1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:12:54.07 :ByZCD9ko0
桃子「おはよーっす」
ワイワイガヤガヤ
桃子「……」
桃子(……今日も皆私に気付かないっすね)
桃子(まあ、私達の出た県大会はすっかり過去の話っすからねぇ……)
桃子(時の人としてあれだけ皆に認知されても、ブームが過ぎればご覧のとおり、ってとこっすか)
桃子「……」
桃子(昔に戻っただけなのに……)
桃子(何だか寂しい気持ちっすよ……)
桃子「おはよーっす」
ワイワイガヤガヤ
桃子「……」
桃子(……今日も皆私に気付かないっすね)
桃子(まあ、私達の出た県大会はすっかり過去の話っすからねぇ……)
桃子(時の人としてあれだけ皆に認知されても、ブームが過ぎればご覧のとおり、ってとこっすか)
桃子「……」
桃子(昔に戻っただけなのに……)
桃子(何だか寂しい気持ちっすよ……)
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:14:33.73 :bYxV+xtH0
ステルスモモペロペロ
ステルスモモペロペロ
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:17:35.16 :ByZCD9ko0
担任「それでは出席を取ります」
アカマツクーン
ハーイ
桃子「……」
桃子(先輩が卒業して、覇気がなくなったって言われたのも原因っすかねえ……)
桃子(結局今年は初戦敗退してしまったし、知名度と一緒にやる気みたいなのも減少してしまってるのかも……)
桃子「はぁ……長い5月病っすね……」
桃子「いやむしろ恋の病っすよこれは……」 ハァァァァァ
桃子「先輩がいない学校なんて……」
テンドウサーン
ハーイ
桃子(っていうか、今どき一人一人呼んでくタイプの点呼って……)
桃子(居ない席なんて、一目見れば分か――)
桃子(……らなくなしてるのは私だったっすね、そういえば)
担任「それでは出席を取ります」
アカマツクーン
ハーイ
桃子「……」
桃子(先輩が卒業して、覇気がなくなったって言われたのも原因っすかねえ……)
桃子(結局今年は初戦敗退してしまったし、知名度と一緒にやる気みたいなのも減少してしまってるのかも……)
桃子「はぁ……長い5月病っすね……」
桃子「いやむしろ恋の病っすよこれは……」 ハァァァァァ
桃子「先輩がいない学校なんて……」
テンドウサーン
ハーイ
桃子(っていうか、今どき一人一人呼んでくタイプの点呼って……)
桃子(居ない席なんて、一目見れば分か――)
桃子(……らなくなしてるのは私だったっすね、そういえば)
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:21:01.68 :ByZCD9ko0
担任「東横さーん」
桃子「はい」
担任「……東横さーん?」
担任「東横さん、お休みですかー?」
桃子「……」
桃子(これが悪意0ってのが、何ともアレっすね)
桃子(こんな仕打ちを受け続けたら、そりゃコミュ障にもなるっすよ)
桃子(ああああ……先輩に会いたい……)
桃子(こんな私を見つけてくれた先輩に会いたい……)
桃子(夏の大会見に来てくれて以降、全然会えてないっす……)
桃子(先輩欠乏症っすよ……このまま溶けて霧散しそうっすよ……)
担任「東横さーん」
桃子「はい」
担任「……東横さーん?」
担任「東横さん、お休みですかー?」
桃子「……」
桃子(これが悪意0ってのが、何ともアレっすね)
桃子(こんな仕打ちを受け続けたら、そりゃコミュ障にもなるっすよ)
桃子(ああああ……先輩に会いたい……)
桃子(こんな私を見つけてくれた先輩に会いたい……)
桃子(夏の大会見に来てくれて以降、全然会えてないっす……)
桃子(先輩欠乏症っすよ……このまま溶けて霧散しそうっすよ……)
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:23:51.09 :ByZCD9ko0
桃子「っと、いけないいけない」
桃子「東横桃子、出席してるっすよ!」
担任「……」 キョロキョロ
桃子(……叫ぶだけじゃ駄目っすか……)
桃子(それなら――!!)
桃子「東横桃子、出席してるっすよ!!」 シュッシュッ
担任「あー、すまんなぁ、先生気付かなかったよ」
桃子「大丈夫っすよ」
桃子(……慣れてるっすから)
クラスメートA(先生の目の前でパンを尻にはさみ右手の指を鼻の穴に入れ左手でボクシングをしながら叫んでた……)
クラスメートB(やっぱ何か近寄りがたいなこの人……)
桃子「っと、いけないいけない」
桃子「東横桃子、出席してるっすよ!」
担任「……」 キョロキョロ
桃子(……叫ぶだけじゃ駄目っすか……)
桃子(それなら――!!)
桃子「東横桃子、出席してるっすよ!!」 シュッシュッ
担任「あー、すまんなぁ、先生気付かなかったよ」
桃子「大丈夫っすよ」
桃子(……慣れてるっすから)
クラスメートA(先生の目の前でパンを尻にはさみ右手の指を鼻の穴に入れ左手でボクシングをしながら叫んでた……)
クラスメートB(やっぱ何か近寄りがたいなこの人……)
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:27:01.15 :ByZCD9ko0
桃子「あー……」
桃子(やっぱり学校面白くないっすね……)
桃子(誰かとコミュニケーションする喜びを知ってしまったのに……)
桃子(一人ぼっちは耐えられないっすよ……!)
桃子「……」
桃子(確か次の授業は林先生だったっすね)
桃子(林先生は、私を視認できなかったはず)
桃子(林先生の癖から行くと、今日は問題を解くため当てられる心配もない)
桃子「……」
桃子(まあ、どうせ見えないんだし、ちょっとくらい抜けだしてもいいっすよね!)
桃子「あー……」
桃子(やっぱり学校面白くないっすね……)
桃子(誰かとコミュニケーションする喜びを知ってしまったのに……)
桃子(一人ぼっちは耐えられないっすよ……!)
桃子「……」
桃子(確か次の授業は林先生だったっすね)
桃子(林先生は、私を視認できなかったはず)
桃子(林先生の癖から行くと、今日は問題を解くため当てられる心配もない)
桃子「……」
桃子(まあ、どうせ見えないんだし、ちょっとくらい抜けだしてもいいっすよね!)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:29:57.36 :ByZCD9ko0
桃子「ここが先輩の通う大学っすか……」
桃子「入学式を見に行きたくて恥ずかしいからと拒絶されたせいで来る機会がなかったんっすよねぇ……」
桃子「夏の大会で忙しかったっていうのもあるっすけど……」
桃子「まあ何にせよ、先輩を探すところからっすね」
桃子「万が一部外者立ち入り禁止の所に居ても、人の目なら盗めるから問題ないっす」
桃子「とりあえず、先輩が居そうな方向を第六感で……」
桃子「むむむ……」
桃子「……!」 ビビクーン
桃子「こっちの方角に意識を傾けたら子宮が疼いたっす」
桃子「多分先輩はこっちっすね!」
桃子「今会いに行くっすよー!!」
桃子「ここが先輩の通う大学っすか……」
桃子「入学式を見に行きたくて恥ずかしいからと拒絶されたせいで来る機会がなかったんっすよねぇ……」
桃子「夏の大会で忙しかったっていうのもあるっすけど……」
桃子「まあ何にせよ、先輩を探すところからっすね」
桃子「万が一部外者立ち入り禁止の所に居ても、人の目なら盗めるから問題ないっす」
桃子「とりあえず、先輩が居そうな方向を第六感で……」
桃子「むむむ……」
桃子「……!」 ビビクーン
桃子「こっちの方角に意識を傾けたら子宮が疼いたっす」
桃子「多分先輩はこっちっすね!」
桃子「今会いに行くっすよー!!」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:34:43.70 :ByZCD9ko0
桃子「」
桃子「」
桃子「……せ、先輩が……」
桃子「せせせ先輩が男と二人でテーブルにっ……!?」
桃子「い、いや、きっと多分たまたまっす」
桃子「先輩が座ってた場所の近くにたまたま男が座ったってオチに違いないっすよ」
桃子「……ほ、ほら、男が一人で席を立った!」
桃子「やっぱり他人だったっすね!!!」
桃子「……」
桃子「ん……?」
桃子「あれは、コンビニとかでも売ってるバニラソフト……」
桃子「え、二つ……!?」
桃子「うわっ、1つを先輩に……!」
桃子「許しがたいっす……!」 ギリィィィ
桃子「あいつの方のソフトクリームに鼻くそ飛ばしてやりたい気分っすね……!」 ギリギリギリギリ
桃子「」
桃子「」
桃子「……せ、先輩が……」
桃子「せせせ先輩が男と二人でテーブルにっ……!?」
桃子「い、いや、きっと多分たまたまっす」
桃子「先輩が座ってた場所の近くにたまたま男が座ったってオチに違いないっすよ」
桃子「……ほ、ほら、男が一人で席を立った!」
桃子「やっぱり他人だったっすね!!!」
桃子「……」
桃子「ん……?」
桃子「あれは、コンビニとかでも売ってるバニラソフト……」
桃子「え、二つ……!?」
桃子「うわっ、1つを先輩に……!」
桃子「許しがたいっす……!」 ギリィィィ
桃子「あいつの方のソフトクリームに鼻くそ飛ばしてやりたい気分っすね……!」 ギリギリギリギリ
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:39:07.53 :ByZCD9ko0
桃子「……」
桃子「マジで鼻くそでも飛ばしてやろうかとちょっと近付いてみたっすけど……」
桃子「どうやら先輩にノート見せて貰ってるただのクズみたいっすね」
桃子「アイスもそのお礼っぽいし……」
桃子「鼻くそはかんべんしてやるっすよ」
桃子「……先輩にバレたら引かれそうっすからね」
桃子「引かれそうなことはしないに越したことはないっす」
桃子「……まあ、それ以上1ミリでも近付いたら殺すっすけどね!」
桃子「それまではこのちょっと離れた位置から姿を消して久々の先輩のお顔を網膜に焼き付けるっすよー!」
桃子「……」
桃子「マジで鼻くそでも飛ばしてやろうかとちょっと近付いてみたっすけど……」
桃子「どうやら先輩にノート見せて貰ってるただのクズみたいっすね」
桃子「アイスもそのお礼っぽいし……」
桃子「鼻くそはかんべんしてやるっすよ」
桃子「……先輩にバレたら引かれそうっすからね」
桃子「引かれそうなことはしないに越したことはないっす」
桃子「……まあ、それ以上1ミリでも近付いたら殺すっすけどね!」
桃子「それまではこのちょっと離れた位置から姿を消して久々の先輩のお顔を網膜に焼き付けるっすよー!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:48:33.05 :ByZCD9ko0
ゆみ「それじゃあ」
桃子「よし、別れたっすね」
桃子「しかしどうやって声をかけたものか……」
ゆみ「あっ」 ポロ
ゆみ(しまった……舌で思いっきり押し倒してしまった……)
ゆみ(参ったな……今日に限ってティッシュは持ってないんだが……)
ゆみ「……」
ゆみ(近くのトイレはここからだとB棟か……?)
ゆみ(トイレットペーパー持ってきて、ゴミ箱にくらい捨てないとな……) タッタッタッ
桃子「……」
桃子「声をかけるタイミングを逃してしまったっすね」
桃子「まぁなんにせよ、このままアイスを落としっぱなしというのも掃除の人に迷惑がかかるし……」
桃子「何よりもったいないオバケが出ちゃうっすよね!」
智美「四つん這いになって何舐めようとしてんだーモモ」
智美「さすがの私もドン引きだぞー」 ワハハ
ゆみ「それじゃあ」
桃子「よし、別れたっすね」
桃子「しかしどうやって声をかけたものか……」
ゆみ「あっ」 ポロ
ゆみ(しまった……舌で思いっきり押し倒してしまった……)
ゆみ(参ったな……今日に限ってティッシュは持ってないんだが……)
ゆみ「……」
ゆみ(近くのトイレはここからだとB棟か……?)
ゆみ(トイレットペーパー持ってきて、ゴミ箱にくらい捨てないとな……) タッタッタッ
桃子「……」
桃子「声をかけるタイミングを逃してしまったっすね」
桃子「まぁなんにせよ、このままアイスを落としっぱなしというのも掃除の人に迷惑がかかるし……」
桃子「何よりもったいないオバケが出ちゃうっすよね!」
智美「四つん這いになって何舐めようとしてんだーモモ」
智美「さすがの私もドン引きだぞー」 ワハハ
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:52:32.28 :ByZCD9ko0
桃子「うわっ蒲原元部長!」
桃子「い、居たんすか!?」
智美「まぁなー」
智美「今しがた通りかかったところだ」
桃子「しかし、よくサクッと私を見つけられましたね……」
智美「そりゃあ、まあ、野外で四つん這いになって落ちたソフトクリームを舐めようとしてれば……」
智美「それで目立つなって方が無理があると思うんだよなー」
桃子「むぅ……」
桃子「肝心なときにはステルスし切れないのが難点っすね……」
智美「お前は完全ステルス出来たら何やらかすつもりなんだモモ」 ワハハ
桃子「うわっ蒲原元部長!」
桃子「い、居たんすか!?」
智美「まぁなー」
智美「今しがた通りかかったところだ」
桃子「しかし、よくサクッと私を見つけられましたね……」
智美「そりゃあ、まあ、野外で四つん這いになって落ちたソフトクリームを舐めようとしてれば……」
智美「それで目立つなって方が無理があると思うんだよなー」
桃子「むぅ……」
桃子「肝心なときにはステルスし切れないのが難点っすね……」
智美「お前は完全ステルス出来たら何やらかすつもりなんだモモ」 ワハハ
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 18:57:29.58 :ZpsL0TyG0
④
④
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:03:37.52 :ByZCD9ko0
智美「っていうか、ちょっと離れとこうか」
智美「さすがのユミちんも、久しぶりに会う後輩がストーカーみたいなことしてると知ったら悲しむぞー」
桃子「す、すすすストーカーなんかじゃないっすよ!!」
智美「学校サボるってだけでもユミちんはいい顔しなさそうだけどなー」 ワハハ
智美「いきなり会いに来て遠巻きに見つめた挙句落とした食べかけソフトクリーム舐めようとしてるとかドン引きだと思うぞー」
桃子「こ、これは、その、違うんすよ!」
智美「何が違うんだーモモ」
智美「世間じゃそういうのは変態かストーカーのどちらかにカテゴライズされるんだぞー」 ワハハ
桃子「その辺の奴らと一緒にしないでほしいっす!」
桃子「私は、先輩のことが本気で好きなだけっす!」
桃子「好きだから、つい、体が動いちゃったんっす!」
桃子「別に落としたアイスを舐めようとしたのも間接ベロチューとかそういうやましい気持ちはないっていうかなんていうか……」
桃子「ソフトクリームを一緒に食べたいだけなんす!」
桃子「その純な想いが、ちょっと暴走しちゃっただけなんっすよ! 無罪!」
智美「ちょっと見ない間に人として大事なものが色々とクラッシュキルデストロイしてるなーモモ」 ワハハ
智美「っていうか、ちょっと離れとこうか」
智美「さすがのユミちんも、久しぶりに会う後輩がストーカーみたいなことしてると知ったら悲しむぞー」
桃子「す、すすすストーカーなんかじゃないっすよ!!」
智美「学校サボるってだけでもユミちんはいい顔しなさそうだけどなー」 ワハハ
智美「いきなり会いに来て遠巻きに見つめた挙句落とした食べかけソフトクリーム舐めようとしてるとかドン引きだと思うぞー」
桃子「こ、これは、その、違うんすよ!」
智美「何が違うんだーモモ」
智美「世間じゃそういうのは変態かストーカーのどちらかにカテゴライズされるんだぞー」 ワハハ
桃子「その辺の奴らと一緒にしないでほしいっす!」
桃子「私は、先輩のことが本気で好きなだけっす!」
桃子「好きだから、つい、体が動いちゃったんっす!」
桃子「別に落としたアイスを舐めようとしたのも間接ベロチューとかそういうやましい気持ちはないっていうかなんていうか……」
桃子「ソフトクリームを一緒に食べたいだけなんす!」
桃子「その純な想いが、ちょっと暴走しちゃっただけなんっすよ! 無罪!」
智美「ちょっと見ない間に人として大事なものが色々とクラッシュキルデストロイしてるなーモモ」 ワハハ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:05:57.71 :IiAEXsb70
④
④
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:08:00.01 :ByZCD9ko0
桃子「……っていうか、蒲原元部長は何してるんっすか」
桃子「先輩に話しかけないんすか?」
智美「……」
智美「まあ、私は、面白いから後日からかうつもりで男と二人の場面をムービー撮ってただけだからなー」
智美「今日は声かける予定はないんだ」 ワハハ
桃子「先輩と妙な噂にするのは私だけにしてください」
智美「目がマジでちょっと目をそらしたくなるぞーモモ」
桃子「……っていうか、蒲原元部長は何してるんっすか」
桃子「先輩に話しかけないんすか?」
智美「……」
智美「まあ、私は、面白いから後日からかうつもりで男と二人の場面をムービー撮ってただけだからなー」
智美「今日は声かける予定はないんだ」 ワハハ
桃子「先輩と妙な噂にするのは私だけにしてください」
智美「目がマジでちょっと目をそらしたくなるぞーモモ」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:10:26.83 :iQcaveGpP
ステモはかわいいなあ
ステモはかわいいなあ
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:15:29.32 :ByZCD9ko0
桃子「……っていうか、蒲原元部長もこの大学だったんっすか?」
智美「え?」
桃子「え?」
智美「……まあ、そんなことはどうだっていいじゃないか」
桃子「……先輩から、蒲原元部長と一緒の大学なんて一言も聞いてないんっすけど……」
智美「それより、食堂に行こう。奢っちゃうぞー」
桃子「やっぱり蒲原元部長も部外者っすか……」
桃子「っていうか、蒲原元部長、どこ大学なんっすか?」
桃子「よく考えると、蒲原元部長から大学の話聞いたことが無……」
智美「はっはっは、確かに私も違う学校の生徒だ」
智美「授業の内容が面白くないしついていけないから、抜けだして来ちゃったんだ」
智美「ユミちんに見つかると『この大事な時期に何やってるんだ、勉強しろ』って怒られそうだから、早く移動したいなー」 ワハハ
桃子「大学っすよね!?」
桃子「それ大学の話っすよね!?」
桃子「予備校とかじゃないっすよね!?」
桃子「……っていうか、蒲原元部長もこの大学だったんっすか?」
智美「え?」
桃子「え?」
智美「……まあ、そんなことはどうだっていいじゃないか」
桃子「……先輩から、蒲原元部長と一緒の大学なんて一言も聞いてないんっすけど……」
智美「それより、食堂に行こう。奢っちゃうぞー」
桃子「やっぱり蒲原元部長も部外者っすか……」
桃子「っていうか、蒲原元部長、どこ大学なんっすか?」
桃子「よく考えると、蒲原元部長から大学の話聞いたことが無……」
智美「はっはっは、確かに私も違う学校の生徒だ」
智美「授業の内容が面白くないしついていけないから、抜けだして来ちゃったんだ」
智美「ユミちんに見つかると『この大事な時期に何やってるんだ、勉強しろ』って怒られそうだから、早く移動したいなー」 ワハハ
桃子「大学っすよね!?」
桃子「それ大学の話っすよね!?」
桃子「予備校とかじゃないっすよね!?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:20:37.87 :ecAhz+XN0
ワハかわ
ワハかわ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:26:03.76 :ByZCD9ko0
【食堂】
智美「いやー」
智美「確かに奢るとは言ったが……」
智美「大分遠慮しないで頼んだなーモモ……」 ワハハ・・・
桃子「先輩が毎日食べてるかもしれないものだと思うと、こう……」
桃子「いくらでも躰の中に入っていく感じがするっす」 クチュクチュ
智美「頬赤らめて納豆かき混ぜるのやめてほしいなー」 ワハハ・・・
桃子「大好きな人と同じものを食べる……それほど幸せなことはないっすよ」 ネチョォ
智美「やっぱりストーカーっぽくなってきてるぞーモモ」
桃子「ちょびっとばかりコミュニケーションの経験不足で純情な感情がから回ってるだけっすよ」 トロォ・・・
智美「地に足付けて高速回転した結果人轢きまくってる感じで凶暴な風に回ってるぞモモ」 ワハハ
【食堂】
智美「いやー」
智美「確かに奢るとは言ったが……」
智美「大分遠慮しないで頼んだなーモモ……」 ワハハ・・・
桃子「先輩が毎日食べてるかもしれないものだと思うと、こう……」
桃子「いくらでも躰の中に入っていく感じがするっす」 クチュクチュ
智美「頬赤らめて納豆かき混ぜるのやめてほしいなー」 ワハハ・・・
桃子「大好きな人と同じものを食べる……それほど幸せなことはないっすよ」 ネチョォ
智美「やっぱりストーカーっぽくなってきてるぞーモモ」
桃子「ちょびっとばかりコミュニケーションの経験不足で純情な感情がから回ってるだけっすよ」 トロォ・・・
智美「地に足付けて高速回転した結果人轢きまくってる感じで凶暴な風に回ってるぞモモ」 ワハハ
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:27:05.27 :MA1q1PuTO
ゆみちん麻雀サークルの飲み会で酔わされて
既にまわされてたりするんかな
ゆみちん麻雀サークルの飲み会で酔わされて
既にまわされてたりするんかな
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:27:35.42 :waRqgATAO
ふんふむ
ふんふむ
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:28:09.03 :Ohhijlha0
ダメじゃねーか!
