1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:28:30.34 :Y07WAUfI0
代行:ID:mZkNyORKP
代行:ID:mZkNyORKP
2:>>1 代行ありがとうございます:2013/03/10(日) 14:31:23.19 :mZkNyORKP
衣「華菜! 衣は高い所へ行きたいぞ!」
華菜「外は暑いから、もうちょっとここで涼んでからにするし」
華菜「それに高い所へ行くなら、綺麗な夜景が見れる夜の方が良いんじゃないか?」
衣「むぅ……それもそうか」
華菜(自由時間をもらったはいいけど、キャプテンは清澄の部長と買い物に行っちゃうし、暇だからブラブラしてたら天江と一緒に出かけることに……)
華菜(麻雀はあんなで、使う言葉も小難しいのばかりだけど、こうやって卓から離れるとまるっきり妹たちと変わらないように見えるし……)
衣「しかし、こうして冷房が効いているところにいては、夏を感じられないぞ」
衣「高い所へ行くのは夜でいいとして、とりあえずそろそろ外へ出ないか?」
華菜「まぁ、天江がそう言うなら……」
衣「……あの、その」
華菜「ん?」
衣「華菜! 衣は高い所へ行きたいぞ!」
華菜「外は暑いから、もうちょっとここで涼んでからにするし」
華菜「それに高い所へ行くなら、綺麗な夜景が見れる夜の方が良いんじゃないか?」
衣「むぅ……それもそうか」
華菜(自由時間をもらったはいいけど、キャプテンは清澄の部長と買い物に行っちゃうし、暇だからブラブラしてたら天江と一緒に出かけることに……)
華菜(麻雀はあんなで、使う言葉も小難しいのばかりだけど、こうやって卓から離れるとまるっきり妹たちと変わらないように見えるし……)
衣「しかし、こうして冷房が効いているところにいては、夏を感じられないぞ」
衣「高い所へ行くのは夜でいいとして、とりあえずそろそろ外へ出ないか?」
華菜「まぁ、天江がそう言うなら……」
衣「……あの、その」
華菜「ん?」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:34:14.79 :0ECE8/bU0
代行ありがとうございます!
それでは始めさせていただきます!
照「うほおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!いぐうううううぅぅぅぅぅ!!」
華奈「華奈ちゃんもイクしいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!」
代行ありがとうございます!
それでは始めさせていただきます!
照「うほおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!いぐうううううぅぅぅぅぅ!!」
華奈「華奈ちゃんもイクしいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:34:44.38 :0ECE8/bU0
完
完
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:42:35.67 :mZkNyORKP
衣「華菜は……怒っているのか?」
華菜「は?」
衣「大会で、2年続けてあんな麻雀を打ってしまって……華菜は不愉快ではなかったのか?」
華菜「はぁ……」
華菜「まぁ確かにズタボロにされたのは事実だし」
衣「っ!」
華菜「でもそれはあくまで正々堂々勝負した結果だから、別に天江に対して怒る理由なんてないぞ?」
衣「でも……華菜は、まだ衣のことを『天江』って呼んでるし……」
華菜「え? あぁ……なるほど」
華菜「分かった! じゃあこれからはちゃんと『衣』って呼ばせてもらうし!」
衣「!」パアァ
華菜「ほら、夏らしいアッツい空気を感じに行きたいんだろ? 日が登りきる前に散歩して、またどっか涼しい所へ行こう」
華菜「衣」
衣「うんっ!」
衣「華菜は……怒っているのか?」
華菜「は?」
衣「大会で、2年続けてあんな麻雀を打ってしまって……華菜は不愉快ではなかったのか?」
華菜「はぁ……」
華菜「まぁ確かにズタボロにされたのは事実だし」
衣「っ!」
華菜「でもそれはあくまで正々堂々勝負した結果だから、別に天江に対して怒る理由なんてないぞ?」
衣「でも……華菜は、まだ衣のことを『天江』って呼んでるし……」
華菜「え? あぁ……なるほど」
華菜「分かった! じゃあこれからはちゃんと『衣』って呼ばせてもらうし!」
衣「!」パアァ
華菜「ほら、夏らしいアッツい空気を感じに行きたいんだろ? 日が登りきる前に散歩して、またどっか涼しい所へ行こう」
華菜「衣」
衣「うんっ!」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:49:49.66 :NkIUtzoL0
ほう
支援
ほう
支援
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:50:13.04 :mZkNyORKP
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―公園―
華菜(おかしい……なんで衣はこんなに暑いのに元気なんだ……)ダラダラ
華菜(暑いのは苦手だし……この木陰も、もう少し日が昇ると暑くなってしまう……)ダラダラ
華菜(っていうか衣は一体どこへ……公園の中にはいると思うけど)
華菜(早く冷房の効いたところへ……)
照(この暑さ……やはり東京は異常)
照(早く帰らないとアイスが……って!)
