1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:15:49.313 :jXKvCKdj0.net
2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:17:15.286 :kh69ObeO0.net
3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:18:24.141 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「韓国ではバレンタインデー、ホワイトデー」
チョ娘「そして、今日4/14はブラックデーというらしいです」
男「・・・で?」
チョ娘「ブラックデーは、バレンタインデー、ホワイトデーに贈り物されなかった人が一人寂しく黒い物を食べる風習があるそうです!」
男「・・・ほう、ほう」
チョ娘「食べなくていいんですか?」
男「よっしゃ! そのケンカ買った!」
チョ娘「今日はパワプロにしましょう」
チョ娘「韓国ではバレンタインデー、ホワイトデー」
チョ娘「そして、今日4/14はブラックデーというらしいです」
男「・・・で?」
チョ娘「ブラックデーは、バレンタインデー、ホワイトデーに贈り物されなかった人が一人寂しく黒い物を食べる風習があるそうです!」
男「・・・ほう、ほう」
チョ娘「食べなくていいんですか?」
男「よっしゃ! そのケンカ買った!」
チョ娘「今日はパワプロにしましょう」
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:21:54.267 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「・・・ちなみに韓国はほぼ毎月14日が記念日になってて問題になっているそうです」ぶすー
男「・・・ハブててんなー」
チョ娘「永川なんでアソコでど真ん中に投げるかなー!!」
男「パワプロでカープ使ったお前が悪い」
男「・・・あー、じゃあ俺達は1ヶ月記念日として」
男「お前に服でもプレゼントするか」
チョ娘「えっ!?」
チョ娘「・・・ちなみに韓国はほぼ毎月14日が記念日になってて問題になっているそうです」ぶすー
男「・・・ハブててんなー」
チョ娘「永川なんでアソコでど真ん中に投げるかなー!!」
男「パワプロでカープ使ったお前が悪い」
男「・・・あー、じゃあ俺達は1ヶ月記念日として」
男「お前に服でもプレゼントするか」
チョ娘「えっ!?」
5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:24:07.462 :jXKvCKdj0.net
イオン
男「お前、どっちがいい?」
チョ娘「私は白いワンピースの方が」
男「えぇ! 今も似たような服着てるじゃねぇーか!」
チョ娘「だ、だって!」
チョ娘「こんな白黒な服似合うわけないですよ!」
男「えー、調べたらドールってゴスロリが多いって出たんだけど」
チョ娘「私はドールじゃないです!」
イオン
男「お前、どっちがいい?」
チョ娘「私は白いワンピースの方が」
男「えぇ! 今も似たような服着てるじゃねぇーか!」
チョ娘「だ、だって!」
チョ娘「こんな白黒な服似合うわけないですよ!」
男「えー、調べたらドールってゴスロリが多いって出たんだけど」
チョ娘「私はドールじゃないです!」
6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:26:50.944 :UwmywYL5r.net
昨日の夜書いてたやつか
昨日の夜書いてたやつか
7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:28:18.598 :jXKvCKdj0.net
男「むー、でも今日はブラックデーというし」
男「やっぱこのゴスロリ衣装かな」
チョ娘「私の意見は無視ですか!?」
チョ娘「ほら、赤ちゃん用の服のコーナーも行きましょうよ!」
男「分かった、分かった。このワンピースも買うから」
男「えーと、値段、値段」
男「・・・」チョ娘「・・・」
男、チョ娘「たっか!!」
男「むー、でも今日はブラックデーというし」
男「やっぱこのゴスロリ衣装かな」
チョ娘「私の意見は無視ですか!?」
チョ娘「ほら、赤ちゃん用の服のコーナーも行きましょうよ!」
男「分かった、分かった。このワンピースも買うから」
男「えーと、値段、値段」
男「・・・」チョ娘「・・・」
男、チョ娘「たっか!!」
8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:32:28.763 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「やめましょう、こんな高い服! 詐欺ですよ!」
男「いや、でも記念日だし」
男「せめて、このゴスロリだけ買おう」
チョ娘「ちょっ、ならこっちのワンピースで!」
店員(あの人、何やってんだろ)
妖精「・・・」
男「結局、ワンピースにしてしまった」
チョ娘「私は満足ですよ! ありがとうございます!」
男「なんかしっくり来ねぇ」
男(あの、ゴスロリ衣装はもう自分で作ろう)
チョ娘「あの、男さん!」
男「ん?」
チュッ
チョ娘「やめましょう、こんな高い服! 詐欺ですよ!」
男「いや、でも記念日だし」
男「せめて、このゴスロリだけ買おう」
チョ娘「ちょっ、ならこっちのワンピースで!」
店員(あの人、何やってんだろ)
妖精「・・・」
男「結局、ワンピースにしてしまった」
チョ娘「私は満足ですよ! ありがとうございます!」
男「なんかしっくり来ねぇ」
男(あの、ゴスロリ衣装はもう自分で作ろう)
チョ娘「あの、男さん!」
男「ん?」
チュッ
9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:33:46.379 :jXKvCKdj0.net
男「・・・」
チョ娘「わ、私は男さんに何も送れませんから」
チョ娘「せめてものお礼です!」
男「お、おう。ありがとう」
男「・・・」
チョ娘「だ、黙らないでください! 恥ずかしいんですから!」
男「・・・」
チョ娘「わ、私は男さんに何も送れませんから」
チョ娘「せめてものお礼です!」
男「お、おう。ありがとう」
男「・・・」
チョ娘「だ、黙らないでください! 恥ずかしいんですから!」
10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:36:21.811 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「か、帰ったら、スマブラ勝負しましょう!」
男「お、おう。じゃあ、今日はミュウツーオンリーでやるか」
チョ娘「えー、無印やりましょうよー」
男「いやだよ。お前、ドンキーで投げ嵌めしてくるんだから」
チョ娘「か、帰ったら、スマブラ勝負しましょう!」
男「お、おう。じゃあ、今日はミュウツーオンリーでやるか」
チョ娘「えー、無印やりましょうよー」
男「いやだよ。お前、ドンキーで投げ嵌めしてくるんだから」
11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:39:40.171 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「あれ? お家、電気点いてますよ?」
男「消し忘れたかな?」
祖父「おう、お帰り!」
祖母「お帰り、男くん」
男「じいちゃん! ばあちゃん!」
男「お帰り! 早かったね?」
祖母「それがね」
祖父「男、戦艦武蔵が見つかったニュース見たか?」
男「あ、うん」
チョ娘「あれ? お家、電気点いてますよ?」
男「消し忘れたかな?」
祖父「おう、お帰り!」
祖母「お帰り、男くん」
男「じいちゃん! ばあちゃん!」
男「お帰り! 早かったね?」
祖母「それがね」
祖父「男、戦艦武蔵が見つかったニュース見たか?」
男「あ、うん」
12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:42:28.332 :jXKvCKdj0.net
祖母「お爺ちゃん戦艦大和乗ってたの」
男「へぇー、スゴいね」
祖父「だから武蔵が沈んだ近くの海まで行ってくる」
男「はっ? えぇ!」
祖母「そういうことだから、また留守になっちゃうけど大丈夫よね?」
男「武蔵と大和の関係あんのかよ」
チョ娘「ありましたよ」
男「何か書いてある?」
チョ娘「えーと、どうやら大和と武蔵は同型艦で似た者同士らしいですよ」
男「へぇ」
チョ娘「まぁ、私もよく知りませんけど」
チョ娘「それよりもGoogle先生は大和のレシピって予測候補にありますが、大和も造れるんでしょうか」
男「流石だな、Google先生」
祖母「お爺ちゃん戦艦大和乗ってたの」
男「へぇー、スゴいね」
祖父「だから武蔵が沈んだ近くの海まで行ってくる」
男「はっ? えぇ!」
祖母「そういうことだから、また留守になっちゃうけど大丈夫よね?」
男「武蔵と大和の関係あんのかよ」
チョ娘「ありましたよ」
男「何か書いてある?」
チョ娘「えーと、どうやら大和と武蔵は同型艦で似た者同士らしいですよ」
男「へぇ」
チョ娘「まぁ、私もよく知りませんけど」
チョ娘「それよりもGoogle先生は大和のレシピって予測候補にありますが、大和も造れるんでしょうか」
男「流石だな、Google先生」
13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:46:55.378 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「大和といえば」
男「んー?」
チョ娘「私の友達に戦艦大和の妖精がいましてね」
男「・・・」
チョ娘「いや、確かにその顔は分かりますけど」
チョ娘「聞いてください!」
男「き、聞こうか」
チョ娘「えと、私の親友のラムネの妖精ちゃんがいましてね」
男「なんでラムネ」
チョ娘「大和といえば」
男「んー?」
チョ娘「私の友達に戦艦大和の妖精がいましてね」
男「・・・」
チョ娘「いや、確かにその顔は分かりますけど」
チョ娘「聞いてください!」
男「き、聞こうか」
チョ娘「えと、私の親友のラムネの妖精ちゃんがいましてね」
男「なんでラムネ」
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:51:29.785 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「戦艦大和の中にはラムネ工場があったらしいです」
男「へー」
チョ娘「で、そのラムネの妖精ちゃんに紹介してもらったんです」
男「・・・えっ、お前そんな長生きなの?」
チョ娘「はい」
男「ばばあじゃん!」
チョ娘「ば、ばばあ言うな!」
チョ娘「戦艦大和の中にはラムネ工場があったらしいです」
男「へー」
チョ娘「で、そのラムネの妖精ちゃんに紹介してもらったんです」
男「・・・えっ、お前そんな長生きなの?」
チョ娘「はい」
男「ばばあじゃん!」
チョ娘「ば、ばばあ言うな!」
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:54:46.976 :jXKvCKdj0.net
男「で、その大和の妖精はどうなったの?」
チョ娘「海に沈んだとしか」
男「悲しすぎだろ!!」
チョ娘「まぁ、大和に宿った運命ですね」
男「ラムネの妖精ちゃんは?」
チョ娘「妖精界にいますよ、多分」
チョ娘「ちょっと前まで妖精界でラムネちゃんと大和ちゃんと一緒にいました」
男「あー、良かった」
チョ娘「いつからか、大和ちゃんは急に消えたんですけど」
男「で、その大和の妖精はどうなったの?」
チョ娘「海に沈んだとしか」
男「悲しすぎだろ!!」
チョ娘「まぁ、大和に宿った運命ですね」
男「ラムネの妖精ちゃんは?」
チョ娘「妖精界にいますよ、多分」
チョ娘「ちょっと前まで妖精界でラムネちゃんと大和ちゃんと一緒にいました」
男「あー、良かった」
チョ娘「いつからか、大和ちゃんは急に消えたんですけど」
16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:56:25.879 :Dtfk6g1ZM.net
なぜ頑なにsage続けるのか
なぜ頑なにsage続けるのか
17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:58:04.161 :jXKvCKdj0.net
後日イオンにて
男「んー、あのゴスロリを再現するにはやっぱり――――」
妖精「・・・」ふよふよ
男(妖精いたー!!)
男「ただいま」
チョ娘「あっ、お帰りなさい」
男「訊きたいことがあるんだけど」
チョ娘「はい?」
男「今日、イオンに行ったんだ」
チョ娘「えぇ」
男「イオンに妖精いた」
チョ娘「・・・」
後日イオンにて
男「んー、あのゴスロリを再現するにはやっぱり――――」
妖精「・・・」ふよふよ
男(妖精いたー!!)
男「ただいま」
チョ娘「あっ、お帰りなさい」
男「訊きたいことがあるんだけど」
チョ娘「はい?」
男「今日、イオンに行ったんだ」
チョ娘「えぇ」
男「イオンに妖精いた」
チョ娘「・・・」
18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 00:59:23.915 :jXKvCKdj0.net
>>16
SSってあんま人見ないから下にあった方がよくない?
>>16
SSってあんま人見ないから下にあった方がよくない?
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:00:14.972 :jXKvCKdj0.net
男「・・・そんな、冷たい目で見るな」
男「この前、お前と服買いに行ったろ」
チョ娘「はい」
男「あそこにいた」
チョ娘「た、確かに私は最初に八百万の神がいるように、それだけ妖精いるって言いましたが」
チョ娘「い、イオンの妖精。ぷっ!」
男「てめぇ、信じてないだろ!」
男「いいだろ! 明日確認に行くからな!!」
チョ娘「はい、はい」
男「・・・そんな、冷たい目で見るな」
男「この前、お前と服買いに行ったろ」
チョ娘「はい」
男「あそこにいた」
チョ娘「た、確かに私は最初に八百万の神がいるように、それだけ妖精いるって言いましたが」
チョ娘「い、イオンの妖精。ぷっ!」
男「てめぇ、信じてないだろ!」
男「いいだろ! 明日確認に行くからな!!」
チョ娘「はい、はい」
20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:03:10.800 :oEfM+tddr.net
>>18
言いたいことは分かるが規制喰らうぞ
>>18
言いたいことは分かるが規制喰らうぞ
21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:04:16.024 :jXKvCKdj0.net
イオン
妖精「・・・」ふよふよ
男「ほら、いたー!」
チョ娘「・・・大和ちゃん?」
男「はっ?」
チョ娘「あれ、多分、大和ちゃんです!」
チョ娘「や、大和ちゃーん!」
男「バカ! お前! 人違いだったら」
妖精「・・・あっ、チョ娘」
男「・・・」ズコー
イオン
妖精「・・・」ふよふよ
男「ほら、いたー!」
チョ娘「・・・大和ちゃん?」
男「はっ?」
チョ娘「あれ、多分、大和ちゃんです!」
チョ娘「や、大和ちゃーん!」
男「バカ! お前! 人違いだったら」
妖精「・・・あっ、チョ娘」
男「・・・」ズコー
22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:04:25.795 :Dtfk6g1ZM.net
>>18
別にそんなことは無いと思うが
まぁ好きにしたらよろしい
>>18
別にそんなことは無いと思うが
まぁ好きにしたらよろしい
23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:06:16.720 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「なんで、なんで! なんで大和ちゃんがここに!」
大和「・・・簡単に言うと」
大和「・・・隣の大和ミュージアムから引っ越した」
男「大和ミュージアムに宿ってたのか」
大和「・・・」ささっ
チョ娘「あっ、大丈夫ですよ。この人、私たちが見えるんです」
大和「・・・チョ娘が見えるのは分かるよ。この人、チョコレート大好きなオーラ出てるし」
チョ娘「なんで、なんで! なんで大和ちゃんがここに!」
大和「・・・簡単に言うと」
大和「・・・隣の大和ミュージアムから引っ越した」
男「大和ミュージアムに宿ってたのか」
大和「・・・」ささっ
チョ娘「あっ、大丈夫ですよ。この人、私たちが見えるんです」
大和「・・・チョ娘が見えるのは分かるよ。この人、チョコレート大好きなオーラ出てるし」
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:08:16.268 :jXKvCKdj0.net
男「・・・俺にはそんなオーラ出てるのか」
大和「・・・でも、なんで私まで」
チョ娘「確かに」
男「てか、隣の大和ミュージアムから引っ越したって」
大和「・・・うん」
男「戦艦大和に宿ってたんだよな?」
大和「・・・うん。海で溺死した」
男「・・・(話、重っ)」
男「チョ娘」(小声)
チョ娘「はい」
男「実は、俺が見た妖精こいつじゃない」
チョ娘「え」
男「・・・俺にはそんなオーラ出てるのか」
大和「・・・でも、なんで私まで」
チョ娘「確かに」
男「てか、隣の大和ミュージアムから引っ越したって」
大和「・・・うん」
男「戦艦大和に宿ってたんだよな?」
大和「・・・うん。海で溺死した」
男「・・・(話、重っ)」
男「チョ娘」(小声)
チョ娘「はい」
男「実は、俺が見た妖精こいつじゃない」
チョ娘「え」
25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:12:36.479 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「どんな子でした?」
男「こんな黒髪ぱっつんの大和撫子じゃない」
男「顔は見れなかったけど銀髪だったぞ」
チョ娘「ラムネちゃんは銀髪でしたからラムネちゃんかも知れません」
チョ娘「大和ちゃん、ラムネちゃん見ました?」
大和「・・・」ふるふる
男「悪い、話逸らしちまった。戦艦大和がどうしたって」
チョ娘「どんな子でした?」
男「こんな黒髪ぱっつんの大和撫子じゃない」
男「顔は見れなかったけど銀髪だったぞ」
チョ娘「ラムネちゃんは銀髪でしたからラムネちゃんかも知れません」
チョ娘「大和ちゃん、ラムネちゃん見ました?」
大和「・・・」ふるふる
男「悪い、話逸らしちまった。戦艦大和がどうしたって」
26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:13:35.936 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・私が宿ってた、戦艦大和で大勢の人が亡くなってさ」
大和「・・・せめて弔おうと思って人間界に戻ってきたら」
大和「・・・呉市っていつの間にかこんなに発展してたんだね」
男(イオンもとい、ゆめタウン見てそれ言うか)
大和「・・・??」
大和「・・・あなた、昔戦艦大和に乗ってた?」
男「俺は乗ってない。俺のじいちゃんが」
大和「・・・私が宿ってた、戦艦大和で大勢の人が亡くなってさ」
大和「・・・せめて弔おうと思って人間界に戻ってきたら」
大和「・・・呉市っていつの間にかこんなに発展してたんだね」
男(イオンもとい、ゆめタウン見てそれ言うか)
大和「・・・??」
大和「・・・あなた、昔戦艦大和に乗ってた?」
男「俺は乗ってない。俺のじいちゃんが」
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:15:45.561 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・ごめんなさい!」
男「はっ?」
チョ娘「空中で土下座!?」
大和「・・・あなたのお祖父さん、護れなかった!」
男「いや、生きてるよ、俺のじいちゃん」
大和「・・・」
男(あっ、照れてる)
大和「・・・でも、良かった。一人でも生き残った人がいて」
大和「・・・ごめんなさい!」
男「はっ?」
チョ娘「空中で土下座!?」
大和「・・・あなたのお祖父さん、護れなかった!」
男「いや、生きてるよ、俺のじいちゃん」
大和「・・・」
男(あっ、照れてる)
大和「・・・でも、良かった。一人でも生き残った人がいて」
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:19:19.379 :jXKvCKdj0.net
男「そういや、なんでゆめタウンに引っ越したんだ」
大和「・・・あっち、面白くない」
男「すごいこと言い出したな、この妖精」
大和「・・・こっち、面白いものたくさん」
男「・・・はぁ」
大和「・・・寝る前に廣文館で読書してABCマートの靴で遊んで家財売り場のベッドで寝てるんだー」
男「多分、呉のゆめタウンに来たことある人しか分からない会話してるぞ、この娘」
大和「・・・あと1階でアイス食べたり。フードコートで犬みたいな妖怪とソフトクリーム取り合ったりもしてるよ」
男「・・・コマさん?」
男「そういや、なんでゆめタウンに引っ越したんだ」
大和「・・・あっち、面白くない」
男「すごいこと言い出したな、この妖精」
大和「・・・こっち、面白いものたくさん」
男「・・・はぁ」
大和「・・・寝る前に廣文館で読書してABCマートの靴で遊んで家財売り場のベッドで寝てるんだー」
男「多分、呉のゆめタウンに来たことある人しか分からない会話してるぞ、この娘」
大和「・・・あと1階でアイス食べたり。フードコートで犬みたいな妖怪とソフトクリーム取り合ったりもしてるよ」
男「・・・コマさん?」
29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:22:42.500 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・この前まで、そこの青山に沢山若い人来てたよ」
男「はい、大和ミュージアム近辺トークやめやめ!」
チョ娘「多分ですけど、男さんの祖父が戦艦大和の乗組員だったことが関係して大和ちゃんが見えるんだと思います」
男「・・・そんな単純なら今頃妖精が見える人は沢山いるだろ」
チョ娘「それは男さんが幼稚だから」
男「・・・さらっと酷いこと言うね、きみ」
大和「・・・この前まで、そこの青山に沢山若い人来てたよ」
男「はい、大和ミュージアム近辺トークやめやめ!」
チョ娘「多分ですけど、男さんの祖父が戦艦大和の乗組員だったことが関係して大和ちゃんが見えるんだと思います」
男「・・・そんな単純なら今頃妖精が見える人は沢山いるだろ」
チョ娘「それは男さんが幼稚だから」
男「・・・さらっと酷いこと言うね、きみ」
30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:23:45.994 :jXKvCKdj0012345.net
チョ娘「大和ちゃんも私たちと一緒に住まない?」
男「おい、俺の意見は無視か」
大和「・・・それは駄目」
チョ娘「そっかー」
大和「・・・ごめんね。私が存在できるのはやっぱあの子の近くじゃないと」
チョ娘「あー」
男「なに? どういうことだ」
チョ娘「大和ちゃんも私たちと一緒に住まない?」
男「おい、俺の意見は無視か」
大和「・・・それは駄目」
チョ娘「そっかー」
