1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:49:58.408 :xhKM0C310.net
ココア「合計400点じゃどこにも行けないよ、、う”わ”あああん チノちゃあああん!!」
チノ「ま、まだ分からないじゃないですか ココアさん」
ココア「もう弁護士にもなれない…人生おしまいだよぉ……ぐすん」
チノ「……そんな悲しそうな顔、見たくないです」
ココア「うう…だって…」
チノ「ココアさん、顔を上げてください」
ココア「うっく…ひっく……」
チュッ
ココア「!?」ビクッ
チノ「…はぁ……んっ……」
ココア(ふぁ…チノちゃんの唇、やわらかい…)
ココア(このまま、時間が止まっちゃえば……いいのに)
チノ「っぷは、はぁ…はぁ……」
チノ「ココアさんの面倒は一生私が見ます。 ……一緒にバリスタを目指しましょう」
ココア「チノちゃん…///」
ココア「合計400点じゃどこにも行けないよ、、う”わ”あああん チノちゃあああん!!」
チノ「ま、まだ分からないじゃないですか ココアさん」
ココア「もう弁護士にもなれない…人生おしまいだよぉ……ぐすん」
チノ「……そんな悲しそうな顔、見たくないです」
ココア「うう…だって…」
チノ「ココアさん、顔を上げてください」
ココア「うっく…ひっく……」
チュッ
ココア「!?」ビクッ
チノ「…はぁ……んっ……」
ココア(ふぁ…チノちゃんの唇、やわらかい…)
ココア(このまま、時間が止まっちゃえば……いいのに)
チノ「っぷは、はぁ…はぁ……」
チノ「ココアさんの面倒は一生私が見ます。 ……一緒にバリスタを目指しましょう」
ココア「チノちゃん…///」
2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:51:15.782 :z9dA5Qfyd.net
続けて
続けて
3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:52:34.547 :xhKM0C310.net
チノ「も、もちろんココアさん次第ですけどっ」
チノ「来年また受験を頑張ってみるのも手ですし…」
ココア「…ううん、大丈夫。 もう決めたよ」
ココア「私、もっともっとチノちゃんと一緒に居たい…」ニコッ
チノ「ココアさん…」
ココア「だからね、もう1回… さっきの、、したいな」
チノ「…もうっ、ココアさんったら」
チノ「甘えん坊なお姉ちゃんですね…」チュッ
ココア「えへへ…」
チノ「も、もちろんココアさん次第ですけどっ」
チノ「来年また受験を頑張ってみるのも手ですし…」
ココア「…ううん、大丈夫。 もう決めたよ」
ココア「私、もっともっとチノちゃんと一緒に居たい…」ニコッ
チノ「ココアさん…」
ココア「だからね、もう1回… さっきの、、したいな」
チノ「…もうっ、ココアさんったら」
チノ「甘えん坊なお姉ちゃんですね…」チュッ
ココア「えへへ…」
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:53:00.334 :B1A9JFx30.net
もうセンター関係ないじゃん
5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:53:41.870 :CNmd7l760.net
ココアちゃんの下痢便ココアをチノちゃんお気に入りのカップにブリブリ注いでゴクゴク飲みたい
ココアちゃんの下痢便ココアをチノちゃんお気に入りのカップにブリブリ注いでゴクゴク飲みたい
6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:54:21.232 :dzmqfFWK0.net
センター試験とは何だったのか
7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:54:23.940 :vom8ezhEd.net
俺の面倒も見てほしい
俺の面倒も見てほしい
8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:55:11.601 :xhKM0C310.net
ーーあれから数ヶ月、この街にも春が訪れました
ココアさんは高校を卒業し正式にラビットハウスに就職
私は同じ高校の先輩であるココアさん達卒業生を送り出し、2年生に進級しました
カランカラーン
ココア「あっ、チノちゃんおかえり!」
チノ「ただいまです、ココアさん」
ココア「学校はどうだった?」
チノ「またマヤさんとメグさんと同じクラスになれました」
ココア「良かったぁ~、チマメ隊健在だね!」
チノ「はい、すごく嬉しいです」
ーーあれから数ヶ月、この街にも春が訪れました
ココアさんは高校を卒業し正式にラビットハウスに就職
私は同じ高校の先輩であるココアさん達卒業生を送り出し、2年生に進級しました
カランカラーン
ココア「あっ、チノちゃんおかえり!」
チノ「ただいまです、ココアさん」
ココア「学校はどうだった?」
チノ「またマヤさんとメグさんと同じクラスになれました」
ココア「良かったぁ~、チマメ隊健在だね!」
チノ「はい、すごく嬉しいです」
9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:56:38.901 :nsgAfmhk0.net
非常に良い
非常に良い
10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:57:13.874 :xhKM0C310.net
ココア「…そうだ! 今日は会心の一杯が淹れられそうなの」
ココア「合格間違い無しだよ!」
チノ「それは楽しみです」
チノ「それじゃあ、着替えてくるので準備しておいてください」
ココア「うん!」
今までココアさんには接客や会計、洗い物等の雑用をメインにやってもらっていました
これからは、お客さんにちゃんとしたコーヒーを淹れられるように…バリスタとしての試験をしているのです
ココア「…そうだ! 今日は会心の一杯が淹れられそうなの」
ココア「合格間違い無しだよ!」
チノ「それは楽しみです」
チノ「それじゃあ、着替えてくるので準備しておいてください」
ココア「うん!」
今までココアさんには接客や会計、洗い物等の雑用をメインにやってもらっていました
これからは、お客さんにちゃんとしたコーヒーを淹れられるように…バリスタとしての試験をしているのです
11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:57:54.132 :fQwtSqWP0.net
これはタカヒロとデキる
これはタカヒロとデキる
12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 20:59:04.619 :9QLt5PaZ0.net
タカヒロ妊娠!?
