと戦い続ければ、一ヶ月後か一年後か、MVPを取ることはできます」
吹雪「まあ、きっといつかは……」
赤城「つまり、無理ではなかったんです。MVPが取れたのだから『無理』という言葉は嘘だった」
吹雪「それは……そうかもしれませんけど」
赤城「一度できたのですから、次からはもう『無理』だなんて言葉は言えませんよね?」
吹雪「は……はい……」
吹雪(あ、赤城さん……怖い……)
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:38:38.26 :6Y634FX/o
~ 吹雪の自室 ~
吹雪「……加賀さんは、国のために身を粉にして戦えって言ってた」
吹雪「赤城さんも口調は優しかったけど、弱音を吐くのは許さないって感じだったし」
吹雪「どうしよう……私、やっぱりもう……」
吹雪「…………」
吹雪「解体、してもらおうかな……」
~ 吹雪の自室 ~
吹雪「……加賀さんは、国のために身を粉にして戦えって言ってた」
吹雪「赤城さんも口調は優しかったけど、弱音を吐くのは許さないって感じだったし」
吹雪「どうしよう……私、やっぱりもう……」
吹雪「…………」
吹雪「解体、してもらおうかな……」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:41:14.38 :6Y634FX/o
~ 司令室 ~
吹雪「失礼します」
提督「吹雪か。帰還報告なら先ほど聞いたが、他に何かあるのか?」
吹雪「実は司令官に、これを受け取ってもらいたくて」
提督「これは……解体届か。自分で書いて持ってくるとはな」
吹雪「はい。もう私、この鎮守府でやっていける自信がありません……」
吹雪(……これでいいんだ。艦隊のお荷物になるくらいなら、解体された方がマシなんだから)
~ 司令室 ~
吹雪「失礼します」
提督「吹雪か。帰還報告なら先ほど聞いたが、他に何かあるのか?」
吹雪「実は司令官に、これを受け取ってもらいたくて」
提督「これは……解体届か。自分で書いて持ってくるとはな」
吹雪「はい。もう私、この鎮守府でやっていける自信がありません……」
吹雪(……これでいいんだ。艦隊のお荷物になるくらいなら、解体された方がマシなんだから)
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:43:03.16 :oe/Prm7Eo
黒城さん…
黒城さん…
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:43:11.41 :6Y634FX/o
提督「そうか。では明日付けで駆逐艦『吹雪』は解体する。これは決定事項だ」
吹雪「あ、あれ……? ず、ずいぶんあっさり……」
提督「私は100隻以上の艦娘を抱えている。軟弱者をいちいち説得している暇は無い」
吹雪「…………」
提督「長門」
長門「ええ、『次』を用意しておきます」
吹雪「次……って、私の代わりの艦娘ってことですか?」
長門「ああ。国のためならと、最前線への着任を希望する艦娘はいくらでもいるからな」
提督「そうか。では明日付けで駆逐艦『吹雪』は解体する。これは決定事項だ」
吹雪「あ、あれ……? ず、ずいぶんあっさり……」
提督「私は100隻以上の艦娘を抱えている。軟弱者をいちいち説得している暇は無い」
吹雪「…………」
提督「長門」
長門「ええ、『次』を用意しておきます」
吹雪「次……って、私の代わりの艦娘ってことですか?」
長門「ああ。国のためならと、最前線への着任を希望する艦娘はいくらでもいるからな」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:45:19.41 :6Y634FX/o
提督「では明日、解体準備が完了したら呼び出す。それまでは自室待機だ、荷物もまとめておけ」
吹雪「はい。失礼しました」
ガチャッ バタン
提督「……とは言ったものの。成長を見込んで2年も運用していたから、解体するのはな」
長門「解体しても、駆逐艦では大した資源にもなりません。近代化改修の素材に回しては?」
提督「いや……待てよ。そういえば次に攻める海域は、ボスがあまり強くないはず」
長門「ええ、ですから道中さえ突破できれば制圧は容易かと。それが何か?」
提督「私にいい考えがある」
提督「では明日、解体準備が完了したら呼び出す。それまでは自室待機だ、荷物もまとめておけ」
吹雪「はい。失礼しました」
ガチャッ バタン
提督「……とは言ったものの。成長を見込んで2年も運用していたから、解体するのはな」
長門「解体しても、駆逐艦では大した資源にもなりません。近代化改修の素材に回しては?」
提督「いや……待てよ。そういえば次に攻める海域は、ボスがあまり強くないはず」