照(もう溶け出してる……なんてこと)
照(ドライアイスを貰えばよかった……)
照(もうこれはここで全部食べていかないといけない)ジュルリ
照(ちょうど公園があるし、ここで食べていこう)
照「ん?」
照(あそこのベンチでダウンしてるのは……)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―公園―
華菜(おかしい……なんで衣はこんなに暑いのに元気なんだ……)ダラダラ
華菜(暑いのは苦手だし……この木陰も、もう少し日が昇ると暑くなってしまう……)ダラダラ
華菜(っていうか衣は一体どこへ……公園の中にはいると思うけど)
華菜(早く冷房の効いたところへ……)
照(この暑さ……やはり東京は異常)
照(早く帰らないとアイスが……って!)
照(もう溶け出してる……なんてこと)
照(ドライアイスを貰えばよかった……)
照(もうこれはここで全部食べていかないといけない)ジュルリ
照(ちょうど公園があるし、ここで食べていこう)
照「ん?」
照(あそこのベンチでダウンしてるのは……)
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:52:07.54 :HV74nLmSO
久しぶりのぽんこつてるてるかな
久しぶりのぽんこつてるてるかな
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:53:41.62 :gHgDdHna0
長野出身だし照と池田が元から知り合いでも大して違和感ないよね
長野出身だし照と池田が元から知り合いでも大して違和感ないよね
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:56:41.15 :mZkNyORKP
華菜(やば……水分補給しないと脱水症状になってしまうし……)
華菜(でも、自販機まで行くにはこの日差しの直撃を受けざるを得ない……)
華菜(詰んだし……衣……キャプテン…………)
照「……」ジー
華菜「…………」
華菜(なんかものっそい見られてるし……)
照「……」スッ
華菜(しゃがんだ?)
照「チチチ」
華菜(は?)
照「おいでおいで」クイクイ
華菜(な、なんだこの人……)
照「弱ってるのかな……しっぽも元気がないし」
華菜(やば……変なのに絡まれたし……)
華菜(やば……水分補給しないと脱水症状になってしまうし……)
華菜(でも、自販機まで行くにはこの日差しの直撃を受けざるを得ない……)
華菜(詰んだし……衣……キャプテン…………)
照「……」ジー
華菜「…………」
華菜(なんかものっそい見られてるし……)
照「……」スッ
華菜(しゃがんだ?)
照「チチチ」
華菜(は?)
照「おいでおいで」クイクイ
華菜(な、なんだこの人……)
照「弱ってるのかな……しっぽも元気がないし」
華菜(やば……変なのに絡まれたし……)
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:56:56.97 :Y07WAUfI0
④
④
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:57:40.82 :+MXd2pEF0
にゃあ!
にゃあ!
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:58:59.06 :+MXd2pEF0
支援
支援
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 14:59:58.80 :mZkNyORKP
照「アイス食べる? 冷たいお茶もあるよ?」ジリジリ
華菜(ち、近づいてくる……)
華菜(でも……アイス……冷たいお茶……)ゴクリ
華菜(ちょっと……だけなら……)フラッ
照(やった! こっちに来た!)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―白糸台宿泊ホテル―
菫「遅い……」
誠子「まぁ宮永先輩も流石にこのへんで迷うことはないと思いますけど……」
菫「普段東京のド田舎に住んでるあいつが、この都心で迷わないと思うか?」
尭深「確かに、不安ですね」
照「アイス食べる? 冷たいお茶もあるよ?」ジリジリ
華菜(ち、近づいてくる……)
華菜(でも……アイス……冷たいお茶……)ゴクリ
華菜(ちょっと……だけなら……)フラッ
照(やった! こっちに来た!)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―白糸台宿泊ホテル―
菫「遅い……」
誠子「まぁ宮永先輩も流石にこのへんで迷うことはないと思いますけど……」
菫「普段東京のド田舎に住んでるあいつが、この都心で迷わないと思うか?」
尭深「確かに、不安ですね」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:02:52.01 :sYstEyPx0
東京のド田舎って他のどのくらい?