タカヒロ妊娠!?
13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:00:35.031 :u85oXeXsd.net
支援
支援
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:01:06.605 :xhKM0C310.net
ココア「じゃじゃーん!お待たせっ」コトッ
チノ「……」スゥ
ココア「じーーー…」
チノ「……」
コトッ
ココア「ど、どう?チノちゃん」
チノ「まだまだですね、豆の挽き方をもっと丁寧にしたほうがいいです」
ココア「うぅ…また駄目だったよ」シュン
チノ「…でも、前より確実に良くなってます。60点です」
ココア「チノちゃん…!」
ココア「じゃじゃーん!お待たせっ」コトッ
チノ「……」スゥ
ココア「じーーー…」
チノ「……」
コトッ
ココア「ど、どう?チノちゃん」
チノ「まだまだですね、豆の挽き方をもっと丁寧にしたほうがいいです」
ココア「うぅ…また駄目だったよ」シュン
チノ「…でも、前より確実に良くなってます。60点です」
ココア「チノちゃん…!」
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:01:40.972 :ScIA/r8k0.net
じゃあ60回だな
じゃあ60回だな
16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:04:46.865 :xhKM0C310.net
カランカラーン
ココア「リゼちゃん、シャロちゃん、千夜ちゃん、いらっしゃい!」
リゼ「いつものやつ頼むよ」
チノ「今日は大学の帰りですか?」
シャロ「そうなの、今日は早めに授業が終わったのよ」
リゼ「それで、途中千夜にばったり会ってな」
千夜「私は買出しの途中だったんだけど…ここに寄るっていうからそのまま着いてきちゃったわ」
チノ「そうなんですね… ゆっくりしていってください」
シャロ「私は甘兎でバイトがあるから長居はできないけどね」
千夜「あら?せっかく久しぶりに皆で揃ったんだし、遅刻くらい私が許すわよ…給料の保証はできないけど♪」
シャロ「ひぃぃっ、鬼!」
ココア「あははっ」
シャロさんは、高校を卒業してリゼさんと同じ大学へ進学しました
二人とも、学校帰りによくお店に来てくれます
千夜さんは卒業後、家業を継ぎました
千夜さんを若女将としてパワーアップした甘兎庵にうちも負けてられないです
あんこも相変わらず元気そうでシャロさんとも仲良くやっているようです
カランカラーン
ココア「リゼちゃん、シャロちゃん、千夜ちゃん、いらっしゃい!」
リゼ「いつものやつ頼むよ」
チノ「今日は大学の帰りですか?」
シャロ「そうなの、今日は早めに授業が終わったのよ」
リゼ「それで、途中千夜にばったり会ってな」
千夜「私は買出しの途中だったんだけど…ここに寄るっていうからそのまま着いてきちゃったわ」
チノ「そうなんですね… ゆっくりしていってください」
シャロ「私は甘兎でバイトがあるから長居はできないけどね」
千夜「あら?せっかく久しぶりに皆で揃ったんだし、遅刻くらい私が許すわよ…給料の保証はできないけど♪」
シャロ「ひぃぃっ、鬼!」
ココア「あははっ」
シャロさんは、高校を卒業してリゼさんと同じ大学へ進学しました
二人とも、学校帰りによくお店に来てくれます
千夜さんは卒業後、家業を継ぎました
千夜さんを若女将としてパワーアップした甘兎庵にうちも負けてられないです
あんこも相変わらず元気そうでシャロさんとも仲良くやっているようです
17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:07:37.381 :fTgdK9ood.net
鬼畜和菓子やな
鬼畜和菓子やな
18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:07:52.130 :6BW2Zxb1p.net
しえん
しえん
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:08:46.661 :xhKM0C310.net
ココア「お待たせ!いつもの+おもてなしのラテアートだよっ」コトッ
リゼ「お、またラテアートの腕上げたんじゃないか、ココア」
ココア「えへへ、そうかな~?」
千夜「うんうん、すごいわココアちゃん」
ココア「ほんと?取材も写真もうぇるかむかもーんだよ!」
チノ「ココアさんはすぐ調子に乗るのであまり褒めないでください、まだまだ一人前のバリスタには遠いです」キッパリ
ココア「はうう…」
ココア「お待たせ!いつもの+おもてなしのラテアートだよっ」コトッ
リゼ「お、またラテアートの腕上げたんじゃないか、ココア」
ココア「えへへ、そうかな~?」
千夜「うんうん、すごいわココアちゃん」
ココア「ほんと?取材も写真もうぇるかむかもーんだよ!」
チノ「ココアさんはすぐ調子に乗るのであまり褒めないでください、まだまだ一人前のバリスタには遠いです」キッパリ
ココア「はうう…」
20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:12:27.363 :xhKM0C310.net
リゼ「しっかし…こうしてると昔を思い出すな」
千夜「なつかしいわね、楽しかった毎日があっという間のように感じるわ」
シャロ「わ、わたしは今も楽しいですよ リゼ先輩!」
ココア「うんっ」
リゼ「…っと、もうこんな時間か 親父との約束があるんだった」
千夜「私も、仕事に戻らなくっちゃ」
チノ「また、いつでも遊びに来てください」
ココア「待ってるからね!」
環境も変わり、昔のように皆で揃う機会は減ってしまいましたが…
それでも、今までどおり楽しく毎日を過ごしています
リゼ「しっかし…こうしてると昔を思い出すな」