長門「ええ、ですから道中さえ突破できれば制圧は容易かと。それが何か?」
提督「私にいい考えがある」
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:45:48.79 :bIhfbIeGo
そこはかとなく漂うブラ鎮臭
そこはかとなく漂うブラ鎮臭
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:48:30.70 :6Y634FX/o
翌日――
吹雪「司令官! 今日の任務、私も出撃するんですか?」
提督「そうだ」
吹雪「もう解体待ちの身なのに、出撃しても……」
提督「状況が変わったのだ。解体するまで私の部下であることに違いはない、指示には従え」
吹雪「は、はいっ」
長門「今回は私が旗艦を務める。編成はこの通りだ、各艦はすぐ出撃準備に入れ!」
長門改 Lv95
赤城改 Lv92
加賀改 Lv90
那智改二 Lv87
川内改二 Lv85
吹雪 Lv7
吹雪「なんだか、また私が足を引っ張りそうな編成だなぁ……でも最後だし、がんばろっと!」
翌日――
吹雪「司令官! 今日の任務、私も出撃するんですか?」
提督「そうだ」
吹雪「もう解体待ちの身なのに、出撃しても……」
提督「状況が変わったのだ。解体するまで私の部下であることに違いはない、指示には従え」
吹雪「は、はいっ」
長門「今回は私が旗艦を務める。編成はこの通りだ、各艦はすぐ出撃準備に入れ!」
長門改 Lv95
赤城改 Lv92
加賀改 Lv90
那智改二 Lv87
川内改二 Lv85
吹雪 Lv7
吹雪「なんだか、また私が足を引っ張りそうな編成だなぁ……でも最後だし、がんばろっと!」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:48:53.36 :BEDkkGGA0
投資した分回収するだけだ
悲しいけどこれ戦争なのよね
投資した分回収するだけだ
悲しいけどこれ戦争なのよね
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:51:03.78 :H0oVs8BUO
逆に二年出撃させててこれしか上がってないって、どんだけだよ……。
逆に二年出撃させててこれしか上がってないって、どんだけだよ……。
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:51:06.32 :bIhfbIeGo
解体すれば普通の女の子に戻れるのにそれすら許されず……
ていうかレベル7の駆逐艦にMVPとれってむしろ提督が無能じゃねえか!
解体すれば普通の女の子に戻れるのにそれすら許されず……
ていうかレベル7の駆逐艦にMVPとれってむしろ提督が無能じゃねえか!
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:52:00.27 :6Y634FX/o
那智「吹雪!」
川内「良かった、出撃前に見つかって」
吹雪「那智さん、川内さん。どうしたんですか?」
那智「その……今回の出撃、取りやめる気はないか?」
吹雪「えっ? どうしてですか?」
川内「……今の時点じゃなんとも言えないけど、嫌な予感がする」
那智「ああ。お前はまだ練度も低い、無理をしなくてもいいだろう?」
吹雪「ありがとうございます。でも私、これが最後なので。一度くらい活躍してみせたいんです!」
那智「…………」
吹雪「すみません、まだ出撃準備が終わってなくて。また後で!」タタタッ
那智「……よりによって、最後の出撃でか」
川内「酷いよ、こんなの……」
那智「吹雪!」
川内「良かった、出撃前に見つかって」
吹雪「那智さん、川内さん。どうしたんですか?」
那智「その……今回の出撃、取りやめる気はないか?」
吹雪「えっ? どうしてですか?」
川内「……今の時点じゃなんとも言えないけど、嫌な予感がする」
那智「ああ。お前はまだ練度も低い、無理をしなくてもいいだろう?」
吹雪「ありがとうございます。でも私、これが最後なので。一度くらい活躍してみせたいんです!」
那智「…………」
吹雪「すみません、まだ出撃準備が終わってなくて。また後で!」タタタッ
那智「……よりによって、最後の出撃でか」
川内「酷いよ、こんなの……」
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:53:17.53 :o4rg3H0iO
(´;ω;`)
23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:54:48.66 :6Y634FX/o
戦闘海域 道中――
長門「ビッグ7の力、侮るなよ!」
ドゴォォン!!
