1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:26:16.35 :/yjsYVUPo
モバP「……え?」
拓海「ったく……ごまかせると思ってんのかよ」
拓海「いつもと様子が違うじゃねえか。なんつーか普段は抜け目ねえのに、仕事に身が入ってねえっつうか」
P「そ、そうか?」
拓海「バレバレだ。いい加減付き合い長ェんだぞ」
P「う……」
拓海「……なあ」
拓海「何かあったんなら……アタシが相談に乗るぜ」
モバP「……え?」
拓海「ったく……ごまかせると思ってんのかよ」
拓海「いつもと様子が違うじゃねえか。なんつーか普段は抜け目ねえのに、仕事に身が入ってねえっつうか」
P「そ、そうか?」
拓海「バレバレだ。いい加減付き合い長ェんだぞ」
P「う……」
拓海「……なあ」
拓海「何かあったんなら……アタシが相談に乗るぜ」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:29:28.46 :PsyIn+660
さすが姉御
さすが姉御
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:31:04.52 :/yjsYVUPo
拓海「アタシみたいなガキじゃ役に立てねえかもしれねえけどよ」
拓海「ここで見過ごせるようなタマでも、関係でもねえよ」
P「……」
拓海「P……」
P「……そうだな」
拓海「!」
P「変に隠しておくようなことでもない。もう見抜かれてるんだ、格好なんてつかないしな」
拓海「それじゃあッ」
P「それに、もう終わったことだ」
P「だからただの俺の愚痴になってしまうが……聞いてくれるか?」
拓海「何でもいいぜ、ドンと来い! アタシが受け止めてやっからよ!」
拓海「アタシみたいなガキじゃ役に立てねえかもしれねえけどよ」
拓海「ここで見過ごせるようなタマでも、関係でもねえよ」
P「……」
拓海「P……」
P「……そうだな」
拓海「!」
P「変に隠しておくようなことでもない。もう見抜かれてるんだ、格好なんてつかないしな」
拓海「それじゃあッ」
P「それに、もう終わったことだ」
P「だからただの俺の愚痴になってしまうが……聞いてくれるか?」
拓海「何でもいいぜ、ドンと来い! アタシが受け止めてやっからよ!」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:32:57.86 :/yjsYVUPo
P「実は俺……妻と離婚したんだ」
拓海「!!」
P「実は俺……妻と離婚したんだ」
拓海「!!」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:36:06.55 :/yjsYVUPo
P「いや、もう『元』妻、か」
拓海「そういや結婚してたんだったな……アンタ」
P「はは、随分前に話したっきりだったしな。もう忘れてたろ?」
拓海「……忘れるわけねえだろ」ボソッ
P「……」
拓海「すまん、何でもねえ、忘れてくれ」
P「いや、もう『元』妻、か」
拓海「そういや結婚してたんだったな……アンタ」
P「はは、随分前に話したっきりだったしな。もう忘れてたろ?」
拓海「……忘れるわけねえだろ」ボソッ
P「……」
拓海「すまん、何でもねえ、忘れてくれ」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:39:36.93 :/yjsYVUPo
拓海「で、いいのか、アタシはこれ聞いて」
P「もちろん。そんなに深く考えなくていいさ」
P「それに何より、拓海はガキなんかじゃない」
拓海「……おう、あんがとよ」
拓海「なら、アンタも楽になれ」
P「拓海……」
拓海「何かあったんだろ。続きを聞かせろよ」
拓海「で、いいのか、アタシはこれ聞いて」
P「もちろん。そんなに深く考えなくていいさ」
P「それに何より、拓海はガキなんかじゃない」
拓海「……おう、あんがとよ」
拓海「なら、アンタも楽になれ」
P「拓海……」
拓海「何かあったんだろ。続きを聞かせろよ」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:45:22.82 :CVoFPVGHo
たくみんは色んなところから母性が溢れてるからな!
たくみんは色んなところから母性が溢れてるからな!
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:45:23.18 :/yjsYVUPo
P「いや、その、俺は……」
拓海「いいから。続けろ」
P「……」
P「まあ、よくあるゴタゴタでさ」
P「妻に他の男の所へ出て行かれてしまって……」
拓海「なッ」
P「待て、落ち着け拓海、これは俺の責任でもあるんだ。俺が彼女を顧みなかったから……!」
拓海「っ、そう言われてもよ!」
拓海「普段のアンタを見てるアタシとしちゃあ、相手の女を恨むしかねえぞ!」
P「その、な……」
P「いや、その、俺は……」
拓海「いいから。続けろ」
P「……」
P「まあ、よくあるゴタゴタでさ」
P「妻に他の男の所へ出て行かれてしまって……」
拓海「なッ」
P「待て、落ち着け拓海、これは俺の責任でもあるんだ。俺が彼女を顧みなかったから……!」
拓海「っ、そう言われてもよ!」
拓海「普段のアンタを見てるアタシとしちゃあ、相手の女を恨むしかねえぞ!」
P「その、な……」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:45:25.76 :YX8W/R3po
なかなか興味深い展開
なかなか興味深い展開
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:48:03.96 :/yjsYVUPo
P「拓海の気持ちは有り難い」
拓海「ったりめえだろ。そんなの、どうあっても浮気なんざする奴の方がよ……!」
P「でもな」
P「俺はこういう仕事をやってるけど、恥ずかしながら、本当の芯の部分では女性の心に疎い」
拓海「……」
P「最初は円満だった。お互いを尊重しながら上手くやれてたと思う」
P「向こうも仕事を持ってて、こっちの仕事も理解してくれてた」
P「だから……ついその調子のままで、俺は歪みに気付かずに彼女と接してた」
拓海「どういうことだよ……」
P「拓海の気持ちは有り難い」
拓海「ったりめえだろ。そんなの、どうあっても浮気なんざする奴の方がよ……!」
P「でもな」
P「俺はこういう仕事をやってるけど、恥ずかしながら、本当の芯の部分では女性の心に疎い」
拓海「……」
P「最初は円満だった。お互いを尊重しながら上手くやれてたと思う」
P「向こうも仕事を持ってて、こっちの仕事も理解してくれてた」
P「だから……ついその調子のままで、俺は歪みに気付かずに彼女と接してた」
拓海「どういうことだよ……」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:52:52.57 :/yjsYVUPo
P「拓海の前にもプロデュースしてた何人かのアイドル」
P「その娘たちと成功を収めるたびに、俺はその事を彼女に話していたんだ」
拓海「それって……」
P「俺はただ、彼女と喜びを分かち合いたかっただけなんだ。でもそれこそが彼女への心無さだった」
拓海「まさか、嫉妬してたっつーのか? アンタが仕事で成功して」
P「半分正解だ」
拓海「半分っ?」
P「『嫉妬』はしてた。でもその対象が」
拓海「―――!」
拓海「アタシら、アイドルにかよ……!!」
P「拓海の前にもプロデュースしてた何人かのアイドル」
P「その娘たちと成功を収めるたびに、俺はその事を彼女に話していたんだ」
拓海「それって……」
P「俺はただ、彼女と喜びを分かち合いたかっただけなんだ。でもそれこそが彼女への心無さだった」
拓海「まさか、嫉妬してたっつーのか? アンタが仕事で成功して」
P「半分正解だ」
拓海「半分っ?」
P「『嫉妬』はしてた。でもその対象が」
拓海「―――!」
拓海「アタシら、アイドルにかよ……!!」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:53:56.34 :yZ/HzK2EO
まあ超可愛いアイドルほとんどが好意持ってるって知ったら奥さんたまらんだろうしなあww
まあ超可愛いアイドルほとんどが好意持ってるって知ったら奥さんたまらんだろうしなあww
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:54:58.76 :YX8W/R3po
どう考えても無理がある
どう考えても無理がある
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:55:01.33 :PsyIn+660
姉御スレと聞いて飛んできた
姉御スレと聞いて飛んできた
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:56:24.22 :/yjsYVUPo
P「やがて俺が拓海と出会う頃には、もう彼女は擦り切れていたんだろう」
P「俺は彼女に寄り添ってやれなかった。彼女の心労に……」
拓海「それはッ……アンタは悪くねえよ!」
P「拓海……」
拓海「他の女のこと聞いて気持ちいい嫁はいねえだろうが――アンタはそういう仕事で、一緒に喜んでやるのも嫁の仕事だろ!」
拓海「その女が勝手に嫉妬してただけじゃねえか!」
拓海「それでも辛いならPに言えばいい……なのにッ……」
P「やがて俺が拓海と出会う頃には、もう彼女は擦り切れていたんだろう」
P「俺は彼女に寄り添ってやれなかった。彼女の心労に……」
拓海「それはッ……アンタは悪くねえよ!」
P「拓海……」
拓海「他の女のこと聞いて気持ちいい嫁はいねえだろうが――アンタはそういう仕事で、一緒に喜んでやるのも嫁の仕事だろ!」
拓海「その女が勝手に嫉妬してただけじゃねえか!」
拓海「それでも辛いならPに言えばいい……なのにッ……」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:57:50.21 :/yjsYVUPo
P「……彼女にも、同じことを言われたよ」
拓海「な――」
P「『ごめんなさい』『貴方は悪くない』『私が勝手に嫉妬してただけ』」
P「お互いに汚い言葉を吐き合い、罵り合い、そんな醜い喧嘩の果てに、な……」
拓海「~~~っ……」
P「……彼女にも、同じことを言われたよ」
拓海「な――」
P「『ごめんなさい』『貴方は悪くない』『私が勝手に嫉妬してただけ』」
P「お互いに汚い言葉を吐き合い、罵り合い、そんな醜い喧嘩の果てに、な……」
拓海「~~~っ……」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 22:59:27.56 :/yjsYVUPo
P「何度も何度も、泣きながら謝られた」
P「『我慢できなかった』『貴方と私では、どうしようもないことだった』」
P「ぽつぽつと漏らして、最後に、『浮気をしてしまいました』って」
拓海「……そうか」
P「なんだか、『どうしようもないことだった』って言われた時に、不思議と納得した自分もいてさ……」
P「俺と彼女とでは、こうなる運命だったんだなって」
拓海「……」
P「もう、疲れてたんだ……」
P「何度も何度も、泣きながら謝られた」
P「『我慢できなかった』『貴方と私では、どうしようもないことだった』」
P「ぽつぽつと漏らして、最後に、『浮気をしてしまいました』って」
拓海「……そうか」
P「なんだか、『どうしようもないことだった』って言われた時に、不思議と納得した自分もいてさ……」
P「俺と彼女とでは、こうなる運命だったんだなって」
拓海「……」
P「もう、疲れてたんだ……」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:03:14.59 :/yjsYVUPo
拓海「……『その女』だなんて言って悪かった」
P「いや、平気さ」
拓海「でも……やっぱりアタシは納得いかねえよ」
P「え……?」
拓海「何より、アンタをそんな風にさせちまった女の事がどうしても許せねえ……」
拓海「アタシはアイドルになるとっくの前から、情と絆の世界に生きてきたんだ」
拓海「そこいらの奴らより身内ビイキにだってなる……P、アンタは悪くねえ……ッ!」
P「ありがとう……でもな」
拓海「『でも』も『クソ』もねえよッ!!」バンッ!
