1: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:27:16.10 :n6EHfJVv0
ミリP(以下、P) 【俺の妹は、とてもよく出来た妹だ】
P 「これで戸締りはよし、だな……」カチリ
田中琴葉(以下、琴葉) 「……あっ、兄さん」
P 「ん、忘れ物でもしたか?」
琴葉 「もう、違います!ほら、こっち向いてください」
P 「うん……?」
琴葉 「ネクタイ、曲がってますよ?」
P 「あっ、悪い……」
琴葉 「いえ……はい、できました!」キュッ
P 【俺が気付かない事にも、よく気が付く聡い子だ】
ミリP(以下、P) 【俺の妹は、とてもよく出来た妹だ】
P 「これで戸締りはよし、だな……」カチリ
田中琴葉(以下、琴葉) 「……あっ、兄さん」
P 「ん、忘れ物でもしたか?」
琴葉 「もう、違います!ほら、こっち向いてください」
P 「うん……?」
琴葉 「ネクタイ、曲がってますよ?」
P 「あっ、悪い……」
琴葉 「いえ……はい、できました!」キュッ
P 【俺が気付かない事にも、よく気が付く聡い子だ】
2: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:28:02.74 :n6EHfJVv0
―――――
P 【俺の妹は、とても親切だ】
琴葉 「それで、今日はいつ頃帰ってくるんですか?」
P 「ん、まぁ今日は特に打ち合わせの予定もないしな……」
P 「うん、9時ごろには帰るよ」
琴葉 「もう、約束ですよ?」
―――――
P 【俺の妹は、とても親切だ】
琴葉 「それで、今日はいつ頃帰ってくるんですか?」
P 「ん、まぁ今日は特に打ち合わせの予定もないしな……」
P 「うん、9時ごろには帰るよ」
琴葉 「もう、約束ですよ?」
3: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:30:10.30 :n6EHfJVv0
琴葉 「……あれ?」チラッ
P 「琴葉、どうかしたのか?」
琴葉 「あそこのお婆ちゃん……」
お婆ちゃん 「ひい、ふぅ……」グイグイ
P 「凄い荷物だな……スーツケースも引き摺ってるのか」
琴葉 「……すみません、私ちょっと行ってきますね!」タッタッタ
P 「琴葉?」
琴葉 「……あれ?」チラッ
P 「琴葉、どうかしたのか?」
琴葉 「あそこのお婆ちゃん……」
お婆ちゃん 「ひい、ふぅ……」グイグイ
P 「凄い荷物だな……スーツケースも引き摺ってるのか」
琴葉 「……すみません、私ちょっと行ってきますね!」タッタッタ
P 「琴葉?」
4: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:32:10.31 :n6EHfJVv0
~~~~~
琴葉 「お婆ちゃん、お荷物お持ちしましょうか?」
お婆ちゃん 「おや、良いのかい?」
琴葉 「はい!どこまで運べばいいですか?」
お婆ちゃん 「とりあえず、バス停までお願いできるかい?」
琴葉 「はい、任せて下さい!」グッ
琴葉 「……うっ」グッ
~~~~~
琴葉 「お婆ちゃん、お荷物お持ちしましょうか?」
お婆ちゃん 「おや、良いのかい?」
琴葉 「はい!どこまで運べばいいですか?」
お婆ちゃん 「とりあえず、バス停までお願いできるかい?」
琴葉 「はい、任せて下さい!」グッ
琴葉 「……うっ」グッ
5: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:33:07.78 :n6EHfJVv0
お婆ちゃん 「無理しなくて良いんだよ?」
琴葉 「い、いえこのくらい……」
P 「琴葉、鞄をこっちに」
琴葉 「に、兄さん?良いんですか?」
P 「このまま見捨てて仕事に行くなんて出来ないよ」
P 「お婆さん、俺が手伝っても良いですか?」
お婆ちゃん 「おやまぁ、ありがたい事だねぇ」
お婆ちゃん 「それじゃ、お願いしてもいいかい?」
P 「任せて下さい……よっと」グッ
お婆ちゃん 「無理しなくて良いんだよ?」
琴葉 「い、いえこのくらい……」
P 「琴葉、鞄をこっちに」
琴葉 「に、兄さん?良いんですか?」
P 「このまま見捨てて仕事に行くなんて出来ないよ」
P 「お婆さん、俺が手伝っても良いですか?」
お婆ちゃん 「おやまぁ、ありがたい事だねぇ」
お婆ちゃん 「それじゃ、お願いしてもいいかい?」
P 「任せて下さい……よっと」グッ
6: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:34:11.80 :n6EHfJVv0
~~~~~
P 「よし、ここかな」
お婆ちゃん 「ゴメンねぇ、わざわざ手伝ってもらっちゃって」
琴葉 「いえいえ!学校行く途中ですから!」
P 【困った人の事を助けてあげる、心優しい妹だ】
~~~~~
P 「よし、ここかな」
お婆ちゃん 「ゴメンねぇ、わざわざ手伝ってもらっちゃって」
琴葉 「いえいえ!学校行く途中ですから!」
P 【困った人の事を助けてあげる、心優しい妹だ】
7: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:35:09.63 :n6EHfJVv0
―――――
P 【俺の妹は、とても勤勉な妹だ】
島原エレナ(以下、エレナ) 「コートハ!オッハヨー!」ダキッ
琴葉 「わっ、エレナ?おはよう!」ニコニコ
P 「今日も朝から元気だな、エレナは」
エレナ 「オニーサンもビシっと決まってるネ!」
エレナ 「仕事のできるオトナって感じだヨ!」
P 「ハハハ、ありがとう」
―――――
P 【俺の妹は、とても勤勉な妹だ】
島原エレナ(以下、エレナ) 「コートハ!オッハヨー!」ダキッ
琴葉 「わっ、エレナ?おはよう!」ニコニコ
P 「今日も朝から元気だな、エレナは」
エレナ 「オニーサンもビシっと決まってるネ!」
エレナ 「仕事のできるオトナって感じだヨ!」
P 「ハハハ、ありがとう」
8: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:36:08.82 :n6EHfJVv0
エレナ 「それじゃコトハ、早く学校に行こ!」
琴葉 「?急ぐ必要なんてないでしょ?」
エレナ 「そ、そのぉ……」アセアセ
琴葉 「……エレナ?」ジトー
エレナ 「ご、ゴメン!宿題、教えて?」
琴葉 「……ちゃんと家でやらないからでしょ」
エレナ 「お願いだヨー!昨日、やろうと思ったら寝ちゃったノ!」ウルウル
琴葉 「……もう」ハァ
琴葉 「すみません兄さん、先に学校に行きますね」
P 「おう、行ってらっしゃい」
エレナ 「コトハ?」
琴葉 「……宿題、やるんでしょ」
エレナ 「!ウン!」
P 【友人の勉強を見れるくらいには、成績も優秀な妹だ】
エレナ 「それじゃコトハ、早く学校に行こ!」
琴葉 「?急ぐ必要なんてないでしょ?」
エレナ 「そ、そのぉ……」アセアセ
琴葉 「……エレナ?」ジトー
エレナ 「ご、ゴメン!宿題、教えて?」
琴葉 「……ちゃんと家でやらないからでしょ」
エレナ 「お願いだヨー!昨日、やろうと思ったら寝ちゃったノ!」ウルウル
琴葉 「……もう」ハァ
琴葉 「すみません兄さん、先に学校に行きますね」
P 「おう、行ってらっしゃい」
エレナ 「コトハ?」
琴葉 「……宿題、やるんでしょ」
エレナ 「!ウン!」
P 【友人の勉強を見れるくらいには、成績も優秀な妹だ】
9: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:36:44.80 :n6EHfJVv0
―――――
P 【俺の妹は、家庭的な妹だ】
キーンコーンカーンコーン
音無小鳥(以下、小鳥) 「おっ、お昼休憩ですね!」
小鳥 「プロデューサーさん、一緒にご飯食べに行きませんか?」
P 「すみません、俺今日弁当なので」
小鳥 「そうですか……」シュン
P 「さて、今日の中身はっと……」カパッ
―――――
P 【俺の妹は、家庭的な妹だ】
キーンコーンカーンコーン
音無小鳥(以下、小鳥) 「おっ、お昼休憩ですね!」
小鳥 「プロデューサーさん、一緒にご飯食べに行きませんか?」
P 「すみません、俺今日弁当なので」
小鳥 「そうですか……」シュン
P 「さて、今日の中身はっと……」カパッ
10: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:37:32.93 :n6EHfJVv0
小鳥 「ハートマーク……愛妻弁当ですか?」ニヤニヤ
P 「違いますよ、妹のです」
小鳥 「ふふふ、分かってますって」ニヤニヤ
P 「いただきます……はむ」パクリ
P 「今日の卵焼きも美味いな……」モグモグ
小鳥 「きんぴらごぼう良いなー……?」チラッ
P 「……あげませんからね?」
小鳥 「あぅ……」シュン
P 【料理も出来る、嫁に出しても恥ずかしくない妹だ】
小鳥 「ハートマーク……愛妻弁当ですか?」ニヤニヤ
P 「違いますよ、妹のです」
小鳥 「ふふふ、分かってますって」ニヤニヤ