大和「・・・ごめんね。私が存在できるのはやっぱあの子の近くじゃないと」
チョ娘「あー」
男「なに? どういうことだ」
31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:25:39.834 :NlsbPUZYr.net
はぶてるって広島の方言だろって思ったら地元呉か
はぶてるって広島の方言だろって思ったら地元呉か
32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:27:57.191 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「そういや話してませんでしたね」
チョ娘「まぁ、私にはあんまり関係ないですが」
チョ娘「妖精は基本宿った場所近辺しか行動できません」
男「だから、あの子は俺の家に来れないと」
チョ娘「はい」
男「もし、離れると?」
チョ娘「さぁ? 消える、もしくは帰ってしまうとかですかね」
チョ娘「なにせ、経験ありませんし」
男「お前は?」
チョ娘「チョ、チョコレートは基本どこにでもありますし」
男「なるほどね」
大和「・・・」
チョ娘「そういや話してませんでしたね」
チョ娘「まぁ、私にはあんまり関係ないですが」
チョ娘「妖精は基本宿った場所近辺しか行動できません」
男「だから、あの子は俺の家に来れないと」
チョ娘「はい」
男「もし、離れると?」
チョ娘「さぁ? 消える、もしくは帰ってしまうとかですかね」
チョ娘「なにせ、経験ありませんし」
男「お前は?」
チョ娘「チョ、チョコレートは基本どこにでもありますし」
男「なるほどね」
大和「・・・」
33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:28:41.897 :jXKvCKdj0.net
>>31
やっぱ方言使うとバレるか
>>31
やっぱ方言使うとバレるか
34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:31:25.956 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「今度、遊びに来てもいいですか?」
大和「・・・うん。そうすると私も退屈しない」
男「ここは、君たちの遊び場じゃないけどね」
チョ娘「では、また」
大和「・・・うん、またね」
大和「・・・あんまり嘘つくのはやめなよ」
チョ娘「・・・」
男「友達いて良かったな」
チョ娘「はい!」
大和「・・・ふむ」
チョ娘「今度、遊びに来てもいいですか?」
大和「・・・うん。そうすると私も退屈しない」
男「ここは、君たちの遊び場じゃないけどね」
チョ娘「では、また」
大和「・・・うん、またね」
大和「・・・あんまり嘘つくのはやめなよ」
チョ娘「・・・」
男「友達いて良かったな」
チョ娘「はい!」
大和「・・・ふむ」
35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:38:39.922 :jXKvCKdj0.net
ちーん
男「・・・」
チョ娘「・・・」
男「ふぅ」
チョ娘「こちらは男さんのお父様とお母様ですか?」
男「あぁ、そういや話してなかったな」
チョ娘「聞くのも野暮ですから」
男「・・・聞いてくれるか?」
ちーん
男「・・・」
チョ娘「・・・」
男「ふぅ」
チョ娘「こちらは男さんのお父様とお母様ですか?」
男「あぁ、そういや話してなかったな」
チョ娘「聞くのも野暮ですから」
男「・・・聞いてくれるか?」
36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:46:20.705 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「え?」
男「俺が神様や妖精を信じてない理由」
チョ娘「はい」
男「あれは俺が小学生の頃」
男「俺は普通に暮らしてて普通に授業受けてた」
男「その日は土曜日だったから午前中で授業が終わりで、学校終わったら昼から友達と遊ぶ約束してた」
男「普通に帰宅して、普通に昼御飯食べて、母さんに友達の家で遊んでくるって伝えて」
チョ娘「え?」
男「俺が神様や妖精を信じてない理由」
チョ娘「はい」
男「あれは俺が小学生の頃」
男「俺は普通に暮らしてて普通に授業受けてた」
男「その日は土曜日だったから午前中で授業が終わりで、学校終わったら昼から友達と遊ぶ約束してた」
男「普通に帰宅して、普通に昼御飯食べて、母さんに友達の家で遊んでくるって伝えて」
37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:54:39.293 :jXKvCKdj0.net
男「遊んでる途中にさ、じいちゃんが友達の家に慌てて迎えに来た」
男「母さんと父さんが事故に遭ったって」
男「普通ってそんな簡単に崩れるんだよな」
男「じいちゃんが運転する車の中でさ」
男「俺ずっと御守り握って、お願いします! 母さんと父さんを助けてくださいってお願いしてた」
チョ娘「どうぞ」
男「・・・悪い、俺泣いてたか」
男「じいちゃんはさ、せめて死に目だけでも会わせてやってくれって思ってたらしい」
男「病院に着いたら、ばあちゃんが大泣きしてて」
男「それを見たじいちゃんも泣き崩れて」
男「俺も泣いた」
男「そのとき、あー、やっぱ神様っていなんだなって思ったんだ」
男「遊んでる途中にさ、じいちゃんが友達の家に慌てて迎えに来た」
男「母さんと父さんが事故に遭ったって」
男「普通ってそんな簡単に崩れるんだよな」
男「じいちゃんが運転する車の中でさ」
男「俺ずっと御守り握って、お願いします! 母さんと父さんを助けてくださいってお願いしてた」
チョ娘「どうぞ」
男「・・・悪い、俺泣いてたか」
男「じいちゃんはさ、せめて死に目だけでも会わせてやってくれって思ってたらしい」
男「病院に着いたら、ばあちゃんが大泣きしてて」
男「それを見たじいちゃんも泣き崩れて」
男「俺も泣いた」
男「そのとき、あー、やっぱ神様っていなんだなって思ったんだ」
38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:55:20.029 :jXKvCKdj0.net
男「悪いな、こんな話聞いてもらって」
チョ娘「いえ、辛いこと思い出させたようでごめんなさい」
男「でも、お前が見えるってことは俺神様信じてたんだなー」
男「あんなに恨んでたのに」
チョ娘「男さんは、神様を赦したんじゃないですか?」
男「・・・赦すってなんなんだろうな」
チョ娘「さぁ? でも」
チョ娘「今は私がいますよ」ぎゅっ
チョ娘「そりゃ、お母様みたいに男さんを抱き締めてあげることはできませんが」
チョ娘「こうやって慰めてあげることはできます」なでなで
男「なんでだろうな」
男「涙が止まらねぇや」
男「悪いな、こんな話聞いてもらって」
チョ娘「いえ、辛いこと思い出させたようでごめんなさい」
男「でも、お前が見えるってことは俺神様信じてたんだなー」
男「あんなに恨んでたのに」
チョ娘「男さんは、神様を赦したんじゃないですか?」
男「・・・赦すってなんなんだろうな」
チョ娘「さぁ? でも」
チョ娘「今は私がいますよ」ぎゅっ
チョ娘「そりゃ、お母様みたいに男さんを抱き締めてあげることはできませんが」
チョ娘「こうやって慰めてあげることはできます」なでなで
男「なんでだろうな」
男「涙が止まらねぇや」
39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 01:58:49.520 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・あの人にそんな過去がねー」
チョ娘「なんでしょうね、これが母性なんでしょうか」
大和「・・・他人の恋愛話ほど面白くないものはないね」
チョ娘「恋愛って・・・。それに女の子なのに恋ばなに興味ない大和ちゃんはどうなんでしょう」
大和「・・・恋ばななんてするもんじゃないよ」
チョ娘「何故ですか?」
大和「・・・死亡フラグが立つからねー」
チョ娘「あなたが言うと、妙な説得力がありますね」
大和「・・・あの人にそんな過去がねー」
チョ娘「なんでしょうね、これが母性なんでしょうか」
大和「・・・他人の恋愛話ほど面白くないものはないね」
チョ娘「恋愛って・・・。それに女の子なのに恋ばなに興味ない大和ちゃんはどうなんでしょう」
大和「・・・恋ばななんてするもんじゃないよ」
チョ娘「何故ですか?」
大和「・・・死亡フラグが立つからねー」
チョ娘「あなたが言うと、妙な説得力がありますね」
40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:04:37.958 :jXKvCKdj0.net
男「おい、チョ娘、帰るぞ」
チョ娘「あっ、はーい! じゃあね、大和ちゃん」
大和「・・・ん」
大和「・・・本当に死ななきゃいいけど」
次の日
チョ娘「あっ、大和ちゃーん!」
大和「・・・おぅ」
大和「・・・てっきり、死んだかと」
チョ娘「ひどいこと言いますね」
男「おい、チョ娘、帰るぞ」
チョ娘「あっ、はーい! じゃあね、大和ちゃん」
大和「・・・ん」
大和「・・・本当に死ななきゃいいけど」
次の日
チョ娘「あっ、大和ちゃーん!」
大和「・・・おぅ」
大和「・・・てっきり、死んだかと」
チョ娘「ひどいこと言いますね」
41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:08:28.205 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「それでは、また明日」
大和「・・・ん」
大和「・・・お腹すいた」ふよふよ
妖精「ちょっとー! なんでここのお好み焼きは広島焼きって名前なのよ!」
大和「・・・」
妖精「広島なんだから広島風お好み焼きって言い方にしなさいよ!」
大和「・・・ラムネ?」
妖精「あれ?」
ラムネ「・・・あんたなんでここに?」
大和「・・・いや、おまえこそ」
チョ娘「それでは、また明日」
大和「・・・ん」
大和「・・・お腹すいた」ふよふよ
妖精「ちょっとー! なんでここのお好み焼きは広島焼きって名前なのよ!」
大和「・・・」
妖精「広島なんだから広島風お好み焼きって言い方にしなさいよ!」
大和「・・・ラムネ?」
妖精「あれ?」
ラムネ「・・・あんたなんでここに?」
大和「・・・いや、おまえこそ」
42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:09:03.874 :jXKvCKdj0.net
ラムネ「つまり、戦艦大和の弔いで人間界に来たってこと?」
大和「・・・うむ」
ラムネ「律儀ねー。もう何十年前の話よ」
大和「・・・いや、おまえこそ大和に乗ってたでしょ」
ラムネ「私やチョ娘は移ろうと思えば違うラムネやチョコレートに移れるし」
ラムネ「それほど思い出はないわよ」
大和「・・・そのチョ娘だけど結構面倒くさいことになってるよ」
ラムネ「あの子もこっちに来てるの?」
大和「・・・ん」
ラムネ「面倒なことって?」