P「お、おい……」
拓海「……『その女』だなんて言って悪かった」
P「いや、平気さ」
拓海「でも……やっぱりアタシは納得いかねえよ」
P「え……?」
拓海「何より、アンタをそんな風にさせちまった女の事がどうしても許せねえ……」
拓海「アタシはアイドルになるとっくの前から、情と絆の世界に生きてきたんだ」
拓海「そこいらの奴らより身内ビイキにだってなる……P、アンタは悪くねえ……ッ!」
P「ありがとう……でもな」
拓海「『でも』も『クソ』もねえよッ!!」バンッ!
P「お、おい……」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:06:11.85 :/yjsYVUPo
拓海「どれだけこの世界を突っ走ってもよ! 所詮アンタはプロデューサーで、アタシはアイドルだ!」
拓海「どんなにマブなパートナーになれても、アタシがアンタの全部を受け止めてやれるわけじゃねえっ……」
拓海「その仕事は、アンタの一番隣にいる、アンタの嫁さんがやるべきことなんだよ……」
拓海「アンタの嫁さんにしかできねえことなんだよ!!」
P「拓、海……」
拓海「だから……許せねェんだ……」
拓海「勝手に放り出しやがって……」
拓海「アタシじゃあ届かねえ場所を、簡単に投げ捨てやがって……ッ!」
拓海「どれだけこの世界を突っ走ってもよ! 所詮アンタはプロデューサーで、アタシはアイドルだ!」
拓海「どんなにマブなパートナーになれても、アタシがアンタの全部を受け止めてやれるわけじゃねえっ……」
拓海「その仕事は、アンタの一番隣にいる、アンタの嫁さんがやるべきことなんだよ……」
拓海「アンタの嫁さんにしかできねえことなんだよ!!」
P「拓、海……」
拓海「だから……許せねェんだ……」
拓海「勝手に放り出しやがって……」
拓海「アタシじゃあ届かねえ場所を、簡単に投げ捨てやがって……ッ!」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:11:44.05 :/yjsYVUPo
P「拓海、嬉しいけど……でも、もう」
拓海「うるせェ!! どうしてアンタはいつもそうなんだよッ!!」
拓海「自分の事はいつもほっぽって、他人の事ばっか優先しやがって! それでヘラヘラ笑ってやがって!」
P「最初にも言っただろ? もう終わったことなんだ……」
拓海「終わってなんかいるもんか!! 好きな女から酷い目受けて、アンタ辛いんじゃねェのかよ!!」
P「っ」
拓海「悲しい時には悲しいって言えよ!! 男には痩せ我慢しなきゃなんねえ時だってあるだろうが――」
拓海「それはアタシといる時以外にしろバカ野郎!!!」
P「――――」
P「拓海、嬉しいけど……でも、もう」
拓海「うるせェ!! どうしてアンタはいつもそうなんだよッ!!」
拓海「自分の事はいつもほっぽって、他人の事ばっか優先しやがって! それでヘラヘラ笑ってやがって!」
P「最初にも言っただろ? もう終わったことなんだ……」
拓海「終わってなんかいるもんか!! 好きな女から酷い目受けて、アンタ辛いんじゃねェのかよ!!」
P「っ」
拓海「悲しい時には悲しいって言えよ!! 男には痩せ我慢しなきゃなんねえ時だってあるだろうが――」
拓海「それはアタシといる時以外にしろバカ野郎!!!」
P「――――」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:16:15.93 :557QEh65O
恋路ロマネスク聴こう
恋路ロマネスク聴こう
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:18:05.78 :/yjsYVUPo
P「………」
P「……」
P「~~~っ……」
拓海「……P」
P「………」
P「……」
P「~~~っ……」
拓海「……P」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:19:12.62 :/yjsYVUPo
P「……」
P(……どうしよう)
P(もう結構吹っ切れてるなんて言えない……)
P「……」
P(……どうしよう)
P(もう結構吹っ切れてるなんて言えない……)
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/01(火) 23:23:13.83 :DyQ37GGZ0
おい おい てめぇwwww
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:23:14.07 :/yjsYVUPo
P(流れでしんみり語ってしまったけど)
P(もうだいぶ前からスッキリしてるなんて言えない……)
P(流れでしんみり語ってしまったけど)
P(もうだいぶ前からスッキリしてるなんて言えない……)
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:25:07.51 :/yjsYVUPo
拓海「泣きたい時には、泣けよ……」
拓海「じゃなきゃ……アタシが泣くぞ、バカやろう……」
P(夫婦関係は以前から冷え切っていたため離婚は覚悟していたしいざ別れたら彼女が幸せならそれはそれでいいかなと思えて俺も次の恋探すかーなんて、そんな自分がいることに少し驚いたけど)
P(不思議と嫌な気分じゃないなんて言えない……)
拓海「泣きたい時には、泣けよ……」
拓海「じゃなきゃ……アタシが泣くぞ、バカやろう……」
P(夫婦関係は以前から冷え切っていたため離婚は覚悟していたしいざ別れたら彼女が幸せならそれはそれでいいかなと思えて俺も次の恋探すかーなんて、そんな自分がいることに少し驚いたけど)
P(不思議と嫌な気分じゃないなんて言えない……)
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:25:31.84 :CVoFPVGHo
つまり新しい嫁を探せる段階
次は理解のある同じ業界の人だな!
つまり新しい嫁を探せる段階
次は理解のある同じ業界の人だな!
