1: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:01:50.86 :rDtBqjKZ0
モバマスss初投稿です
LiPPSがメインのお話ですが、オリジナル設定が多く盛り込まれています
ss速報VIPを使用するのは初めてなので、何か不備がありましたらご指導をお願いします
モバマスss初投稿です
LiPPSがメインのお話ですが、オリジナル設定が多く盛り込まれています
ss速報VIPを使用するのは初めてなので、何か不備がありましたらご指導をお願いします
2: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:10:16.24 :rDtBqjKZ0
海が好きだ。
泳ぐのが好きなわけではないのだけれど、波の音を聞きながら、海岸から揺らめく蒼を眺めていると、心に溜まった淀みがなんとなく流されていくような心地になれた。
だから、放課後はいつもこの海岸で、陽が沈む海を眺めていた。
ただ、今日はそれでも少し収まりが付かないほど、私は疲れていた。
海が好きだ。
泳ぐのが好きなわけではないのだけれど、波の音を聞きながら、海岸から揺らめく蒼を眺めていると、心に溜まった淀みがなんとなく流されていくような心地になれた。
だから、放課後はいつもこの海岸で、陽が沈む海を眺めていた。
ただ、今日はそれでも少し収まりが付かないほど、私は疲れていた。
3: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:12:57.23 :rDtBqjKZ0
奏「今日はなんか...いろんなこと、ありすぎたな...」
「結局高校生活も、ただの遊びなのかしら...」
今日もまた、私は、自分がなんなのかわからないまま、ごちゃまぜの感情が洗い流されるのをただただ待っていた
そんな状態だったからかしら
奏「今日はなんか...いろんなこと、ありすぎたな...」
「結局高校生活も、ただの遊びなのかしら...」
今日もまた、私は、自分がなんなのかわからないまま、ごちゃまぜの感情が洗い流されるのをただただ待っていた
そんな状態だったからかしら
4: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:13:29.63 :rDtBqjKZ0
???「ちょっと、そこの君!」
あの人に目をつけられて、そして...
???「アイドル、やってみないか?」
新しい道、アイドルとしての道を踏み出すことになったのは
???「ちょっと、そこの君!」
あの人に目をつけられて、そして...
???「アイドル、やってみないか?」
新しい道、アイドルとしての道を踏み出すことになったのは
5: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:13:59.80 :rDtBqjKZ0
プロローグ [Budding Fate]
プロローグ [Budding Fate]
6: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:14:29.99 :rDtBqjKZ0
奏「...あなた、誰?サングラスに深くかぶった帽子...正直すごく怪しいのだけど」
???「おっと、すまないね名乗りもせずに。俺、こういうものでね。」
そう言うと男は一枚の紙を差し出してきた
奏「あら、名刺?プロデューサー...あなたが?」
P「兼社長のPだ。よろしく。」
奏「...あなた、誰?サングラスに深くかぶった帽子...正直すごく怪しいのだけど」
???「おっと、すまないね名乗りもせずに。俺、こういうものでね。」
そう言うと男は一枚の紙を差し出してきた
奏「あら、名刺?プロデューサー...あなたが?」
P「兼社長のPだ。よろしく。」
7: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:15:07.51 :rDtBqjKZ0
社長?
もう一度名刺をよく見ると確かにそこには、[811プロダクション社長兼プロデューサー]と書かれていた
目の前の男は、とても社長なんて大それた肩書を背負っているようには見えないけれど
社長?
もう一度名刺をよく見ると確かにそこには、[811プロダクション社長兼プロデューサー]と書かれていた
目の前の男は、とても社長なんて大それた肩書を背負っているようには見えないけれど
8: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:15:40.29 :rDtBqjKZ0
奏「ふーん...私をアイドルに...? 冗談でしょう? そういう人、多いのよね」
以前にも街中でアイドルにならないかと声をかけてきた人はいたけど、誰も彼もが私を本気で求めてるようには見えなかった
きっと、この男も同じだろうし、いつも通り適当にあしらおう、そう思った
でも...
奏「ふーん...私をアイドルに...? 冗談でしょう? そういう人、多いのよね」
以前にも街中でアイドルにならないかと声をかけてきた人はいたけど、誰も彼もが私を本気で求めてるようには見えなかった
きっと、この男も同じだろうし、いつも通り適当にあしらおう、そう思った
でも...
9: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:16:20.79 :rDtBqjKZ0
P「本気だ、それに今もっと本気になった」
奏「え?」
思いの外真剣な顔で返してきたので、少し戸惑ってしまう
P「君をスカウトする人多いんだろう? なら他の奴に持ってかれる前に絶対ここでスカウトしておかないとな」
奏「ふーん...本気、なのね」
P「本気だ、それに今もっと本気になった」
奏「え?」
思いの外真剣な顔で返してきたので、少し戸惑ってしまう
P「君をスカウトする人多いんだろう? なら他の奴に持ってかれる前に絶対ここでスカウトしておかないとな」
奏「ふーん...本気、なのね」
10: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:16:47.07 :rDtBqjKZ0
正直、その言葉を信じれたわけじゃない。
でもその時の私はヤケになっていたから、少しだけ確かめたくなった。
目の前のこの男が、どれだけ私を欲しているのかを
正直、その言葉を信じれたわけじゃない。
でもその時の私はヤケになっていたから、少しだけ確かめたくなった。
目の前のこの男が、どれだけ私を欲しているのかを
11: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:17:36.25 :rDtBqjKZ0
奏「じゃあ...今、ここでキスしてくれる? そうしたら、なってもいいよ?」
P「わかった」
奏「えっ?」
即答!?
奏「じゃあ...今、ここでキスしてくれる? そうしたら、なってもいいよ?」
P「わかった」
奏「えっ?」
即答!?
12: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:19:54.45 :rDtBqjKZ0
P「キスすればなってくれるんだな?」
奏「...ふふっ、まさか乗ってくるなんて。あなた、本気なのね。それとも、満更でもなかった?」
P「そりゃあ、初対面の子とキスするのは抵抗あるけど。君がアイドルになってくれるんなら、いくらでもやってやるさ」
奏「...ふふふっ!」
P「ちょっ、なんで笑うんだよ」
奏「だってあなた、すっごく顔赤いんだもの!」
P「キスすればなってくれるんだな?」
奏「...ふふっ、まさか乗ってくるなんて。あなた、本気なのね。それとも、満更でもなかった?」
P「そりゃあ、初対面の子とキスするのは抵抗あるけど。君がアイドルになってくれるんなら、いくらでもやってやるさ」
奏「...ふふふっ!」
P「ちょっ、なんで笑うんだよ」
奏「だってあなた、すっごく顔赤いんだもの!」
13: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:20:28.37 :rDtBqjKZ0
奏「ふふっ...!いいよ、そこまで本気なら付き合ってあげる。」
P「ホントか!?」
奏「ええ、よろしくね。私のプロデューサーさん?」
奏「ふふっ...!いいよ、そこまで本気なら付き合ってあげる。」
P「ホントか!?」
奏「ええ、よろしくね。私のプロデューサーさん?」
14: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:21:21.24 :rDtBqjKZ0
P「いよっしゃああああ!...つっても、今日は遅い時間だからまた明日、名刺に書いてある住所の場所まで来てくれ。そこで詳しい話をしよう。」
奏「分かったわ、それじゃあまた明日」
P「じゃあな!...えっと」
奏「速水 奏。すぐそこの○○高校の学生よ」
P「そうか、じゃあまた明日な速水!...ん?」
奏「奏でいいわ、それじゃ、また明日ね」
P「いよっしゃああああ!...つっても、今日は遅い時間だからまた明日、名刺に書いてある住所の場所まで来てくれ。そこで詳しい話をしよう。」
奏「分かったわ、それじゃあまた明日」
P「じゃあな!...えっと」
奏「速水 奏。すぐそこの○○高校の学生よ」
P「そうか、じゃあまた明日な速水!...ん?」
奏「奏でいいわ、それじゃ、また明日ね」
15: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:21:52.43 :rDtBqjKZ0
こうして、私はアイドルの道へと連れ出された
明日は、このつまらない日常から少し抜け出せる、そんな予感を感じながら...
こうして、私はアイドルの道へと連れ出された
明日は、このつまらない日常から少し抜け出せる、そんな予感を感じながら...
16: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:22:28.92 :rDtBqjKZ0
P「高校生だったんだ...OLかと思った...」
P「高校生だったんだ...OLかと思った...」
17: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 06:25:02.96 :rDtBqjKZ0
プロローグが終了したところで今回はここまで
8割ほどは既に原稿が書きあがっているので残り2割を書きつつ合間合間に投稿していきます
次回更新は3月22日の夜の予定...ですがもしかしたら23日以降になるかも
プロローグが終了したところで今回はここまで
8割ほどは既に原稿が書きあがっているので残り2割を書きつつ合間合間に投稿していきます
次回更新は3月22日の夜の予定...ですがもしかしたら23日以降になるかも
18: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 22:57:31.46 :rDtBqjKZ0
今更ながら間違えてRの方でスレ立てしていた事に気づきました
ですがどっちみち後でちょっとブラックな描写があるのでとりあえずこのまま行こうと思います
では、続きを投下していきます
今更ながら間違えてRの方でスレ立てしていた事に気づきました
ですがどっちみち後でちょっとブラックな描写があるのでとりあえずこのまま行こうと思います
では、続きを投下していきます
19: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 22:58:56.87 :rDtBqjKZ0
次の日の放課後、私はすぐにもらった名刺に書かれたビルへと向かった
そこには、811と分かりやすい看板がでかでかと掲げられた4階建てのビル、そしてその扉の前には
P「来たか奏!」
昨日の男、そして、これから私のプロデューサーになる男が待っていた
「ようこそ!我が811(ハッピー)プロへ!」
次の日の放課後、私はすぐにもらった名刺に書かれたビルへと向かった
そこには、811と分かりやすい看板がでかでかと掲げられた4階建てのビル、そしてその扉の前には
P「来たか奏!」
昨日の男、そして、これから私のプロデューサーになる男が待っていた
「ようこそ!我が811(ハッピー)プロへ!」
20: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 22:59:24.83 :rDtBqjKZ0
Chapter1 「Welcome to Happy Production!」
Chapter1 「Welcome to Happy Production!」
21: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:00:59.94 :rDtBqjKZ0
奏「4階建てのビル丸ごと一つ...意外と大きい事務所ね...いや、むしろ芸能事務所としては小さいほうなのかしら?」
P「まー全体的に見たら小さいほうかな。でも、建物だけは設立三か月にしてはでかい事務所だと思うよ。」
奏「設立三か月!?」
聞いたことのない名前とは思ったけど、まさかそんなに新しいプロダクションだったなんて...
奏「4階建てのビル丸ごと一つ...意外と大きい事務所ね...いや、むしろ芸能事務所としては小さいほうなのかしら?」
P「まー全体的に見たら小さいほうかな。でも、建物だけは設立三か月にしてはでかい事務所だと思うよ。」
奏「設立三か月!?」
聞いたことのない名前とは思ったけど、まさかそんなに新しいプロダクションだったなんて...
22: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:02:01.67 :rDtBqjKZ0
P「それに場所はでかいんだけど、実は所属アイドルが君を含めて二人しかいないから、かなり部屋が無駄になってるのさ」
ということはプロデューサー含めても3人...確かに場所を持て余すわね...
奏「丸ごと買い取るんじゃなくて、ワンフロアだけとかにすればよかったんじゃない?」
P「あとあと人も増えるかなーと思ったから思い切って丸々買い取ったんだよ。まあ立ち話もなんだし、入って入って」
言われるがままビルの中に入り、プロデューサーの案内通りに進み、事務室と書かれた扉を開けた。
P「それに場所はでかいんだけど、実は所属アイドルが君を含めて二人しかいないから、かなり部屋が無駄になってるのさ」
ということはプロデューサー含めても3人...確かに場所を持て余すわね...
奏「丸ごと買い取るんじゃなくて、ワンフロアだけとかにすればよかったんじゃない?」
P「あとあと人も増えるかなーと思ったから思い切って丸々買い取ったんだよ。まあ立ち話もなんだし、入って入って」
言われるがままビルの中に入り、プロデューサーの案内通りに進み、事務室と書かれた扉を開けた。
23: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:03:32.29 :rDtBqjKZ0
???「Pさんおかえりー」
事務室に入ると、ソファに座っていた女性が和菓子のようなものをつまみながら私達を出迎えてくれた。
この子がもう一人のアイドルかしら?
確かに、人の目を引き付けそうな綺麗な白い肌をしていて、スタイルもいい。
アイドルと言われても不思議ではない容姿ね
???「Pさんおかえりー」
事務室に入ると、ソファに座っていた女性が和菓子のようなものをつまみながら私達を出迎えてくれた。
この子がもう一人のアイドルかしら?
確かに、人の目を引き付けそうな綺麗な白い肌をしていて、スタイルもいい。
アイドルと言われても不思議ではない容姿ね
24: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:07:40.25 :rDtBqjKZ0
P「ただいま周子、この子がウチの新しいアイドルだ。」
奏「はじめまして、速水 奏よ。」
周子「よろしく奏ちゃん」
「それにしても、Pさんすっごいエッr...別嬪さん連れてきたねー」
今エロいって言いかけなかったかしらこの人
P「ただいま周子、この子がウチの新しいアイドルだ。」
奏「はじめまして、速水 奏よ。」
周子「よろしく奏ちゃん」
「それにしても、Pさんすっごいエッr...別嬪さん連れてきたねー」
今エロいって言いかけなかったかしらこの人
25: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:08:20.72 :rDtBqjKZ0
P「ちなみに高校生だぞ」
周子「マジで!?年下!?」
奏「あら?そう見えない?」
周子「いやOLかと思ってたわ...っとと、あたしの自己紹介がまだだったね」
P「ちなみに高校生だぞ」
周子「マジで!?年下!?」
奏「あら?そう見えない?」
周子「いやOLかと思ってたわ...っとと、あたしの自己紹介がまだだったね」
26: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:09:37.41 :rDtBqjKZ0
周子「あたしは塩見 周子。ここのアイドル兼事務員やってまーす。」
奏「アイドル兼...事務員?」
周子「いやーあたし実家から追い出されちゃってさー、なけなしの貯金で東京来たはいいけど、お金がなくなる前に住むとこと仕事見つけないと家に強制送還されてお見合いさせられるとこだったんだよ。」
「そんな感じでいやーどうしたもんかなーってすぐそこの公園で黄昏てたら、Pさんがあたしをスカウトしてきたんだ。」
「んで、住むとこもPさんの住んでるアパートの部屋が空いてるから大家さんに口きいてやるって言われてこりゃラッキー!って思ったんだけど...」
周子「あたしは塩見 周子。ここのアイドル兼事務員やってまーす。」
奏「アイドル兼...事務員?」
周子「いやーあたし実家から追い出されちゃってさー、なけなしの貯金で東京来たはいいけど、お金がなくなる前に住むとこと仕事見つけないと家に強制送還されてお見合いさせられるとこだったんだよ。」
「そんな感じでいやーどうしたもんかなーってすぐそこの公園で黄昏てたら、Pさんがあたしをスカウトしてきたんだ。」
「んで、住むとこもPさんの住んでるアパートの部屋が空いてるから大家さんに口きいてやるって言われてこりゃラッキー!って思ったんだけど...」
27: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:10:20.43 :rDtBqjKZ0
P「まだ設立したばっかですぐに生活できるほどのギャラ貰える仕事なんて用意できなかったからな。そこでどうせ人手も足りないしってことで」
周子「アイドルのついでに事務員として雇ってもらったってわけ!いやー仕事少なくて楽な割に給料高い仕事見つかってホントラッキーだったわ。」
P「まあ周子は絶対アイドルの素質あるって思ったから、こりゃ初期投資してでも確保するしかないって思ったのさ。」
「ていうか、仕事が少ないのは今のだけだからな! 多分...」
P「まだ設立したばっかですぐに生活できるほどのギャラ貰える仕事なんて用意できなかったからな。そこでどうせ人手も足りないしってことで」
周子「アイドルのついでに事務員として雇ってもらったってわけ!いやー仕事少なくて楽な割に給料高い仕事見つかってホントラッキーだったわ。」
P「まあ周子は絶対アイドルの素質あるって思ったから、こりゃ初期投資してでも確保するしかないって思ったのさ。」
「ていうか、仕事が少ないのは今のだけだからな! 多分...」
28: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:11:18.32 :rDtBqjKZ0
奏「実家から追い出されたって...大変だったのね。これからよろしくね、塩見さん」
周子「周子でいいよー。 こちらこそよろしく!」
P「んじゃ顔合わせも済んだところで、まずは奏のポテンシャルを見ておきたい」
「レッスン場へ案内するからそこで一通りテストを受けてくれ」
奏「わかったわ」
奏「実家から追い出されたって...大変だったのね。これからよろしくね、塩見さん」
周子「周子でいいよー。 こちらこそよろしく!」
P「んじゃ顔合わせも済んだところで、まずは奏のポテンシャルを見ておきたい」
「レッスン場へ案内するからそこで一通りテストを受けてくれ」
奏「わかったわ」
29: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:13:22.13 :rDtBqjKZ0
周子「あ、あたしも見たい見たいー!」
P「もちろん、周子も見ててやってくれ。経験者なら、何かアドバイスとかできるかもしれないしな」
奏「お手柔らかにお願いするわね、先輩」
周子「まっ、あたしも先輩ってほど経験ないんだけどさ。でもまあ、任せとき!」
周子「あ、あたしも見たい見たいー!」
P「もちろん、周子も見ててやってくれ。経験者なら、何かアドバイスとかできるかもしれないしな」
奏「お手柔らかにお願いするわね、先輩」
周子「まっ、あたしも先輩ってほど経験ないんだけどさ。でもまあ、任せとき!」
30: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:14:06.25 :rDtBqjKZ0
=====レッスン場======
奏「ふぅん、ここがアイドルのレッスン場なんだ...意外とシンプルなのね」
案内されたレッスン場は、壁の一面が鏡張りになっていることを除けば、大した装飾もない普通の部屋だった
もっとカメラとか音響とかの機材でいっぱいになってるのかと思ってたけど
周子「まあ余ってた部屋を適当に改造しただけだからね」
P「んじゃ一通り見ていくか、周子、サポートを頼む」
周子「りょうかーい」
=====レッスン場======
奏「ふぅん、ここがアイドルのレッスン場なんだ...意外とシンプルなのね」
案内されたレッスン場は、壁の一面が鏡張りになっていることを除けば、大した装飾もない普通の部屋だった
もっとカメラとか音響とかの機材でいっぱいになってるのかと思ってたけど
周子「まあ余ってた部屋を適当に改造しただけだからね」
P「んじゃ一通り見ていくか、周子、サポートを頼む」
周子「りょうかーい」
31: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:15:11.65 :rDtBqjKZ0
奏「はぁ...はぁ...」
先導してくれる周子に合わせて一通りやってみたけど...
奏「どうだった?ご感想は?」
P 周子「「すげぇ!」」
奏「あらそう?全部見様見真似だったのだけど」
奏「はぁ...はぁ...」
先導してくれる周子に合わせて一通りやってみたけど...
