海未「えっ」


ことり「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「あっ」

海未「い、今なんと…？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

穂乃果「え、えー？　何か言ったかなー？」ﾒｿﾗｼ

海未「そ、そうですか…。ことりは？」ﾁﾗｯ

ことり「えっ？」ﾋﾞｸｯ

海未「ことりは何か聞きました？」ｼﾞｯ

ことり「な、何も…？」ﾒｿﾗｼ

海未「目を見て言ってください」ｼﾞｰ

ことり「何も聞いてないよぉ！」ｼﾞｯ

海未「そうですか…？」

海未「…では、練習…行きましょうか」ｽﾀｽﾀ

穂乃果「危なかった…」ﾎｯ

ことり「ほぼアウトだよ…」ﾊｧ

真姫「花陽が恋愛経験あるだなんて意外ね」

花陽「う、うん」

真姫「誰と？」

花陽「…穂乃果ちゃんと、ことりちゃんだよ」

真姫「へぇ、そうなの」

花陽「恋愛の練習で、Printemps内で付き合ったの…」

真姫「凛は知ってるの？」

花陽「ま、まだ…」

真姫「早く言いなさいよ。あなたたち、付き合ってるんだから」

凛(どういうことにゃ！？)

凛(教室に忘れ物して、戻ってきたらかよちんと真姫ちゃんが…)

凛(Printemps内で付き合ったって…？)

凛(凛がはじめての恋人じゃなかったってこと！？)

凛(かよちんへの態度が変わりそうにゃ…)

凛(どうしよう)

凛(とりあえず、何も聞かなかったふりして教室に入るにