川島「ね～山下、あれユズピじゃない？」

山下「ほんとだ！それにあれはお母さんとお姉さんかな？」

川島「お姉さん可愛すぎ～」

ユズヒコ(めちゃくちゃ聞こえてんだよな…)

母「あら、あなたたちはユズヒコのクラスメイトの…」

川島「川島です！」

山下「山下です！」

母「はい、こんにちは。」

みかん「こんにちは～」

ユズヒコ「よ～」

母「ユズヒコがいつもお世話になってます。」

ユズヒコ「だー！そういうのはいいんだって！」

みかん「いつものことじゃん。」

川島「そんな～ユズヒコ君はいつもカッコよくてクラスの人気者で～」

山下「ちょっちょっ、川島？」

母「あらあら…うふふ…」

みかん「へー、ユズって人気あんだ？」

ユズヒコ「社交辞令だろ。お前らも買い物？」

川島「うん！」

山下「ごめんね？立花君。」

ユズヒコ「別にいいけど。」

山下「うん。それじゃまたね！」

川島「待ってよ～山下～」





みかん「えへへ、可愛いお姉さんっていってたよね？」

ユズヒコ「それこそ社交辞令だろ？」

みかん「何よ！」

母「まあまあいいじゃな～い。で、ゆーちゃんはどっちが好きなの？」

ユズヒコ「そんなんじゃねえよ。」

みかん「え～２人とも可愛いじゃん。あの感じなら付き合えるかもよ？」

ユズヒコ(可愛い？)

母「私はどっちでもいいわよ～」

はよ続き

みかん「最初さーユズピって言ってたのに私たちにはユズヒコ君っていうところがさらに可愛いよね？」

ユズヒコ(可愛い？？)

母「まあお母さんは本当にどっでもいいのよ？」

ユズヒコ(可愛い？？？)

ユズヒコ「あのさ、可愛いって女子がいう感じの可愛いってこと？」

母「何いってんだいこの子は？」

みかん「あーなんとなくわかるな。でもあの２人は普通に可愛いと思うよ。」

母「ゆーちゃんにはまだはやいってことかな？」

みかん「んー可愛いにもいろいろあんだよね。」

ユズヒコ「まあ…２人とも本当にそんなんじゃねえから…」

母「あらやだこの子は、すねちゃったかね？」

みかん「もーゆずったら、可愛いー」ｸﾞｼｬｸﾞｼｬ

ユズヒコ「だーやめろよ！」

帰宅後…

母「ゆーちゃん、すねちゃったのかね？」

みかん「んーなんていうのかな、友達について家族と話すのって恥ずかしかったりするんだよね。」

母「そんなもんかね？」

みかん「そんなもん、そんなもん！」

母「その点、お母さんは全部話しちゃう！」

みかん「お母さんのは話すぎだよー」

ユズヒコ(川島と山下が可愛い？マジか？可愛いってもっとこう、アイドルみたいな、そう！まるみちゃんみたいな。)

ｶﾞﾗﾗﾗﾗ 机から雑誌を出す

ユズヒコ(やっぱりまるみちゃんだよなー)

みかん「ゆずー？」

ユズヒコ「だー、勝手に入るなよ。」

みかん「いいじゃん別に、ご飯だってさ。それにしても今時雑誌のグラビアなんて健全だねー」

ユズヒコ「見るなー！」

ｺﾎﾟｺﾎﾟ ﾝｸﾞﾝｸﾞ ﾌﾟﾊｰ

みかん「ねーお母さん、ゆずったらあの２人を可愛くないと思ってんだよー」

母「あらやだこの子は。お母さんはあの２人のどっちがお嫁さんでも嬉しいのに。」

父「ハッハッハー」

ユズヒコ「そんなんじゃないって…」

みかん「まあゆずにはまだはやいってことかな？」

母「昔はお見合いとかあったけどねー」

父「ハッハッハー」

みかん「お父さんとお母さんもだよね？」

母「そうねー」

みかん「ゆずもこりゃお見合いになるかもね？」

ユズヒコ「話が跳びすぎだっつーの。」

みかん「でももったいないなー。どっちかは付き合えるよー。」

ユズヒコ「んなことないよ。」

母「まあゆーちゃんの気持ちもあるからねぇ。」

父「そんな時は…」

母、みかん「そんな時は？」

父「とりあえず付き合ってみる。」

みかん「へ？」

父「そしたらどんな女の子でもしばらくしたら可愛くなる。」

みかん「お父さん何いってんの？」

父「ハッハッハー」

母「全く、お父さんはいい加減だね。」

ユズヒコ「たくっ…」

父「写真はないのか？」

母「はっ？」

父「写真はないのかと聞いている。」

みかん「そんなのないよー。今日会ったのも偶然だし。」

母「運動会の写真に写っているかもね。」

ユズヒコ「だー、見せなくていいよー」

みかん「これが川島さんでこれが山下さんだよ。」

母「ねっ、２人とも可愛いでしょ？」

父「………」

みかん「お父さん？」

父「まーなんだ、ユズヒコ」

ユズヒコ「なんだよ？」

父「山下さんにしときなさい。」

ユズヒコ「なんだよそれは！」

父「まだ山下さんのほうが可愛い。」

みかん「何それ？」

母「お父さんにはおきにめさないみたいだね。」

父「そうだな、この娘なんかいいんじゃないか？」

ユズヒコ(げっ石田かよ…)