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:27:38.38 :/yjsYVUPo
拓海「なぁ……」
拓海「アタシの前じゃ、泣けねえってのかよぉ……」
P(確かに全く涙も出なかったかと言えば嘘になるけど)
P(別れてすぐは何か大きな物を失った気がして一人で泣いていたこともあったけど)
P(そんな時……彼女と一緒に通っていた大学時代の友達がどこからともなく事の次第を嗅ぎ付け、俺の周りにぞろぞろと集まってくれて)
P(久し振りに会ったにもかかわらず昔の話に花を咲かせるうちにあの頃の空気にすんなり戻れてたちまちワイワイ盛り上がって)
P(懐かしくもこそばゆい楽しさの中、ふと昔を思い出すと『そういえばこの輪の中には“彼女”もいたんだな』なんて)
P(そんな記憶がぶり返すや歯がゆさと切なさに襲われ抑えきれず身体が震えてきて、けどその肩にそっと旧友の温かい手が置かれ)
P(『泣きたい時には泣けよ』『こんな時くらい痩せ我慢するな』と染み入るような言葉に、気が付けば俺の心のダムは決壊し)
P(壁にぶち当たった子供みたいに泣きじゃくってる俺の前で、バカみたいに溢れるくらいグラスにビールを注いで)
P(『今日は飲め、飲み倒せ』って大騒ぎしてる親友たちを見ているうちに、なんだか一人で泣いているのがアホらしくなって)
P(アイツらと一緒になって騒いで、何回も大笑いして、酔いに沈んで目を覚ますと空は抜けるように明るくて)
P(胸にぽっかり空いてた穴に洗い流すような風が吹いたなんて……)
P(言えない………)
拓海「なぁ……」
拓海「アタシの前じゃ、泣けねえってのかよぉ……」
P(確かに全く涙も出なかったかと言えば嘘になるけど)
P(別れてすぐは何か大きな物を失った気がして一人で泣いていたこともあったけど)
P(そんな時……彼女と一緒に通っていた大学時代の友達がどこからともなく事の次第を嗅ぎ付け、俺の周りにぞろぞろと集まってくれて)
P(久し振りに会ったにもかかわらず昔の話に花を咲かせるうちにあの頃の空気にすんなり戻れてたちまちワイワイ盛り上がって)
P(懐かしくもこそばゆい楽しさの中、ふと昔を思い出すと『そういえばこの輪の中には“彼女”もいたんだな』なんて)
P(そんな記憶がぶり返すや歯がゆさと切なさに襲われ抑えきれず身体が震えてきて、けどその肩にそっと旧友の温かい手が置かれ)
P(『泣きたい時には泣けよ』『こんな時くらい痩せ我慢するな』と染み入るような言葉に、気が付けば俺の心のダムは決壊し)
P(壁にぶち当たった子供みたいに泣きじゃくってる俺の前で、バカみたいに溢れるくらいグラスにビールを注いで)
P(『今日は飲め、飲み倒せ』って大騒ぎしてる親友たちを見ているうちに、なんだか一人で泣いているのがアホらしくなって)
P(アイツらと一緒になって騒いで、何回も大笑いして、酔いに沈んで目を覚ますと空は抜けるように明るくて)
P(胸にぽっかり空いてた穴に洗い流すような風が吹いたなんて……)
P(言えない………)
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:30:25.28 :aLLgg9YRo
人間心は良くも悪くも変わってくからな
人間心は良くも悪くも変わってくからな
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:33:10.58 :/yjsYVUPo
拓海「っく……っ……」
P(ダ、ダメだ、何だかんだ言っても、ここで拓海の誠意に応えられないようじゃ)
P(プロデューサー失格だ!)
P(泣け! 泣くんだ俺!!)
P「……げおっ……ぉぐぇええええええ」
拓海「………」
P(どうしよう……死に瀕したヒキガエルみたいな声が出てしまった……)
拓海「っく……っ……」
P(ダ、ダメだ、何だかんだ言っても、ここで拓海の誠意に応えられないようじゃ)
P(プロデューサー失格だ!)
P(泣け! 泣くんだ俺!!)
P「……げおっ……ぉぐぇええええええ」
拓海「………」
P(どうしよう……死に瀕したヒキガエルみたいな声が出てしまった……)
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:35:47.40 :/yjsYVUPo
P(泣き真似下手すぎだろ俺……自分の無力さが嫌になる)
拓海「……!」パァアア
拓海「へへっ、んだよ……やっぱり泣きてぇんじゃねえかよっ」
P(俺が泣いてるのを喜んじゃってる……)
P(泣き真似下手すぎだろ俺……自分の無力さが嫌になる)
拓海「……!」パァアア
拓海「へへっ、んだよ……やっぱり泣きてぇんじゃねえかよっ」
P(俺が泣いてるのを喜んじゃってる……)
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:36:18.96 :PsyIn+660
さすが姉御可愛いよ姉御
さすが姉御可愛いよ姉御
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:36:23.30 :Rw/trlq+o
姉御は嘔吐フェチだったのか・・・(勘違い)
姉御は嘔吐フェチだったのか・・・(勘違い)
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:37:07.75 :/yjsYVUPo
拓海「へへ……このっ」グリグリ
P(肘でグリグリしてきた……)
P(さっきの泣き方でオーケーなのかとか言えない……)
拓海「へへ……このっ」グリグリ
P(肘でグリグリしてきた……)
P(さっきの泣き方でオーケーなのかとか言えない……)
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:39:15.64 :ldpRVHRi0
拓海が悪い男に騙される話ではないのですね?
拓海が悪い男に騙される話ではないのですね?
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:39:51.93 :/yjsYVUPo
拓海「……」
P(拓海のグリグリが止んだ……)
拓海「あのよ……アンタ、さ」
P「あ、ああ」
拓海「……」
P(拓海のグリグリが止んだ……)
拓海「あのよ……アンタ、さ」
P「あ、ああ」
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/01(火) 23:40:07.55 :DyQ37GGZ0
肘でグリグリ…?つまりその豊満なバストが頭に当たっt
肘でグリグリ…?つまりその豊満なバストが頭に当たっt
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:41:19.68 :/yjsYVUPo
拓海「ここ数日、仕事も休んでただろ」
P「……」
拓海「あれって、さ」
拓海「その……どこ、行ってたんだよ……」
拓海「……」
P(すごい不安そうな瞳で見上げられてる……)
P(顔もすごく近い……)
拓海「ここ数日、仕事も休んでただろ」
P「……」
拓海「あれって、さ」
拓海「その……どこ、行ってたんだよ……」
拓海「……」
P(すごい不安そうな瞳で見上げられてる……)
P(顔もすごく近い……)
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:42:03.77 :/yjsYVUPo
拓海「………」
P(アメリカに旅行してたなんて言えない……)
拓海「………」
P(アメリカに旅行してたなんて言えない……)
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/01(火) 23:43:02.47 :Ki2pEanV0
おいおいwww
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:45:22.75 :Z5MINVUv0
おい
おい
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:46:21.64 :PsyIn+660
アメリカに旅行行きたい
あーむりか…ふふっ
アメリカに旅行行きたい
あーむりか…ふふっ
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:47:11.40 :/yjsYVUPo
P(さっきの大学時代の友達と話が盛り上がって、そのままの勢いで有給取っちゃって)
P(渡米したあげく親友たちとUSAのアトモスフィアに思うさま浸ったなんて……言えない)
拓海「心配なんだよ、アタシ……」
P「……」
拓海「このままアンタがどっかに行っちまうんじゃないかって……だってよぉ」
P「……」
拓海「なあっ、平気なんだよな? 生活とか、大丈夫なのかよ」
拓海「共働きだったんだろ? アンタそういうの全然話さねえからっ」
P(だって言えないだろ……カジノで300万当たったなんて……)
拓海「不安なんだっ……」ガシッ!
P「落ち着け拓海、俺は平気だから」
P(カジノで300万も当たったから……)
P(さっきの大学時代の友達と話が盛り上がって、そのままの勢いで有給取っちゃって)
P(渡米したあげく親友たちとUSAのアトモスフィアに思うさま浸ったなんて……言えない)
拓海「心配なんだよ、アタシ……」
P「……」
拓海「このままアンタがどっかに行っちまうんじゃないかって……だってよぉ」
P「……」
拓海「なあっ、平気なんだよな? 生活とか、大丈夫なのかよ」
拓海「共働きだったんだろ? アンタそういうの全然話さねえからっ」
P(だって言えないだろ……カジノで300万当たったなんて……)
拓海「不安なんだっ……」ガシッ!
P「落ち着け拓海、俺は平気だから」
P(カジノで300万も当たったから……)
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:51:32.67 :LbjvcLoDo
これにはレナさんも激おこですわ
これにはレナさんも激おこですわ
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:51:57.62 :/yjsYVUPo
P(拓海には傷心旅行だなんて恥ずかしくて伝えてなかった……)
拓海「……」
P「……拓海?」
拓海「アンタ、肌がだいぶ浅黒くなったな……」
P「そ、そうか?」
拓海「そうだよ、アタシの目はごまかせねえぞ、アタシがどれだけアンタのこと……」
P「……」
拓海「なんでもねえよ……」
P(そこまで言ったらもう全部言ってほしい……いや、俺も人のこと言えないな……)
P(西海岸で焼いてきたなんて……)
P(拓海には傷心旅行だなんて恥ずかしくて伝えてなかった……)
拓海「……」
P「……拓海?」
拓海「アンタ、肌がだいぶ浅黒くなったな……」
P「そ、そうか?」
拓海「そうだよ、アタシの目はごまかせねえぞ、アタシがどれだけアンタのこと……」
P「……」
拓海「なんでもねえよ……」
P(そこまで言ったらもう全部言ってほしい……いや、俺も人のこと言えないな……)
P(西海岸で焼いてきたなんて……)
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/01(火) 23:52:46.29 :DyQ37GGZ0
このPはあんたん 故に死すべし慈悲はない
このPはあんたん 故に死すべし慈悲はない
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:53:44.33 :YX8W/R3po
わろうたわ、こんな展開は予想だにしなかった
わろうたわ、こんな展開は予想だにしなかった
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:57:09.34 :/yjsYVUPo
拓海「何してたんだよ……フザけんなよ、アタシに心配かけんな……」
拓海「道路っぺりで、虚ろな目で歩いてたりとか……そういうのが勝手に思い浮かんじまう」
P「拓海、俺は平気だから」
拓海「さっきからそればっかじゃねえか! 他に言うことねえのかよ!!」
P「!」
拓海「なあオイ……言えよ、どこで何してたんだよ……っ!」
P「……」
拓海「頼むよ……P……」
拓海「っ……く、ぅ……」
P(これ以上……拓海の悲しむ顔は見たくない……)
拓海「何してたんだよ……フザけんなよ、アタシに心配かけんな……」
拓海「道路っぺりで、虚ろな目で歩いてたりとか……そういうのが勝手に思い浮かんじまう」
P「拓海、俺は平気だから」
拓海「さっきからそればっかじゃねえか! 他に言うことねえのかよ!!」
P「!」
拓海「なあオイ……言えよ、どこで何してたんだよ……っ!」
P「……」
拓海「頼むよ……P……」
拓海「っ……く、ぅ……」
P(これ以上……拓海の悲しむ顔は見たくない……)
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:59:10.68 :/yjsYVUPo
P(ここはあえて言うべきか……そうだ、もう言ってしまおう)
P(拓海に全部打ち明けよう……!)