重巡ネ級「グオオォォォォ……」
長門「今ので最後のようだな。赤城、被害報告を」
赤城「3戦闘を終えて、吹雪さんが大破。他の艦は軽微な損傷で済んでいます」
吹雪「す、すみません……」
長門「ふむ。では、次のボス海域までこのまま進軍する」
吹雪「…………えっ」
戦闘海域 道中――
長門「ビッグ7の力、侮るなよ!」
ドゴォォン!!
重巡ネ級「グオオォォォォ……」
長門「今ので最後のようだな。赤城、被害報告を」
赤城「3戦闘を終えて、吹雪さんが大破。他の艦は軽微な損傷で済んでいます」
吹雪「す、すみません……」
長門「ふむ。では、次のボス海域までこのまま進軍する」
吹雪「…………えっ」
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:56:28.10 :zDeRBFAS0
敵の提督を発見!
これより交戦に入る!
敵の提督を発見!
これより交戦に入る!
25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:57:30.63 :6Y634FX/o
吹雪「そ、そんな! このまま進軍したら、私……」
長門「轟沈するかもしれんな。しかし、それが提督の命令だ」
吹雪「司令官の!?」
赤城「やはり、吹雪さんは捨て艦でしたか」
吹雪「す……捨て艦……?」
加賀「つまり、沈んでも良い艦ということ。弾散らし用に、練度の低い艦をあえて入れているのよ」
赤城「ボスが強くなければ、5隻以下で十分勝利できる。海域突破には有効な戦術とされています」
吹雪「じゃ、じゃあ私は、最初から沈む前提で出撃を……?」
長門「そういうことだ」
吹雪「……っ!!」
吹雪「そ、そんな! このまま進軍したら、私……」
長門「轟沈するかもしれんな。しかし、それが提督の命令だ」
吹雪「司令官の!?」
赤城「やはり、吹雪さんは捨て艦でしたか」
吹雪「す……捨て艦……?」
加賀「つまり、沈んでも良い艦ということ。弾散らし用に、練度の低い艦をあえて入れているのよ」
赤城「ボスが強くなければ、5隻以下で十分勝利できる。海域突破には有効な戦術とされています」
吹雪「じゃ、じゃあ私は、最初から沈む前提で出撃を……?」
長門「そういうことだ」
吹雪「……っ!!」
26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 18:59:06.60 :6Y634FX/o
吹雪「だからさっき、那智さん達が……」
那智「……確証は無かった。あったところで私ごときの権限では止められないが」
川内「捨て艦戦法が指示されてるのなら、もう運良く生き残れることを祈るしかない……」
吹雪「そ、そんなの無理ですよ! 大破でボスに挑んで、生き残れるわけ……」
赤城「また無理と言いましたね。諦めなければ無理ではない。そう教えたはずですよ」
吹雪「あ、赤城さんまで……」
長門「さあ、グズグズするな。時間が経てば近海から敵の増援が来る可能性もある」
加賀「弱い弱いと嘆いていたあなたが、形はどうあれ国に貢献できるのよ。本望でしょう」
吹雪「う、ううっ……!」
吹雪「だからさっき、那智さん達が……」
那智「……確証は無かった。あったところで私ごときの権限では止められないが」
川内「捨て艦戦法が指示されてるのなら、もう運良く生き残れることを祈るしかない……」
吹雪「そ、そんなの無理ですよ! 大破でボスに挑んで、生き残れるわけ……」
赤城「また無理と言いましたね。諦めなければ無理ではない。そう教えたはずですよ」
吹雪「あ、赤城さんまで……」
長門「さあ、グズグズするな。時間が経てば近海から敵の増援が来る可能性もある」
加賀「弱い弱いと嘆いていたあなたが、形はどうあれ国に貢献できるのよ。本望でしょう」
吹雪「う、ううっ……!」
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:01:47.71 :6Y634FX/o
ボス海域――
空母ヲ級「ヲヲ……!」
ドゴォォォォ!!