ダメじゃねーか!
23:内木副会長 ◆VRWMc73q33gU :2013/12/21(土) 19:29:11.20 :uH+kP+Ur0
擬音がおかしい
擬音がおかしい
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:30:40.21 :IiAEXsb70
納豆かき混ぜるってエロい行為なんだな…
納豆かき混ぜるってエロい行為なんだな…
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:32:25.72 :ByZCD9ko0
桃子「それにしても、蒲原元部長は変わらないっすねー」
桃子「いつまでも大人にならないというか……」
智美「間髪入れずに落とさないで少しは持ち上げてもいいんだぞー」 ワハハ
桃子「でも、何かそんな蒲原元部長を見てるとホッとするっす」
桃子「……先輩は……」
桃子「変わってしまったんすかね……」
桃子「そりゃ、先輩ほどの人格と美貌なら、友達だっていっぱい出来るでしょうし……」
桃子「楽しい大学生活を送ってくれてるなら、嬉しいっす」
桃子「でも……」
桃子「先輩の中の私の比率が減っているのかと思うと、ちょっとさみしいっすよ……」
智美「モモ……」
桃子「それにしても、蒲原元部長は変わらないっすねー」
桃子「いつまでも大人にならないというか……」
智美「間髪入れずに落とさないで少しは持ち上げてもいいんだぞー」 ワハハ
桃子「でも、何かそんな蒲原元部長を見てるとホッとするっす」
桃子「……先輩は……」
桃子「変わってしまったんすかね……」
桃子「そりゃ、先輩ほどの人格と美貌なら、友達だっていっぱい出来るでしょうし……」
桃子「楽しい大学生活を送ってくれてるなら、嬉しいっす」
桃子「でも……」
桃子「先輩の中の私の比率が減っているのかと思うと、ちょっとさみしいっすよ……」
智美「モモ……」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:39:37.93 :ByZCD9ko0
智美「確かに、人は変わっていく生き物だよ、モモ」
智美「……変わることができる生き物だ」
智美「かつてあれだけコミュニケーションを無駄なものだと切って捨ててたモモが」
智美「今ではこうしてユミちんとのコミュニケーションを求めるようになったように」
智美「……ユミちんだって、私やモモとの積み重ねがあって、今のユミちんになったんだ」
智美「昔のユミちんじゃ、ノート見せてなんて面倒で怠惰な人間の頼みなんて切って捨ててただろうしなー」
智美「まあ、その辺に慣れさせたっていう私の功績は誇れるのかわからないけどなー」 ワハハ
桃子「蒲原元部長……」
桃子「おかわりしてきていいっすか?」
智美「いいけどシリアスな顔するならもうちょっと真面目に話聞いてほしかったかなー」 ワハハ・・・
桃子「聞いてるっす聞いてるっす」 パクパクー
智美(このくらいでは泣かないぞ……!)
智美「確かに、人は変わっていく生き物だよ、モモ」
智美「……変わることができる生き物だ」
智美「かつてあれだけコミュニケーションを無駄なものだと切って捨ててたモモが」
智美「今ではこうしてユミちんとのコミュニケーションを求めるようになったように」
智美「……ユミちんだって、私やモモとの積み重ねがあって、今のユミちんになったんだ」
智美「昔のユミちんじゃ、ノート見せてなんて面倒で怠惰な人間の頼みなんて切って捨ててただろうしなー」
智美「まあ、その辺に慣れさせたっていう私の功績は誇れるのかわからないけどなー」 ワハハ
桃子「蒲原元部長……」
桃子「おかわりしてきていいっすか?」
智美「いいけどシリアスな顔するならもうちょっと真面目に話聞いてほしかったかなー」 ワハハ・・・
桃子「聞いてるっす聞いてるっす」 パクパクー
智美(このくらいでは泣かないぞ……!)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:45:06.89 :ByZCD9ko0
智美「まあ、とにかく、行動を起こしてみたらどうだー?」
智美「……二人共、結構臆病で牛歩ペースだからなぁ」
桃子「むう……た、確かに……」
桃子「でも、先輩に変に迷惑かけたくなんて……」
智美「……ユミちんは、モモのことを想ってるよ」
智美「ユミちんの親友の私が言うんだから間違いないさ」
桃子「親……友……?」
智美「そこでそんな顔されると思わなかったしさすがにちょっと泣きそうだぞーモモ」
桃子「ごめんなさい冗談っす」
桃子「ずっと友達とか居なかったんで冗談の度合いとかわかんないんっすよね……」
智美「うーん……」
桃子「だから、在学中の先輩にも嫌な想いさせちゃったのかなって……」
桃子「それで、あんまり会いに来てくれないのかなって……」
智美「モモ……」
智美「まあ、とにかく、行動を起こしてみたらどうだー?」
智美「……二人共、結構臆病で牛歩ペースだからなぁ」
桃子「むう……た、確かに……」
桃子「でも、先輩に変に迷惑かけたくなんて……」
智美「……ユミちんは、モモのことを想ってるよ」
智美「ユミちんの親友の私が言うんだから間違いないさ」
桃子「親……友……?」
智美「そこでそんな顔されると思わなかったしさすがにちょっと泣きそうだぞーモモ」
桃子「ごめんなさい冗談っす」
桃子「ずっと友達とか居なかったんで冗談の度合いとかわかんないんっすよね……」
智美「うーん……」
桃子「だから、在学中の先輩にも嫌な想いさせちゃったのかなって……」
桃子「それで、あんまり会いに来てくれないのかなって……」
智美「モモ……」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:47:23.21 :IiAEXsb70
しえ
しえ
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:49:02.62 :Ohhijlha0
支援ぞ
支援ぞ
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:50:46.46 :ByZCD9ko0
智美「……ユミちんは、モモのことを想ってるよ」
智美「ユミちんの親友の私が言うんだから間違いないさ」
桃子「あ、そのクダリまたやるんすね……」
智美「ん?」
桃子「あ、いや、続けてくださいっす」
智美「まあ、とにかく、だ」
智美「ユミちんは、モモのことを大切に想ってる」
智美「そんな人が自分のためにしてくれたことを、迷惑だなんて思わないさ」
智美「……仮にちょっと迷惑でも、自分のためにしてくれたっていう嬉しい気持ちは絶対にある」
智美「勇気を出して、行動してみてもいいんじゃないかな」
桃子「……そう、っすよね……」
桃子「今までは、勇気がなくて無言で電話したりドアノブを舐める程度だったっすけど……」
桃子「これからは、真正面からアプローチすべきっすね!」
智美「うん、今までの例は純度100%の迷惑行為かな悪化させるのやめような」 ワハハ・・・
智美「……ユミちんは、モモのことを想ってるよ」
智美「ユミちんの親友の私が言うんだから間違いないさ」
桃子「あ、そのクダリまたやるんすね……」
智美「ん?」
桃子「あ、いや、続けてくださいっす」
智美「まあ、とにかく、だ」
智美「ユミちんは、モモのことを大切に想ってる」
智美「そんな人が自分のためにしてくれたことを、迷惑だなんて思わないさ」
智美「……仮にちょっと迷惑でも、自分のためにしてくれたっていう嬉しい気持ちは絶対にある」
智美「勇気を出して、行動してみてもいいんじゃないかな」
桃子「……そう、っすよね……」
桃子「今までは、勇気がなくて無言で電話したりドアノブを舐める程度だったっすけど……」
桃子「これからは、真正面からアプローチすべきっすね!」
智美「うん、今までの例は純度100%の迷惑行為かな悪化させるのやめような」 ワハハ・・・
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:53:05.16 :ByZCD9ko0
桃子「大丈夫っす」
桃子「さすがにこれをエスカレートしたらちょっと法的によろしくない自覚はあるっす」
智美「現段階でも訴えられたら100パー負けるぞーモモ」 ワハハ
桃子「え、でも歯ブラシとかには未着手っすよ?」
智美「ツッコんだら負けってやつだなーこれ」 ワハハ
桃子「いや、さすがの私でも歯ブラシを突っ込もうという発想はなかったっすよ……」
桃子「ドン引きっす……さすがにこすり付ける程度で我慢するっすよ普通は……」
智美「この話広げるのやめていいかなー」 ワハハ・・・
桃子「大丈夫っす」
桃子「さすがにこれをエスカレートしたらちょっと法的によろしくない自覚はあるっす」
智美「現段階でも訴えられたら100パー負けるぞーモモ」 ワハハ
桃子「え、でも歯ブラシとかには未着手っすよ?」
智美「ツッコんだら負けってやつだなーこれ」 ワハハ
桃子「いや、さすがの私でも歯ブラシを突っ込もうという発想はなかったっすよ……」
桃子「ドン引きっす……さすがにこすり付ける程度で我慢するっすよ普通は……」
智美「この話広げるのやめていいかなー」 ワハハ・・・
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:54:12.76 :HlfPqQO90
ストーカーモモ・・・
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:56:55.17 :OlhSq6jfP
モモちゃんの敏感なところを歯ブラシでごしごししたい
モモちゃんの敏感なところを歯ブラシでごしごししたい
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:57:44.06 :TdFhIzFa0
あぁモモちゃんかわいい
かわいい
あぁモモちゃんかわいい
かわいい
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 19:58:14.62 :ecAhz+XN0
かじゅモモの歯ブラシプレイとな?
かじゅモモの歯ブラシプレイとな?
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:02:44.13 :Ohhijlha0
捨てられモモ
捨てられモモ
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:02:54.18 :ByZCD9ko0
桃子「……まあ、なんにせよ、ありがとうございます」
桃子「私も、また、昔みたいに先輩に自ら会いに行こうと思うっす」
桃子「……元部長のおかげで、思い出せたっすから」
智美「ん?」
桃子「私が、今度は先輩を探し歩くって約束したのを」
桃子「……先輩があまり会いに来てくれないなら、会いに行ってやるっすよ」
桃子「拒絶されるまではしつこく、ね」
智美「ああ、そのほうがモモらしいよ」
智美「でも捕まっても私の名前は出さないでくれよ」 ワハハ
桃子「大丈夫っす、捕まるようなヘマはしないっすから」 マガオ
智美「まず捕まる可能性がある行為をやめような」 ワハハ
桃子「……まあ、なんにせよ、ありがとうございます」
桃子「私も、また、昔みたいに先輩に自ら会いに行こうと思うっす」
桃子「……元部長のおかげで、思い出せたっすから」
智美「ん?」
桃子「私が、今度は先輩を探し歩くって約束したのを」
桃子「……先輩があまり会いに来てくれないなら、会いに行ってやるっすよ」
桃子「拒絶されるまではしつこく、ね」
智美「ああ、そのほうがモモらしいよ」
智美「でも捕まっても私の名前は出さないでくれよ」 ワハハ
桃子「大丈夫っす、捕まるようなヘマはしないっすから」 マガオ
智美「まず捕まる可能性がある行為をやめような」 ワハハ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:07:23.37 :ByZCD9ko0
智美「さて、とそろそろ行くかー」
智美「午後の古文の授業は出ておきたいしなー」
桃子「……大学なんっすよね……?」
智美「しかし、この大学はすごいなー」
智美「ちゃんとした本格的なレストランみたいなの入ってるなんて」
桃子「結構有名なトコっすからねぇ」
桃子「学食もお金かかってるところは学食も種類豊富ですごいみたいっすよ」
智美「うーん、行くならやっぱり学食の充実したところがいいよな」
桃子「大学生なんっすよね!?」
智美「さて、とそろそろ行くかー」
智美「午後の古文の授業は出ておきたいしなー」
桃子「……大学なんっすよね……?」
智美「しかし、この大学はすごいなー」
智美「ちゃんとした本格的なレストランみたいなの入ってるなんて」
桃子「結構有名なトコっすからねぇ」
桃子「学食もお金かかってるところは学食も種類豊富ですごいみたいっすよ」
智美「うーん、行くならやっぱり学食の充実したところがいいよな」
桃子「大学生なんっすよね!?」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:08:43.66 :IiAEXsb70
だからあれだけ勉強しろと…
だからあれだけ勉強しろと…
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:10:32.96 :Ohhijlha0
④
④
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:12:57.70 :bBaH6T5vO
スレタイが不吉すぎるんだよなぁ…
ハッピーエンドで頼みます
スレタイが不吉すぎるんだよなぁ…
ハッピーエンドで頼みます
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:16:11.34 :ByZCD9ko0
桃子「ごちそうさまっす」
桃子「ホント美味しかったっすよ」
智美「まぁ気にするな」
智美「今はバイトもしてるしな」
桃子「……大学生だって盲信するっすよ……?」
智美「またたまにこうして食事にでもいこう」
智美「後輩とご飯行くくらいしか楽しみもないしなー」
桃子「目が死んでるっすよ!?」
桃子「大学のお友達と一緒に行ってもいいんすからね!?」
智美「わはは……」
桃子「ごちそうさまっす」
桃子「ホント美味しかったっすよ」
智美「まぁ気にするな」
智美「今はバイトもしてるしな」
桃子「……大学生だって盲信するっすよ……?」
智美「またたまにこうして食事にでもいこう」
智美「後輩とご飯行くくらいしか楽しみもないしなー」
桃子「目が死んでるっすよ!?」
桃子「大学のお友達と一緒に行ってもいいんすからね!?」
智美「わはは……」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:17:51.74 :ByZCD9ko0
桃子「まあ、でも私も楽しかったっす」
桃子「最近また皆に見つけてもらえなくなってたっすから……」
智美「ま、これからまた見つけてもらえるようになればいいさ」
智美「私なんかは常にモモ達後輩のことを考えてるし」
智美「臭いで居るか分かるけどな」 フフン
桃子「何すかそれストーカーみたいでちょっと引くっす」 ススス
智美「まさかモモにストーカー扱いされるとは思わなかったぞー」 ワハハ
桃子「ストーカーとか最低っすよ」 ススス
智美「距離を取るな距離を取るな」
桃子「まあ、でも私も楽しかったっす」
桃子「最近また皆に見つけてもらえなくなってたっすから……」
智美「ま、これからまた見つけてもらえるようになればいいさ」
智美「私なんかは常にモモ達後輩のことを考えてるし」
智美「臭いで居るか分かるけどな」 フフン
桃子「何すかそれストーカーみたいでちょっと引くっす」 ススス
智美「まさかモモにストーカー扱いされるとは思わなかったぞー」 ワハハ
桃子「ストーカーとか最低っすよ」 ススス
智美「距離を取るな距離を取るな」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:18:27.56 :ByZCD9ko0
智美「とりあえずお会計してくるなー」
智美「えーっと、代金は……」
智美「……」
智美「わは!?」
智美「え、こんなに……!?」
智美「あ、はい、確かに学生証は持ってないです……」
智美「え、メニューの価格は学生価格……?」
智美「ええと……」 アワワワ
智美「た、たりな……」
智美「も、モモ、すまないが、ちょっと出して……」
智美「……」
智美「あれ、モモ?」
智美「おーいモモ?」
智美「もしかして帰ったー?」
智美「……このくらいでは泣かないぞ……」
智美「とりあえずお会計してくるなー」
智美「えーっと、代金は……」
智美「……」
智美「わは!?」
智美「え、こんなに……!?」
智美「あ、はい、確かに学生証は持ってないです……」
智美「え、メニューの価格は学生価格……?」
智美「ええと……」 アワワワ
智美「た、たりな……」
智美「も、モモ、すまないが、ちょっと出して……」
智美「……」
智美「あれ、モモ?」
智美「おーいモモ?」
智美「もしかして帰ったー?」
智美「……このくらいでは泣かないぞ……」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:21:01.84 :Ohhijlha0
泣いていいぞ!