P「西海岸で、焼いてきたんだ……」
拓海「………」
P(憐れむような目で見られた……)
P(ここはあえて言うべきか……そうだ、もう言ってしまおう)
P(拓海に全部打ち明けよう……!)
P「西海岸で、焼いてきたんだ……」
拓海「………」
P(憐れむような目で見られた……)
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:02:41.86 :XQBBJzleo
P(クソっ、余計に悲しい顔にさせてしまった! 何がいけなかった!?)
P(そのまま伝えたのがマズかったか……そうか、ちゃんと一から経緯を説明していれば……!)
P(話術ゼロかよ俺……!!)
拓海「ホント、どうしたんだよアンタ……」
P「……」
拓海「ちひろさんに聞いたぞ……部屋の整理を始めたって。引っ越しか何かか?」
P「……」
拓海「じゃなかったら何だよ、何考えてんだよ」
拓海「まさかプロデューサー辞めるとかじゃねえよな……」
P「辞めないよ。 一人で住むにはもう広すぎるからさ……」
拓海「本当に、それだけなんだな?」
P「……」
拓海「アタシが考えてる最悪の事、現実になったりしねえよな……!?」
P「ああ、ならない」
P(これに関してはマジで引っ越し)
P(クソっ、余計に悲しい顔にさせてしまった! 何がいけなかった!?)
P(そのまま伝えたのがマズかったか……そうか、ちゃんと一から経緯を説明していれば……!)
P(話術ゼロかよ俺……!!)
拓海「ホント、どうしたんだよアンタ……」
P「……」
拓海「ちひろさんに聞いたぞ……部屋の整理を始めたって。引っ越しか何かか?」
P「……」
拓海「じゃなかったら何だよ、何考えてんだよ」
拓海「まさかプロデューサー辞めるとかじゃねえよな……」
P「辞めないよ。 一人で住むにはもう広すぎるからさ……」
拓海「本当に、それだけなんだな?」
P「……」
拓海「アタシが考えてる最悪の事、現実になったりしねえよな……!?」
P「ああ、ならない」
P(これに関してはマジで引っ越し)
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:05:00.71 :+eRoNPJW0
わろたwwww
こんな展開になろうとは
わろたwwww
こんな展開になろうとは
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:06:38.60 :XQBBJzleo
拓海「そう、か……」
P(ただ……)
P(さっきの大学時代の友達と話が盛り上がって、ロックバンド『渡米ユニバーシティ feat. P』を結成したため)
P(防音設備のあるマンションを探してるなんて……言えないよな……)
拓海「……」
P(あとエアロビも始めた)
拓海「すまねえ、P」
P「え……?」
拓海「アタシ、なんか変にナーバスんなっちまって……こんなのらしくねえよな」
拓海「アンタに詰め寄ってばっかで、『全部受け止める』とか言っておきながらよ……」
P「っ、そんなことないっ、拓海は――」
P(もう限界だ……)
拓海「そう、か……」
P(ただ……)
P(さっきの大学時代の友達と話が盛り上がって、ロックバンド『渡米ユニバーシティ feat. P』を結成したため)
P(防音設備のあるマンションを探してるなんて……言えないよな……)
拓海「……」
P(あとエアロビも始めた)
拓海「すまねえ、P」
P「え……?」
拓海「アタシ、なんか変にナーバスんなっちまって……こんなのらしくねえよな」
拓海「アンタに詰め寄ってばっかで、『全部受け止める』とか言っておきながらよ……」
P「っ、そんなことないっ、拓海は――」
P(もう限界だ……)
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:09:16.30 :8wqLGRoEo
笑っちゃいけないのに笑える感じが実にクる
笑っちゃいけないのに笑える感じが実にクる
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:10:08.58 :36Ynb74pO
えっ、ギャグ?シリアス?
えっ、ギャグ?シリアス?
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/02(水) 00:10:13.88 :c3ifYx+l0
たくみんがマジで心配してるから余計に笑える
たくみんがマジで心配してるから余計に笑える
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:10:26.06 :RhsB2wvAO
クッソwwなんだこれwwwwww
クッソwwなんだこれwwwwww
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:11:46.52 :dHz+iF2mo
最初はたくみんがPを慰めて逆NTRにでもなるのかと思ったらまさかのギャグだった
最初はたくみんがPを慰めて逆NTRにでもなるのかと思ったらまさかのギャグだった
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:12:09.90 :XQBBJzleo
P(拓海にこれ以上辛い思いはさせられない)
P(どうすれば……どうすればこの空気を払拭できる……!?)
P(そうか! こうなればいっそ――)
P「た、拓海」
拓海「……ん?」
P「ぅ……」
P「うっそぴょ~~~~ん☆☆☆」
P(拓海にこれ以上辛い思いはさせられない)
P(どうすれば……どうすればこの空気を払拭できる……!?)
P(そうか! こうなればいっそ――)
P「た、拓海」
拓海「……ん?」
P「ぅ……」
P「うっそぴょ~~~~ん☆☆☆」
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:15:16.57 :XQBBJzleo
P「じ、実はぜーんぶ、嘘なんだっ……ぴょ~~~ん☆☆」
拓海「……」
P「離婚なんかしてないっ……ぴょ~~~ん☆☆」
P「妻も余裕でいるっ……ぴょ~~~ん☆☆」
拓海「………」
P「ぴょぴょんがぴょ~~~~ん☆☆☆」
P「じ、実はぜーんぶ、嘘なんだっ……ぴょ~~~ん☆☆」
拓海「……」
P「離婚なんかしてないっ……ぴょ~~~ん☆☆」
P「妻も余裕でいるっ……ぴょ~~~ん☆☆」
拓海「………」
P「ぴょぴょんがぴょ~~~~ん☆☆☆」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:15:18.90 :VAn9lAxA0
あーこれはPやっちまったなぁ…
あーこれはPやっちまったなぁ…
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:15:49.99 :zR5fG7I3O
(あ、P逝ったな…)
(あ、P逝ったな…)
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:17:44.59 :XQBBJzleo
拓海「………」
P「………」
拓海「……っ、」
拓海「~~~すんっ……」
P(めっちゃ涙ぐまれた……)
拓海「………」
P「………」
拓海「……っ、」
拓海「~~~すんっ……」
P(めっちゃ涙ぐまれた……)
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:19:34.49 :XQBBJzleo
P(な、何故だ……どういうことなんだこの状況は……)
拓海「ぅ……っく……」
P(まさか――そうかぁあっ、これじゃあ傷心中の俺が痛々しいまでに気丈に振る舞ってるみたいな構図に!!)
拓海「っ」グシグシ
P(わぁあああああ普段あんなに活発で豪放な拓海が手の付け根あたりで目をグシグシしてわぁああああああ)
P「ま、待ってくれ! 嘘というのはだな、別に全部が嘘ってわけじゃなくて」
拓海「……」
P「いや、妻も家にいる状態といない状態が重なり合ってるっていうか、そのな、あの」
P(な、何故だ……どういうことなんだこの状況は……)
拓海「ぅ……っく……」
P(まさか――そうかぁあっ、これじゃあ傷心中の俺が痛々しいまでに気丈に振る舞ってるみたいな構図に!!)
拓海「っ」グシグシ
P(わぁあああああ普段あんなに活発で豪放な拓海が手の付け根あたりで目をグシグシしてわぁああああああ)
P「ま、待ってくれ! 嘘というのはだな、別に全部が嘘ってわけじゃなくて」
拓海「……」
P「いや、妻も家にいる状態といない状態が重なり合ってるっていうか、そのな、あの」
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:22:15.77 :XQBBJzleo
ぱふんっ
P(………え?)
P(何かに包み込まれて……これって)
ぎゅうっ
拓海「……」
P(拓海に抱き締められてる!!!??)
ぱふんっ
P(………え?)
P(何かに包み込まれて……これって)
ぎゅうっ
拓海「……」
P(拓海に抱き締められてる!!!??)