千夜「なつかしいわね、楽しかった毎日があっという間のように感じるわ」
シャロ「わ、わたしは今も楽しいですよ リゼ先輩!」
ココア「うんっ」
リゼ「…っと、もうこんな時間か 親父との約束があるんだった」
千夜「私も、仕事に戻らなくっちゃ」
チノ「また、いつでも遊びに来てください」
ココア「待ってるからね!」
環境も変わり、昔のように皆で揃う機会は減ってしまいましたが…
それでも、今までどおり楽しく毎日を過ごしています
21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:14:43.308 :qFLNy3cLd.net
いいぞ
いいぞ
22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:15:46.128 :xhKM0C310.net
ーチノの部屋ー
コンコン
チノ「…はい」
ココア「チノちゃん…入るね」
チノ「どうしたんですか?ココアさん」
ココア「お勉強の途中だったかな…ごめんね」
チノ「気にしないでください、丁度休憩しようとしてたので」
ココア「実はね、お姉ちゃんからのお手紙を読んでいて…ほら」
そこには、モカさんからココアさんへのありったけの想いが綴られていました
これでもかと言う位に文字がぎっしり詰め込まれた5ページに渡る手紙によって
…そういえば、最近モカさんからの手紙の頻度が増えてきたような気がします
ーチノの部屋ー
コンコン
チノ「…はい」
ココア「チノちゃん…入るね」
チノ「どうしたんですか?ココアさん」
ココア「お勉強の途中だったかな…ごめんね」
チノ「気にしないでください、丁度休憩しようとしてたので」
ココア「実はね、お姉ちゃんからのお手紙を読んでいて…ほら」
そこには、モカさんからココアさんへのありったけの想いが綴られていました
これでもかと言う位に文字がぎっしり詰め込まれた5ページに渡る手紙によって
…そういえば、最近モカさんからの手紙の頻度が増えてきたような気がします
23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:18:55.548 :xhKM0C310.net
チノ「うわぁ…」
ココア「あはは、お姉ちゃんらしいね」
チノ「最近ココアさん実家に帰ってないじゃないですか、たまには帰らないと」
チノ「もう学生という縛りはなくなったんですから、いつでも休みをとって帰省してもらって構わないんですよ」
ココア「うーん、でも…」
チノ「………」
チノ「…もしかして、進路のこと…ですか?」
ココアさんが進学を諦めてうちに就職すると決めた時、ココアさんのご両親は初めは反対されていたようです
しかし、実家に直談判しに行ったココアさんの熱意に折れた…と聞いています
もしかしたら、それが原因で帰省しづらいのでは……と
チノ「うわぁ…」
ココア「あはは、お姉ちゃんらしいね」
チノ「最近ココアさん実家に帰ってないじゃないですか、たまには帰らないと」
チノ「もう学生という縛りはなくなったんですから、いつでも休みをとって帰省してもらって構わないんですよ」
ココア「うーん、でも…」
チノ「………」
チノ「…もしかして、進路のこと…ですか?」
ココアさんが進学を諦めてうちに就職すると決めた時、ココアさんのご両親は初めは反対されていたようです
しかし、実家に直談判しに行ったココアさんの熱意に折れた…と聞いています
もしかしたら、それが原因で帰省しづらいのでは……と
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:21:47.688 :xhKM0C310.net
ココア「ううん、そういうのじゃないの」
ココア「…チノちゃんが寂しがると思って!!」
チノ「はぁ…そんな事だろうと思ってました」
ココア「ええ、チノちゃんは寂しくないの!?」ダキッ
チノ「もうっ、いちいち抱きつかないでください」
ココア「うわーん、チノちゃんが反抗期だよ 今夜は一緒に寝るからね!」
チノ「……好きにしてくださいっ」
ココア「ううん、そういうのじゃないの」
ココア「…チノちゃんが寂しがると思って!!」
チノ「はぁ…そんな事だろうと思ってました」
ココア「ええ、チノちゃんは寂しくないの!?」ダキッ
チノ「もうっ、いちいち抱きつかないでください」
ココア「うわーん、チノちゃんが反抗期だよ 今夜は一緒に寝るからね!」
チノ「……好きにしてくださいっ」
25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:25:05.609 :xhKM0C310.net
私とココアさんは、暗闇の中、同じベッドの上で色々なことを話しました
学校のこと、仕事のこと、友人のこと…ココアさんの実家のこと
ココア「そうだ!いい事思いついたよチノちゃん」
チノ「ココアさんの思い付きってろくな事じゃないじゃないですか」
ココア「そんな事ないよっ、今度帰省する時にね、チノちゃんも一緒にどうかな…って」
チノ「でも、父一人に仕事を任せるわけには…」
ココア「チノちゃんのお父さんなら大丈夫だよ!なんとかしてくれるよ」
チノ「うーん…」
チノ「今度父に相談してみます、私もココアさんの実家…見に行きたかったので」
ココア「やったあ!お姉ちゃんにチノちゃんと一緒に帰省するってお手紙書くからね」
チノ「せめて許可が出てからにして下さいっ」
私とココアさんは、暗闇の中、同じベッドの上で色々なことを話しました
学校のこと、仕事のこと、友人のこと…ココアさんの実家のこと
ココア「そうだ!いい事思いついたよチノちゃん」
チノ「ココアさんの思い付きってろくな事じゃないじゃないですか」
ココア「そんな事ないよっ、今度帰省する時にね、チノちゃんも一緒にどうかな…って」
チノ「でも、父一人に仕事を任せるわけには…」
ココア「チノちゃんのお父さんなら大丈夫だよ!なんとかしてくれるよ」
チノ「うーん…」
