1: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 16:53:20.65 :zPtCuMp20
モバマスの喜多見柚ちゃんのSSです。
http://i.imgur.com/1bjexyd.jpg
http://i.imgur.com/PBTjfvc.jpg
モバマスの喜多見柚ちゃんのSSです。
http://i.imgur.com/1bjexyd.jpg
http://i.imgur.com/PBTjfvc.jpg
2: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 16:53:57.90 :zPtCuMp20
柚「だと思うんだけど、どうカナっ?」
P「……正座」
柚「Pサンっ!?」
P「正座」
柚「えーっと……ハイ」
P「そこじゃなくて」
柚「ン? 正座と言えば床の上じゃないの?」
P「ソファーの上です」
柚「さっすが、Pサン。やっさしいねっ♪」
P「はやく」
柚「な、なんかPサンが怖いよー」
柚「だと思うんだけど、どうカナっ?」
P「……正座」
柚「Pサンっ!?」
P「正座」
柚「えーっと……ハイ」
P「そこじゃなくて」
柚「ン? 正座と言えば床の上じゃないの?」
P「ソファーの上です」
柚「さっすが、Pサン。やっさしいねっ♪」
P「はやく」
柚「な、なんかPサンが怖いよー」
3: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 16:54:54.49 :zPtCuMp20
P「それで……なんで事務所に戻ってきたんだ?」
柚「Pサンに会いたくて!」ペカー
P「……」
柚「あの、えっと、うん。雪降ってるなーとは思ったんだヨ?」
P「この! 大雪の中で! 公共交通機関の人とかが大変な思いをして! 頑張ってるときに!」
柚「ハイ」
P「ちひろさんも迅速に連絡を出してくれて、アイドルが帰れなくなる前に手を回してくれたのに!!!」
柚「ハイ」
P「なんで柚は戻ってきちゃうの!!!!!」
柚「……」
P「……」
P「申し開きがあれば聞こうではないか」
柚「あ、ありがたきしあわせー。えっとね、うんとね、ラジオのお仕事終わって」
P「うん」
柚「今日はPサンに会ってないなーって。急いで帰ればPサンの顔が見れるカナーって」
P「……」
柚「それであんまり考えずにバスに飛び乗って……気づいたら着いてた!」
P「それで……なんで事務所に戻ってきたんだ?」
柚「Pサンに会いたくて!」ペカー
P「……」
柚「あの、えっと、うん。雪降ってるなーとは思ったんだヨ?」
P「この! 大雪の中で! 公共交通機関の人とかが大変な思いをして! 頑張ってるときに!」
柚「ハイ」
P「ちひろさんも迅速に連絡を出してくれて、アイドルが帰れなくなる前に手を回してくれたのに!!!」
柚「ハイ」
P「なんで柚は戻ってきちゃうの!!!!!」
柚「……」
P「……」
P「申し開きがあれば聞こうではないか」
柚「あ、ありがたきしあわせー。えっとね、うんとね、ラジオのお仕事終わって」
P「うん」
柚「今日はPサンに会ってないなーって。急いで帰ればPサンの顔が見れるカナーって」
P「……」
柚「それであんまり考えずにバスに飛び乗って……気づいたら着いてた!」
4: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 16:55:40.63 :zPtCuMp20
P「……ちひろさんがラインしたはずだけど」
柚「今見たよ!」ドヤァ
P「……」
柚「どきどき」
P「柚があほの子だってことは分かった」
柚「ひどいっ、Pサンは柚にやさしく!」
P「もう多分家まで帰れないから……めっちゃ寒い事務所に泊まりだぞ?」
柚「えへへ。Pサンと一緒だったらそれもまたよしっ♪」
P「まったくもう」
柚「……め、迷惑かけちゃった……よね?」
P「どうせ俺も泊まりだしな。今さらひとりもふたりも変わらないよ」
柚「わぁっ、へへっ」
P「でも柚が手のかかる子だってのは絶対に忘れてやらない」
柚「あれれっ」
P「……ちひろさんがラインしたはずだけど」
柚「今見たよ!」ドヤァ
P「……」
柚「どきどき」
P「柚があほの子だってことは分かった」
柚「ひどいっ、Pサンは柚にやさしく!」
P「もう多分家まで帰れないから……めっちゃ寒い事務所に泊まりだぞ?」
柚「えへへ。Pサンと一緒だったらそれもまたよしっ♪」
P「まったくもう」
柚「……め、迷惑かけちゃった……よね?」
P「どうせ俺も泊まりだしな。今さらひとりもふたりも変わらないよ」
柚「わぁっ、へへっ」
