1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:24:24.14 :xPy7C6ZB0
P「旅は良い……俺は船の旅が好きだ。ゆっくりと舷窓を流れてゆく景色が好きなんだ」
伊織「ねえ」
P「海に浮かぶ島々、空を飛んでゆく海鳥たち。それらがゆっくりと、潮風と共に流れてゆく」
伊織「ねえ」
P「ゆっくりと波に揺られる船は、こうして俺をまだ知らぬ街へと連れてゆく」
あずさ「綺麗ですねぇ」
伊織「また悦に入ってるところ申し訳ないんだけどね、ちょっと良いかしら?ほんの些細なことなんだけれど」
------------
P「伊織とあずささんと旅行に行くだけのお話」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431104525/
の続編です
------------
P「旅は良い……俺は船の旅が好きだ。ゆっくりと舷窓を流れてゆく景色が好きなんだ」
伊織「ねえ」
P「海に浮かぶ島々、空を飛んでゆく海鳥たち。それらがゆっくりと、潮風と共に流れてゆく」
伊織「ねえ」
P「ゆっくりと波に揺られる船は、こうして俺をまだ知らぬ街へと連れてゆく」
あずさ「綺麗ですねぇ」
伊織「また悦に入ってるところ申し訳ないんだけどね、ちょっと良いかしら?ほんの些細なことなんだけれど」
------------
P「伊織とあずささんと旅行に行くだけのお話」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431104525/
の続編です
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2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:25:18.89 :xPy7C6ZB0
P「んー。どうした伊織。船は嫌いか?隣にはあずささん、そして伊織。舷窓の外には輝く海が――」
伊織「だから!そんなこと聞いてんじゃないのよ!私が!今!あんたに聞きたいのは、どうして今フェリーなんかに乗ってるのかって事!」
P「伊勢湾フェリー、鳥羽丸だな」
あずさ「今回は奮発して特別室ですよ~」
伊織「だから!この船でどこに行こうってのよ!」
P「今回は、伊勢神宮を見に行こうかと」
伊織「で、なんで私がカメラマンなのよ」
P「いや、やけにディレクターがお前のカメラワークを気に入ってな」
伊織「仮にもアイドルに負けるカメラワークって、あんた何してんの」
P「大丈夫。放映時には俺の顔は隠れるようにしてあるから」
伊織「私の顔は?!」
P「其の可愛らしい声はちゃんと入ってるゾ☆」
伊織「海に叩き込むわよ」
P「んー。どうした伊織。船は嫌いか?隣にはあずささん、そして伊織。舷窓の外には輝く海が――」
伊織「だから!そんなこと聞いてんじゃないのよ!私が!今!あんたに聞きたいのは、どうして今フェリーなんかに乗ってるのかって事!」
P「伊勢湾フェリー、鳥羽丸だな」
あずさ「今回は奮発して特別室ですよ~」
伊織「だから!この船でどこに行こうってのよ!」
P「今回は、伊勢神宮を見に行こうかと」
伊織「で、なんで私がカメラマンなのよ」
P「いや、やけにディレクターがお前のカメラワークを気に入ってな」
伊織「仮にもアイドルに負けるカメラワークって、あんた何してんの」
P「大丈夫。放映時には俺の顔は隠れるようにしてあるから」
伊織「私の顔は?!」
P「其の可愛らしい声はちゃんと入ってるゾ☆」
伊織「海に叩き込むわよ」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:25:54.42 :xPy7C6ZB0
あずさ「こーら、伊織ちゃん。他のお客さんもいらっしゃるんだから、大きい声出しちゃダメでしょ~」
伊織「っ……で、なんで急に伊勢神宮なのよ」
P「伊勢うどんが食いたくなってな」