ラムネ「つまり、戦艦大和の弔いで人間界に来たってこと?」
大和「・・・うむ」
ラムネ「律儀ねー。もう何十年前の話よ」
大和「・・・いや、おまえこそ大和に乗ってたでしょ」
ラムネ「私やチョ娘は移ろうと思えば違うラムネやチョコレートに移れるし」
ラムネ「それほど思い出はないわよ」
大和「・・・そのチョ娘だけど結構面倒くさいことになってるよ」
ラムネ「あの子もこっちに来てるの?」
大和「・・・ん」
ラムネ「面倒なことって?」
43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:14:42.300 :jXKvCKdj0.net
大和「かくかくしかじか」
ラムネ「・・・えー」
ラムネ「どうすんのよ?」
大和「・・・なんとかなるなる」
ラムネ「ちょっとチョ娘に会ってどうするのか聞いてくるわ」
大和「・・・いってらー」
大和「・・・あれ、あの子チョ娘がどこに住んでるのか知ってるっけ」
大和「かくかくしかじか」
ラムネ「・・・えー」
ラムネ「どうすんのよ?」
大和「・・・なんとかなるなる」
ラムネ「ちょっとチョ娘に会ってどうするのか聞いてくるわ」
大和「・・・いってらー」
大和「・・・あれ、あの子チョ娘がどこに住んでるのか知ってるっけ」
44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:18:43.036 :Q/U/+GjTr.net
どんだけ妖精増やすんだ
どんだけ妖精増やすんだ
45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:19:37.088 :jXKvCKdj0.net
1ヶ月後
男「チョ娘ー、ボーッとしてないでたまには料理手伝ってくれ」
チョ娘「・・・火事になりますよー」
男「? どうした?」
チョ娘「5月病ってやつです」
男「妖精でも5月病にかかるのか」
チョ娘「なんかやる気起きないんですよねー」
1ヶ月後
男「チョ娘ー、ボーッとしてないでたまには料理手伝ってくれ」
チョ娘「・・・火事になりますよー」
男「? どうした?」
チョ娘「5月病ってやつです」
男「妖精でも5月病にかかるのか」
チョ娘「なんかやる気起きないんですよねー」
46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:22:36.056 :jXKvCKdj0.net
男「じゃあ、俺学校行ってくるけど大丈夫か?」
チョ娘「えっ、土曜日なのに学校あるんですか?」
男「模試があるんだ。3年生は全員参加」
チョ娘「大変そうですね」
男「進学する気ないのにねー」
チョ娘「お気をつけて、頑張ってください」
男「おう、いってきます」
男「じゃあ、俺学校行ってくるけど大丈夫か?」
チョ娘「えっ、土曜日なのに学校あるんですか?」
男「模試があるんだ。3年生は全員参加」
チョ娘「大変そうですね」
男「進学する気ないのにねー」
チョ娘「お気をつけて、頑張ってください」
男「おう、いってきます」
47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:25:11.096 :Q/U/+GjTr.net
あー何か気になると思ったら瓶詰妖精っぽいからか
あー何か気になると思ったら瓶詰妖精っぽいからか
48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:25:54.880 :jXKvCKdj0.net
男「ただいま」
チョ娘「おかえりなさい。模試の結果どうでした?」
男「なんで今日模試の返却日って知ってんだ」
チョ娘「ちょくちょく付いていってましたから」
男「なるほどな。来てもほとんど俺のSPでファイアーエムブレムやったり、ポケモンやってたけどな」
チョ娘「まぁ、それは。で、結果は?」
男「ほらよ」
男「ただいま」
チョ娘「おかえりなさい。模試の結果どうでした?」
男「なんで今日模試の返却日って知ってんだ」
チョ娘「ちょくちょく付いていってましたから」
男「なるほどな。来てもほとんど俺のSPでファイアーエムブレムやったり、ポケモンやってたけどな」
チョ娘「まぁ、それは。で、結果は?」
男「ほらよ」
49:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:26:50.515 :jXKvCKdj0.net
>>47
教えて先生さ~ん
アニメは見てた
>>47
教えて先生さ~ん
アニメは見てた
50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:31:00.733 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「パティシエにはならないんですか?」
男「パティシエになるには特別な免許はいらないんだとよ」
チョ娘(ちゃんと調べたんですね)
チョ娘「私は男さんの料理好きですし、お菓子も好きですから」
チョ娘「それを他の方々に食べてもらいたいと思う考えはありますよ」
男「ならねぇよ。趣味でお菓子を作り続けるかも知れないけど」
男「ただパティシエとかになって、それを職とすることはないよ」
チョ娘「パティシエにはならないんですか?」
男「パティシエになるには特別な免許はいらないんだとよ」
チョ娘(ちゃんと調べたんですね)
チョ娘「私は男さんの料理好きですし、お菓子も好きですから」
チョ娘「それを他の方々に食べてもらいたいと思う考えはありますよ」
男「ならねぇよ。趣味でお菓子を作り続けるかも知れないけど」
男「ただパティシエとかになって、それを職とすることはないよ」
51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:36:04.322 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「・・・そ、そうですか。ちょっと残念です」
男「だ、大丈夫だって。お前にはちゃんとお菓子作ってやるから」
チョ娘「それはそれで嬉しいですけど私は男さんの作る料理全般、他の方々に食べてもらいたいと思ってます」
チョ娘「優しい味ですから」
男「・・・面と向かってそう言われるのは初めてだな」
男「分かった。考えとく」
チョ娘「はい!」
チョ娘「・・・そ、そうですか。ちょっと残念です」
男「だ、大丈夫だって。お前にはちゃんとお菓子作ってやるから」
チョ娘「それはそれで嬉しいですけど私は男さんの作る料理全般、他の方々に食べてもらいたいと思ってます」
チョ娘「優しい味ですから」
男「・・・面と向かってそう言われるのは初めてだな」
男「分かった。考えとく」
チョ娘「はい!」
52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:42:43.848 :jXKvCKdj0.net
数日後
チョ娘「男さん映画見に行きませんか?」
男「急にどうした?」
チョ娘「すごく泣ける映画をやっているそうなんです」
男「笑い転げるってことか?」
チョ娘「いえ、感動で」
男「お前には似合わないと思うけどな」
チョ娘「失礼な」
数日後
チョ娘「男さん映画見に行きませんか?」
男「急にどうした?」
チョ娘「すごく泣ける映画をやっているそうなんです」
男「笑い転げるってことか?」
チョ娘「いえ、感動で」
男「お前には似合わないと思うけどな」
チョ娘「失礼な」
53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:43:52.651 :jXKvCKdj0.net
男「泣けたな」
チョ娘「私は男さんが泣きすぎてて集中できませんでした」
男「・・・すまん」
チョ娘「男さん、結構涙もろいですよね」
チョ娘「前にテレビでやってた映画でも泣いてましたし」
男「いや、普通泣くだろ!? お前なんで泣けないの?」
チョ娘「いや泣けますけど、そんな大泣きするレベルでは」
男「泣けたな」
チョ娘「私は男さんが泣きすぎてて集中できませんでした」
男「・・・すまん」
チョ娘「男さん、結構涙もろいですよね」
チョ娘「前にテレビでやってた映画でも泣いてましたし」
男「いや、普通泣くだろ!? お前なんで泣けないの?」
チョ娘「いや泣けますけど、そんな大泣きするレベルでは」
54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:45:10.323 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「もう一度見たいです」
男「男一人がまたあの映画を見るために劇場に入るとか罰ゲームかよ」
チョ娘「分かりました、なら私一人で行ってきます」すぃー
男「ストーップ! せめて金を払え!」
男「俺買い出し行ってくるけどどうする?」
チョ娘「ついて行きますよ。大和ちゃんに会いたいですし」
男「そうか。ゆめタウン行く気なかったけど、じゃあ、そこまで行くか」
男「じゃあ後で合流ってことで」
チョ娘「大和ちゃんいなかったら本屋にいるので」
男「はいよ」
チョ娘「もう一度見たいです」
男「男一人がまたあの映画を見るために劇場に入るとか罰ゲームかよ」
チョ娘「分かりました、なら私一人で行ってきます」すぃー
男「ストーップ! せめて金を払え!」
男「俺買い出し行ってくるけどどうする?」
チョ娘「ついて行きますよ。大和ちゃんに会いたいですし」
男「そうか。ゆめタウン行く気なかったけど、じゃあ、そこまで行くか」
男「じゃあ後で合流ってことで」
チョ娘「大和ちゃんいなかったら本屋にいるので」
男「はいよ」
55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:49:47.157 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「大和ちゃんいませんね」
チョ娘「またアイスでも食べているのでしょうか」
チョ娘「本屋に行ってもほとんど本読めないから行っても意味ないんですよねー」
男「おもちゃ売り場にはいない」
男「じゃあ、本屋か」
男「えーと」
男「今更だけど、あいつ小さいから見つけにくいんだよな」
男「いたいた」
男「チョ娘、帰るぞ」
チョ娘「あっ、はい」
チョ娘「大和ちゃんいませんね」
チョ娘「またアイスでも食べているのでしょうか」
チョ娘「本屋に行ってもほとんど本読めないから行っても意味ないんですよねー」
男「おもちゃ売り場にはいない」
男「じゃあ、本屋か」
男「えーと」
男「今更だけど、あいつ小さいから見つけにくいんだよな」
男「いたいた」
男「チョ娘、帰るぞ」
チョ娘「あっ、はい」
56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:51:54.317 :jXKvCKdj0.net
男「なんの本見てたんだ」
チョ娘「これです」
男「これ昔、映画化したなー」
男「買ってやるよ」
チョ娘「いいんですか!?」
男「まぁ、お前が読み終わったら俺が読めばいいしな」
チョ娘「ありがとうございます!」
男「なんの本見てたんだ」
チョ娘「これです」
男「これ昔、映画化したなー」
男「買ってやるよ」