奏「どうだった?ご感想は?」
P 周子「「すげぇ!」」
奏「あらそう?全部見様見真似だったのだけど」
32: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:16:04.05 :rDtBqjKZ0
周子「奏ちゃん本当に初めて?正直素人とは思えんかったけど」
P「ボーカル、ダンス、ヴィジュアル、すべてに置いて初心者とは思えないポテンシャルだったが...」
奏「...昔から、たいていの事は出来てたのよ。だからこそ、今までずっと悩んできたの」
「何でもできるということは、何者でもないということ、自分が一体何のかわからないから、何を目指して生きるべきなのか分からなかった、でも...」
周子「奏ちゃん本当に初めて?正直素人とは思えんかったけど」
P「ボーカル、ダンス、ヴィジュアル、すべてに置いて初心者とは思えないポテンシャルだったが...」
奏「...昔から、たいていの事は出来てたのよ。だからこそ、今までずっと悩んできたの」
「何でもできるということは、何者でもないということ、自分が一体何のかわからないから、何を目指して生きるべきなのか分からなかった、でも...」
33: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:16:48.52 :rDtBqjKZ0
想像以上に過酷だったレッスンに必死に打ち込んでいる内に、私はどんどんその行為に夢中になっていって、心が晴れやかになっていくのを感じていた
奏「久々に、すがすがしい気分になれたわ、きっと今まで、雑念ってものに惑わされ過ぎていたのかも。」
「とりあえず、アイドルというものに興味がわいてきたことは事実ね」
想像以上に過酷だったレッスンに必死に打ち込んでいる内に、私はどんどんその行為に夢中になっていって、心が晴れやかになっていくのを感じていた
奏「久々に、すがすがしい気分になれたわ、きっと今まで、雑念ってものに惑わされ過ぎていたのかも。」
「とりあえず、アイドルというものに興味がわいてきたことは事実ね」
34: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:18:02.75 :rDtBqjKZ0
P「そっか。レッスン、楽しんでくれたようでなによりだ」
周子「ウチの社訓は、『全力で楽しむ!』だからね。楽しんでやるのが一番!」
奏「社訓が、楽しむ...?」
社訓ってもっとお堅い言葉が並んでるものな気がするけど...
P「そっか。レッスン、楽しんでくれたようでなによりだ」
周子「ウチの社訓は、『全力で楽しむ!』だからね。楽しんでやるのが一番!」
奏「社訓が、楽しむ...?」
社訓ってもっとお堅い言葉が並んでるものな気がするけど...
35: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:18:45.12 :rDtBqjKZ0
P「ああ、アイドルってのは人に夢を魅せて楽しませる仕事だ、でも、そのアイドル自身が楽しんでパフォーマンス出来なきゃ観客は満足できない」
「だからこそ、どんなときでもアイドルという仕事を楽しむ!それがこのプロダクションのポリシーなのさ」
奏「そう...なら私が全力で楽しめるよう、これからよろしくねプロデューサーさん?」
P「もちろん!全力でサポートさせてもらうよ」
「まあ、とりあえず今日のところは一端ここでお開きにして、明日から早速一緒に頑張っていこうな」
P「ああ、アイドルってのは人に夢を魅せて楽しませる仕事だ、でも、そのアイドル自身が楽しんでパフォーマンス出来なきゃ観客は満足できない」
「だからこそ、どんなときでもアイドルという仕事を楽しむ!それがこのプロダクションのポリシーなのさ」
奏「そう...なら私が全力で楽しめるよう、これからよろしくねプロデューサーさん?」
P「もちろん!全力でサポートさせてもらうよ」
「まあ、とりあえず今日のところは一端ここでお開きにして、明日から早速一緒に頑張っていこうな」
36: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:19:37.90 :rDtBqjKZ0
奏「あら、今日はもういいの?」
P「テスト程度とはいえ、初めてにはキツかっただろ?今日はもう帰って休んだほうがいい」
周子「それに多分...アレもあるしね」
奏「アレ....? まあそうね...確かに、もう一度やれって言われたら最後まで持たないかも」
「お言葉に甘えて、早めに休ませてもらうとするわ」
奏「あら、今日はもういいの?」
P「テスト程度とはいえ、初めてにはキツかっただろ?今日はもう帰って休んだほうがいい」
周子「それに多分...アレもあるしね」
奏「アレ....? まあそうね...確かに、もう一度やれって言われたら最後まで持たないかも」
「お言葉に甘えて、早めに休ませてもらうとするわ」
37: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:20:16.94 :rDtBqjKZ0
周子「じゃああたしも、お疲れさまー!」
P「いやお前はまだ事務仕事残ってるから残れ」
周子「えー! あたしだって早めに帰らせてくれてもいいじゃん!」
P「ちゃんとアイドル活動とは別で給料払ってんだからその分は仕事してもらわなきゃ困る!」
周子「うぐ...確かに高いお給料を貰ってるからそれを言われると言い返せない...しょうがないなぁ、また明日ね奏ちゃん」
奏「ええ、また明日」
周子「じゃああたしも、お疲れさまー!」
P「いやお前はまだ事務仕事残ってるから残れ」
周子「えー! あたしだって早めに帰らせてくれてもいいじゃん!」
P「ちゃんとアイドル活動とは別で給料払ってんだからその分は仕事してもらわなきゃ困る!」
周子「うぐ...確かに高いお給料を貰ってるからそれを言われると言い返せない...しょうがないなぁ、また明日ね奏ちゃん」
奏「ええ、また明日」
38: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:20:45.24 :rDtBqjKZ0
こうして、私のアイドル人生の初日は無事終わった
帰り路を歩きながら、レッスンの時の感覚を思い返す
くだらない雑念から解き放たれたあの時の感覚...
「ようやく、見つけれたかも。」
ずっと探していた、心の空白を埋めてくれるもの...
こうして、私のアイドル人生の初日は無事終わった
帰り路を歩きながら、レッスンの時の感覚を思い返す
くだらない雑念から解き放たれたあの時の感覚...
「ようやく、見つけれたかも。」
ずっと探していた、心の空白を埋めてくれるもの...
39: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:21:31.78 :rDtBqjKZ0
奏母「あら、お帰り奏...どうしたの!?すっごく辛そうにしてるけど、何があったの!?」
奏「いや、その...き、筋肉痛...」
訂正、無事ではなかった....
奏母「あら、お帰り奏...どうしたの!?すっごく辛そうにしてるけど、何があったの!?」
奏「いや、その...き、筋肉痛...」
訂正、無事ではなかった....
40: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:22:55.57 :rDtBqjKZ0
次の日
P「さて、奏という大型新人も加わったところで、いよいよ我がプロダクションも本格始動しようと思う」
周子「おー!ついにあたしも、雑誌モデル以外の仕事ができるの?」
P「そうなる予定だ、でもその為にまず達成しなきゃいけないことがある」
奏「達成しなきゃいけない事?」
次の日
P「さて、奏という大型新人も加わったところで、いよいよ我がプロダクションも本格始動しようと思う」
周子「おー!ついにあたしも、雑誌モデル以外の仕事ができるの?」
P「そうなる予定だ、でもその為にまず達成しなきゃいけないことがある」
奏「達成しなきゃいけない事?」
41: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:23:53.93 :rDtBqjKZ0
P「お前らにはまず、アイドルランクをEランクに上げてもらう」
奏 周子「「アイドルランク?」」
P「ああそっか、まずそこから説明しないとな」
「アイドルランクってのはアイドルランク協会、通称『IR』っていろんなテレビ局の重鎮達が集まる組織が決めてるアイドルの格付けだ」
「F~Sまでの七段階まであって、このランクがそのアイドルのおおまかな人気度を表すわけだ」
「んで、お前らみたいな新人アイドルは自動的にFランクが割り当てられてるんだが、このランクをEに上げてもらう」
P「お前らにはまず、アイドルランクをEランクに上げてもらう」
奏 周子「「アイドルランク?」」
P「ああそっか、まずそこから説明しないとな」
「アイドルランクってのはアイドルランク協会、通称『IR』っていろんなテレビ局の重鎮達が集まる組織が決めてるアイドルの格付けだ」
「F~Sまでの七段階まであって、このランクがそのアイドルのおおまかな人気度を表すわけだ」
「んで、お前らみたいな新人アイドルは自動的にFランクが割り当てられてるんだが、このランクをEに上げてもらう」
42: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:24:27.90 :rDtBqjKZ0
周子「ふーん ランク付けとか、意外と俗っぽいねーアイドル業界」
奏「ただランクをつけてるってわけじゃないんじゃない? 格を表すだけだったら、そんな大層な組織を作る必要がないもの」
P「鋭いな奏。実はアイドルランクは人気を表す目印の目的の他に、オーディションの応募条件にも使われているんだ」
周子「このオーディションはランクがどれぐらいないと受けられませーん的な?」
P「まあそんな感じだ」
周子「ふーん ランク付けとか、意外と俗っぽいねーアイドル業界」
奏「ただランクをつけてるってわけじゃないんじゃない? 格を表すだけだったら、そんな大層な組織を作る必要がないもの」
P「鋭いな奏。実はアイドルランクは人気を表す目印の目的の他に、オーディションの応募条件にも使われているんだ」
周子「このオーディションはランクがどれぐらいないと受けられませーん的な?」
P「まあそんな感じだ」
43: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:25:05.02 :rDtBqjKZ0
奏「それで、ランクを上げるにはどうすればいいの?」
P「基本的にはファンの数だな、ファンの総数が規定以上になるとランクが上がる」
周子「じゃあ、地道にお仕事がんばってファン増やすとしましょうか」
奏「それで、ランクを上げるにはどうすればいいの?」
P「基本的にはファンの数だな、ファンの総数が規定以上になるとランクが上がる」
周子「じゃあ、地道にお仕事がんばってファン増やすとしましょうか」
44: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:26:05.66 :rDtBqjKZ0
P「まあそれも一つの手なんだが...今回お前らには特急券を手にしてもらう」
奏 周子「「特急券?」」
P「ランクアップの条件にはファンの数の他に、協会推薦ってのがある」
「IRに『このアイドルは同ランクの他のアイドルとはもう格が違うな』って思わせれば、IR協会からランクアップの通知が来る」
奏「でも、私達みたいな新人が協会の目に留まる機会なんてあるの?」
P「時期に恵まれてな、ちょうど2週間後、あるオーディションが行われる、お前らにはそのオーディションの合格を目指してほしい」
「それに合格できれば、まず間違いなく業界の目に留まるはずだ」
奏「そのオーディションって?」
P「まあそれも一つの手なんだが...今回お前らには特急券を手にしてもらう」
奏 周子「「特急券?」」
P「ランクアップの条件にはファンの数の他に、協会推薦ってのがある」
「IRに『このアイドルは同ランクの他のアイドルとはもう格が違うな』って思わせれば、IR協会からランクアップの通知が来る」
奏「でも、私達みたいな新人が協会の目に留まる機会なんてあるの?」
P「時期に恵まれてな、ちょうど2週間後、あるオーディションが行われる、お前らにはそのオーディションの合格を目指してほしい」
「それに合格できれば、まず間違いなく業界の目に留まるはずだ」
奏「そのオーディションって?」
45: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:27:28.48 :rDtBqjKZ0
P「城ケ崎美嘉のライブのバックダンサー、それを決めるLIVEバトルオーディションだ!」
to be continued...
P「城ケ崎美嘉のライブのバックダンサー、それを決めるLIVEバトルオーディションだ!」
to be continued...
46: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/22(金) 23:29:38.50 :rDtBqjKZ0
Chapter1終了、今回はここまででー
次回は明日の夜...もしかしたら日付変わった後にもう一度投稿できるかもしれません
Chapter1終了、今回はここまででー
次回は明日の夜...もしかしたら日付変わった後にもう一度投稿できるかもしれません
47:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2019/03/22(金) 23:52:08.54 :Hl3Vv8HOO
R板なんですけど…
R板なんですけど…
48: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 01:21:36.17 :zUpeftek0
>>47
一応物語後半の方で年齢制限が怪しくなりそうな描写があるのでとりあえず(このスレの間にそこまでたどり着くかは分からないけど)はR板のまま進行しようと思っているのですが...
通常板で立て直すべきですかね?
>>47
一応物語後半の方で年齢制限が怪しくなりそうな描写があるのでとりあえず(このスレの間にそこまでたどり着くかは分からないけど)はR板のまま進行しようと思っているのですが...
通常板で立て直すべきですかね?
49:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2019/03/23(土) 04:08:32.96 :RDM89xqwO
それなら大丈夫でしょう
それなら大丈夫でしょう
50: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:10:47.60 :zUpeftek0
大丈夫そうなので今からChapter2の投下を始めていきます
大丈夫そうなので今からChapter2の投下を始めていきます
51: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:11:26.69 :zUpeftek0
Chapter2 「First Step」
Chapter2 「First Step」
52: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:12:14.58 :zUpeftek0
周子「城ケ崎美嘉って今話題のあの!?」
奏「城ケ崎美嘉...」
モデルからアイドルへ転向し、今話題沸騰中のカリスマギャル
最近よくテレビで取り上げられているし、学校でも毎日のように休み時間にクラスメイトが話題にしてるのが耳に入るくらい今人気のアイドル
まだアイドル業界に疎い私でも知っているレベルのあのアイドルの、バックダンサーを?
周子「城ケ崎美嘉って今話題のあの!?」
奏「城ケ崎美嘉...」
モデルからアイドルへ転向し、今話題沸騰中のカリスマギャル
最近よくテレビで取り上げられているし、学校でも毎日のように休み時間にクラスメイトが話題にしてるのが耳に入るくらい今人気のアイドル
まだアイドル業界に疎い私でも知っているレベルのあのアイドルの、バックダンサーを?
53: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:12:59.88 :zUpeftek0
奏「でもそのオーディション、私達受けられるの?今人気のアイドルなんだから、それ相応のランクが必要なんじゃない?」
P「いや、このオーディションはむしろ低ランク...Eランク以下が条件のオーディションなんだ」
周子「なんで?」
奏「でもそのオーディション、私達受けられるの?今人気のアイドルなんだから、それ相応のランクが必要なんじゃない?」
P「いや、このオーディションはむしろ低ランク...Eランク以下が条件のオーディションなんだ」
周子「なんで?」
54: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:14:31.27 :zUpeftek0
P「バックダンサーのオーディションはメインのアイドルのランクより低いランクが条件になることが多いんだよ。」
「下手に同等以上の実力のアイドルがバックダンサーになるとそっちにメインが食われることがあるからな」
「城ケ崎美嘉のランクはDランク...だからEランクより下で探そうってわけさ」
奏「なるほど...」
P「バックダンサーのオーディションはメインのアイドルのランクより低いランクが条件になることが多いんだよ。」
「下手に同等以上の実力のアイドルがバックダンサーになるとそっちにメインが食われることがあるからな」
「城ケ崎美嘉のランクはDランク...だからEランクより下で探そうってわけさ」
奏「なるほど...」
55: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:14:59.54 :zUpeftek0
周子「まって、もう一個質問!」
P「LIVEバトルについてか?」
周子「そうそれ!さらっと流すところだったけど初耳だよ、なにそれ?」
P「オーディションによっては、複数のアイドルに同時にパフォーマンスで競わせて審査するんだ、それがLIVEバトル」
周子「まって、もう一個質問!」
P「LIVEバトルについてか?」
周子「そうそれ!さらっと流すところだったけど初耳だよ、なにそれ?」
P「オーディションによっては、複数のアイドルに同時にパフォーマンスで競わせて審査するんだ、それがLIVEバトル」
56: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:15:31.36 :zUpeftek0
競わせる...つまり
奏「審査員の目の奪い合いってことね」
P「そういうこと、本番に近い状況で競争させることで、より深く参加者の実力を見極めるって事さ」
「パフォーマンスの完成度だけじゃなく、プレッシャー耐性、順応力の高さとかな」
「そういうわけで、お前らにはこれから二週間、オーディションに向けてのレッスンに集中してもらう」
競わせる...つまり
奏「審査員の目の奪い合いってことね」
P「そういうこと、本番に近い状況で競争させることで、より深く参加者の実力を見極めるって事さ」
「パフォーマンスの完成度だけじゃなく、プレッシャー耐性、順応力の高さとかな」
「そういうわけで、お前らにはこれから二週間、オーディションに向けてのレッスンに集中してもらう」
57: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:16:51.96 :zUpeftek0
周子「うわぁ、いきなりキツいの来たなぁ...」
P「無理言ってるつもりはないぞ、無茶振りはしてるけど」
「実際、奏と周子の才能は既にその辺の駆け出しを優に超えてる、しっかり準備すれば一つ上のEランクアイドルとも渡り合えるだろう」
奏「あら、そこまで期待して貰えてるなら、少し燃えてくるわね」
周子「まっ、あたしも拾ってもらった恩あるし、できる限り頑張るよ」
「最近事務仕事ばっかだったしねー、たまには体動かさないと」
周子「うわぁ、いきなりキツいの来たなぁ...」
P「無理言ってるつもりはないぞ、無茶振りはしてるけど」
「実際、奏と周子の才能は既にその辺の駆け出しを優に超えてる、しっかり準備すれば一つ上のEランクアイドルとも渡り合えるだろう」
奏「あら、そこまで期待して貰えてるなら、少し燃えてくるわね」
周子「まっ、あたしも拾ってもらった恩あるし、できる限り頑張るよ」
「最近事務仕事ばっかだったしねー、たまには体動かさないと」
58: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:18:05.53 :zUpeftek0
P「やる気になってくれたようで何よりだ。それじゃあ早速レッスンといこう」
「今日はちゃんとトレーナーさんも呼んであるしな」
奏「あら?今日はプロデューサーさんがやるんじゃないの?」
P「昨日はテスト程度だから俺がやったけど、別に俺トレーナー資格持ってるわけじゃないしな」
周子「いつもは青木さんってトレーナーがレッスンしてくれてるんよ。Pさんの知り合いなんだって」
P「あっちも忙しい身だから、ウチに専属ってわけにはいかないんだけどな。今日は都合が合ったから、もうレッスン場で待機してもらってる」
奏「じゃあ、あんまり待たせるのも悪いし、早くいきましょうか」
P「やる気になってくれたようで何よりだ。それじゃあ早速レッスンといこう」
「今日はちゃんとトレーナーさんも呼んであるしな」
奏「あら?今日はプロデューサーさんがやるんじゃないの?」
P「昨日はテスト程度だから俺がやったけど、別に俺トレーナー資格持ってるわけじゃないしな」
周子「いつもは青木さんってトレーナーがレッスンしてくれてるんよ。Pさんの知り合いなんだって」
P「あっちも忙しい身だから、ウチに専属ってわけにはいかないんだけどな。今日は都合が合ったから、もうレッスン場で待機してもらってる」
奏「じゃあ、あんまり待たせるのも悪いし、早くいきましょうか」
59: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:19:15.43 :zUpeftek0
==================レッスン場====================
....まあ、なんだかんだでちょっと舐めていたのかもしれない
昨日も出来てたし、今回もそつなくこなせるだろうと、そう思っていたのだけど...
ベテトレ「速水!足が動いていないぞ!まだバテていい時間じゃない!」
「塩見!喉からじゃない、腹から声をだせ!」
「二人とももう一度やり直しだ!いくぞ!1、2、3!」
昨日のは本当にただのテストだったのね...
帰るときにはきっと鉄塊になってるわ、私...
==================レッスン場====================
....まあ、なんだかんだでちょっと舐めていたのかもしれない
昨日も出来てたし、今回もそつなくこなせるだろうと、そう思っていたのだけど...
ベテトレ「速水!足が動いていないぞ!まだバテていい時間じゃない!」
「塩見!喉からじゃない、腹から声をだせ!」
「二人とももう一度やり直しだ!いくぞ!1、2、3!」
昨日のは本当にただのテストだったのね...
帰るときにはきっと鉄塊になってるわ、私...
60: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:20:41.95 :zUpeftek0
ベテトレ「今から10分休憩だ、10分後にもう一度最初から通すぞ」
周子「あ、青木さん...なんか今日めちゃくちゃキツくない...?」
ベテトレ「当然だ、二週間でLIVEバトルに勝てるようにするんだ。普通より激しいレッスンになるに決まっているだろう」
「Pが言ってたように二人とも確かに素質はあるが、経験と体力が圧倒的に足りてない!よって二週間以内に最低限の基礎を身に着けてもらう!」
「今のうちに水分をとっておけ!次の休憩まで長いからな」
奏「み、水を飲める体力じゃないんだけど...」
周子「さ、最低限、これが、最低限...」
ベテトレ「10分経った!もう一度始めるぞ!」
周子「えぇっ!もう!?」
奏「あ、あと10分もらえないかしら...」
ベテトレ「今から10分休憩だ、10分後にもう一度最初から通すぞ」
周子「あ、青木さん...なんか今日めちゃくちゃキツくない...?」
ベテトレ「当然だ、二週間でLIVEバトルに勝てるようにするんだ。普通より激しいレッスンになるに決まっているだろう」
「Pが言ってたように二人とも確かに素質はあるが、経験と体力が圧倒的に足りてない!よって二週間以内に最低限の基礎を身に着けてもらう!」
「今のうちに水分をとっておけ!次の休憩まで長いからな」
奏「み、水を飲める体力じゃないんだけど...」
周子「さ、最低限、これが、最低限...」
ベテトレ「10分経った!もう一度始めるぞ!」
周子「えぇっ!もう!?」
奏「あ、あと10分もらえないかしら...」
61: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:21:43.17 :zUpeftek0
~~~数時間後~~~
ベテトレ「今日のところはここまでだ、解散!」
お、終わった...