P「でも柚が手のかかる子だってのは絶対に忘れてやらない」
柚「あれれっ」
5: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 16:57:50.12 :zPtCuMp20
◇
P「とりあえず腹ごしらえするかー」
柚「おぉー♪ お腹がペコちゃん!」
P「ということで取り出したるはカレーメシ」
柚「……」
P「文句ある?」
柚「これ柚のお仕事で貰ったヤツだよっ! たくさん余ってたやつでしょっ」
P「インスタントは素晴らしいなぁ」
柚「あぁー、アタシも食べる、食べるってば」
P「お湯を入れて」
柚「入れましてー」
P「5分待ちます」
柚「ゆーず、ゆーず、ゆずゆずゆずっ♪」
P「うわ、ボーカルレッスン増やそ」
柚「うわーん!」
P「5分経ったら、ぐるぐる混ぜる!」
柚「まぜまぜー♪」
P「そんでがっと食べる」
柚「もぐもぐ」
P「うまい」
柚「美味しいっ」
◇
P「とりあえず腹ごしらえするかー」
柚「おぉー♪ お腹がペコちゃん!」
P「ということで取り出したるはカレーメシ」
柚「……」
P「文句ある?」
柚「これ柚のお仕事で貰ったヤツだよっ! たくさん余ってたやつでしょっ」
P「インスタントは素晴らしいなぁ」
柚「あぁー、アタシも食べる、食べるってば」
P「お湯を入れて」
柚「入れましてー」
P「5分待ちます」
柚「ゆーず、ゆーず、ゆずゆずゆずっ♪」
P「うわ、ボーカルレッスン増やそ」
柚「うわーん!」
P「5分経ったら、ぐるぐる混ぜる!」
柚「まぜまぜー♪」
P「そんでがっと食べる」
柚「もぐもぐ」
P「うまい」
柚「美味しいっ」
6: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 16:58:36.37 :zPtCuMp20
柚「そういえば、Pサンはどうして泊まりなの?」
P「アイドルを全員無事に送り届けて、それを確認する人が必要だからな」
柚「プロデューサーってたいへんなんだね……」
P「柚のせいでますます帰れないんですが」
柚「ゆ、柚が労ってあげよう♪ Pサン、とってもエライ!」
P「ありがとな。まぁ、よくあることだよ」
柚「よくある……。ね。ね。も、もしかして」
P「ん?」
柚「ずっとこんなゴハン食べてたり?」
P「コンビニ弁当とインスタントにはいつもお世話に」
柚「……次、夜遅くなる時は教えてねっ」
P「? なんでだ?」
柚「柚がお料理作ってあげるよっ♪ フード☆メイドの本気を見せる時だー」
P「え、怖いっ」
柚「ちょっと!」
P「冗談だよ、柚もあのお仕事で成長したもんな。じゃあ楽しみにさせてくれ」
柚「ん。えへへ、まかせろーっ」
柚「そういえば、Pサンはどうして泊まりなの?」
P「アイドルを全員無事に送り届けて、それを確認する人が必要だからな」
柚「プロデューサーってたいへんなんだね……」
P「柚のせいでますます帰れないんですが」
柚「ゆ、柚が労ってあげよう♪ Pサン、とってもエライ!」
P「ありがとな。まぁ、よくあることだよ」
柚「よくある……。ね。ね。も、もしかして」
P「ん?」
柚「ずっとこんなゴハン食べてたり?」
P「コンビニ弁当とインスタントにはいつもお世話に」
柚「……次、夜遅くなる時は教えてねっ」
P「? なんでだ?」
柚「柚がお料理作ってあげるよっ♪ フード☆メイドの本気を見せる時だー」
P「え、怖いっ」
柚「ちょっと!」
P「冗談だよ、柚もあのお仕事で成長したもんな。じゃあ楽しみにさせてくれ」
柚「ん。えへへ、まかせろーっ」
7: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 16:59:08.74 :zPtCuMp20
◇
P「さて、お風呂には入れないので……」
P「すまんけど、レッスンルームのシャワーで我慢してくれ」
柚「全然いいよー」
P「着替えとかは?」
柚「レッスン用に置いてるのがあるよっ」
P「じゃあ、良かった。お先にどうぞ」
柚「はーいっ」
◇
P「さて、お風呂には入れないので……」
P「すまんけど、レッスンルームのシャワーで我慢してくれ」
柚「全然いいよー」
P「着替えとかは?」
柚「レッスン用に置いてるのがあるよっ」
P「じゃあ、良かった。お先にどうぞ」
柚「はーいっ」
8: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 16:59:46.71 :zPtCuMp20
――――――
―――
柚「ふん、ふん、ふーん♪」
柚「Pサンとお泊り、お泊りっ」
柚(戻ってきちゃったときはやらかしたーってなったけど)
柚(たまにはこんな日があってもいいよね? 神様に怒られないよね?)