泣いていいぞ!
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:23:30.78 :IiAEXsb70
これは泣いていいな
これは泣いていいな
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:27:11.18 :gMJwWdPzO
皿洗いに勤しむ
皿洗いに勤しむ
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:32:58.82 :ByZCD9ko0
【翌日】
ナナハラクーン
ハイッ!
桃子「……」
桃子(先輩に対して、行動しないと、か……)
桃子(そうっすよね)
桃子(断固として交流を拒んだ私を、先輩は探してきてくれたんっす)
桃子(今度は私が迎えに行く番っすよ……!)
トウヨコサーン
桃子「はーい」
トウヨコサーン?
桃子「……」
桃子(またっすか……) ハァ
【翌日】
ナナハラクーン
ハイッ!
桃子「……」
桃子(先輩に対して、行動しないと、か……)
桃子(そうっすよね)
桃子(断固として交流を拒んだ私を、先輩は探してきてくれたんっす)
桃子(今度は私が迎えに行く番っすよ……!)
トウヨコサーン
桃子「はーい」
トウヨコサーン?
桃子「……」
桃子(またっすか……) ハァ
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:35:30.69 :ByZCD9ko0
桃子「くっ……」
桃子「この華麗なクラッシュバンディクーダンスでも気付いてくれないんすか……」 クラーッシュバンディバンディクー
桃子「かくなる上は……」 スタスタ
桃子「東横桃子、出席してるっすよー!」 スペチーーーーン
クラスメートA「な、殴った!!」
クラスメートB「俺達に出来ないことを平然とやってのける!」
クラスメートC「でも別に痺れないし校内暴力ゥ!」
桃子「シカトという悪質ないじめへの抵抗っすよ」
担当「あー、すまんすまん、先生目が悪くなってるのかな……」
桃子「まったく……」
桃子「くっ……」
桃子「この華麗なクラッシュバンディクーダンスでも気付いてくれないんすか……」 クラーッシュバンディバンディクー
桃子「かくなる上は……」 スタスタ
桃子「東横桃子、出席してるっすよー!」 スペチーーーーン
クラスメートA「な、殴った!!」
クラスメートB「俺達に出来ないことを平然とやってのける!」
クラスメートC「でも別に痺れないし校内暴力ゥ!」
桃子「シカトという悪質ないじめへの抵抗っすよ」
担当「あー、すまんすまん、先生目が悪くなってるのかな……」
桃子「まったく……」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:36:26.61 :TdFhIzFa0
いのちをだいじにしてもダメだったか
いのちをだいじにしてもダメだったか
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:38:29.81 :Ohhijlha0
モモ……
モモ……
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:40:15.86 :lnlTu3Kq0
これはなんてアニメのSS?
これはなんてアニメのSS?
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:40:48.96 :bYxV+xtH0
>>52
咲
麻雀のやつ
>>52
咲
麻雀のやつ
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:41:12.00 :lnlTu3Kq0
>>53
あああれかー、ありがと!!
>>53
あああれかー、ありがと!!
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:45:14.50 :ByZCD9ko0
桃子「と、いうわけで、今日も先輩の大学にやってきたっす」
桃子「出欠確認だけ出ておいたし、まあ、バレても生理痛で保健室で寝てたことにしたら大丈夫っすよね」
桃子「私が『え、先生に言ってから教室飛び出しましたよ』って言えば、多分疑いながらも強くは出られないっすから」
桃子「……しかし先輩はどこっすかね……」
桃子「大学って無駄に広すぎてわけがわからないっすよ……」
桃子「果たしてどこに……」 キョロキョロ
桃子「ん? あの看板は……」
『ジャンジャン遊ぼう! 麻雀サークル・ジャンライン、部員募集!』
桃子「麻雀サークル……」
桃子「ここで張ってれば、先輩も見つかる気がするっすよー!」
桃子「と、いうわけで、今日も先輩の大学にやってきたっす」
桃子「出欠確認だけ出ておいたし、まあ、バレても生理痛で保健室で寝てたことにしたら大丈夫っすよね」
桃子「私が『え、先生に言ってから教室飛び出しましたよ』って言えば、多分疑いながらも強くは出られないっすから」
桃子「……しかし先輩はどこっすかね……」
桃子「大学って無駄に広すぎてわけがわからないっすよ……」
桃子「果たしてどこに……」 キョロキョロ
桃子「ん? あの看板は……」
『ジャンジャン遊ぼう! 麻雀サークル・ジャンライン、部員募集!』
桃子「麻雀サークル……」
桃子「ここで張ってれば、先輩も見つかる気がするっすよー!」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:53:56.74 :TdFhIzFa0
ももこぉ~
ももこぉ~
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:56:20.18 :Ohhijlha0
亜空カンゲーじゃねーか!
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 20:56:49.00 :ByZCD9ko0
【麻雀サークル部室】
桃子「うひゃぁ」
桃子「滅茶苦茶広いっすねぇ……」
桃子「そして人が多い……」
桃子「鶴賀とは大違いっすよ……」
桃子「風越とかはこんな感じなんっすかねえ……」
桃子「……部外者がいても誰も何も言ってこない……」
桃子「もしかして、部員全員把握してないとかいう可能性もあるんじゃ……」
部員A「そういえばさー、学祭何に決まったの?」
部員A「最近来てなかったから知らないんだよねー」
部員B「今年はメイド雀荘だってさ」
部員A「要素多すぎwwwww」
部員C「あ、それロン」
部員A「クソだわ」
桃子「学祭……そういえば、そんな時期っすね……」
【麻雀サークル部室】
桃子「うひゃぁ」
桃子「滅茶苦茶広いっすねぇ……」
桃子「そして人が多い……」
桃子「鶴賀とは大違いっすよ……」
桃子「風越とかはこんな感じなんっすかねえ……」
桃子「……部外者がいても誰も何も言ってこない……」
桃子「もしかして、部員全員把握してないとかいう可能性もあるんじゃ……」
部員A「そういえばさー、学祭何に決まったの?」
部員A「最近来てなかったから知らないんだよねー」
部員B「今年はメイド雀荘だってさ」
部員A「要素多すぎwwwww」
部員C「あ、それロン」
部員A「クソだわ」
桃子「学祭……そういえば、そんな時期っすね……」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:01:24.03 :ByZCD9ko0
桃子「先輩のメイド……ありっすね」
桃子「こう、立場逆転の背徳感がビンビンにクるっすよ……」 ゾクゾク
部員A「つーか、今年の学祭担当誰?」
部員B「去年はCだったんだっけ」
部員C「そう」
部員C「新入部員の絆を深めるとかいって一年生に押し付ける伝統やめてほしいわー」
部員C「今年は加治木がリーダーだってさ」
桃子「!!!」
部員A「誰?」
桃子「あの超イケメンの加治木先輩を知らないだなんて潜りっすね」
部員B「何かすごく真面目そうな娘」
部員C「色々聞かれたし、今年の学祭は売上いいかもねー」
部員D「今日も2限空きだから、去年の道具で使えるもの使えないもの判別しに倉庫行くってさ」
部員A「ふえー、まーじめー」
桃子「倉庫……そこに行けば先輩が!」
桃子「先輩のメイド……ありっすね」
桃子「こう、立場逆転の背徳感がビンビンにクるっすよ……」 ゾクゾク
部員A「つーか、今年の学祭担当誰?」
部員B「去年はCだったんだっけ」
部員C「そう」
部員C「新入部員の絆を深めるとかいって一年生に押し付ける伝統やめてほしいわー」
部員C「今年は加治木がリーダーだってさ」
桃子「!!!」
部員A「誰?」
桃子「あの超イケメンの加治木先輩を知らないだなんて潜りっすね」
部員B「何かすごく真面目そうな娘」
部員C「色々聞かれたし、今年の学祭は売上いいかもねー」
部員D「今日も2限空きだから、去年の道具で使えるもの使えないもの判別しに倉庫行くってさ」
部員A「ふえー、まーじめー」
桃子「倉庫……そこに行けば先輩が!」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:06:35.88 :ByZCD9ko0
【倉庫】
ゆみ「けほ……埃っぽいな」
棟居「あまり掃除されていないらしいからな」
ゆみ「まったく……」
ゆみ「日頃整理していれば、こういう手間がなくなるというのに……」
棟居「まあ、雀卓と雀牌さえあればそれでいい部だからな」
棟居「他のものはどうしても疎かになるのだろう」
棟居「関心は出来ないがな」
ゆみ「……麻雀部のエリアはこっちか」
棟居「だな」
棟居「確か拷問研究会の隣だったはず」
ゆみ「なるほど目立ってくれて助かるなこのアイアンメイデン」
棟居「潰すべきだろこのサークル」
ゆみ「赤い液体こびりついてる……」
【倉庫】
ゆみ「けほ……埃っぽいな」
棟居「あまり掃除されていないらしいからな」
ゆみ「まったく……」
ゆみ「日頃整理していれば、こういう手間がなくなるというのに……」
棟居「まあ、雀卓と雀牌さえあればそれでいい部だからな」
棟居「他のものはどうしても疎かになるのだろう」
棟居「関心は出来ないがな」
ゆみ「……麻雀部のエリアはこっちか」
棟居「だな」
棟居「確か拷問研究会の隣だったはず」
ゆみ「なるほど目立ってくれて助かるなこのアイアンメイデン」
棟居「潰すべきだろこのサークル」
ゆみ「赤い液体こびりついてる……」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:12:02.35 :ByZCD9ko0
桃子「せーんぱい!」
桃子「来ちゃったっす!」
桃子「うわっ、何っすかこの禍々しい代物っ!」
棟居「おい、この針思った以上に鋭いぞ……」
ゆみ「れ、レプリカだろ……」
桃子「っていうか、何イケメン女と薄暗い倉庫で二人っきりになってるんすかあ!」
ゆみ「うわあっ、目が光ったっ!」
棟居「っていうか何か変な音g……エレクトリカルパレードかぁぁぁぁぁぁ!」
ゆみ「リズムに合わせて真っ赤に不気味に目が光ってる……!」
桃子「き、気付いていない……!」 ガーーーン
桃子「目の前のアイアンメイデンのインパクトが強すぎて、先輩が私に気付いてくれてない……!」
桃子「せーんぱい!」
桃子「来ちゃったっす!」
桃子「うわっ、何っすかこの禍々しい代物っ!」
棟居「おい、この針思った以上に鋭いぞ……」
ゆみ「れ、レプリカだろ……」
桃子「っていうか、何イケメン女と薄暗い倉庫で二人っきりになってるんすかあ!」
ゆみ「うわあっ、目が光ったっ!」
棟居「っていうか何か変な音g……エレクトリカルパレードかぁぁぁぁぁぁ!」
ゆみ「リズムに合わせて真っ赤に不気味に目が光ってる……!」
桃子「き、気付いていない……!」 ガーーーン
桃子「目の前のアイアンメイデンのインパクトが強すぎて、先輩が私に気付いてくれてない……!」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:17:16.98 :IiAEXsb70
棟居さんとは…ギッヒ
棟居さんとは…ギッヒ
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:19:12.91 :ByZCD9ko0
桃子「せ、先輩!」
桃子「貴方の愛する東横桃子が来たっすよ!!」 ズンドコズンドコ
棟居「と、とりあえず不気味だからそこに落ちてた布切れを顔にかけとこう……」 ファサ
パリパリパリーーーーン
ゆみ「うわあっ、電球が!?」
棟居「ポルターガイスト!?」
ゆみ「ぐ、偶然だろ偶然……」
棟居「さ、さっさとこんなところ出てしまおう」
ゆみ「さ、賛成だ……」
桃子「……負けた……」
桃子「踊っても、先輩の意識がアイアンメイデンから戻ってこない……」
桃子「もう、どうすればアイアンメイデン以上にインパクトを出せるのかも分からないっす……」
桃子「先輩……」
桃子「モモは……モモは……」 ガクッ
桃子「せ、先輩!」
桃子「貴方の愛する東横桃子が来たっすよ!!」 ズンドコズンドコ
棟居「と、とりあえず不気味だからそこに落ちてた布切れを顔にかけとこう……」 ファサ
パリパリパリーーーーン
ゆみ「うわあっ、電球が!?」
棟居「ポルターガイスト!?」
ゆみ「ぐ、偶然だろ偶然……」
棟居「さ、さっさとこんなところ出てしまおう」
ゆみ「さ、賛成だ……」
桃子「……負けた……」
桃子「踊っても、先輩の意識がアイアンメイデンから戻ってこない……」
桃子「もう、どうすればアイアンメイデン以上にインパクトを出せるのかも分からないっす……」
桃子「先輩……」
桃子「モモは……モモは……」 ガクッ
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:22:54.70 :ByZCD9ko0
棟居「しかし暗いな……」
ゆみ「まあ、電球が何故か割れたしな……」
棟居「あとで学生課にクレーム入れておこう」
棟居「とりあえず手分けして備品をチェックするぞ」
ゆみ「ああ」
ゆみ「棟居はそちらを頼む」
棟居「しれっとアイアンメイデン側を押し付けるな」
ゆみ「……」
棟居「……」
二人「「最初はグーー!!」」
二人「「じゃんけんぽん!!」」
棟居「……」
ゆみ「……よっし」
棟居「いやこれは108本勝負だろ?」
ゆみ「せめて3本」
棟居「しかし暗いな……」
ゆみ「まあ、電球が何故か割れたしな……」
棟居「あとで学生課にクレーム入れておこう」
棟居「とりあえず手分けして備品をチェックするぞ」
ゆみ「ああ」
ゆみ「棟居はそちらを頼む」
棟居「しれっとアイアンメイデン側を押し付けるな」
ゆみ「……」
棟居「……」
二人「「最初はグーー!!」」
二人「「じゃんけんぽん!!」」
棟居「……」
ゆみ「……よっし」
棟居「いやこれは108本勝負だろ?」
ゆみ「せめて3本」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:25:25.11 :ByZCD9ko0
桃子「結局私は本気じゃんけんにすら勝てないんすか……」
桃子「先輩は先輩で典型的な『無茶な要求を通すときにはもっと無茶なことを最初に要求しろ』に引っかかってるし……」
桃子「モモはもうどうでもいいっす……」
桃子「先輩に気付いてもらえないなら、どうでも……」
桃子「……」
桃子「もっと……」
桃子「もっと早くに婚姻届けを無理やり押し付けてれば、妥協して恋人にくらいなってくれたんっすかね……」
桃子「結局私は本気じゃんけんにすら勝てないんすか……」
桃子「先輩は先輩で典型的な『無茶な要求を通すときにはもっと無茶なことを最初に要求しろ』に引っかかってるし……」
桃子「モモはもうどうでもいいっす……」
桃子「先輩に気付いてもらえないなら、どうでも……」
桃子「……」
桃子「もっと……」
桃子「もっと早くに婚姻届けを無理やり押し付けてれば、妥協して恋人にくらいなってくれたんっすかね……」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:30:42.31 :IiAEXsb70
ストーカー的発想
ストーカー的発想
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:36:18.69 :ByZCD9ko0
ゆみ「しかし暗いな……」
桃子「!」
桃子「この前ファイアーダンスで出席をとった時のライターがそういえば……」
ゆみ(布越しに光るアイアンメイデンのおかげで真っ暗ではないが……)
ゆみ(ケータイ、充電し忘れて来たんだよな……)
ゆみ(ケータイで照らすのも無理、か……)
桃子「先輩、明かりです! どうぞ!!」 シュボッ
ゆみ(かと言って、それを棟居に言えば光源であるアイアンメイデンの傍を担当させられるだろう)
ゆみ(それは嫌だ……生理的に絶対いやだ……)
桃子「……!」
桃子(気付いてもらえない……)
桃子(アイアンメイデンに意識を持って行かれてるせいで、私の陰がどんどん薄くなっている……)
桃子(そしてッ! 釣られているッ!)
桃子(私に釣られて、ライターの火も存在感が薄れているッ!)
桃子(捨て牌が巻き込まれて消えるように、ライターの火も消えてないのに消えているんっすね……!) クッ
ゆみ「しかし暗いな……」
桃子「!」
桃子「この前ファイアーダンスで出席をとった時のライターがそういえば……」
ゆみ(布越しに光るアイアンメイデンのおかげで真っ暗ではないが……)
ゆみ(ケータイ、充電し忘れて来たんだよな……)
ゆみ(ケータイで照らすのも無理、か……)
桃子「先輩、明かりです! どうぞ!!」 シュボッ
ゆみ(かと言って、それを棟居に言えば光源であるアイアンメイデンの傍を担当させられるだろう)
ゆみ(それは嫌だ……生理的に絶対いやだ……)
桃子「……!」
桃子(気付いてもらえない……)
桃子(アイアンメイデンに意識を持って行かれてるせいで、私の陰がどんどん薄くなっている……)
桃子(そしてッ! 釣られているッ!)
桃子(私に釣られて、ライターの火も存在感が薄れているッ!)
桃子(捨て牌が巻き込まれて消えるように、ライターの火も消えてないのに消えているんっすね……!) クッ
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:41:18.65 :ByZCD9ko0
桃子「どうすれば……気付いてくれるんすかね……」
桃子「松明にしたら目立つっすか……?」
桃子「蝋燭や花火程度じゃダメそうっすよね……」
桃子「燃える速度なら紙っすけど……」
桃子「あ、いっそペーパーの方の髪でも燃やすっすか?」
桃子「そしたら先輩こっちに気付いてくれるっすかね?」
桃子「あ、でも、禿げてたら嫌われちゃうっすかね……」
桃子「へへ……それならいっそ、陰毛でも燃やしてみるっすか……?」 フラフラ
桃子「もうどうにでもなればいいっす」 ブチブチブチブチィ
桃子「この醜い縮れ毛を火達磨にしたら、先輩も私を見てくれるっすかね」 ハハッ
桃子「一瞬でもいい……先輩の目に印象を残す、閃光みたいになりたかったんすよ……」 シュボッ
桃子「どうだ明るくなったっすよ」 マンゲファイアー
桃子「どうすれば……気付いてくれるんすかね……」
桃子「松明にしたら目立つっすか……?」
桃子「蝋燭や花火程度じゃダメそうっすよね……」
桃子「燃える速度なら紙っすけど……」
桃子「あ、いっそペーパーの方の髪でも燃やすっすか?」
桃子「そしたら先輩こっちに気付いてくれるっすかね?」
桃子「あ、でも、禿げてたら嫌われちゃうっすかね……」
桃子「へへ……それならいっそ、陰毛でも燃やしてみるっすか……?」 フラフラ
桃子「もうどうにでもなればいいっす」 ブチブチブチブチィ
桃子「この醜い縮れ毛を火達磨にしたら、先輩も私を見てくれるっすかね」 ハハッ
桃子「一瞬でもいい……先輩の目に印象を残す、閃光みたいになりたかったんすよ……」 シュボッ
桃子「どうだ明るくなったっすよ」 マンゲファイアー
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:42:20.62 :1s5qE20O0
スレタイ回収
スレタイ回収
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:42:34.15 :HlfPqQO90
ドイヒー
ドイヒー
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:43:21.53 :Ohhijlha0
支援
支援
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:49:27.31 :IiAEXsb70
閃光というか最後にポトリと落ちる線香花火だろ!
閃光というか最後にポトリと落ちる線香花火だろ!
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 21:58:37.65 :ByZCD9ko0
ゆみ「あかり……?」
ゆみ「助かる、棟――――」
棟居「ん?」
ゆみ「え?」
桃子「……」 マンゲファイアー
ゆみ「も……も……?」
桃子「…………っ!」
ゆみ「モモなのか!?」
桃子「先輩っ!!」
ゆみ「あかり……?」
ゆみ「助かる、棟――――」
棟居「ん?」
ゆみ「え?」
桃子「……」 マンゲファイアー
ゆみ「も……も……?」
桃子「…………っ!」
ゆみ「モモなのか!?」
桃子「先輩っ!!」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:05:12.03 :ByZCD9ko0
ゆみ「お前……何やってるんだこんな時間に……」
棟居「ほんとにな……」
棟居(陰毛燃やしてた……)
棟居(何かすごい燃え上がって一瞬で燃え尽きてたぞ……)
※良い子はちゃんと延焼した際のために水を持ってからマンゲファイアーをしよう!
桃子「その……」
桃子「先輩に……会いたくて……」
ゆみ「……モモ……」
ゆみ「わかった。時間を作ろう」
ゆみ「だが……授業は出ないとだめだろ、モモ」
ゆみ「私も授業があるし、学校が終わったら、一緒にお茶でもしよう」
桃子「……!」
桃子「はいっ!」
ゆみ「お前……何やってるんだこんな時間に……」
棟居「ほんとにな……」
棟居(陰毛燃やしてた……)
棟居(何かすごい燃え上がって一瞬で燃え尽きてたぞ……)
※良い子はちゃんと延焼した際のために水を持ってからマンゲファイアーをしよう!
桃子「その……」
桃子「先輩に……会いたくて……」
ゆみ「……モモ……」
ゆみ「わかった。時間を作ろう」
ゆみ「だが……授業は出ないとだめだろ、モモ」
ゆみ「私も授業があるし、学校が終わったら、一緒にお茶でもしよう」
桃子「……!」
桃子「はいっ!」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:06:00.52 :Ohhijlha0
やらねーよ!
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:10:12.12 :ByZCD9ko0
【放課後】
ゆみ「……モモはどこかな……」 キョロキョロ
ゆみ「いや、あまり挙動不審なのも怪しいか」
ゆみ「制服の女子高生相手に挙動不審して許される社会的地位じゃないからな……」
桃子「……」
桃子「先輩……久しぶりだからか、私のこと、あんまり見えてないっぽいっすね……」
桃子「ここで先輩に恥をかかせるわけにはいかないっすよ!」 ブチブチブチブチィ
桃子「先輩が確実に気付いてもらえるようにするっす!」 マンゲファイアー
桃子「せ~んぱ~~~~い!!」 マンゲブンブンブン
ゆみ「も、モモォ!?」
桃子「よかった、気付いてくれたんっすね!!」
ゆみ「そりゃあ燃え盛る、その、毛をブンブンと振られたらな……」
【放課後】
ゆみ「……モモはどこかな……」 キョロキョロ
ゆみ「いや、あまり挙動不審なのも怪しいか」
ゆみ「制服の女子高生相手に挙動不審して許される社会的地位じゃないからな……」
桃子「……」
桃子「先輩……久しぶりだからか、私のこと、あんまり見えてないっぽいっすね……」
桃子「ここで先輩に恥をかかせるわけにはいかないっすよ!」 ブチブチブチブチィ
桃子「先輩が確実に気付いてもらえるようにするっす!」 マンゲファイアー
桃子「せ~んぱ~~~~い!!」 マンゲブンブンブン
ゆみ「も、モモォ!?」
桃子「よかった、気付いてくれたんっすね!!」
ゆみ「そりゃあ燃え盛る、その、毛をブンブンと振られたらな……」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:11:21.94 :Ohhijlha0
おい……
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:19:57.82 :IiAEXsb70
自分が恥をかくのはいいという後輩の鑑
自分が恥をかくのはいいという後輩の鑑
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:21:40.85 :ByZCD9ko0
【放火後】
桃子「と、いうわけで、寂しさのあまり来ちゃったというわけっす」
ゆみ「というか、指大丈夫か?」
ゆみ「物凄い勢いで燃え上がって指まで炎達してたぞ」
桃子「大丈夫っす、先輩への熱い想いに比べたらこんなもの湯たんぽみたいなものっすよ」
ゆみ「その例えはよくわからんな……」
桃子「まあ、いいんすよ、私のことは!」
桃子「先輩のこと、たくさん聞かせて欲しいっす!」
【放火後】
桃子「と、いうわけで、寂しさのあまり来ちゃったというわけっす」
ゆみ「というか、指大丈夫か?」
ゆみ「物凄い勢いで燃え上がって指まで炎達してたぞ」
桃子「大丈夫っす、先輩への熱い想いに比べたらこんなもの湯たんぽみたいなものっすよ」
ゆみ「その例えはよくわからんな……」
桃子「まあ、いいんすよ、私のことは!」
桃子「先輩のこと、たくさん聞かせて欲しいっす!」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:34:32.32 :ByZCD9ko0
桃子「はぁ~~~」
桃子「今先輩そんな風になってるんっすねえ」
桃子「大学ってすごいんすね」
ゆみ「ああ」
ゆみ「モモは……」
ゆみ「少し、変わったか?」
桃子「え?」
ゆみ「いや……」
ゆみ「蒲原が、モモの臭いが少し薄らいだと言っていたのでな……」
ゆみ(何か陰毛燃やし始めてたし……)
桃子「はぁ~~~」
桃子「今先輩そんな風になってるんっすねえ」
桃子「大学ってすごいんすね」
ゆみ「ああ」
ゆみ「モモは……」
ゆみ「少し、変わったか?」
桃子「え?」
ゆみ「いや……」
ゆみ「蒲原が、モモの臭いが少し薄らいだと言っていたのでな……」
ゆみ(何か陰毛燃やし始めてたし……)
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:40:19.21 :ByZCD9ko0
桃子「っていうか、蒲原元部長と会ってたんっすね」
ゆみ「ああ、昨日久々にな」
ゆみ「学食で金額見ずに注文したら所持金足りなくなったから貸してくれって泣きつかれた」
桃子「うわぁ」
桃子(今度お菓子でも持って頭下げにいこ……)
桃子「っていうか、蒲原元部長と会ってたんっすね」
ゆみ「ああ、昨日久々にな」
ゆみ「学食で金額見ずに注文したら所持金足りなくなったから貸してくれって泣きつかれた」
桃子「うわぁ」
桃子(今度お菓子でも持って頭下げにいこ……)
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:42:22.30 :ph5xTbuY0
なんでモモはキチガイキャラになってるんだ
なんでモモはキチガイキャラになってるんだ
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:43:46.74 :Ohhijlha0
発情頻度が下がってフェロモン薄くなっちゃったか
発情頻度が下がってフェロモン薄くなっちゃったか
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:47:41.56 :ByZCD9ko0
桃子「まあ、確かに、陰は薄れてきたかもしれないっすね……」
桃子「去年の夏の大会後が異常だったんっすよ」
ゆみ「鶴賀躍進の立役者として持て囃されていたな……」
桃子「所詮は一時のこと」
桃子「時が過ぎれば一過性のスターのことなんて皆忘れちゃうんっす」
桃子「言われたら思い出すのかもしれないっすよ?」
桃子「でも……顔を見て、能動的には思い出してはくれない」
桃子「相対的に影が薄くなるのは当然のことっす」
ゆみ「モモ……」
桃子「まあ、確かに、陰は薄れてきたかもしれないっすね……」
桃子「去年の夏の大会後が異常だったんっすよ」
ゆみ「鶴賀躍進の立役者として持て囃されていたな……」
桃子「所詮は一時のこと」
桃子「時が過ぎれば一過性のスターのことなんて皆忘れちゃうんっす」
桃子「言われたら思い出すのかもしれないっすよ?」
桃子「でも……顔を見て、能動的には思い出してはくれない」
桃子「相対的に影が薄くなるのは当然のことっす」
ゆみ「モモ……」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:49:01.31 :IiAEXsb70
④
④
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:01:10.24 :ByZCD9ko0
桃子「でも、いいんす」
桃子「……いや……ほんとは、寂しいっすけど……」
桃子「でも、先輩さえちゃんと私を見てくれれば、それで」
桃子「私はそれで満足っす」
ゆみ「モモ……」
桃子「だから、その……」
桃子「よ、よかったら、今週の日曜日、で、デートしてほしいっす!!」
ゆみ「……!」
ゆみ「……あ、ああ」
ゆみ「そうだな……久しぶりに、一緒にゆっくりしようか」
桃子「!!」
桃子「はい……!」
桃子「でも、いいんす」
桃子「……いや……ほんとは、寂しいっすけど……」
桃子「でも、先輩さえちゃんと私を見てくれれば、それで」
桃子「私はそれで満足っす」
ゆみ「モモ……」
桃子「だから、その……」
桃子「よ、よかったら、今週の日曜日、で、デートしてほしいっす!!」
ゆみ「……!」
ゆみ「……あ、ああ」
ゆみ「そうだな……久しぶりに、一緒にゆっくりしようか」
桃子「!!」
桃子「はい……!」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:04:01.94 :ByZCD9ko0
【後日】
桃子「はぁ……」
桃子「楽しみすぎて眠れないっす」
桃子「ていうか超眠たいっす」
桃子「屋上に登って居眠りかましたいっすねえ……」
桃子「……まあ、先輩がいないのに一人で行ってもしょうがないんすけど」
担任「東横さん、東横桃子さん」
桃子「はいっす」
担任「東横さーん」
桃子「やっぱりそうなるんっすねえ」
桃子「今日はベリーダンスでもしてみるとするっす」
【後日】
桃子「はぁ……」
桃子「楽しみすぎて眠れないっす」
桃子「ていうか超眠たいっす」
桃子「屋上に登って居眠りかましたいっすねえ……」
桃子「……まあ、先輩がいないのに一人で行ってもしょうがないんすけど」
担任「東横さん、東横桃子さん」
桃子「はいっす」
担任「東横さーん」
桃子「やっぱりそうなるんっすねえ」
桃子「今日はベリーダンスでもしてみるとするっす」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:09:25.71 :ByZCD9ko0
桃子「うーん、駄目っすねえ」
桃子「昔は踊れば気付かれたのに……」
桃子「一度でも有名になってしまったからっすかね」
桃子「一度でも有名になって『消えてるもの』という認識を持たれてしまって……」
桃子「にも関わらず、当時ほどの関心の無さに戻っているから……」
桃子「だから、以前よりも私の存在感が失くなってるってことっすかね」
桃子「……まあ、いいっす」
桃子「私には……先輩さえいれば」
桃子「でもまあ、いい成績で先輩と同じ大学に推薦でイケルに越したことはないし、出席扱いにしてもらわなきゃ駄目っすよね」
桃子「ちょっと痛いんすけど……」 ブチブチブチブチィ
桃子「東横桃子、出席っすよ」 マンゲファイアー
桃子「うーん、駄目っすねえ」
桃子「昔は踊れば気付かれたのに……」
桃子「一度でも有名になってしまったからっすかね」
桃子「一度でも有名になって『消えてるもの』という認識を持たれてしまって……」
桃子「にも関わらず、当時ほどの関心の無さに戻っているから……」
桃子「だから、以前よりも私の存在感が失くなってるってことっすかね」
桃子「……まあ、いいっす」
桃子「私には……先輩さえいれば」
桃子「でもまあ、いい成績で先輩と同じ大学に推薦でイケルに越したことはないし、出席扱いにしてもらわなきゃ駄目っすよね」
桃子「ちょっと痛いんすけど……」 ブチブチブチブチィ
桃子「東横桃子、出席っすよ」 マンゲファイアー
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:14:22.58 :cPWRdYrC0
マンゲファイアーする生徒に推薦枠を与える鶴賀学園
マンゲファイアーする生徒に推薦枠を与える鶴賀学園
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:17:14.55 :1s5qE20O0
ひどくなってる
ひどくなってる
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:18:53.60 :ByZCD9ko0
【その晩】
桃子「うー、いちち……」
桃子「マン毛は燃えやすいしインパクトがある分、瞬時に燃えるのが難点っすね……」
桃子「指まで炎が届いたりするし、使用するタイミングは見極めないと……」
桃子「並のダンスじゃ認識されなくなったのは不便っすねえ……」
桃子「……」
桃子「ま、そんなこと、考えても仕方ないっすよね」
桃子「そんなことよりデートっす!」
桃子「何着てくか、しっかり事前準備しないと~~!」
桃子「デートコースもバッチリ決めるっすよぉ~~~~!!」
【その晩】
桃子「うー、いちち……」
桃子「マン毛は燃えやすいしインパクトがある分、瞬時に燃えるのが難点っすね……」
桃子「指まで炎が届いたりするし、使用するタイミングは見極めないと……」
桃子「並のダンスじゃ認識されなくなったのは不便っすねえ……」
桃子「……」
桃子「ま、そんなこと、考えても仕方ないっすよね」
桃子「そんなことよりデートっす!」
桃子「何着てくか、しっかり事前準備しないと~~!」
桃子「デートコースもバッチリ決めるっすよぉ~~~~!!」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:29:41.96 :ByZCD9ko0
【デート当日】
桃子「おはよー!」
ダディ「おはよう、桃子」
ママン「朝から元気ねぇ、この娘ったら」 フフ
桃子「えへへ……」
ダディ「今日は部活の敬愛する先輩と出かけるのだったな」
桃子「うん、そうなんっすよー」
桃子「超超超超超楽しみなんっすよぉ~~~~!!」
ママン「あらあらこの娘ったら」
ダディ「ハメを外すんじゃあないぞ」
ダディ「お前はまだ子供なんだからなっ!」
ママン「ハメを外しても、ハメで挿れても駄目ってことね」
両親「「HAHAHAHAHA」」
桃子「だぁいじょうぶっすよ!」
桃子「折角の初デート、ちゃんと程よくハメを外して楽しんでくるっすから!」
【デート当日】
桃子「おはよー!」
ダディ「おはよう、桃子」
ママン「朝から元気ねぇ、この娘ったら」 フフ
桃子「えへへ……」
ダディ「今日は部活の敬愛する先輩と出かけるのだったな」
桃子「うん、そうなんっすよー」
桃子「超超超超超楽しみなんっすよぉ~~~~!!」
ママン「あらあらこの娘ったら」
ダディ「ハメを外すんじゃあないぞ」
ダディ「お前はまだ子供なんだからなっ!」
ママン「ハメを外しても、ハメで挿れても駄目ってことね」
両親「「HAHAHAHAHA」」
桃子「だぁいじょうぶっすよ!」
桃子「折角の初デート、ちゃんと程よくハメを外して楽しんでくるっすから!」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:31:45.94 :gtVPsDTq0
ママン...