やっぱり、身体動かせないわ...
~~~数時間後~~~
ベテトレ「今日のところはここまでだ、解散!」
お、終わった...
やっぱり、身体動かせないわ...
62: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:22:34.50 :zUpeftek0
P「お疲れ~....うっわーこりゃひっでぇ」
周子「Pさ~ん、聞いてないよこんなん...」
P「動かなくなるまでしごかれたのか、なるほどねぇ...お前ら、青木さんに気にいられたみたいだな」
奏「き、気にいられた...?」
P「あの人、期待してるアイドル程厳しくするんだよ、実際、さっき話した時お前らの事べた褒めしてたぞ」
P「お疲れ~....うっわーこりゃひっでぇ」
周子「Pさ~ん、聞いてないよこんなん...」
P「動かなくなるまでしごかれたのか、なるほどねぇ...お前ら、青木さんに気にいられたみたいだな」
奏「き、気にいられた...?」
P「あの人、期待してるアイドル程厳しくするんだよ、実際、さっき話した時お前らの事べた褒めしてたぞ」
63: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:23:30.80 :zUpeftek0
べた褒め?
レッスン中は罵倒されてた記憶しかないのだけど...
P「まだ駆け出しで体力は足りてないが、二人とも伸びしろがとんでもないってさ」
「初日からここまで耐えられたの初めてだって、なんか喜んでたよ」
べた褒め?
レッスン中は罵倒されてた記憶しかないのだけど...
P「まだ駆け出しで体力は足りてないが、二人とも伸びしろがとんでもないってさ」
「初日からここまで耐えられたの初めてだって、なんか喜んでたよ」
64: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:24:06.09 :zUpeftek0
周子「青木さんが喜んでるとこ...想像できないんだけど」
P「ホントだって、ほら、饅頭買ってきてやったから糖分補給しな」
周子「いや、プロデューサー、今饅頭とか食べる気力ないから...」
奏「右に同じよ...」
というか、今必要なのは水分と塩分ではないかしら?
饅頭なんて食べたら私達絶対干からびると思うのだけど...
P「...タクシー読んでやるから、今日はもう帰りな...」
周子「青木さんが喜んでるとこ...想像できないんだけど」
P「ホントだって、ほら、饅頭買ってきてやったから糖分補給しな」
周子「いや、プロデューサー、今饅頭とか食べる気力ないから...」
奏「右に同じよ...」
というか、今必要なのは水分と塩分ではないかしら?
饅頭なんて食べたら私達絶対干からびると思うのだけど...
P「...タクシー読んでやるから、今日はもう帰りな...」
65: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:25:21.23 :zUpeftek0
そして...
ベテトレ「足が体に追いついてないぞ!もう一度だ!」
「振付が適当すぎる!ロボットじゃないんだからもっと緩急をつけろ!」
「違う!もっと観客に目を向けろ!俯いて踊る馬鹿がいるか!」
地獄のようなレッスンは続き、ついにオーディション前日...
そして...
ベテトレ「足が体に追いついてないぞ!もう一度だ!」
「振付が適当すぎる!ロボットじゃないんだからもっと緩急をつけろ!」
「違う!もっと観客に目を向けろ!俯いて踊る馬鹿がいるか!」
地獄のようなレッスンは続き、ついにオーディション前日...
66: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:25:48.54 :zUpeftek0
周子「ハートはデコらず伝えるの~♪」
奏「本当の私をみてね~♪」
奏 周子「見てて~♪」
ベテトレ「よしっ!合格だ!」
周子「ハートはデコらず伝えるの~♪」
奏「本当の私をみてね~♪」
奏 周子「見てて~♪」
ベテトレ「よしっ!合格だ!」
67: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:26:43.22 :zUpeftek0
奏「!」
周子「つ、ついに...やったー!」
P「よくやったなお前ら!」
ベテトレ「ああ、正直想像以上だ。もうレッスンのあと動けなくなることもなくなったしな」
奏「!」
周子「つ、ついに...やったー!」
P「よくやったなお前ら!」
ベテトレ「ああ、正直想像以上だ。もうレッスンのあと動けなくなることもなくなったしな」
68: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:27:33.62 :zUpeftek0
つ、ついにやり遂げたのね...
慣れたとはいえ、まだ疲れが半端じゃない...けど
奏「今までにない高揚を感じるわ...ここまで本気になったの、生きてて初めてよ...」
ベテトレ「だがまだ終わりじゃないぞ、明日の本番、いい報告が聞けるよう期待している」
周子「そ、そっか まだ本番があったね...あたしたち、合格できるかなぁ」
つ、ついにやり遂げたのね...
慣れたとはいえ、まだ疲れが半端じゃない...けど
奏「今までにない高揚を感じるわ...ここまで本気になったの、生きてて初めてよ...」
ベテトレ「だがまだ終わりじゃないぞ、明日の本番、いい報告が聞けるよう期待している」
周子「そ、そっか まだ本番があったね...あたしたち、合格できるかなぁ」
69: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:28:29.94 :zUpeftek0
P「じゃあお前ら、明日の合格の為に今からいいところに連れてってやる。レッスンをやり切ったご褒美ついでにな」
奏「いいところ?」
P「ああ、これだ」
そういってプロデューサーさんは鞄からひらひらと紙きれを取りだして、私たちに差し出した
これ、チケットかしら....えっ!?
P「じゃあお前ら、明日の合格の為に今からいいところに連れてってやる。レッスンをやり切ったご褒美ついでにな」
奏「いいところ?」
P「ああ、これだ」
そういってプロデューサーさんは鞄からひらひらと紙きれを取りだして、私たちに差し出した
これ、チケットかしら....えっ!?
70: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:29:02.77 :zUpeftek0
奏「プロデューサーさん、これって!」
周子「城ケ崎美嘉のライブチケットじゃん!?」
P「今日のこのライブが、きっと明日のお前らの武器になる。」
「だからお前らちゃんと見とけよ、アイドルってのが、どういう存在なのかを」
奏「プロデューサーさん、これって!」
周子「城ケ崎美嘉のライブチケットじゃん!?」
P「今日のこのライブが、きっと明日のお前らの武器になる。」
「だからお前らちゃんと見とけよ、アイドルってのが、どういう存在なのかを」
71: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:30:05.10 :zUpeftek0
==================ライブハウス=============================
中へ入ると、既にライブハウスの中はほとんど満員状態
プロデューサー曰くこれでもまだ小さいハコらしいけど、それでも2000人はいるらしい
奏「これだけの人間がたった一人の人間に合う為に集まっているのね...」
周子「ほんと、不思議な状況だね。何が皆をここまで駆り立てるんやろ」
P「見ればわかるさ。ほら、始まるぞ」
==================ライブハウス=============================
中へ入ると、既にライブハウスの中はほとんど満員状態
プロデューサー曰くこれでもまだ小さいハコらしいけど、それでも2000人はいるらしい
奏「これだけの人間がたった一人の人間に合う為に集まっているのね...」
周子「ほんと、不思議な状況だね。何が皆をここまで駆り立てるんやろ」
P「見ればわかるさ。ほら、始まるぞ」
72: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:30:32.18 :zUpeftek0
会場が暗転し、どこからか音楽がが流れ始めた
それと同時に観客達もどよめきだす
そしてスポットライトが『彼女』に当たった途端、そのどよめきは
会場が暗転し、どこからか音楽がが流れ始めた
それと同時に観客達もどよめきだす
そしてスポットライトが『彼女』に当たった途端、そのどよめきは
73: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:31:15.06 :zUpeftek0
???「みんなー!今日は集まってくれてありがとー★」
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
ミカアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで台風のようなエネルギーの塊へと変貌した
???「みんなー!今日は集まってくれてありがとー★」
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
ミカアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで台風のようなエネルギーの塊へと変貌した
74: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:31:48.62 :zUpeftek0
奏「なんて迫力...」
周子「凄い...なんかもう、凄いとしか言えない...」
奏「なんて迫力...」
周子「凄い...なんかもう、凄いとしか言えない...」
75: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:32:25.36 :zUpeftek0
今ここにいる人間全員の聴覚は、彼女の歌に囚われてしまっていた
彼女がステップを踏むたびに、心が高鳴りだした
誰しもが、彼女から目を離せなくなっていた
今この会場は、全て城ケ崎美嘉という『アイドル』に支配されていた
今ここにいる人間全員の聴覚は、彼女の歌に囚われてしまっていた
彼女がステップを踏むたびに、心が高鳴りだした
誰しもが、彼女から目を離せなくなっていた
今この会場は、全て城ケ崎美嘉という『アイドル』に支配されていた
76: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:32:52.35 :zUpeftek0
奏 周子(これが、アイドル.....!!)
奏 周子(これが、アイドル.....!!)
77: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:33:33.68 :zUpeftek0
Pさんもおっかない人やわぁ、狙ったのかはわかんないけど
別に本当にアイドルになんてなれなくても、事務員の仕事でぬくぬく過ごせればいいやって思ってたけど
ちょっとした恩返し程度のつもりとはいえ、あんだけキツいレッスンやり遂げてみて
あたしでもこんだけやり遂げられるんやなぁって少しだけ自分に自信が着いて
もしかしたら明日のオーディションで人生変わるのかもかもなぁって小さな希望も抱いて
その上でこんなもの見せられたら
ちょっと本気でアイドル目指したいって、思っちゃうやんなぁ?
Pさんもおっかない人やわぁ、狙ったのかはわかんないけど
別に本当にアイドルになんてなれなくても、事務員の仕事でぬくぬく過ごせればいいやって思ってたけど
ちょっとした恩返し程度のつもりとはいえ、あんだけキツいレッスンやり遂げてみて
あたしでもこんだけやり遂げられるんやなぁって少しだけ自分に自信が着いて
もしかしたら明日のオーディションで人生変わるのかもかもなぁって小さな希望も抱いて
その上でこんなもの見せられたら
ちょっと本気でアイドル目指したいって、思っちゃうやんなぁ?
78: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:34:04.18 :zUpeftek0
美嘉「皆ありがとー★今日はサイッコーに楽しかったよ!」
「来週のライブも絶対見に来てねー★」
奏 周子「..........」
P「あれが今を駆けるアイドル...お前らは、どう思った?」
美嘉「皆ありがとー★今日はサイッコーに楽しかったよ!」
「来週のライブも絶対見に来てねー★」
奏 周子「..........」
P「あれが今を駆けるアイドル...お前らは、どう思った?」
79: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:34:40.06 :zUpeftek0
奏 周子「..........」
P「ど、どうした二人とも黙りこんで...生きてるか?」
周子「奏ちゃん、多分あたしたち今、おんなじこと考えてるよね」
奏「えぇ、きっと...ねぇPさん」
P「なんだ?」
奏 周子「..........」
P「ど、どうした二人とも黙りこんで...生きてるか?」
周子「奏ちゃん、多分あたしたち今、おんなじこと考えてるよね」
奏「えぇ、きっと...ねぇPさん」
P「なんだ?」
80: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:35:40.47 :zUpeftek0
奏「見てて、明日私達、必ず勝つわ...そして」
奏 周子「「絶対、アイドルになる!」」
to be continued...
奏「見てて、明日私達、必ず勝つわ...そして」
奏 周子「「絶対、アイドルになる!」」
to be continued...
81: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/23(土) 21:41:12.14 :zUpeftek0
Chapter2終了したところで、今回はここまで―
次回更新はまた明日の夜...できたらいいなぁ(やや不安)
なお、Chapter3以降は一話一話が今までの倍くらい長くなるので、これまでのように一度の投稿で一話終わらないかもしれません
Chapter2終了したところで、今回はここまで―
次回更新はまた明日の夜...できたらいいなぁ(やや不安)
なお、Chapter3以降は一話一話が今までの倍くらい長くなるので、これまでのように一度の投稿で一話終わらないかもしれません
82:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2019/03/24(日) 11:27:42.04 :NfoK8DIto
ええやんおもろいやん!
楽しみにしとるで!
ええやんおもろいやん!
楽しみにしとるで!
83: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:45:11.47 :XlWhQm4m0
Chapter3の投下を始めていきます
Chapter3の投下を始めていきます
84: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:46:31.08 :XlWhQm4m0
朝七時、その時間に鳴るはずのアラームがよりも早く私はベッドを抜け出した
念のため予定より早い時間にセットしたはずなのに、遅刻するのがが不安だったのかしら?
それとも...
我慢できないくらいに、楽しみだったからかな?
朝七時、その時間に鳴るはずのアラームがよりも早く私はベッドを抜け出した
念のため予定より早い時間にセットしたはずなのに、遅刻するのがが不安だったのかしら?
それとも...
我慢できないくらいに、楽しみだったからかな?
85: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:48:07.81 :XlWhQm4m0
事務所に向かうと、そこでは既に周子とプロデューサーさんが待っていた
周子「奏ちゃんも早起きしちゃったん?」
奏「ええ、よっぽど今日が待ち遠しかったみたい」
周子「あたしもそんな感じかな。軽く事件だよ、あたしが早起きって」
P「時間に余裕を持つのはいいことさ、遅刻するよりはな」
プロデューサーさんの車に乗り込み、会場へと向かう
今日、この世界にまた新しいアイドルが生まれた
私と周子、そして私達二人のユニット
その名も...
事務所に向かうと、そこでは既に周子とプロデューサーさんが待っていた
周子「奏ちゃんも早起きしちゃったん?」
奏「ええ、よっぽど今日が待ち遠しかったみたい」
周子「あたしもそんな感じかな。軽く事件だよ、あたしが早起きって」
P「時間に余裕を持つのはいいことさ、遅刻するよりはな」
プロデューサーさんの車に乗り込み、会場へと向かう
今日、この世界にまた新しいアイドルが生まれた
私と周子、そして私達二人のユニット
その名も...
86: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:48:35.29 :XlWhQm4m0
P「行くぞ、811プロ初のアイドルユニット」
「『デュアルフルムーン』の初陣だ!」
P「行くぞ、811プロ初のアイドルユニット」
「『デュアルフルムーン』の初陣だ!」
87: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:49:16.28 :XlWhQm4m0
Chapter3 「Big Eater」
Chapter3 「Big Eater」
88: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:51:03.48 :XlWhQm4m0
ユニットの名前が決まったのは、昨日の城ケ崎美嘉のライブが終わった後の事
事務所に戻って明日のスケジュールについて確認していた時の事だった
P「今日は解散の前に一つ、決めておかなければならないことがある」
周子「なに?」
P「お前らは明日、二人一組のアイドルユニットとしてオーディションに参加することになる」
「つまり、ユニット名が必要なんだ」
周子「あぁ、ユニット名かー」
「適当に『かなしゅー』とかじゃダメなん?」
奏「流石にそんなに適当じゃあ...ねぇ?」
ユニットの名前が決まったのは、昨日の城ケ崎美嘉のライブが終わった後の事
事務所に戻って明日のスケジュールについて確認していた時の事だった
P「今日は解散の前に一つ、決めておかなければならないことがある」
周子「なに?」
P「お前らは明日、二人一組のアイドルユニットとしてオーディションに参加することになる」
「つまり、ユニット名が必要なんだ」
周子「あぁ、ユニット名かー」
「適当に『かなしゅー』とかじゃダメなん?」
奏「流石にそんなに適当じゃあ...ねぇ?」
89: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:52:23.79 :XlWhQm4m0
P「もちろんダメだぞ」
周子「なんで?結構語呂もいいと思うんだけど」
「ユニット名ってそんな重要なん?」
P「ユニット名ってのは審査員の目に一番最初に入るものだ。それがいかにも適当な名前だったらその時点で印象悪くなる」
「ジャージ着た人とスーツ着た人、どっちがパッと見で信用できそうかっていったら断然後者だろ?そういうことだよ」
周子「なるほどねぇ、じゃあちゃんと考えないとだめかぁ」
奏「Pさんは何か案ある?」
P「...『かな&しゅーこ』?」
奏「却下よ」
周子「てか、それほとんどあたしのパクリやん!?」
P「もちろんダメだぞ」
周子「なんで?結構語呂もいいと思うんだけど」
「ユニット名ってそんな重要なん?」
P「ユニット名ってのは審査員の目に一番最初に入るものだ。それがいかにも適当な名前だったらその時点で印象悪くなる」
「ジャージ着た人とスーツ着た人、どっちがパッと見で信用できそうかっていったら断然後者だろ?そういうことだよ」
周子「なるほどねぇ、じゃあちゃんと考えないとだめかぁ」
奏「Pさんは何か案ある?」
P「...『かな&しゅーこ』?」
奏「却下よ」
周子「てか、それほとんどあたしのパクリやん!?」
90: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:55:05.25 :XlWhQm4m0
P「だっていいのが全然思いつかねぇんだもん!俺昔からこういうの苦手だし!」」
周子「プロデューサーなんだからそこは頑張ってよ!」
P「いやーそういわれても...そうだ!奏はなんかあるか?」
奏「そうねぇ....」
確かに、急に言われてパッと思い付くようなものではない
でもこの二人に任せたらとんでもない名前になりそうだし...
P「だっていいのが全然思いつかねぇんだもん!俺昔からこういうの苦手だし!」」
周子「プロデューサーなんだからそこは頑張ってよ!」
P「いやーそういわれても...そうだ!奏はなんかあるか?」
奏「そうねぇ....」
確かに、急に言われてパッと思い付くようなものではない
でもこの二人に任せたらとんでもない名前になりそうだし...
91: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:56:29.06 :XlWhQm4m0
奏「そういえばさっきのライブを見て思ったのだけど、アイドルってまるで満月みたいよね」
周子「どういうこと?」
奏「さっきのライブハウス、暗かったし、人もいっぱいいたでしょ?でも、そんな状況でも、彼女はその場にいる人々全ての心を狂ったように燃え上がらせた」
「きっとアイドルって、そういう存在なんだと思う。地球のどんな場所、どんな暗い夜の中でも人々の目を、思考を奪って支配する、満月のような存在」
「そして、私もそういうアイドルに、満月のようなアイドルになりたいって、そう思った。」
「だから...そうね、私と周子、二つの満月...」
奏「そういえばさっきのライブを見て思ったのだけど、アイドルってまるで満月みたいよね」
周子「どういうこと?」
奏「さっきのライブハウス、暗かったし、人もいっぱいいたでしょ?でも、そんな状況でも、彼女はその場にいる人々全ての心を狂ったように燃え上がらせた」
「きっとアイドルって、そういう存在なんだと思う。地球のどんな場所、どんな暗い夜の中でも人々の目を、思考を奪って支配する、満月のような存在」
「そして、私もそういうアイドルに、満月のようなアイドルになりたいって、そう思った。」
「だから...そうね、私と周子、二つの満月...」
92: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:57:05.05 :XlWhQm4m0
『デュアルフルムーン』、なんてどうかしら?
『デュアルフルムーン』、なんてどうかしら?
93: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 16:58:32.63 :XlWhQm4m0
周子「いやー無事に決まって良かったねーほんと」
P「ああ、これなら審査員に悪い印象を与えることもないだろう」
奏「ええ、『かなしゅー』よりはいいと思うわ」
P「そうだな、ホントに何考えてたんだろうな周子」
周子「いや、Pさんは人のこと言えないでしょ!」
P「あー聞こえませーん!...まぁ結局、どんなにいいユニット名でも中身が伴ってなきゃ合格はできない」
「お前ら、準備は大丈夫か?」
奏「準備か...そうね、心の準備は...やっぱりまだ緊張はある、かな?」
初めてのオーディションだもの、嫌でも緊張はして、心臓はバクバクと高鳴る...