P 「いただきます……はむ」パクリ
P 「今日の卵焼きも美味いな……」モグモグ
小鳥 「きんぴらごぼう良いなー……?」チラッ
P 「……あげませんからね?」
小鳥 「あぅ……」シュン
P 【料理も出来る、嫁に出しても恥ずかしくない妹だ】
11: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:38:11.01 :n6EHfJVv0
―――――
P 【周りから見れば、これ以上ないほどの出来た妹だ】
P 【ただ……一つだけ、俺しか知らない事がある】
P 「よし、今日はちゃんと帰って来れたな……」ガチャリ
P 「ただいまー」
琴葉 「!兄さん、お帰りなさい!」ダキッ
P 「琴葉……ほら、離れて」
琴葉 「…………」ウルッ
P 「……分かった、そのままでいいから」
琴葉 「はい♪」ギュゥウウ
P 【……そう、俺しか知らない事】
P 【俺の妹は、とても甘えん坊なのだ】
―――――
P 【周りから見れば、これ以上ないほどの出来た妹だ】
P 【ただ……一つだけ、俺しか知らない事がある】
P 「よし、今日はちゃんと帰って来れたな……」ガチャリ
P 「ただいまー」
琴葉 「!兄さん、お帰りなさい!」ダキッ
P 「琴葉……ほら、離れて」
琴葉 「…………」ウルッ
P 「……分かった、そのままでいいから」
琴葉 「はい♪」ギュゥウウ
P 【……そう、俺しか知らない事】
P 【俺の妹は、とても甘えん坊なのだ】
12: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:39:02.94 :n6EHfJVv0
第一話 【俺の妹がこんなに甘えん坊なわけがない】
第一話 【俺の妹がこんなに甘えん坊なわけがない】
13: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:39:37.19 :n6EHfJVv0
―――――
P 【俺の妹は、昔から何故か兄離れをしようとしない】
P 【それ自体は兄冥利に尽きるのだが……】
P 「……琴葉」
琴葉 「なんですか、兄さん」
P 「あのさ、流石に上着位脱がせてほしいんだけど……」
琴葉 「は、はい……ごめんなさい」シュン
―――――
P 【俺の妹は、昔から何故か兄離れをしようとしない】
P 【それ自体は兄冥利に尽きるのだが……】
P 「……琴葉」
琴葉 「なんですか、兄さん」
P 「あのさ、流石に上着位脱がせてほしいんだけど……」
琴葉 「は、はい……ごめんなさい」シュン
14: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:40:06.07 :n6EHfJVv0
P (な、何故か良心の呵責が……)ヌギッ
P 「…………」チラッ
琴葉 「…………」ショボーン
P 「……それじゃあさ、晩御飯用意してくれないか?」
P 「今日いっぱい動いたからお腹ペコペコで」ハハハ
琴葉 「!は、はい!急いで支度しますね!」タッタッタ
P (な、何故か良心の呵責が……)ヌギッ
P 「…………」チラッ
琴葉 「…………」ショボーン
P 「……それじゃあさ、晩御飯用意してくれないか?」
P 「今日いっぱい動いたからお腹ペコペコで」ハハハ
琴葉 「!は、はい!急いで支度しますね!」タッタッタ
15: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:40:32.55 :n6EHfJVv0
―――――
P 「いただきます」
琴葉 「はい、召し上がれ!」ニコニコ
P 「……琴葉は食べないのか?」
琴葉 「わ、私は先に食べましたか」グゥウ
P 「……琴葉?」
琴葉 「……ご、ごめんなさい。材料がなかったので」
P 「へっ?でも、冷蔵庫そんな空っぽだったっけ」
琴葉 「え、えっと」アワアワ
―――――
P 「いただきます」
琴葉 「はい、召し上がれ!」ニコニコ
P 「……琴葉は食べないのか?」
琴葉 「わ、私は先に食べましたか」グゥウ
P 「……琴葉?」
琴葉 「……ご、ごめんなさい。材料がなかったので」
P 「へっ?でも、冷蔵庫そんな空っぽだったっけ」
琴葉 「え、えっと」アワアワ
16: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:41:07.51 :n6EHfJVv0
P 「……琴葉、もしかして俺の分だけ作ったのか?」
琴葉 「ごめんなさい……メニュー決めた時に気が付かなくて」
P 「食材足りなかったのか……」
琴葉 「で、でも大丈夫です!私、後で別のものを食べておきますから!」
P 「…………」ハァ
スッ
琴葉 「兄さん?」
P 「俺だけ食べる訳にもいかないだろ、ほら」
P 「……琴葉、もしかして俺の分だけ作ったのか?」
琴葉 「ごめんなさい……メニュー決めた時に気が付かなくて」
P 「食材足りなかったのか……」
琴葉 「で、でも大丈夫です!私、後で別のものを食べておきますから!」
P 「…………」ハァ
スッ
琴葉 「兄さん?」
P 「俺だけ食べる訳にもいかないだろ、ほら」
17: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:42:19.38 :n6EHfJVv0
琴葉 「で、でも……」
P 「遠慮するな、引っこめるのもカッコ悪いだろ」
琴葉 「……くすっ、分かりました」
琴葉 「それじゃ……はむ」パクリ
琴葉 「…………♪」
琴葉 「兄さん、もう少し貰っても良いですか?」
P 「良いよ、ほら」
琴葉 「はむ……ん♪」
琴葉 「で、でも……」
P 「遠慮するな、引っこめるのもカッコ悪いだろ」
琴葉 「……くすっ、分かりました」
琴葉 「それじゃ……はむ」パクリ
琴葉 「…………♪」
琴葉 「兄さん、もう少し貰っても良いですか?」
P 「良いよ、ほら」
琴葉 「はむ……ん♪」
18: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:43:09.90 :n6EHfJVv0
P 「そら、どんどん……」
琴葉 「……はっ!」
P 「ん、どうかしたのか?」スッ
琴葉 「私が全部食べちゃったらダメじゃないですか!」
P 「俺はそんなにお腹減ってないし……」
琴葉 「さっきお腹ペコペコって言ってたじゃないですか」プクー
P 「ぐぅ……覚えてたのか」
P 「そら、どんどん……」
琴葉 「……はっ!」
P 「ん、どうかしたのか?」スッ
琴葉 「私が全部食べちゃったらダメじゃないですか!」
P 「俺はそんなにお腹減ってないし……」
琴葉 「さっきお腹ペコペコって言ってたじゃないですか」プクー
P 「ぐぅ……覚えてたのか」
19: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:44:10.59 :n6EHfJVv0
琴葉 「……そうだ!」ティン
琴葉 「……はい、あーん♪」
P 「?」
琴葉 「こうすれば、兄さんだってちゃんと食べてくれますよね?」
P 「……いや、自分の箸で食べればいいだけじゃ」
琴葉 「それじゃ分けてくれるばっかりじゃないですか」
P (……意固地になったら聞いてくれないか)
P 「分かったよ、あー……」
琴葉 「はいっ、どうぞ!」
P 「むっ……やっぱり琴葉のご飯は美味いな」
琴葉 「ふふ……ほら、まだまだありますからね!」スッ
琴葉 「……そうだ!」ティン
琴葉 「……はい、あーん♪」
P 「?」
琴葉 「こうすれば、兄さんだってちゃんと食べてくれますよね?」
P 「……いや、自分の箸で食べればいいだけじゃ」
琴葉 「それじゃ分けてくれるばっかりじゃないですか」
P (……意固地になったら聞いてくれないか)
P 「分かったよ、あー……」
琴葉 「はいっ、どうぞ!」
P 「むっ……やっぱり琴葉のご飯は美味いな」
琴葉 「ふふ……ほら、まだまだありますからね!」スッ
20: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:44:39.79 :n6EHfJVv0
―――――
P 「……よし、仕事も一段落ついたし寝るか」
P 「おやすみ……」
琴葉 「…………」ジーッ
P 「……じっと見てられると寝れないんだが」
琴葉 「あ、あのぅ……」
P 「……いい加減一人で寝れるようにだな」
琴葉 「……うぅ」シュン
P 「…………」
P (ものすごい罪悪感が湧いてくるのは気のせいか)
―――――
P 「……よし、仕事も一段落ついたし寝るか」
P 「おやすみ……」
琴葉 「…………」ジーッ
P 「……じっと見てられると寝れないんだが」
琴葉 「あ、あのぅ……」
P 「……いい加減一人で寝れるようにだな」
琴葉 「……うぅ」シュン
P 「…………」
P (ものすごい罪悪感が湧いてくるのは気のせいか)
21: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:45:26.95 :n6EHfJVv0
P 「……はぁ、今日だけだぞ」
琴葉 「!はいっ!」パァアア