東京のド田舎って他のどのくらい?
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:04:08.85 :qrrELlGTO
最終的に池田家に遊びに行って三つ子に囲まれてご満悦のてるてるだろうか
最終的に池田家に遊びに行って三つ子に囲まれてご満悦のてるてるだろうか
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:04:52.47 :mZkNyORKP
淡「私が迎えに行きましょーか?」
菫「事態を悪化させるのは得策ではないな」
淡「ひっどーい!」プンスコ
ガチャ
照「ただいまー」ギュルギュル
菫「お前、出かけるときは携帯を持てとあれほ……ど……」
華菜「…………」グッタリ
誠子(何だあれ)
尭深(ネコミミ?)
淡(あのギュルギュルって力持ちにもなれるんだ……)
淡「私が迎えに行きましょーか?」
菫「事態を悪化させるのは得策ではないな」
淡「ひっどーい!」プンスコ
ガチャ
照「ただいまー」ギュルギュル
菫「お前、出かけるときは携帯を持てとあれほ……ど……」
華菜「…………」グッタリ
誠子(何だあれ)
尭深(ネコミミ?)
淡(あのギュルギュルって力持ちにもなれるんだ……)
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:11:53.58 :mZkNyORKP
菫「……どうしたんだ……その」チラチラ
華菜(見られてる……)
照「拾ってきた」
菫「元いた場所に帰してきなさい」
照「やだ」
菫「だめだ」
照「この子、外が暑すぎて弱ってた」
照「元気になったらちゃんと帰すから……お願い菫」ウルッ
菫「だめだ……この国、いや世界にはどれだけの野良猫がいると思っている」
誠子(猫だったんだ……)
尭深(あれ、ほんとに生えてるのかな……)
淡(アイスが見当たらない……)キョロキョロ
菫「……どうしたんだ……その」チラチラ
華菜(見られてる……)
照「拾ってきた」
菫「元いた場所に帰してきなさい」
照「やだ」
菫「だめだ」
照「この子、外が暑すぎて弱ってた」
照「元気になったらちゃんと帰すから……お願い菫」ウルッ
菫「だめだ……この国、いや世界にはどれだけの野良猫がいると思っている」
誠子(猫だったんだ……)
尭深(あれ、ほんとに生えてるのかな……)
淡(アイスが見当たらない……)キョロキョロ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:16:46.80 :d7Use4Dt0
>>15
電車が一時間に二本ってくらい田舎
>>15
電車が一時間に二本ってくらい田舎
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:17:52.46 :mZkNyORKP
菫「お前はそのすべての野良猫を助けるつもりか? そんなことはできないだろう」
菫「しかも、おまえの家はペット禁止だろう」
菫「かわいそうなのはわかるが、このままだとお前の為にもならないぞ」
照「…………お願い、ちょっとの間だけだから」ウルッ
菫「くっ……」タジ
華菜(公園で寝てたら、いつの間にか白糸台のホテルに拉致られてた、何を言ってるのかわからねーと思うが、私も何をされたのか分からなかった……)
華菜(とにかくこの人は宮永照で、ここは白糸台のホテルだってことは確かだし)
華菜(それにしても……華菜ちゃんは野良猫じゃなく、立派なキャプテンの付き人だし!)
華菜(こんなところで油を売ってる暇はない! 今すぐ帰らなきゃ……なんだけど)
華菜(このプレッシャー……この人に逆らえる気がしない……これがチャンピオン……)ブルッ
華菜(とにかく、隙を見て逃げ出すし!)