柚(うわ、みんなお気に入りのシャンプーを置いておくからごちゃごちゃ)
柚(まぁ、アタシのもあるからヒトのことは言えないっ)
柚(あ、これ……いいこと思いついた♪)
――――――
―――
柚「ふん、ふん、ふーん♪」
柚「Pサンとお泊り、お泊りっ」
柚(戻ってきちゃったときはやらかしたーってなったけど)
柚(たまにはこんな日があってもいいよね? 神様に怒られないよね?)
柚(うわ、みんなお気に入りのシャンプーを置いておくからごちゃごちゃ)
柚(まぁ、アタシのもあるからヒトのことは言えないっ)
柚(あ、これ……いいこと思いついた♪)
9: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:00:30.25 :zPtCuMp20
――――――
―――
柚「浴びてきたよ―!」
P「おう。じゃあ俺も浴びてくるのでちょっと事務所見といて」
柚「ん。らじゃー♪」
P「よろしくなー」
柚「あっ」
P「なに?」
柚「パステルイエローのボトルのシャンプーを使うといいよっ」
P「えっと? まぁ、分かった」
柚「えへへ、柚の大作戦スタート!」
――――――
―――
柚「浴びてきたよ―!」
P「おう。じゃあ俺も浴びてくるのでちょっと事務所見といて」
柚「ん。らじゃー♪」
P「よろしくなー」
柚「あっ」
P「なに?」
柚「パステルイエローのボトルのシャンプーを使うといいよっ」
P「えっと? まぁ、分かった」
柚「えへへ、柚の大作戦スタート!」
10: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:02:40.79 :zPtCuMp20
――――――
―――
P「黄色、黄色……これか」
P(なんか違うのか……? 自分じゃ良く分かんないな)
P(大雪って聞いてちひろさんと大騒ぎしたわりには、とりあえず何とかなりそうで良かった)
P(柚が戻ってきたときは心臓止まるかと思ったけど……)
P(あいつ、普段は周りをよく見てるから暴走はしないくせに、たまにわざとやるからなぁ)
P(ふふっ、次やったらひとりでサイコロの旅に放り込んでやる)
P(……俺、なんだかんだひとりの時より楽しんでるな)
――――――
―――
P「黄色、黄色……これか」
P(なんか違うのか……? 自分じゃ良く分かんないな)
P(大雪って聞いてちひろさんと大騒ぎしたわりには、とりあえず何とかなりそうで良かった)
P(柚が戻ってきたときは心臓止まるかと思ったけど……)
P(あいつ、普段は周りをよく見てるから暴走はしないくせに、たまにわざとやるからなぁ)
P(ふふっ、次やったらひとりでサイコロの旅に放り込んでやる)
P(……俺、なんだかんだひとりの時より楽しんでるな)
11: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:03:42.38 :zPtCuMp20
――――――
―――
P「ただいまー」
柚「Pサン、おかえりー」
P「見といてくれてありがとう」
柚「いえいえっ。あっ、でもゴホービは貰うから♪」
P「え?」
柚「わしゃわしゃー、すりすりー」
P「ち、ちょっと。柚、近い、近い! なんで撫でられてんの!!」
柚「えへへ、Pサンからおんなじ香りがする」
P「あっ。シトラス……柚子の香り?」
柚「そうだよー♪ 柚お気に入りの柚子シャンプーを使ってもらった!」
P「なんでまた」
柚「ナンカおんなじ匂いがするって嬉しくない?」
P「えっ、なんかいかがわしく感じる」
柚「それはせ、せくはらだよっ」
P「だって」
柚「あとは柚がハスハスしたかった!」ペカー
P「もう……好きにしてくれ」
柚「にへー。そうするっ♪」
――――――
―――
P「ただいまー」
柚「Pサン、おかえりー」
P「見といてくれてありがとう」
柚「いえいえっ。あっ、でもゴホービは貰うから♪」
P「え?」
柚「わしゃわしゃー、すりすりー」
P「ち、ちょっと。柚、近い、近い! なんで撫でられてんの!!」
柚「えへへ、Pサンからおんなじ香りがする」
P「あっ。シトラス……柚子の香り?」
柚「そうだよー♪ 柚お気に入りの柚子シャンプーを使ってもらった!」