琴葉 「それじゃ、早速……」スルスル
P (今日だけって言っていつも許可しちゃってるんだよなぁ……)
琴葉 「ふふ……おやすみなさい、兄さん」ギュッ
P 「うん……おやすみ、琴葉」
P (……これで良いのかな?)チラッ
琴葉 「……すぅ」
P 「……まぁ、良いか……」
第一話 完
P 「……はぁ、今日だけだぞ」
琴葉 「!はいっ!」パァアア
琴葉 「それじゃ、早速……」スルスル
P (今日だけって言っていつも許可しちゃってるんだよなぁ……)
琴葉 「ふふ……おやすみなさい、兄さん」ギュッ
P 「うん……おやすみ、琴葉」
P (……これで良いのかな?)チラッ
琴葉 「……すぅ」
P 「……まぁ、良いか……」
第一話 完
22: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 00:48:07.50 :n6EHfJVv0
こんな感じのイチャコメを7日間投稿していきたいと思います
どうか気軽に読んで下されば幸いです
こんな感じのイチャコメを7日間投稿していきたいと思います
どうか気軽に読んで下されば幸いです
23: ◆NdBxVzEDf6:2018/11/16(金) 01:00:15.61 :uf5JTntu0
妹琴葉っていうと聖ミリオン女学園思い出すな
http://i.imgur.com/s1Ja1Fe.jpg
乙です
>>1
田中琴葉(18) Vo/Pr
http://i.imgur.com/uocYmbN.png
http://i.imgur.com/e5Gvrw9.jpg
>>7
島原エレナ(17) Da/An
http://i.imgur.com/q5OrqGd.png
http://i.imgur.com/PlGk6kr.jpg
>>9
音無小鳥(2X) Ex
http://i.imgur.com/hFRWAa5.jpg
http://i.imgur.com/ElSKgHB.jpg
妹琴葉っていうと聖ミリオン女学園思い出すな
http://i.imgur.com/s1Ja1Fe.jpg
乙です
>>1
田中琴葉(18) Vo/Pr
http://i.imgur.com/uocYmbN.png
http://i.imgur.com/e5Gvrw9.jpg
>>7
島原エレナ(17) Da/An
http://i.imgur.com/q5OrqGd.png
http://i.imgur.com/PlGk6kr.jpg
>>9
音無小鳥(2X) Ex
http://i.imgur.com/hFRWAa5.jpg
http://i.imgur.com/ElSKgHB.jpg
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/16(金) 02:31:19.72 :hx9Am2qTo
ことかわ、何歳設定なんだ
ことかわ、何歳設定なんだ
25: ◆SESAXlhwuI:2018/11/16(金) 08:18:23.69 :n6EHfJVv0
>>24
一応高2設定
>>24
一応高2設定
26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/16(金) 10:31:01.25 :evgUkqmoO
いいSSだ、掛け値なしに
いいSSだ、掛け値なしに
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/16(金) 17:27:35.78 :vjV54SMCo
>>25
ほう…
続きを頼むぞ
>>25
ほう…
続きを頼むぞ
28: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:15:01.92 :vaW+VkeB0
第二話 【授業参観】
第二話 【授業参観】
29: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:15:42.16 :vaW+VkeB0
―――――
P(明日のレッスンはボイストレーニングを中心にして……)
琴葉「あの、兄さん……少し良いですか?」
P「ん、どうかしたのか?」
琴葉「これなんですけど……」
P「どれ、見せてごらん」
P「……授業参観?」
琴葉「は、はい……来週やるらしくて」
P「来週か……」
―――――
P(明日のレッスンはボイストレーニングを中心にして……)
琴葉「あの、兄さん……少し良いですか?」
P「ん、どうかしたのか?」
琴葉「これなんですけど……」
P「どれ、見せてごらん」
P「……授業参観?」
琴葉「は、はい……来週やるらしくて」
P「来週か……」
30: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:16:21.60 :vaW+VkeB0
琴葉「い、忙しいなら無理しなくて大丈夫ですから!」
P「……行かない方がいいか?」
琴葉「……来て欲しいです、けど」
P「……そうか」ナデナデ
琴葉「……兄さんのイジワル」プクー
P「悪い悪い、きっちり観に行くから許してくれ」
琴葉「本当ですか?」
P「ああ、来週なら大丈夫だからさ」
琴葉「……やったっ」パァアア
琴葉「私、精一杯頑張りますね♪」
琴葉「い、忙しいなら無理しなくて大丈夫ですから!」
P「……行かない方がいいか?」
琴葉「……来て欲しいです、けど」
P「……そうか」ナデナデ
琴葉「……兄さんのイジワル」プクー
P「悪い悪い、きっちり観に行くから許してくれ」
琴葉「本当ですか?」
P「ああ、来週なら大丈夫だからさ」
琴葉「……やったっ」パァアア
琴葉「私、精一杯頑張りますね♪」
31: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:17:01.45 :vaW+VkeB0
—————
ザワザワ
P「おお……結構みんな来てるんだな」
P「高校生の授業参観なんて来ないもんかと思ってたけど……」
琴葉「………」カリカリ
P「我が妹ながら、よくあそこまで真面目に先生の話聞けるな……」
P「……頑張れ、琴葉」グッ
—————
ザワザワ
P「おお……結構みんな来てるんだな」
P「高校生の授業参観なんて来ないもんかと思ってたけど……」
琴葉「………」カリカリ
P「我が妹ながら、よくあそこまで真面目に先生の話聞けるな……」
P「……頑張れ、琴葉」グッ
32: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:17:53.90 :vaW+VkeB0
エレナ「……ね、コトハ」ツンツン
琴葉「?ダメよエレナ、先生話してるじゃない」コソコソ
エレナ「違うヨ、後ろ!」
琴葉「後ろ……?」チラッ
P(あっ、こっち見た)
琴葉「………っ!!」パァアアアッ
P「…………」フリフリ
琴葉「…………♪」フリフリ
エレナ「……良かったネ、コトハ♪」
琴葉「……うん!」
エレナ「……ね、コトハ」ツンツン
琴葉「?ダメよエレナ、先生話してるじゃない」コソコソ
エレナ「違うヨ、後ろ!」
琴葉「後ろ……?」チラッ
P(あっ、こっち見た)
琴葉「………っ!!」パァアアアッ
P「…………」フリフリ
琴葉「…………♪」フリフリ
エレナ「……良かったネ、コトハ♪」
琴葉「……うん!」
33: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:18:44.92 :vaW+VkeB0
先生「それでは、この問題を……島原、解いてみろ」ビシッ
エレナ「は、ハイ!エート……」
エレナ「……む、ムズかしいヨー!」
P(確かに、アレは難しいよな……全く分からん)ウンウン
先生「仕方ないな……それじゃあ、田中」
琴葉「はい!」
琴葉「ここが、こうで……」カキカキ
琴葉「……どうでしょうか」
先生「それでは、この問題を……島原、解いてみろ」ビシッ
エレナ「は、ハイ!エート……」
エレナ「……む、ムズかしいヨー!」
P(確かに、アレは難しいよな……全く分からん)ウンウン
先生「仕方ないな……それじゃあ、田中」
琴葉「はい!」
琴葉「ここが、こうで……」カキカキ
琴葉「……どうでしょうか」
34: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:19:13.11 :vaW+VkeB0
先生「よし、正解だ!すまないな、田中」
琴葉「いえ、大丈夫です……」チラッ
P(よくやったな、琴葉)グッ
琴葉「……っ♪」ピース
先生「ん、誰か来てるのか?」キョロキョロ
琴葉「あ、いえ、その!!」アワアワ
先生「よし、正解だ!すまないな、田中」
琴葉「いえ、大丈夫です……」チラッ
P(よくやったな、琴葉)グッ
琴葉「……っ♪」ピース
先生「ん、誰か来てるのか?」キョロキョロ
琴葉「あ、いえ、その!!」アワアワ
35: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:19:44.16 :vaW+VkeB0
先生「田中もそういう風に喜んだりするんだな」ハハハ
アハハハハ!