周子「いやー無事に決まって良かったねーほんと」
P「ああ、これなら審査員に悪い印象を与えることもないだろう」
奏「ええ、『かなしゅー』よりはいいと思うわ」
P「そうだな、ホントに何考えてたんだろうな周子」
周子「いや、Pさんは人のこと言えないでしょ!」
P「あー聞こえませーん!...まぁ結局、どんなにいいユニット名でも中身が伴ってなきゃ合格はできない」
「お前ら、準備は大丈夫か?」
奏「準備か...そうね、心の準備は...やっぱりまだ緊張はある、かな?」
初めてのオーディションだもの、嫌でも緊張はして、心臓はバクバクと高鳴る...
94: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:00:38.64 :XlWhQm4m0
でも、恐怖はない
周子「大丈夫だよ奏ちゃん」
「だって、あたしには奏ちゃんがいるし、奏ちゃんにはあたしがついてるし!」
「それに、Pさんもちゃんと見ててくれるでしょ?」
そう、私達は一人じゃない
一人でレッスンを続けたわけでも、一人で戦いに挑むわけでもない
スカウトされる前、あの頃の、『普通の女の子』の速水奏には無かったもの
でも、今の『アイドル』の速水奏には、それがある
同じ道を、一緒に歩いてくれる仲間が
そして、私達を導いてくれる人が
でも、恐怖はない
周子「大丈夫だよ奏ちゃん」
「だって、あたしには奏ちゃんがいるし、奏ちゃんにはあたしがついてるし!」
「それに、Pさんもちゃんと見ててくれるでしょ?」
そう、私達は一人じゃない
一人でレッスンを続けたわけでも、一人で戦いに挑むわけでもない
スカウトされる前、あの頃の、『普通の女の子』の速水奏には無かったもの
でも、今の『アイドル』の速水奏には、それがある
同じ道を、一緒に歩いてくれる仲間が
そして、私達を導いてくれる人が
95: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:01:48.18 :XlWhQm4m0
奏「一緒にレッスンをした周子と、素人の私たちに技術を叩き込んでくれたトレーナーさん
「そして、この道へ導いてくれたプロデューサーさん」
「一人じゃないって分かってる、だから、怖いものなんてないわ」
「覚悟は、とうに出来てる」
P「...そうか」
「それなら、期待してる。」
周子「じゃあ、期待に答えられたらご褒美ってことで、今日のご飯奢ってよ。お寿司食とかべたい気分なんだ」
P「いいぞ、合格出来たらそれくらい奢ってやる」
周子「回らないやつね」
P「回転寿司です」
周子「ケチー!」
奏「一緒にレッスンをした周子と、素人の私たちに技術を叩き込んでくれたトレーナーさん
「そして、この道へ導いてくれたプロデューサーさん」
「一人じゃないって分かってる、だから、怖いものなんてないわ」
「覚悟は、とうに出来てる」
P「...そうか」
「それなら、期待してる。」
周子「じゃあ、期待に答えられたらご褒美ってことで、今日のご飯奢ってよ。お寿司食とかべたい気分なんだ」
P「いいぞ、合格出来たらそれくらい奢ってやる」
周子「回らないやつね」
P「回転寿司です」
周子「ケチー!」
96: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:03:30.54 :XlWhQm4m0
=========================オーディション会場===================================
周子「ここが会場...」
奏「思ったより普通の場所ね」
向かった先は、城ケ崎美嘉の所属している事務所、061プロダクションのあるビルの一室
奏「一応ライブするなら、何かしらステージでもあるのかと思ったけど」
P「流石にオーディションでそこまで予算かかる用意はしないだろ。061プロもそんなに大きい事務所ではないからな」
奏「あら、意外ね。あんな凄いアイドルがいるんだから大きな事務所かと思ってたのだけど」
P「逆に言えばあの子ぐらいしかパッとしたのが居ないっていうか...」
=========================オーディション会場===================================
周子「ここが会場...」
奏「思ったより普通の場所ね」
向かった先は、城ケ崎美嘉の所属している事務所、061プロダクションのあるビルの一室
奏「一応ライブするなら、何かしらステージでもあるのかと思ったけど」
P「流石にオーディションでそこまで予算かかる用意はしないだろ。061プロもそんなに大きい事務所ではないからな」
奏「あら、意外ね。あんな凄いアイドルがいるんだから大きな事務所かと思ってたのだけど」
P「逆に言えばあの子ぐらいしかパッとしたのが居ないっていうか...」
97: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:05:33.88 :XlWhQm4m0
周子「控室、思ったより人少ないね。てか、少なすぎない?」
確かに、私達含めても控室のアイドルは5人...あまりにも少ない
っていうかあの3人ずっと固まってるから多分ユニットよね?
ということは...
奏「ねぇ...もしかして私達含めて2ユニットしかいなくない?」
周子「いやまさか...だって、合格したらあの城ケ崎美嘉と踊れるんだよ!?」
「あたし達だいぶ早く着いたし、皆まだ来てないだけとかじゃ?」
P「いや...それがそのまさからしい...」
奏 周子「ええっ!?」
な、何故?
あれだけの人気アイドルなんだから、もっと、それこそ数十人以上応募者がきてもおかしくないはず...
周子「控室、思ったより人少ないね。てか、少なすぎない?」
確かに、私達含めても控室のアイドルは5人...あまりにも少ない
っていうかあの3人ずっと固まってるから多分ユニットよね?
ということは...
奏「ねぇ...もしかして私達含めて2ユニットしかいなくない?」
周子「いやまさか...だって、合格したらあの城ケ崎美嘉と踊れるんだよ!?」
「あたし達だいぶ早く着いたし、皆まだ来てないだけとかじゃ?」
P「いや...それがそのまさからしい...」
奏 周子「ええっ!?」
な、何故?
あれだけの人気アイドルなんだから、もっと、それこそ数十人以上応募者がきてもおかしくないはず...
98: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:08:45.60 :XlWhQm4m0
P「『なんか少ないけどもしかして会場間違えてます?』ってさっき運営の人に聞いてみたんだけどさ」
運営(『間違えてませんよ、ただ...キャンセルが続出しまして』)
P「だってさ」
奏「キャンセルですって?」
周子「そりゃまたなんで?」
P「一週間くらい前まではやっぱ応募多かったんだけど、あのユニット...」
「『ゴーイング娘』が応募した途端、皆キャンセルしちまったんだと」
奏「ゴーイング娘?」
周子「どっかで聞いたことがあるような...」
P「ゴーイング娘はEランクの中でもここ最近特に人気なユニット」
「...おそらく、今一番Dランクに近いEランクユニットだ」
奏「そんな...」
つまり、私達より一つ上のランクの中でもトップクラスって事?
そんな相手とこれから戦うの...?
P「『なんか少ないけどもしかして会場間違えてます?』ってさっき運営の人に聞いてみたんだけどさ」
運営(『間違えてませんよ、ただ...キャンセルが続出しまして』)
P「だってさ」
奏「キャンセルですって?」
周子「そりゃまたなんで?」
P「一週間くらい前まではやっぱ応募多かったんだけど、あのユニット...」
「『ゴーイング娘』が応募した途端、皆キャンセルしちまったんだと」
奏「ゴーイング娘?」
周子「どっかで聞いたことがあるような...」
P「ゴーイング娘はEランクの中でもここ最近特に人気なユニット」
「...おそらく、今一番Dランクに近いEランクユニットだ」
奏「そんな...」
つまり、私達より一つ上のランクの中でもトップクラスって事?
そんな相手とこれから戦うの...?
99: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:10:16.83 :XlWhQm4m0
P「勝てるのかって?」
奏「え?」
P「いや、今の聞いてビビったかなって」
奏「...いいえ」
「負けるかもしれない、確かに、少しそう思った。」
「でも...それ以上に、"勝ちたい"」
周子「そやねぇ...確かに手ごわい相手だけど、それでも勝ちたいって気持ちに変わりはないかな」
「どんな相手でも、奏ちゃんと一緒に、ちゃんとアイドルになりたいもん。だから、負けるつもりはないかな」
P「...なんだ、お前ら、しっかり仕上がってたみたいだな。安心したよ」
「じゃあ本番に備えて、お前らに今回の作戦とちょっとしたおまじないを教えとく」
奏「おまじない?」
P「なんだかんだ初めてのオーディションで緊張は嫌でもしてるだろ?それを解すおまじないだ」
P「勝てるのかって?」
奏「え?」
P「いや、今の聞いてビビったかなって」
奏「...いいえ」
「負けるかもしれない、確かに、少しそう思った。」
「でも...それ以上に、"勝ちたい"」
周子「そやねぇ...確かに手ごわい相手だけど、それでも勝ちたいって気持ちに変わりはないかな」
「どんな相手でも、奏ちゃんと一緒に、ちゃんとアイドルになりたいもん。だから、負けるつもりはないかな」
P「...なんだ、お前ら、しっかり仕上がってたみたいだな。安心したよ」
「じゃあ本番に備えて、お前らに今回の作戦とちょっとしたおまじないを教えとく」
奏「おまじない?」
P「なんだかんだ初めてのオーディションで緊張は嫌でもしてるだろ?それを解すおまじないだ」
100: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:11:40.79 :XlWhQm4m0
P「なあに簡単な話さ、我が社の社訓を思い出したまえ」
奏 周子「!」
P「人間、心に余裕がないときは何事もうまくいかないもんだ」
「だから、こういう逆境の時こそ楽しむ心を忘れるな」
「それさえ忘れなければ、きっとどんな時だって、最高の自分になれるはずさ...」
P「なあに簡単な話さ、我が社の社訓を思い出したまえ」
奏 周子「!」
P「人間、心に余裕がないときは何事もうまくいかないもんだ」
「だから、こういう逆境の時こそ楽しむ心を忘れるな」
「それさえ忘れなければ、きっとどんな時だって、最高の自分になれるはずさ...」
101: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:13:35.22 :XlWhQm4m0
周子「奏ちゃん」
奏「なぁに?」
周子「今日は、最高に楽しい日になるね。きっと」
奏「ふふっ...そうね」
ううん、"きっと"なんて曖昧じゃない。
今日は最高の一日だって、そう確信してる
周子「じゃあ、行こうか、奏ちゃん」
奏「えぇ、行きましょ、周子」
いつもテキトーに流れてぬくぬく生きるのがしゅーこちゃんの信条だけど
今日は、ちょっと真剣になるとしましょか!
周子「奏ちゃん」
奏「なぁに?」
周子「今日は、最高に楽しい日になるね。きっと」
奏「ふふっ...そうね」
ううん、"きっと"なんて曖昧じゃない。
今日は最高の一日だって、そう確信してる
周子「じゃあ、行こうか、奏ちゃん」
奏「えぇ、行きましょ、周子」
いつもテキトーに流れてぬくぬく生きるのがしゅーこちゃんの信条だけど
今日は、ちょっと真剣になるとしましょか!
102: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 17:19:15.56 :XlWhQm4m0
一端ここまででー、続きはまた夜に
なんでかなしゅーは公式で二人だけのユニットがないんや...フレしゅーとかなフレはあるのに
なお、扱いが悪くなりそうな登場人物は特にストーリー的に重要な立場じゃない限りは原作のアイドルを使わず今回のゴーイング娘の様に適当なオリキャラをその時その時で突っ込んでいこうと思います
一端ここまででー、続きはまた夜に
なんでかなしゅーは公式で二人だけのユニットがないんや...フレしゅーとかなフレはあるのに
なお、扱いが悪くなりそうな登場人物は特にストーリー的に重要な立場じゃない限りは原作のアイドルを使わず今回のゴーイング娘の様に適当なオリキャラをその時その時で突っ込んでいこうと思います
103:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2019/03/24(日) 17:24:25.57 :TTuNKNNDO
あんまりオリジナルに色を付けすぎると、アンチがたかるから気をつけてね
あんまりオリジナルに色を付けすぎると、アンチがたかるから気をつけてね
104: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 22:50:12.05 :XlWhQm4m0
オリキャラは基本その時だけの使いきりなので多分大丈夫...のはず
それでは、Chapter3続き投下していきます
オリキャラは基本その時だけの使いきりなので多分大丈夫...のはず
それでは、Chapter3続き投下していきます
105: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 22:52:03.05 :XlWhQm4m0
Dに最も近いEランクアイドル
なんて世間では言われてるみたいだが、実はゴーイング娘の人気は何も全部実力ってわけじゃあねぇ
いろんなとこに金ばら撒いてゴリ押した"ハリボテ"ではある。
だがそれで十分だ、世間様からの評判を得るにはな
バカな民衆はマスコミや周りの評価に合わせて物事を評価する。
だからちょっとTV局やら出版社に金回して、いかにも人気アイドルっぽい宣伝をしてもらえば実力が伴わなくたって評価してくれる
ライバルになりそうな他の事務所のEランク共も、事務所のお偉いさんとちょっと「お話」すれば向こうが勝手にキャンセルしてくれる
Fランクのザコ共に至っては、ゴーイング娘の「看板」にビビってハナから逃げ出す
まあそりゃそうだ、負けるとわかってるオーディションを受けに来る奴はいない
そのはずだったんだが...まったく頭のおかしなな奴等もいたもんだ
Dに最も近いEランクアイドル
なんて世間では言われてるみたいだが、実はゴーイング娘の人気は何も全部実力ってわけじゃあねぇ
いろんなとこに金ばら撒いてゴリ押した"ハリボテ"ではある。
だがそれで十分だ、世間様からの評判を得るにはな
バカな民衆はマスコミや周りの評価に合わせて物事を評価する。
だからちょっとTV局やら出版社に金回して、いかにも人気アイドルっぽい宣伝をしてもらえば実力が伴わなくたって評価してくれる
ライバルになりそうな他の事務所のEランク共も、事務所のお偉いさんとちょっと「お話」すれば向こうが勝手にキャンセルしてくれる
Fランクのザコ共に至っては、ゴーイング娘の「看板」にビビってハナから逃げ出す
まあそりゃそうだ、負けるとわかってるオーディションを受けに来る奴はいない
そのはずだったんだが...まったく頭のおかしなな奴等もいたもんだ
106: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 22:53:01.88 :XlWhQm4m0
ド新人のFランクの癖して、我が社に歯向かおうなんて。
しかも聞けばまだ出来て3か月そこらの底辺事務所だっていうじゃねえか
そんな底辺が、資金力もコネも圧倒的に上のウチと相手になると本気で思ってんのかねぇ
...あれが向こうのプロデューサーか
どんな頭のイカれた奴か、ちょっと確かめてみるとするかねぇ
ゴーイング娘P(以下ゴP)「よぉ、あんたが811プロのプロデューサーか?」
P「そうですが...そういう貴方はゴーイング娘のプロデューサーですか?」
ゴP「そうだよ、これからお前らが敗北する相手さ」
P「まだ始まってすらいませんが?」
ド新人のFランクの癖して、我が社に歯向かおうなんて。
しかも聞けばまだ出来て3か月そこらの底辺事務所だっていうじゃねえか
そんな底辺が、資金力もコネも圧倒的に上のウチと相手になると本気で思ってんのかねぇ
...あれが向こうのプロデューサーか
どんな頭のイカれた奴か、ちょっと確かめてみるとするかねぇ
ゴーイング娘P(以下ゴP)「よぉ、あんたが811プロのプロデューサーか?」
P「そうですが...そういう貴方はゴーイング娘のプロデューサーですか?」
ゴP「そうだよ、これからお前らが敗北する相手さ」
P「まだ始まってすらいませんが?」
107: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 22:54:52.19 :XlWhQm4m0
ゴP「いーやもう終わってんの、ポッと出の事務所のポッと出アイドルが、俺たちに勝てるわけないだろうが」
「それにしてもあのデュアルフルムーンとかいうユニットも可哀想だねぇ」
「あんたみたいな頭のおかしいプロデューサーのせいで初めてのオーディションで無様に負けるんだから」
P「それは、あの子達の実力を甘く見過ぎですよ」
ゴP「実力ゥ?そんなもん意味ねぇよ」
「所詮芸能界なんて金とコネ、それさえあればどんな女でもトップに押し上げられるのさ」
「逆に、それがないお前らはこの先どうやったって売れない。分かるか?」
P「...なるほど、だからか」
ゴP「あぁ?」
ゴP「いーやもう終わってんの、ポッと出の事務所のポッと出アイドルが、俺たちに勝てるわけないだろうが」
「それにしてもあのデュアルフルムーンとかいうユニットも可哀想だねぇ」
「あんたみたいな頭のおかしいプロデューサーのせいで初めてのオーディションで無様に負けるんだから」
P「それは、あの子達の実力を甘く見過ぎですよ」
ゴP「実力ゥ?そんなもん意味ねぇよ」
「所詮芸能界なんて金とコネ、それさえあればどんな女でもトップに押し上げられるのさ」
「逆に、それがないお前らはこの先どうやったって売れない。分かるか?」
P「...なるほど、だからか」
ゴP「あぁ?」
108: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 22:58:11.10 :XlWhQm4m0
P「だからあんたのとこのアイドル、全然楽しそうじゃなかったんだなって」
「さっき控室で見てた時、あの子達別に緊張してるようには見えなかったのに、なーんか表情暗いって思ってたんだよ」
「そうやって事務所のゴリ押しと不正で売り出されてるのが分かってるから、折角アイドルとして活躍出来てるのに楽しめてないんだ」
ゴP「ハッ!何を言うかと思えば」
「楽しみなんて必要ねえんだよ!アイドルは商品、ただ会社の為に売れることがプロダクションにとってのアイドルの存在価値なんだからな」
P「ハアァーーーー.......」
「あんた、全然わかってねえな」
ゴP「なんだ、負け惜しみか?」
P「だからあんたのとこのアイドル、全然楽しそうじゃなかったんだなって」
「さっき控室で見てた時、あの子達別に緊張してるようには見えなかったのに、なーんか表情暗いって思ってたんだよ」
「そうやって事務所のゴリ押しと不正で売り出されてるのが分かってるから、折角アイドルとして活躍出来てるのに楽しめてないんだ」
ゴP「ハッ!何を言うかと思えば」
「楽しみなんて必要ねえんだよ!アイドルは商品、ただ会社の為に売れることがプロダクションにとってのアイドルの存在価値なんだからな」
P「ハアァーーーー.......」
「あんた、全然わかってねえな」
ゴP「なんだ、負け惜しみか?」
109: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:00:07.86 :XlWhQm4m0
P「今日食われるのはあんた達って事だよ」
P「今日食われるのはあんた達って事だよ」
110: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:02:29.59 :XlWhQm4m0
ゴP「なんだと?」
P「あんたは分かってねえんだ、本当の『アイドル』ってもんが」
「まあ審査を見てみろよ、そしたらわかるさ」
...こいつはとんだ馬鹿野郎だな
まぁいい、せいぜいイキっとけ底辺プロデューサー
ゴP「なんだと?」
P「あんたは分かってねえんだ、本当の『アイドル』ってもんが」
「まあ審査を見てみろよ、そしたらわかるさ」
...こいつはとんだ馬鹿野郎だな
まぁいい、せいぜいイキっとけ底辺プロデューサー
111: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:07:03.47 :XlWhQm4m0
ライブバトルの審査は3回に分けて行われる
そして1回の審査が終わるごとに、その審査での得点を表す星が3科目5個づつ、計15の割り振りわけられ、その結果が公表される
この結果を踏まえて、審査終了ごとに作戦を考えて次の審査に臨むのがライブバトルの定石だ
そしてちょうど第一審査の結果が発表された
まぁこの結果を見ればあの底辺も力の差ってのを思い知るだろう
...そのはずだった
ライブバトルの審査は3回に分けて行われる
そして1回の審査が終わるごとに、その審査での得点を表す星が3科目5個づつ、計15の割り振りわけられ、その結果が公表される
この結果を踏まえて、審査終了ごとに作戦を考えて次の審査に臨むのがライブバトルの定石だ
そしてちょうど第一審査の結果が発表された
まぁこの結果を見ればあの底辺も力の差ってのを思い知るだろう
...そのはずだった
112: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:07:51.05 :XlWhQm4m0
ゴP「ど、どういうことだ!」
相手は底辺プロの底辺アイドルユニット一組
その上こっちより人数も少ないというどう考えても舐めてるとしか思えないやつらだ
なのに!