チョ娘「いいんですか!?」
男「まぁ、お前が読み終わったら俺が読めばいいしな」
チョ娘「ありがとうございます!」
57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 02:56:32.030 :jXKvCKdj0.net
テレビ「来週で終戦70周年を迎える今日――――」
チョ娘「あつーい、溶けますー」
男「・・・冗談にならないからやめろ」
チョ娘「にしてもですねー」
男「ゆめタウン行ってきたらどうだ?」
チョ娘「大和ちゃんいないんですよー」
男「なんで?」
テレビ「来週で終戦70周年を迎える今日――――」
チョ娘「あつーい、溶けますー」
男「・・・冗談にならないからやめろ」
チョ娘「にしてもですねー」
男「ゆめタウン行ってきたらどうだ?」
チョ娘「大和ちゃんいないんですよー」
男「なんで?」
58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:01:35.483 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「知りませんよ。妖精界に帰ったんですかねー?」
男「大和温泉にずっと浸かってるんじゃね?」
チョ娘「あー、それは可能性ありますね」
チョ娘「8月入るまではいたんですけどね」
チョ娘「男さん、世間の受験生は皆勉強してるのに勉強しなくていいんですか?」
男「受験しないからいいんです」
チョ娘「それは大学の話で、専門学校は受けてくれるんですよね?」
男「・・・」
チョ娘「まだ、悩んでるんですか?」
チョ娘「知りませんよ。妖精界に帰ったんですかねー?」
男「大和温泉にずっと浸かってるんじゃね?」
チョ娘「あー、それは可能性ありますね」
チョ娘「8月入るまではいたんですけどね」
チョ娘「男さん、世間の受験生は皆勉強してるのに勉強しなくていいんですか?」
男「受験しないからいいんです」
チョ娘「それは大学の話で、専門学校は受けてくれるんですよね?」
男「・・・」
チョ娘「まだ、悩んでるんですか?」
59:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:02:24.482 :jXKvCKdj0.net
男「やっぱ就職する」
チョ娘「そう、ですか。残念です」
男「悪いな、やっぱばあちゃん達にもう迷惑かけられないし」
チョ娘「・・・分かりました」
男「昼飯にするか」
チョ娘「今日は素麺がいいです」
男「昨日も素麺だった気がするんだが」
チョ娘「いいですよー。揖保の糸を希望します」
男「はいよ」
男「やっぱ就職する」
チョ娘「そう、ですか。残念です」
男「悪いな、やっぱばあちゃん達にもう迷惑かけられないし」
チョ娘「・・・分かりました」
男「昼飯にするか」
チョ娘「今日は素麺がいいです」
男「昨日も素麺だった気がするんだが」
チョ娘「いいですよー。揖保の糸を希望します」
男「はいよ」
60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:06:24.108 :jXKvCKdj0.net
男「飯だぞー」
チョ娘「はーい」
チョ娘「・・・???」
男「どうした?」
チョ娘「い、いえ。なんでも」
チョ娘「・・・いただきます」ずぞー
男「??」
男「飯だぞー」
チョ娘「はーい」
チョ娘「・・・???」
男「どうした?」
チョ娘「い、いえ。なんでも」
チョ娘「・・・いただきます」ずぞー
男「??」
61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:07:03.414 :jXKvCKdj0.net
1週間後
男「おい」
チョ娘「はい」
男「お前、ちょっと小さくなったろ?」
チョ娘「・・・」
チョ娘「最近、素麺ばっか食べてましたしね」
男「・・・騙せると思ってんのか」
チョ娘「バレちゃいましたか」
1週間後
男「おい」
チョ娘「はい」
男「お前、ちょっと小さくなったろ?」
チョ娘「・・・」
チョ娘「最近、素麺ばっか食べてましたしね」
男「・・・騙せると思ってんのか」
チョ娘「バレちゃいましたか」
62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:13:47.445 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「そうです。小さくなりました」
男「・・・原因は?」
チョ娘「色んなことが考えられますけど」
チョ娘「多分、一番に考えられる理由は」
チョ娘「寿命かな」
男「ちょっと待て」
男「お前、妖精は事故以外では死なないって」
チョ娘「そうですね」
男「だったら!」
チョ娘「でも宿ってるモノが寿命を迎えたら?」
男「は?」
チョ娘「そうです。小さくなりました」
男「・・・原因は?」
チョ娘「色んなことが考えられますけど」
チョ娘「多分、一番に考えられる理由は」
チョ娘「寿命かな」
男「ちょっと待て」
男「お前、妖精は事故以外では死なないって」
チョ娘「そうですね」
男「だったら!」
チョ娘「でも宿ってるモノが寿命を迎えたら?」
男「は?」
63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:17:21.515 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「私、チョコレートの妖精なんですよね」
男「知ってるよ」
チョ娘「チョコレートにも寿命はあるんです」
男「は?」
チョ娘「賞味期限という寿命が」
男「だったら!」
チョ娘「私がこの世界で見えるようになったあのボウルのチョコレート」
チョ娘「男さんの愛情と私の妖精としての不思議な力でここまで期限を延ばすことができました」
チョ娘「そして、その期限が来てしまったというわけです」
チョ娘「私、チョコレートの妖精なんですよね」
男「知ってるよ」
チョ娘「チョコレートにも寿命はあるんです」
男「は?」
チョ娘「賞味期限という寿命が」
男「だったら!」
チョ娘「私がこの世界で見えるようになったあのボウルのチョコレート」
チョ娘「男さんの愛情と私の妖精としての不思議な力でここまで期限を延ばすことができました」
チョ娘「そして、その期限が来てしまったというわけです」
64:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:19:18.551 :jXKvCKdj0.net
男「わけわかんねぇ、おまえの言ってたこと矛盾だらけじゃねぇか!」
チョ娘「そうですね、矛盾だらけですよ」
チョ娘「だって、私妖精ですし」
男「冷凍室に突っ込んでいいか?」
チョ娘「無駄ですよ。それにそれだと凍死しちゃいます」
男「だったらまた、チョコレートを湯煎して!」
チョ娘「そうですね、それだと私は復活できるかも知れません」
男「じゃあ、早速!」
チョ娘「・・・駄目なんですよ、それでも」
男「どうして!?」
男「わけわかんねぇ、おまえの言ってたこと矛盾だらけじゃねぇか!」
チョ娘「そうですね、矛盾だらけですよ」
チョ娘「だって、私妖精ですし」
男「冷凍室に突っ込んでいいか?」
チョ娘「無駄ですよ。それにそれだと凍死しちゃいます」
男「だったらまた、チョコレートを湯煎して!」
チョ娘「そうですね、それだと私は復活できるかも知れません」
男「じゃあ、早速!」
チョ娘「・・・駄目なんですよ、それでも」
男「どうして!?」
65:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:21:44.840 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「見えなくなっちゃいます、私」
男「・・・」
男「見えなくても、お前がいると分かるんだったらそれでいい」
チョ娘「私が嫌なんです!!」
男「・・・」
チョ娘「好きな人に気づいてもらえないことがどれほど苦しいと思ってるんですか!?」
チョ娘「見えなくなっちゃいます、私」
男「・・・」
男「見えなくても、お前がいると分かるんだったらそれでいい」
チョ娘「私が嫌なんです!!」
男「・・・」
チョ娘「好きな人に気づいてもらえないことがどれほど苦しいと思ってるんですか!?」
66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:36:22.662 :jXKvCKdj0.net
男「お前」
チョ娘「・・・そうですよ、笑ってください」
チョ娘「私はロリコンで泣き虫で時々意地悪で菓子の仕事に就きたいのに評価されなかったらどうしようって考えてるヘタレが」
チョ娘「でも、優しい貴方が大好きなんです」
チョ娘「いいところなんて、沢山ありますから言いきれませんよ」
チョ娘「いつの間にか好きになってたんです」
チョ娘「妖精の私が人間を」
男「お前」
チョ娘「・・・そうですよ、笑ってください」
チョ娘「私はロリコンで泣き虫で時々意地悪で菓子の仕事に就きたいのに評価されなかったらどうしようって考えてるヘタレが」
チョ娘「でも、優しい貴方が大好きなんです」
チョ娘「いいところなんて、沢山ありますから言いきれませんよ」
チョ娘「いつの間にか好きになってたんです」
チョ娘「妖精の私が人間を」
67:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:37:02.962 :jXKvCKdj0.net
男「なんでそう言うことを、こんなときに言うんだよ!」
男「俺だって大好きだよ、お前のこと!」
男「もうお前のいない生活なんて考えられねぇよ!?」
男「お前しかいないのに!!」
男「俺はどうしろって言うんだよ!」
男「離れたくないから、お前が見えなくてもいいから一緒にいたいって気持ちの何がいけないんだよ!」
男「なんでそう言うことを、こんなときに言うんだよ!」
男「俺だって大好きだよ、お前のこと!」
男「もうお前のいない生活なんて考えられねぇよ!?」
男「お前しかいないのに!!」
男「俺はどうしろって言うんだよ!」
男「離れたくないから、お前が見えなくてもいいから一緒にいたいって気持ちの何がいけないんだよ!」
68:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:41:04.989 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「えぐっ! えぐっ!」
チョ娘「離れたくないよー。見えなくなるのも嫌だよー」
チョ娘「ずっと、ずっと一緒にいたいよー」
男「・・・」
チョ娘「えぐっ! ん!」
チョ娘「男さん?」
男「チョコレートのくせにしょっぱいなー、お前の唇」
チョ娘「えぐっ! えぐっ!」
チョ娘「離れたくないよー。見えなくなるのも嫌だよー」
チョ娘「ずっと、ずっと一緒にいたいよー」
男「・・・」
チョ娘「えぐっ! ん!」
チョ娘「男さん?」
男「チョコレートのくせにしょっぱいなー、お前の唇」
69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:41:43.299 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「そうですか?」