伊織「……」
あずさ「あらー」
伊織「……あんた、本当にそれだけ?」
P「それだけだが何か?」
伊織「やっぱり伊勢湾の魚の餌になりなさい!」
P「あだだだだ!そこ引っ張っちゃらめぇっ!」
あずさ「あらあら」
あずさ「こーら、伊織ちゃん。他のお客さんもいらっしゃるんだから、大きい声出しちゃダメでしょ~」
伊織「っ……で、なんで急に伊勢神宮なのよ」
P「伊勢うどんが食いたくなってな」
伊織「……」
あずさ「あらー」
伊織「……あんた、本当にそれだけ?」
P「それだけだが何か?」
伊織「やっぱり伊勢湾の魚の餌になりなさい!」
P「あだだだだ!そこ引っ張っちゃらめぇっ!」
あずさ「あらあら」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:26:33.65 :xPy7C6ZB0
鳥羽フェリーのりば
伊織「……本当についちゃったのね」
あずさ「そういえば、鳥羽って言うと真珠が有名ですね」
P「ミキモト真珠の真珠島ですね。世界ではじめて真珠貝の養殖に成功したっていう」
伊織「真珠ねぇ。私はあんまり付けないけれど、あずさは似合うんじゃない?」
あずさ「そうかしら~」
P「後で見てみますか」
伊織「ねえ、ところで私がカメラってのは、もう確定事項なのね」
P「えっ」
伊織「その、『何今更言い出すの?』っていう意外そうな顔をするのやめてもらえるかしら?」
鳥羽フェリーのりば
伊織「……本当についちゃったのね」
あずさ「そういえば、鳥羽って言うと真珠が有名ですね」
P「ミキモト真珠の真珠島ですね。世界ではじめて真珠貝の養殖に成功したっていう」
伊織「真珠ねぇ。私はあんまり付けないけれど、あずさは似合うんじゃない?」
あずさ「そうかしら~」
P「後で見てみますか」
伊織「ねえ、ところで私がカメラってのは、もう確定事項なのね」
P「えっ」
伊織「その、『何今更言い出すの?』っていう意外そうな顔をするのやめてもらえるかしら?」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:27:15.13 :xPy7C6ZB0
伊勢神宮外宮
P「で、ここが外宮だ」
伊織「外宮?」
あずさ「伊勢神宮には、外宮と内宮があるのよ~」
伊織「へぇ。さすがは神社の総本山ね」
P「よし、それじゃお参りするか」
伊勢神宮外宮
P「で、ここが外宮だ」
伊織「外宮?」
あずさ「伊勢神宮には、外宮と内宮があるのよ~」
伊織「へぇ。さすがは神社の総本山ね」
P「よし、それじゃお参りするか」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:28:56.27 :xPy7C6ZB0
本殿前
あずさ「えーと、何でしたっけ、三三七拍子?」
P「それじゃ応援団じゃないですか。三三九度ですよ」
伊織「それは神前式でしょうが。結婚でもすんの?」
P「あ、ああ、いやだなぁ、伊織、そんな、結婚だなんて」
あずさ「そ、そうですよ~。も、もっとこう、段階を踏んで」
伊織「何早とちりしてんのよ。二礼二拍一礼でしょう!」
P「おお、伊織は賢いなぁ」
伊織「バカにしてんの?!」
P「冗談冗談。さて、それでは……」
あずさ「……」
P「……」
伊織「……地味な絵ねぇ」
本殿前
あずさ「えーと、何でしたっけ、三三七拍子?」
P「それじゃ応援団じゃないですか。三三九度ですよ」
伊織「それは神前式でしょうが。結婚でもすんの?」
P「あ、ああ、いやだなぁ、伊織、そんな、結婚だなんて」
あずさ「そ、そうですよ~。も、もっとこう、段階を踏んで」
伊織「何早とちりしてんのよ。二礼二拍一礼でしょう!」
P「おお、伊織は賢いなぁ」
伊織「バカにしてんの?!」
P「冗談冗談。さて、それでは……」
あずさ「……」
P「……」
伊織「……地味な絵ねぇ」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:30:23.93 :xPy7C6ZB0