菫「わかった……だがちゃんとけじめは付けるんだぞ」
照「! ありがとう、菫!」
菫「お前はそのすべての野良猫を助けるつもりか? そんなことはできないだろう」
菫「しかも、おまえの家はペット禁止だろう」
菫「かわいそうなのはわかるが、このままだとお前の為にもならないぞ」
照「…………お願い、ちょっとの間だけだから」ウルッ
菫「くっ……」タジ
華菜(公園で寝てたら、いつの間にか白糸台のホテルに拉致られてた、何を言ってるのかわからねーと思うが、私も何をされたのか分からなかった……)
華菜(とにかくこの人は宮永照で、ここは白糸台のホテルだってことは確かだし)
華菜(それにしても……華菜ちゃんは野良猫じゃなく、立派なキャプテンの付き人だし!)
華菜(こんなところで油を売ってる暇はない! 今すぐ帰らなきゃ……なんだけど)
華菜(このプレッシャー……この人に逆らえる気がしない……これがチャンピオン……)ブルッ
華菜(とにかく、隙を見て逃げ出すし!)
菫「わかった……だがちゃんとけじめは付けるんだぞ」
照「! ありがとう、菫!」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:27:21.19 :qrrELlGTO
まあ正直公園で華菜ちゃんがダウンしてたら拾うよね
まあ正直公園で華菜ちゃんがダウンしてたら拾うよね
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:28:53.45 :mZkNyORKP
華菜「あ、あの……」
誠子(しゃべった! そりゃそうか……)
華菜「お世話になったのは確かなんですけど、そろそろ帰らせてもらいたいんですが……」
菫「! おい、なんか鳴いてるぞ」
照「きっとお腹が減ってるんじゃないかな……何か用意しないと」
菫「なら私も付いていこう、お前ひとりだとオニオンスライスを買ってきかねん」
照「じゃあ一緒に行こう……ここで待っててね」
淡「テルー! アイスはどこにあるの?」
照「…………忘れた、これから買ってくる」
淡「もー、楽しみにしてたのにー!」
ガチャン
華菜「……」
誠子「えっと……あなたの名前は?」
華菜「池田、華菜です……」
華菜「あ、あの……」
誠子(しゃべった! そりゃそうか……)
華菜「お世話になったのは確かなんですけど、そろそろ帰らせてもらいたいんですが……」
菫「! おい、なんか鳴いてるぞ」
照「きっとお腹が減ってるんじゃないかな……何か用意しないと」
菫「なら私も付いていこう、お前ひとりだとオニオンスライスを買ってきかねん」
照「じゃあ一緒に行こう……ここで待っててね」
淡「テルー! アイスはどこにあるの?」
照「…………忘れた、これから買ってくる」
淡「もー、楽しみにしてたのにー!」
ガチャン
華菜「……」
誠子「えっと……あなたの名前は?」
華菜「池田、華菜です……」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:30:14.09 :lpEgt7eP0
④
④
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:30:34.98 :rRKtAYK40
亦野さん以外イカれてんじゃねえか
亦野さん以外イカれてんじゃねえか
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:32:56.58 :HV74nLmSO
菫さんまでポンコツかよワロタ
菫さんまでポンコツかよワロタ
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:33:03.13 :BpjnstN/0
戦犯同士通じあえるだけかもしれない。
衣もある意味戦犯だしな
戦犯同士通じあえるだけかもしれない。
衣もある意味戦犯だしな
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:35:10.79 :mZkNyORKP
尭深「貴女は、どこから来たの?」
華菜「な、長野の個人戦代表者についてきたお世話係です」
誠子「ん? 個人戦って、麻雀部の?」
華菜「はい」
誠子「そうか……」
尭深「宮永先輩とはどこで?」
華菜「公園でうだってたら、なんかアイスとお茶を恵んでもらって、気づいたらここに……」
淡「アイス!? じゃあアイスは華菜が食べたの!?」
華菜「う、うん……」
淡「ひっどーい! 楽しみにしてたのに!」
華菜「ご、ごめんだし……」
誠子「まぁ……先輩方には私の方から言っておくから、今のうちに帰ったほうが」
華菜「そうですか? じゃあお言葉に甘え 「待って」
尭深「ちょっと待って、それは危険かもしれない」
誠子「どういうこと?」
尭深「貴女は、どこから来たの?」
華菜「な、長野の個人戦代表者についてきたお世話係です」
誠子「ん? 個人戦って、麻雀部の?」
華菜「はい」
誠子「そうか……」
尭深「宮永先輩とはどこで?」
華菜「公園でうだってたら、なんかアイスとお茶を恵んでもらって、気づいたらここに……」
淡「アイス!? じゃあアイスは華菜が食べたの!?」
華菜「う、うん……」
淡「ひっどーい! 楽しみにしてたのに!」
華菜「ご、ごめんだし……」
誠子「まぁ……先輩方には私の方から言っておくから、今のうちに帰ったほうが」
華菜「そうですか? じゃあお言葉に甘え 「待って」
尭深「ちょっと待って、それは危険かもしれない」
誠子「どういうこと?」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:38:00.13 :+MXd2pEF0
こういう時の尭深はどうしてトラブルメーカーなのか
こういう時の尭深はどうしてトラブルメーカーなのか
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:41:02.72 :mZkNyORKP
尭深「あの宮永先輩の様子を見ると、池田さんには相当執着してると思う」
尭深「その池田さんのために買い物に行って、帰ってきたらいなくなっていたら……」
尭深「この場にいた人間、つまり私たちの責任になる」
誠子「それは……」ゴクリ
華菜「え……ちょ……」
尭深「ここはとりあえず、タイミングを考えて行動するべきだと思う」
淡「私はもういじけました! もう寝ます!」ボフン
華菜「えっと……よくわからないけど帰りますね……」スッ
誠子「待った」ガシ
華菜「ひっ」
誠子「ごめん、私も自分の身が可愛いから」ゴゴゴ
華菜「や、やめて! 華菜ちゃんはキャプテンのところへ帰るんだし!」
尭深「……」ギュム
華菜「ひああああああああああ!?」ビビクン
尭深「あの宮永先輩の様子を見ると、池田さんには相当執着してると思う」
尭深「その池田さんのために買い物に行って、帰ってきたらいなくなっていたら……」
尭深「この場にいた人間、つまり私たちの責任になる」
誠子「それは……」ゴクリ
華菜「え……ちょ……」
尭深「ここはとりあえず、タイミングを考えて行動するべきだと思う」
淡「私はもういじけました! もう寝ます!」ボフン
華菜「えっと……よくわからないけど帰りますね……」スッ
誠子「待った」ガシ
華菜「ひっ」
誠子「ごめん、私も自分の身が可愛いから」ゴゴゴ
華菜「や、やめて! 華菜ちゃんはキャプテンのところへ帰るんだし!」
尭深「……」ギュム
華菜「ひああああああああああ!?」ビビクン
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:51:46.80 :mZkNyORKP
誠子「うおっ」
華菜「やめ……はなし…………」ビクビク
尭深「すごい……このしっぽ本物」ギュムギュム
淡「えーうそ! 私にも触らせてー!」
華菜「だめっ……もうだめ……! ふにゃ!」ビクン
誠子「おお、この耳も本物……っぽい」フニフニ
華菜(こんな……こんなこと……)ビクビク
◇◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
華菜「」ピクピク
誠子(やりすぎた……)
尭深「柔らかかった……」ズズッ
淡「タカミー、冷たいお茶が飲みたいー」
誠子「うおっ」
華菜「やめ……はなし…………」ビクビク
尭深「すごい……このしっぽ本物」ギュムギュム
淡「えーうそ! 私にも触らせてー!」
華菜「だめっ……もうだめ……! ふにゃ!」ビクン
誠子「おお、この耳も本物……っぽい」フニフニ
華菜(こんな……こんなこと……)ビクビク
◇◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
華菜「」ピクピク
誠子(やりすぎた……)
尭深「柔らかかった……」ズズッ
淡「タカミー、冷たいお茶が飲みたいー」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:52:58.95 :d7Use4Dt0
その間に衣は姉帯さんと合流するの?
その間に衣は姉帯さんと合流するの?