エレナ「…………」ニヤニヤ
琴葉「も、もう……」カァアアア
エレナ「カワイかったヨ、コトハ♪」
琴葉「もう、からかわないでってばぁ!」
先生「田中もそういう風に喜んだりするんだな」ハハハ
アハハハハ!
エレナ「…………」ニヤニヤ
琴葉「も、もう……」カァアアア
エレナ「カワイかったヨ、コトハ♪」
琴葉「もう、からかわないでってばぁ!」
36: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:20:46.10 :vaW+VkeB0
—————
先生「それでは皆さん、本日はクッキーを作ってもらおうと思います!」
琴葉「よし……まずはオーブンを予熱で温めておいて」
P「琴葉、手慣れてるな……」
エレナ「オハヨ、オニーサンっ」ポンッ
P「やぁエレナ、エレナの班はどんな感じなんだ?」
エレナ「バッチリだヨー!ワタシは生地混ぜる係ナノ!」
P「へぇ……重大任務じゃないか」
エレナ「ウン!頑張って美味しいクッキー作るヨ〜!」
P「頑張れよ、応援してるからな」
—————
先生「それでは皆さん、本日はクッキーを作ってもらおうと思います!」
琴葉「よし……まずはオーブンを予熱で温めておいて」
P「琴葉、手慣れてるな……」
エレナ「オハヨ、オニーサンっ」ポンッ
P「やぁエレナ、エレナの班はどんな感じなんだ?」
エレナ「バッチリだヨー!ワタシは生地混ぜる係ナノ!」
P「へぇ……重大任務じゃないか」
エレナ「ウン!頑張って美味しいクッキー作るヨ〜!」
P「頑張れよ、応援してるからな」
37: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:21:39.34 :vaW+VkeB0
P「……っと、エレナちょっと顔こっちに向けてくれるか?」
エレナ「?どうしたノ?」キョトン
P「生地が飛んで頬っぺたに飛んでる……よし、取れた」ゴシゴシ
エレナ「わっ、気付かなかったヨ」
P「悪いな、女の子の顔ベタベタ触っちゃって」
エレナ「ううん、こっちこそアリガトネ!」
琴葉「…………」ジーッ
琴葉 (私だって兄さんとお話したいのに……)
琴葉 (エレナ、良いなー……)カチカチ
生徒「わぁああ!琴葉、予熱の時間長すぎだってぇ!」
P「……っと、エレナちょっと顔こっちに向けてくれるか?」
エレナ「?どうしたノ?」キョトン
P「生地が飛んで頬っぺたに飛んでる……よし、取れた」ゴシゴシ
エレナ「わっ、気付かなかったヨ」
P「悪いな、女の子の顔ベタベタ触っちゃって」
エレナ「ううん、こっちこそアリガトネ!」
琴葉「…………」ジーッ
琴葉 (私だって兄さんとお話したいのに……)
琴葉 (エレナ、良いなー……)カチカチ
生徒「わぁああ!琴葉、予熱の時間長すぎだってぇ!」
38: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:22:16.47 :vaW+VkeB0
―――――
ッチーン!
琴葉「よし、出来た……!」パカリ
生徒「わぁ、良い感じじゃん!」
生徒「どれ、早速味見を」パクリ
琴葉「もう……それで、どんな感じ?」
生徒「めっちゃ美味しいよ!琴葉がちゃーんと材料計ってくれてお陰だね!」
琴葉「そ、そんな事ないと思うけど……」サクリ
琴葉「……うん、おいひい」
―――――
ッチーン!
琴葉「よし、出来た……!」パカリ
生徒「わぁ、良い感じじゃん!」
生徒「どれ、早速味見を」パクリ
琴葉「もう……それで、どんな感じ?」
生徒「めっちゃ美味しいよ!琴葉がちゃーんと材料計ってくれてお陰だね!」
琴葉「そ、そんな事ないと思うけど……」サクリ
琴葉「……うん、おいひい」
39: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:22:42.48 :vaW+VkeB0
琴葉「そうだ、兄さんにも分けてあげなきゃ」
琴葉「にいさ——」
P「琴葉も馴染めてるって分かったしそろそろ帰るか……」
エレナ「あれ?オニーサン、帰っちゃうの?」
P「ああ、キリも良いかなと思ったんだけど……」
エレナ「そんなのモッタイナイヨー!?」
琴葉「そうだ、兄さんにも分けてあげなきゃ」
琴葉「にいさ——」
P「琴葉も馴染めてるって分かったしそろそろ帰るか……」
エレナ「あれ?オニーサン、帰っちゃうの?」
P「ああ、キリも良いかなと思ったんだけど……」
エレナ「そんなのモッタイナイヨー!?」
40: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:23:10.08 :vaW+VkeB0
エレナ「……そうだ、これアゲル!焼きたてのクッキーだヨ!」スッ
P「良いのか?エレナが食べれば良いじゃないか」
エレナ「ワタシの分はあるからヘーキだヨ!」
エレナ「そんな事よりホラホラ、食べて食べて!」グイグイ
P「そういう事なら……あむっ」パクリ
エレナ「どう?」
P「いい焼き加減じゃないか、美味いよ」
エレナ「エヘヘ……ヤッタ♪」ニコニコ
エレナ「……そうだ、これアゲル!焼きたてのクッキーだヨ!」スッ
P「良いのか?エレナが食べれば良いじゃないか」
エレナ「ワタシの分はあるからヘーキだヨ!」
エレナ「そんな事よりホラホラ、食べて食べて!」グイグイ
P「そういう事なら……あむっ」パクリ
エレナ「どう?」
P「いい焼き加減じゃないか、美味いよ」
エレナ「エヘヘ……ヤッタ♪」ニコニコ
41: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:23:59.56 :vaW+VkeB0
エレナ「あっ、そうだ!ちょっと待っててネ!」
P「?」
エレナ「……おまたせ!」
P「それは……マーマレードか?随分洒落たものを用意したんだな」
エレナ「ウン!これ付けると、とーっても美味しくなるんだヨ!」
P「……うん、確かにクッキーに合いそうだ」
エレナ「あっ、そうだ!ちょっと待っててネ!」
P「?」
エレナ「……おまたせ!」
P「それは……マーマレードか?随分洒落たものを用意したんだな」
エレナ「ウン!これ付けると、とーっても美味しくなるんだヨ!」
P「……うん、確かにクッキーに合いそうだ」
42: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:24:26.76 :vaW+VkeB0
エレナ「でショー?こーやって付けてー……」
エレナ「ハイ!オニーサン、あーん!」スッ
P「……ん?」
琴葉「!?」ガタッ
エレナ「?どうしたノ?」キョトン
P (本人が良いなら、良いか……)
P「いや、なんでもないよ……それじゃ」パクリ
エレナ「ネ、美味しくなったでショ?」
P「あ、ああ……いい感じに酸味が効いてるな」
エレナ「でショー?ホーラ、もう一回あーん!」スッ
P「あ、あーん……」
琴葉「…………」ジーッ
エレナ「でショー?こーやって付けてー……」
エレナ「ハイ!オニーサン、あーん!」スッ
P「……ん?」
琴葉「!?」ガタッ
エレナ「?どうしたノ?」キョトン
P (本人が良いなら、良いか……)
P「いや、なんでもないよ……それじゃ」パクリ
エレナ「ネ、美味しくなったでショ?」
P「あ、ああ……いい感じに酸味が効いてるな」
エレナ「でショー?ホーラ、もう一回あーん!」スッ
P「あ、あーん……」
琴葉「…………」ジーッ
43: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:25:14.19 :vaW+VkeB0
―――――
P「なぁ、琴葉ー?」
琴葉「…………」プイッ
P (帰ってきてからずっと琴葉の機嫌が良くない、なんでだ……)
P「きょ、今日も授業は頑張ってたな!問題答えられて偉いぞ!」
琴葉「…………」ムスー
P (ダメだ、ちっとも機嫌が直らない……)ガックリ
P「……なぁ、どうかしたのか?」
P「さっきからずっとムスッとして……」
琴葉「兄さんが悪いんじゃないですか……」
―――――
P「なぁ、琴葉ー?」
琴葉「…………」プイッ
P (帰ってきてからずっと琴葉の機嫌が良くない、なんでだ……)
P「きょ、今日も授業は頑張ってたな!問題答えられて偉いぞ!」
琴葉「…………」ムスー
P (ダメだ、ちっとも機嫌が直らない……)ガックリ
P「……なぁ、どうかしたのか?」
P「さっきからずっとムスッとして……」
琴葉「兄さんが悪いんじゃないですか……」
44: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:25:51.62 :vaW+VkeB0
P「お、俺か?」
琴葉「……調理実習、エレナとイチャイチャしてたもん」
P「もんって……アレはそんなつもりでやってたんじゃないだろ?」
琴葉「…………」プクー
P「な、機嫌直してくれって……悪かったよ」ナデナデ
琴葉「そ、そんなので誤魔化されたりしませんから」
P「そうか……」スッ
琴葉「あっ、撫でるのはやめたらダメです」
P「……はいはい」ナデナデ
琴葉「…………♪」ニコニコ
P「お、俺か?」
琴葉「……調理実習、エレナとイチャイチャしてたもん」
P「もんって……アレはそんなつもりでやってたんじゃないだろ?」
琴葉「…………」プクー
P「な、機嫌直してくれって……悪かったよ」ナデナデ
琴葉「そ、そんなので誤魔化されたりしませんから」
P「そうか……」スッ
琴葉「あっ、撫でるのはやめたらダメです」
P「……はいはい」ナデナデ
琴葉「…………♪」ニコニコ