チノ「今度父に相談してみます、私もココアさんの実家…見に行きたかったので」
ココア「やったあ!お姉ちゃんにチノちゃんと一緒に帰省するってお手紙書くからね」
チノ「せめて許可が出てからにして下さいっ」
26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:27:54.031 :xhKM0C310.net
ココア「ーーそういえば、チノちゃん さっき実家との折り合いを心配してくれてたけど」
チノ「…はい」
ココア「本当に大丈夫だからね?…みんな今の私を応援してくれてるんだから」
チノ「それは良かったです。 さっきは私が気にしすぎてました」
ココア「………」
ココア「私ね、、すごく嬉しかったの」
チノ「応援してくれてる事ですか?」
ココア「それもそうだけど…私が落ち込んでる時にチノちゃんが手を差し伸べてくれたこと」
ココア「私、柄にもなく落ち込んじゃって、どうしたらいいか分からなくて…」
チノ「あ、あの時は私も……つい」カァァ
チノ「ココアさんのあんな姿、見たくなかったんです」
ココア「私ね、チノちゃんとチノちゃんのお父さんには本当に感謝してるの」
ココア「またこうしてチノちゃんと一緒に居られるんだもん…えへへ」
チノ「ココアさん…」
ココア「ーーそういえば、チノちゃん さっき実家との折り合いを心配してくれてたけど」
チノ「…はい」
ココア「本当に大丈夫だからね?…みんな今の私を応援してくれてるんだから」
チノ「それは良かったです。 さっきは私が気にしすぎてました」
ココア「………」
ココア「私ね、、すごく嬉しかったの」
チノ「応援してくれてる事ですか?」
ココア「それもそうだけど…私が落ち込んでる時にチノちゃんが手を差し伸べてくれたこと」
ココア「私、柄にもなく落ち込んじゃって、どうしたらいいか分からなくて…」
チノ「あ、あの時は私も……つい」カァァ
チノ「ココアさんのあんな姿、見たくなかったんです」
ココア「私ね、チノちゃんとチノちゃんのお父さんには本当に感謝してるの」
ココア「またこうしてチノちゃんと一緒に居られるんだもん…えへへ」
チノ「ココアさん…」
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:29:02.549 :7D9feXh0d.net
チノちゃん可愛い
チノちゃん可愛い
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:32:08.753 :xhKM0C310.net
チノ「………」
チノ「私も……ですよ」
チノ「私もまたこうしてココアさんと暮らせて本当に嬉しいです」テレッ
ココア「………」
チノ「…ココア……さん?」
ココア「………」スースー
チノ「…まったく、もう」
チノ「おやすみなさい、ココアさん」ギュッ
チノ「………」
チノ「私も……ですよ」
チノ「私もまたこうしてココアさんと暮らせて本当に嬉しいです」テレッ
ココア「………」
チノ「…ココア……さん?」
ココア「………」スースー
チノ「…まったく、もう」
チノ「おやすみなさい、ココアさん」ギュッ
29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:34:51.482 :Y+B2kkDK0.net
センター300いかなくても人生まともに生きてる奴いるし余裕だよココアちゃん
センター300いかなくても人生まともに生きてる奴いるし余裕だよココアちゃん
30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:35:31.602 :xhKM0C310.net
私と、父と、ティッピーと……そしてココアさんと
こんな幸せな日々がずっと続くと思っていました
しかし、その年の冬、私たち家族にとって大きな事件が起きたのです
チノ「ふう…いいお湯でした」
ティッピー「今夜は冷える、風邪を引かないようにしっかり拭くんじゃぞ」
チノ「はい」
ティッピー「………」
ティッピー「なぁ、チノよ」
チノ「なんですか、おじいちゃん」
ティッピー「実はの…ココアに、本当のことを話そうと思ってるんじゃ」
チノ「本当の、こと…?」
ティッピー「わしの正体のことじゃ」
私と、父と、ティッピーと……そしてココアさんと
こんな幸せな日々がずっと続くと思っていました
しかし、その年の冬、私たち家族にとって大きな事件が起きたのです
チノ「ふう…いいお湯でした」
ティッピー「今夜は冷える、風邪を引かないようにしっかり拭くんじゃぞ」
チノ「はい」
ティッピー「………」
ティッピー「なぁ、チノよ」
チノ「なんですか、おじいちゃん」
ティッピー「実はの…ココアに、本当のことを話そうと思ってるんじゃ」
チノ「本当の、こと…?」
ティッピー「わしの正体のことじゃ」
31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:38:48.177 :xhKM0C310.net
この時、私は数年前の出来事を思い出していました
家族に看取られて安らかな顔でベッドで永眠する祖父の姿
それと対称的に泣きじゃくる私と、そんな私の頭を無言でなでてくれた父
ティッピーの異変に気が付いたのは、そのすぐ後の話でした
チノ「あの日…おじいちゃんがティッピーになった日」
チノ「父と3人で話し合って、この事は家族だけの秘密にしようって決めたじゃないですか」
ティッピー「もう、ココアは家族のようなものじゃろ」
ティッピー「それに、わしにも思うところがあっての」
この時、私は数年前の出来事を思い出していました
家族に看取られて安らかな顔でベッドで永眠する祖父の姿
それと対称的に泣きじゃくる私と、そんな私の頭を無言でなでてくれた父
ティッピーの異変に気が付いたのは、そのすぐ後の話でした
チノ「あの日…おじいちゃんがティッピーになった日」
チノ「父と3人で話し合って、この事は家族だけの秘密にしようって決めたじゃないですか」
ティッピー「もう、ココアは家族のようなものじゃろ」
ティッピー「それに、わしにも思うところがあっての」
32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:41:11.556 :xhKM0C310.net
チノ「………」
チノ「おじいちゃんがそれを望むのなら、それでいいんだと思います」
チノ「…私にとってココアさんはかけがえの無い大切な家族ですし」
ティッピー「すでに息子には同じ話をしてあってな、チノと同じ意見じゃったよ」
チノ「そうですか、それなら…」
チノ「それじゃあ、ココアさんを呼んできますね」
ティッピー「ああ…」
チノ「………」
チノ「おじいちゃんがそれを望むのなら、それでいいんだと思います」
チノ「…私にとってココアさんはかけがえの無い大切な家族ですし」
ティッピー「すでに息子には同じ話をしてあってな、チノと同じ意見じゃったよ」
チノ「そうですか、それなら…」
チノ「それじゃあ、ココアさんを呼んできますね」
ティッピー「ああ…」
33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:43:58.032 :xhKM0C310.net
コンコン
ココア「チノちゃん?開いてるよ」
チノ「ココアさん…入りますね」
ココア「どうしたの?もしかして一人で寝れなくなっちゃったとか?」ソワソワ
チノ「い、いえ…そうじゃないんです」
チノ「………」
チノ「ココアさんに、大切な話があるんです」
コンコン
ココア「チノちゃん?開いてるよ」
チノ「ココアさん…入りますね」
ココア「どうしたの?もしかして一人で寝れなくなっちゃったとか?」ソワソワ
チノ「い、いえ…そうじゃないんです」
チノ「………」
チノ「ココアさんに、大切な話があるんです」
34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:46:42.947 :xhKM0C310.net
ココア「………」
ティッピー「悪かったなココアよ、今まで黙っていて」
ココア「…ううん いいの」
チノ「驚か…ないんですか?」
ココア「びっくりしてるよ。でも…何となく気付いてたというか」
ココア「腹話術って言ってたけど明らかに声質違うし!」
チノ「う”っ」
ティッピー「まぁチノは嘘が下手じゃからの」
チノ「おじいちゃんのためにやってたのに、酷いです…」
ココア「………」
ティッピー「悪かったなココアよ、今まで黙っていて」
ココア「…ううん いいの」
チノ「驚か…ないんですか?」
ココア「びっくりしてるよ。でも…何となく気付いてたというか」
ココア「腹話術って言ってたけど明らかに声質違うし!」
チノ「う”っ」
ティッピー「まぁチノは嘘が下手じゃからの」
チノ「おじいちゃんのためにやってたのに、酷いです…」
35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:49:04.597 :xhKM0C310.net
ココア「でも、どうして今になってこの話を?」
チノ「そ、それは…」
ティッピー「その理由はな…」チラッ
ティッピー「チノよ、外してくれんか 少しココアと話がしたいんじゃ」
チノ「…わかりました」
ココア「でも、どうして今になってこの話を?」
チノ「そ、それは…」
ティッピー「その理由はな…」チラッ
ティッピー「チノよ、外してくれんか 少しココアと話がしたいんじゃ」
チノ「…わかりました」
36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:49:49.589 :7D9feXh0d.net
見てるよ
見てるよ
37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:52:51.055 :xhKM0C310.net
ココア「それで、私に話って…?」
ティッピー「わしが…」
ティッピー「わしがウサギの姿になった理由や原因は…さっぱりわからん」
ティッピー「だが…一つだけ心当たりがあるとするなら」
ココア「…うん」
ティッピー「それは…チノのことなんじゃ」
ココア「チノちゃんの…こと?」
ココア「それで、私に話って…?」
ティッピー「わしが…」
ティッピー「わしがウサギの姿になった理由や原因は…さっぱりわからん」
ティッピー「だが…一つだけ心当たりがあるとするなら」
ココア「…うん」
ティッピー「それは…チノのことなんじゃ」
ココア「チノちゃんの…こと?」
38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:53:24.314 :TZ5BZTWq0.net
④
④
39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:56:55.958 :xhKM0C310.net
ティッピー「自分で言うのもなんだが、チノはお爺ちゃん子でな」
ティッピー「小さい頃から事あることにわしにくっついて来ていたよ」
ティッピー「幼くして母親を亡くし、父親は店の事で負担がかかりあまりチノに構ってやることができなかった」
ティッピー「人見知りな性格もあってか、今のように家に友達を連れてくることもなかった」
ティッピー「わしが居なくなったら、チノは寂しい思いをしてしまう…」
ティッピー「病に伏せりながらも、そんな事ばかり考えておった」
ティッピー「念願の喫茶店を建て、孫の顔も見れた。 わしの人生に悔いはなかった」
ティッピー「しかし、あと少しでいいからチノと一緒にいてやりたい…」
ティッピー「意識が薄れてゆく中、チノの事を想い続けたんじゃ」
ティッピー「…その想いが通じたのか、気がついたらこの姿になっていた…というわけじゃ」
ココア「そう…だったんですか」
ティッピー「自分で言うのもなんだが、チノはお爺ちゃん子でな」