チョ娘「・・・もっとしてください」
男「ん」
チョ娘「ぷはっ」
チョ娘「男さんの唇もしょっぱいですよ」
男「そうか?」
チョ娘「なんだかなー。初めてのキスはレモンの味って聞いてたのに」
チョ娘「塩の味しかしないや」
男「そうだな」
チョ娘「ふふ」
チョ娘「そうですか?」
チョ娘「・・・もっとしてください」
男「ん」
チョ娘「ぷはっ」
チョ娘「男さんの唇もしょっぱいですよ」
男「そうか?」
チョ娘「なんだかなー。初めてのキスはレモンの味って聞いてたのに」
チョ娘「塩の味しかしないや」
男「そうだな」
チョ娘「ふふ」
70:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:43:23.184 :jXKvCKdj0.net
男「いつ、いなくなるんだ?」
チョ娘「多分、今日が終わる頃です」
男「そうか」
チョ娘「こういうもう一生会えない別れ際のとき」
男「ん?」
チョ娘「本だったらエッチしてましたけど」
男「あのとき買ってやった本?」
チョ娘「はい、ごめんなさい、こんな身体で」
男「いつ、いなくなるんだ?」
チョ娘「多分、今日が終わる頃です」
男「そうか」
チョ娘「こういうもう一生会えない別れ際のとき」
男「ん?」
チョ娘「本だったらエッチしてましたけど」
男「あのとき買ってやった本?」
チョ娘「はい、ごめんなさい、こんな身体で」
71:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:44:48.855 :jXKvCKdj0.net
男「気にしないよ」
チョ娘「どっちの意味にも取れますよ?」
男「あっ、いや。やらないって意味」
チョ娘「くすくす。よしよし、私がいなくなっても大丈夫ですよね?」
男「大丈夫じゃないな」
チョ娘「そこは、嘘でも大丈夫って言うところですよ」
男「あぁ、なら大丈夫」
男「気にしないよ」
チョ娘「どっちの意味にも取れますよ?」
男「あっ、いや。やらないって意味」
チョ娘「くすくす。よしよし、私がいなくなっても大丈夫ですよね?」
男「大丈夫じゃないな」
チョ娘「そこは、嘘でも大丈夫って言うところですよ」
男「あぁ、なら大丈夫」
72:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:50:57.127 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「洗濯、掃除ちゃんとできますか?」
男「お前が来るまでやってたさ」
チョ娘「そうですね。ちゃんと料理はバランス良く、ですよ」
男「あぁ。でも、気づかずに2人分作ってしまいそうだな」
チョ娘「そのときは、お母様方に供えてでもあげてください」
チョ娘「あのとき、小さかった僕はもうこんな料理を作れるようになりました、って」
男「そうだな」
チョ娘「それに、えーと」
男「もういいよ。やり残したことないか?」
チョ娘「ありますけど」
男「なんだ?」
チョ娘「1度もパワプロで勝てませんでした」
男「お前がカープを使うからだ」
チョ娘「あと、エロ本処分できませんでした」
チョ娘「洗濯、掃除ちゃんとできますか?」
男「お前が来るまでやってたさ」
チョ娘「そうですね。ちゃんと料理はバランス良く、ですよ」
男「あぁ。でも、気づかずに2人分作ってしまいそうだな」
チョ娘「そのときは、お母様方に供えてでもあげてください」
チョ娘「あのとき、小さかった僕はもうこんな料理を作れるようになりました、って」
男「そうだな」
チョ娘「それに、えーと」
男「もういいよ。やり残したことないか?」
チョ娘「ありますけど」
男「なんだ?」
チョ娘「1度もパワプロで勝てませんでした」
男「お前がカープを使うからだ」
チョ娘「あと、エロ本処分できませんでした」
73:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:51:56.093 :jXKvCKdj0.net
男「するつもりだったのか」
チョ娘「胸が大きいやつだけですけどね」
チョ娘「ロリで髪の長い女の子が出てるやつだけにしとくべきでした」
男「普通の家庭なら逆のことしそうだけどな」
チョ娘「それと」
男「ん?」
チョ娘「抱っこしてください」
男「するつもりだったのか」
チョ娘「胸が大きいやつだけですけどね」
チョ娘「ロリで髪の長い女の子が出てるやつだけにしとくべきでした」
男「普通の家庭なら逆のことしそうだけどな」
チョ娘「それと」
男「ん?」
チョ娘「抱っこしてください」
74:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 03:59:42.553 :jXKvCKdj0.net
男「どうだ?」
チョ娘「暖かいです」
チョ娘「頭も撫でてください」
男「甘えん坊さんめ」
チョ娘「チョコレートですから」
チョ娘「今までなかなか甘えることできませんでしたから」
チョ娘「お風呂でスク水とイス使うの嫌だったんですよ」
男「なんで?」
チョ娘「抱っこしてもらえなくなるから」
男「どうだ?」
チョ娘「暖かいです」
チョ娘「頭も撫でてください」
男「甘えん坊さんめ」
チョ娘「チョコレートですから」
チョ娘「今までなかなか甘えることできませんでしたから」
チョ娘「お風呂でスク水とイス使うの嫌だったんですよ」
男「なんで?」
チョ娘「抱っこしてもらえなくなるから」
75:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:00:29.008 :jXKvCKdj0.net
男「そうだったのか」
チョ娘「あっ」スー
男「時間か」
チョ娘「そうらしいです。こんな感じなんだ」
男「妖精界に帰るだけで、消えたりはしないんだよな?」
チョ娘「はい、この世界で見えるようになったのが、あのボウルのチョコレートなので」
チョ娘「死んだりはしません」
男「それを聞いて安心した」
チョ娘「最後にお願いしていいですか?」
男「ん?」
チョ娘「もう一度、キスしてください」
チョ娘「それも大人のキスで」
男「分かった」
男「そうだったのか」
チョ娘「あっ」スー
男「時間か」
チョ娘「そうらしいです。こんな感じなんだ」
男「妖精界に帰るだけで、消えたりはしないんだよな?」
チョ娘「はい、この世界で見えるようになったのが、あのボウルのチョコレートなので」
チョ娘「死んだりはしません」
男「それを聞いて安心した」
チョ娘「最後にお願いしていいですか?」
男「ん?」
チョ娘「もう一度、キスしてください」
チョ娘「それも大人のキスで」
男「分かった」
76:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:01:38.677 :jXKvCKdj0.net
チョ娘「ん! ぷはぁ!」
男「舌、ちいせぇよ、お前」
チョ娘「ごめんなさい。それと」
チョ娘「最後のお願いです」
チョ娘「パティシエ、目指してください」
男「・・・分かった、約束する。パティシエになってやる」
男「じゃあ、俺からもお願いを一つ」
男「消えないでくれ」
チョ娘「・・・なんでそんなこと言うんですか」
チョ娘「もう泣かないって決めたのに!」
チョ娘「そんなこと言われると、私!」
男「俺は、もう泣かないから俺の分まで泣いてくれ」
チョ娘「馬鹿言わないでください、泣いてるじゃないですか!」
チョ娘「ん! ぷはぁ!」
男「舌、ちいせぇよ、お前」
チョ娘「ごめんなさい。それと」
チョ娘「最後のお願いです」
チョ娘「パティシエ、目指してください」
男「・・・分かった、約束する。パティシエになってやる」
男「じゃあ、俺からもお願いを一つ」
男「消えないでくれ」
チョ娘「・・・なんでそんなこと言うんですか」
チョ娘「もう泣かないって決めたのに!」
チョ娘「そんなこと言われると、私!」
男「俺は、もう泣かないから俺の分まで泣いてくれ」
チョ娘「馬鹿言わないでください、泣いてるじゃないですか!」
77:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:11:18.253 :jXKvCKdj0.net
男「俺はいいんだよ、泣き虫だから!」
チョ娘「じゃあ、私も女の子だから泣いていいんです!」
男「女の子は嫁に行くときに泣くんだぞ」
チョ娘「あっ、・・・お嫁さんいいなー。男さんのお嫁さんになりたかったなー」
チョ娘「料理全くできないですけどお嫁さんにしてくれますか?」
男「あぁ。関係ねぇよ、俺が作るから」
チョ娘「なんで、私消えちゃうんですかね」
チョ娘「悔しいなー、ホント悔しいなー」
チョ娘「また男さんの料理お腹一杯まで食べたいのに」
チョ娘「消えたくないよー、えぐっ!」
男「俺はいいんだよ、泣き虫だから!」
チョ娘「じゃあ、私も女の子だから泣いていいんです!」
男「女の子は嫁に行くときに泣くんだぞ」
チョ娘「あっ、・・・お嫁さんいいなー。男さんのお嫁さんになりたかったなー」
チョ娘「料理全くできないですけどお嫁さんにしてくれますか?」
男「あぁ。関係ねぇよ、俺が作るから」
チョ娘「なんで、私消えちゃうんですかね」
チョ娘「悔しいなー、ホント悔しいなー」
チョ娘「また男さんの料理お腹一杯まで食べたいのに」
チョ娘「消えたくないよー、えぐっ!」
78:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:12:06.991 :jXKvCKdj0.net
男「じゃあ、消えるなよ!」
チョ娘「本当ですよ、消えなければいいのに!」
チョ娘「・・・男さん、絶対パティシエになってください」
チョ娘「私、もうこっちに来れないかも知れないけど」
チョ娘「ずっと、ずっと私見守ってますから」
チョ娘「大好きでした、貴方のこと」
チョ娘「そして」
チョ娘「私のこと、忘れてください」
男「じゃあ、消えるなよ!」
チョ娘「本当ですよ、消えなければいいのに!」
チョ娘「・・・男さん、絶対パティシエになってください」
チョ娘「私、もうこっちに来れないかも知れないけど」
チョ娘「ずっと、ずっと私見守ってますから」
チョ娘「大好きでした、貴方のこと」
チョ娘「そして」
チョ娘「私のこと、忘れてください」
79:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:13:02.465 :jXKvCKdj0.net
男「・・・チョ娘?」
男「・・・リボンとボウル?」
男「くそっ!?」
男「おい、神様! いるんだろ!」
男「なんで、俺から奪う!?」
男「一つぐらい残してくれたっていいだろ!」
男「頼むよ! せめてこいつだけでも」
男「俺の隣にいさせてくれよ」
男「・・・チョ娘?」
男「・・・リボンとボウル?」
男「くそっ!?」
男「おい、神様! いるんだろ!」
男「なんで、俺から奪う!?」
男「一つぐらい残してくれたっていいだろ!」
男「頼むよ! せめてこいつだけでも」
男「俺の隣にいさせてくれよ」
80:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:14:38.464 :jXKvCKdj0.net
次の日
男(大和! どこだ!)