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:22:49.41 :jYIYWjwm0
アンジャッシュを思い出すな
アンジャッシュを思い出すな
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:24:05.67 :sWhtQ/oE0
Pがミサワ絵で脳内再生されるんだが
Pがミサワ絵で脳内再生されるんだが
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:25:18.85 :XQBBJzleo
拓海「もう……無理すんなよ」
拓海「そんなウソまでついて……自分をごまかすな」ギュッ
P(わぁあああああおっぱいわぁああああああおっぱいおっぱいわぁああああああああああ)
拓海「アンタはよく頑張った。アタシは知ってるから」
拓海「だからもういい。ゆっくり休め……な?」ナデナデ
P(わぁあああああああああやらかいおっきいわぁああああああああああああああ)
拓海「もう……無理すんなよ」
拓海「そんなウソまでついて……自分をごまかすな」ギュッ
P(わぁあああああおっぱいわぁああああああおっぱいおっぱいわぁああああああああああ)
拓海「アンタはよく頑張った。アタシは知ってるから」
拓海「だからもういい。ゆっくり休め……な?」ナデナデ
P(わぁあああああああああやらかいおっきいわぁああああああああああああああ)
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:30:44.66 :XQBBJzleo
P(おっきいのにやらかいよおおおおおおおおなんでぇええええええええええ)
拓海「何も気にする必要ねえから……今はこうしてろ……」ナデナデ
P(気になるよぉおおおおおおやらかいのふしぎだよぉおおおおおおおおおお)
拓海「……」
P(――ってイカンイカン何してるんだ俺これじゃダメだろバカ!)
P「た、拓海!」
拓海「ひゃっ」
P(おっきいのにやらかいよおおおおおおおおなんでぇええええええええええ)
拓海「何も気にする必要ねえから……今はこうしてろ……」ナデナデ
P(気になるよぉおおおおおおやらかいのふしぎだよぉおおおおおおおおおお)
拓海「……」
P(――ってイカンイカン何してるんだ俺これじゃダメだろバカ!)
P「た、拓海!」
拓海「ひゃっ」
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:33:11.53 :XQBBJzleo
P「拓海の気持ちはすごく嬉しいが、でも俺は――わぷっ!!?」
むぎゅっ
拓海「コラ。あんま動くな」
P「拓海の気持ちはすごく嬉しいが、でも俺は――わぷっ!!?」
むぎゅっ
拓海「コラ。あんま動くな」
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:34:05.55 :XQBBJzleo
拓海「じっとしてろって……」ギュッ
拓海「あ、アタシはアンタの前から……いなくなったりしないから」
拓海「ずっと一緒にいてやるから……」カァアアア
P(堕ちるよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)
拓海「じっとしてろって……」ギュッ
拓海「あ、アタシはアンタの前から……いなくなったりしないから」
拓海「ずっと一緒にいてやるから……」カァアアア
P(堕ちるよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:35:37.71 :taT3hU84o
堕ちたな(確信)
堕ちたな(確信)
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:37:37.77 :XQBBJzleo
P(全然逃げられないよこれぇええええええええええええええ)
拓海「……なんか、子供をあやしてるみたいだな、これ」
拓海「あ、べ、別に変な意味じゃねえからなッ、勘違いすんじゃねーぞ!?」ギュウウウウ
P(千の風に 千の風になって あの大きな空を)
拓海「っ、わりぃ、苦しかったか」
P(吹きわたっています)
拓海「ふふ……ったく、子犬みてえな目しやがって……」ナデナデ
拓海「……な、なあP」
P(全然逃げられないよこれぇええええええええええええええ)
拓海「……なんか、子供をあやしてるみたいだな、これ」
拓海「あ、べ、別に変な意味じゃねえからなッ、勘違いすんじゃねーぞ!?」ギュウウウウ
P(千の風に 千の風になって あの大きな空を)
拓海「っ、わりぃ、苦しかったか」
P(吹きわたっています)
拓海「ふふ……ったく、子犬みてえな目しやがって……」ナデナデ
拓海「……な、なあP」
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:40:46.67 :/mHJmRBjo
もう何て言うか、駅のホームあたりに落ちてくれ。
もう何て言うか、駅のホームあたりに落ちてくれ。
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:41:51.37 :XQBBJzleo
拓海「今から少し……いや、かなり変なこと聞くけどよ……」
拓海「別に、アンタが答えたくなかったら、無理に答えなくていいからな……じゃあ聞くなっつー話かもしれねえけど」
拓海「でも、何だ……あぁもう! こうなったら聞いちまうけど、さ……」
拓海「あ、アタシの胸……」
拓海「アンタの、元の嫁さんより……大きかったり、するのか……?」
P「……………」
P「………」
P「……」
P(おっきくないわけないでしょぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!????!!??)
拓海「今から少し……いや、かなり変なこと聞くけどよ……」
拓海「別に、アンタが答えたくなかったら、無理に答えなくていいからな……じゃあ聞くなっつー話かもしれねえけど」
拓海「でも、何だ……あぁもう! こうなったら聞いちまうけど、さ……」
拓海「あ、アタシの胸……」
拓海「アンタの、元の嫁さんより……大きかったり、するのか……?」
P「……………」
P「………」
P「……」
P(おっきくないわけないでしょぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!????!!??)
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:44:02.55 :443D6i0KO
うらやまし
うらやまし
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:44:52.58 :XQBBJzleo
P(そりゃそうだよだって元の嫁さんの胸なんて平原だもんエグれてるもんペトリ皿かと思ったよあんなん)
P(――ってダメだダメだ何で人のこと貶してるんだ、でもこの状態じゃ仕方ないんだよぉおおおおおお)
P「大きい、よ……」
拓海「!」
拓海「そ、そうか……へへ、そっか……」
P「ごまかしてもしょうがないから素直に言うよ」
P「拓海にこうされてると、すごく落ち着く……安心する」
拓海「っ」
P「ありがとうな拓海。俺はお前のプロデューサーになれて、こんなに優しい子に出会えて幸せだ」
拓海「なッ」
P「その、変な意味じゃなくてな……」
拓海「~~~~~」
P(そりゃそうだよだって元の嫁さんの胸なんて平原だもんエグれてるもんペトリ皿かと思ったよあんなん)
P(――ってダメだダメだ何で人のこと貶してるんだ、でもこの状態じゃ仕方ないんだよぉおおおおおお)
P「大きい、よ……」
拓海「!」
拓海「そ、そうか……へへ、そっか……」
P「ごまかしてもしょうがないから素直に言うよ」
P「拓海にこうされてると、すごく落ち着く……安心する」
拓海「っ」
P「ありがとうな拓海。俺はお前のプロデューサーになれて、こんなに優しい子に出会えて幸せだ」
拓海「なッ」
P「その、変な意味じゃなくてな……」
拓海「~~~~~」
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:46:15.50 :XQBBJzleo
拓海「ンだよ……」プイッ
P「……」
拓海「別にそんな、キザッたらしい言葉聞くためにやってたわけじゃねえよ……」ギュゥウウウウ
P(ひゃあああああああおっぱいってもうほんとおっぱいひゃぁあああああああああああ)
P「でも、いつまでも拓海の優しさに甘えてるわけにはいかない」
拓海「―――」
P「一旦落ち着こう拓海、お互いに変な感じになってる。それで、そのあと話が」
拓海「……だ」
P「え?」
拓海「……イヤだ」
拓海「ンだよ……」プイッ
P「……」
拓海「別にそんな、キザッたらしい言葉聞くためにやってたわけじゃねえよ……」ギュゥウウウウ
P(ひゃあああああああおっぱいってもうほんとおっぱいひゃぁあああああああああああ)
P「でも、いつまでも拓海の優しさに甘えてるわけにはいかない」
拓海「―――」
P「一旦落ち着こう拓海、お互いに変な感じになってる。それで、そのあと話が」
拓海「……だ」
P「え?」
拓海「……イヤだ」
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:48:58.77 :XQBBJzleo
P「拓海……」
拓海「P……」
拓海「……アタシじゃダメか……?」
拓海「アタシじゃ……アンタの嫁さんの代わりに……」ギュウウッ…
P「それって……」
拓海「!!」
拓海「あっ、いっ、いきなり結婚とかそういう話じゃなくてな! その、だからよッ」カァアアア
P「拓海……」
拓海「P……」
拓海「……アタシじゃダメか……?」
拓海「アタシじゃ……アンタの嫁さんの代わりに……」ギュウウッ…
P「それって……」
拓海「!!」
拓海「あっ、いっ、いきなり結婚とかそういう話じゃなくてな! その、だからよッ」カァアアア
79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:49:56.96 :9/5xxD6Go
拓海「……」
P「拓海?」
拓海「……自分でイヤなこと言ってるのはわかってんだ」
拓海「これじゃあアンタの元の嫁さんが嫉妬してたアイドルそのまんまだ、最低だ」
P「そんなこと……」
拓海「でも……もう我慢できねえんだよ……」
拓海「これ以上やり過ごそうとしてたら、もっとヒデェことになる」
拓海「今こうやって、アンタの弱みにつけ込んでる以上のこと、仕出かしちまうかもしれねえ……」
拓海「……」
P「拓海?」