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:31:48.67 :1s5qE20O0
この娘にしてこの親あり
この娘にしてこの親あり
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:36:27.64 :Uv4spZ4E0
スレタイがキチガイすぎてやってきました
スレタイがキチガイすぎてやってきました
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:38:52.65 :ByZCD9ko0
桃子「それじゃ、行ってくるっすよー!」 タッタッタ
ダディ「イッてらっしゃい!」
ママン「車と妊娠には気をつけてね~」 ブンブン
桃子「はーい!」
桃子(やっぱり二人は私の両親っすねえ)
桃子(学校の先生や周りの皆はもうすっかりマン毛を焼かなきゃ私を見つけられないっていうのに)
桃子(二人は、私をすぐに見つけ出してくれる)
桃子(それでもたまに見失うけど……本当に、たまにだ)
桃子(先輩にも……)
桃子(先輩にも、そのくらい愛されたいものっすね……)
桃子「それじゃ、行ってくるっすよー!」 タッタッタ
ダディ「イッてらっしゃい!」
ママン「車と妊娠には気をつけてね~」 ブンブン
桃子「はーい!」
桃子(やっぱり二人は私の両親っすねえ)
桃子(学校の先生や周りの皆はもうすっかりマン毛を焼かなきゃ私を見つけられないっていうのに)
桃子(二人は、私をすぐに見つけ出してくれる)
桃子(それでもたまに見失うけど……本当に、たまにだ)
桃子(先輩にも……)
桃子(先輩にも、そのくらい愛されたいものっすね……)
97:ちょっと30分ほど離席。寝落ちたらすまん。保守してくれると助かります。:2013/12/21(土) 23:41:24.23 :ByZCD9ko0
桃子「せんぱーーい!」
ゆみ「……」
ゆみ「あ、モモ!」
桃子「……!」
桃子(見つけてくれた……まだマン毛を燃やしてもいないのに……)
桃子「大好きっすーーーーー!」 ガバッ
ゆみ「ばっ、ここではやめろぉ~~~~!!」
桃子「せんぱーーい!」
ゆみ「……」
ゆみ「あ、モモ!」
桃子「……!」
桃子(見つけてくれた……まだマン毛を燃やしてもいないのに……)
桃子「大好きっすーーーーー!」 ガバッ
ゆみ「ばっ、ここではやめろぉ~~~~!!」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:45:25.08 :Ohhijlha0
女同士なのに何を入れるんですかねえ
女同士なのに何を入れるんですかねえ
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:50:15.23 :IiAEXsb70
ほ
ほ
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:55:32.17 :cPWRdYrC0
iPS棒…かな…
iPS棒…かな…
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 23:58:23.03 :Ohhijlha0
ほ
ほ
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:02:31.30 :I/zgpgeV0
かじゅ誕終わったのにまだやってんのか
保守
かじゅ誕終わったのにまだやってんのか
保守
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:02:47.68 :SXBzLqcvO
ふ
ふ
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:08:21.34 :4hirEt7X0
ほ
ほ
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:13:38.10 :c8OJaqA0O
も
も
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:17:28.69 :G8MPHQUp0
ほ
ほ
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:23:56.92 :G8MPHQUp0
も
も
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:26:11.66 :phCTbtVB0
桃子「とりあえず、デートの定番、映画っす」
ゆみ「映画館で見るのは久しぶりだな……」
桃子「上からも下からも滂沱の涙が出るようなラブストーリーものっすよ!」
ゆみ「もう映画も決めてあるんだな」
桃子「はい!」
桃子「……駄目だったっすか?」
ゆみ「いや……」
ゆみ「モモが見たいものが、私が今一番見てみたい映画だよ」
桃子「…………!」 パァァァァァ
ゆみ(それに……そんな顔をされて断れるわけがないだろう)
桃子「とりあえず、デートの定番、映画っす」
ゆみ「映画館で見るのは久しぶりだな……」
桃子「上からも下からも滂沱の涙が出るようなラブストーリーものっすよ!」
ゆみ「もう映画も決めてあるんだな」
桃子「はい!」
桃子「……駄目だったっすか?」
ゆみ「いや……」
ゆみ「モモが見たいものが、私が今一番見てみたい映画だよ」
桃子「…………!」 パァァァァァ
ゆみ(それに……そんな顔をされて断れるわけがないだろう)
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:29:51.69 :neUCU4/40
しえ
しえ
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:37:48.33 :c8OJaqA0O
マン毛抜き過ぎてパイパンになっちゃうぞ
マン毛抜き過ぎてパイパンになっちゃうぞ
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:38:24.15 :phCTbtVB0
桃子「……あの店員さん、私のこと完全に認識してなかったっすよね」
桃子「半券回収されてないんすけど……」
桃子「これ、お金出さずに見る事できたんじゃあ……」
ゆみ「よせ」
ゆみ「……私は、悪いことをするモモなんて見たくないよ」
桃子「先輩……!」 キュンキュンキュインキュイン
桃子「大丈夫っす、陰の薄さを利用して悪いことなんてしたことないっす!」
桃子(ちょっと先輩の後つけたりはしたけど……)
桃子「……あの店員さん、私のこと完全に認識してなかったっすよね」
桃子「半券回収されてないんすけど……」
桃子「これ、お金出さずに見る事できたんじゃあ……」
ゆみ「よせ」
ゆみ「……私は、悪いことをするモモなんて見たくないよ」
桃子「先輩……!」 キュンキュンキュインキュイン
桃子「大丈夫っす、陰の薄さを利用して悪いことなんてしたことないっす!」
桃子(ちょっと先輩の後つけたりはしたけど……)
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:40:20.24 :vUHP7N/r0
頭湧いてる
頭湧いてる
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:46:58.96 :phCTbtVB0
ゆみ「……」
ゆみ(いい映画だった……)
ゆみ(笑いも感動もあり、夢中になる要素で満ち溢れていた)
ゆみ(エンドロールまで見入ってしまったよ……)
ゆみ(もう少し……ここでこうしていたい気分だ……)
桃子「……先輩?」
ゆみ「……」
桃子「先輩、どうしたんっすか?」
桃子「先輩?」 ユサユサ
ゆみ「……」
桃子「……」
桃子(……まさか、聞こえてないんすか?)
桃子「しかたないっすねえ……」 ブチブチブチブチィ
桃子「先輩、どうします、そろそろ行きますか?」 マンゲファイアー
ゆみ「うおっびっくりした……」
ゆみ「……」
ゆみ(いい映画だった……)
ゆみ(笑いも感動もあり、夢中になる要素で満ち溢れていた)
ゆみ(エンドロールまで見入ってしまったよ……)
ゆみ(もう少し……ここでこうしていたい気分だ……)
桃子「……先輩?」
ゆみ「……」
桃子「先輩、どうしたんっすか?」
桃子「先輩?」 ユサユサ
ゆみ「……」
桃子「……」
桃子(……まさか、聞こえてないんすか?)
桃子「しかたないっすねえ……」 ブチブチブチブチィ
桃子「先輩、どうします、そろそろ行きますか?」 マンゲファイアー
ゆみ「うおっびっくりした……」
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 00:53:03.76 :phCTbtVB0
ゆみ「モモ、その、映画館でそれは不味いと思うぞ……」
ゆみ「ものすごく瞬時に燃え上がったし……」
ゆみ「薄暗い館内で燃やしたせいで注目を浴びている」
桃子「まぁ、私が認識してもらえるくらいのインパクトある行為っすからね」
ゆみ「……それに、その、痛そうだし……」
ゆみ「モモが傷つくところを、私は見たくはない」
桃子「先輩……」
桃子「大丈夫っすよ」
桃子「毛を引っこ抜く痛みや軽い火傷の痛みなんて、先輩に見つけてもらえない痛みに比べたらゴミみたいなもんっすから」
桃子「それこそ漫画に挟まった陰毛くらい些事ですよ」
ゆみ(私はそういうの結構気になるけど……)
ゆみ「モモ、その、映画館でそれは不味いと思うぞ……」
ゆみ「ものすごく瞬時に燃え上がったし……」
ゆみ「薄暗い館内で燃やしたせいで注目を浴びている」
桃子「まぁ、私が認識してもらえるくらいのインパクトある行為っすからね」
ゆみ「……それに、その、痛そうだし……」
ゆみ「モモが傷つくところを、私は見たくはない」
桃子「先輩……」
桃子「大丈夫っすよ」
桃子「毛を引っこ抜く痛みや軽い火傷の痛みなんて、先輩に見つけてもらえない痛みに比べたらゴミみたいなもんっすから」
桃子「それこそ漫画に挟まった陰毛くらい些事ですよ」
ゆみ(私はそういうの結構気になるけど……)
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:02:20.08 :4hirEt7X0
かじゅの本に挟まった陰毛欲しい
かじゅの本に挟まった陰毛欲しい
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:02:39.36 :phCTbtVB0
桃子「いやー、あの映画最高だったっすね!」
桃子「まさかの展開の連続だったっすよ」
ゆみ「ああ、まさか景の体がオーバーボディで、修羅場の最中に中から蓉子が出てくるなんてな」
桃子「まったく読めなかったっすねー」
ゆみ「私としてはサブキャラクターにも光るものを感じたな」
桃子「確かに――とと、もっとお話してたいっすけど……」
桃子「ここいらで、お夕飯食べに移動していいっすか?」
桃子「予約、入れてるもので……」
ゆみ「抜かりないな……」
ゆみ「先輩として、少し恥ずかしくなってきた……」
桃子「いやいやいいんすよ!」
桃子「私から言い出したことっすから!」
桃子「それに……先輩は去年たくさんリードしてくれたっすから……」
桃子「だからこれは、私がやりたくてやってるんっす!」
ゆみ「モモ……」
桃子「いやー、あの映画最高だったっすね!」
桃子「まさかの展開の連続だったっすよ」
ゆみ「ああ、まさか景の体がオーバーボディで、修羅場の最中に中から蓉子が出てくるなんてな」
桃子「まったく読めなかったっすねー」
ゆみ「私としてはサブキャラクターにも光るものを感じたな」
桃子「確かに――とと、もっとお話してたいっすけど……」
桃子「ここいらで、お夕飯食べに移動していいっすか?」
桃子「予約、入れてるもので……」
ゆみ「抜かりないな……」
ゆみ「先輩として、少し恥ずかしくなってきた……」
桃子「いやいやいいんすよ!」
桃子「私から言い出したことっすから!」
桃子「それに……先輩は去年たくさんリードしてくれたっすから……」
桃子「だからこれは、私がやりたくてやってるんっす!」
ゆみ「モモ……」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:10:39.51 :c8OJaqA0O
④
④
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:11:10.30 :phCTbtVB0
桃子「と、いうわけで、超おしゃれなイタリアンのお店っす!!」
ゆみ「おお……」
ゆみ(結構値段するかと思ったが……)
ゆみ(そこまでではないのか……)
ゆみ(二人共未成年でお酒を飲まないし、大学の飲み会くらいの費用で行けそうだな)
ゆみ(……たまには先輩らしく、奢ってやるか……)
桃子(私の奢りって言ったら度数高いお酒飲んでべろべろになってくれたりしないっすかねー……) チラッ
ゆみ「すみません、お水を二つ頂けますか」
ウエイター「かしこまりました」
桃子「あ、はい、そうっすよね……」
桃子「でもそんな真面目なところもまたLOVE……」 ポlt
ゆみ「?」
桃子「と、いうわけで、超おしゃれなイタリアンのお店っす!!」
ゆみ「おお……」
ゆみ(結構値段するかと思ったが……)
ゆみ(そこまでではないのか……)
ゆみ(二人共未成年でお酒を飲まないし、大学の飲み会くらいの費用で行けそうだな)
ゆみ(……たまには先輩らしく、奢ってやるか……)
桃子(私の奢りって言ったら度数高いお酒飲んでべろべろになってくれたりしないっすかねー……) チラッ
ゆみ「すみません、お水を二つ頂けますか」
ウエイター「かしこまりました」
桃子「あ、はい、そうっすよね……」
桃子「でもそんな真面目なところもまたLOVE……」 ポlt
ゆみ「?」
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:14:46.77 :phCTbtVB0
桃子「……料理来ないっすねえ」
ゆみ「……そうだな」
桃子「……もしかして、私、来てないものと思われてるんっすかね」
ゆみ「……」
ゆみ「はは、まさか……」
ゆみ「……」
ゆみ(ありえなくはない、どころか大いにありえる……)
桃子「ちょっとアピールしとくっすね」 ブチブチブチブチィ
ゆみ「ストップ食事の場」
桃子「……料理来ないっすねえ」
ゆみ「……そうだな」
桃子「……もしかして、私、来てないものと思われてるんっすかね」
ゆみ「……」
ゆみ「はは、まさか……」
ゆみ「……」
ゆみ(ありえなくはない、どころか大いにありえる……)
桃子「ちょっとアピールしとくっすね」 ブチブチブチブチィ
ゆみ「ストップ食事の場」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:19:26.29 :G8MPHQUp0
④
④
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:21:21.61 :/IqPxRDt0
食事中にあかん
食事中にあかん
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:23:46.02 :phCTbtVB0
ゆみ「こ、これは……!」
ゆみ(麺はややコシが強いが、癖が強いというほどではない)
ゆみ(特製ソースの織りなす甘みと臭いのせいでチュルチュルと止まらないッ)
ゆみ(更にこの感じ……出汁に透明感を感じるとでもいうのか……)
ゆみ(さすが高級店といったところか……)
ゆみ(美味いッ……ついつい食べてしまうっ……!)
ゆみ(見目麗しい盛り付けだが少々物足りなさを感じるボリュームだったが……)
ゆみ(しかし適量ッ! 飽きさせない適度な分量、それでいてそれなりに小腹を満たしてくれるッ!)