県道32号線
伊織「で、次が内宮?」
P「ああ。内宮の周りは、おかげ横丁っていう、いろんな店が並んでるんだ。そこも見てくのがお伊勢参りだな」
あずさ「そういえば、さっきから電柱に赤福って文字が見えますけれど」
伊織「あずさ、あんた知らないの?赤福ってのはね、あんこの中に餅が入ってる常軌を逸した食べ物よ……ほら、これ、この写真の」
あずさ「……あんこじゃないんですか?」
P「上から見ると、あんこの塊だもんなぁ」
伊織「……しつこいくらいに看板出てるわね」
P「あーかふくっ!あーかふくってな」
伊織「どこぞの番組の見過ぎよ」
P「なんで伊織しってるんだ?」
伊織「律子と小鳥が見てるらしくて、よく聞こえてくるのよ」
P「ああ、あの二人もか」
あずさ「あの、どういう」
P「まあ、他局の番組なんでね」
伊織「そんな際どいネタ使えないわよ。カットよカット」
県道32号線
伊織「で、次が内宮?」
P「ああ。内宮の周りは、おかげ横丁っていう、いろんな店が並んでるんだ。そこも見てくのがお伊勢参りだな」
あずさ「そういえば、さっきから電柱に赤福って文字が見えますけれど」
伊織「あずさ、あんた知らないの?赤福ってのはね、あんこの中に餅が入ってる常軌を逸した食べ物よ……ほら、これ、この写真の」
あずさ「……あんこじゃないんですか?」
P「上から見ると、あんこの塊だもんなぁ」
伊織「……しつこいくらいに看板出てるわね」
P「あーかふくっ!あーかふくってな」
伊織「どこぞの番組の見過ぎよ」
P「なんで伊織しってるんだ?」
伊織「律子と小鳥が見てるらしくて、よく聞こえてくるのよ」
P「ああ、あの二人もか」
あずさ「あの、どういう」
P「まあ、他局の番組なんでね」
伊織「そんな際どいネタ使えないわよ。カットよカット」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:31:39.56 :xPy7C6ZB0
駐車場
伊織「えー、歩くのぉ?」
あずさ「駐車場、いっぱいですねぇ」
P「さすがは日曜日。人も多いなぁ」
伊織「ま、どうせおかげ横丁も見るから良いのかしらね」
P「だな。さて、それじゃああずささん、はぐれないようにしてください」
あずさ「はーい」
伊織「……私に連れて行け、と」
P「頼むぞ、伊織」
伊織「カメラも持ってるんだけれど」
あずさ「伊織ちゃんの手、小さいわねぇ」
伊織「……」
P「おお、照れとる」
伊織「う、うるさい!」
駐車場
伊織「えー、歩くのぉ?」
あずさ「駐車場、いっぱいですねぇ」
P「さすがは日曜日。人も多いなぁ」
伊織「ま、どうせおかげ横丁も見るから良いのかしらね」
P「だな。さて、それじゃああずささん、はぐれないようにしてください」
あずさ「はーい」
伊織「……私に連れて行け、と」
P「頼むぞ、伊織」
伊織「カメラも持ってるんだけれど」
あずさ「伊織ちゃんの手、小さいわねぇ」
伊織「……」
P「おお、照れとる」
伊織「う、うるさい!」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:32:33.19 :xPy7C6ZB0
おかげ横丁
伊織「すごいわねぇ。道路の両側、全部お店」
あずさ「串焼きも美味しそうですねぇ。松阪牛ですって」
P「酒もあるな。帰りに土産で買ってくか」
伊織「伊勢うどんの店も見当つけといてよね」
P「おう」
おかげ横丁
伊織「すごいわねぇ。道路の両側、全部お店」
あずさ「串焼きも美味しそうですねぇ。松阪牛ですって」
P「酒もあるな。帰りに土産で買ってくか」
伊織「伊勢うどんの店も見当つけといてよね」
P「おう」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:33:22.67 :xPy7C6ZB0
伊勢神宮
宇治橋前
P「ここが宇治橋。五十鈴川だな」
伊織「なんか、朝早くにテレビで見たような光景ね」
