提督「じゃあ、お前の目を見て言うぞ」

霞「な、何よ？　そんな改まって」

提督「俺は今猛烈に眠い」

霞「確か徹夜で書類整理してたみたいね。溜め込む方が悪いのよ」

提督「そこで折り入ってお前に頼みがある」

霞「何よ？私に書類整理しろって？」

提督「今から仮眠をとる。膝枕しろ」

霞「はぁ！？」

提督「もう一度言う、仮眠のために膝枕しろ」

霞「ちょっと待ちなさいよ！？　まだ書類整理終わってないし、何で私が‥‥」

提督「うるさい、提督の命令が聞けんのか！」ﾋｻﾞﾀﾞｰｲﾌﾞ!

霞「ち、ちょっと止めなさいってば！」

提督「Ｚｚｚｚｚ……」

霞「て、速攻で寝てるし！？このクズ起きなさい！起きなさいってばぁ！」

提督「Ｚｚｚｚｚ……」

霞「……はぁ……」

霞（ったく、執務中に仮眠とか何考えているのよ……）

提督「Ｚｚｚｚｚ……」

霞（にしても、目の下のクマが濃いわね。すぐに根詰めるんだからこのクズは……）

霞（他の娘が心配していることも考えなさいよ。まったく……）





ｺﾝｺﾝ!

霞「ん？」

金剛「ＨＥＹ、提督ぅー！戦果Ｒesultがあがったヨー！」

霞「金剛さん、静かにしなさい」

提督「Ｚｚｚｚｚ……」

金剛「Ｏh、Ｓorry。提督が寝てるとは珍しいですネー」

霞「執務ほっぽり出して寝るとかありえないわよ。まったく……。で、この時間ってことは演習の結果報告かしら？」

金剛「Ｈi、これが演習Ｒesultデース。今日もＳ勝利でＣould't be betterデース」

霞「そう、流石金剛さんね。今日の出撃はこれで終わりよ。明後日からサブ島沖に出撃するからその準備は怠らないようにしなさい」

金剛「Ｈi、それにしても……」

霞「な、何よ？」

金剛「提督と霞は夫婦みたいで、羨ましいデース」

霞「は、はぁ！？何言ってんのよ！？わ、私はこのクズ司令官に言われて仕方なくやってるだけよ！」

金剛「そう言っても、提督のそばで秘書官やって、その上に膝枕までしてもらえるなんて、私からしたら夫婦にしか見えまセーン」

霞（夫婦って何なのよ！私とこいつとはただの上司と部下の関係で……）

金剛「私も秘書官やりたいデース！」

霞「それはダメ。あなたが秘書官やってクズ司令官甘やかした結果、書類が山のように溜まったのよ。忘れるわけないでしょ」

金剛「Ｏh……、霞はいつも厳しいデース……」

霞「私が厳しくしないと、どこまでもだらけるんだから。このクズ司令官は……」

金剛「じゃあ、私はこれで失礼しマース。提督のＨeartも夫婦の座も霞に負けるつもりはありませんからネー！」

霞「だから夫婦じゃないってばぁ！って、行っちゃった……」

提督「Ｚｚｚｚｚ……」

霞（もういつまで寝てるのよ。このクズは……）

金剛『提督と霞は夫婦みたいで羨ましいデース』

霞（って、何思い出してんのよ私は！）ｶｵﾏｯｶ

提督「Ｚｚｚｚｚ……」










霞（でも……、悪い気はしない……かな）

ほっこりでいいわね
支援

マルヒトマルマル











提督「Ｚｚｚｚｚ……」

霞（一体いつまで寝てるのよ！このクズは！）

霞（もうマルヒトマルマルよ！夜戦バカの声も聞こえなくなってるし！）

霞（これじゃあ、クズの頭が邪魔で動けないし、まだ夕飯も食べてないってのにぃ！）

霞（おまけに足が痛くてたまらないわ！　本当にほ～んとに迷惑なんだから！）







提督「Ｚｚｚｚｚ……」

最後まで読んでいただきありがとうございます。ＳＳっていざ書いてみると、とても大変でした。

えっ
もう終わり！？

まだ書ける

お前ならやれる　さぁ書くんだ

まだ行けるだろタコスケ

まだいける
お前ならできるだろ！

続きあくしろよ

第二話あくしろ