拓海「……自分でイヤなこと言ってるのはわかってんだ」
拓海「これじゃあアンタの元の嫁さんが嫉妬してたアイドルそのまんまだ、最低だ」
P「そんなこと……」
拓海「でも……もう我慢できねえんだよ……」
拓海「これ以上やり過ごそうとしてたら、もっとヒデェことになる」
拓海「今こうやって、アンタの弱みにつけ込んでる以上のこと、仕出かしちまうかもしれねえ……」
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:51:30.40 :9/5xxD6Go
拓海「なあ、P……アンタならよく知ってるだろ」
P「……」
拓海「アタシは昔、チームのケツを持ってたんだ」
拓海「欲しいモンがありゃ、周りに何て言われようが指差されようが、全力で手に入れる」
拓海「そんな喧嘩上等の、特攻隊長だったんだぜ」
拓海「……止めてみせろよ、悪い女を」
拓海「アンタがあの時、アタシをスカウトしたみたいによ……」
拓海「なあ、P……アンタならよく知ってるだろ」
P「……」
拓海「アタシは昔、チームのケツを持ってたんだ」
拓海「欲しいモンがありゃ、周りに何て言われようが指差されようが、全力で手に入れる」
拓海「そんな喧嘩上等の、特攻隊長だったんだぜ」
拓海「……止めてみせろよ、悪い女を」
拓海「アンタがあの時、アタシをスカウトしたみたいによ……」
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:53:57.85 :9/5xxD6Go
P「……」
拓海「……」
P「……どうしよう」
拓海「……あ?」
P「拓海のこと、止める気が起きないなんて……言えないよな」
P「……」
拓海「……」
P「……どうしよう」
拓海「……あ?」
P「拓海のこと、止める気が起きないなんて……言えないよな」
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:54:40.87 :9/5xxD6Go
拓海「アンタ、何言って」
P「アメリカに旅行に行ってたんだ」
拓海「はぁ!?」
P「大学時代の友達とあっちに行って、思いっきり遊んできた。この間の休みに」
拓海「な……」
P「肌が黒いのはビーチで焼けたんだ」
P「バンドも組んだ。あと個人的にエアロビも始めた」
P「それだけじゃない、俺はこうして拓海に話す前から、ソイツらと一緒にハメ外してた」
P「傷は、もうとっくに癒えてたんだ」
拓海「……」
拓海「アンタ、何言って」
P「アメリカに旅行に行ってたんだ」
拓海「はぁ!?」
P「大学時代の友達とあっちに行って、思いっきり遊んできた。この間の休みに」
拓海「な……」
P「肌が黒いのはビーチで焼けたんだ」
P「バンドも組んだ。あと個人的にエアロビも始めた」
P「それだけじゃない、俺はこうして拓海に話す前から、ソイツらと一緒にハメ外してた」
P「傷は、もうとっくに癒えてたんだ」
拓海「……」
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:56:25.12 :9/5xxD6Go
P「それなのに、俺はそのことを言い出せずに拓海に甘えてた」
P「余計な心配をかけてばかりだった」
P「本当にすまなかった――!」
拓海「………」
P「拓海が悪い女なんて、そんなことない」
P「それを言うならこんな俺の方がよっぽど卑怯で、ズルい奴なんだ」
拓海「……そう、か」
P「それなのに、俺はそのことを言い出せずに拓海に甘えてた」
P「余計な心配をかけてばかりだった」
P「本当にすまなかった――!」
拓海「………」
P「拓海が悪い女なんて、そんなことない」
P「それを言うならこんな俺の方がよっぽど卑怯で、ズルい奴なんだ」
拓海「……そう、か」
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:58:32.69 :9/5xxD6Go
拓海「じゃあ……」
拓海「Pは、ヘコんでなかったんだな」
P「……ああ」
拓海「ずっと最初から、平気だったんだな」
P「そうだ」
拓海「不安になって、暗くなってたのはアタシ一人だったんだな……」
P「……すまなかった」
拓海「じゃあ……」
拓海「Pは、ヘコんでなかったんだな」
P「……ああ」
拓海「ずっと最初から、平気だったんだな」
P「そうだ」
拓海「不安になって、暗くなってたのはアタシ一人だったんだな……」
P「……すまなかった」
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:59:25.23 :9/5xxD6Go
むぎゅぅうううううっ
P「!!???」
拓海「……よかった」
むぎゅぅうううううっ
P「!!???」
拓海「……よかった」
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:00:18.17 :KHi/b+Clo
いい女すぎるだろ
いい女すぎるだろ
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:00:51.68 :9/5xxD6Go
拓海「よかったぜ……もう、立ち直ってたんだな……よかった、本当にっ……!!」ギュウウウウウ
P「!!!???!!????」
拓海「へへ……ったく、心配させやがってよぉ……コイツ……」
拓海「バーカ……」
拓海「……すんっ」
拓海「ううぅ、Pぃい……」ギュウウウウウウ
拓海「よかったぜ……もう、立ち直ってたんだな……よかった、本当にっ……!!」ギュウウウウウ
P「!!!???!!????」
拓海「へへ……ったく、心配させやがってよぉ……コイツ……」
拓海「バーカ……」
拓海「……すんっ」
拓海「ううぅ、Pぃい……」ギュウウウウウウ
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:02:11.21 :9/5xxD6Go
P「堕ちるよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
拓海「のわぁあああああああああ!!????」
P「堕ちるよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
拓海「のわぁあああああああああ!!????」
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/02(水) 01:02:15.12 :c3ifYx+l0
たくみんマジ女神
たくみんマジ女神
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:03:45.47 :9/5xxD6Go
P「ひゃぁあああああああああおっぱいおっぱいひゃああああああおっぱいひゃぁああああああああ」
拓海「ちょ、ちょっと待てどうしたんだアンタ!? 何なんだよいきなりッ!?」
P「やさしいしやらかいしふしぎだよぉおおおおおなんでぇええええええええええ!!!!????」
拓海「だから落ち着けッ、本当はやっぱりどっか壊れてんじゃねェだろうなァ!? って―――」
バッ
P「あれ、拓海……」
拓海「お……」
拓海「お、おお、おっぱいって」
P「あ」
P「ひゃぁあああああああああおっぱいおっぱいひゃああああああおっぱいひゃぁああああああああ」
拓海「ちょ、ちょっと待てどうしたんだアンタ!? 何なんだよいきなりッ!?」
P「やさしいしやらかいしふしぎだよぉおおおおおなんでぇええええええええええ!!!!????」
拓海「だから落ち着けッ、本当はやっぱりどっか壊れてんじゃねェだろうなァ!? って―――」
バッ
P「あれ、拓海……」
拓海「お……」
拓海「お、おお、おっぱいって」
P「あ」
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/02(水) 01:05:17.04 :vMvzU7UN0
仕事が身に入ってなかったのはバンド組んでたからかww
仕事が身に入ってなかったのはバンド組んでたからかww
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:05:22.83 :9/5xxD6Go
拓海「……」ギロ
P「う……」
拓海「そういうトコも、楽しんでたんだな」
P「……は、はい……」
拓海「人がマジで心配してたのに、アンタはその裏で、そんな」
拓海「え、エロいことばっかり、考えてやがったんだな……」
P「……そうです……申し訳ありませんでした……」
拓海「……」ギロ
P「う……」
拓海「そういうトコも、楽しんでたんだな」
P「……は、はい……」
拓海「人がマジで心配してたのに、アンタはその裏で、そんな」
拓海「え、エロいことばっかり、考えてやがったんだな……」
P「……そうです……申し訳ありませんでした……」
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:07:11.93 :9/5xxD6Go
拓海「……」スゥウッ
P「っ! ~~~!!」
コツン
拓海「いいよ……」
拓海「……」スゥウッ
P「っ! ~~~!!」
コツン
拓海「いいよ……」
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:07:34.23 :taT3hU84o
そら(パイ拓を目の前にしたら)そう(いう風にエロいこと考えるのも仕方ない)よ
そら(パイ拓を目の前にしたら)そう(いう風にエロいこと考えるのも仕方ない)よ
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:08:03.16 :9/5xxD6Go
P「え―――」
拓海「だから、別に、いいって言ったんだよ……」
P(拓海が、軽く頭突きするみたいにして……額を俺に寄せてきて――)
拓海「アタシだって、卑怯で、ズルいんだ」
拓海「自分が、男どもにどう見えてるかくらい、アイドルの仕事を通じてわかってる」
拓海「だから……その、アンタに」
拓海「押しつけたりも、したし……」
P(――――)
P「え―――」
拓海「だから、別に、いいって言ったんだよ……」
P(拓海が、軽く頭突きするみたいにして……額を俺に寄せてきて――)
拓海「アタシだって、卑怯で、ズルいんだ」
拓海「自分が、男どもにどう見えてるかくらい、アイドルの仕事を通じてわかってる」
拓海「だから……その、アンタに」
拓海「押しつけたりも、したし……」
P(――――)
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:09:16.25 :9/5xxD6Go
拓海「好きな男になら、別に……」