ゴーイング娘 デュアルフルムーン
Da ☆×2 ☆×3
Vi ☆×1 ☆×4
Vo ☆×2 ☆×3
現在合計 ☆×5 ☆×10
ゴP「何故だ!?なぜ負けてる!?」
ゴP「ど、どういうことだ!」
相手は底辺プロの底辺アイドルユニット一組
その上こっちより人数も少ないというどう考えても舐めてるとしか思えないやつらだ
なのに!
ゴーイング娘 デュアルフルムーン
Da ☆×2 ☆×3
Vi ☆×1 ☆×4
Vo ☆×2 ☆×3
現在合計 ☆×5 ☆×10
ゴP「何故だ!?なぜ負けてる!?」
113: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:09:23.02 :XlWhQm4m0
P「おー、やるじゃんあいつら」
ゴP「クソッ、何やってんだあいつらは」
P「折角インターバルなんだしちゃんと指示出しに行ったらどうだ?」
「第2、第3審査の結果次第では、まだ覆せるかもしれないぞ?」
ゴP「...チッ!」
言われるまでもなく、審査会場のゴーイング娘の元へ向かう
ゴP「おいてめぇら!何ヘマやらかしてんだ!」
ゴーイング娘1「ひっ!ぷ、プロデューサー...」
ゴーイング娘2「ごめんなさい...油断してました...」
ゴP「油断!?相手はFランクのド新人だぞ!?油断したって勝てる相手だろうが!」
ゴーイング娘3「で、でも...」
ゴP「...まぁいい、なら次の審査は本気でやれ」
「あんな底辺共に負けたら...分かってるな?」
ゴ3「わ、分かりました」
これだけ釘を刺しとけば次は勝つだろう
ちょっとはやるみたいだが、奴らはどうせド新人
いくらゴリ押しで売り出されてるこいつらでも、素人に負けるほど安い実力じゃない
P「おー、やるじゃんあいつら」
ゴP「クソッ、何やってんだあいつらは」
P「折角インターバルなんだしちゃんと指示出しに行ったらどうだ?」
「第2、第3審査の結果次第では、まだ覆せるかもしれないぞ?」
ゴP「...チッ!」
言われるまでもなく、審査会場のゴーイング娘の元へ向かう
ゴP「おいてめぇら!何ヘマやらかしてんだ!」
ゴーイング娘1「ひっ!ぷ、プロデューサー...」
ゴーイング娘2「ごめんなさい...油断してました...」
ゴP「油断!?相手はFランクのド新人だぞ!?油断したって勝てる相手だろうが!」
ゴーイング娘3「で、でも...」
ゴP「...まぁいい、なら次の審査は本気でやれ」
「あんな底辺共に負けたら...分かってるな?」
ゴ3「わ、分かりました」
これだけ釘を刺しとけば次は勝つだろう
ちょっとはやるみたいだが、奴らはどうせド新人
いくらゴリ押しで売り出されてるこいつらでも、素人に負けるほど安い実力じゃない
114: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:12:15.74 :XlWhQm4m0
>>112
得点表がバグってました、修正版を上げときます
ゴーイング娘 デュアルフルムーン
Da ☆×2 ☆×3
Vi ☆×1 ☆×4
Vo ☆×2 ☆×3
現在合計 ☆×5 ☆×10
>>112
得点表がバグってました、修正版を上げときます
ゴーイング娘 デュアルフルムーン
Da ☆×2 ☆×3
Vi ☆×1 ☆×4
Vo ☆×2 ☆×3
現在合計 ☆×5 ☆×10
115: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:13:45.60 :XlWhQm4m0
P「なんか穏やかじゃない指示だったな」
ゴP「うるせぇ、そういうお前は行かなくていいのか?」
P「もう話してきたよ、く○寿司とかっ○寿司どっちがいいか」
ゴP「何の指示だ!?」
しかもどっちみち回転寿司じゃねぇか!?
P「今日勝ったら奢る約束してんだよ」
ゴP「...今のうちにいい気になってやがれ」
「もう勝ったつもりみてぇだが、次の審査はこうはいかねぇぞ」
P「びっくらポンやりたいからく○寿司のほうがいいって」
ゴP「聞いてねぇよ!ていうか聞けよ!?」
P「なんか穏やかじゃない指示だったな」
ゴP「うるせぇ、そういうお前は行かなくていいのか?」
P「もう話してきたよ、く○寿司とかっ○寿司どっちがいいか」
ゴP「何の指示だ!?」
しかもどっちみち回転寿司じゃねぇか!?
P「今日勝ったら奢る約束してんだよ」
ゴP「...今のうちにいい気になってやがれ」
「もう勝ったつもりみてぇだが、次の審査はこうはいかねぇぞ」
P「びっくらポンやりたいからく○寿司のほうがいいって」
ゴP「聞いてねぇよ!ていうか聞けよ!?」
116: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:15:43.10 :XlWhQm4m0
第2審査結果
ゴーイング娘 デュアルフルムーン
Da ☆×0 ☆×5
Vi ☆×2 ☆×3
Vo ☆×1 ☆×4
現在合計 ☆×8 ☆×22
ゴP「はああああああああああああああ!?」
第2審査結果
ゴーイング娘 デュアルフルムーン
Da ☆×0 ☆×5
Vi ☆×2 ☆×3
Vo ☆×1 ☆×4
現在合計 ☆×8 ☆×22
ゴP「はああああああああああああああ!?」
117: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:16:30.54 :XlWhQm4m0
どういうことだ!?
なんで、なんで!?
ゴP「Daの星が、全部取られてるッ!?」
「何故だ!?てめぇ...一体どんな手を使いやがった!?」
P「あぁ?そんなの言わなくても分かるだろ?」
ゴP「ッ!」
そうだ、こいつの言う通り原因は分かってる
審査の途中、ゴ2がステップを踏み外しやがったのだ
それを皮切りにダンスはめちゃくちゃ、他のアピールも乱れた
その結果がこれだ。
どういうことだ!?
なんで、なんで!?
ゴP「Daの星が、全部取られてるッ!?」
「何故だ!?てめぇ...一体どんな手を使いやがった!?」
P「あぁ?そんなの言わなくても分かるだろ?」
ゴP「ッ!」
そうだ、こいつの言う通り原因は分かってる
審査の途中、ゴ2がステップを踏み外しやがったのだ
それを皮切りにダンスはめちゃくちゃ、他のアピールも乱れた
その結果がこれだ。
118: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:19:01.35 :XlWhQm4m0
P「...いや、なんかちゃんとわかってなさそうだから教えてやる」
「原因はあんただよ、あんた」
ゴP「あぁ?どういう意味だ?」
P「人は心が追い詰められてるときは何やったって失敗する」
「格下に負けて焦ってる状況であんな怒鳴りつけたら、そりゃあうまくいかなくなるさ」
ゴP「舐めた口ききやがって...!!」
P「俺にキレるよりさっさとフォローに行ってやれよ、じゃないと次はDaの星どころじゃすまさねぇぞ?」
ゴP「...チッ!」
ふざけんな!俺のせいだと!
どう考えてもあいつらがあんなザコ共相手に腑抜けてるのが悪いんだろ!
再び釘を刺しに行くため、あいつらのところへ向かう
P「...いや、なんかちゃんとわかってなさそうだから教えてやる」
「原因はあんただよ、あんた」
ゴP「あぁ?どういう意味だ?」
P「人は心が追い詰められてるときは何やったって失敗する」
「格下に負けて焦ってる状況であんな怒鳴りつけたら、そりゃあうまくいかなくなるさ」
ゴP「舐めた口ききやがって...!!」
P「俺にキレるよりさっさとフォローに行ってやれよ、じゃないと次はDaの星どころじゃすまさねぇぞ?」
ゴP「...チッ!」
ふざけんな!俺のせいだと!
どう考えてもあいつらがあんなザコ共相手に腑抜けてるのが悪いんだろ!
再び釘を刺しに行くため、あいつらのところへ向かう
119: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:19:35.50 :XlWhQm4m0
ゴP「てめぇらぁ...なんだあのアピールは」
ゴ2「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
ゴ3「許して下さい...お願いします」
ゴP「うるせぇ!ごめんで済むわけねぇだろ!」
ゴ1「やめてよ!二人をいじめないで!」
ゴP「あぁ!生意気いうんじゃねぇ小娘!」
商品風情が舐めやがって...
このクソガキ、一遍痛い目見ねぇと分かんねえのか!?
ゴP「てめぇらぁ...なんだあのアピールは」
ゴ2「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
ゴ3「許して下さい...お願いします」
ゴP「うるせぇ!ごめんで済むわけねぇだろ!」
ゴ1「やめてよ!二人をいじめないで!」
ゴP「あぁ!生意気いうんじゃねぇ小娘!」
商品風情が舐めやがって...
このクソガキ、一遍痛い目見ねぇと分かんねえのか!?
120: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:20:40.71 :XlWhQm4m0
???「やめなよ」
ゴP「あぁ?」
周子「あんたがそうやって追い詰めるから、さっきからそっちの子達、全然上手くいってないじゃん」
奏「貴方、最低ね、自分の無能を棚上げして、女の子に手を上げようとするなんて」
ゴP「てめぇら...811プロの...」
周子「あたし達折角の初オーディションなんだから、楽しくやりたいんだよ」
「だから、あんたはさっさと消えてくんない?邪魔なんだよね、あたしたちにとっても、ゴーイング娘にとっても」
ゴP「クソ、このガキッ!」
???「やめなよ」
ゴP「あぁ?」
周子「あんたがそうやって追い詰めるから、さっきからそっちの子達、全然上手くいってないじゃん」
奏「貴方、最低ね、自分の無能を棚上げして、女の子に手を上げようとするなんて」
ゴP「てめぇら...811プロの...」
周子「あたし達折角の初オーディションなんだから、楽しくやりたいんだよ」
「だから、あんたはさっさと消えてくんない?邪魔なんだよね、あたしたちにとっても、ゴーイング娘にとっても」
ゴP「クソ、このガキッ!」
121: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:22:13.21 :XlWhQm4m0
P「おっとストップだ。相手のアイドルに手出したら反則負けだぞ?」
ゴP「てめぇ、放せ!」
P「あんたがおとなしく外野に引っ込んだらな」
「ほら、あんまりしつこいから審査員もめちゃくちゃ睨んでるぞ?」
ゴP「...クソッ!」
流石に暴れて反則負けにしたとなっちゃ首が危ういか...
P「ほら、さっさと戻るぞ。お前らは第3審査も頑張れよ」
奏「えぇ、任せて」
周子「じゃあねープロデューサーさん」
P「おっとストップだ。相手のアイドルに手出したら反則負けだぞ?」
ゴP「てめぇ、放せ!」
P「あんたがおとなしく外野に引っ込んだらな」
「ほら、あんまりしつこいから審査員もめちゃくちゃ睨んでるぞ?」
ゴP「...クソッ!」
流石に暴れて反則負けにしたとなっちゃ首が危ういか...
P「ほら、さっさと戻るぞ。お前らは第3審査も頑張れよ」
奏「えぇ、任せて」
周子「じゃあねープロデューサーさん」
122: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:24:33.17 :XlWhQm4m0
やっといなくなったわあの男
プロデューサーって、ああいうのもいるのね...
ゴ1「あ、あの...」
ゴ2「ありがとうございます...」
周子「いーよ気にしなくて、あたし達もムカついてたからさ」
ゴ3「でも...助けてもらいましたし...」
奏「うーん...じゃあこうしましょ」
「次の審査、あんな男の事は一端忘れて、このオーディションを精一杯楽しんでみてくれない?」
やっといなくなったわあの男
プロデューサーって、ああいうのもいるのね...
ゴ1「あ、あの...」
ゴ2「ありがとうございます...」
周子「いーよ気にしなくて、あたし達もムカついてたからさ」
ゴ3「でも...助けてもらいましたし...」
奏「うーん...じゃあこうしましょ」
「次の審査、あんな男の事は一端忘れて、このオーディションを精一杯楽しんでみてくれない?」
123: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:26:19.34 :XlWhQm4m0
ゴ1「楽しむ...?」
奏「そうよ、楽しんでちょうだい」
「だって相手も楽しんでくれないと、私達も楽しくないもの」
「それに、今を駆ける先輩アイドルの本気のパフォーマンスを、私達も見てみたいわ」
周子「心に余裕がないときはなんでも失敗するんだって」
「だから、一端気持ちリセットして、このオーディションを思いっきり楽しんでみようよ!」
ゴ2「オーディションを...」
ゴ3「楽しむ...」
ゴ1「...わかりました!」
ゴ1「楽しむ...?」
奏「そうよ、楽しんでちょうだい」
「だって相手も楽しんでくれないと、私達も楽しくないもの」
「それに、今を駆ける先輩アイドルの本気のパフォーマンスを、私達も見てみたいわ」
周子「心に余裕がないときはなんでも失敗するんだって」
「だから、一端気持ちリセットして、このオーディションを思いっきり楽しんでみようよ!」
ゴ2「オーディションを...」
ゴ3「楽しむ...」
ゴ1「...わかりました!」
124: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:28:09.77 :XlWhQm4m0
周子「よし!じゃあ次の審査、期待してるからね、先輩!」
ゴ1「はい!私達の本気、見せます!」
「そして次の星全部貰って、逆転しますから!」
あら...これは敵に塩を送り過ぎちゃったかしら?
でも...
奏 周子(こっちのほうが楽しい(わね!)(よねぇ!))
周子「よし!じゃあ次の審査、期待してるからね、先輩!」
ゴ1「はい!私達の本気、見せます!」
「そして次の星全部貰って、逆転しますから!」
あら...これは敵に塩を送り過ぎちゃったかしら?
でも...
奏 周子(こっちのほうが楽しい(わね!)(よねぇ!))
125: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:29:32.31 :XlWhQm4m0
流石、Eランクトップクラスのユニットね
ダンスもヴィジュアルも歌も、さっきまでとは比べ物にならないくらい力強い!
努力と経験に裏打ちされた、大迫力のアピールだわ!
審査員の目も、ゴーイング娘のパフォーマンスにどんどん惹かれていってる
このままだと、ホントに逆転されてしまうかも...
流石、Eランクトップクラスのユニットね
ダンスもヴィジュアルも歌も、さっきまでとは比べ物にならないくらい力強い!
努力と経験に裏打ちされた、大迫力のアピールだわ!
審査員の目も、ゴーイング娘のパフォーマンスにどんどん惹かれていってる
このままだと、ホントに逆転されてしまうかも...
126: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:31:09.15 :XlWhQm4m0
だけど!
奏 (だからって、負ける気はない)
周子(こんな所じゃ、まだ終われない)
奏&周子(私(あたし)達は今日、アイドルになるんだから!!)
だけど!
奏 (だからって、負ける気はない)
周子(こんな所じゃ、まだ終われない)
奏&周子(私(あたし)達は今日、アイドルになるんだから!!)
127: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:33:47.92 :XlWhQm4m0
奏(思い出せ、昨日のライブを)
周子(思い出せ、あの感動を)
このアピールに乗せて爆発させろ、私達の覚悟を!
アイドルになるって決めた、その覚悟を!
奏&周子(これが、私達の全力!!!)
奏(思い出せ、昨日のライブを)
周子(思い出せ、あの感動を)
このアピールに乗せて爆発させろ、私達の覚悟を!
アイドルになるって決めた、その覚悟を!
奏&周子(これが、私達の全力!!!)
128: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:35:46.64 :XlWhQm4m0
最終結果
ゴーイング娘 デュアルフルムーン
Da ☆×3 ☆×2
Vi ☆×2 ☆×3
Vo ☆×2 ☆×3
現在合計 ☆×15 ☆×30
最終結果
ゴーイング娘 デュアルフルムーン
Da ☆×3 ☆×2
Vi ☆×2 ☆×3
Vo ☆×2 ☆×3
現在合計 ☆×15 ☆×30
129: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:36:51.81 :XlWhQm4m0
=============く○寿司===============
P「では、初オーディション合格を祝って!」
奏 周子「乾杯!」
周子「なんか湯のみで乾杯するって違和感あるわぁ」
P「しょうがねぇだろ、回転寿司なんだから」
=============く○寿司===============
P「では、初オーディション合格を祝って!」
奏 周子「乾杯!」
周子「なんか湯のみで乾杯するって違和感あるわぁ」
P「しょうがねぇだろ、回転寿司なんだから」
130: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:39:48.03 :XlWhQm4m0
オーディションに合格した私達は、約束通りプロデューサーさんの奢りで回転寿司に来ていた
奏「それにしても、第3審査のゴーイング娘は素晴らしかったわ。最初からあの勢いでこられたら危なかったかも」
周子「終わった後もすごかったよ!あのアホデューサーに『私達、プロダクション辞めます!』って」
P「あのプロデューサー、会社に絞られるだろうなぁ」
「人気上昇中のユニット逃がしちまったんだから、最悪首切られるかも」
奏「自業自得よ」
周子「ゴーイング娘、また会えるといいね」
P「アイドル続けてれば、きっとまたぶつかることもあるだろうさ」
オーディションに合格した私達は、約束通りプロデューサーさんの奢りで回転寿司に来ていた
奏「それにしても、第3審査のゴーイング娘は素晴らしかったわ。最初からあの勢いでこられたら危なかったかも」
周子「終わった後もすごかったよ!あのアホデューサーに『私達、プロダクション辞めます!』って」
P「あのプロデューサー、会社に絞られるだろうなぁ」
「人気上昇中のユニット逃がしちまったんだから、最悪首切られるかも」
奏「自業自得よ」
周子「ゴーイング娘、また会えるといいね」
P「アイドル続けてれば、きっとまたぶつかることもあるだろうさ」
131: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:41:45.11 :XlWhQm4m0
P「それにしても...マジで美味いな、久々にこんなうまいもの食った気がする」
奏「いや確かに美味しいことは美味しいけど、回転寿司でそこまで?普段何食べてるのよ」
周子「そういえばあたし、こうやって奢ってもらう時以外のPさんがカ○リーメイトと10秒チャージ以外食べてるとこ見たことないんだけど」
P「まあ普段そればっか食ってるからな、食事の時間もったいないし」
奏「いや、もっとちゃんと栄養取りなさいよ。いつか倒れるわよ?」
P「今度からそうするよ...それにしてもホント美味いな....」
P「それにしても...マジで美味いな、久々にこんなうまいもの食った気がする」
奏「いや確かに美味しいことは美味しいけど、回転寿司でそこまで?普段何食べてるのよ」
周子「そういえばあたし、こうやって奢ってもらう時以外のPさんがカ○リーメイトと10秒チャージ以外食べてるとこ見たことないんだけど」
P「まあ普段そればっか食ってるからな、食事の時間もったいないし」
奏「いや、もっとちゃんと栄養取りなさいよ。いつか倒れるわよ?」
P「今度からそうするよ...それにしてもホント美味いな....」
132: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:44:07.36 :XlWhQm4m0
そうやって今日の事を振り返っていると、急に誰かに声をかけられた
???「貴方たちが『デュアルフルムーン』?」
奏「誰....って!」
周子「えっ!嘘!なんでこんなとこに!?」
私達に話しかけてきた人の名は...
美嘉「オーディション合格おめでとう★」
私達が来週バックダンサーとして出演するライブのメイン、『城ケ崎美嘉』!
そうやって今日の事を振り返っていると、急に誰かに声をかけられた
???「貴方たちが『デュアルフルムーン』?」
奏「誰....って!」
周子「えっ!嘘!なんでこんなとこに!?」
私達に話しかけてきた人の名は...
美嘉「オーディション合格おめでとう★」
私達が来週バックダンサーとして出演するライブのメイン、『城ケ崎美嘉』!