男(お前なら何か知ってんだろ!)
男「なんでどこにもいねぇ!」
男「あいつも消えちまったのかよ」
男(大和ミュージアムにもてつのくじら館にもいねぇ)
アナウンス「大和ミュージアムにお集まりの皆様にお知らせします」
男「・・・なんだ?」
アナウンス「本日、終戦記念日と致しまして、正午より1分間の黙祷とさせていただきます」
男「・・・」
男(あいつそういや、弔いに来てるとか言ってたな)
次の日
男(大和! どこだ!)
男(お前なら何か知ってんだろ!)
男「なんでどこにもいねぇ!」
男「あいつも消えちまったのかよ」
男(大和ミュージアムにもてつのくじら館にもいねぇ)
アナウンス「大和ミュージアムにお集まりの皆様にお知らせします」
男「・・・なんだ?」
アナウンス「本日、終戦記念日と致しまして、正午より1分間の黙祷とさせていただきます」
男「・・・」
男(あいつそういや、弔いに来てるとか言ってたな)
81:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:15:31.076 :jXKvCKdj0.net
次の日
男「よう、探したぞ」
大和「・・・誰かと思えば」
男「昨日はどうした? どこにいた?」
大和「・・・」
男「終戦記念日記念日だから、大和の沈んだとこまで行ってきたってところか」
大和「・・・チョ娘から訊いたのか?」
男「・・・あいつは消えた」
次の日
男「よう、探したぞ」
大和「・・・誰かと思えば」
男「昨日はどうした? どこにいた?」
大和「・・・」
男「終戦記念日記念日だから、大和の沈んだとこまで行ってきたってところか」
大和「・・・チョ娘から訊いたのか?」
男「・・・あいつは消えた」
82:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:16:43.270 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・寿命が来たのか」
男「知ってたのか?」
大和「・・・長くなる。スマホに付けるイヤホンマイクある?」
男「えっ?」
大和「・・・おもちゃコーナーにずっといて、ぶつぶつ言ってると通報されるよ」
大和「・・・ベンチに座って会話してるように見せよう」
大和「・・・さて、あの子どこまで話してる?」
男「どこまで?」
大和「・・・まず、おまえは妖精をなんだと訊いた?」
男「一種の信じる人には存在して、信じない人には存在しないもの、力あるのは神になって、力の弱いのは妖精」
大和「・・・微妙な説明」
男「違うのか?」
大和「・・・寿命が来たのか」
男「知ってたのか?」
大和「・・・長くなる。スマホに付けるイヤホンマイクある?」
男「えっ?」
大和「・・・おもちゃコーナーにずっといて、ぶつぶつ言ってると通報されるよ」
大和「・・・ベンチに座って会話してるように見せよう」
大和「・・・さて、あの子どこまで話してる?」
男「どこまで?」
大和「・・・まず、おまえは妖精をなんだと訊いた?」
男「一種の信じる人には存在して、信じない人には存在しないもの、力あるのは神になって、力の弱いのは妖精」
大和「・・・微妙な説明」
男「違うのか?」
83:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:18:22.911 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・まぁ捕捉していこう」
大和「・・・まず、負の気と正の気の説明は受けた?」
男「いや」
大和「・・・人間は正の気と負の気がある。完璧な神様には正の気だけで負の気は一切ない」
大和「・・・そこらへんは陰陽道とかが詳しいのかな。良くは知らないけど」
大和「・・・人間は負の気が多くなると弱気になったり、病気になったりする」
男「初めて聞いたぞ」
大和「・・・まぁ捕捉していこう」
大和「・・・まず、負の気と正の気の説明は受けた?」
男「いや」
大和「・・・人間は正の気と負の気がある。完璧な神様には正の気だけで負の気は一切ない」
大和「・・・そこらへんは陰陽道とかが詳しいのかな。良くは知らないけど」
大和「・・・人間は負の気が多くなると弱気になったり、病気になったりする」
男「初めて聞いたぞ」
84:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:20:12.693 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・あの子が話してなかっただけー」
大和「・・・で、その負の気は溜まりまくると今度は周りの人や環境にまで悪影響を及ぼす」
大和「・・・コップから水が溢れ出すように負の気がドバドバと溢れるからね」
男「正の気が溢れることはないのか?」
大和「・・・そりゃ聖人君子だね、ガンジーのレベルだよ」
男「なるほど」
大和「・・・で、溢れちゃった負の気は誰かが代わりに受け持ってやらないといけない」
大和「・・・それが私たち妖精の役目さ」
男「・・・」
大和「・・・私たちは神様の劣化版。正の気だけだから、負の気をどれだけ集めても影響はないからね」
大和「・・・代わりに受け持ってあげてる」
大和「・・・でも、担当できるのは私なら大和に対する負の気。チョ娘ならチョコレートに対する負の気限定」
大和「・・・あの子が話してなかっただけー」
大和「・・・で、その負の気は溜まりまくると今度は周りの人や環境にまで悪影響を及ぼす」
大和「・・・コップから水が溢れ出すように負の気がドバドバと溢れるからね」
男「正の気が溢れることはないのか?」
大和「・・・そりゃ聖人君子だね、ガンジーのレベルだよ」
男「なるほど」
大和「・・・で、溢れちゃった負の気は誰かが代わりに受け持ってやらないといけない」
大和「・・・それが私たち妖精の役目さ」
男「・・・」
大和「・・・私たちは神様の劣化版。正の気だけだから、負の気をどれだけ集めても影響はないからね」
大和「・・・代わりに受け持ってあげてる」
大和「・・・でも、担当できるのは私なら大和に対する負の気。チョ娘ならチョコレートに対する負の気限定」
85:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:21:28.716 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・そうやって人類は暮らしてきた」
大和「・・・じゃあ、問題」
大和「・・・負の気が溜まりやすい環境はな~んだ? ヒントは昨日」
男「戦争か?」
大和「・・・お見事ー」
男「頭がこんがらがってきた」
大和「・・・別に妖精界で受け持ってもいいんだよ」
大和「・・・でも、やっぱ吸収効率は人間界に来た方がいいわけ」
男「お前がこっちにいるのは、そのためなのか?」
大和「・・・それもあるけど」
大和「・・・幽霊って信じてる?」
男「あいつに出会うまでは信じてなかったが、出会ってから信じるようにしたよ」
男「見えなくても存在してるんだろ?」
大和「・・・そうやって人類は暮らしてきた」
大和「・・・じゃあ、問題」
大和「・・・負の気が溜まりやすい環境はな~んだ? ヒントは昨日」
男「戦争か?」
大和「・・・お見事ー」
男「頭がこんがらがってきた」
大和「・・・別に妖精界で受け持ってもいいんだよ」
大和「・・・でも、やっぱ吸収効率は人間界に来た方がいいわけ」
男「お前がこっちにいるのは、そのためなのか?」
大和「・・・それもあるけど」
大和「・・・幽霊って信じてる?」
男「あいつに出会うまでは信じてなかったが、出会ってから信じるようにしたよ」
男「見えなくても存在してるんだろ?」
86:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:22:19.263 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・まぁね。じゃあ、私が宿った大和」
大和「・・・どれだけの幽霊がいて」
大和「・・・どれだけの負の気、つまり怨念があると思う?」
男「ちょっと待て。幽霊にもあるのか? というか怨念なのか?」
大和「・・・そりゃ、満足な思いで死んでたら成仏してるよ」
大和「・・・皆生きたかっただろうね」
大和「・・・ものすごく強い怨念の溜まり場だよ」
男「お前」
大和「・・・助けられなくて悔しいって思いも、そりゃあるけど」
大和「・・・強すぎて人間界から離れられないのが本音かな」
大和「・・・だから、大和が沈んだとされる日にその場所に行ったり」
大和「・・・終戦記念日に行ってかき集めてるんだ」
大和「・・・まぁ、あとは弔いのためにね」
大和「・・・まぁね。じゃあ、私が宿った大和」
大和「・・・どれだけの幽霊がいて」
大和「・・・どれだけの負の気、つまり怨念があると思う?」
男「ちょっと待て。幽霊にもあるのか? というか怨念なのか?」
大和「・・・そりゃ、満足な思いで死んでたら成仏してるよ」
大和「・・・皆生きたかっただろうね」
大和「・・・ものすごく強い怨念の溜まり場だよ」
男「お前」
大和「・・・助けられなくて悔しいって思いも、そりゃあるけど」
大和「・・・強すぎて人間界から離れられないのが本音かな」
大和「・・・だから、大和が沈んだとされる日にその場所に行ったり」
大和「・・・終戦記念日に行ってかき集めてるんだ」
大和「・・・まぁ、あとは弔いのためにね」
87:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:23:35.700 :jXKvCKdj0.net
男「重い、な」
大和「・・・そうかも知れないね、でも、これが現実」
大和「・・・じゃあ、チョ娘の話をしよう」
大和「・・・なぜ、こっちの世界に呼ばれたか」
大和「・・・分かってると思うけど、お前のせいだ」