ティッピー「小さい頃から事あることにわしにくっついて来ていたよ」
ティッピー「幼くして母親を亡くし、父親は店の事で負担がかかりあまりチノに構ってやることができなかった」
ティッピー「人見知りな性格もあってか、今のように家に友達を連れてくることもなかった」
ティッピー「わしが居なくなったら、チノは寂しい思いをしてしまう…」
ティッピー「病に伏せりながらも、そんな事ばかり考えておった」
ティッピー「念願の喫茶店を建て、孫の顔も見れた。 わしの人生に悔いはなかった」
ティッピー「しかし、あと少しでいいからチノと一緒にいてやりたい…」
ティッピー「意識が薄れてゆく中、チノの事を想い続けたんじゃ」
ティッピー「…その想いが通じたのか、気がついたらこの姿になっていた…というわけじゃ」
ココア「そう…だったんですか」
40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 21:58:44.344 :RN89GnBW0.net
よい
よい
41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:00:52.977 :xhKM0C310.net
ティッピー「チノは…お主と出逢ってからずいぶんと変わったよ」
ココア「私と…?」
ティッピー「そうじゃ…何より毎日が楽しそうに見えるんじゃよ」
ティッピー「お主の底なしの明るさが、我が家を…チノを照らしてくれたんじゃ」
ティッピー「本当に感謝しているぞ、ココアよ」
ココア「そんな… 妹を可愛がるのは姉として当然だよ!」
ティッピー「だが、スキンシップも程ほどにな、見てるこっちが恥ずかしくなるわい」
ココア「」カァァ
ティッピー「まあいい…何にせよ」
ティッピー「もう、わしの心配事は……無くなったんじゃ」
ティッピー「チノは…お主と出逢ってからずいぶんと変わったよ」
ココア「私と…?」
ティッピー「そうじゃ…何より毎日が楽しそうに見えるんじゃよ」
ティッピー「お主の底なしの明るさが、我が家を…チノを照らしてくれたんじゃ」
ティッピー「本当に感謝しているぞ、ココアよ」
ココア「そんな… 妹を可愛がるのは姉として当然だよ!」
ティッピー「だが、スキンシップも程ほどにな、見てるこっちが恥ずかしくなるわい」
ココア「」カァァ
ティッピー「まあいい…何にせよ」
ティッピー「もう、わしの心配事は……無くなったんじゃ」
42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:02:21.099 :TZ5BZTWq0.net
しえんた
しえんた
43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:03:29.593 :xhKM0C310.net
ティッピー「チノを…呼んできてくれるか」
ココア「…うん」
チノ「もう…いいんですか?」
ティッピー「ああ…」
ティッピー「最後に…二人に大事なことを言わなければならん」
チノ・ココア「えっ?」
ティッピー「今日で…みんなとはお別れじゃ」
ティッピー「チノを…呼んできてくれるか」
ココア「…うん」
チノ「もう…いいんですか?」
ティッピー「ああ…」
ティッピー「最後に…二人に大事なことを言わなければならん」
チノ・ココア「えっ?」
ティッピー「今日で…みんなとはお別れじゃ」
44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:04:29.756 :Kbw6NRuBd.net
支援
支援
45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:07:13.865 :xhKM0C310.net
ココア「そ、そんな…」
チノ「…嫌です」
チノ「私は…もっとおじいちゃんと一緒に居たいです!」
ティッピー「わしだって同じ気持ちじゃ…チノよ」
ティッピー「今日全てを話そうと思ったのは…もうわしには時間がないからなんじゃ」
チノ「父や…青山さんには?」
ティッピー「すでに話はしてある」
ティッピー「息子は、わしの考えは全てお見通しじゃった……見送りする柄でもないじゃろ」
ティッピー「あの小説家には苦労したぞ、理解させるのに数時間かかった」
ティッピー「最後は…笑顔で頭を下げていきおったよ」
ココア「そ、そんな…」
チノ「…嫌です」
チノ「私は…もっとおじいちゃんと一緒に居たいです!」
ティッピー「わしだって同じ気持ちじゃ…チノよ」
ティッピー「今日全てを話そうと思ったのは…もうわしには時間がないからなんじゃ」
チノ「父や…青山さんには?」
ティッピー「すでに話はしてある」
ティッピー「息子は、わしの考えは全てお見通しじゃった……見送りする柄でもないじゃろ」
ティッピー「あの小説家には苦労したぞ、理解させるのに数時間かかった」
ティッピー「最後は…笑顔で頭を下げていきおったよ」
46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:07:35.019 :uWBUPFlH0.net
もはやごちうさSSのお約束展開だよな
「孫娘を、頼んだぞ」
I don't wanna miss a thing
もはやごちうさSSのお約束展開だよな
「孫娘を、頼んだぞ」
I don't wanna miss a thing
47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:08:04.011 :efpLBTbM0.net
待ちの国際バリスタ弁護士とパンを焼きながら小説家のうち三つを諦めてしまったのか…
待ちの国際バリスタ弁護士とパンを焼きながら小説家のうち三つを諦めてしまったのか…
48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:10:01.205 :TZ5BZTWq0.net