133: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:48:54.66 :XlWhQm4m0
奏「貴方...城ケ崎さん?」
美嘉「美嘉でいいよ、あたしも奏って呼ぶねっ★」
「さっき事務所でバックダンサーのオーディションが凄い白熱してたって聞いてね、その時近くのく○寿司に行くらしいって聞いたの」
「だから、会いに来ちゃった!」
P「それでわざわざ会いにに来てくれたんですね。いやぁ光栄です城ケ崎さん!」
美嘉「だから美嘉でいいし、敬語じゃなくてもいいよ。堅苦しいの苦手だし」
「それにしても...確かに二人とも凄い才能を感じる。あたしもうかうかしてると抜かれちゃいそうだな」
P「そんな、まだまだですよ。奏も周子も、熱くなりすぎて最後ステップ間違えてたし」
奏&周子「「えっ、ばれてたの!?」」
P「あったり前だろ。まぁ楽しんでるのは伝わってきたけどな」
奏「貴方...城ケ崎さん?」
美嘉「美嘉でいいよ、あたしも奏って呼ぶねっ★」
「さっき事務所でバックダンサーのオーディションが凄い白熱してたって聞いてね、その時近くのく○寿司に行くらしいって聞いたの」
「だから、会いに来ちゃった!」
P「それでわざわざ会いにに来てくれたんですね。いやぁ光栄です城ケ崎さん!」
美嘉「だから美嘉でいいし、敬語じゃなくてもいいよ。堅苦しいの苦手だし」
「それにしても...確かに二人とも凄い才能を感じる。あたしもうかうかしてると抜かれちゃいそうだな」
P「そんな、まだまだですよ。奏も周子も、熱くなりすぎて最後ステップ間違えてたし」
奏&周子「「えっ、ばれてたの!?」」
P「あったり前だろ。まぁ楽しんでるのは伝わってきたけどな」
134: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:53:13.82 :XlWhQm4m0
美嘉「でも見てみたかったな、二人のオーディション」
奏「ちゃんと来週、あなたのライブで見せてあげるわよ。ねっ?周子」
周子「もちろん!美嘉ちゃんも楽しみにしときやー」
美嘉「...うん、楽しみにしてるね★」
「来週のあたしのライブも楽しんでくれると嬉しいな、それじゃ今度はライブ会場でね!」
周子「お寿司食べていったら?Pさんの奢りだよ?」
P「おい」
美嘉「いやーあたし明日早いから早く帰って休まないと、それじゃまたねー★」
周子「ばいばーい!」
奏「また来週逢いましょう」
...そうか、私達、あの美嘉と一緒に踊れるんだ...!
来週のライブが待ち遠しいわね!
美嘉「でも見てみたかったな、二人のオーディション」
奏「ちゃんと来週、あなたのライブで見せてあげるわよ。ねっ?周子」
周子「もちろん!美嘉ちゃんも楽しみにしときやー」
美嘉「...うん、楽しみにしてるね★」
「来週のあたしのライブも楽しんでくれると嬉しいな、それじゃ今度はライブ会場でね!」
周子「お寿司食べていったら?Pさんの奢りだよ?」
P「おい」
美嘉「いやーあたし明日早いから早く帰って休まないと、それじゃまたねー★」
周子「ばいばーい!」
奏「また来週逢いましょう」
...そうか、私達、あの美嘉と一緒に踊れるんだ...!
来週のライブが待ち遠しいわね!
135: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:57:08.31 :XlWhQm4m0
周子「か、奏ちゃん、まだやるの?」
奏「ええ、当たるまでやるわよ」
P「か、奏、俺もうそろそろきついんだけど...」
奏「もう少し頑張ってね、私も周子ももう食べられないから」
P「はやく...早く当たってくれびっ○らポン....」
だが、現実は非常だった
皿のカウンターが100を数えた頃、ついにプロデューサーがダウン
最後の望みをかけた一投は、"はずれ"の文字を虚しく踊らせるだけだった...
P(びっ○らポンって天井ねぇのか...?)
周子「か、奏ちゃん、まだやるの?」
奏「ええ、当たるまでやるわよ」
P「か、奏、俺もうそろそろきついんだけど...」
奏「もう少し頑張ってね、私も周子ももう食べられないから」
P「はやく...早く当たってくれびっ○らポン....」
だが、現実は非常だった
皿のカウンターが100を数えた頃、ついにプロデューサーがダウン
最後の望みをかけた一投は、"はずれ"の文字を虚しく踊らせるだけだった...
P(びっ○らポンって天井ねぇのか...?)
136: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/24(日) 23:58:21.30 :XlWhQm4m0
美嘉「楽しむ...か」
「最後にお仕事が楽しいって思ったの、いつだっけ...?」
でも.....
美嘉「あたしがやらなきゃいけないんだから、頑張るしかないよね....」
美嘉「楽しむ...か」
「最後にお仕事が楽しいって思ったの、いつだっけ...?」
でも.....
美嘉「あたしがやらなきゃいけないんだから、頑張るしかないよね....」
137: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 00:00:29.41 :GtmaGAy20
『811プロから謎の超新星あらわる!?その名も『デュアルフルムーン』!』
『城ケ崎美嘉のライブに出演した811プロの新人アイドルユニット』
『彼女達は全くの新人でありながら、Eランク最大手ユニットゴーイング娘を下しバックダンサーの座を勝ち取り...』
『またこのライブで注目を集めたことから、デビューからわずか3日でEランクに昇格し...』
『811プロから謎の超新星あらわる!?その名も『デュアルフルムーン』!』
『城ケ崎美嘉のライブに出演した811プロの新人アイドルユニット』
『彼女達は全くの新人でありながら、Eランク最大手ユニットゴーイング娘を下しバックダンサーの座を勝ち取り...』
『またこのライブで注目を集めたことから、デビューからわずか3日でEランクに昇格し...』
138: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 00:01:12.40 :GtmaGAy20
ビルのモニターはさっきからずっとこのニュースばかり
アイドル...811プロか...
アメリカに飽きて、日本に帰ってきてからも中々退屈な日常ばかりだったけど
???「アイドルか...どんな香りがするんだろ」
これは、ちょっと追及してみないとね❤
to be continued....
ビルのモニターはさっきからずっとこのニュースばかり
アイドル...811プロか...
アメリカに飽きて、日本に帰ってきてからも中々退屈な日常ばかりだったけど
???「アイドルか...どんな香りがするんだろ」
これは、ちょっと追及してみないとね❤
to be continued....
139: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 00:03:25.12 :GtmaGAy20
Chapter3終了したところで今日はここまで―
続きはまた明日の夜で!
アメリカ帰りの謎の少女...一体何ノ瀬志希なんだ....
Chapter3終了したところで今日はここまで―
続きはまた明日の夜で!
アメリカ帰りの謎の少女...一体何ノ瀬志希なんだ....
140: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 00:59:42.84 :GtmaGAy20
プロローグ~Chapter3までの補足及びあらすじ(長いですが読まなくても特に問題はないです)
・プロローグ「Budding Fate」
P、奏をスカウト。ていうかデレステのメモリアルコミュ1そのまんま
なので特に語ることはなし。サブタイの意味は「芽生え始めた運命」
『速水 奏』
何かがあったらしく海で黄昏ていたが、この時悩んでた理由について公式の情報が少なすぎるので何があったのかはわからない
でも特にストーリーにその理由が絡むことはないので多分このssでは語られない
『P』
奏達のプロデューサー
と同時に811プロを設立し自ら社長の座についている
グラサンと深くかぶった帽子がトレードマークらしい
・Chapter1「Welcome to Happy Production!」
周子初登場、このssにおいてはアイドルだけじゃなく事務員も兼ねている
そして奏は筋肉痛。サブタイの意味はそのまんま「ようこそ811プロへ!」
『塩見周子』
奏より先に事務所に所属していたアイドル...兼事務員
正直事務員周子ってのがやりたかったというだけで811プロダクションが設立したばっかの事務所という設定になった
今は事務所近くのアパートに住んでいるが、部屋はPの隣らしい
『811プロダクション』
Pが設立した出来たてほやほやの芸能事務所
811の読みは「ハッピー」
外観は765プロを一回り大きくしてたるき亭の部分も事務所になっている感じ、レッスンルームもちゃんとある
しかし人数に対して建物が大きすぎて、使って無い部屋が多い
Chapter2「First Step」
このssにおいてのアイドルランクの解釈とか、オーディションのルールの説明回
ついでにベテトレさん登場、準レギュラーです
そしてベテトレさんの厳しいレッスンを乗り越えた奏と周子は、美嘉のライブを見て一層アイドルになるという決意を固めるのであった
やっぱ美嘉はすげぇよ...
サブタイの意味は「最初の一歩」、文字通りこのオーディションは811プロにとって最初の一歩なのだ
『ベテラントレーナー(青木さん)』
本名は公式設定より「青木 聖」
専属トレーナーではないのでレッスンの時はいつもいる訳ではないらしい
だがほぼ素人同然だった周子と奏を二週間で成長させる辺り、トレーナーとしての実力はとても高い
『城ケ崎 美嘉』
811プロではなく061プロ所属の先輩アイドル
設定を考えていた当初から、美嘉は先輩のカリスマアイドルと設定が決まっていた
今の奏と周子目標であり、憧れの存在でもある
書いてる側としては★を使うタイミングがよくわからないがどうすればいいんだろうか
Chapter3「Big Eater」
遂に迎えた初オーディション
協会推薦の説得力を上げるために相手は他の新人たちが逃げ出すレベルの格上に設定されたが、相手のPが無能だったおかげで結構あっさり勝ててしまった
あと奏さん、びっ○らポン20連敗(1回5皿なので100皿で20回)天井があるのかは知りません
サブタイの意味は「大物喰らい」、Fランクの新人が初オーディションでEランクの上位を倒すのはこの世界でも異例の出来事
その甲斐あってか奏と周子は無事協会推薦枠でEランクにランクアップした模様
『ゴP』
最初の敵ということでクッソ典型的な小悪党
担当が事務所の力で人気を出したのを良いことに天狗になっていたが、プロデューサーとしての実力は無い
オーディション終了後めでたく解雇、もう出ない
『ゴーイング娘』
こんなかませ役に原作アイドル当てたら担当Pに殺されかねないので急遽用意されたオリキャラ
その人気には事務所のゴリ押しによる面もあったが、彼女達のアイドルへかけた夢は本物だろう、ただプロデューサーが悪かった
最後に周子が再登場フラグを立てていたが、悲しい事にもう二度と出番はない
『???』
一体誰の事か全くわからない...ッ!
プロローグ~Chapter3までの補足及びあらすじ(長いですが読まなくても特に問題はないです)
・プロローグ「Budding Fate」
P、奏をスカウト。ていうかデレステのメモリアルコミュ1そのまんま
なので特に語ることはなし。サブタイの意味は「芽生え始めた運命」
『速水 奏』
何かがあったらしく海で黄昏ていたが、この時悩んでた理由について公式の情報が少なすぎるので何があったのかはわからない
でも特にストーリーにその理由が絡むことはないので多分このssでは語られない
『P』
奏達のプロデューサー
と同時に811プロを設立し自ら社長の座についている
グラサンと深くかぶった帽子がトレードマークらしい
・Chapter1「Welcome to Happy Production!」
周子初登場、このssにおいてはアイドルだけじゃなく事務員も兼ねている
そして奏は筋肉痛。サブタイの意味はそのまんま「ようこそ811プロへ!」
『塩見周子』
奏より先に事務所に所属していたアイドル...兼事務員
正直事務員周子ってのがやりたかったというだけで811プロダクションが設立したばっかの事務所という設定になった
今は事務所近くのアパートに住んでいるが、部屋はPの隣らしい
『811プロダクション』
Pが設立した出来たてほやほやの芸能事務所
811の読みは「ハッピー」
外観は765プロを一回り大きくしてたるき亭の部分も事務所になっている感じ、レッスンルームもちゃんとある
しかし人数に対して建物が大きすぎて、使って無い部屋が多い
Chapter2「First Step」
このssにおいてのアイドルランクの解釈とか、オーディションのルールの説明回
ついでにベテトレさん登場、準レギュラーです
そしてベテトレさんの厳しいレッスンを乗り越えた奏と周子は、美嘉のライブを見て一層アイドルになるという決意を固めるのであった
やっぱ美嘉はすげぇよ...
サブタイの意味は「最初の一歩」、文字通りこのオーディションは811プロにとって最初の一歩なのだ
『ベテラントレーナー(青木さん)』
本名は公式設定より「青木 聖」
専属トレーナーではないのでレッスンの時はいつもいる訳ではないらしい
だがほぼ素人同然だった周子と奏を二週間で成長させる辺り、トレーナーとしての実力はとても高い
『城ケ崎 美嘉』
811プロではなく061プロ所属の先輩アイドル
設定を考えていた当初から、美嘉は先輩のカリスマアイドルと設定が決まっていた
今の奏と周子目標であり、憧れの存在でもある
書いてる側としては★を使うタイミングがよくわからないがどうすればいいんだろうか
Chapter3「Big Eater」
遂に迎えた初オーディション
協会推薦の説得力を上げるために相手は他の新人たちが逃げ出すレベルの格上に設定されたが、相手のPが無能だったおかげで結構あっさり勝ててしまった
あと奏さん、びっ○らポン20連敗(1回5皿なので100皿で20回)天井があるのかは知りません
サブタイの意味は「大物喰らい」、Fランクの新人が初オーディションでEランクの上位を倒すのはこの世界でも異例の出来事
その甲斐あってか奏と周子は無事協会推薦枠でEランクにランクアップした模様
『ゴP』
最初の敵ということでクッソ典型的な小悪党
担当が事務所の力で人気を出したのを良いことに天狗になっていたが、プロデューサーとしての実力は無い
オーディション終了後めでたく解雇、もう出ない
『ゴーイング娘』
こんなかませ役に原作アイドル当てたら担当Pに殺されかねないので急遽用意されたオリキャラ
その人気には事務所のゴリ押しによる面もあったが、彼女達のアイドルへかけた夢は本物だろう、ただプロデューサーが悪かった
最後に周子が再登場フラグを立てていたが、悲しい事にもう二度と出番はない
『???』
一体誰の事か全くわからない...ッ!
141: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:07:06.60 :GtmaGAy20
今からChapter4投下開始します
今からChapter4投下開始します
142: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:10:12.16 :GtmaGAy20
私達がEランクに上がってから一週間とちょっと
プロデューサーさんの見立て通り突如現れた超新星アイドルとして私と周子は業界の目に留まったらしく、多くの仕事が舞い込んできた
私はモデルやドラマのエキストラ、周子は食レポとかのローカル番組の仕事をメインにこなしている
そして時には、またあの時のように二人そろって先輩アイドルのライブのゲストやバックダンサーを務めたり...
アイドルになる前では考えられなかった様な忙しくも充実した日々を過ごしている
そんな日々を送っていたある朝、私達はPさんに、「プロダクションの今後の方針について話したいことがある」と呼び出された
私達がEランクに上がってから一週間とちょっと
プロデューサーさんの見立て通り突如現れた超新星アイドルとして私と周子は業界の目に留まったらしく、多くの仕事が舞い込んできた
私はモデルやドラマのエキストラ、周子は食レポとかのローカル番組の仕事をメインにこなしている
そして時には、またあの時のように二人そろって先輩アイドルのライブのゲストやバックダンサーを務めたり...
アイドルになる前では考えられなかった様な忙しくも充実した日々を過ごしている
そんな日々を送っていたある朝、私達はPさんに、「プロダクションの今後の方針について話したいことがある」と呼び出された
143: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:11:39.40 :GtmaGAy20
P「本題に入る前にまずは二人にお礼を言っておく」
「お前達のがんばりのおかげで、我が事務所は業界にも認知され始めて、かなり仕事が回るようになってきた」
「ありがとな、奏、周子」
奏「私もプロデューサーに感謝してるわ、約束通り退屈な日常から私を連れだしてくれたこと」
周子「まあその分忙しくなっちゃったけどね、アイドルだけじゃなくて事務仕事もさ」
P「そういう意味でもホントに周子には感謝してるよ、ありがとな」
周子「いえいえ、どういたしまして♪」
P「んで本題なんだが、無事Eランクに上がって波に乗ってきてる今こそ、次の我が社の目標を発表したいと思う」
P「本題に入る前にまずは二人にお礼を言っておく」
「お前達のがんばりのおかげで、我が事務所は業界にも認知され始めて、かなり仕事が回るようになってきた」
「ありがとな、奏、周子」
奏「私もプロデューサーに感謝してるわ、約束通り退屈な日常から私を連れだしてくれたこと」
周子「まあその分忙しくなっちゃったけどね、アイドルだけじゃなくて事務仕事もさ」
P「そういう意味でもホントに周子には感謝してるよ、ありがとな」
周子「いえいえ、どういたしまして♪」
P「んで本題なんだが、無事Eランクに上がって波に乗ってきてる今こそ、次の我が社の目標を発表したいと思う」
144: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:12:50.18 :GtmaGAy20
次の目標...それってやっぱり...
奏「Dランク昇格かしら?」
周子「まぁ、順当にいけばそうなるよねー」
P「残念、外れ」
奏「えっ?」
周子「でも、それ以外なんかある?注目浴びたとはいえまだEランクだし、そんな大きな番組のオーディションには出られないでしょ?」
P「いやまぁ、昇格も勿論目指したいんだけど...もう一つやっておきたいことがある」
奏「やっておきたいこと?」
次の目標...それってやっぱり...
奏「Dランク昇格かしら?」
周子「まぁ、順当にいけばそうなるよねー」
P「残念、外れ」
奏「えっ?」
周子「でも、それ以外なんかある?注目浴びたとはいえまだEランクだし、そんな大きな番組のオーディションには出られないでしょ?」
P「いやまぁ、昇格も勿論目指したいんだけど...もう一つやっておきたいことがある」
奏「やっておきたいこと?」
145: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:13:41.23 :GtmaGAy20
P「新しいアイドルのスカウトだ」
P「新しいアイドルのスカウトだ」
146: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:14:07.28 :GtmaGAy20
Chapter4 「Come on New Stars!」
Chapter4 「Come on New Stars!」
147: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:15:21.14 :GtmaGAy20
周子「新しい子雇うの?」
P「ああ、ウチも軌道に乗って、多少新規のアイドルを育てる余裕も出てきた」
「やっぱり人の数は手札の数、いろんなタイプの子がいた方がより多くの仕事の依頼が来るようになるからな」
「逆に人数が少ないと、事務所のイメージが硬くなりすぎて仕事の内容も偏って来る」
「実際、ウチは周子と奏のクールっぽい雰囲気のイメージが強くなりすぎてきてて、既に方向性が偏り始めてるんだ」
周子「新しい子雇うの?」
P「ああ、ウチも軌道に乗って、多少新規のアイドルを育てる余裕も出てきた」
「やっぱり人の数は手札の数、いろんなタイプの子がいた方がより多くの仕事の依頼が来るようになるからな」
「逆に人数が少ないと、事務所のイメージが硬くなりすぎて仕事の内容も偏って来る」
「実際、ウチは周子と奏のクールっぽい雰囲気のイメージが強くなりすぎてきてて、既に方向性が偏り始めてるんだ」
148: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:17:51.18 :GtmaGAy20
確かに、最近似たような仕事が多いような気もしてきてたけど、成程ね
奏「どんな子を探すつもりなの?」
P「そうだなぁ...やっぱりつり合いを取るために、キュートで、元気なアッパータイプの娘が欲しいところなんだよな」
「というわけで、しばらく俺はスカウトと営業に専念することになると思うから、あまりお前らの仕事に同伴は出来なくなると思う」
奏「大丈夫よ、私も最近は仕事慣れてきたし」
周子「あたしも自分の事は自分でなんとかできるから大丈夫だよー」
P「そうか?じゃあ今日のスケジュールを確認するぞ」
確かに、最近似たような仕事が多いような気もしてきてたけど、成程ね
奏「どんな子を探すつもりなの?」
P「そうだなぁ...やっぱりつり合いを取るために、キュートで、元気なアッパータイプの娘が欲しいところなんだよな」
「というわけで、しばらく俺はスカウトと営業に専念することになると思うから、あまりお前らの仕事に同伴は出来なくなると思う」
奏「大丈夫よ、私も最近は仕事慣れてきたし」
周子「あたしも自分の事は自分でなんとかできるから大丈夫だよー」
P「そうか?じゃあ今日のスケジュールを確認するぞ」
149:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2019/03/25(月) 23:18:51.83 :lSYtIXnUo
アッパータイプなおクスリアイドルか
アッパータイプなおクスリアイドルか
150: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:21:23.94 :GtmaGAy20
P「まず奏は11時からファッション雑誌のモデルが一つ、午後は周子と一緒にレッスンだ」
「んで周子は奏が帰ってくるまで溜まってる事務仕事を頼む」
「俺はテレビ局へ売り込みと、新人アイドルのスカウト」
奏「分かったわ、場所は渋谷の○△ビル前で合ってる?」
P「ちゃんと合ってるぞ、確かに慣れてきたみたいだな」
周子「しゅーこちゃんも了解でーす。書類とか溜まってたし、ちょっと片付けないとやばいよね」
P「電話番も頼むぞ、仕事の依頼の電話とかあるかもしれないからな」
「分かんないことがあったら俺に連絡してくれ」
周子「はーい」
新しい目標を胸に、今日も811プロの一日が始まった
P「まず奏は11時からファッション雑誌のモデルが一つ、午後は周子と一緒にレッスンだ」
「んで周子は奏が帰ってくるまで溜まってる事務仕事を頼む」
「俺はテレビ局へ売り込みと、新人アイドルのスカウト」
奏「分かったわ、場所は渋谷の○△ビル前で合ってる?」
P「ちゃんと合ってるぞ、確かに慣れてきたみたいだな」
周子「しゅーこちゃんも了解でーす。書類とか溜まってたし、ちょっと片付けないとやばいよね」
P「電話番も頼むぞ、仕事の依頼の電話とかあるかもしれないからな」
「分かんないことがあったら俺に連絡してくれ」
周子「はーい」
新しい目標を胸に、今日も811プロの一日が始まった
151: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:23:17.39 :GtmaGAy20
今日の撮影内容は女子高生の放課後がテーマ
確かもう一人一緒に撮影をするアイドルがいたはずだけど...