ゆみ(これならばあと一品別のものを、といった具合に色んなものを食べられるし、ボリュームがあって値が張るよりもありがたい)
ゆみ(ただ一つ、気になる点を上げるとしたら……)
ゆみ(この特性おたふくソースパスタ……)
ゆみ(これ……焼きそばじゃないのかな……)
ゆみ「こ、これは……!」
ゆみ(麺はややコシが強いが、癖が強いというほどではない)
ゆみ(特製ソースの織りなす甘みと臭いのせいでチュルチュルと止まらないッ)
ゆみ(更にこの感じ……出汁に透明感を感じるとでもいうのか……)
ゆみ(さすが高級店といったところか……)
ゆみ(美味いッ……ついつい食べてしまうっ……!)
ゆみ(見目麗しい盛り付けだが少々物足りなさを感じるボリュームだったが……)
ゆみ(しかし適量ッ! 飽きさせない適度な分量、それでいてそれなりに小腹を満たしてくれるッ!)
ゆみ(これならばあと一品別のものを、といった具合に色んなものを食べられるし、ボリュームがあって値が張るよりもありがたい)
ゆみ(ただ一つ、気になる点を上げるとしたら……)
ゆみ(この特性おたふくソースパスタ……)
ゆみ(これ……焼きそばじゃないのかな……)
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:26:10.70 :/IqPxRDt0
お腹すいたぞどうしてくれる
お腹すいたぞどうしてくれる
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:34:14.55 :phCTbtVB0
ゆみ「モモ、私はもう一皿頼もうと思うが、お前は――――」
ゆみ「ッ!?」
ゆみ(モモがいない!?)
ゆみ(トイレか……?)
ゆみ(いや、モモの性格上、一声くらいかけていくはずだ)
ゆみ(聞き逃し?)
ゆみ(否!)
ゆみ(違う……モモはここにいるッ!)
ゆみ(変わらず食事をとっているッ!!)
ゆみ(私が“見えなくなっただけ”だッ)
ゆみ(意識をモモに集中しろ加治木ゆみッ)
ゆみ(モモは確実にここにいるッッ!!)
ゆみ「モモ、私はもう一皿頼もうと思うが、お前は――――」
ゆみ「ッ!?」
ゆみ(モモがいない!?)
ゆみ(トイレか……?)
ゆみ(いや、モモの性格上、一声くらいかけていくはずだ)
ゆみ(聞き逃し?)
ゆみ(否!)
ゆみ(違う……モモはここにいるッ!)
ゆみ(変わらず食事をとっているッ!!)
ゆみ(私が“見えなくなっただけ”だッ)
ゆみ(意識をモモに集中しろ加治木ゆみッ)
ゆみ(モモは確実にここにいるッッ!!)
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:40:31.30 :phCTbtVB0
ゆみ「……」 ギラギラ
桃子「……」 スー・・・
ゆみ(見えた!!)
桃子「……?」
桃子「どうかしたんすか、先輩」
ゆみ「ああ、いや……」
ゆみ「もう一品頼みたかったんだが……」
ゆみ「何か食べたいものはあるか?」
桃子「先輩が……」 ポッ
ゆみ「え?」
桃子「あ、いや、先輩が食べたいものでいいっすよ」
ゆみ「そうか?」
ゆみ「じゃあ適当に頼んでおくぞ」
ゆみ「……」 ギラギラ
桃子「……」 スー・・・
ゆみ(見えた!!)
桃子「……?」
桃子「どうかしたんすか、先輩」
ゆみ「ああ、いや……」
ゆみ「もう一品頼みたかったんだが……」
ゆみ「何か食べたいものはあるか?」
桃子「先輩が……」 ポッ
ゆみ「え?」
桃子「あ、いや、先輩が食べたいものでいいっすよ」
ゆみ「そうか?」
ゆみ「じゃあ適当に頼んでおくぞ」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:50:11.79 :vnWe/dNj0
しあ
しあ
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:50:15.30 :phCTbtVB0
桃子「いやー、美味しかったっすねー」
ゆみ「……ああ、そうだな」
ゆみ(……やはり妙だ)
ゆみ(確かにモモは影が薄く、前からよく店員に気付かれなかったりした)
ゆみ(だが今日は異常だ)
ゆみ(明らかに目立つ行動をとっても、まるで目に止まらないことが多くはないか?)
ゆみ(唯一陰毛を燃やした時だけ、陰毛の人として皆の記憶に鮮明に残るからか、しばらく認識されていたようだが……)
ゆみ(モモの奴……陰の薄さに磨きがかかったのか……?)
ゆみ(……)
ゆみ(そうだとすれば……考えられる可能性はいくつかある……)
ゆみ(一つは、モモが意図的にそうしているという可能性)
ゆみ(一時期ミーハー的にチヤホヤされ掌を返されたことで、前以上に私達以外の人間との関わりを拒んだ)
ゆみ(だからこうして陰の薄さに磨きがかかったという可能性)
ゆみ(だが……この可能性は低いだろうな……)
ゆみ(少なくともモモは、また認識されないことが増えてきたという話を、悲しそうに喋っていた……)
桃子「いやー、美味しかったっすねー」
ゆみ「……ああ、そうだな」
ゆみ(……やはり妙だ)
ゆみ(確かにモモは影が薄く、前からよく店員に気付かれなかったりした)
ゆみ(だが今日は異常だ)
ゆみ(明らかに目立つ行動をとっても、まるで目に止まらないことが多くはないか?)
ゆみ(唯一陰毛を燃やした時だけ、陰毛の人として皆の記憶に鮮明に残るからか、しばらく認識されていたようだが……)
ゆみ(モモの奴……陰の薄さに磨きがかかったのか……?)
ゆみ(……)
ゆみ(そうだとすれば……考えられる可能性はいくつかある……)
ゆみ(一つは、モモが意図的にそうしているという可能性)
ゆみ(一時期ミーハー的にチヤホヤされ掌を返されたことで、前以上に私達以外の人間との関わりを拒んだ)
ゆみ(だからこうして陰の薄さに磨きがかかったという可能性)
ゆみ(だが……この可能性は低いだろうな……)
ゆみ(少なくともモモは、また認識されないことが増えてきたという話を、悲しそうに喋っていた……)
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:52:10.82 :/IqPxRDt0
ふむ
ふむ
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:53:24.51 :ps5nDPJr0
かじゅイケメン
かじゅイケメン
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:54:16.75 :eVq5FoA90
スレタイ的にはどう見てもバカSSなのにちょいちょいシリアスじゃのう
スレタイ的にはどう見てもバカSSなのにちょいちょいシリアスじゃのう
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:57:11.86 :phCTbtVB0
ゆみ(もう一つ有力なのは……夏の大会に向けて、陰の薄さを強化しすぎたというもの)
ゆみ(結局初戦で龍門渕と当たり敗れたとはいえ、今年は相当気合を入れていたからな……)
ゆみ(無茶をして、オカルトの反動を受けていてもおかしくはない)
ゆみ(……もっとも……)
ゆみ(モモの話だと、悪化したのはここ最近だという)
ゆみ(最初からでなく、徐々にこうなったということは、オカルトの酷使以外にも何か切っ掛けがありそうだが……)
ゆみ「……」
ゆみ(結論のわからぬ推察など、いくらしても無駄なのかもしれない)
ゆみ(そう考えて……己にあるかもしれない非から逃げ出すわけにもいかないよな……)
ゆみ(もう一つ有力なのは……夏の大会に向けて、陰の薄さを強化しすぎたというもの)
ゆみ(結局初戦で龍門渕と当たり敗れたとはいえ、今年は相当気合を入れていたからな……)
ゆみ(無茶をして、オカルトの反動を受けていてもおかしくはない)
ゆみ(……もっとも……)
ゆみ(モモの話だと、悪化したのはここ最近だという)
ゆみ(最初からでなく、徐々にこうなったということは、オカルトの酷使以外にも何か切っ掛けがありそうだが……)
ゆみ「……」
ゆみ(結論のわからぬ推察など、いくらしても無駄なのかもしれない)
ゆみ(そう考えて……己にあるかもしれない非から逃げ出すわけにもいかないよな……)
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 01:58:49.34 :/IqPxRDt0
カッコいいゆみちん
カッコいいゆみちん
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:00:38.14 :7ht3wP6nP
初戦でオール3年ブースト龍門渕とか死ねる
去年ベスト4なのにシードされなかったのは、春の成績悪かったんか
去年ベスト4なのにシードされなかったのは、春の成績悪かったんか
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:02:13.93 :phCTbtVB0
ゆみ(とは言え……私は卑怯者だ……)
ゆみ(確証を得るまで、モモに仮説を話すことを躊躇ってしまっている……)
桃子「?」
桃子「どーしたんすか、先輩」 キョトン
ゆみ「ああ、いや……」
ゆみ(モモを、失うのが怖いのか……)
ゆみ(……一度離れて、かけがえのないものだと気付いてしまった、か……)
ゆみ(本当に、情けないな)
ゆみ(一時的に離れるだけだからと安心させる愛の言葉一つ言えず、こうして向こうに出向かせてしまった……)
ゆみ(……もし……)
ゆみ(もし、モモもまた、私と再会したことで、私に囚われてしまったのだとしたら……)
ゆみ(オカルトの酷使で薄れていた存在感が、私以外との関わりを蔑ろにすることで悪化させているのだとしたら……)
ゆみ(私は……どうすればいいのだろうか……)
ゆみ(とは言え……私は卑怯者だ……)
ゆみ(確証を得るまで、モモに仮説を話すことを躊躇ってしまっている……)
桃子「?」
桃子「どーしたんすか、先輩」 キョトン
ゆみ「ああ、いや……」
ゆみ(モモを、失うのが怖いのか……)
ゆみ(……一度離れて、かけがえのないものだと気付いてしまった、か……)
ゆみ(本当に、情けないな)
ゆみ(一時的に離れるだけだからと安心させる愛の言葉一つ言えず、こうして向こうに出向かせてしまった……)
ゆみ(……もし……)
ゆみ(もし、モモもまた、私と再会したことで、私に囚われてしまったのだとしたら……)
ゆみ(オカルトの酷使で薄れていた存在感が、私以外との関わりを蔑ろにすることで悪化させているのだとしたら……)
ゆみ(私は……どうすればいいのだろうか……)
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:03:52.85 :ps5nDPJr0
④
④
136:鶴賀は部員不足で夏大会本番まで大会不参加でシードから外れた設定:2013/12/22(日) 02:05:31.70 :phCTbtVB0
ゆみ「いや……楽しかった、と思ってな」
桃子「!!」
桃子「私もっす!」
桃子「私も、先輩と久しぶりにデートできて、楽しかったっすよ~~~!」 ぎゅう
ゆみ「わわっ、ここでもやめろ~~~~!」
桃子「じゃあ……何処でならいいんっすか?」
桃子「やっていいところ……連れていって欲しいっす」
ゆみ「な、ななななななっ……///!!」 カァァァァ
ゆみ「す、すまない、私は明日早いから、そろそろ解散で……」
ゆみ「そ、それじゃあ!」
桃子「あ……」
桃子「はい……」
ゆみ「いや……楽しかった、と思ってな」
桃子「!!」
桃子「私もっす!」
桃子「私も、先輩と久しぶりにデートできて、楽しかったっすよ~~~!」 ぎゅう
ゆみ「わわっ、ここでもやめろ~~~~!」
桃子「じゃあ……何処でならいいんっすか?」
桃子「やっていいところ……連れていって欲しいっす」
ゆみ「な、ななななななっ……///!!」 カァァァァ
ゆみ「す、すまない、私は明日早いから、そろそろ解散で……」
ゆみ「そ、それじゃあ!」
桃子「あ……」
桃子「はい……」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:07:34.28 :phCTbtVB0
ゆみ(そ、そそそそれってそういう意味か!?)
ゆみ(いや早まるな加治木ゆみ、ここで早まって誤ればモモとはもう逢えないんだぞ)
ゆみ(だ、大体まだ心の準備も……)
桃子「あ、あのっ!」
ゆみ「……ん?」
桃子「ま、また……」
桃子「またデートしてもらえますかっ!」
ゆみ「……」
ゆみ「ああ……」
ゆみ「また一緒に、遊びにいこう」
桃子「……!」 パァァァァァ
桃子「絶対っすよ!!」
桃子「また、電話してほしいっす!」
桃子「それじゃ、おやすみなさい!」 ウヒャッホーイ
ゆみ「ああ……おやすみ、モモ」
ゆみ(そ、そそそそれってそういう意味か!?)
ゆみ(いや早まるな加治木ゆみ、ここで早まって誤ればモモとはもう逢えないんだぞ)
ゆみ(だ、大体まだ心の準備も……)
桃子「あ、あのっ!」
ゆみ「……ん?」
桃子「ま、また……」
桃子「またデートしてもらえますかっ!」
ゆみ「……」
ゆみ「ああ……」
ゆみ「また一緒に、遊びにいこう」
桃子「……!」 パァァァァァ
桃子「絶対っすよ!!」
桃子「また、電話してほしいっす!」
桃子「それじゃ、おやすみなさい!」 ウヒャッホーイ
ゆみ「ああ……おやすみ、モモ」
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:22:32.55 :phCTbtVB0
ゆみ「……」
ゆみ(私のせいである可能性があるのならば……)
ゆみ(そのままにしておく、というわけにもいかないよな……)
ゆみ(卑怯者ではあるけれど……)
ゆみ(せめて、それくらいはしたい)
ピポパポペ
とぉるるるるるるん
とぉるるるるるるん
智美『ワハハ、どうしたーユミちん』
ゆみ「ああ、蒲原か」
ゆみ「悪いんだが少し頼みが――――」
ゆみ「……」
ゆみ(私のせいである可能性があるのならば……)
ゆみ(そのままにしておく、というわけにもいかないよな……)
ゆみ(卑怯者ではあるけれど……)
ゆみ(せめて、それくらいはしたい)
ピポパポペ
とぉるるるるるるん
とぉるるるるるるん
智美『ワハハ、どうしたーユミちん』
ゆみ「ああ、蒲原か」
ゆみ「悪いんだが少し頼みが――――」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:27:00.57 :phCTbtVB0
【後日】
桃子「……」 ボーッ
智美「……」 キョロキョロ
桃子「あれは……蒲原元部長?」
桃子「何してるんすかね……自分とこの学校は……」
智美「モモー」
智美「いるかーモモー」
桃子「……?」
桃子「私を探し歩いてるんすか……?」 ブチブチブチブチィ
桃子「何か用っすか、蒲原元部長」 マンゲファイアー
智美「ワハっ……生で見たら圧巻だな……」
桃子「はい?」
智美「いや、なんでもない、こっちの話さ」
智美「それにしてもまあ、そこそこ久しぶりだなー」 ワハハ
桃子「この前会ったばっかっすよ」
【後日】
桃子「……」 ボーッ
智美「……」 キョロキョロ
桃子「あれは……蒲原元部長?」
桃子「何してるんすかね……自分とこの学校は……」
智美「モモー」
智美「いるかーモモー」
桃子「……?」
桃子「私を探し歩いてるんすか……?」 ブチブチブチブチィ
桃子「何か用っすか、蒲原元部長」 マンゲファイアー
智美「ワハっ……生で見たら圧巻だな……」
桃子「はい?」
智美「いや、なんでもない、こっちの話さ」
智美「それにしてもまあ、そこそこ久しぶりだなー」 ワハハ
桃子「この前会ったばっかっすよ」
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:32:00.01 :phCTbtVB0
智美「ワハハ」
智美「去年までは毎日ずーっと会ってたからなー」
智美「この程度の期間でも、十分久しぶりに感じるさ」
桃子「……まあ、確かに、去年まではずーっと皆一緒だったっすもんね」
桃子「受験直前だったっていうのに」 ソラオチルワ
智美「目が口ほどにモノ言いまくってるぞーモモ」
智美「ワハハ」
智美「去年までは毎日ずーっと会ってたからなー」
智美「この程度の期間でも、十分久しぶりに感じるさ」
桃子「……まあ、確かに、去年まではずーっと皆一緒だったっすもんね」
桃子「受験直前だったっていうのに」 ソラオチルワ
智美「目が口ほどにモノ言いまくってるぞーモモ」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:42:37.93 :4hirEt7X0
④
④
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:44:04.25 :phCTbtVB0
智美「モモだって、寂しかったんじゃないかー?」
智美「大学までユミちんのことストーキングしに行っちゃうくらいだしなー」
桃子「す、ストーキングなんかじゃないっすよ!」
桃子「蝶々が花の蜜に誘われるように私も誘い出されただけっす!」
桃子「先輩の美しさis罪!」
智美「法的には余裕でモモの方が罪だぞー」 ワハハ
智美「っていうか、今も階段の下で道行く人のスカート覗いてなかったか?」
桃子「覗きたいなんて欲望があったわけじゃないっす」
桃子「ただ、日に日にクラスの皆が私を見えなくなっていってるから……」
桃子「ここまで露骨にしゃがみ込んだら気付かれるかの実験を……」
桃子「ついでに、先輩の神秘的なスカートの中を覗いてもばれないのではないかとい実験を……」
智美「頭から尻尾まで濃縮還元罪100%だぞーモモ」 ワハハ
桃子「違うっす、愛っす!」
桃子「罪じゃなくてピュアラブっす!」
智美「言うほど万能免罪符じゃないからな、愛」
智美「モモだって、寂しかったんじゃないかー?」
智美「大学までユミちんのことストーキングしに行っちゃうくらいだしなー」
桃子「す、ストーキングなんかじゃないっすよ!」
桃子「蝶々が花の蜜に誘われるように私も誘い出されただけっす!」
桃子「先輩の美しさis罪!」
智美「法的には余裕でモモの方が罪だぞー」 ワハハ
智美「っていうか、今も階段の下で道行く人のスカート覗いてなかったか?」
桃子「覗きたいなんて欲望があったわけじゃないっす」
桃子「ただ、日に日にクラスの皆が私を見えなくなっていってるから……」
桃子「ここまで露骨にしゃがみ込んだら気付かれるかの実験を……」
桃子「ついでに、先輩の神秘的なスカートの中を覗いてもばれないのではないかとい実験を……」
智美「頭から尻尾まで濃縮還元罪100%だぞーモモ」 ワハハ
桃子「違うっす、愛っす!」
桃子「罪じゃなくてピュアラブっす!」
智美「言うほど万能免罪符じゃないからな、愛」
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:47:39.31 :phCTbtVB0
桃子「納得行かないっす……」
桃子「何かを奪ったわけではない」
桃子「バレることで嫌悪感を与えたというわけでもない」
桃子「誰も不幸にすることなく、欲求を満たそうとしてるだけなのにっ!」
桃子「一体何がいけないっていうんすか!」
智美「強いて言うならそういう発想かなー」 ワハハ
桃子「納得行かないっす……」
桃子「何かを奪ったわけではない」
桃子「バレることで嫌悪感を与えたというわけでもない」
桃子「誰も不幸にすることなく、欲求を満たそうとしてるだけなのにっ!」
桃子「一体何がいけないっていうんすか!」
智美「強いて言うならそういう発想かなー」 ワハハ
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:56:44.13 :phCTbtVB0
桃子「それで……一体何の用っすか」
智美「いや……どうしてるかって思ってさ」
智美「……」
智美「折角見つかったのに……」
智美「もう、モモの臭いもあんまりしないから」
桃子「……」
桃子「蒲原元部長の鼻でも……」
桃子「もう、私は見つけられないんっすね……」
智美「ああ……」
智美「何か燃やしたせいで焦げ臭いしなー……」 ワハハ
桃子「それで……一体何の用っすか」
智美「いや……どうしてるかって思ってさ」
智美「……」
智美「折角見つかったのに……」
智美「もう、モモの臭いもあんまりしないから」
桃子「……」
桃子「蒲原元部長の鼻でも……」
桃子「もう、私は見つけられないんっすね……」
智美「ああ……」
智美「何か燃やしたせいで焦げ臭いしなー……」 ワハハ
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 02:57:58.65 :/IqPxRDt0
燃やす方が悪い
燃やす方が悪い
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:03:12.69 :phCTbtVB0
智美「折角知ったコミュニケーションの喜びを手放して辛いのはわかるけど……」
智美「また頑張って取り戻さないと、モモが辛いだけだぞー……?」
桃子「……もう、遅いっすよ」
桃子「私は、麻雀に勝てなくても価値0じゃない」
桃子「でも、麻雀に勝って、加治木先輩にとって、価値のある人になりたい」
桃子「それだけを思って、必死にやってきたっす」
桃子「そしたら……いつの間にか、一時的に手に入ってたものは両手から溢れ落ちてたっすよ」
智美「モモ……」
桃子「遅いんっす」
桃子「手遅れなんっす」
桃子「……今日ね」
桃子「私、欠席扱いなんっすよ」
智美「え?」
桃子「蒲原元部長達みたいに、皆はもう私に興味を持ってないから」
桃子「もはや、マン毛を燃やしている時しか、私を眼に映してはくれないんっす……」
智美「折角知ったコミュニケーションの喜びを手放して辛いのはわかるけど……」
智美「また頑張って取り戻さないと、モモが辛いだけだぞー……?」
桃子「……もう、遅いっすよ」
桃子「私は、麻雀に勝てなくても価値0じゃない」
桃子「でも、麻雀に勝って、加治木先輩にとって、価値のある人になりたい」
桃子「それだけを思って、必死にやってきたっす」
桃子「そしたら……いつの間にか、一時的に手に入ってたものは両手から溢れ落ちてたっすよ」
智美「モモ……」
桃子「遅いんっす」
桃子「手遅れなんっす」
桃子「……今日ね」
桃子「私、欠席扱いなんっすよ」
智美「え?」
桃子「蒲原元部長達みたいに、皆はもう私に興味を持ってないから」
桃子「もはや、マン毛を燃やしている時しか、私を眼に映してはくれないんっす……」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:04:53.52 :/IqPxRDt0
おお…
おお…
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:12:45.40 :vUHP7N/r0
ファイヤー!