男「だろうな」
大和「・・・チョコレートに対する負の気が溜まる日」
大和「・・・もちろんバレンタインデー」
大和「・・・でも、別に妖精界で吸収してても問題ないレベルなんだ」
大和「・・・しかし、あの日のホワイトデー。チョコレート大好きな人間がチョコレートに対して、ものすごい負の気を出した」
男「重い、な」
大和「・・・そうかも知れないね、でも、これが現実」
大和「・・・じゃあ、チョ娘の話をしよう」
大和「・・・なぜ、こっちの世界に呼ばれたか」
大和「・・・分かってると思うけど、お前のせいだ」
男「だろうな」
大和「・・・チョコレートに対する負の気が溜まる日」
大和「・・・もちろんバレンタインデー」
大和「・・・でも、別に妖精界で吸収してても問題ないレベルなんだ」
大和「・・・しかし、あの日のホワイトデー。チョコレート大好きな人間がチョコレートに対して、ものすごい負の気を出した」
88:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:25:29.159 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・まぁ、それでも対処できるレベルだっただろうね」
大和「・・・しかし、イレギュラー発生」
男「なんだよ」
大和「・・・お前がクラスメイトに両親がいないことを指摘された」
大和「・・・友人には、パティシエにならない理由、いやパティシエを目指すのが怖い理由を当てられた」
大和「・・・顔では隠してたが、ものすごい怒ってたんだろうな」
大和「・・・まぁ、それでも対処できるレベルだっただろうね」
大和「・・・しかし、イレギュラー発生」
男「なんだよ」
大和「・・・お前がクラスメイトに両親がいないことを指摘された」
大和「・・・友人には、パティシエにならない理由、いやパティシエを目指すのが怖い理由を当てられた」
大和「・・・顔では隠してたが、ものすごい怒ってたんだろうな」
89:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:27:35.823 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・そして、チョコレートに八つ当たりしようとした」
大和「・・・結果」
男「あいつが妖精界からこちらに連れて来られ、はからずも俺がチョコレート好きだったせいで見えるようになった」
大和「・・・正解」
男「じゃあ、またホワイトデーに負の気満々でチョコレート菓子でも作ればあいつはこっちに帰ってこれる?」
大和「・・・だからイレギュラーだよ。そんな簡単にはいかない」
大和「・・・それに悲しいことだけど、もし奇跡的にチョ娘がこっちに来れても」
大和「・・・彼女はお前のこと忘れてるよ」
男「どうして!?」
大和「・・・チョ娘が沢山あるチョコレートの中で人間界で生活するために宿ったのはあの湯煎されたチョコレート」
大和「・・・そして、チョ娘が帰った理由が賞味期限切れ」
大和「・・・そして、チョコレートに八つ当たりしようとした」
大和「・・・結果」
男「あいつが妖精界からこちらに連れて来られ、はからずも俺がチョコレート好きだったせいで見えるようになった」
大和「・・・正解」
男「じゃあ、またホワイトデーに負の気満々でチョコレート菓子でも作ればあいつはこっちに帰ってこれる?」
大和「・・・だからイレギュラーだよ。そんな簡単にはいかない」
大和「・・・それに悲しいことだけど、もし奇跡的にチョ娘がこっちに来れても」
大和「・・・彼女はお前のこと忘れてるよ」
男「どうして!?」
大和「・・・チョ娘が沢山あるチョコレートの中で人間界で生活するために宿ったのはあの湯煎されたチョコレート」
大和「・・・そして、チョ娘が帰った理由が賞味期限切れ」
90:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:28:45.020 :jXKvCKdj0.net
大和「・・・笑えるけど、そのチョコレートが無くなったとともに、チョ娘がここにいた記憶も無くしてるさ」
男「あいつ、だから」
大和「・・・自分のこと忘れてくれ、とか言ったんだろ?」
大和「・・・いいよ、お前が望むならホワイトデーに怒りを込めてチョコレートを湯煎すればいい」
大和「・・・毎年、毎年好きになっては記憶をなくす、チョ娘の顔が見れるのならね!」
大和「・・・笑えるけど、そのチョコレートが無くなったとともに、チョ娘がここにいた記憶も無くしてるさ」
男「あいつ、だから」
大和「・・・自分のこと忘れてくれ、とか言ったんだろ?」
大和「・・・いいよ、お前が望むならホワイトデーに怒りを込めてチョコレートを湯煎すればいい」
大和「・・・毎年、毎年好きになっては記憶をなくす、チョ娘の顔が見れるのならね!」
91:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:29:59.992 :jXKvCKdj0.net
男「なぁ、大和」
大和「・・・なんだい?」
男「俺はどうすりゃいいんだ」
大和「・・・パティシエになって、とお願いされたんだろ? それを叶えてやるのが一番のチョ娘の願いだと思うよ」
男「そっか。分かった、なってやるよパティシエに」
男「その代わりと言っちゃなんだが」
大和「・・・ん?」
男「たまに愚痴を聞いてもらっていいか? チョコ菓子持ってくるから」
大和「・・・私の評価は厳しいぞ」
男「それぐらいが丁度いいさ」
男「なぁ、大和」
大和「・・・なんだい?」
男「俺はどうすりゃいいんだ」
大和「・・・パティシエになって、とお願いされたんだろ? それを叶えてやるのが一番のチョ娘の願いだと思うよ」
男「そっか。分かった、なってやるよパティシエに」
男「その代わりと言っちゃなんだが」
大和「・・・ん?」
男「たまに愚痴を聞いてもらっていいか? チョコ菓子持ってくるから」
大和「・・・私の評価は厳しいぞ」
男「それぐらいが丁度いいさ」
92:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:34:19.776 :jXKvCKdj0.net
数年後
姉「ねぇ、 パパにバレンタインデーのケーキ買っていこう!」
妹「・・・手作りしたかった」
姉「いや、私たちじゃムリムリ」
姉「どれがいいかなー? すみません予算これぐらいでオススメありますか?」
店員「そうだねー。可愛いチョコ細工が乗ってるケーキはどうかな? 大人気だよ!」
数年後
姉「ねぇ、 パパにバレンタインデーのケーキ買っていこう!」
妹「・・・手作りしたかった」
姉「いや、私たちじゃムリムリ」
姉「どれがいいかなー? すみません予算これぐらいでオススメありますか?」
店員「そうだねー。可愛いチョコ細工が乗ってるケーキはどうかな? 大人気だよ!」
93:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:35:54.002 :jXKvCKdj0.net
姉「本当だ、かわいいお人形さん!」
姉「ねぇ、これにしよ!」
妹「・・・うん、パパも喜ぶ」
姉「じゃあ、これ1つ!」
店員「はーい。パパが大好きなんだねー?」
姉「うん! 大好き。将来、結婚するんだー!」
妹「・・・いや、私だから」
姉「ざんね~ん! 妹ちゃんは私より遅く16歳になるから私の方が先ー!」
妹「・・・むー。じゃあ、私愛人になる。愛人の方がいっぱい愛してもらえる」
姉「えっ! そうなの!?」
姉「・・・にしても、このチョコ細工すごいなー」
妹「・・・うん。名前あるのかな?」
姉「本当だ、かわいいお人形さん!」
姉「ねぇ、これにしよ!」
妹「・・・うん、パパも喜ぶ」
姉「じゃあ、これ1つ!」
店員「はーい。パパが大好きなんだねー?」
姉「うん! 大好き。将来、結婚するんだー!」
妹「・・・いや、私だから」
姉「ざんね~ん! 妹ちゃんは私より遅く16歳になるから私の方が先ー!」
妹「・・・むー。じゃあ、私愛人になる。愛人の方がいっぱい愛してもらえる」
姉「えっ! そうなの!?」
姉「・・・にしても、このチョコ細工すごいなー」
妹「・・・うん。名前あるのかな?」
94:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:39:42.473 :jXKvCKdj0.net
店員「あっ、なんだっけ? すごい単純な名前だけど」
店員「すみませーん! この子、なんて名前でしたっけ?」
パティシエ「ん? あぁ、そのままの名前だよ」
パティシエ「名前は――――」
終わり
店員「あっ、なんだっけ? すごい単純な名前だけど」
店員「すみませーん! この子、なんて名前でしたっけ?」
パティシエ「ん? あぁ、そのままの名前だよ」
パティシエ「名前は――――」
終わり
95:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:43:08.489 :et3a1tB3r.net
まさかのバッドエンドかよ
まさかのバッドエンドかよ
96:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 04:47:00.020 :jXKvCKdj0.net
>>95
バッドエンドなんかな
起きてまだスレ残ってたら
ハッピーエンドに持ってくわ
>>95
バッドエンドなんかな
起きてまだスレ残ってたら
ハッピーエンドに持ってくわ
97:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/16(木) 06:01:36.920 :WjUrB++O.net
一応ほ
一応ほ
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