美嘉「あれっ、奏?」
奏「美嘉!久しぶりね」
美嘉「久しぶり!今日の共演者って奏だったんだね!」
「一緒にライブしたの、一か月くらい前だっけ?」
奏「その位になるかしらね」
美嘉「そっかー、もうそんな経ったのかぁ」
「最近ちょくちょく奏と周子ちゃんの話聞くよ?今期待されてる超新星だって★」
今日の撮影内容は女子高生の放課後がテーマ
確かもう一人一緒に撮影をするアイドルがいたはずだけど...
美嘉「あれっ、奏?」
奏「美嘉!久しぶりね」
美嘉「久しぶり!今日の共演者って奏だったんだね!」
「一緒にライブしたの、一か月くらい前だっけ?」
奏「その位になるかしらね」
美嘉「そっかー、もうそんな経ったのかぁ」
「最近ちょくちょく奏と周子ちゃんの話聞くよ?今期待されてる超新星だって★」
152: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:24:35.15 :GtmaGAy20
奏「超新星か...まだまだ駆け出しだけどね」
美嘉「いやー実際凄いよ、デビューからすぐこんな話題になることなかなかないよ?」
奏「そうなの?でも、私はまだここで満足する気はないわ。早く美嘉に追いつきたいしね」
美嘉「あたしに?」
奏「そうよ、美嘉はあたしたちの憧れだもの」
「私はステージに立つ貴方の魅力に惹かれたからこそ、本気でアイドルになりたいと思ったんだから」
美嘉「そうなの!?嬉しいなぁ...」
「じゃあ、あたしも奏ちゃんの憧れであれるようにもっと頑張らないとねっ★」
奏「えぇ、お互い頑張りましょ?」
奏「超新星か...まだまだ駆け出しだけどね」
美嘉「いやー実際凄いよ、デビューからすぐこんな話題になることなかなかないよ?」
奏「そうなの?でも、私はまだここで満足する気はないわ。早く美嘉に追いつきたいしね」
美嘉「あたしに?」
奏「そうよ、美嘉はあたしたちの憧れだもの」
「私はステージに立つ貴方の魅力に惹かれたからこそ、本気でアイドルになりたいと思ったんだから」
美嘉「そうなの!?嬉しいなぁ...」
「じゃあ、あたしも奏ちゃんの憧れであれるようにもっと頑張らないとねっ★」
奏「えぇ、お互い頑張りましょ?」
153: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:26:29.63 :GtmaGAy20
「はいオッケーでーす!お疲れさまでした」
奏&美嘉「「お疲れさまでした!」」
監督「いやー今日はありがとう二人とも!想像以上にいい絵が撮れたよ!」
監督さんは興奮した様子でそう私達に告げた
私自身も、今日の撮影は会心の出来だったと思う
カメラを持っている人が今どういう画を欲しがっているか、雑誌を読む人の印象に残るにはどうすればいいか
今日ははそれが、手に取るように分かった
でも、今日私がここまで集中できたのはやっぱり...
「はいオッケーでーす!お疲れさまでした」
奏&美嘉「「お疲れさまでした!」」
監督「いやー今日はありがとう二人とも!想像以上にいい絵が撮れたよ!」
監督さんは興奮した様子でそう私達に告げた
私自身も、今日の撮影は会心の出来だったと思う
カメラを持っている人が今どういう画を欲しがっているか、雑誌を読む人の印象に残るにはどうすればいいか
今日ははそれが、手に取るように分かった
でも、今日私がここまで集中できたのはやっぱり...
154: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:27:51.46 :GtmaGAy20
奏「今日の撮影、隣に美嘉がいたからすごく集中できたわ。ありがとう、美嘉」
美嘉「私も奏ちゃんと一緒だからすっごく楽しかったよ!」
「最近調子悪かったんだけど、奏ちゃんと会えて久々にいい仕事ができた気がする。ありがとねっ★」
「あたしは次の仕事があるけど、奏ちゃんはこれからどうするの?」
奏「これから事務所に戻ってレッスンよ」
「注目されてきたとはいえ、まだまだ経験不足だからもっと基礎を固めておかなきゃね」
美嘉「そっか、じゃあまたいつかね!」
「またあたしのライブ見に来てねー★お客さんとしても共演としても大歓迎だから!」
奏「ええ、また会いましょ」
今日は美嘉にも会えたし撮影も上手く言って、本当にいい仕事だったわ
この高揚感、レッスンにぶつけに行かなくてはね!
奏「今日の撮影、隣に美嘉がいたからすごく集中できたわ。ありがとう、美嘉」
美嘉「私も奏ちゃんと一緒だからすっごく楽しかったよ!」
「最近調子悪かったんだけど、奏ちゃんと会えて久々にいい仕事ができた気がする。ありがとねっ★」
「あたしは次の仕事があるけど、奏ちゃんはこれからどうするの?」
奏「これから事務所に戻ってレッスンよ」
「注目されてきたとはいえ、まだまだ経験不足だからもっと基礎を固めておかなきゃね」
美嘉「そっか、じゃあまたいつかね!」
「またあたしのライブ見に来てねー★お客さんとしても共演としても大歓迎だから!」
奏「ええ、また会いましょ」
今日は美嘉にも会えたし撮影も上手く言って、本当にいい仕事だったわ
この高揚感、レッスンにぶつけに行かなくてはね!
155: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:31:37.37 :GtmaGAy20
美嘉「...奏ちゃん、頑張ってるなぁ」
「あたしが、憧れかぁ...」
でも、今のあたしは、あの子の期待に応えられるのかなぁ...
今日は久々に奏ちゃんのおかげで楽しい仕事だったけど、最近お仕事を楽しく感じることがすごく減った
ここのところずっとランク昇格のチャンスもないし...
美嘉「いつも、今日くらい楽しく仕事できればいいんだけど...」
「最近休んだの、いつだったっけ...?」
美嘉「あぁ...疲れたなぁ」
でも、パパにママ、莉嘉の為に、あたしは休んでなんかいられない
美嘉「...奏ちゃん、頑張ってるなぁ」
「あたしが、憧れかぁ...」
でも、今のあたしは、あの子の期待に応えられるのかなぁ...
今日は久々に奏ちゃんのおかげで楽しい仕事だったけど、最近お仕事を楽しく感じることがすごく減った
ここのところずっとランク昇格のチャンスもないし...
美嘉「いつも、今日くらい楽しく仕事できればいいんだけど...」
「最近休んだの、いつだったっけ...?」
美嘉「あぁ...疲れたなぁ」
でも、パパにママ、莉嘉の為に、あたしは休んでなんかいられない
156: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:32:12.69 :GtmaGAy20
美嘉「...へこたれてなんて、いられないよね!」
よし行こう、次の現場に!
美嘉「...へこたれてなんて、いられないよね!」
よし行こう、次の現場に!
157: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:34:05.59 :GtmaGAy20
???「あれ?なんか落ちてる?何かのカード?」
「よっと...カードは拾った!」
「何のカードだろ?遊○王かな?ヴァ○スかな?どれどれ~...」
「『芸能事務所 811プロダクション』...?」
???「あれ?なんか落ちてる?何かのカード?」
「よっと...カードは拾った!」
「何のカードだろ?遊○王かな?ヴァ○スかな?どれどれ~...」
「『芸能事務所 811プロダクション』...?」
158: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:35:25.80 :GtmaGAy20
P「ただいまぁ~.....」
レッスンが終わり、周子と一緒にプロデューサーさんが買い置きしていた饅頭をつまんでいると、営業に出てたプロデューサーさんが戻ってきた
だけど...
周子「Pさんどしたん?めっちゃ死んだ顔してるけど」
奏「営業が上手くいかなかったのかしら?」
P「いや、営業のほうは上手くいったんだ、何件か仕事もらえたよ」
周子「じゃあ良かったじゃん、なんでそんな凹んでるの?」
P「ただいまぁ~.....」
レッスンが終わり、周子と一緒にプロデューサーさんが買い置きしていた饅頭をつまんでいると、営業に出てたプロデューサーさんが戻ってきた
だけど...
周子「Pさんどしたん?めっちゃ死んだ顔してるけど」
奏「営業が上手くいかなかったのかしら?」
P「いや、営業のほうは上手くいったんだ、何件か仕事もらえたよ」
周子「じゃあ良かったじゃん、なんでそんな凹んでるの?」
159: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:37:16.00 :GtmaGAy20
P「スカウトの方がな...全然ダメだった...」
「街中でよさそうな子に片っ端から声かけても全部興味ないって断られるし、挙句の果てにお回りさんに職質されるし...」
「街中がダメなら養成所ならどうだって思って行ってみたんだけど、ティンとくる子は軒並み条件の良い大きいプロダクションからも声がかかっててさ」
「ちょっと話題になったとはいえまだまだ小さいウチを選んでくれる子はいなかったよ...」
周子「あー...」
確かに、アイドル戦国時代なんて言われてる時代だもの
プロダクション同士の競争率も高いでしょうね...
P「スカウトの方がな...全然ダメだった...」
「街中でよさそうな子に片っ端から声かけても全部興味ないって断られるし、挙句の果てにお回りさんに職質されるし...」
「街中がダメなら養成所ならどうだって思って行ってみたんだけど、ティンとくる子は軒並み条件の良い大きいプロダクションからも声がかかっててさ」
「ちょっと話題になったとはいえまだまだ小さいウチを選んでくれる子はいなかったよ...」
周子「あー...」
確かに、アイドル戦国時代なんて言われてる時代だもの
プロダクション同士の競争率も高いでしょうね...
160: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:38:04.26 :GtmaGAy20
P「ちくしょう...なんかいきなりアイドル志望の美少女が事務所に乗り込んでこねぇかなぁ...」
奏「そんな都合のいい話があるわけ...」
P「ちくしょう...なんかいきなりアイドル志望の美少女が事務所に乗り込んでこねぇかなぁ...」
奏「そんな都合のいい話があるわけ...」
161: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:38:33.23 :GtmaGAy20
その時だった
???「たのもー!」
事務所の扉が勢いよく開き、知らない声が響く
その時だった
???「たのもー!」
事務所の扉が勢いよく開き、知らない声が響く
162: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:39:31.54 :GtmaGAy20
???「ごきげんうるわしるぶぷれー?アイドルになりに来ました!面接お願いしまーす!」
P「 採 用 ! !」
???「ワーオ!秒速合格!フレちゃん選手、世界新記録更新だよー!」
周子「....あったね、都合の良い話...」
奏「奇跡って起こるものなのね....」
???「ごきげんうるわしるぶぷれー?アイドルになりに来ました!面接お願いしまーす!」
P「 採 用 ! !」
???「ワーオ!秒速合格!フレちゃん選手、世界新記録更新だよー!」
周子「....あったね、都合の良い話...」
奏「奇跡って起こるものなのね....」
163: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:41:24.29 :GtmaGAy20
そう、彼女こそ811プロの3人目のアイドル
そのアイドルの名前は...
フレデリカ「てなわけで、たった今ここのアイドルになっちゃった、宮本フレデリカだよー!」
「皆よろしくねー!」
そう、彼女こそ811プロの3人目のアイドル
そのアイドルの名前は...
フレデリカ「てなわけで、たった今ここのアイドルになっちゃった、宮本フレデリカだよー!」
「皆よろしくねー!」
164: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:42:38.67 :GtmaGAy20
速水奏のウワサ
・やたら年齢を間違えられるらしい
速水奏のウワサ
・やたら年齢を間違えられるらしい
165: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:44:08.14 :GtmaGAy20
フレデリカ「自己紹介しまーす!」
「あたし、宮本フレデリカでーす!歳は19で、今は短大でデザインのお勉強をしてまーす!呼びにくかったらフレちゃんでいいよー♪」
周子「変わった名前だね、ハーフ?」
フレデリカ「そうだよー、パパが日本人で、ママがフランス人のハーフなんだ♪」
「でもアタシ、フランス語全然喋れないの!てへぺろ♪」
周子「フランスかー、どおりで可愛い見た目してると思ったわ」
「んじゃアタシたちも自己紹介、あたしは塩見周子で、こっちは」
奏「速水奏よ。よろしく、でいいのかしら?811プロのアイドルになりに来たのよね?」
フレデリカ「そうだよー!これからよろしくねー♪」
フレデリカ「自己紹介しまーす!」
「あたし、宮本フレデリカでーす!歳は19で、今は短大でデザインのお勉強をしてまーす!呼びにくかったらフレちゃんでいいよー♪」
周子「変わった名前だね、ハーフ?」
フレデリカ「そうだよー、パパが日本人で、ママがフランス人のハーフなんだ♪」
「でもアタシ、フランス語全然喋れないの!てへぺろ♪」
周子「フランスかー、どおりで可愛い見た目してると思ったわ」
「んじゃアタシたちも自己紹介、あたしは塩見周子で、こっちは」
奏「速水奏よ。よろしく、でいいのかしら?811プロのアイドルになりに来たのよね?」
フレデリカ「そうだよー!これからよろしくねー♪」
166: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:45:16.20 :GtmaGAy20
周子「なんで811プロ選んだん?Pさんのスカウト?」
P「いや、見覚えがないな。こんな美人スカウトしたっけか...?」
フレデリカ「フレちゃんも覚えてないよー、初対面だからね♪」
奏「えっ、じゃあどうして?」
所属してる私が言うのもなんだけれど、アイドル志望なら今時811プロよりも条件が良いプロダクションは山ほどある
その中からわざわざウチを選ぶ理由って、一体...?
周子「なんで811プロ選んだん?Pさんのスカウト?」
P「いや、見覚えがないな。こんな美人スカウトしたっけか...?」
フレデリカ「フレちゃんも覚えてないよー、初対面だからね♪」
奏「えっ、じゃあどうして?」
所属してる私が言うのもなんだけれど、アイドル志望なら今時811プロよりも条件が良いプロダクションは山ほどある
その中からわざわざウチを選ぶ理由って、一体...?
167: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:46:44.37 :GtmaGAy20
フレデリカ「ん~......ついカッとなってやったって感じかな?」
奏「カッとなって?」
周子「なんか志望動機っていうより、犯行動機だねー」
フレデリカ「そう、話は1時間前のフレちゃんに遡る...」
「きまぐれに街を歩いていた宮本フレデリカは道端に怪しげな紙が落ちてるのを目撃したの」
「そしてそれを拾ってみたら...なんと!名刺だったんだー!」
フレデリカはそう言いながらポケットから一枚の名刺を取り出した
P「ああ!?それ俺の名刺だ!」
周子「きっとスカウトしてるときに落としたんやねー」
フレデリカ「ん~......ついカッとなってやったって感じかな?」
奏「カッとなって?」
周子「なんか志望動機っていうより、犯行動機だねー」
フレデリカ「そう、話は1時間前のフレちゃんに遡る...」
「きまぐれに街を歩いていた宮本フレデリカは道端に怪しげな紙が落ちてるのを目撃したの」
「そしてそれを拾ってみたら...なんと!名刺だったんだー!」
フレデリカはそう言いながらポケットから一枚の名刺を取り出した
P「ああ!?それ俺の名刺だ!」
周子「きっとスカウトしてるときに落としたんやねー」
168: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:51:23.77 :GtmaGAy20
フレデリカ「それで名刺を見てみたらここの住所が書いてあってね、思ったより近い場所だったし、これもきっと何かの運命!てな感じで、乗り込んじゃった♪」
「それに、アイドルって皆を笑顔にする仕事でしょ?だったら、折角ママから貰った自慢のルックス、活かさない手はないよね!」
P「ああもちろん!そのルックス、アイドルにすっごく向いてるぞ!」
「ぜひ、ぜひウチのプロダクションでアイドルになってくれ!」
周子「ちょっ!Pさんはしゃぎすぎ!」
「急に大声出されるとびっくりするじゃん、Pさんの声よく響くんだから」
P「す、すまん」
奏「少し落ち着きなさい、はしゃぎたくなる気持ちは分からないでもないけど」
何せ本当にアイドル志望の子が飛び込んできて、しかも飛び込んできた子はぱっちり開いた瞳とフランス由来のキュートなルックスの持ち主
そして性格も望んでいた元気でアッパーときた
そんな奇跡が本当に起こったんだから、まあ子供のようにはしゃぐのも無理はない
フレデリカ「それで名刺を見てみたらここの住所が書いてあってね、思ったより近い場所だったし、これもきっと何かの運命!てな感じで、乗り込んじゃった♪」
「それに、アイドルって皆を笑顔にする仕事でしょ?だったら、折角ママから貰った自慢のルックス、活かさない手はないよね!」
P「ああもちろん!そのルックス、アイドルにすっごく向いてるぞ!」
「ぜひ、ぜひウチのプロダクションでアイドルになってくれ!」
周子「ちょっ!Pさんはしゃぎすぎ!」
「急に大声出されるとびっくりするじゃん、Pさんの声よく響くんだから」
P「す、すまん」
奏「少し落ち着きなさい、はしゃぎたくなる気持ちは分からないでもないけど」
何せ本当にアイドル志望の子が飛び込んできて、しかも飛び込んできた子はぱっちり開いた瞳とフランス由来のキュートなルックスの持ち主
そして性格も望んでいた元気でアッパーときた
そんな奇跡が本当に起こったんだから、まあ子供のようにはしゃぐのも無理はない
169: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:52:58.08 :GtmaGAy20
フレ「それでそれでー?結局あたしアイドルになれるのー?」
P「もちろん大歓迎さ!なぁ?」
周子「意義なーし!」
奏「私もないわ。これからよろしくね、フレデリカ」
フレデリカ「やったー!よろしくねーみんな!」
P「よし!じゃあ歓迎会もかねて今日は俺が夕飯奢ってやる!」
周子「マジで!?今焼き肉奢ってくれるって言った!?」
P「言ってない、ファミレスとかで...」
フレデリカ「わーい!焼き肉屋なら近くにいいところ知ってるよー!パフェが美味しいんだってー♪」
P「いや肉じゃねえのかよ、ていうかマジで焼肉なの?4人分?」
奏「あら、歓迎会なんだから豪勢にやらないと、ねっ?」
P「アッハイ...」
奏「ふふっ、ごちそうさま❤」
周フレ「「ゴチになりまーす!」」
フレ「それでそれでー?結局あたしアイドルになれるのー?」
P「もちろん大歓迎さ!なぁ?」
周子「意義なーし!」
奏「私もないわ。これからよろしくね、フレデリカ」
フレデリカ「やったー!よろしくねーみんな!」
P「よし!じゃあ歓迎会もかねて今日は俺が夕飯奢ってやる!」
周子「マジで!?今焼き肉奢ってくれるって言った!?」
P「言ってない、ファミレスとかで...」
フレデリカ「わーい!焼き肉屋なら近くにいいところ知ってるよー!パフェが美味しいんだってー♪」
P「いや肉じゃねえのかよ、ていうかマジで焼肉なの?4人分?」
奏「あら、歓迎会なんだから豪勢にやらないと、ねっ?」
P「アッハイ...」
奏「ふふっ、ごちそうさま❤」
周フレ「「ゴチになりまーす!」」
170: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:54:51.39 :GtmaGAy20
その後向かった焼肉屋は実はちょっと高級な店だったらしい
値段を見て、やっぱり私達も少し払ったほうがいいのではと3人でこっそり話し合っていたのだけれど...