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 15:59:33.85 :XHHfMHtn0
sie
sie
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:00:02.83 :mZkNyORKP
ガチャ
照「ただいま」
菫「帰ったぞ」ドッサリ
誠子「その荷物は……」
照「菫が買うって言って聞かなかった……」
菫「わ、私はただ、一時的に世話をするなら万全を期しておかなければいけないと思ってだな……」
誠子(流石にキャットフードとかはないみたいだ……どこまで正気なのか測りかねるな……)
尭深「誠子ちゃん、あれ……」
誠子「ん? ……うわぁ」
誠子(ペット用のトイレ……やっぱりイカレてた……)
照「ほーら、たくさん美味しい物買ってきたよー」クイクイ
華菜「え……あ……」
菫「なにか弱っているように見えるんだが……」
ガチャ
照「ただいま」
菫「帰ったぞ」ドッサリ
誠子「その荷物は……」
照「菫が買うって言って聞かなかった……」
菫「わ、私はただ、一時的に世話をするなら万全を期しておかなければいけないと思ってだな……」
誠子(流石にキャットフードとかはないみたいだ……どこまで正気なのか測りかねるな……)
尭深「誠子ちゃん、あれ……」
誠子「ん? ……うわぁ」
誠子(ペット用のトイレ……やっぱりイカレてた……)
照「ほーら、たくさん美味しい物買ってきたよー」クイクイ
華菜「え……あ……」
菫「なにか弱っているように見えるんだが……」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:05:45.48 :mZkNyORKP
照「……亦野、何かしたの?」ギロ
誠子「な、ななな何もしてないですよ!?」
照「……ほんとに?」
尭深「ホントですよ……お腹がすいてるんじゃないですか?」
照「……そうかも……じゃあ早速」
菫「待て、その前に風呂に入れておくべきじゃないのか?」
華菜「……」ピク
照「確かに……少しでもホテルは汚さないようにしないと……」
菫「じゃあ早速バスルームへ連れて行くか……元気になったら暴れられるかもしれないしな」
華菜「ちょ……それは……」カタカタ
照「ほーら、大丈夫だよ、怖くないよー?」ギュルギュル
誠子(超怖い)
華菜(お風呂に入れるって……体のすみずみまで……洗われてっ!?)
華菜「い、嫌だし……華菜ちゃんはこんなところで純潔を散らしたくないし……」カタカタ
照「……亦野、何かしたの?」ギロ
誠子「な、ななな何もしてないですよ!?」
照「……ほんとに?」
尭深「ホントですよ……お腹がすいてるんじゃないですか?」
照「……そうかも……じゃあ早速」
菫「待て、その前に風呂に入れておくべきじゃないのか?」
華菜「……」ピク
照「確かに……少しでもホテルは汚さないようにしないと……」
菫「じゃあ早速バスルームへ連れて行くか……元気になったら暴れられるかもしれないしな」
華菜「ちょ……それは……」カタカタ
照「ほーら、大丈夫だよ、怖くないよー?」ギュルギュル
誠子(超怖い)
華菜(お風呂に入れるって……体のすみずみまで……洗われてっ!?)
華菜「い、嫌だし……華菜ちゃんはこんなところで純潔を散らしたくないし……」カタカタ
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:13:02.56 :mZkNyORKP
菫「照、怯えてるぞ……全く、私が連れて行くから用意してろ」
照「うん……」シュン
華菜「た、助けて……誰か」チラッ
誠子「……」フルフル
尭深「淡ちゃん、お茶のおかわりいる?」
淡「甘い紅茶が飲みたいな」
華菜(そんな……誰か……キャプテン……みはるん……)カタカタ
バターン
衣「たのもーう!!」
照「!?」クルッ
華菜「こっ、ころ……」
衣「華菜を返してもらおうか!」
華菜「こ、衣ぉ!」
菫「照、怯えてるぞ……全く、私が連れて行くから用意してろ」
照「うん……」シュン
華菜「た、助けて……誰か」チラッ
誠子「……」フルフル
尭深「淡ちゃん、お茶のおかわりいる?」
淡「甘い紅茶が飲みたいな」
華菜(そんな……誰か……キャプテン……みはるん……)カタカタ
バターン
衣「たのもーう!!」
照「!?」クルッ
華菜「こっ、ころ……」
衣「華菜を返してもらおうか!」
華菜「こ、衣ぉ!」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:19:32.62 :mZkNyORKP
ハギヨシ「申し訳ございません、特定まで時間がかかってしまいまして……」
衣「気に病むな、こうして華菜は見つけられたのだからな!」
華菜「うわぁああああ! 助かったしいぃぃぃぃ!!」ガバッ
衣「うわっ……とと」
照「貴女は天江衣……」