加賀「やりました」
赤城「さすがは加賀さん、敵空母を一蹴とは」
長門「ボスにしては攻撃の質も量も、道中とさほど変わらない。想定通りだな」
赤城「長門さん、慢心は……」
ブゥゥゥ….ン
赤城「この音は……艦載機? 撃墜した敵空母の艦載機がまだ……」
加賀「! 長門さん、直上です!」
長門「なに!?」
ズドォォォォ……!
ボス海域――
空母ヲ級「ヲヲ……!」
ドゴォォォォ!!
加賀「やりました」
赤城「さすがは加賀さん、敵空母を一蹴とは」
長門「ボスにしては攻撃の質も量も、道中とさほど変わらない。想定通りだな」
赤城「長門さん、慢心は……」
ブゥゥゥ….ン
赤城「この音は……艦載機? 撃墜した敵空母の艦載機がまだ……」
加賀「! 長門さん、直上です!」
長門「なに!?」
ズドォォォォ……!
28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:03:34.98 :hwila+6Qo
赤城さんのワタミ精神で草
29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:05:11.27 :6Y634FX/o
吹雪「あ……ぅ……」
長門「吹雪!?」
赤城「な、長門さんを庇うなんて!」
加賀「大破の身でそのようなことをすれば……」
吹雪(なんでだろう。こんなに酷い扱いをされてるのに、自然と体が動いた)
吹雪(きっと、私が……艦娘、だから)
バシャァァァン…
吹雪(……力が、入らない……沈む……暗い暗い、海の底に)
吹雪(でも……私なんかでも、長門さんを、助けられた……)
吹雪(これで、本当の……最後の最後、に……役に、立っ――)
吹雪「………………」
吹雪「あ……ぅ……」
長門「吹雪!?」
赤城「な、長門さんを庇うなんて!」
加賀「大破の身でそのようなことをすれば……」
吹雪(なんでだろう。こんなに酷い扱いをされてるのに、自然と体が動いた)
吹雪(きっと、私が……艦娘、だから)
バシャァァァン…
吹雪(……力が、入らない……沈む……暗い暗い、海の底に)
吹雪(でも……私なんかでも、長門さんを、助けられた……)
吹雪(これで、本当の……最後の最後、に……役に、立っ――)
吹雪「………………」
30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:07:46.43 :6Y634FX/o
数時間後 鎮守府――
長門「――はい。予定通り海域を突破。海域の制圧に成功しました」
提督「うむ。それで……」
長門「吹雪についても、予定通り轟沈しました」
提督「弾除けくらいにはなったのか?」
長門「…………はい」
提督「そうか、最後は役に立ったか。よくやったな」
長門「ありがとうございます」
提督「それで、次の艦にはこの島風と雪風というのが――」
数時間後 鎮守府――
長門「――はい。予定通り海域を突破。海域の制圧に成功しました」
提督「うむ。それで……」
長門「吹雪についても、予定通り轟沈しました」
提督「弾除けくらいにはなったのか?」
長門「…………はい」
提督「そうか、最後は役に立ったか。よくやったな」
長門「ありがとうございます」
提督「それで、次の艦にはこの島風と雪風というのが――」
31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:10:04.67 :6Y634FX/o
赤城「命令とはいえ……捨て艦は何度見ても、気分の良いものではありませんね」
加賀「結局あの子は、その成長を待たずして終わってしまった」
那智「しかし文字通り身を削って、国のために戦ったのだ。私は立派だと思う」
川内「うん……あの子、最後は満足そうだった」
赤城「大破、叱責、落胆の繰り返しで、毎日楽しいことも無かったでしょうから」
加賀「その身を国に捧げられたことを誇りに思っているといいのだけど」
赤城「きっと思っていますよ。吹雪さんは、艦娘の本懐を遂げたのですから」
加賀「……そうですね」
赤城「命令とはいえ……捨て艦は何度見ても、気分の良いものではありませんね」
加賀「結局あの子は、その成長を待たずして終わってしまった」
那智「しかし文字通り身を削って、国のために戦ったのだ。私は立派だと思う」
川内「うん……あの子、最後は満足そうだった」
赤城「大破、叱責、落胆の繰り返しで、毎日楽しいことも無かったでしょうから」
加賀「その身を国に捧げられたことを誇りに思っているといいのだけど」