P「なんでまた」
柚「ナンカおんなじ匂いがするって嬉しくない?」
P「えっ、なんかいかがわしく感じる」
柚「それはせ、せくはらだよっ」
P「だって」
柚「あとは柚がハスハスしたかった!」ペカー
P「もう……好きにしてくれ」
柚「にへー。そうするっ♪」
12: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:06:25.49 :zPtCuMp20
◇
P「残ってる仕事片付けちゃうから、てきとーにくつろいどいて」
柚「はーい」
P「えーっと、この書類はシュレッダー。こっちはちひろさんの承認待ち」
柚「うずうず」
P「せめてもうちょっと待てないの!?」
柚「んー、ムリかもっ」
P「元気良く言ってもダメ」
柚「ザンネンっ。しょうがないからPサンがお仕事するの眺めてるねー」
P「邪魔しないなら何でもいいよ……」
パシャ
柚「マジメに仕事するPサンの図」
P「さっそく気が散るっ」
柚「フリスクのLINEに送っとくねっ♪ 事務所にお泊りだーって」
P「頼むからフリスクで止めといてくれよ」
柚「ん。なんで?」
P「俺が社会的に抹殺される可能性がある」
柚「えへへ。それはタイヘンだっ」
◇
P「残ってる仕事片付けちゃうから、てきとーにくつろいどいて」
柚「はーい」
P「えーっと、この書類はシュレッダー。こっちはちひろさんの承認待ち」
柚「うずうず」
P「せめてもうちょっと待てないの!?」
柚「んー、ムリかもっ」
P「元気良く言ってもダメ」
柚「ザンネンっ。しょうがないからPサンがお仕事するの眺めてるねー」
P「邪魔しないなら何でもいいよ……」
パシャ
柚「マジメに仕事するPサンの図」
P「さっそく気が散るっ」
柚「フリスクのLINEに送っとくねっ♪ 事務所にお泊りだーって」
P「頼むからフリスクで止めといてくれよ」
柚「ん。なんで?」
P「俺が社会的に抹殺される可能性がある」
柚「えへへ。それはタイヘンだっ」
13: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:07:41.33 :zPtCuMp20
P「……次のライブは、こっちの箱を抑えて、衣装はあっちに依頼して」カタカタ
柚「かたかたー、かたかたー♪」
P「なにそれ?」
柚「かたかたの歌! アタシもかたかたしたいなって♪」
P「柚にパソコンは無理そうだな」
柚「なにおう」
P「でもなんかかわいい」
柚「おっ、かわいいかな!?」
P「許せちゃうくらいかわいい」
柚「てれるよっ」
P「かわいい」
柚「へへー、うれしいなー」
P「そのまま大人しくしといて」
柚「ご、ごまかされるとこだったっ。もうっ、構ってよー」
P「……次のライブは、こっちの箱を抑えて、衣装はあっちに依頼して」カタカタ
柚「かたかたー、かたかたー♪」
P「なにそれ?」
柚「かたかたの歌! アタシもかたかたしたいなって♪」
P「柚にパソコンは無理そうだな」
柚「なにおう」
P「でもなんかかわいい」
柚「おっ、かわいいかな!?」
P「許せちゃうくらいかわいい」
柚「てれるよっ」
P「かわいい」
柚「へへー、うれしいなー」
P「そのまま大人しくしといて」
柚「ご、ごまかされるとこだったっ。もうっ、構ってよー」
14: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:08:33.21 :zPtCuMp20
P「まぁ、柚が楽しければ……」
柚「楽しければ?」
P「俺も……あっ」
バチッ
柚「ああっ」
P「停電したな」
柚「まっくらだー♪」
P「……」
柚「……おしごとのデータは大丈夫?」
P「多分、きっと、めいびー」
P「まぁ、柚が楽しければ……」
柚「楽しければ?」
P「俺も……あっ」
バチッ
柚「ああっ」
P「停電したな」
柚「まっくらだー♪」
P「……」
柚「……おしごとのデータは大丈夫?」
P「多分、きっと、めいびー」
15: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:09:14.02 :zPtCuMp20
P「何にも見えん……ちょっと懐中電灯探してくる」