拓海「何されたって……いい……」
拓海「好きな男になら、別に……」
拓海「何されたって……いい……」
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:10:28.31 :9/5xxD6Go
P「………」
拓海「………」
P「………」
拓海「……ぅ」
P「………」
拓海「……P?」
P「」ビクンビクン
拓海「うぉおおおおおおおい!!?」
P「………」
拓海「………」
P「………」
拓海「……ぅ」
P「………」
拓海「……P?」
P「」ビクンビクン
拓海「うぉおおおおおおおい!!?」
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:12:14.46 :9/5xxD6Go
P「――って違う違う、拓海は卑怯なんかじゃない!!」
拓海「アァ!? だからアタシが自分で」
P「俺の方がズルい! 卑怯だ! 離婚したばかりだってのに目の前の女の子に惹かれてるなんて言えないよな!!」
拓海「言ってるじゃねえかテメエ! って、い、今」
P「世話焼きだけど不器用で思い入れが強くて、そこが可愛いなんて言えないよな!!!」
拓海「コラ! 調子に乗んなッ!」カァアアア
P「かわいい! 拓海かわいい!!」
拓海「うるせぇッ、そんなのテメエだってなぁ!」
拓海「アタシを無理やりこの世界に引っ張ってきたかと思えば毎度毎度変なことさせやがって!」
拓海「でもアンタに褒められたり、ファンの奴らに応援されるとどうしようもなく嬉しくなっちまってよぉ!!」
拓海「かけがえのないマブいダチも増えて、胸を焦がすようなアツさも知っちまって!!」
P「――って違う違う、拓海は卑怯なんかじゃない!!」
拓海「アァ!? だからアタシが自分で」
P「俺の方がズルい! 卑怯だ! 離婚したばかりだってのに目の前の女の子に惹かれてるなんて言えないよな!!」
拓海「言ってるじゃねえかテメエ! って、い、今」
P「世話焼きだけど不器用で思い入れが強くて、そこが可愛いなんて言えないよな!!!」
拓海「コラ! 調子に乗んなッ!」カァアアア
P「かわいい! 拓海かわいい!!」
拓海「うるせぇッ、そんなのテメエだってなぁ!」
拓海「アタシを無理やりこの世界に引っ張ってきたかと思えば毎度毎度変なことさせやがって!」
拓海「でもアンタに褒められたり、ファンの奴らに応援されるとどうしようもなく嬉しくなっちまってよぉ!!」
拓海「かけがえのないマブいダチも増えて、胸を焦がすようなアツさも知っちまって!!」
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:13:27.33 :9/5xxD6Go
P「俺も拓海の胸のこと前から結構見てた! スマン!!」
拓海「全然カンケーねえじゃねェかブッ飛ばすぞ!!」
P「混乱してた、すまん……」
拓海「っく……頼れるとこもあるかと思えば、そうやって子犬みてえな目しやがってぇ……っ」
拓海「ほっとけねェんだよ! 黙ってアタシに世話させろバカ野郎!」
P「よ、喜んで!!」
拓海「胸くらい後でいくらでも好きにしやがれ!!」
P「ひゃぁああああああああああ」
拓海「一人暮らしなんて勝手にしてんな!! 毎日メシ作りに行くぞオラァ!!!」
P「にゃぁあああああああああああああああああああ」
拓海「さっきみたいに抱き締めてほしけりゃいつでも呼べアホ野郎!!!!」
P「うわぁああああああああああああああああああああああああ」
拓海「少しは黙れこのクソ野郎が!!! ずっと前からテメエ一筋だ大っっっっ嫌いだ!!!!!」
P「ぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ」
P「俺も拓海の胸のこと前から結構見てた! スマン!!」
拓海「全然カンケーねえじゃねェかブッ飛ばすぞ!!」
P「混乱してた、すまん……」
拓海「っく……頼れるとこもあるかと思えば、そうやって子犬みてえな目しやがってぇ……っ」
拓海「ほっとけねェんだよ! 黙ってアタシに世話させろバカ野郎!」
P「よ、喜んで!!」
拓海「胸くらい後でいくらでも好きにしやがれ!!」
P「ひゃぁああああああああああ」
拓海「一人暮らしなんて勝手にしてんな!! 毎日メシ作りに行くぞオラァ!!!」
P「にゃぁあああああああああああああああああああ」
拓海「さっきみたいに抱き締めてほしけりゃいつでも呼べアホ野郎!!!!」
P「うわぁああああああああああああああああああああああああ」
拓海「少しは黙れこのクソ野郎が!!! ずっと前からテメエ一筋だ大っっっっ嫌いだ!!!!!」
P「ぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ」
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:15:27.83 :9/5xxD6Go
拓海「……ハァ……ハァ……」
P「」ビクビクビクンッ
拓海「……」
拓海「……バンド」
P「へ?」
拓海「アタシも入れろ。ついでに夏樹や李衣菜、涼あたりも誘ってよ」
拓海「……ハァ……ハァ……」
P「」ビクビクビクンッ
拓海「……」
拓海「……バンド」
P「へ?」
拓海「アタシも入れろ。ついでに夏樹や李衣菜、涼あたりも誘ってよ」
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:16:05.92 :9Zr45oE1o
勢いってすげーな
勢いってすげーな
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:16:12.86 :9/5xxD6Go
拓海「あとは何だ、エア……ロビ? だったか」
拓海「そっちも興味がないわけじゃねえ。アタシにも教えろ」
拓海「アンタと一緒なら、きっと楽しい」
P「拓海……」
拓海「あとは……アメリカか。それもいつか連れてけ。そっちはできれば……二人きりだ」
拓海「でも『いつか』っつってもあんまり遅いとシメ上げるからな、覚悟しとけよ」
拓海「あと『できれば』っつったが二人きりじゃなかったらやっぱりシメ上げるからな」
P「……あのさ」
拓海「アァ? ンだよ」
拓海「あとは何だ、エア……ロビ? だったか」
拓海「そっちも興味がないわけじゃねえ。アタシにも教えろ」
拓海「アンタと一緒なら、きっと楽しい」
P「拓海……」
拓海「あとは……アメリカか。それもいつか連れてけ。そっちはできれば……二人きりだ」
拓海「でも『いつか』っつってもあんまり遅いとシメ上げるからな、覚悟しとけよ」
拓海「あと『できれば』っつったが二人きりじゃなかったらやっぱりシメ上げるからな」
P「……あのさ」
拓海「アァ? ンだよ」
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:17:20.76 :9/5xxD6Go
P「まだ一つ言い忘れてた」
拓海「……テメェ」
P「いや、これはそんなに悪い話じゃない……と思う、たぶん」
拓海「さっさと言え。アタシの気分が良いうちに」
P「カジノで300万当たったんだ」
拓海「マジかよ……すげえなオイ」
P「もともと自分のためだけには使うまいと決めてたけど」
P「まだ一つ言い忘れてた」
拓海「……テメェ」
P「いや、これはそんなに悪い話じゃない……と思う、たぶん」
拓海「さっさと言え。アタシの気分が良いうちに」
P「カジノで300万当たったんだ」
拓海「マジかよ……すげえなオイ」
P「もともと自分のためだけには使うまいと決めてたけど」
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:17:47.09 :9/5xxD6Go
P「結婚資金にするよ」
P「結婚資金にするよ」
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:18:42.18 :9/5xxD6Go
拓海「………」
P「………」
P「……なんて」
拓海「……」
P「……い、言えないよな……ハハ……」
拓海「……ちゃんと言え」
拓海「………」
P「………」
P「……なんて」
拓海「……」
P「……い、言えないよな……ハハ……」
拓海「……ちゃんと言え」
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:19:06.73 :9Zr45oE1o
この変わり身の早さは強かと言うべきか節操無しと言うべきか
どちらにせよ離婚は正解だったのか
この変わり身の早さは強かと言うべきか節操無しと言うべきか
どちらにせよ離婚は正解だったのか
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:19:24.96 :9/5xxD6Go
P「あ……」
拓海「アタシの目を見て」
P「……」
P「拓海、好きだ」
P「俺とずっと……、一緒にいてほしい」
拓海「違う……」
P「え」
P「あ……」
拓海「アタシの目を見て」
P「……」
P「拓海、好きだ」
P「俺とずっと……、一緒にいてほしい」
拓海「違う……」
P「え」
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:20:16.88 :9/5xxD6Go
拓海「さっきは、もっと……違った」
P「……えぇと」
P「……俺と結婚してほしい、拓海」
拓海「……もういっかい」
P「結婚しよう、拓海」
拓海「……その前のやつも」
P「好きだ」
拓海「もういっかい……」
P「好きだよ、拓海」
拓海「さっきは、もっと……違った」
P「……えぇと」
P「……俺と結婚してほしい、拓海」
拓海「……もういっかい」
P「結婚しよう、拓海」
拓海「……その前のやつも」
P「好きだ」
拓海「もういっかい……」
P「好きだよ、拓海」
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:21:03.73 :9/5xxD6Go
拓海「……もっとゆっくり言え。聞こえない」
P「好きだ……拓海」
拓海「本当か?」
P「ああ」
拓海「マジなんだな……?」
P「もちろん」
拓海「信じねえわけじゃねえが、もしアタシに、無理に合わせてるんなら……」
P「そんなのありえない、だって」
P「俺の嘘はすぐ破れるって、さっきわかったばっかりだろ?」
拓海「……もっとゆっくり言え。聞こえない」
P「好きだ……拓海」
拓海「本当か?」
P「ああ」
拓海「マジなんだな……?」
P「もちろん」
拓海「信じねえわけじゃねえが、もしアタシに、無理に合わせてるんなら……」
P「そんなのありえない、だって」
P「俺の嘘はすぐ破れるって、さっきわかったばっかりだろ?」