赤城「きっと思っていますよ。吹雪さんは、艦娘の本懐を遂げたのですから」
加賀「……そうですね」
32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:12:58.74 :6Y634FX/o
3年後 某所――
吹雪「あっさりー、しっじみー、はっまぐっりさーんっと」ザクザク
リ級「おつかれさま」
ヲ級「調子はどう」
吹雪「あっ、今日の分はもう採り終わりました!」
ヲ級「ん。じゃあ帰ろう」
吹雪「そうですね。まだ日は高いですけど、あまり働くと姫様に怒られちゃうし」
リ級「分かってるね。明日やればいいことは明日やる、これ大事だよ」
吹雪「えへへ。そうだ、帰ったらまた言葉を教えてください。うまく喋れないところがあって」
ヲ級「もう十分、流暢に喋れていると思う」
リ級「駆逐艦たちよりよっぽど上手いよ。で、まだ昔のことは思い出せそうにない?」
吹雪「そっちは全然……私って、どこから来たんでしょうねー」
ヲ級「…………」
3年後 某所――
吹雪「あっさりー、しっじみー、はっまぐっりさーんっと」ザクザク
リ級「おつかれさま」
ヲ級「調子はどう」
吹雪「あっ、今日の分はもう採り終わりました!」
ヲ級「ん。じゃあ帰ろう」
吹雪「そうですね。まだ日は高いですけど、あまり働くと姫様に怒られちゃうし」
リ級「分かってるね。明日やればいいことは明日やる、これ大事だよ」
吹雪「えへへ。そうだ、帰ったらまた言葉を教えてください。うまく喋れないところがあって」
ヲ級「もう十分、流暢に喋れていると思う」
リ級「駆逐艦たちよりよっぽど上手いよ。で、まだ昔のことは思い出せそうにない?」
吹雪「そっちは全然……私って、どこから来たんでしょうねー」
ヲ級「…………」
33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:17:00.19 :6Y634FX/o
リ級「そういえば、来週は初出撃だって聞いたけど」
吹雪「そうなんです。あの『ナガト』や『アカギ』の鎮守府が相手らしいので、不安ですけど」
ヲ級「大丈夫、3年も訓練を積んだのだから。Lv90ならその辺の艦娘には負けない」
吹雪「3年か……もうそんなに経つんですね」
リ級「手足をもがれて瀕死のあなたを見つけた時は、絶対助からないと思ったよ」
ヲ級「私たちの部品を継ぎ接ぎして修復したけど、蘇るかは一か八かの賭けだった」
吹雪「本当に感謝してます! 私、粉骨砕身の覚悟でがんばりますから!」
ヲ級「粉骨砕身……は、困る」
吹雪「えっ?」
ヲ級「自分を犠牲にする必要はない。私たちは組織の奴隷ではないのだから」
リ級「そういえば、来週は初出撃だって聞いたけど」
吹雪「そうなんです。あの『ナガト』や『アカギ』の鎮守府が相手らしいので、不安ですけど」
ヲ級「大丈夫、3年も訓練を積んだのだから。Lv90ならその辺の艦娘には負けない」
吹雪「3年か……もうそんなに経つんですね」
リ級「手足をもがれて瀕死のあなたを見つけた時は、絶対助からないと思ったよ」
ヲ級「私たちの部品を継ぎ接ぎして修復したけど、蘇るかは一か八かの賭けだった」
吹雪「本当に感謝してます! 私、粉骨砕身の覚悟でがんばりますから!」
ヲ級「粉骨砕身……は、困る」
吹雪「えっ?」
ヲ級「自分を犠牲にする必要はない。私たちは組織の奴隷ではないのだから」
34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:19:05.87 :6Y634FX/o
吹雪「でも私って弱いので、きっと必死に戦うことくらいしかできませんし……」
リ級「Lv90は弱いとは言わないけどね」
ヲ級「強さは関係ない。誰かを沈めて得られる勝利に価値はない、それだけのこと」
リ級「だいたい、個を重んじない組織が、全として成立するとは思えないよ」
吹雪「な、なるほど……」
ヲ級「それに、戦うだけが能ではない。先程のように資源を集めるのも大事な仕事」
吹雪「……確かにそうですよね。なんだか、国のために自分を犠牲にしなきゃって思っちゃって」
ヲ級「それは気の迷い。お風呂に入って忘れよう」
吹雪「はい、そうします!」
吹雪「でも私って弱いので、きっと必死に戦うことくらいしかできませんし……」
リ級「Lv90は弱いとは言わないけどね」
ヲ級「強さは関係ない。誰かを沈めて得られる勝利に価値はない、それだけのこと」
リ級「だいたい、個を重んじない組織が、全として成立するとは思えないよ」
吹雪「な、なるほど……」