P「なんだ、思ったより安いじゃん。拍子抜けだわ」
と、結局プロデューサーさんさんが全部払ってしまった
プロデューサーさん、なんか金銭感覚おかしくない?
事務所、まだそこまで儲けが出てるわけではないと思うのだけれど...
その後向かった焼肉屋は実はちょっと高級な店だったらしい
値段を見て、やっぱり私達も少し払ったほうがいいのではと3人でこっそり話し合っていたのだけれど...
P「なんだ、思ったより安いじゃん。拍子抜けだわ」
と、結局プロデューサーさんさんが全部払ってしまった
プロデューサーさん、なんか金銭感覚おかしくない?
事務所、まだそこまで儲けが出てるわけではないと思うのだけれど...
171: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:56:30.98 :GtmaGAy20
次の日、フレちゃんの初レッスンが行われた
...だけど
ベテトレ「おい宮本ッ!ダンスを勝手にアレンジするんじゃない!」
フレデリカ「んー?じゃあこっちのほうがいいかな~?」
「タンタンターンでクルっとしてキメッ♪」
ベテトレ「違う!そもそも手本通りにやれと言っているんだ!」
フレデリカ「お手本通りねー、わかったよ!」
ベテトレ「まったく...もう一度いくぞ!ハイ、ワン、ツー、ワン、ツー、ワンツースリーで」
フレデリカ「キメデリカ!」ビシィ!
ベテトレ「だから違うッ!!!」
まあ所謂、「問題児」ね...
次の日、フレちゃんの初レッスンが行われた
...だけど
ベテトレ「おい宮本ッ!ダンスを勝手にアレンジするんじゃない!」
フレデリカ「んー?じゃあこっちのほうがいいかな~?」
「タンタンターンでクルっとしてキメッ♪」
ベテトレ「違う!そもそも手本通りにやれと言っているんだ!」
フレデリカ「お手本通りねー、わかったよ!」
ベテトレ「まったく...もう一度いくぞ!ハイ、ワン、ツー、ワン、ツー、ワンツースリーで」
フレデリカ「キメデリカ!」ビシィ!
ベテトレ「だから違うッ!!!」
まあ所謂、「問題児」ね...
172: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:57:17.93 :GtmaGAy20
さっきからずっと彼女はトレーナーさんの指示に反して勝手にアレンジを加えては怒られるのを繰り返してる
ボーカルレッスンではフレデリカソングなる鼻歌を急にに差し込んだり、ダンスも所々で変なキメポーズを取ったり...
気まぐれな野良猫を見てる気分だわ
でも...
周子「不思議だねぇ」
奏「えぇ、あんなにめちゃくちゃなのに、何故かイラつかない...むしろ心地よいというか...」
さっきからずっと彼女はトレーナーさんの指示に反して勝手にアレンジを加えては怒られるのを繰り返してる
ボーカルレッスンではフレデリカソングなる鼻歌を急にに差し込んだり、ダンスも所々で変なキメポーズを取ったり...
気まぐれな野良猫を見てる気分だわ
でも...
周子「不思議だねぇ」
奏「えぇ、あんなにめちゃくちゃなのに、何故かイラつかない...むしろ心地よいというか...」
173: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:58:51.29 :GtmaGAy20
P「ただむちゃくちゃなパフォーマンスをしてるわけでは無いってことだろうな」
「きっと、自分と自分を見る人がどうすれば楽しくなれるか、それを頭の中で常に考えてるんだろう」
「無意識なのかわざとやってるかは分からないが、どっちにしろアイドルとして大事なことをちゃんとわかってるって事だな」
周子「そうやねぇ、実際青木さんもなんだかんだツッコミ続けてるだけで本気で止めに入ってないしね」
P「そうだな、あの人本気でキレると正座させて一時間くらい説教するもんな...」
奏「そうなの?...というか、まるで経験したような口ぶりだけど」
周子「奏ちゃんが来る前に一度ね...あれはもう二度と経験したくないよ...」
奏「あら、そう...」
周子がここまで怯える程の光景...
ちょっと見てみたかったわね...
P「ただむちゃくちゃなパフォーマンスをしてるわけでは無いってことだろうな」
「きっと、自分と自分を見る人がどうすれば楽しくなれるか、それを頭の中で常に考えてるんだろう」
「無意識なのかわざとやってるかは分からないが、どっちにしろアイドルとして大事なことをちゃんとわかってるって事だな」
周子「そうやねぇ、実際青木さんもなんだかんだツッコミ続けてるだけで本気で止めに入ってないしね」
P「そうだな、あの人本気でキレると正座させて一時間くらい説教するもんな...」
奏「そうなの?...というか、まるで経験したような口ぶりだけど」
周子「奏ちゃんが来る前に一度ね...あれはもう二度と経験したくないよ...」
奏「あら、そう...」
周子がここまで怯える程の光景...
ちょっと見てみたかったわね...
174: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:00:00.74 :n3qMAkef0
P「それにしても、型に嵌らない独特なテンションにあのアドリブ力...」
「これ...あの仕事ピッタリなんじゃないか...?」
周子「どしたんPさん?」
P「ちょっと出かけてくる、お前らは引き続きレッスン受けててくれな」
周子「?...まあいいや、行ってらっしゃーい」
P「ああ、行ってくる」
P「それにしても、型に嵌らない独特なテンションにあのアドリブ力...」
「これ...あの仕事ピッタリなんじゃないか...?」
周子「どしたんPさん?」
P「ちょっと出かけてくる、お前らは引き続きレッスン受けててくれな」
周子「?...まあいいや、行ってらっしゃーい」
P「ああ、行ってくる」
175: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:00:47.40 :n3qMAkef0
トゥルルルルルルルルル....
P「...どうも!811プロのPと申します」
「はい、昨日伺った例のお仕事の件なのですが...まだ見つかってない?よかった!」
「実は、どうしても見てほしい映像があるのですが...はい、今すぐそちらに向かわせていただきます」
トゥルルルルルルルルル....
P「...どうも!811プロのPと申します」
「はい、昨日伺った例のお仕事の件なのですが...まだ見つかってない?よかった!」
「実は、どうしても見てほしい映像があるのですが...はい、今すぐそちらに向かわせていただきます」
176: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:01:21.78 :n3qMAkef0
P「ただいまー」
奏「お帰りなさい、プロデューサーさん」
周子「それで、どこ行ってたの?」
P「ちょっとばかし心当たりのあった所にフレデリカの売り込みをな...そしてその結果!」
「なんと!フレデリカの初仕事を頂きました!」
フレデリカ「ホント!?」
周子「やるじゃんPさん!」
P「ただいまー」
奏「お帰りなさい、プロデューサーさん」
周子「それで、どこ行ってたの?」
P「ちょっとばかし心当たりのあった所にフレデリカの売り込みをな...そしてその結果!」
「なんと!フレデリカの初仕事を頂きました!」
フレデリカ「ホント!?」
周子「やるじゃんPさん!」
177: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:02:11.58 :n3qMAkef0
奏「それで、その仕事って?」
P「ローカルだが、ある芸人コンビと一緒のグルメ番組だ」
周子「えっ、いきなりテレビ!?」
フレデリカ「ワーオ!最初からクライマックスだよ!」
奏「でも、テレビ番組の出演って普通まずオーディションがあるんじゃ...?」
ローカルとはいえ、テレビ出演というのはアイドルにとって名前を売るための最も大きな手段
だからこそ、出演するためには多くのアイドルが参加する倍率の高いオーディションを受ける必要があるはずなのだけれど...
奏「それで、その仕事って?」
P「ローカルだが、ある芸人コンビと一緒のグルメ番組だ」
周子「えっ、いきなりテレビ!?」
フレデリカ「ワーオ!最初からクライマックスだよ!」
奏「でも、テレビ番組の出演って普通まずオーディションがあるんじゃ...?」
ローカルとはいえ、テレビ出演というのはアイドルにとって名前を売るための最も大きな手段
だからこそ、出演するためには多くのアイドルが参加する倍率の高いオーディションを受ける必要があるはずなのだけれど...
178: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:03:42.42 :n3qMAkef0
P「この前周子が○○局のローカル番組に出演しただろ?その時のディレクターさんがウチの事務所の事をえらい気にいってくれたみたいでな」
「今度もウチのアイドルを使いたいって新しい番組の話をされたんだけれど、奏と周子のイメージが番組に合わないからって結局見送りになってたんだよ」
周子「あ~前言ってた仕事の偏りって、こういう事か...」
P「でも、今日のフレデリカのレッスンを見て、この子のイメージなら合うんじゃないかって録画してたレッスン映像を持ちこんでみたんだ」
「そしたら見事ディレクターさんの心を掴めてな、是非この子を使わせてほしいって言ってもらえたのさ」
奏「成程、人の数は手札の数って事ね」
「手札が多ければ多いほど、取れる選択肢は広くなる...」
P「そういう事だ」
一人の仕事が他の人の仕事につながり、また他の人へとつながっていく...
確かに、プロデューサーさんの言葉は正しかったみたいね
P「この前周子が○○局のローカル番組に出演しただろ?その時のディレクターさんがウチの事務所の事をえらい気にいってくれたみたいでな」
「今度もウチのアイドルを使いたいって新しい番組の話をされたんだけれど、奏と周子のイメージが番組に合わないからって結局見送りになってたんだよ」
周子「あ~前言ってた仕事の偏りって、こういう事か...」
P「でも、今日のフレデリカのレッスンを見て、この子のイメージなら合うんじゃないかって録画してたレッスン映像を持ちこんでみたんだ」
「そしたら見事ディレクターさんの心を掴めてな、是非この子を使わせてほしいって言ってもらえたのさ」
奏「成程、人の数は手札の数って事ね」
「手札が多ければ多いほど、取れる選択肢は広くなる...」
P「そういう事だ」
一人の仕事が他の人の仕事につながり、また他の人へとつながっていく...
確かに、プロデューサーさんの言葉は正しかったみたいね
179: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:04:22.33 :n3qMAkef0
フレデリカ「やったー!ありがとプロデューサーさん!周子ちゃん!」
周子「えっ?あたしも?」
フレデリカ「だって、アタシにこの仕事来たのって周子ちゃんが前にお仕事を頑張ってくれたからでしょ?」
「だから、フレちゃんのテレビデビューは、周子ちゃんのおかげでもあるのだー!」
P「ああ、お前のおかげだ周子」
奏「お手柄ね、周子」
周子「いやーなんか照れるなあ...」
フレデリカ「やったー!ありがとプロデューサーさん!周子ちゃん!」
周子「えっ?あたしも?」
フレデリカ「だって、アタシにこの仕事来たのって周子ちゃんが前にお仕事を頑張ってくれたからでしょ?」
「だから、フレちゃんのテレビデビューは、周子ちゃんのおかげでもあるのだー!」
P「ああ、お前のおかげだ周子」
奏「お手柄ね、周子」
周子「いやーなんか照れるなあ...」
180: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:06:29.68 :n3qMAkef0
P「というわけだ、明後日撮影だから頑張れよフレデリカ!」
フレデリカ「うん!フレちゃんにおまかせビシソワーズ!」
周子「明後日って、あたしたちはどっちもお仕事だったよね?」
P「ああ、二人ともドラマのエキストラと雑誌インタビューがある」
「そして俺はフレデリカの初仕事に同伴だ。流石に初めての仕事にはついててやらんとな」
奏「ええ、二人とも頑張ってきてね?」
フレデリカ「うん!フレちゃん頑張る!」
P「期待してるぞ、フレデリカ」
P「というわけだ、明後日撮影だから頑張れよフレデリカ!」
フレデリカ「うん!フレちゃんにおまかせビシソワーズ!」
周子「明後日って、あたしたちはどっちもお仕事だったよね?」
P「ああ、二人ともドラマのエキストラと雑誌インタビューがある」
「そして俺はフレデリカの初仕事に同伴だ。流石に初めての仕事にはついててやらんとな」
奏「ええ、二人とも頑張ってきてね?」
フレデリカ「うん!フレちゃん頑張る!」
P「期待してるぞ、フレデリカ」
181: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:09:40.36 :n3qMAkef0
フンフンフフーン、フレデリカー♪
えへへ、分かっちゃった?そうなの、すっごく良いことがあったんだ!
ななな、なんと!アタシ今度テレビに出てくるのー!
同じ事務所の皆が頑張ってくれたから、アタシにもお仕事が来たんだー!
奏ちゃんにしゅーこちゃん、それにプロデューサー
いい友達がいっぱい出来てアタシすっごくご機嫌なの!
ママも、明後日はテレビでフレちゃんが立派にアイドルやってるとこ、絶対見てねー!
あれ?でも明後日収録だけど放送するのは明後日じゃないんだっけ?
まあいいや!楽しみだなー♪
フンフンフフーン、フレデリカー♪
えへへ、分かっちゃった?そうなの、すっごく良いことがあったんだ!
ななな、なんと!アタシ今度テレビに出てくるのー!
同じ事務所の皆が頑張ってくれたから、アタシにもお仕事が来たんだー!
奏ちゃんにしゅーこちゃん、それにプロデューサー
いい友達がいっぱい出来てアタシすっごくご機嫌なの!
ママも、明後日はテレビでフレちゃんが立派にアイドルやってるとこ、絶対見てねー!
あれ?でも明後日収録だけど放送するのは明後日じゃないんだっけ?
まあいいや!楽しみだなー♪
182: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:10:43.32 :n3qMAkef0
~~~~当日、撮影現場~~~~
P「それでは、今日はよろしくお願いします」
フレデリカ「よろしくお願しるぶぷれー♪」
ディレクター(以下D表記)「こちらこそ、よろしく頼むよ」
~~~~当日、撮影現場~~~~
P「それでは、今日はよろしくお願いします」
フレデリカ「よろしくお願しるぶぷれー♪」
ディレクター(以下D表記)「こちらこそ、よろしく頼むよ」
183: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:13:07.09 :n3qMAkef0
D「それにしても、塩見さんといい宮本君といい、君は一体どこからこんな逸材を拾ってくるんだい?」
「先日出来たばかりの事務所では人脈も資金も厳しいだろう?何かコツでもあるのかね?」
P「いやいや、コツなんてないですよ、ただ運が良かっただけです。」
「この子も、つい先日色々な偶然が重なってウチに乗り込んでくれただけで、私がやったことなどなにもありません。」
「それより、彼女にスタッフの皆さんへ挨拶をさせておきたいのですが」
D「それにしても、塩見さんといい宮本君といい、君は一体どこからこんな逸材を拾ってくるんだい?」
「先日出来たばかりの事務所では人脈も資金も厳しいだろう?何かコツでもあるのかね?」
P「いやいや、コツなんてないですよ、ただ運が良かっただけです。」
「この子も、つい先日色々な偶然が重なってウチに乗り込んでくれただけで、私がやったことなどなにもありません。」
「それより、彼女にスタッフの皆さんへ挨拶をさせておきたいのですが」
184: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:14:23.74 :n3qMAkef0
D「挨拶?」
フレデリカ「うん!だって今日の撮影の為にこんなに人が集まってくれてるんだもん!」
「よろしくーとか、ありがとーとか、しるぶぷれーとか、挨拶はしっかりしておきたいんだー♪」
D「成程、いい心がけだ!スタッフもこんな美人に声をかけられたら士気も上がるだろう」
「案内するよ、着いてきなさい」
フレデリカ「はーい!行ってくるねプロデューサー♪」
P「ああ、張り切って行ってこい!」
D「挨拶?」
フレデリカ「うん!だって今日の撮影の為にこんなに人が集まってくれてるんだもん!」
「よろしくーとか、ありがとーとか、しるぶぷれーとか、挨拶はしっかりしておきたいんだー♪」
D「成程、いい心がけだ!スタッフもこんな美人に声をかけられたら士気も上がるだろう」
「案内するよ、着いてきなさい」
フレデリカ「はーい!行ってくるねプロデューサー♪」
P「ああ、張り切って行ってこい!」
185: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:17:12.42 :n3qMAkef0
P「さて、俺は一応今日の流れを確認しておくかな...」
???「ねぇねぇ、キミ」
P「ん?俺か?」
???「そうそう、キミだよ」
「キミイイ匂いするねー、一体ナニモノ?」
P「ただのしがないプロデューサーだよ。ほら、名刺どうぞ」
???「ふむふむ...芸能事務所811プロダクションプロデューサー兼社長...」
「へー、じゃあさっきの子ってアイドルなんだー!おもしろそー!」
P「そうだよ、あの子これからめちゃくちゃ売れる予定だから、今のうちにファンになっとくのをお勧めする」
「ていうか、君は一体...?」
???「あたし?あたしはねぇ」
志希「一ノ瀬志希、ふつーのjkだよ。志希ちゃんってよんでねー♪」
to be continued...
P「さて、俺は一応今日の流れを確認しておくかな...」
???「ねぇねぇ、キミ」
P「ん?俺か?」
???「そうそう、キミだよ」
「キミイイ匂いするねー、一体ナニモノ?」
P「ただのしがないプロデューサーだよ。ほら、名刺どうぞ」
???「ふむふむ...芸能事務所811プロダクションプロデューサー兼社長...」
「へー、じゃあさっきの子ってアイドルなんだー!おもしろそー!」
P「そうだよ、あの子これからめちゃくちゃ売れる予定だから、今のうちにファンになっとくのをお勧めする」
「ていうか、君は一体...?」
???「あたし?あたしはねぇ」
志希「一ノ瀬志希、ふつーのjkだよ。志希ちゃんってよんでねー♪」
to be continued...
186: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:26:24.56 :n3qMAkef0
次回予告!
突如地球に襲来した謎の生物、「UEKI」
地球に降り立ったUEKIは、人類を滅ぼし地球をわがものとすべく東京都心に大量のスギ花粉テロをぶちまける!
もはや人類に未来はないと誰もが諦めたその時、一人の少女がUEKIと心を通わせた!
フレデリカ「オー!メルシージュテームしるぶぷれー?」
そして少女は、UEKIの地球侵略に隠されたさらなる陰謀を知ることになる!
果たしてその陰謀とは!?
志希「正解は...じゃじゃん!一ノ瀬志希でーす!」
次回!Chapter5 「Golden Perfume」
志希フレ「「次回もお楽しみに!」」
なお、本編は予告と一部異なる場合がございます
次回予告!
突如地球に襲来した謎の生物、「UEKI」
地球に降り立ったUEKIは、人類を滅ぼし地球をわがものとすべく東京都心に大量のスギ花粉テロをぶちまける!
もはや人類に未来はないと誰もが諦めたその時、一人の少女がUEKIと心を通わせた!
フレデリカ「オー!メルシージュテームしるぶぷれー?」
そして少女は、UEKIの地球侵略に隠されたさらなる陰謀を知ることになる!
果たしてその陰謀とは!?
志希「正解は...じゃじゃん!一ノ瀬志希でーす!」
次回!Chapter5 「Golden Perfume」
志希フレ「「次回もお楽しみに!」」
なお、本編は予告と一部異なる場合がございます
187: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:28:05.49 :n3qMAkef0
Chapter4終了したところで今回はここまでー
Chapter5はまた明日の夜投稿予定です
今回の補足等はChapter5が終わったらまとめてやります
Chapter4終了したところで今回はここまでー
Chapter5はまた明日の夜投稿予定です
今回の補足等はChapter5が終わったらまとめてやります