>>47
チノの嫁っていう新しい夢ができたからおk
>>47
チノの嫁っていう新しい夢ができたからおk
49:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:11:24.553 :xhKM0C310.net
ティッピー「…そう悲しい顔をするな、チノ」
ティッピー「元々わしはとうの昔に死んでいるんじゃからな」
チノ「おじいちゃん…ぐすん」
ティッピー「ほれ、いつものように頭に乗せてくれんか」
チノ「わかりました…」
ティッピー「…やっぱりここが一番落ち着くわい」
チノ「わたし、わたし…」ポロポロ
ココア「チノちゃん、最後は…笑顔で送ってあげようよ」
チノ「はい…」
ティッピー「…そう悲しい顔をするな、チノ」
ティッピー「元々わしはとうの昔に死んでいるんじゃからな」
チノ「おじいちゃん…ぐすん」
ティッピー「ほれ、いつものように頭に乗せてくれんか」
チノ「わかりました…」
ティッピー「…やっぱりここが一番落ち着くわい」
チノ「わたし、わたし…」ポロポロ
ココア「チノちゃん、最後は…笑顔で送ってあげようよ」
チノ「はい…」
50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:14:07.929 :HORLrWjJd.net
イイハナシダナー
イイハナシダナー
51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:15:19.144 :xhKM0C310.net
ティッピー「チノよ、今までありがとう そしてココア…」
ティッピー「……」ボソボソ
ティッピー「……」
チノ「おじい…ちゃん?」
ティッピー「……」フルフル
その後、二度とティッピーが喋ることはありませんでした
あの夜から数日後、ティッピーは静かに息を引き取りました
年齢は14歳、うさぎにしてみれば相当な高齢だったようです
ティッピー「チノよ、今までありがとう そしてココア…」
ティッピー「……」ボソボソ
ティッピー「……」
チノ「おじい…ちゃん?」
ティッピー「……」フルフル
その後、二度とティッピーが喋ることはありませんでした
あの夜から数日後、ティッピーは静かに息を引き取りました
年齢は14歳、うさぎにしてみれば相当な高齢だったようです
52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:19:30.525 :xhKM0C310.net
ーーあれから数ヶ月が経ちました
日が暮れて、夕日が石畳の街を鮮やかに照らす頃
喫茶店ラビットハウスは本日の営業を終えようとしていました
何年もの間ずっと繰り返されてきた、いつもと変わらない日常
…違いがあるとすれば、私の頭の上が物寂しいくらいです
ココア「またのご来店を!」
カランカラーン
ココア「ふー、今日はお客さん多かったね」
チノ「そうですね…お疲れ様でした」
ココア「急いで片付けちゃお…今日は月に一度のあの日だもんね」
チノ「はい。 お花は…父が買ってきてくれてます」
ココア「うんっ」
ーーあれから数ヶ月が経ちました
日が暮れて、夕日が石畳の街を鮮やかに照らす頃
喫茶店ラビットハウスは本日の営業を終えようとしていました
何年もの間ずっと繰り返されてきた、いつもと変わらない日常
…違いがあるとすれば、私の頭の上が物寂しいくらいです
ココア「またのご来店を!」
カランカラーン
ココア「ふー、今日はお客さん多かったね」
チノ「そうですね…お疲れ様でした」
ココア「急いで片付けちゃお…今日は月に一度のあの日だもんね」
チノ「はい。 お花は…父が買ってきてくれてます」
ココア「うんっ」
53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:20:28.960 :TZ5BZTWq0.net
④
④
54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:23:19.077 :xhKM0C310.net
街外れの小高い丘に臨む共同墓地の一角
ここに、代々香風家が眠るお墓があります
今日は、父と私、ココアさんの3人でお墓参りに来ています
チノ「これ、おじいちゃんが好きだったコーヒー豆です」
タカヒロ「お花も供えたし、これでよし…っと」
ココア「皆、仲良くやってるかな…」
チノ「きっと…楽しくやってますよ」
タカヒロ「…そうだな」
一同「………」
タカヒロ「風が強くなってきたな…冷えるといけない、今日はこれで失礼しようか」
チノ「…はい」
チノ「また来ます…お母さん、おじいちゃん、ティッピー」
街外れの小高い丘に臨む共同墓地の一角
ここに、代々香風家が眠るお墓があります
今日は、父と私、ココアさんの3人でお墓参りに来ています
チノ「これ、おじいちゃんが好きだったコーヒー豆です」
タカヒロ「お花も供えたし、これでよし…っと」
ココア「皆、仲良くやってるかな…」
チノ「きっと…楽しくやってますよ」
タカヒロ「…そうだな」
一同「………」
タカヒロ「風が強くなってきたな…冷えるといけない、今日はこれで失礼しようか」
チノ「…はい」
チノ「また来ます…お母さん、おじいちゃん、ティッピー」
55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:24:39.344 :HORLrWjJd.net
あげ
あげ
56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:27:37.339 :xhKM0C310.net
ココア「………」
ココア「チノちゃん」
チノ「なんでしょうココアさ…」
ココア「ぎゅーっ」ダキッ
チノ「わわっ…いきなり何するんですか」
ココア「えへへ、なんでもないよ」
チノ「…もうっ、ココアさんってば」
ココア「そうだ、今夜はお爺ちゃんの話…聞きたいな」
