かかかさか

うわまた病院抜け出してきた！

おれ「大阪都構想とは、大阪市を解体して4つの区に分割して二重行政を解消する政策だ」

シャミ子「う～ん……？」

おれ「これは表向きの話」

おれ「本音は、大阪府が大阪市の独立性を潰したいだけの政策だ」

シャミ子「はわ？よくわかりません」

おれ「まず大阪市は政令指定都市だ」

シャミ子「政令指定都市ってなんですか？」

おれ「都道府県の権能（やれること）の一部を、全部または一部を処理できる都市のことだ」

シャミ子「はわ？つまり？」

おれ「つまり、それまでは大阪府が処理していたことを、政令指定都市になったことで大阪市が処理できるようになっていた」

おれ「大阪市の独立性をぶっ壊して、大阪府に中央集権（一元化）するための」

おれ「簡単に言えば府に従わない市は消す政策だ」

シャミ子「はわ……」

🍑「ここで重要なのは、政令指定都市になると何ができるかってことだよ」

シャミ子「何ができるんですか？」

おれ「児童福祉や身体障害者への福祉、生活保護に関すること」

おれ「知的障害者の福祉、社会事業に関すること」

おれ「生活困窮者の自立支援に関すること」

おれ「介護保険に関すること、老人福祉に関すること」

おれ「母子家庭などの片親への福祉、難病患者に対する医療等に関すること」

おれ「などなどの政令指定都市である大阪市がやってた事務を、大阪市を解体することで大阪府が掌握することができる」

🍑「フッフッフッｗ」

シャミ子「はわ？」

おれ「日本維新の会の基本方針は緊縮（節約）だ」

おれ「ゆえに、大阪市が大阪府に逆らっていたことは、こういう社会保障への支出のカット」

おれ「だから、生活保護や在日などの貧困層に優しい公明党や共産党が反対していた」

おれ「と、思ってたが公明党は違ったようだ」

🍑「おれくん、これどう思う？」

おれ「いや、わからん、公明党は生活困窮者に対して優しい政党なイメージがあったが」

おれ「児童さえ特別扱いしてもらえれば他の貧困層はどうでもいいのかな？」

おれ「逆に創価学会員が区役所の窓口をおさえることができれば、生活保護などを口利きに入信しろとおどせるのかな？」

シャミ子「おれさんのお腹は真っ黒ですね……」

🍑「どうするの？」

おれ「無論、推し進めていただこう」

🍑「だよね、大阪府の生活保護の受給率は全国平均の1.6％より、ダントツ多い3.2％」

🍑「これを全国平均まで下げる」

🍑「これなら創価学会が口利きしても、規模拡大には繋がらない」

🍑「厳しいチェックをすると主張するのなら、やってもらえばいいよね」

おれ「共産党は死ぬだろうｗ」

🍑「ハハハｗ」

おれ「何が自民党の治安維持法だよｗ」

おれ「日本維新の会の大阪都構想の方がはるかに過激じゃないかｗ」

シャミ子「はわ……」

シャミ子「はわ……」

シャミ子「え、どうなるんですか？」

おれ「んん？」

おれ「おそらくは、老人の生活保護を狙い撃ちだろう」

シャミ子「老人……」

おれ「ああ、生活保護受給者は50歳以上の人間が圧倒的に多い」

おれ「さらに政令指定都市の権能の一つである介護や老人福祉への支出とセットで改革すればいいのさ」

シャミ子「あの、それは……？」

🍑「日本維新の会のモットーは共助（助け合い）だからね」

おれ「子供に介護を押し付ける昔の日本スタイルに戻したり、地域の助け合いをしろという」

おれ「奪っても文句がでない、労働力という無限の財源を活用させていただく」

シャミ子「……」

シャミ子「おれさんこの前、大阪都構想は赤字が膨らむって言ってなかったですか？」

おれ「ん～……」

おれ「じゃあ増税ってことで」

シャミ子「さっき緊縮って……」

おれ「自民党の試算において、初期投資に500億ほどかかると計算が出ていたが」

おれ「大阪市の人口が270万人なら一人当たり2万円程度で済む」

シャミ子「高いですよ」

おれ「そうか？区役所なんかの建設費込みでのこのお値段ならかなり安いと思うがな」

おれ「一時的に市民税を5％増やすだけでできる」

シャミ子「え……、えー……、そうなんですか？」

🍑「私はこのビッグウェーブに、自民党も乗るべきだと思うよ！」

おれ「むしろ逆に、ここは日本維新の会に上手に攻めていただく」

シャミ子「は、はわ……」

お前の政治観に使われるキャラが可哀想

こいつもめげないよな

おれ「もちろん日本維新の会はこの歳出を大阪市の市民だけに負担させるつもりはないだろう」

おれ「大阪府（県民）も、そして自民党、公明党が応じるなら国の財源（国民）にも手を出すだろう」

おれ「そして府債（大阪府の発行する債券）を発行し、長期的な回収にして府民感情を操作する」