ファイヤー!
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:17:07.23 :vUHP7N/r0
読めば読むほど汚い話
読めば読むほど汚い話
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:21:30.92 :t8BCq3y70
保守
保守
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:21:46.50 :bbeMeaw2O
ふんふむ 支援
ふんふむ 支援
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:22:46.24 :G8MPHQUp0
しえん
しえん
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:30:47.89 :dE1LzfLU0
しえん
しえん
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:31:55.48 :vUHP7N/r0
紫炎
紫炎
155:さるさんが暴れ始めた。支援あると助かります。:2013/12/22(日) 03:33:26.96 :phCTbtVB0
桃子「マン毛の命は短いっす」
桃子「閃光のように、ほんの一瞬で燃え尽きてしまう……」
桃子「喋りたいことがたくさんあるのに、その時間はあまりに短いんっすよ……」
桃子「何を話すか考えて、何て答えが返ってきたらどうするかまでシミュレートして……」
桃子「たくさん準備したのに、陽の目を、いや火の目を見るのは本当に刹那の瞬間だけなんすよ」
桃子「長い年月の果てに地上で命を瞬時に散らしてしまう蝉のように」
桃子「マン毛達の一生は、とても儚く、夢を見るには短すぎるんっす……」
智美「モモ……」
桃子「マン毛の命は短いっす」
桃子「閃光のように、ほんの一瞬で燃え尽きてしまう……」
桃子「喋りたいことがたくさんあるのに、その時間はあまりに短いんっすよ……」
桃子「何を話すか考えて、何て答えが返ってきたらどうするかまでシミュレートして……」
桃子「たくさん準備したのに、陽の目を、いや火の目を見るのは本当に刹那の瞬間だけなんすよ」
桃子「長い年月の果てに地上で命を瞬時に散らしてしまう蝉のように」
桃子「マン毛達の一生は、とても儚く、夢を見るには短すぎるんっす……」
智美「モモ……」
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:36:45.25 :vnWe/dNj0
しず避け
しず避け
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:36:54.89 :/IqPxRDt0
マッチ売りの少女のようだな…
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:37:32.00 :vnWe/dNj0
しあ
しあ
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:39:35.48 :/Py/xi8Z0
寝て起きたらまた生えてるのか?
寝て起きたらまた生えてるのか?
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:39:55.07 :vnWe/dNj0
支援ぞ
支援ぞ
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:40:33.77 :phCTbtVB0
智美「自棄になるな、モモ……」
桃子「……自棄にもなるっすよ」
桃子「自分が、誰からも認識されなくなっていく……」
桃子「昔に戻ると思うだけでもぞっとするのに、昔以上に存在感が失くなってるんっすよ!?」
桃子「冷静でいられるわけがないじゃないっすか!!」
桃子「そりゃあ、ストーカーまがいにこともするっすよ……」
桃子「そうでもしないと、いいことなんて、見出だせないじゃないっすかぁ……」
智美「モモ……」
智美(あれは正直紛いじゃなくてストーカーそのものだったぞ……) ワハハ…
智美「自棄になるな、モモ……」
桃子「……自棄にもなるっすよ」
桃子「自分が、誰からも認識されなくなっていく……」
桃子「昔に戻ると思うだけでもぞっとするのに、昔以上に存在感が失くなってるんっすよ!?」
桃子「冷静でいられるわけがないじゃないっすか!!」
桃子「そりゃあ、ストーカーまがいにこともするっすよ……」
桃子「そうでもしないと、いいことなんて、見出だせないじゃないっすかぁ……」
智美「モモ……」
智美(あれは正直紛いじゃなくてストーカーそのものだったぞ……) ワハハ…
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:44:19.91 :8QXxX1eb0
④
④
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:44:34.72 :ps5nDPJr0
④
④
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:45:45.19 :c8OJaqA0O
④
④
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:46:45.07 :vnWe/dNj0
ワハハ~
ワハハ~
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:48:44.95 :phCTbtVB0
桃子「先輩も……元部長も……私がマン毛を燃やした後は、燃え尽きてもずっと私を見つめてくれてるっすね……」
智美「そうだとも。私は、常にモモ達のことを想ってるからな!」
智美「四六時中お前達のことを心配してるし、気にかけてるし……」
智美「だから頻繁に部室にだって顔を出している!」
桃子「……」
智美「新しい部長になるモモの助けになってやりたい。新入部員達にも教えてやりたいことがいっぱいある」
智美「むっきーや佳織とは一緒に笑って合格発表を迎えたい!」
智美「離れていても、私はいつまでもお前達を想ってる!」
桃子「一緒にって言ったっすか!?」
智美「そうだ、私達は一緒だ!」
桃子「いや、ていうか、合格発表を一緒にって、それつまり蒲原元部長……」
智美「……」
桃子「……」
智美「とにかく!」
桃子「誤魔化した!!」
桃子「先輩も……元部長も……私がマン毛を燃やした後は、燃え尽きてもずっと私を見つめてくれてるっすね……」
智美「そうだとも。私は、常にモモ達のことを想ってるからな!」
智美「四六時中お前達のことを心配してるし、気にかけてるし……」
智美「だから頻繁に部室にだって顔を出している!」
桃子「……」
智美「新しい部長になるモモの助けになってやりたい。新入部員達にも教えてやりたいことがいっぱいある」
智美「むっきーや佳織とは一緒に笑って合格発表を迎えたい!」
智美「離れていても、私はいつまでもお前達を想ってる!」
桃子「一緒にって言ったっすか!?」
智美「そうだ、私達は一緒だ!」
桃子「いや、ていうか、合格発表を一緒にって、それつまり蒲原元部長……」
智美「……」
桃子「……」
智美「とにかく!」
桃子「誤魔化した!!」
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:50:41.83 :vUHP7N/r0
紫炎
紫炎
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:51:47.02 :8QXxX1eb0
④
④
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:52:58.77 :vnWe/dNj0
支援ぞ
支援ぞ
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:53:11.92 :/IqPxRDt0
ワハハは浪人生か…
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:54:00.14 :c8OJaqA0O
④
④
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:55:54.17 :phCTbtVB0
桃子「……それでも……」
桃子「皆は前に進んでしまってるっす……」
桃子「徐々にマン毛ファイアー抜きでは私を見られなくなってるっす……」
桃子「それに……意識を一旦私から切り離すと、私を見失ってるっす」
桃子「先輩も……映画の時や、ご飯に心を奪われた時、そんな感じだったっす」
桃子「だから……」
智美「……!?」
智美(この目……何かを企ん――――!?)
桃子「……それでも……」
桃子「皆は前に進んでしまってるっす……」
桃子「徐々にマン毛ファイアー抜きでは私を見られなくなってるっす……」
桃子「それに……意識を一旦私から切り離すと、私を見失ってるっす」
桃子「先輩も……映画の時や、ご飯に心を奪われた時、そんな感じだったっす」
桃子「だから……」
智美「……!?」
智美(この目……何かを企ん――――!?)
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:56:45.64 :8QXxX1eb0
④
④
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:59:02.66 :phCTbtVB0
佳織「さーとーみーちゃん」 ポン
智美「わぁ!?」
佳織「わわっ、びっくりしたぁ」
智美「こ、こっちの台詞だぞー佳織……」
佳織「ごめんごめん」
佳織「何か 一 人 で 階段下の壁に向かって喋ってるから、どうかしたのかなって」
智美「……っ!」 バッ
智美「ぐっ……」
智美(モモがいない……やられた!)
智美(モモは見ていたんだ……私に気付いた佳織が、こっちに向かって来るのを……)
智美(モモは分かってたんだ……予期せぬ佳織の登場で、私の意識が佳織に向くのを……)
智美(その一瞬で、私がモモの姿を見失うのをッ……!)
智美(もう私では、多分モモを見つけられないッ!)
智美(モモ自身がチリ毛に火を灯さぬ限り……!) クッ
佳織「さ、智美ちゃん……?」 ドシタノー
佳織「さーとーみーちゃん」 ポン
智美「わぁ!?」
佳織「わわっ、びっくりしたぁ」
智美「こ、こっちの台詞だぞー佳織……」
佳織「ごめんごめん」
佳織「何か 一 人 で 階段下の壁に向かって喋ってるから、どうかしたのかなって」
智美「……っ!」 バッ
智美「ぐっ……」
智美(モモがいない……やられた!)
智美(モモは見ていたんだ……私に気付いた佳織が、こっちに向かって来るのを……)
智美(モモは分かってたんだ……予期せぬ佳織の登場で、私の意識が佳織に向くのを……)
智美(その一瞬で、私がモモの姿を見失うのをッ……!)
智美(もう私では、多分モモを見つけられないッ!)
智美(モモ自身がチリ毛に火を灯さぬ限り……!) クッ
佳織「さ、智美ちゃん……?」 ドシタノー
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 03:59:57.30 :0JGIPY/a0
支援
支援
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:00:16.55 :8QXxX1eb0
④
④
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:07:43.18 :phCTbtVB0
智美(失敗した……本当なら、焦るべきじゃあなかった!)
智美(本当に消えたわけじゃないんだから、堂々と見えてる振りさえしておければ……)
智美(まだモモに、希望を持たせられたかもしれないのに……!)
智美(くっ……何をやってるんだ私は……) パカッ
とぉるるるるるるん
とぉるるるるるるん
ゆみ『もしもし』
智美「すまないユミちん、失敗した!」
智美「自棄になりそうなモモを何とかしようとしたのに……」
智美「もうとっくに自棄になってた!」
智美「思った以上に、モモは消えかかっていたんだッ!」
智美(失敗した……本当なら、焦るべきじゃあなかった!)
智美(本当に消えたわけじゃないんだから、堂々と見えてる振りさえしておければ……)
智美(まだモモに、希望を持たせられたかもしれないのに……!)
智美(くっ……何をやってるんだ私は……) パカッ
とぉるるるるるるん
とぉるるるるるるん
ゆみ『もしもし』
智美「すまないユミちん、失敗した!」
智美「自棄になりそうなモモを何とかしようとしたのに……」
智美「もうとっくに自棄になってた!」
智美「思った以上に、モモは消えかかっていたんだッ!」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:16:16.63 :phCTbtVB0
アイツーニーアウトー♪
カーミーンーグーアウートー♪
桃子「先輩から……」
セーメーラレ♪
イージーラ ピッ
桃子「もしもし……」
ゆみ『モモか!?』
ゆみ『今どこにいるッ!?』
桃子「さぁ……どこっすかね……」
桃子「探しても……意味なんてないっすよ」
桃子「もう……私がマン毛を燃やさない限り、先輩にすら、私は見えないっすから」
アイツーニーアウトー♪
カーミーンーグーアウートー♪
桃子「先輩から……」
セーメーラレ♪
イージーラ ピッ
桃子「もしもし……」
ゆみ『モモか!?』
ゆみ『今どこにいるッ!?』
桃子「さぁ……どこっすかね……」
桃子「探しても……意味なんてないっすよ」
桃子「もう……私がマン毛を燃やさない限り、先輩にすら、私は見えないっすから」
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:21:43.57 :phCTbtVB0
『「あなたは、私を見つけられない――――――」』
ゆみ『――――――か?』
桃子「…………っ!?」
『「あなたは、私を見つけられない――――――」』
ゆみ『――――――か?』
桃子「…………っ!?」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:23:56.53 :0JGIPY/a0
支援
支援
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:25:13.05 :phCTbtVB0
ゆみ『前もそんなことを言われたからな』
ゆみ『あの時は、画面越しに文字で』
ゆみ『今は、電話越しに声で』
桃子「……」
ゆみ『まだ、私達と楽しくやりたいと思っているんだろう!?』
ゆみ『本当は、まだ探してほしいと思っているんだろう!?』
ゆみ『確かに、もう私一人じゃモモは見つけられないかもしれない』
ゆみ『でも、あの時皆の協力でモモを見つけられたように』
ゆみ『今回だって、そしてこれからも、お前を見つけ出してやる!』
イマデンシャツウカシタゾ!
ウム、エンセンデコノジカンデンシャガトオッテルトコロトイエバ…
桃子「……先輩……」
ゆみ『待っていろ』
ゆみ『どれだけ岩戸を恋しがっても、必ずこじ開けてやるから』
ゆみ『前もそんなことを言われたからな』
ゆみ『あの時は、画面越しに文字で』
ゆみ『今は、電話越しに声で』
桃子「……」
ゆみ『まだ、私達と楽しくやりたいと思っているんだろう!?』
ゆみ『本当は、まだ探してほしいと思っているんだろう!?』
ゆみ『確かに、もう私一人じゃモモは見つけられないかもしれない』
ゆみ『でも、あの時皆の協力でモモを見つけられたように』
ゆみ『今回だって、そしてこれからも、お前を見つけ出してやる!』
イマデンシャツウカシタゾ!