ヲ級「それに、戦うだけが能ではない。先程のように資源を集めるのも大事な仕事」
吹雪「……確かにそうですよね。なんだか、国のために自分を犠牲にしなきゃって思っちゃって」
ヲ級「それは気の迷い。お風呂に入って忘れよう」
吹雪「はい、そうします!」
35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:19:32.45 :7jpj7hFNo
なんてホワイトなんだ…
36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:19:51.79 :exi69xSno
俺も深海で働きたいわあ・・・
俺も深海で働きたいわあ・・・
37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:22:05.77 :6Y634FX/o
~ 某拠点 ~
吹雪「ただいま戻りましたー」
ネ級「おかえり。お風呂湧いてるから入ってきなさい」
吹雪「はぁーい!」
ネ級「……すっかり馴染んだわね、あの子も」
ヲ級「それも、来週の出撃で終わり」
ネ級「3年前、あの戦いで撃墜した駆逐艦『吹雪』……やっぱり、敵の元に返すのね」
ヲ級「あの子は眩しすぎる。この暗い海の底に留めて良いものではない」
リ級「鎮守府にいれば記憶も戻るはず。その方があの子も、きっと幸せになれるよ」
ネ級「……そうね。少し寂しいけど、しょうがないわね」
~ 某拠点 ~
吹雪「ただいま戻りましたー」
ネ級「おかえり。お風呂湧いてるから入ってきなさい」
吹雪「はぁーい!」
ネ級「……すっかり馴染んだわね、あの子も」
ヲ級「それも、来週の出撃で終わり」
ネ級「3年前、あの戦いで撃墜した駆逐艦『吹雪』……やっぱり、敵の元に返すのね」
ヲ級「あの子は眩しすぎる。この暗い海の底に留めて良いものではない」
リ級「鎮守府にいれば記憶も戻るはず。その方があの子も、きっと幸せになれるよ」
ネ級「……そうね。少し寂しいけど、しょうがないわね」
38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:22:47.00 :Ct2JM/jAO
この場合は侵略者と防衛者の気の持ちようの違いとも言える気がするけどね
この場合は侵略者と防衛者の気の持ちようの違いとも言える気がするけどね
39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:23:46.52 :hrgP82feO
吹雪がもうちょっとおっぱい大きかったらこんな事にはならなかった
吹雪がもうちょっとおっぱい大きかったらこんな事にはならなかった
40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:23:57.64 :BEDkkGGA0
だが深海なんて相手にならないの分かっていてイ級とか出して来るんだが
あれどう見ても捨て艦だろ
だが深海なんて相手にならないの分かっていてイ級とか出して来るんだが
あれどう見ても捨て艦だろ
41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:25:59.85 :6Y634FX/o
吹雪「ふぅ~、いいお湯だなぁ」
吹雪「こうして湯船に浸かってると、大破する度に入ってたのを思い出――」
吹雪「……ん? あれっ、それっていつの話だっけ?」
吹雪「おかしいよね、大破なんて。私、出撃したことなんてないのに……」
吹雪「ま、いっか。よーし、来週は『ナガト』や『アカギ』を倒せるように頑張るぞー!」
レ級「相変わらず独り言のうるさい奴だな」
吹雪「うわぁ、いたんですか!? すみません!」
レ級「……それももうすぐ聞けなくなるのか。ふん……」
吹雪「??」
この後吹雪は、長門や赤城、加賀といった旧知の仲間達と戦場にて再会し、
戦いの最中でかつての記憶を取り戻す。
己を犠牲に使命を果たす道か、個としての安寧を掴む道か……
2つの道を知った吹雪がどちらを選ぶのかは、まだ誰にも分からない。
おわり
吹雪「ふぅ~、いいお湯だなぁ」
吹雪「こうして湯船に浸かってると、大破する度に入ってたのを思い出――」
吹雪「……ん? あれっ、それっていつの話だっけ?」
吹雪「おかしいよね、大破なんて。私、出撃したことなんてないのに……」
吹雪「ま、いっか。よーし、来週は『ナガト』や『アカギ』を倒せるように頑張るぞー!」
レ級「相変わらず独り言のうるさい奴だな」
吹雪「うわぁ、いたんですか!? すみません!」
