1: ◆K7qLUv4H.Lbp:2018/11/11(日) 16:40:45.19 :N3obT77DO
―夢
―夢を見ました
―それはとっても不思議で
―温かくて
―でも少し悲しい夢でした
―夢
―夢を見ました
―それはとっても不思議で
―温かくて
―でも少し悲しい夢でした
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/11(日) 16:45:59.44 :N3obT77DO
「うわぁ――」
「かわいいよぉ!」
ありす「きゃっ!?」
「近くで見るともっとかわいいなぁ」ダキッ
ありす「あ……えっと」
ありす(私を知ってるのかな?)
ありす(ファン……にしては親しげだし)
ありす(悪い人ではなさそうですが)
ありす「あ、あの……どちらさまですか?」
「私は……ですよ」
ありす(え、えっと、よく聞き取れませんでした)
ありす「あの……もう一d」
「私ね、どうしてもありすちゃんに会いたかったの!」パタパタ
ありす「た……橘です」
「それでね、ありすちゃん」ジーッ
ありす「もう……ありすでいいです」
「うわぁ――」
「かわいいよぉ!」
ありす「きゃっ!?」
「近くで見るともっとかわいいなぁ」ダキッ
ありす「あ……えっと」
ありす(私を知ってるのかな?)
ありす(ファン……にしては親しげだし)
ありす(悪い人ではなさそうですが)
ありす「あ、あの……どちらさまですか?」
「私は……ですよ」
ありす(え、えっと、よく聞き取れませんでした)
ありす「あの……もう一d」
「私ね、どうしてもありすちゃんに会いたかったの!」パタパタ
ありす「た……橘です」
「それでね、ありすちゃん」ジーッ
ありす「もう……ありすでいいです」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/11(日) 16:50:45.95 :N3obT77DO
「あ、そうだ」ゴソゴソ
「ありすちゃんに、イチゴを持ってきたんだー!」
ありす「い、イチゴですか?」
ありす(悪い人ではありませんね……)←ちょろい
「いっぱい持ってきたから、いっしょに食べようね」
ありす「はい!」
「んー!すっぱー!」
ありす「たしかに少しすっぱいです」
「……ごめんね。こんなはずじゃなかったんだけど」
ありす「……」
ありす「ふふっ」
「うー?」
ありす「でも、こうして二人で食べるとおいしいですよね」
「……わぁ――うんっ!」
ありす(どうしてでしょうか?この人を見てると、私の心に張り付いていたものが取れていくような……)
「あ、そうだ」ゴソゴソ
「ありすちゃんに、イチゴを持ってきたんだー!」
ありす「い、イチゴですか?」
ありす(悪い人ではありませんね……)←ちょろい
「いっぱい持ってきたから、いっしょに食べようね」
ありす「はい!」
「んー!すっぱー!」
ありす「たしかに少しすっぱいです」
「……ごめんね。こんなはずじゃなかったんだけど」
ありす「……」
ありす「ふふっ」
「うー?」
ありす「でも、こうして二人で食べるとおいしいですよね」
「……わぁ――うんっ!」
ありす(どうしてでしょうか?この人を見てると、私の心に張り付いていたものが取れていくような……)
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/11(日) 16:54:35.48 :N3obT77DO
「ありすちゃんって、本当に天使みたいだね!」
ありす「ふぇっ!?」
ありす「きゅ、急にいきなり……な、なんですか!」
ありす(うわ……私のほっぺが熱いです。きっと赤くなってますね)
「天使だよ!だって、私の……だもん!だから分かるよ」
「それに、本当はやさしくて素直になれないだけでまっすぐに頑張る可愛い子だもん!」
ありす「な……」
ありす(プロデューサー……私の想い人ぐらいしか言わなさそうなことをぺらぺらと)
ありす(もう……調子を狂わされます)
「ありすちゃんって、本当に天使みたいだね!」
ありす「ふぇっ!?」
ありす「きゅ、急にいきなり……な、なんですか!」
ありす(うわ……私のほっぺが熱いです。きっと赤くなってますね)
「天使だよ!だって、私の……だもん!だから分かるよ」
「それに、本当はやさしくて素直になれないだけでまっすぐに頑張る可愛い子だもん!」
ありす「な……」
ありす(プロデューサー……私の想い人ぐらいしか言わなさそうなことをぺらぺらと)
ありす(もう……調子を狂わされます)
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/11(日) 16:56:02.00 :N3obT77DO
「あ、そうだ。今日来たのはねぇ」
グイグイ
ありす「あ……ちょ、ちょっと――」
「こっち、こっちだよー!」
ありす「ま、待ってください!」
「あ、そうだ。今日来たのはねぇ」
グイグイ
ありす「あ……ちょ、ちょっと――」
「こっち、こっちだよー!」
ありす「ま、待ってください!」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/11(日) 17:04:53.30 :N3obT77DO
………………
…………
……
ありす「ここは……」
ありす(間違いありません……ここは)
「メットライフドームだよ」
ありす「何故……」