45: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:26:31.34 :vaW+VkeB0
P「それじゃ、どうしたら許してくれるんだ?」
琴葉「……それじゃ、これ食べてくれたら許してあげます」スッ
P「あれ、クッキーか?でも、琴葉の班は……」
琴葉「兄さんの分包んでおいたんです、あの時あげられなかったので」
P「そうか……すまない、そういえば食べられなかったな」
琴葉「……私のじゃ、ダメでしたか?」シュン
P「まさか、琴葉が作ったものなんだから美味しいに決まってるだろ」
P「それじゃ、どうしたら許してくれるんだ?」
琴葉「……それじゃ、これ食べてくれたら許してあげます」スッ
P「あれ、クッキーか?でも、琴葉の班は……」
琴葉「兄さんの分包んでおいたんです、あの時あげられなかったので」
P「そうか……すまない、そういえば食べられなかったな」
琴葉「……私のじゃ、ダメでしたか?」シュン
P「まさか、琴葉が作ったものなんだから美味しいに決まってるだろ」
46: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:26:57.94 :vaW+VkeB0
P「ただ、折角自分で作ったんだし……自分で食べたいかなと思ってな」
琴葉「もう……兄さんに食べて貰うために作ったんですよ?」
P「す、すまん……?」
琴葉「……もう、兄さん鈍感なんだから」ハァ
琴葉「それじゃ、口開けてもらえますか?」
P「……え、食べさせてくれるのか?」
琴葉「……エレナにはしてもらってたじゃないですか」
P「ただ、折角自分で作ったんだし……自分で食べたいかなと思ってな」
琴葉「もう……兄さんに食べて貰うために作ったんですよ?」
P「す、すまん……?」
琴葉「……もう、兄さん鈍感なんだから」ハァ
琴葉「それじゃ、口開けてもらえますか?」
P「……え、食べさせてくれるのか?」
琴葉「……エレナにはしてもらってたじゃないですか」
47: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:27:27.26 :vaW+VkeB0
P「……分かったよ」
琴葉「あー……んっ」
P「…………」モグモグ
琴葉「ど、どうですか?」
P「……うん、サクサクして美味いな」
琴葉「……本当、ですか?」
P「ああ、少し置いておいたからサクサク感が増してるのかもな」
琴葉「……本当は焼きたてを食べてもらいたかったんですけどね」ジトー
P「ぐっ……悪かったよ」
P「……分かったよ」
琴葉「あー……んっ」
P「…………」モグモグ
琴葉「ど、どうですか?」
P「……うん、サクサクして美味いな」
琴葉「……本当、ですか?」
P「ああ、少し置いておいたからサクサク感が増してるのかもな」
琴葉「……本当は焼きたてを食べてもらいたかったんですけどね」ジトー
P「ぐっ……悪かったよ」
48: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:28:39.67 :vaW+VkeB0
琴葉「ふふっ……ごめんなさい、意地悪でしたね」
琴葉「それじゃ、もう一度口開けてもらっていいですか?」
P「あー……むっ」
P「やっぱり美味いな……うん、何枚だって食べられそうだ」
琴葉「ふふっ……まだまだ沢山ありますからね♪」
第二話 完
琴葉「ふふっ……ごめんなさい、意地悪でしたね」
琴葉「それじゃ、もう一度口開けてもらっていいですか?」
P「あー……むっ」
P「やっぱり美味いな……うん、何枚だって食べられそうだ」
琴葉「ふふっ……まだまだ沢山ありますからね♪」
第二話 完
49: ◆SESAXlhwuI:2018/11/17(土) 00:31:58.66 :vaW+VkeB0
家では甘えん坊になると言ったが外でもなんだかんだ話したい妹琴葉でした
家では甘えん坊になると言ったが外でもなんだかんだ話したい妹琴葉でした
50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/17(土) 02:28:35.94 :IdRPpew8O
ええい!三話はまだか!?
面倒臭可愛い妹琴葉が可愛いから続きが気になる
ええい!三話はまだか!?
面倒臭可愛い妹琴葉が可愛いから続きが気になる
51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/17(土) 04:28:50.67 :wIo9Kz5N0
ゲロ甘(褒め言葉)
おつ
ゲロ甘(褒め言葉)
おつ
52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/17(土) 08:51:28.29 :G1JPWnllo
かわいい、嫁にしたい
かわいい、嫁にしたい
53: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:18:39.91 :URqqOKX60
第三話 【コタツ】
第三話 【コタツ】
54: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:20:01.61 :URqqOKX60
琴葉「……くちゅん!」
琴葉「うぅ……最近寒くなってきましたね」スッ
P「確かになぁ……ついこの前まで暑かったってのに不思議なもんだ」
琴葉「…………」プルプル
P「ほら、琴葉もこっちおいで」
琴葉「は、はい……」ピトッ
琴葉「……兄さん、あったかい」
P「いや、あったまるならそこにある毛布で……まぁ良いか」
琴葉「…………♪」
琴葉「……くちゅん!」
琴葉「うぅ……最近寒くなってきましたね」スッ
P「確かになぁ……ついこの前まで暑かったってのに不思議なもんだ」
琴葉「…………」プルプル
P「ほら、琴葉もこっちおいで」
琴葉「は、はい……」ピトッ
琴葉「……兄さん、あったかい」
P「いや、あったまるならそこにある毛布で……まぁ良いか」
琴葉「…………♪」
55: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:20:42.15 :URqqOKX60
P「でも、ずっとこのままって訳にもいかないしなぁ……」
琴葉「私は構いませんよ?兄さんの側にいれば暖かいですし」
P「仕事が出来ないんだよ……うぅむ、どうするかな」
P「……そうだ、ちょっと時期早いけどアレを出すか」
琴葉「アレ?」
P「コタツだよ、ぬくぬく出来るぞ」
P「でも、ずっとこのままって訳にもいかないしなぁ……」
琴葉「私は構いませんよ?兄さんの側にいれば暖かいですし」
P「仕事が出来ないんだよ……うぅむ、どうするかな」
P「……そうだ、ちょっと時期早いけどアレを出すか」
琴葉「アレ?」
P「コタツだよ、ぬくぬく出来るぞ」
56: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:21:25.07 :URqqOKX60
琴葉「!ダメですよ、兄さん!」
P「なんでそんなに嫌がるんだ……?」
琴葉「だって、コタツなんて出しちゃったらダメ人間に……!」ワナワナ
P「……まぁ、多少その心配はあるけどな」
P「何もせず風邪をひくよりはマシだろ?」
琴葉「それは……そうですけど」
P「さて、何処にしまったっけかー……」
琴葉「兄さんがダメ人間になっちゃう……!」
琴葉「!ダメですよ、兄さん!」
P「なんでそんなに嫌がるんだ……?」
琴葉「だって、コタツなんて出しちゃったらダメ人間に……!」ワナワナ
P「……まぁ、多少その心配はあるけどな」
P「何もせず風邪をひくよりはマシだろ?」
琴葉「それは……そうですけど」
P「さて、何処にしまったっけかー……」
琴葉「兄さんがダメ人間になっちゃう……!」
57: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:22:00.35 :URqqOKX60
―――――
琴葉「ほわぁ……」ヌクヌク
P「……一番満喫してるじゃないか」
琴葉「こ、これは……その!」
P「照れなくても良いのに……よっこらせっと」
P「あぁ……あったかいなぁ」
―――――
琴葉「ほわぁ……」ヌクヌク
P「……一番満喫してるじゃないか」
琴葉「こ、これは……その!」
P「照れなくても良いのに……よっこらせっと」
P「あぁ……あったかいなぁ」
58: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:22:56.72 :URqqOKX60
琴葉「〜♪」フニャー
P「…………」ジーッ
琴葉「……はっ、見ないでください!」
P「良いじゃないか、可愛かったぞ?」
琴葉「も、もう……」カァアア
P「さて、仕事するか……」
琴葉「〜♪」フニャー
P「…………」ジーッ
琴葉「……はっ、見ないでください!」
P「良いじゃないか、可愛かったぞ?」
琴葉「も、もう……」カァアア
P「さて、仕事するか……」
59: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:23:27.58 :URqqOKX60
琴葉「…………」コポコポ
P「…………」カタカタ
琴葉「ふぅ……美味しい」
琴葉「兄さんも飲みますか?」
P「ああ、お願いするよ」
琴葉「……はい、どうぞ」
P「ありがとな……」ゴクゴク
琴葉「…………」コポコポ
P「…………」カタカタ
琴葉「ふぅ……美味しい」
琴葉「兄さんも飲みますか?」
P「ああ、お願いするよ」
琴葉「……はい、どうぞ」