🍑「フッフッフッｗ」

🍑「今回は左翼的な報道だけで偏向はできないよ」

🍑「公明党が賛成に動いた以上、創価学会がスポンサーの番組は、良い面も報道しなきゃいけないからね」

おれ「マスコミは金で動くから、新聞や地方の放送局は下座るしかない」

おれ「大阪市がかばってきた卑怯な弱者の世話を子供に押し付けて、緊縮で財源を作り増税せずにうまくやりくりをする」

🍑「この流れがうまくいけば大阪スタンダード（標準）として、緊縮を目論む都道府県、北海道、福岡、京都などに波及するよ」

シャミ子「はわ……」

おれ「よく創価学会、公明党がこれを許可したな」

🍑「障害者への福祉、その支援のためのNPO法人などにも激烈きつく当たるはずだよ」

おれ「言っとくけど、これは自民党のようなマイルドな保守の政策じゃなくて、もっと過激な保守政党の政策なんだぞ」

シャミ子「はわ……、そんなに過激なんですか？」

おれ「60年安保のときに、日米同盟に反対して、日本単独の軍事路線を主張してた石原慎太郎さんも属してたことがあるよ」

シャミ子「怖い……」

🍑「そうと決まれば、あれだね」

おれ「そうだね、この大阪スタンダードの良いところを発表していくべきだね」

シャミ子「はわ……、良いこともあるんですか……？」

おれ「端的に言うと、老人を殺して、子供を救います！」

シャミ子「極端なんですよおおお！！！」

おれ「うるせぇ！日本維新の会と公明党に言え！」

🍑「老人を殺すとは言うけど」

🍑「本来、親の介護をするべき人たちの資産をチェックして、老人の生活保護を減らすってだけだよ」

🍑「親の介護は子供がやろう、国に頼るのやめよう！」

シャミ子「それはわかりますけど……」

🍑「老人の生活保護や障害者への福祉、そして障害者への支援を仕事にして悪くない収入を得てる人たちへの支出を」

🍑「育児子育てへの支援に回して、子供を育てやすい大阪に作り替えるんだよ！」

シャミ子「はわ……」

シャミ子「……」

シャミ子「貧困の老人は？」

🍑「その老人の子供の家に叩き込むんだよ！」

🍑「それかその老人に子供が三人いるなら、一人あたり4万円の仕送りをさせて生活保護と同等の生活をさせるんだよ！」

おれ「理にかなってるね」

おれ「これによって大阪の出生率が上がるようなら」

おれ「他の都道府県も、都構想まではいかなくても、育児子育て支援に対して増税、あるいは緊縮を考えるようになるだろう」

🍑「ていうか公明党が賛成なんだ」

おれ「まぁ創価学会は家族宗教だから、介護とかもやって当たり前みたいなとこあるんじゃない？」

🍑「ふーん……」

おれ「逆に家族という概念をぶっ壊すことに注力していた共産党は、大打撃だね」

おれ「最悪親殺しが起こるレベル」

シャミ子「はわ……」

🍑「障害者に関しては完全に優生保護法（障害者の駆除）への入り口な気がするけど」

おれ「なんちゃってうつ病の偽物狩りからスタートだね」

おれ「障害者を支援するNPO法人も非営利ではあっても、慈善ではないから、補助を減らせばその数が激減するだろう」

おれ「左翼の住み家はぶっ壊されるだろうね」

🍑「自民党はどうすればいいかな？」

おれ「それは世論に任せて、大阪都構想の結果がでてきだす5年～10年後に評価して」

おれ「良いようなら乗っかって（例えば都構想を真似る地方自治体を支援するなど）、おいしくいただかせてもらおう」

おれ「ダメなら日本維新の会はクソだったと扱き下ろしてやろう」

おれ「むしろ逆、左翼はここで情報操作に負けたらおしまいだよ」

🍑「フッフッフッｗまさか公明党がねｗｗｗ」

おれ「今年一番意外だったわｗ」

シャミ子「はわ……、あの、もう止まらないんですか？」

おれ「もう止まらない、大阪の創価学会が公明党に半分でも従えば確実に賛成多数になる」

おれ「あとは未来の世界で評価されることだ」

おれ「自民党と公明党は、とにかく必要な社会保障の確保を議会で主張し続け」

おれ「うまいこと、賛否両論にして日本維新の会の躍進をふせぎ」

おれ「公明党は創価学会の信者を数％見殺しにしてでも、子供への社会保障の拡充という成果を信者にアピールしつつ現状維持」

おれ「自民党、その他野党はマイルド路線を主張し多数派の市民を、議会において急進的な革新から守りつつ改革を行ったとアピールして中道派の取り込む」

おれ「これならば自民党が圧倒的に有利だ、なぜなら野党は在日や生活保護の切り捨ては認められないが、自民党は認められるからだ」

おれ「共産党は死ぬだけだよｗ」

🍑「フッフッフッｗ」

🍑「さすが公明党だねｗここまで狡猾にせめるなんてｗ」

おれ「お前が何を討とうとしているのか本当にわかっているのか？ｗｗｗ」

終わり

キモ

政治はつまらんわ