柚「よろしくっ♪ スマホの明かりいる?」
P「いや、大丈夫そうだ」
柚「よかっ……わぁっ、Pサン、外、外!」
P「外?」
柚「まっしろだー」
P「雪明かりか……暗いはずなのに明るく感じるな」
柚「なんかフゼイがあるね!」
P「大雪は困ったものだけど……綺麗だな」
柚「ね。ね。わー、なんかすごい嬉しいっ、楽しいっ」
P「何にも見えん……ちょっと懐中電灯探してくる」
柚「よろしくっ♪ スマホの明かりいる?」
P「いや、大丈夫そうだ」
柚「よかっ……わぁっ、Pサン、外、外!」
P「外?」
柚「まっしろだー」
P「雪明かりか……暗いはずなのに明るく感じるな」
柚「なんかフゼイがあるね!」
P「大雪は困ったものだけど……綺麗だな」
柚「ね。ね。わー、なんかすごい嬉しいっ、楽しいっ」
16: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:10:04.27 :zPtCuMp20
P「懐中電灯見つかった」
柚「これで万事オッケー」
P「それにしても……」
柚「ん。どしたの?」
P「柚は暗闇を怖がらないんだな」
柚「そうカナ? なんか暗いとワクワクしない?」
P「ちょっと分かる」
柚「ね。あっ、Pサン、ちょっと懐中電灯貸して」
P「いいぞ、ほい」
柚「ばぁっー、柚子のおばけだー」
P「かわいい」
柚「へへっ。シーツがあればあずきチャンの真似ができたのになぁ」
P「それにはせくしーが足りないな」
柚「こーらっ。柚もそれはちょっぴり気にしてるからっ」
P「懐中電灯見つかった」
柚「これで万事オッケー」
P「それにしても……」
柚「ん。どしたの?」
P「柚は暗闇を怖がらないんだな」
柚「そうカナ? なんか暗いとワクワクしない?」
P「ちょっと分かる」
柚「ね。あっ、Pサン、ちょっと懐中電灯貸して」
P「いいぞ、ほい」
柚「ばぁっー、柚子のおばけだー」
P「かわいい」
柚「へへっ。シーツがあればあずきチャンの真似ができたのになぁ」
P「それにはせくしーが足りないな」
柚「こーらっ。柚もそれはちょっぴり気にしてるからっ」
17: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:10:58.53 :zPtCuMp20
バチッ
P「おっ」
柚「戻ったね」
P「瞬間的な停電か、お仕事お疲れ様です……どこも大変だな」
柚「わりと遅めの時間で良かった……のカナ?」
P「そうかも。まぁ、さっさと寝ろって言ってるんだろうな」
柚「そ、そうだよっ。かたかたはお終いにして柚に構おう♪」
P「あとでなー。ちょっと電気系統問題ないか見てくるから、寝る準備しといて」
柚「うええん、Pサンのけちー」
バチッ
P「おっ」
柚「戻ったね」
P「瞬間的な停電か、お仕事お疲れ様です……どこも大変だな」
柚「わりと遅めの時間で良かった……のカナ?」
P「そうかも。まぁ、さっさと寝ろって言ってるんだろうな」
柚「そ、そうだよっ。かたかたはお終いにして柚に構おう♪」
P「あとでなー。ちょっと電気系統問題ないか見てくるから、寝る準備しといて」
柚「うええん、Pサンのけちー」
18: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:11:49.79 :zPtCuMp20
◇
P「さて」
柚「ん」
P「暖房よし」
柚「よーしっ」
P「寝間着よし」
柚「よしっ、レッスン着のジャージだ―」
P「寝床よし」
柚「よ……よくない!!」
P「えっ。なんで?」
柚「柚はソファーなのは分かるよっ」
P「うん、大事なアイドルだからな」
柚「えへへ……ってそうじゃなくてっ。なんでPサンは椅子をつなげたヤツなの!」
P「だってこれしかないし、わりと寝れるし」
柚「ゆ、柚と一緒にソファーは?」
P「いや」
柚「がーん。ゆ、柚のことキライ?」
P「大事」
柚「じゃあ問題ないよっ。柚もPサン大事!」
柚「ただでさえお疲れなのに、絶対にそんなんじゃ疲れ取れないよ」
P「それでもダメ」
◇
P「さて」
柚「ん」
P「暖房よし」
柚「よーしっ」
P「寝間着よし」
柚「よしっ、レッスン着のジャージだ―」
P「寝床よし」