P「ありがとな……」ゴクゴク
60: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:24:01.20 :URqqOKX60
P「これ、美味しいな?新しいお茶か?」
琴葉「はい、先輩に教えていただいて」
P「へぇ……」
琴葉「気に入ってもらえたなら何よりです」
P「…………」カタカタ
琴葉「…………」
琴葉 (兄さん……話しかけたら迷惑だよね)
P「これ、美味しいな?新しいお茶か?」
琴葉「はい、先輩に教えていただいて」
P「へぇ……」
琴葉「気に入ってもらえたなら何よりです」
P「…………」カタカタ
琴葉「…………」
琴葉 (兄さん……話しかけたら迷惑だよね)
61: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:24:32.52 :URqqOKX60
琴葉「……そうだ」ムキムキ
琴葉「兄さん、みかん食べませんか?」
P「おっ、良いな……貰うよ」
琴葉「はい、あー……んっ」
P「あむっ……うん、やっぱりコタツにはみかんだよな」
琴葉「はい……なんというか、落ち着きますよね」
琴葉「……もう一つ如何ですか、兄さん?」
P「あぁ、貰おうか」
琴葉「やった……それじゃ、口開けてください♪」
琴葉「……そうだ」ムキムキ
琴葉「兄さん、みかん食べませんか?」
P「おっ、良いな……貰うよ」
琴葉「はい、あー……んっ」
P「あむっ……うん、やっぱりコタツにはみかんだよな」
琴葉「はい……なんというか、落ち着きますよね」
琴葉「……もう一つ如何ですか、兄さん?」
P「あぁ、貰おうか」
琴葉「やった……それじゃ、口開けてください♪」
62: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:25:05.47 :URqqOKX60
―――――
琴葉「なくなっちゃいました……」ショボーン
琴葉「……も、もう一つ如何ですか?」
P「あまり食べると夕飯に響くし良いよ」
P「後は琴葉が食べて良いよ」
琴葉「そ、そうですか……」シュン
P「?」
琴葉 (兄さんに食べさせて欲しかったなぁ……)
―――――
琴葉「なくなっちゃいました……」ショボーン
琴葉「……も、もう一つ如何ですか?」
P「あまり食べると夕飯に響くし良いよ」
P「後は琴葉が食べて良いよ」
琴葉「そ、そうですか……」シュン
P「?」
琴葉 (兄さんに食べさせて欲しかったなぁ……)
63: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:25:37.06 :URqqOKX60
琴葉「……美味しい」パクッ
P「これをメールして……」
琴葉 (暇だなー……)コテン
琴葉 (あっ、こうすると兄さんの顔が見える)
琴葉「…………」ジーッ
P「…………」カタカタ
琴葉 (兄さん……真剣にお仕事してる)
琴葉 (せっかくのお休みだし、もっとお話したかったなぁ……)ウトウト
琴葉「……すぅ」
P「……ん?」
琴葉「…………」スヤスヤ
P「あらら……寝ちゃったか」
P「どれどれ、毛布でも取ってくるかな……」
琴葉「……美味しい」パクッ
P「これをメールして……」
琴葉 (暇だなー……)コテン
琴葉 (あっ、こうすると兄さんの顔が見える)
琴葉「…………」ジーッ
P「…………」カタカタ
琴葉 (兄さん……真剣にお仕事してる)
琴葉 (せっかくのお休みだし、もっとお話したかったなぁ……)ウトウト
琴葉「……すぅ」
P「……ん?」
琴葉「…………」スヤスヤ
P「あらら……寝ちゃったか」
P「どれどれ、毛布でも取ってくるかな……」
64: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:26:09.94 :URqqOKX60
―――――
琴葉「……ふわぁ」
P「おっ、起きたか?」
琴葉「あぅ……ね、寝ちゃってましたか?」
P「気持ち良さそーに寝てたぞ?」フフ
琴葉「は、反則ですよ兄さん……!」
―――――
琴葉「……ふわぁ」
P「おっ、起きたか?」
琴葉「あぅ……ね、寝ちゃってましたか?」
P「気持ち良さそーに寝てたぞ?」フフ
琴葉「は、反則ですよ兄さん……!」
65: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:26:41.77 :URqqOKX60
P「悪かったって……ほら、よだれ垂れてるぞ」スッ
琴葉「あっ……」ゴシゴシ
琴葉「もう、兄さんの意地悪……」プイッ
P「別に良いじゃないか、兄妹なんだし」
琴葉「妹でも言ったらダメな事があるんですよ?」
P「悪かったって……ほら、よだれ垂れてるぞ」スッ
琴葉「あっ……」ゴシゴシ
琴葉「もう、兄さんの意地悪……」プイッ
P「別に良いじゃないか、兄妹なんだし」
琴葉「妹でも言ったらダメな事があるんですよ?」
66: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:27:23.88 :URqqOKX60
P「油断した表情可愛かったのになぁ……」
琴葉「……そう言ったら誰にでも効くと思ってませんか」
P「……そ、そんな事はないけどさ」
琴葉「ダメですよ、アイドルのプロデューサーなんですからもっと女の子に気を遣わないと」
琴葉「そんなの、私くらいにしか通用しませんからね?」
P「分かった……気をつける」
琴葉「分かればいいんです」フンス
P「油断した表情可愛かったのになぁ……」
琴葉「……そう言ったら誰にでも効くと思ってませんか」
P「……そ、そんな事はないけどさ」
琴葉「ダメですよ、アイドルのプロデューサーなんですからもっと女の子に気を遣わないと」
琴葉「そんなの、私くらいにしか通用しませんからね?」
P「分かった……気をつける」
琴葉「分かればいいんです」フンス
67: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:28:00.58 :URqqOKX60
琴葉「もうお仕事は終わったんですか?」
P「あぁ、大体な」
琴葉「良かった……」
P「飯にするには、まだ早いし……何するかな」
琴葉「……兄さん、そっちに行っても良いですか?」
P「ん?構わないけど……」
琴葉「ありがとうございます……」スッ
P「……わざわざコタツに一方向から二人で入らなくても良いと思うんだけどな」
琴葉「もうお仕事は終わったんですか?」
P「あぁ、大体な」
琴葉「良かった……」
P「飯にするには、まだ早いし……何するかな」
琴葉「……兄さん、そっちに行っても良いですか?」
P「ん?構わないけど……」
琴葉「ありがとうございます……」スッ
P「……わざわざコタツに一方向から二人で入らなくても良いと思うんだけどな」
68: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:28:31.27 :URqqOKX60
琴葉「だって、兄さんとの距離が遠いんですもん……」ムスッ
P「大した距離じゃないだろうに……」
琴葉「むぅ……近くにいてもお仕事してばっかりだったじゃないですか」
P「まぁ、否定はできないけどさ……」
P「でも、今日の仕事は終わったんだから良いじゃないか」
琴葉「だって、兄さんとの距離が遠いんですもん……」ムスッ
P「大した距離じゃないだろうに……」
琴葉「むぅ……近くにいてもお仕事してばっかりだったじゃないですか」
P「まぁ、否定はできないけどさ……」
P「でも、今日の仕事は終わったんだから良いじゃないか」
69: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:29:06.65 :URqqOKX60
琴葉「ダメです、まだ終わってません」
P「ん?なんかやり残した事あったっけ」
琴葉「妹を甘やかしてあげるって、大事なお仕事が残ってます♪」
P「……はいはい、分かった分かった」ナデナデ
琴葉「このお仕事は、定時で帰らないでくださいね……♪」ニコニコ
第三話 完
琴葉「ダメです、まだ終わってません」
P「ん?なんかやり残した事あったっけ」
琴葉「妹を甘やかしてあげるって、大事なお仕事が残ってます♪」
P「……はいはい、分かった分かった」ナデナデ
琴葉「このお仕事は、定時で帰らないでくださいね……♪」ニコニコ
第三話 完
70: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 00:32:08.93 :URqqOKX60
妹って立場なら琴葉も素直に甘えてくれる筈可愛い
なおウチにコタツはない
妹って立場なら琴葉も素直に甘えてくれる筈可愛い
なおウチにコタツはない
71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/18(日) 00:40:57.56 :FXrqJyPdo
乙
かわいい、なぜ俺の部屋には琴葉がいないの…
乙
かわいい、なぜ俺の部屋には琴葉がいないの…
72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/18(日) 18:20:13.38 :B5FQ4e7WO
コタツ出すから琴葉ください
コタツ出すから琴葉ください
73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/18(日) 22:19:31.16 :GTXgAjG1O
なんで我が家には琴葉がいないんだ?