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:21:44.50 :9/5xxD6Go
拓海「それって、嘘はつくってことじゃねえのか」
P「え゛!? いやっ、そういう意味じゃなくて」
拓海「わかってる。冗談だ」
P「ホッ……」
拓海「でもやっぱり不安だ」
P「え゛!?」
拓海「不安だから、アンタはこれからずっと、アタシと一緒にいて証明しなきゃならないんだ」
拓海「あ、アタシのことが好きだって、大切に思ってるって。そういう義務があるんだ」
P「拓海……?」
拓海「だからその代わりに、アンタはアタシに気兼ねなんかしなくていい」
拓海「したいことは好きにすればいいし、してほしいことはすぐ言え」
拓海「アタシに対して遠慮なんかしたら……ブッ飛ばすからな」
P「―――」
拓海「それって、嘘はつくってことじゃねえのか」
P「え゛!? いやっ、そういう意味じゃなくて」
拓海「わかってる。冗談だ」
P「ホッ……」
拓海「でもやっぱり不安だ」
P「え゛!?」
拓海「不安だから、アンタはこれからずっと、アタシと一緒にいて証明しなきゃならないんだ」
拓海「あ、アタシのことが好きだって、大切に思ってるって。そういう義務があるんだ」
P「拓海……?」
拓海「だからその代わりに、アンタはアタシに気兼ねなんかしなくていい」
拓海「したいことは好きにすればいいし、してほしいことはすぐ言え」
拓海「アタシに対して遠慮なんかしたら……ブッ飛ばすからな」
P「―――」
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:22:28.96 :9/5xxD6Go
『拓海の前にもプロデュースしてた何人かのアイドル』
『俺はその事を彼女に話していたんだ』
『俺はただ、彼女と喜びを分かち合いたかっただけなんだ』
P「たく、み……」
P「俺のために……俺の心を和らげるために」
拓海「……」
P「したいこと、ある」
P「拓海とキスしたい」
拓海「んなッ!?」
『拓海の前にもプロデュースしてた何人かのアイドル』
『俺はその事を彼女に話していたんだ』
『俺はただ、彼女と喜びを分かち合いたかっただけなんだ』
P「たく、み……」
P「俺のために……俺の心を和らげるために」
拓海「……」
P「したいこと、ある」
P「拓海とキスしたい」
拓海「んなッ!?」
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:23:08.95 :9/5xxD6Go
P「ヤバいもう、拓海が可愛すぎてヤバい、今すごく胸が苦しい」
拓海「わ、わかったから落ち着けっ」
拓海「アンタ……やっぱりエロい」
P「そうだとも。自分のアイドルにすぐ手を出してしまうような男だ」
拓海「コラ。自分をそんな風に悪く言うな」
P「すまん、冗談だよ」
拓海「……するなら、さっさとしろ」
拓海「イヤってわけじゃねえから……したいこと、しろよ」
P「~~~~」
P「ヤバいもう、拓海が可愛すぎてヤバい、今すごく胸が苦しい」
拓海「わ、わかったから落ち着けっ」
拓海「アンタ……やっぱりエロい」
P「そうだとも。自分のアイドルにすぐ手を出してしまうような男だ」
拓海「コラ。自分をそんな風に悪く言うな」
P「すまん、冗談だよ」
拓海「……するなら、さっさとしろ」
拓海「イヤってわけじゃねえから……したいこと、しろよ」
P「~~~~」
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:23:37.70 :9/5xxD6Go
拓海「……」
P「……」
拓海「……っ」
拓海「P……」
拓海「んぅ―――」
拓海「……」
P「……」
拓海「……っ」
拓海「P……」
拓海「んぅ―――」
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:24:13.20 :9/5xxD6Go
P「っは……」
拓海「……」
P「拓海……」
拓海「………」
P「拓海?」
拓海「」プシュウウウウウウ
P「わぁあああああああ!!?」
P「っは……」
拓海「……」
P「拓海……」
拓海「………」
P「拓海?」
拓海「」プシュウウウウウウ
P「わぁあああああああ!!?」
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:24:44.19 :9/5xxD6Go
P「拓海っ、おい、平気か!?」
拓海「」プシュウウウウウ
P「ああダメだ、信じられないくらい赤い! 大丈夫か、クソ、まだ早かったのか!?」
拓海「……」
P「目を覚ましてくれ拓海ぃいい!」
拓海(……恥ずかしかったのは本当だ)
拓海(顔から火が出るくらい。今までのどんな仕事よりも)
拓海(愛してる男と、キ、キスするのが……こんなに、溶けるみてえな感じがするなんて)
P「拓海っ、おい、平気か!?」
拓海「」プシュウウウウウ
P「ああダメだ、信じられないくらい赤い! 大丈夫か、クソ、まだ早かったのか!?」
拓海「……」
P「目を覚ましてくれ拓海ぃいい!」
拓海(……恥ずかしかったのは本当だ)
拓海(顔から火が出るくらい。今までのどんな仕事よりも)
拓海(愛してる男と、キ、キスするのが……こんなに、溶けるみてえな感じがするなんて)
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:25:17.87 :9/5xxD6Go
拓海(まだまだ精進が足りねえ……したいことしていいって言ったくせに、こんなザマなんて)
拓海(ハンパはダメだ。もっと、Pの全部を受け止められるくらいにならなきゃと思った)
拓海(でもよ、P)
P「もっと大胆なことしてたのに、これでこうなるなんて……」
拓海(アタシは、やっぱりズルいみてえだ)
拓海(アンタが思うより、自分で思ってたより)
P「まったく……」
拓海(気を失ってるフリして、薄目を開けて)
拓海(まだまだ精進が足りねえ……したいことしていいって言ったくせに、こんなザマなんて)
拓海(ハンパはダメだ。もっと、Pの全部を受け止められるくらいにならなきゃと思った)
拓海(でもよ、P)
P「もっと大胆なことしてたのに、これでこうなるなんて……」
拓海(アタシは、やっぱりズルいみてえだ)
拓海(アンタが思うより、自分で思ってたより)
P「まったく……」
拓海(気を失ってるフリして、薄目を開けて)
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:25:47.65 :9/5xxD6Go
P「……」ナデナデ
拓海(アンタの優しい笑顔を、ノゾキミしちまうくらいに)
拓海(……なんて、言えねえよな)
拓海(いや)
拓海(いつか言おう)
P「……」ナデナデ
拓海(アンタの優しい笑顔を、ノゾキミしちまうくらいに)
拓海(……なんて、言えねえよな)
拓海(いや)
拓海(いつか言おう)
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:26:20.49 :9/5xxD6Go
拓海(いつか、この先)
拓海(なるべく早く)
拓海(メシ作ってやってる時にでも、サラっと)
拓海(……あの時はああだったんだぞって)
拓海(だって、アタシたちは――)
P「これからよろしくな、拓海……」
拓海「……へへっ」
おしまい
拓海(いつか、この先)
拓海(なるべく早く)
拓海(メシ作ってやってる時にでも、サラっと)
拓海(……あの時はああだったんだぞって)
拓海(だって、アタシたちは――)
P「これからよろしくな、拓海……」
拓海「……へへっ」
おしまい
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:28:06.70 :9/5xxD6Go
読んでくださった方ありがとうございました
たくみんは尽くすタイプ
読んでくださった方ありがとうございました
たくみんは尽くすタイプ
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/02(水) 01:28:44.35 :c3ifYx+l0
シリアスでギャグでいちゃラブで最高だった
乙
シリアスでギャグでいちゃラブで最高だった
乙
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:35:42.73 :dLfkH6Nho
乙。
一粒で二度いや三度美味しいSS
乙。
一粒で二度いや三度美味しいSS
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/02(水) 01:37:04.41 :vMvzU7UN0
乙
タイトルからこうなるのは予想外だったww
楽しかったです
乙
タイトルからこうなるのは予想外だったww
楽しかったです
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:40:41.15 :taT3hU84o
乙
Pの台詞がいちいち面白いし姉御もかわいかった
乙
Pの台詞がいちいち面白いし姉御もかわいかった
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:43:21.24 :Uezgkn5Zo
乙乙面白かった!
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:02:01.25 :539RyqkK0
一度で三度美味しいお話やった
乙にき
一度で三度美味しいお話やった
乙にき
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:09:32.15 :wPB4ab3xO
乙
これは名作
乙
これは名作
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:26:35.05 :bGDfKnUmO
たくみんCD化待ったなし
たくみんCD化待ったなし
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:47:58.60 :U40MhRBto
おつ
おつ
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 05:06:59.76 :SwZ2jibPo
超乙!
やっぱりたくみんは最高やで……
やっぱりたくみんは最高やで……
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 05:13:25.97 :F5dvqmBvO
乙乙
やはり姉御は純情乙女
乙乙
やはり姉御は純情乙女