柚「よ……よくない!!」
P「えっ。なんで?」
柚「柚はソファーなのは分かるよっ」
P「うん、大事なアイドルだからな」
柚「えへへ……ってそうじゃなくてっ。なんでPサンは椅子をつなげたヤツなの!」
P「だってこれしかないし、わりと寝れるし」
柚「ゆ、柚と一緒にソファーは?」
P「いや」
柚「がーん。ゆ、柚のことキライ?」
P「大事」
柚「じゃあ問題ないよっ。柚もPサン大事!」
柚「ただでさえお疲れなのに、絶対にそんなんじゃ疲れ取れないよ」
P「それでもダメ」
19: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:12:33.85 :zPtCuMp20
柚「むーっ」
P「むくれてもダメだぞー」
柚「ゆずーっ」
P「なんだそりゃ。電気消すぞー」
柚「あぁっ……あっ♪」
P「じゃあ、柚、おやすみー」
柚「ね。ね。Pサン、ちょっとソファーのとこ変なんだけど見てくれないカナ?」
P「えー。なんだー?」
柚「ここっ、ここっ」
P「スマホで照らしてるとこ? ちょっと遠いな、よっと」
柚「スキあり、えいやっ」
バサッ
P「うわっ」
柚「うにゅっ」
柚「むーっ」
P「むくれてもダメだぞー」
柚「ゆずーっ」
P「なんだそりゃ。電気消すぞー」
柚「あぁっ……あっ♪」
P「じゃあ、柚、おやすみー」
柚「ね。ね。Pサン、ちょっとソファーのとこ変なんだけど見てくれないカナ?」
P「えー。なんだー?」
柚「ここっ、ここっ」
P「スマホで照らしてるとこ? ちょっと遠いな、よっと」
柚「スキあり、えいやっ」
バサッ
P「うわっ」
柚「うにゅっ」
20: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:13:41.05 :zPtCuMp20
P「おい柚」
柚「ぴ、Pサン、すっごく重いよっ」
P「……やりやがったな」
柚「柚は一瞬のイタミと引き換えにPサンを手に入れたーっ」テッテレー
P「離して」
柚「絶対イヤー♪ それにほら、くっついてないと風邪引いちゃうくらい寒いよっ」
P「……」
柚「アイドル、大事なんだよねっ?」
P「……」
柚「……」
P「はぁーっ。今日だけだぞ」
柚「ん。柚の勝ちーっ。へへっー」
P「おい柚」
柚「ぴ、Pサン、すっごく重いよっ」
P「……やりやがったな」
柚「柚は一瞬のイタミと引き換えにPサンを手に入れたーっ」テッテレー
P「離して」
柚「絶対イヤー♪ それにほら、くっついてないと風邪引いちゃうくらい寒いよっ」
P「……」
柚「アイドル、大事なんだよねっ?」
P「……」
柚「……」
P「はぁーっ。今日だけだぞ」
柚「ん。柚の勝ちーっ。へへっー」
21: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:17:12.92 :zPtCuMp20
P「今日の柚はあまえんぼだな」
柚「たまにはね、柚にだってそんな日あるよ」
P「急に来るんじゃなくて小出しにして欲しいんだよなぁ」
柚「だって……フダンはPサンに甘える柚なんてヘンでしょっ」
P「……」
柚「柚はフツウの子だから、せめてみんなの前ではフツウでいないとなーって」
P「そう……かな」
柚「今日だけだから。明日はいつもの柚に戻るからサ♪」
P「……」
柚「うりゃうりゃー。Pサン、あったかいね。それに柚の匂いがする」
P「そりゃ同じシャンプーだし」
柚「へへ、おんなじってうれしい。ほらっ、もっとあまやかしてもいいんだよ?」
P「俺が捕まる」
柚「そのときは柚が守ってあげるよっ」ニパー
P「まったく……大雪のせいだからな」ギュッ
柚「えへへ。雪はふたりきりで甘える言い訳だねー♪」
P「今日の柚はあまえんぼだな」
柚「たまにはね、柚にだってそんな日あるよ」
P「急に来るんじゃなくて小出しにして欲しいんだよなぁ」
柚「だって……フダンはPサンに甘える柚なんてヘンでしょっ」
P「……」
柚「柚はフツウの子だから、せめてみんなの前ではフツウでいないとなーって」
P「そう……かな」
柚「今日だけだから。明日はいつもの柚に戻るからサ♪」
P「……」
柚「うりゃうりゃー。Pサン、あったかいね。それに柚の匂いがする」