父「あとはこの娘とか。」

ユズヒコ(須藤さん…)

みかん「お父さんの好み？」

父「可愛い過ぎず不細工じゃないところがいい。」

母「何いってんだいこの人は。」

ららららら安価作ってくれ

>>18
やったことないからごめんなさい

父「ユズヒコにちょうどいい女の子が長く続くコツ。」

みかん「それがこの２人？」

父「可愛過ぎず、可愛くないこともなくちょうどいい。」

みかん「ふーん、よくわからない。」

母「まあお父さんにはお母さんがちょうどいいってことだね！」

父「ハッハッハー」

ユズヒコ「ごちそうさま…」

母「あれ、もういいの？」

ユズヒコ「うん。」ｶﾞﾁｬ ﾊﾟﾀﾝ

みかん「ねーねーお父さん、なんで川島さんと山下さんはだめなの？」

父「川島さんは可愛くない。まあ愛嬌はあるといえるかもしれないが。山下さんはギリギリ可愛いかな。」

母「よくわかんないね。２人とも凄く可愛いのに。」

みかん「そうだよー」

父「ハッハッハー」

ユズヒコ(親父と同じ思考だなんて…川島はなくて、山下はギリギリないかなと思ったが…)





ユズヒコ(………)





ユズヒコ(だーだめだ。変なことを考えるな！)

ユズヒコ(あんまり眠れなかった…)

藤野「おーい、ユズピー」

ユズヒコ「ああ…おはよ…」

藤野「どうした？元気ないじゃん。」

ユズヒコ「ちょっとな。」

学校にて

山下「ねえ川島、昨日のことなんだけど。」

川島「やっぱりユズピのお姉さん可愛かったね。」

山下「いやそういうことじゃなくて。」

川島「どうしたの？」

山下「お母さんやお姉さんの前でユズピを誉めたじゃない。」

川島「うん。」

山下「それをユズピも聞いてるんだけど、どう思ったかなって考えてさ。」

川島「え？」

山下「川島はユズピに会えて舞い上がってたからわからないかもしれないけど、ユズピは微妙な顔してたような気がする。」

川島「えーーーーーー！」

山下「川島あの後も浮かれてたから言えなかったけど。」

川島「ど、ど、ど、どうしよう？」

山下「うーんなるべく普通にしたほうがいいのかな？そもそもユズピとはあまり喋らないし。」

川島「そんなに嫌だったかな？」

山下「うーん、嫌というより恥ずかしいんだと思うけど。」

川島「うわーん！」

山下「ちょ、川島ー？」

川島(私のバカ！バカ！ユズピの気持ちも考えないで。)

山下「川島ー！」

ﾄﾞﾝｯ　川島「きゃっ！」

ユズヒコ「おっ川島…」

藤野「大丈夫か～？」

ユズヒコ「………」

川島「………」

山下「あっ、立花君…」

ユズヒコ「おはよ…」

川島「………」

山下「おはよう立花君…」

山下「川島大丈夫？」

川島「うわーん！」

山下「また、どうしたの？」

川島「ユズピ元気ない、やっぱり気にしてるんだ。」

山下「ちょっと気まずいだけかもよ？」

川島「やっぱり気まずいんだ、うわーん！」

山下(ちょっとめんどくさい…)

須藤「おはよ～」

藤野(須藤ちゃん！)

石田「おはよう。」

藤野「おはよー！」

ユズヒコ「おはよ…」

須藤「あら？立花君元気ない？」

石田「夜更かしでもしたか？」

ユズヒコ「………」

回想

『「そうだな、この娘なんかいいんじゃないか？」

ユズヒコ(げっ石田かよ…)

父「あとはこの娘とか。」

ユズヒコ(須藤さん…)』

ユズヒコ「………」

須藤「本当に大丈夫？」

藤野(須藤ちゃん優しい…)

石田「喧嘩でもしたか？」

ユズヒコ「そんなんじゃねえよ…」

藤野「ユズピー、元気出せよ。」

石田「そういえば昨日。」

須藤「流れ無視？」

石田「運動会の写真を家族で見たら。」

ユズヒコ(えっ？)

藤野「見たら？」

石田「ナスオだけはやめときなさいとお父さんとお母さんが言った。」

藤野「何をやめるんだ？」

ユズヒコ「………」

須藤「ふふふ、なにそれ～」

石田「親はこんなもん。」

藤野「そうか～？」

須藤「石田ったら～」

ユズヒコ「だよな～」

藤野「おっ元気出てきたじゃん！」

須藤「どうしたの？」

ユズヒコ「石田の話聞いてたら馬鹿馬鹿しくなった。」

石田「なんだそれ？」

皆　ｱﾊﾊﾊﾊ

山下「ユズピ、元気出てきたみたいだね。」

川島「うん…」(石田と話して元気が出てきた…やっぱりユズピは石田なの？)

川島「う、う、う、うわーん！」

山下「ちょ！また？川島ー！」





須藤「どうしたのかしら？」

石田「そんな時もある。」

ユズヒコ「ふふっなんだそれ？」

終わりです。あたしんちまたやんないかな？