あずさ「早朝ロケとかの時に見るわねぇ」
P「あれだなぁ。さすがは伊勢神宮レベルになると、都内の神社と広さが違うなぁ」
伊織「そうねぇ。森に囲まれてるもの」
あずさ「なんだか、迷子になったら抜け出せないんじゃ」
伊織「怖いこと言わないでよね」
P「ありうるかもしれん」
伊織「深刻そうなをして言わないでよ」
伊勢神宮
宇治橋前
P「ここが宇治橋。五十鈴川だな」
伊織「なんか、朝早くにテレビで見たような光景ね」
あずさ「早朝ロケとかの時に見るわねぇ」
P「あれだなぁ。さすがは伊勢神宮レベルになると、都内の神社と広さが違うなぁ」
伊織「そうねぇ。森に囲まれてるもの」
あずさ「なんだか、迷子になったら抜け出せないんじゃ」
伊織「怖いこと言わないでよね」
P「ありうるかもしれん」
伊織「深刻そうなをして言わないでよ」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:34:07.83 :xPy7C6ZB0
手水舎
あずさ「お手てを綺麗に洗いましょ~」
P「ほら、伊織、俺が持っといてやるから洗え」
伊織「はいはい…………はい、終わり」
P「ほい」
伊織「ありがと……ナチュラルに渡してるけどね、あんたがずっと持っておくって言う選択肢はないの?」
P「え?」
伊織「だからその「何いってんの?」っていう意外そうな顔をやめてもらえる?」
手水舎
あずさ「お手てを綺麗に洗いましょ~」
P「ほら、伊織、俺が持っといてやるから洗え」
伊織「はいはい…………はい、終わり」
P「ほい」
伊織「ありがと……ナチュラルに渡してるけどね、あんたがずっと持っておくって言う選択肢はないの?」
P「え?」
伊織「だからその「何いってんの?」っていう意外そうな顔をやめてもらえる?」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:34:50.12 :xPy7C6ZB0
参道
伊織「……結構歩くのね」
あずさ「広いです~」
P「さすがに規模が違うなぁ。驚いた」
あずさ「すごく大きな木ですねぇ」
P「……1000年ぶりかな」
伊織「あんたは何者なのよ」
P「冗談はさておき。樹齢1000年を超えるような木がゴロゴロしてるなぁ」
あずさ「神話に出てくるところですものねぇ」
伊織「いいの?こんなところでバラエティ番組の撮影なんて……ぱっと見は、ホームビデオ以下だけれども」
P「大丈夫、許可はもらってる」
伊織「許可出てるとはいえねぇ……」
参道
伊織「……結構歩くのね」
あずさ「広いです~」
P「さすがに規模が違うなぁ。驚いた」
あずさ「すごく大きな木ですねぇ」
P「……1000年ぶりかな」
伊織「あんたは何者なのよ」
P「冗談はさておき。樹齢1000年を超えるような木がゴロゴロしてるなぁ」
あずさ「神話に出てくるところですものねぇ」
伊織「いいの?こんなところでバラエティ番組の撮影なんて……ぱっと見は、ホームビデオ以下だけれども」
P「大丈夫、許可はもらってる」
伊織「許可出てるとはいえねぇ……」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:35:32.40 :xPy7C6ZB0
本殿前
伊織「長いわねぇこの階段」
あずさ「はぁ……はぁ……も、もう少しですね」
P「よぉし頂上!」
伊織「……さすがに神妙になるわね」
P「じゃあ、また参拝しますか」
あずさ「……」
P「……」
伊織「……やっぱり地味ね」
本殿前
伊織「長いわねぇこの階段」
あずさ「はぁ……はぁ……も、もう少しですね」
P「よぉし頂上!」
伊織「……さすがに神妙になるわね」
P「じゃあ、また参拝しますか」
あずさ「……」
P「……」
伊織「……やっぱり地味ね」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:36:04.68 :xPy7C6ZB0
宇治橋
P「さ、というわけで、これで伊勢神宮参拝も道半ばとなりまして」
伊織「まだ半ばだったの?!」
P「まだ伊勢うどんと赤福食ってないし」
伊織「それはどうあっても食べるわけね」
あずさ「でも、プロデューサーさん、もう夕方ですけれど、今から東京まで帰るのは大変じゃないですか?」
P「大丈夫!今度はちゃんと宿をとってありますから」
伊織「それが普通だってのに……」
宇治橋
P「さ、というわけで、これで伊勢神宮参拝も道半ばとなりまして」
伊織「まだ半ばだったの?!」
P「まだ伊勢うどんと赤福食ってないし」
伊織「それはどうあっても食べるわけね」
あずさ「でも、プロデューサーさん、もう夕方ですけれど、今から東京まで帰るのは大変じゃないですか?」
P「大丈夫!今度はちゃんと宿をとってありますから」
伊織「それが普通だってのに……」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:37:27.55 :xPy7C6ZB0
伊勢うどんのお店
P「んまい」ズゾゾッ
あずさ「これが伊勢うどんって言うんですねぇ……ん、おいし」
伊織「こういうのもなかなか良いじゃない」
P「おみやげに買って帰ろう」
伊勢うどんのお店
P「んまい」ズゾゾッ
あずさ「これが伊勢うどんって言うんですねぇ……ん、おいし」
伊織「こういうのもなかなか良いじゃない」
P「おみやげに買って帰ろう」
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:38:30.13 :xPy7C6ZB0
赤福本店
P「さあさあ、デザートと行きましょうか」
伊織「……いつ見ても、アンコよね、これ」
あずさ「これが赤福って言うんですねぇ」
P「……甘い!」
あずさ「これは……すごいです~」
伊織「甘いわねぇ。甘いわぁ……春香が前作ってきたメープルシロップ5割増しなクッキー並みに甘い
あずさ「何かあったの?」
伊織「あの子ね、お菓子作りしてくるじゃない?そしたら『メープルシロップの賞味期限が近いから、今日はメープルシロップ祭りですー!』とかやよいのモノマネして言ってね。もうそれが甘いのなんのって」
あずさ「あらあら」
P「基本旨いんだけどなぁ」
伊織「それにしてもあんたいくつ食べるつもり?」
あずさ「太りますよ?」
P「美味しいなら大丈夫だって346プロの子が言ってたから大丈夫だよ」
伊織「誰よ!」
赤福本店
P「さあさあ、デザートと行きましょうか」
伊織「……いつ見ても、アンコよね、これ」
あずさ「これが赤福って言うんですねぇ」
P「……甘い!」
あずさ「これは……すごいです~」
伊織「甘いわねぇ。甘いわぁ……春香が前作ってきたメープルシロップ5割増しなクッキー並みに甘い
あずさ「何かあったの?」
伊織「あの子ね、お菓子作りしてくるじゃない?そしたら『メープルシロップの賞味期限が近いから、今日はメープルシロップ祭りですー!』とかやよいのモノマネして言ってね。もうそれが甘いのなんのって」
あずさ「あらあら」
P「基本旨いんだけどなぁ」
伊織「それにしてもあんたいくつ食べるつもり?」
あずさ「太りますよ?」
P「美味しいなら大丈夫だって346プロの子が言ってたから大丈夫だよ」
伊織「誰よ!」
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:44:32.09 :xPy7C6ZB0
本日の宿
伊織「はい、それじゃあこれが私とあずさの部屋ね……あっ」
あずさ「あっ」
伊織「……私、ホテルの部屋ツインだって聞いてたんだけれど」
あずさ「ですよねぇ?」
伊織「このベッド、どう見える?」
あずさ「ダブルベットですね」
伊織「……ま、お風呂は温泉があるって言ってたから、あいつにしては及第点ね」
あずさ「プロデューサーさん、一人で寂しくないかしら」
伊織「ほっときゃ良いのよ。大体一人一部屋取りなさいって……さ、あずさ、温泉行きましょ。もうクタクタよ……」