P「そりゃ同じシャンプーだし」
柚「へへ、おんなじってうれしい。ほらっ、もっとあまやかしてもいいんだよ?」
P「俺が捕まる」
柚「そのときは柚が守ってあげるよっ」ニパー
P「まったく……大雪のせいだからな」ギュッ
柚「えへへ。雪はふたりきりで甘える言い訳だねー♪」
22: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:18:30.37 :zPtCuMp20
P「……それから、変じゃないぞ、誰だっていつだって甘えたくなるときはあるもんだ」
P「元気でニコニコ分かりやすい柚じゃなくたって、望まれる自分とは違ったって、周りはきっとあったかいよ」
柚「……」
P「しんどくなったらいつでもおいで。みんなの前でも、ふたりのときでも」
柚「そっか」
P「そうそう」
柚「ね。Pサン、手出して」
P「これでいいか?」
柚「小指を合わせて、約束のぴっ!」
柚「やっぱり照れるけど嬉しいから、またこうやってふたりで甘えさせてほしいなー」
柚「みんなの前は……ちょっぴりだけ甘えてみるっ」
P「おう」
柚「へへーっ。簡単に言うと……Pサンはトクベツ♪」
P「俺も……多分トクベツだ。いまは柚で手いっぱいだよ」
柚「もーっ。そこは……素直に……」
P「ふふっ。おやすみ、柚」ナデナデ
柚「えへー……撫でてくれて嬉しい……おやすみ……Pサン」
P「……それから、変じゃないぞ、誰だっていつだって甘えたくなるときはあるもんだ」
P「元気でニコニコ分かりやすい柚じゃなくたって、望まれる自分とは違ったって、周りはきっとあったかいよ」
柚「……」
P「しんどくなったらいつでもおいで。みんなの前でも、ふたりのときでも」
柚「そっか」
P「そうそう」
柚「ね。Pサン、手出して」
P「これでいいか?」
柚「小指を合わせて、約束のぴっ!」
柚「やっぱり照れるけど嬉しいから、またこうやってふたりで甘えさせてほしいなー」
柚「みんなの前は……ちょっぴりだけ甘えてみるっ」
P「おう」
柚「へへーっ。簡単に言うと……Pサンはトクベツ♪」
P「俺も……多分トクベツだ。いまは柚で手いっぱいだよ」
柚「もーっ。そこは……素直に……」
P「ふふっ。おやすみ、柚」ナデナデ
柚「えへー……撫でてくれて嬉しい……おやすみ……Pサン」
23: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:20:39.78 :zPtCuMp20
◇
チュンチュン
P「……ん」
P「んんーっ、朝か。雪はなんとか止んだかな」
柚「すーっ…んんっ」
P「がっちり抱きついてやがる。しょうがないなぁ」
P「……ふたりだと寒くないな、柚」
柚「ん……えへ……」
ガチャッ
忍「御用だよっ、Pサン!!!」
あずき「問答無用だよっ、逮捕大作戦だー!」
穂乃香「おはようございます、Pさん」
◇
チュンチュン
P「……ん」
P「んんーっ、朝か。雪はなんとか止んだかな」
柚「すーっ…んんっ」
P「がっちり抱きついてやがる。しょうがないなぁ」
P「……ふたりだと寒くないな、柚」
柚「ん……えへ……」
ガチャッ
忍「御用だよっ、Pサン!!!」
あずき「問答無用だよっ、逮捕大作戦だー!」
穂乃香「おはようございます、Pさん」
24: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:21:33.22 :zPtCuMp20
P「うわっ、なに、なに。なんでみんなこんな朝早くから」
あずき「昨日、柚ちゃんが事務所に泊まるって」
穂乃香「フリルドスクエアのLINEにメッセージを流していたんです」
忍「だから、ここはきっちり現場を抑えなきゃなくちゃと思いまして!」
P「横暴だ―、不可抗力だー、手は出してないぞー」
忍「ふふっ。ちゃんと分かってるよ、Pさん」
P「ん?」
あずき「ぱしゃりっ。穂乃香ちゃん、カメラで証拠抑えたよっ」
穂乃香「珍しい瞬間ですからね、大事にしましょう♪」
P「えっと? どういうこと?」
P「うわっ、なに、なに。なんでみんなこんな朝早くから」
あずき「昨日、柚ちゃんが事務所に泊まるって」
穂乃香「フリルドスクエアのLINEにメッセージを流していたんです」