KOTATUなんてのは都市伝説、いいね?
なんで我が家には琴葉がいないんだ?
KOTATUなんてのは都市伝説、いいね?
74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/18(日) 22:34:42.51 :vqyoXMqkO
こたつも琴葉もいない…
もう生きてる意味がない…
こたつも琴葉もいない…
もう生きてる意味がない…
75: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:35:50.59 :URqqOKX60
第四話 【マッサージ】
第四話 【マッサージ】
76: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:36:25.08 :URqqOKX60
P「ってて……」
琴葉「兄さん、肩凝ってるんですか?」
P「あぁ……最近はデスクワークが多かったからな」
琴葉「もう、しっかり運動しなきゃダメですよ?」
P「分かった分かった、これから気をつけるよ」
琴葉「もう、そんな事言って誤魔化して……」
P「ご、誤魔化してるわけじゃないぞ?」
P「ってて……」
琴葉「兄さん、肩凝ってるんですか?」
P「あぁ……最近はデスクワークが多かったからな」
琴葉「もう、しっかり運動しなきゃダメですよ?」
P「分かった分かった、これから気をつけるよ」
琴葉「もう、そんな事言って誤魔化して……」
P「ご、誤魔化してるわけじゃないぞ?」
77: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:37:59.56 :URqqOKX60
琴葉「……でも、明日運動するわけじゃないんですよね?」ジーッ
P「……明日はたまたま書類作業が多いだけだって」プイッ
琴葉「こっち見て言ってください!」
琴葉「……もう、兄さんのそういう所は良くないと思います!」
琴葉「最近は、家に帰ってくるのも遅いし……」シュン
琴葉(兄さんに甘えられる時間も少ないし……)
琴葉「……でも、明日運動するわけじゃないんですよね?」ジーッ
P「……明日はたまたま書類作業が多いだけだって」プイッ
琴葉「こっち見て言ってください!」
琴葉「……もう、兄さんのそういう所は良くないと思います!」
琴葉「最近は、家に帰ってくるのも遅いし……」シュン
琴葉(兄さんに甘えられる時間も少ないし……)
78: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:38:52.16 :URqqOKX60
P「今日の琴葉は家でも優等生だなぁ……」
P「撫でてやるからこれ以上怒らないでくれよ」
琴葉「えっ、本当ですか……?」パァアア
P「ん、やって欲しければやるけど」
琴葉「そ、それじゃ……」
琴葉「……だ、ダメですよ!誤魔化されませんから!」
P「ぐぅ……分かったよ、気をつけるから」
P「今日の琴葉は家でも優等生だなぁ……」
P「撫でてやるからこれ以上怒らないでくれよ」
琴葉「えっ、本当ですか……?」パァアア
P「ん、やって欲しければやるけど」
琴葉「そ、それじゃ……」
琴葉「……だ、ダメですよ!誤魔化されませんから!」
P「ぐぅ……分かったよ、気をつけるから」
79: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:39:40.01 :URqqOKX60
―――――
琴葉「って、兄さんは言ってたんだけど……」
エレナ「オニーサン、運動とかしないの?」
琴葉「ジムに通ってたりする訳じゃないから……」
琴葉「多分、仕事で身体動かすくらいじゃないかしら」
エレナ「エー!?そんなの、ワタシだったら耐えられないヨー……」
琴葉「エレナは身体を動かすのが好きだものね」フフッ
エレナ「ウン!サンバするのも、サッカーするのもダイスキっ!」
―――――
琴葉「って、兄さんは言ってたんだけど……」
エレナ「オニーサン、運動とかしないの?」
琴葉「ジムに通ってたりする訳じゃないから……」
琴葉「多分、仕事で身体動かすくらいじゃないかしら」
エレナ「エー!?そんなの、ワタシだったら耐えられないヨー……」
琴葉「エレナは身体を動かすのが好きだものね」フフッ
エレナ「ウン!サンバするのも、サッカーするのもダイスキっ!」
80: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:40:19.75 :URqqOKX60
エレナ「ソウダ!コトハも、今度一緒にやろ?」
琴葉「わ、私は良いわよ……上手く出来ないから」
エレナ「楽しかったらオールオッケーダヨ?」ニコッ
琴葉「……分かったわ、機会があればね」
エレナ「ウン、ヤクソク!」
エレナ「ソウダ!コトハも、今度一緒にやろ?」
琴葉「わ、私は良いわよ……上手く出来ないから」
エレナ「楽しかったらオールオッケーダヨ?」ニコッ
琴葉「……分かったわ、機会があればね」
エレナ「ウン、ヤクソク!」
81: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:40:56.09 :URqqOKX60
エレナ「……あっ、そうだヨ!オニーサンも誘お!」
琴葉「誘うって……」
エレナ「サッカーとサンバ!みんなでやれば、きっと楽しいヨ!」
琴葉「兄さん、仕事忙しいから……」
琴葉「休みの日まで振り回したら、可哀想で……」
エレナ「そっかー……難しいネー」
エレナ「……オニーサンの肩凝り何とかすれば良いんだよネ?」
琴葉「そうだけど……エレナ、何か他にある?」
エレナ「それはネー……」
エレナ「……あっ、そうだヨ!オニーサンも誘お!」
琴葉「誘うって……」
エレナ「サッカーとサンバ!みんなでやれば、きっと楽しいヨ!」
琴葉「兄さん、仕事忙しいから……」
琴葉「休みの日まで振り回したら、可哀想で……」
エレナ「そっかー……難しいネー」
エレナ「……オニーサンの肩凝り何とかすれば良いんだよネ?」
琴葉「そうだけど……エレナ、何か他にある?」
エレナ「それはネー……」
82: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:42:02.07 :URqqOKX60
―――――
P「今日も疲れたな……恵美にも心配されちゃったし」
P「今日は早めに寝た方がいいかな……」
ガチャリ
P「琴葉、ただいまー」
琴葉「兄さん、おかえりなさい!」パタパタ
P「ただいま、早速だけど先にシャワー浴びても良いか?」
―――――
P「今日も疲れたな……恵美にも心配されちゃったし」
P「今日は早めに寝た方がいいかな……」
ガチャリ
P「琴葉、ただいまー」
琴葉「兄さん、おかえりなさい!」パタパタ
P「ただいま、早速だけど先にシャワー浴びても良いか?」
83: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:42:46.19 :URqqOKX60
琴葉「あっ、それは……その」
P「?何か問題でもあるのか?」
琴葉「いえ、そろそろだと思うんですけどー……」
ピロピロ
琴葉「!やった!」
P「今のは……風呂が沸いた音か?」
琴葉「はい、用意しておこうと思って」
琴葉「あっ、それは……その」
P「?何か問題でもあるのか?」
琴葉「いえ、そろそろだと思うんですけどー……」
ピロピロ
琴葉「!やった!」
P「今のは……風呂が沸いた音か?」
琴葉「はい、用意しておこうと思って」
84: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:43:36.77 :URqqOKX60
P「よく時間合わせられたな……そりゃ、メールはしたけどさ」
琴葉「ふふっ、妹の勘です」ニコニコ
琴葉「兄さん、最近疲れ気味だったので……」
P「琴葉にまで心配かけてたか……悪かったな」
琴葉「気にしないで良いです、兄さんの身体が一番ですから」
P「……それじゃ、早速浸かってくるよ」
琴葉「はい、ごゆっくり!」
琴葉「ご飯、お風呂上がりの頃にできるようにしますね♪」
P「よく時間合わせられたな……そりゃ、メールはしたけどさ」
琴葉「ふふっ、妹の勘です」ニコニコ
琴葉「兄さん、最近疲れ気味だったので……」