本日の宿
伊織「はい、それじゃあこれが私とあずさの部屋ね……あっ」
あずさ「あっ」
伊織「……私、ホテルの部屋ツインだって聞いてたんだけれど」
あずさ「ですよねぇ?」
伊織「このベッド、どう見える?」
あずさ「ダブルベットですね」
伊織「……ま、お風呂は温泉があるって言ってたから、あいつにしては及第点ね」
あずさ「プロデューサーさん、一人で寂しくないかしら」
伊織「ほっときゃ良いのよ。大体一人一部屋取りなさいって……さ、あずさ、温泉行きましょ。もうクタクタよ……」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:47:03.04 :xPy7C6ZB0
温泉(ここからは音声のみでお楽しみください)
あずさ『ねえ伊織ちゃん。最近背が伸びた?』
伊織『まあね。あずさほどじゃないけど』
あずさ『私も大変なのよ。服とか、可愛いの探すの結構大変で』
伊織『ふーん。スタイルがいいならいいで大変なのねぇ』
あずさ『伊織ちゃんも、スレンダーで可愛いわぁ』
伊織『う、うるさいわね!』
あずさ『いーおーりーちゃーん』
伊織『こ、こらあずさ!どこ触ってんのよ!』
あずさ『ほらほら、こちょこちょこちょ』
伊織『や、やめなさいってんにゃ-!』
温泉(ここからは音声のみでお楽しみください)
あずさ『ねえ伊織ちゃん。最近背が伸びた?』
伊織『まあね。あずさほどじゃないけど』
あずさ『私も大変なのよ。服とか、可愛いの探すの結構大変で』
伊織『ふーん。スタイルがいいならいいで大変なのねぇ』
あずさ『伊織ちゃんも、スレンダーで可愛いわぁ』
伊織『う、うるさいわね!』
あずさ『いーおーりーちゃーん』
伊織『こ、こらあずさ!どこ触ってんのよ!』
あずさ『ほらほら、こちょこちょこちょ』
伊織『や、やめなさいってんにゃ-!』
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:48:51.31 :xPy7C6ZB0
翌朝
伊織「プロデューサーが予備のバッテリー充電忘れてたから、夜の映像はありません」
あずさ「あらあら」
P「いやぁ、ホントすんません。でもあのあとすぐ寝たんだろう?」
伊織「バタンキューね」
P「バタンキューって古いなぁ」
伊織「あ、でもあずさがホテル内で迷子になって、それを探しにいった時とか。回しといたらいい絵がとれたんじゃない?」
あずさ「もう、伊織ちゃん!」
伊織「はいはい。で、今日はどこ行くつもりなの?」
P「夫婦岩ってしってるか?」
あずさ「ああ、あの岩と岩の間にしめ縄渡してあるところですね」
P「そうそう。開運招福、家内安全、交通安全。帰りに夜にはぴったりじゃないか」
伊織「よしっ。それじゃ行くわよ」
あずさ「……ねえ伊織ちゃん。だんだんカメラ持つのに抵抗なくなってない?」
伊織「……まあね」
翌朝
伊織「プロデューサーが予備のバッテリー充電忘れてたから、夜の映像はありません」
あずさ「あらあら」
P「いやぁ、ホントすんません。でもあのあとすぐ寝たんだろう?」
伊織「バタンキューね」
P「バタンキューって古いなぁ」
伊織「あ、でもあずさがホテル内で迷子になって、それを探しにいった時とか。回しといたらいい絵がとれたんじゃない?」
あずさ「もう、伊織ちゃん!」
伊織「はいはい。で、今日はどこ行くつもりなの?」
P「夫婦岩ってしってるか?」
あずさ「ああ、あの岩と岩の間にしめ縄渡してあるところですね」
P「そうそう。開運招福、家内安全、交通安全。帰りに夜にはぴったりじゃないか」
伊織「よしっ。それじゃ行くわよ」
あずさ「……ねえ伊織ちゃん。だんだんカメラ持つのに抵抗なくなってない?」
伊織「……まあね」
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:50:32.62 :xPy7C6ZB0
二見興玉神社
あずさ「あれが夫婦岩ですね」