忍「だから、ここはきっちり現場を抑えなきゃなくちゃと思いまして!」
P「横暴だ―、不可抗力だー、手は出してないぞー」
忍「ふふっ。ちゃんと分かってるよ、Pさん」
P「ん?」
あずき「ぱしゃりっ。穂乃香ちゃん、カメラで証拠抑えたよっ」
穂乃香「珍しい瞬間ですからね、大事にしましょう♪」
P「えっと? どういうこと?」
25: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:22:34.87 :zPtCuMp20
穂乃香「Pさん、ありがとうございます」
忍「柚ちゃんはいつも私たちのこと良く見てくれてて。まぁ、いたずらしたりはするけど」
あずき「あずきたちが甘えちゃうことはあっても、甘えられることって少ないなって」
穂乃香「だからこうして本当にゆるんでる柚ちゃんが見れて嬉しいんです」
あずき「柚ちゃんのリラックス大作戦、成功だね♪」
P「ははっ、みんな気づいてたんだな。……いい親友持ったなぁ、柚」
柚「んんっ……ふぁぁーっ」
P「おはよう、柚」
柚「わぁっ……Pサンだぁっ、やほー。あとちょっと、ちょっとだけー」
P「柚、うしろ、うしろ」トントン
柚「んー? うしろー?」
パシャ
あずき「寝ぼけ柚ちゃんとプロデューサーのツーショット、いただきっ」
柚「……あ……あ」
忍「Pさんに堂々と甘えるなんて珍しいね?」
穂乃香「ふふっ。おはようございます、柚ちゃん」
柚「……これは……その、違うカラ」テヘ
あずき「何が違うのかなー??」
柚「……あああああああっ」
柚「ちょっと、ソコに全員正座!!!!!」
穂乃香「Pさん、ありがとうございます」
忍「柚ちゃんはいつも私たちのこと良く見てくれてて。まぁ、いたずらしたりはするけど」
あずき「あずきたちが甘えちゃうことはあっても、甘えられることって少ないなって」
穂乃香「だからこうして本当にゆるんでる柚ちゃんが見れて嬉しいんです」
あずき「柚ちゃんのリラックス大作戦、成功だね♪」
P「ははっ、みんな気づいてたんだな。……いい親友持ったなぁ、柚」
柚「んんっ……ふぁぁーっ」
P「おはよう、柚」
柚「わぁっ……Pサンだぁっ、やほー。あとちょっと、ちょっとだけー」
P「柚、うしろ、うしろ」トントン
柚「んー? うしろー?」
パシャ
あずき「寝ぼけ柚ちゃんとプロデューサーのツーショット、いただきっ」
柚「……あ……あ」
忍「Pさんに堂々と甘えるなんて珍しいね?」
穂乃香「ふふっ。おはようございます、柚ちゃん」
柚「……これは……その、違うカラ」テヘ
あずき「何が違うのかなー??」
柚「……あああああああっ」
柚「ちょっと、ソコに全員正座!!!!!」
26: ◆tues0FtkhQ:2018/01/31(水) 17:25:19.77 :zPtCuMp20
おしまい。
限定を引くために書いていたら投稿する前に引けました。
書けば出る、出ても書く。柚はもちろん可愛い。
前の柚SSも一緒にどうぞ。
喜多見柚「アタシにとっての奇蹟」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514102608/
喜多見柚「12月にトーセ゛ンのことを言うよっ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512191675/
おしまい。
限定を引くために書いていたら投稿する前に引けました。
書けば出る、出ても書く。柚はもちろん可愛い。
前の柚SSも一緒にどうぞ。
喜多見柚「アタシにとっての奇蹟」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514102608/
喜多見柚「12月にトーセ゛ンのことを言うよっ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512191675/
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/01/31(水) 18:17:22.30 :WXb8uvUt0
乙です。柚は本当に可愛いなあ
乙です。柚は本当に可愛いなあ