衣「衣の華菜が随分世話になったようだな……チャンピオン」ゴゴゴ
照「自分のペットが弱っているときに、そばにいてやらずに放っておいたの?」ゴゴゴ
衣「ペット? 華菜は衣の友達だ……無礼な口を聞くなよ?」
照「とにかく、いい加減な人間には返せない……今すぐ手を離してもらおう」
菫「私も賛成だ……飼い主の責任を全うできないものには渡すべきではないな」
衣「どうしても退かぬというのか」
照「無論」
衣「よかろう……ならば卓の上で決着をつけようではないか……」ゴゴゴ
ハギヨシ「申し訳ございません、特定まで時間がかかってしまいまして……」
衣「気に病むな、こうして華菜は見つけられたのだからな!」
華菜「うわぁああああ! 助かったしいぃぃぃぃ!!」ガバッ
衣「うわっ……とと」
照「貴女は天江衣……」
衣「衣の華菜が随分世話になったようだな……チャンピオン」ゴゴゴ
照「自分のペットが弱っているときに、そばにいてやらずに放っておいたの?」ゴゴゴ
衣「ペット? 華菜は衣の友達だ……無礼な口を聞くなよ?」
照「とにかく、いい加減な人間には返せない……今すぐ手を離してもらおう」
菫「私も賛成だ……飼い主の責任を全うできないものには渡すべきではないな」
衣「どうしても退かぬというのか」
照「無論」
衣「よかろう……ならば卓の上で決着をつけようではないか……」ゴゴゴ
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:25:39.91 :mZkNyORKP
誠子(去年のMVP天江衣……そしてわれらがチャンプ宮永照……)
誠子(まさかこんなところで頂上決戦が拝めるとは……)ゴクリ
照「ふっ……なるほど」
菫「お前たち、卓の準備を」
誠子「はっ、はい!」
菫「照、私がおひきになろう」
照「よろしく……そっちは、その執事さんがついてくれるの?」
ハギヨシ「ええ、主人が戦うとなれば、自らも共に戦場を征く……執事とはそういうものです」
衣「確か、チャンピオンはちまちまと細かい点を稼いで行く、姑息なプレイスタイルだと聞き及んでいるが……」ニヤリ
照「その一つ一つがどれだけの重みを持つのか……自分自身で確かめてみるといい……」ゴッ
華菜(ど、どうしてこうなったし……早く帰りたいし…………)ガタガタ
誠子(去年のMVP天江衣……そしてわれらがチャンプ宮永照……)
誠子(まさかこんなところで頂上決戦が拝めるとは……)ゴクリ
照「ふっ……なるほど」
菫「お前たち、卓の準備を」
誠子「はっ、はい!」
菫「照、私がおひきになろう」
照「よろしく……そっちは、その執事さんがついてくれるの?」
ハギヨシ「ええ、主人が戦うとなれば、自らも共に戦場を征く……執事とはそういうものです」
衣「確か、チャンピオンはちまちまと細かい点を稼いで行く、姑息なプレイスタイルだと聞き及んでいるが……」ニヤリ
照「その一つ一つがどれだけの重みを持つのか……自分自身で確かめてみるといい……」ゴッ
華菜(ど、どうしてこうなったし……早く帰りたいし…………)ガタガタ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:30:34.60 :mZkNyORKP
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
華菜(結局その後、南入する前に自動卓と照明が吹き飛んでしまったし)
華菜(その隙に華菜ちゃんと衣をハギヨシさんが持って脱出、この件はこれで収束したし)
華菜(でも、それ以来衣がひっつくようになってきて、ちょっと困ったことになってしまったし)
華菜(鹿児島の巫女さんに『あなた、女難の相が出てるわよ』と言われてしまったけど、当たってるのかもしれない……)
槓
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
華菜(結局その後、南入する前に自動卓と照明が吹き飛んでしまったし)
華菜(その隙に華菜ちゃんと衣をハギヨシさんが持って脱出、この件はこれで収束したし)
華菜(でも、それ以来衣がひっつくようになってきて、ちょっと困ったことになってしまったし)
華菜(鹿児島の巫女さんに『あなた、女難の相が出てるわよ』と言われてしまったけど、当たってるのかもしれない……)
槓
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:33:01.71 :rRKtAYK40
乙!
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:37:54.80 :tdcx0LBh0
乙でー
乙でー
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/10(日) 16:39:47.40 :+MXd2pEF0
えー
えー