チノ「またそう言って…夜更かしする気満々じゃないですか」
ココア「………」
ココア「チノちゃん」
チノ「なんでしょうココアさ…」
ココア「ぎゅーっ」ダキッ
チノ「わわっ…いきなり何するんですか」
ココア「えへへ、なんでもないよ」
チノ「…もうっ、ココアさんってば」
ココア「そうだ、今夜はお爺ちゃんの話…聞きたいな」
チノ「またそう言って…夜更かしする気満々じゃないですか」
57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:31:16.592 :xhKM0C310.net
ココア「えー、チノちゃんは嫌なの?」
ココア「この間なんてチノちゃんから…」
チノ「ちょ、ちょっとココアさん!」
ココア「もごご…」
チノ「べ、別に嫌じゃないですけど…っ」カァァ
ココア「チノちゃんてば素直じゃないなぁ…」
タカヒロ「…それじゃあ、行こうか」
チノ「ほ、ほら、ココアさん! 急がないと置いてっちゃいますよ」
ココア「すぐ追いつくよ!最後に…ちょっとだけ」
そう言って、ココアさんは石碑に向かって何か話しかけていました
その時のココアさんの表情は、嬉しそうだけど、どこか頼もしく見えました
ココア「えー、チノちゃんは嫌なの?」
ココア「この間なんてチノちゃんから…」
チノ「ちょ、ちょっとココアさん!」
ココア「もごご…」
チノ「べ、別に嫌じゃないですけど…っ」カァァ
ココア「チノちゃんてば素直じゃないなぁ…」
タカヒロ「…それじゃあ、行こうか」
チノ「ほ、ほら、ココアさん! 急がないと置いてっちゃいますよ」
ココア「すぐ追いつくよ!最後に…ちょっとだけ」
そう言って、ココアさんは石碑に向かって何か話しかけていました
その時のココアさんの表情は、嬉しそうだけど、どこか頼もしく見えました
58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:34:17.865 :xhKM0C310.net
チノ「ココアさん、さっき何をしてたんですか?」
ココア「えへへ…秘密だよ♪」
チノ「隠し事をするなんて…その程度の仲だったん…ですね」ウルッ
ココア「!?」
チノ「…ふふ、冗談です」
ココア「もー、チノちゃんってば!」
ココア(あの時、最後に『チノを任せたぞ』って……頼まれたもの)
ココア(安心して見ていて下さい…私、お姉ちゃんとして頑張るから!)
おしまい
チノ「ココアさん、さっき何をしてたんですか?」
ココア「えへへ…秘密だよ♪」
チノ「隠し事をするなんて…その程度の仲だったん…ですね」ウルッ
ココア「!?」
チノ「…ふふ、冗談です」
ココア「もー、チノちゃんってば!」
ココア(あの時、最後に『チノを任せたぞ』って……頼まれたもの)
ココア(安心して見ていて下さい…私、お姉ちゃんとして頑張るから!)
おしまい
59:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:35:20.803 :xhKM0C310.net
http://i.imgur.com/uQXoqKM.jpg
ごちうさSS増えないかなぁ
http://i.imgur.com/uQXoqKM.jpg
ごちうさSS増えないかなぁ
60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:35:26.291 :JKOxrOYp0.net
乙!
乙!
61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:35:39.231 :dg4Vcbu00.net
乙
いい話だった
乙
いい話だった
62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:36:08.827 :acK2Agnnd.net
綺麗な話だった
こういうのもいいな
綺麗な話だった
こういうのもいいな
63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:37:26.624 :ScIA/r8k0.net
乙!二期おめ!
乙!二期おめ!
64:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:40:38.883 :xZealICl0.net
乙!二期始まったしSS増えてほしいな
65:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 22:48:38.378 :RyQRg/yr0.net
やはりココチノは美しい
やはりココチノは美しい
66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 23:02:51.765 :YFr57ZQe0.net
珍しくまともなssだったな
乙
珍しくまともなssだったな
乙
67:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 23:03:24.401 :G03kadWPd.net
よかったよ
68:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 23:09:33.113 :+xX98xH10.net
乙!!!!!
俺も今SS書き溜め中だからできあがったらあげるよ
乙!!!!!
俺も今SS書き溜め中だからできあがったらあげるよ
69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/18(日) 23:11:55.950 :CNWMtf4q0.net
>>10
!!!?!?!??!?!?!
>>10
!!!?!?!??!?!?!
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