「私もね。昔、ここに立ったことがあるんだ」
ありす「え……」
「でもね、ありすちゃんみたいに一人とかじゃなくて、大勢いる中の一人としてなんだ」
ありす「あ……」
ありす(その時わかりました。この人が私をここへ……歌うステージに連れてきた訳を)
「だからね、ありすちゃん。私はもう行かなきゃいけないけど、これからも……をよろしくね」
ありす(でも同時に、この人とはここでお別れだなとも)
ありす「も、もう行かれるのですか……」
「うん。でも大丈夫。私はありすちゃんの中にいるから、いつでも会えるよ」
「だからね、これからもよろしくね」
ありす「は……はい」グスッ
「じゃあね」
ありす(何度も……何度も……彼女が消えるまで私は手を降り続けていました)
ありす(彼女も名残惜しそうに振り返りながら……)
ありす(佐藤亜美菜さん……)
ありす(また……いつか、お会いしましょう)
………………
…………
……
ありす「ここは……」
ありす(間違いありません……ここは)
「メットライフドームだよ」
ありす「何故……」
「私もね。昔、ここに立ったことがあるんだ」
ありす「え……」
「でもね、ありすちゃんみたいに一人とかじゃなくて、大勢いる中の一人としてなんだ」
ありす「あ……」
ありす(その時わかりました。この人が私をここへ……歌うステージに連れてきた訳を)
「だからね、ありすちゃん。私はもう行かなきゃいけないけど、これからも……をよろしくね」
ありす(でも同時に、この人とはここでお別れだなとも)
ありす「も、もう行かれるのですか……」
「うん。でも大丈夫。私はありすちゃんの中にいるから、いつでも会えるよ」
「だからね、これからもよろしくね」
ありす「は……はい」グスッ
「じゃあね」
ありす(何度も……何度も……彼女が消えるまで私は手を降り続けていました)
ありす(彼女も名残惜しそうに振り返りながら……)
ありす(佐藤亜美菜さん……)
ありす(また……いつか、お会いしましょう)
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/11(日) 17:07:54.76 :N3obT77DO
ありす(その時はきっと)
ありす(「in fact」の歌を、会場一面、青のサイリウムの光りに包まれた舞台で……)
ありす(素直な私をお届けします)
ありす(その時はきっと)
ありす(「in fact」の歌を、会場一面、青のサイリウムの光りに包まれた舞台で……)
ありす(素直な私をお届けします)
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/11(日) 17:13:12.89 :N3obT77DO
――
――チャーン
ありす「んん……」ゴソゴソ
千枝「あ、やっと起きた」
薫「大丈夫でー?」
桃華「ライブ前ですから、少し疲れがたまってましたか?」
晴「ダメだったら遠慮するなよ?」
ありす(みんな……)
ありす「はい……夢を見ました。会場一面、青のサイリウムで囲まれ、不思議な人と一緒に歌う夢を」
晴「なんだそれー?」
桃華「まぁ、ありすさんらしいですわ」
薫「でもねー、夢じゃないかもー」
千枝「そうですね。私たちはソロはありませんが」
桃華「私と」
ありす「私は」
「「夢を夢で終わらせません(わ)」」
――
――チャーン
ありす「んん……」ゴソゴソ
千枝「あ、やっと起きた」
薫「大丈夫でー?」
桃華「ライブ前ですから、少し疲れがたまってましたか?」
晴「ダメだったら遠慮するなよ?」
ありす(みんな……)
ありす「はい……夢を見ました。会場一面、青のサイリウムで囲まれ、不思議な人と一緒に歌う夢を」
晴「なんだそれー?」
桃華「まぁ、ありすさんらしいですわ」
薫「でもねー、夢じゃないかもー」
千枝「そうですね。私たちはソロはありませんが」
桃華「私と」
ありす「私は」
「「夢を夢で終わらせません(わ)」」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/11(日) 17:17:27.02 :N3obT77DO
―夢が叶うとき
薫「それじゃー」
晴「いっちょいってみよー!」
―それは今日かもしれない
桃華「ですわね」
千枝「頑張ろうね、ありすちゃん」
―信じていいんだからね
ありす「はいっ!」
ありす「橘ありす、笑顔で頑張りますっ!」
―Bon Voyage
―信じていていいんだからね
~Fin
―夢が叶うとき
薫「それじゃー」
晴「いっちょいってみよー!」
―それは今日かもしれない
桃華「ですわね」
千枝「頑張ろうね、ありすちゃん」
―信じていいんだからね
ありす「はいっ!」
ありす「橘ありす、笑顔で頑張りますっ!」
―Bon Voyage
―信じていていいんだからね
~Fin
10: ◆K7qLUv4H.Lbp:2018/11/11(日) 17:19:46.50 :N3obT77DO
久々に某OVAのEDを聞いたら涙が出てきたのと、友人がTwitterでありすの中の人も、AKB時代に同じステージに立っていたというつぶやきを見て作らせていただきました
では、ありがとうございました
久々に某OVAのEDを聞いたら涙が出てきたのと、友人がTwitterでありすの中の人も、AKB時代に同じステージに立っていたというつぶやきを見て作らせていただきました
では、ありがとうございました