ウム、エンセンデコノジカンデンシャガトオッテルトコロトイエバ…
桃子「……先輩……」
ゆみ『待っていろ』
ゆみ『どれだけ岩戸を恋しがっても、必ずこじ開けてやるから』
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:30:15.98 :0JGIPY/a0
流石のヅカ系
流石のヅカ系
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:35:46.19 :phCTbtVB0
ゆみ『「……モモ!」』
ゆみ『「聞こえるか!?」』
ゆみ「……」
ゆみ『「皆が、ここまで導いてくれた」』 プツッ
ゆみ(声が、僅かだがループした……)
ゆみ(少なくとも、モモのケータイはこの近辺にある)
ゆみ(そして……)
ゆみ(モモがまだ、私達を想ってくれているなら)
ゆみ(ケータイだけを放置なんてことしていないはず……!)
ゆみ「モモ……」
ゆみ「痛かったら、ごめんな」 ダッ
ゆみ『「……モモ!」』
ゆみ『「聞こえるか!?」』
ゆみ「……」
ゆみ『「皆が、ここまで導いてくれた」』 プツッ
ゆみ(声が、僅かだがループした……)
ゆみ(少なくとも、モモのケータイはこの近辺にある)
ゆみ(そして……)
ゆみ(モモがまだ、私達を想ってくれているなら)
ゆみ(ケータイだけを放置なんてことしていないはず……!)
ゆみ「モモ……」
ゆみ「痛かったら、ごめんな」 ダッ
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:39:50.58 :phCTbtVB0
桃子(走った!? それも全速力ッ!)
ゆみ「こうしていれば……!」 ダッ
桃子(Uターン!?)
桃子(まさか、先輩……)
ゆみ「いつかはお前にぶち当たるだろう?」 ダッ
ゆみ「痛かったら心を込めて謝ろう」 ダッ
ゆみ「腹が立ったなら、頬の一つくらい差し出そう」 ダッ
ゆみ「だから……」 ダッ
ゆみ「だから、私達とのコミュニケーションまで放棄しようとしないでくれ、モモ」 ダッ
ゆみ「まだ付き合いは浅いけど、それでも――」 ダッ
ゆみ「お前は私の、大切な人なんだから」 ダッ
桃子「先輩……」
桃子「……」 ブチブチブチブチィ
桃子(走った!? それも全速力ッ!)
ゆみ「こうしていれば……!」 ダッ
桃子(Uターン!?)
桃子(まさか、先輩……)
ゆみ「いつかはお前にぶち当たるだろう?」 ダッ
ゆみ「痛かったら心を込めて謝ろう」 ダッ
ゆみ「腹が立ったなら、頬の一つくらい差し出そう」 ダッ
ゆみ「だから……」 ダッ
ゆみ「だから、私達とのコミュニケーションまで放棄しようとしないでくれ、モモ」 ダッ
ゆみ「まだ付き合いは浅いけど、それでも――」 ダッ
ゆみ「お前は私の、大切な人なんだから」 ダッ
桃子「先輩……」
桃子「……」 ブチブチブチブチィ
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:44:23.14 :phCTbtVB0
ボッ
マンゲファイアー
ゆみ「!?」 バッ
桃子「無駄っすよ」
桃子「先輩が背を向けたタイミングで燃やしたっすから」
ゆみ「モモ……?」
ゆみ(くそ、どこにいるんだ……?!)
ゆみ(声はあちらから聞こえた……)
桃子「中途半端な燃焼を見せたらどうなるか、わからなかったっすけど……」
桃子「声だけは、聞こえてるみたいっすね」
ゆみ「……ああ」
ゆみ「お前は、そこにいるんだな、モモ」
桃子「……はい」
ボッ
マンゲファイアー
ゆみ「!?」 バッ
桃子「無駄っすよ」
桃子「先輩が背を向けたタイミングで燃やしたっすから」
ゆみ「モモ……?」
ゆみ(くそ、どこにいるんだ……?!)
ゆみ(声はあちらから聞こえた……)
桃子「中途半端な燃焼を見せたらどうなるか、わからなかったっすけど……」
桃子「声だけは、聞こえてるみたいっすね」
ゆみ「……ああ」
ゆみ「お前は、そこにいるんだな、モモ」
桃子「……はい」
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:51:39.48 :phCTbtVB0
桃子「……ねえ、先輩」
桃子「私の存在感、病気みたいにどんどん磨り減ってるんっすよ」
ゆみ「……」
桃子「なんとなく……わかるっす」
桃子「先輩達も、他の皆程急にじゃなくても、私を忘れてしまうって」
桃子「きっと今に、マン毛を点火してる間しか私を見れなくなるんすよ……」
桃子「マン毛の光に照らされてじゃないと、私はもう、先輩とお話することすらできないっ!」
ゆみ「モモ……」
ゆみ「確かに、私では、原因不明のステルスの解析なんてものは出来ない……」
ゆみ「症状を緩和してやることも出来ないかもしれない」
ゆみ「だけど、未来は変えられる」
ゆみ「希望を共に見出すことなら出来る!」
ゆみ「インハイの後、モモが皆の注目を集めたように」
ゆみ「私達が、総力を上げてモモを再び光の当たる世界に立たせてやる!」
ゆみ「陰毛の灯りなんて非道いものでなく、太陽の灯りの下で、モモは生きるべきなんだ!」
桃子「……ねえ、先輩」
桃子「私の存在感、病気みたいにどんどん磨り減ってるんっすよ」
ゆみ「……」
桃子「なんとなく……わかるっす」
桃子「先輩達も、他の皆程急にじゃなくても、私を忘れてしまうって」
桃子「きっと今に、マン毛を点火してる間しか私を見れなくなるんすよ……」
桃子「マン毛の光に照らされてじゃないと、私はもう、先輩とお話することすらできないっ!」
ゆみ「モモ……」
ゆみ「確かに、私では、原因不明のステルスの解析なんてものは出来ない……」
ゆみ「症状を緩和してやることも出来ないかもしれない」
ゆみ「だけど、未来は変えられる」
ゆみ「希望を共に見出すことなら出来る!」
ゆみ「インハイの後、モモが皆の注目を集めたように」
ゆみ「私達が、総力を上げてモモを再び光の当たる世界に立たせてやる!」
ゆみ「陰毛の灯りなんて非道いものでなく、太陽の灯りの下で、モモは生きるべきなんだ!」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 04:52:38.99 :0JGIPY/a0
支援
支援
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:03:17.95 :phCTbtVB0
桃子「……先輩達とどうしたらいいか話し合うのには、マン毛がいっぱい必要っす」
ゆみ「私達のでもよければ、いくらでも焼かせてやる」
桃子「……そんなことしたら、先輩達の股間が焼畑農業っすよ……」
ゆみ「構わない。モモのためなら、パイパンくらいくれてやる」
桃子「ワガママだから……打ち合わせ以外にも……デート、したがるっすよ……」
ゆみ「ああ、いいとも。また一緒に、色々な所に行こう」
桃子「でも……マン毛を燃やし続けないと、一緒にいられないんっすよ……」
桃子「遊園地でも燃えたマン毛を持ったままじゃ乗り物には乗れないっす」
桃子「ショッピングに出かけても、マン毛の炎で火災報知機が鳴っちゃうっす」
桃子「まともに……デートなんて出来ないっすよ……」
ゆみ「……それでもいいさ」
桃子「え……」
ゆみ「私は、食事がしたいからモモとデートに行ったわけでも、行きたい場所があるからモモとデートしたわけでもないぞ」
ゆみ「モモと一緒に体験したいことがあったから、モモと一緒にデートしたんだ」
ゆみ「他の何が駄目だろうと、モモさえ居てくれたなら、私は何度だってデートするさ」
桃子「……先輩達とどうしたらいいか話し合うのには、マン毛がいっぱい必要っす」
ゆみ「私達のでもよければ、いくらでも焼かせてやる」
桃子「……そんなことしたら、先輩達の股間が焼畑農業っすよ……」
ゆみ「構わない。モモのためなら、パイパンくらいくれてやる」
桃子「ワガママだから……打ち合わせ以外にも……デート、したがるっすよ……」
ゆみ「ああ、いいとも。また一緒に、色々な所に行こう」
桃子「でも……マン毛を燃やし続けないと、一緒にいられないんっすよ……」
桃子「遊園地でも燃えたマン毛を持ったままじゃ乗り物には乗れないっす」
桃子「ショッピングに出かけても、マン毛の炎で火災報知機が鳴っちゃうっす」
桃子「まともに……デートなんて出来ないっすよ……」
ゆみ「……それでもいいさ」
桃子「え……」
ゆみ「私は、食事がしたいからモモとデートに行ったわけでも、行きたい場所があるからモモとデートしたわけでもないぞ」
ゆみ「モモと一緒に体験したいことがあったから、モモと一緒にデートしたんだ」
ゆみ「他の何が駄目だろうと、モモさえ居てくれたなら、私は何度だってデートするさ」
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:08:51.98 :phCTbtVB0
ゆみ「声が聞きたくなったなら、いつでも電話してきたらいい」
ゆみ「デートがしたくなったなら、うちに来ればいい」
ゆみ「道はたくさんあるんだ」
ゆみ「……私からは、どんなに手を差し伸べてもモモには届かない」
ゆみ「私では、どうにもならないことが多いし、モモも呆れたかもしれない」
ゆみ「でも、もしまだ私と共に生きたいと思ってくれたのだとしたら……」
ゆみ「モモの方も、手を差し出してこの手を握り返してほしい」
ゆみ「声が聞きたくなったなら、いつでも電話してきたらいい」
ゆみ「デートがしたくなったなら、うちに来ればいい」
ゆみ「道はたくさんあるんだ」
ゆみ「……私からは、どんなに手を差し伸べてもモモには届かない」
ゆみ「私では、どうにもならないことが多いし、モモも呆れたかもしれない」
ゆみ「でも、もしまだ私と共に生きたいと思ってくれたのだとしたら……」
ゆみ「モモの方も、手を差し出してこの手を握り返してほしい」
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:12:24.68 :GQ5NVZJJ0
ももこぉ~
ももこぉ~
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:15:03.39 :phCTbtVB0
桃子「……ずるい人っすね」
桃子「結局私を救い上げてはくれないのに」
ゆみ「……私は、卑怯な臆病者だからな」
桃子「でも……何よりも欲しかった温もりだけは、差し伸べた手に詰め込んで……」
桃子「そんなことされたら……断れるわけないじゃないっすか……」 ブチブチブチブチィ
桃子「ほんと……面白くて……ずるくて……」 グスッ
――――堪らなく、愛おしい人っすね。
桃子「こ、こんな……」 グスッ
桃子「こんな私でよければ……!!」 マンゲファイアー
桃子「……ずるい人っすね」
桃子「結局私を救い上げてはくれないのに」
ゆみ「……私は、卑怯な臆病者だからな」
桃子「でも……何よりも欲しかった温もりだけは、差し伸べた手に詰め込んで……」
桃子「そんなことされたら……断れるわけないじゃないっすか……」 ブチブチブチブチィ
桃子「ほんと……面白くて……ずるくて……」 グスッ
――――堪らなく、愛おしい人っすね。
桃子「こ、こんな……」 グスッ
桃子「こんな私でよければ……!!」 マンゲファイアー
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:18:12.76 :bbeMeaw2O
しえーん
しえーん
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:26:55.08 :eq9UjVCf0
マン毛という言葉に違和感を感じなくなってきた
マン毛という言葉に違和感を感じなくなってきた
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:26:59.27 :celLmrHj0
マンゲファイヤーでこんなに感動しちゃうなんて悔しい・・・
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:29:15.47 :phCTbtVB0
智美「ワハハ」
智美「いやー、なんとか大団円でよかったなー」
睦月「うむ」
佳織「この時期にお勉強してないのはちょっとよくないことだけどね……」 アハハ
智美「ワハハ……」
智美「駿台の空気を吸うだけで、偏差値が高く上がるとでも思っていたのかなー……」
佳織「お、重いよぉ……」
睦月(まるで成長していない……人として……)
佳織「今ちゃんとお勉強してる……よね?」
智美「ああ、読み始めたぞ、封神演義」
智美「これで世界史はバッチリだ」 ワハハ
佳織「……」
睦月「しかもジャンプコミックス……」
智美「ワハハ」
智美「いやー、なんとか大団円でよかったなー」
睦月「うむ」
佳織「この時期にお勉強してないのはちょっとよくないことだけどね……」 アハハ
智美「ワハハ……」
智美「駿台の空気を吸うだけで、偏差値が高く上がるとでも思っていたのかなー……」
佳織「お、重いよぉ……」
睦月(まるで成長していない……人として……)
佳織「今ちゃんとお勉強してる……よね?」
智美「ああ、読み始めたぞ、封神演義」
智美「これで世界史はバッチリだ」 ワハハ
佳織「……」
睦月「しかもジャンプコミックス……」
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:33:30.98 :/IqPxRDt0
せめて漫画で解る世界史読もう
せめて漫画で解る世界史読もう
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:36:28.28 :phCTbtVB0
佳織「でも、本当に大丈夫?」
佳織「一緒に大学生になれるよね……?」
智美「任せとけー」
智美「私には最終兵器があるからな」
睦月「うむ……?」
睦月「最終兵器……?」
智美「ああ」
智美「あそこでイチャコラ抱き合っている二人を引き合わせるのにも使った、発達した第六の感性を駆使した技だ」
佳織「え……?」
睦月「それって、要するに……」
智美「ああ、平たく言うなら、その奥義の名は、ヤマ――――」
――――カン!!
佳織「でも、本当に大丈夫?」
佳織「一緒に大学生になれるよね……?」
智美「任せとけー」
智美「私には最終兵器があるからな」
睦月「うむ……?」
睦月「最終兵器……?」
智美「ああ」
智美「あそこでイチャコラ抱き合っている二人を引き合わせるのにも使った、発達した第六の感性を駆使した技だ」
佳織「え……?」
睦月「それって、要するに……」
智美「ああ、平たく言うなら、その奥義の名は、ヤマ――――」
――――カン!!
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:39:52.71 :phCTbtVB0
しかし――――そのカン成立せず。
智美はお馬鹿故に気が付いてないが、桃子とゆみは気付いていた。
まだ、根本的な原因は、何一つとして解決しないということを。
彼女達の人生は、これからも続くのだ。
続かせなくてはいけないのだ。
確かに一区切りついたし、今までより幸せになるだろう。
しかしまだ、彼女達に真の安らぎは訪れない。
これからが、幸せになるために手探りで生きる、一番長く大変な時間になるのだ。
だから、ゆみと桃子、二人の人生と戦いは、もうちっとだけ続くんぢゃ。
では改めて、ほんの一時ばかり――――カン!!
しかし――――そのカン成立せず。
智美はお馬鹿故に気が付いてないが、桃子とゆみは気付いていた。
まだ、根本的な原因は、何一つとして解決しないということを。
彼女達の人生は、これからも続くのだ。
続かせなくてはいけないのだ。
確かに一区切りついたし、今までより幸せになるだろう。
しかしまだ、彼女達に真の安らぎは訪れない。
これからが、幸せになるために手探りで生きる、一番長く大変な時間になるのだ。
だから、ゆみと桃子、二人の人生と戦いは、もうちっとだけ続くんぢゃ。
では改めて、ほんの一時ばかり――――カン!!
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:40:56.07 :GQ5NVZJJ0
乙…お?乙!
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:41:41.88 :0JGIPY/a0
乙やで
乙やで
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:43:57.00 :phCTbtVB0
本当はもっと長かったんですが、予想より時間がかかってしまい眠気に屈したので一先ず終わりという形を取らせて頂きます。
後日、後編を立てるかもしれません。
どう考えても1スレに収めるべきテーマでしたが、よろしければ次回お見かけした際はお付き合いの程よろしくお願い致します。
一応、後編のタイトルは、どこかしらに「マンゲファイアー」と入れておこうと思います。
本当はもっと長かったんですが、予想より時間がかかってしまい眠気に屈したので一先ず終わりという形を取らせて頂きます。
後日、後編を立てるかもしれません。
どう考えても1スレに収めるべきテーマでしたが、よろしければ次回お見かけした際はお付き合いの程よろしくお願い致します。
一応、後編のタイトルは、どこかしらに「マンゲファイアー」と入れておこうと思います。
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:44:44.06 :X9jZNzga0
乙 マンゲファイアー
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 05:49:32.14 :Y4ItpoK7P
乙 おもしろかった けどその単語で検索することはないだろうな…
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 06:15:20.07 :mkN2PjmF0
マンゲキタイ
マンゲキタイ
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/22(日) 07:14:26.33 :eVq5FoA90
おつかれちん
おつかれちん