レ級「……それももうすぐ聞けなくなるのか。ふん……」
吹雪「??」
この後吹雪は、長門や赤城、加賀といった旧知の仲間達と戦場にて再会し、
戦いの最中でかつての記憶を取り戻す。
己を犠牲に使命を果たす道か、個としての安寧を掴む道か……
2つの道を知った吹雪がどちらを選ぶのかは、まだ誰にも分からない。
おわり
42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:26:57.23 :bmRVnpEe0
>>40
本気になってイベ海域や鎮守府海域の最初にレ級フラ改出されたらどうすんだよ……
>>40
本気になってイベ海域や鎮守府海域の最初にレ級フラ改出されたらどうすんだよ……
43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:29:29.00 :bIhfbIeGo
乙
逆に考えるんだ
深海棲艦は一部を除いて皆レベル1だ
つまり皆捨て艦だったんだよ!
乙
逆に考えるんだ
深海棲艦は一部を除いて皆レベル1だ
つまり皆捨て艦だったんだよ!
44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:30:36.71 :bxwzq826o
日本軍と米軍の対比にも見えるな
日本軍と米軍の対比にも見えるな
45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:35:30.96 :zDeRBFAS0
敵の潜水艦を発見!
敵の潜水艦を発見!
46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 19:41:14.18 :H0oVs8BUO
おわりか……つまり艦じゃないからまだ続くんですね?
どっちを選ぶにしろ記憶があるのはキツいわな、どっちかの記憶がなくなるならまだいいけど。
つかアソコの提督は?吹雪の状態を思えば腕か脚の一本位落とさないと筋が通らんぞ?どうなの?
おわりか……つまり艦じゃないからまだ続くんですね?
どっちを選ぶにしろ記憶があるのはキツいわな、どっちかの記憶がなくなるならまだいいけど。
つかアソコの提督は?吹雪の状態を思えば腕か脚の一本位落とさないと筋が通らんぞ?どうなの?
47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 20:02:42.10 :TiuedM+po
ワタミで笑った
ワタミで笑った
48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 20:16:24.09 :o2iFs/fE0
>>42
深海棲艦からすれば正面海域にいきなりLv99の大和やら武蔵やら一航戦が現れるわ
こっちは体力満タンなのにワンパン撃沈、一方向こうは中破小破しても大破から体力減らない
深海棲艦にとっては毎回捨て艦に大破進軍状態なんだよ
>>42
深海棲艦からすれば正面海域にいきなりLv99の大和やら武蔵やら一航戦が現れるわ
こっちは体力満タンなのにワンパン撃沈、一方向こうは中破小破しても大破から体力減らない
深海棲艦にとっては毎回捨て艦に大破進軍状態なんだよ
49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 20:36:51.22 :Aw9cscUDO
個を切り捨ててでも組織の強さを重視するか
組織が歪になってでも個を重視するかの違いに
優劣はつけづらいから面倒臭いな
個を切り捨ててでも組織の強さを重視するか
組織が歪になってでも個を重視するかの違いに
優劣はつけづらいから面倒臭いな
50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 20:40:11.53 :2zf9EnMto
どちらにせよ仲間だったものと戦うとか辛いなぁ
艦娘たちも性格悪いわけでもないし
どちらにせよ仲間だったものと戦うとか辛いなぁ
艦娘たちも性格悪いわけでもないし
51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/31(日) 20:45:38.22 :Wu9XHVF20
個人的にはこっからがすごく読みたい
でも無理に続けるとモチベ落ちるからしゃーなし
個人的にはこっからがすごく読みたい
でも無理に続けるとモチベ落ちるからしゃーなし