P「琴葉にまで心配かけてたか……悪かったな」
琴葉「気にしないで良いです、兄さんの身体が一番ですから」
P「……それじゃ、早速浸かってくるよ」
琴葉「はい、ごゆっくり!」
琴葉「ご飯、お風呂上がりの頃にできるようにしますね♪」
85: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:46:05.33 :URqqOKX60
―――――
P「食った食った……」ポンポン
琴葉「どうでしたか?精の付く物を選んでみたんですけど……」
P「良かったよ、やっぱりたまには肉食わないとな」
琴葉「良かった……」ホッ
―――――
P「食った食った……」ポンポン
琴葉「どうでしたか?精の付く物を選んでみたんですけど……」
P「良かったよ、やっぱりたまには肉食わないとな」
琴葉「良かった……」ホッ
86: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:46:49.16 :URqqOKX60
P「それじゃ琴葉も風呂に……ふぁ」アフゥ
琴葉「兄さん?」
P「悪い、欠伸が……」
P「すまない、先に寝るよ」スッ
琴葉「……兄さん、少し時間良いですか?」
P「ん……どうしたんだ?宿題とか?」
琴葉「違います、宿題はきちんと終わらせました!」
P「それじゃ琴葉も風呂に……ふぁ」アフゥ
琴葉「兄さん?」
P「悪い、欠伸が……」
P「すまない、先に寝るよ」スッ
琴葉「……兄さん、少し時間良いですか?」
P「ん……どうしたんだ?宿題とか?」
琴葉「違います、宿題はきちんと終わらせました!」
87: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:47:23.02 :URqqOKX60
琴葉「それより、布団にうつ伏せにもらっても良いですか?」
P「?あ、ああ……」
P「一体何を始める気だ?」
琴葉「……よし!」すとん
P「……お馬さんごっこ?」
琴葉「ち、違いますよ!」
琴葉「それより、布団にうつ伏せにもらっても良いですか?」
P「?あ、ああ……」
P「一体何を始める気だ?」
琴葉「……よし!」すとん
P「……お馬さんごっこ?」
琴葉「ち、違いますよ!」
88: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:48:01.00 :URqqOKX60
琴葉「ほら、身体の力を抜いてくださいね……」グイッ
P「おー、これは効くなぁ……マッサージか?」
琴葉「はい……こうしたら、少しでも楽になるかなって」
P「楽にって……肩こりの事心配してくれてたのか」
琴葉「どうせ、兄さんは言っても素直に聞いてくれませんから」ムスッ
P「一応、腕回すくらいはしたんだけどな……いたっ!」
琴葉「!?ご、ごめんなさい!強すぎましたか!?」アセアセ
P「い、いや……運動不足が祟っただけだよ」
琴葉「ほら、身体の力を抜いてくださいね……」グイッ
P「おー、これは効くなぁ……マッサージか?」
琴葉「はい……こうしたら、少しでも楽になるかなって」
P「楽にって……肩こりの事心配してくれてたのか」
琴葉「どうせ、兄さんは言っても素直に聞いてくれませんから」ムスッ
P「一応、腕回すくらいはしたんだけどな……いたっ!」
琴葉「!?ご、ごめんなさい!強すぎましたか!?」アセアセ
P「い、いや……運動不足が祟っただけだよ」
89: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:48:49.92 :URqqOKX60
琴葉「……続けても良いですか?」
P「ああ、お願いしようかな」
琴葉「んしょ……んっ」グッ
P「…………」
琴葉「……どうですか?」
P「ああ、良い感じだ」
琴葉「良かった……」
琴葉「……続けても良いですか?」
P「ああ、お願いしようかな」
琴葉「んしょ……んっ」グッ
P「…………」
琴葉「……どうですか?」
P「ああ、良い感じだ」
琴葉「良かった……」
90: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:49:16.65 :URqqOKX60
P「それにしても上手いな、何処かで勉強でもしたのか?」
琴葉「色々、ネットとか……」
琴葉「きちんとやらないと、逆に痛めてしまったりするって聞いたので」
P「そうか……そこまで予習済みとは、流石は優等生だな」
琴葉「もう、マッサージしてあげるのが兄さんだからですよ?」
P「分かった分かった、琴葉は自慢の妹だよ」
琴葉「むぅ、なんか軽い気がします……」
P「そんな事ないさ、お陰で身体もほぐれてきた」
P「それにしても上手いな、何処かで勉強でもしたのか?」
琴葉「色々、ネットとか……」
琴葉「きちんとやらないと、逆に痛めてしまったりするって聞いたので」
P「そうか……そこまで予習済みとは、流石は優等生だな」
琴葉「もう、マッサージしてあげるのが兄さんだからですよ?」
P「分かった分かった、琴葉は自慢の妹だよ」
琴葉「むぅ、なんか軽い気がします……」
P「そんな事ないさ、お陰で身体もほぐれてきた」
91: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:49:53.16 :URqqOKX60
P「でも、してもらってばかりじゃ悪いな……」
琴葉「そんな、私が勝手にやってる事ですから」
P「俺の為にそこまでしてもらってるんだ、そういう訳にもいかないだろ?」
P「そうだな……何か一つ、俺にしてもらいたい事とかなら聞くぞ」
琴葉「一つですか……どうしようかな」
琴葉「……それじゃ、今度のお休みにどこかにお出かけしたいです」
P「良いぞ、それじゃ前から行こうって言ってた紅葉狩りにでも行くか」
琴葉「わぁ……本当ですか?」
P「本当だとも、約束する」
P「でも、してもらってばかりじゃ悪いな……」
琴葉「そんな、私が勝手にやってる事ですから」
P「俺の為にそこまでしてもらってるんだ、そういう訳にもいかないだろ?」
P「そうだな……何か一つ、俺にしてもらいたい事とかなら聞くぞ」
琴葉「一つですか……どうしようかな」
琴葉「……それじゃ、今度のお休みにどこかにお出かけしたいです」
P「良いぞ、それじゃ前から行こうって言ってた紅葉狩りにでも行くか」
琴葉「わぁ……本当ですか?」
P「本当だとも、約束する」
92: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:50:55.81 :URqqOKX60
琴葉「ふふっ……それなら、早くしないと季節終わっちゃいますね?」
P「だな……早めに休めるようにする、よ……」
琴葉「……よし、このくらいかな」
琴葉「兄さん、足の方もしようと思うんですけど……」チラッ
P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
琴葉「……眠っちゃったみたい」ナデナデ
P「んん……」
琴葉「いつもは兄さんにしてもらってるのに……なんだか、不思議な感じですね」
琴葉「……ゆっくり休んでください、兄さん」フフッ
第四話 完
琴葉「ふふっ……それなら、早くしないと季節終わっちゃいますね?」
P「だな……早めに休めるようにする、よ……」
琴葉「……よし、このくらいかな」
琴葉「兄さん、足の方もしようと思うんですけど……」チラッ
P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
琴葉「……眠っちゃったみたい」ナデナデ
P「んん……」
琴葉「いつもは兄さんにしてもらってるのに……なんだか、不思議な感じですね」
琴葉「……ゆっくり休んでください、兄さん」フフッ
第四話 完
93: ◆SESAXlhwuI:2018/11/18(日) 23:53:37.68 :URqqOKX60
甘える時は甘えるけど、疲れてる時には気遣ってくれる妹琴葉ちゃんでした
甘える時は甘えるけど、疲れてる時には気遣ってくれる妹琴葉ちゃんでした
94:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/19(月) 00:10:07.94 :Ds3KsokMo
琴葉にマッサージされたい…
琴葉にマッサージされたい…