P「ですね。周りはご夫婦連れでいっぱいです」
伊織「やっぱり願掛けみたいなもんなのかしらねぇ……ところで、なんでここ、こんなにカエルが居るのよ?」
あずさ「狛蛙?」
伊織「狛犬みたいに言わないでよ」
P「なんでも、ここを参拝した方が、ご利益があったからと奉納したとか。猿田彦大神の使いがカエルってのも関連してるらしいな」
あずさ「かわいいわねぇ。そうだ、カエルだから、交通安全もご利益なんでしょうか?無事かえる、なんちゃって」
伊織「カワイイ」
あずさ「えっ?」
伊織「なんでもないわよ」
P「さて、じゃあここもご参拝と行きますか」
あずさ「……」
P「……」
伊織「やっぱり絵が地味ねぇ……」
二見興玉神社
あずさ「あれが夫婦岩ですね」
P「ですね。周りはご夫婦連れでいっぱいです」
伊織「やっぱり願掛けみたいなもんなのかしらねぇ……ところで、なんでここ、こんなにカエルが居るのよ?」
あずさ「狛蛙?」
伊織「狛犬みたいに言わないでよ」
P「なんでも、ここを参拝した方が、ご利益があったからと奉納したとか。猿田彦大神の使いがカエルってのも関連してるらしいな」
あずさ「かわいいわねぇ。そうだ、カエルだから、交通安全もご利益なんでしょうか?無事かえる、なんちゃって」
伊織「カワイイ」
あずさ「えっ?」
伊織「なんでもないわよ」
P「さて、じゃあここもご参拝と行きますか」
あずさ「……」
P「……」
伊織「やっぱり絵が地味ねぇ……」
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:52:23.66 :xPy7C6ZB0
国道42号線
伊織「ねえ、プロデューサー」
P「何だ?」
伊織「今調べたんだけどね、二見輿玉神社、本当は伊勢神宮行く前に寄って、そこで禊をしてから行くのが正式らしいけど」
P「そうなのか?」
伊織「あと一歩が甘いわねぇ……ま、今回も結構楽しかったわよ」
あずさ「また行きたいですねぇ」
伊織「次こそはちゃんとカメラマン手配しときなさいよ」
P「それは局次第、かなぁ。視聴率とか」
伊織「またそういうカットされるようなこと言って」
P「ははは!大体こういうところが使われるんだぞ!」
伊織「じゃあ尚更言うんじゃないわよ!」
国道42号線
伊織「ねえ、プロデューサー」
P「何だ?」
伊織「今調べたんだけどね、二見輿玉神社、本当は伊勢神宮行く前に寄って、そこで禊をしてから行くのが正式らしいけど」
P「そうなのか?」
伊織「あと一歩が甘いわねぇ……ま、今回も結構楽しかったわよ」
あずさ「また行きたいですねぇ」
伊織「次こそはちゃんとカメラマン手配しときなさいよ」
P「それは局次第、かなぁ。視聴率とか」
伊織「またそういうカットされるようなこと言って」
P「ははは!大体こういうところが使われるんだぞ!」
伊織「じゃあ尚更言うんじゃないわよ!」
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:54:00.44 :xPy7C6ZB0
あずさ「今度はどこですかねぇ」
P「そうですねぇ、多分今度は、東日本じゃないですかねぇ」
伊織「なんか大体読めたんだけど」
P「お」
伊織「……まあ、いいわ。そのときまでお楽しみってことにしておきましょう。それじゃあ、伊織ちゃんとあずさと愉快な仲間たちが行くミステリーツアー、今日はこの辺りで」
あずさ「ばいばーい!」
P「え、俺ユカイな仲間なの」
伊織「あんたは前向いて運転する!」
P「はーい」
終
あずさ「今度はどこですかねぇ」
P「そうですねぇ、多分今度は、東日本じゃないですかねぇ」
伊織「なんか大体読めたんだけど」
P「お」
伊織「……まあ、いいわ。そのときまでお楽しみってことにしておきましょう。それじゃあ、伊織ちゃんとあずさと愉快な仲間たちが行くミステリーツアー、今日はこの辺りで」
あずさ「ばいばーい!」
P「え、俺ユカイな仲間なの」
伊織「あんたは前向いて運転する!」
P「はーい」
終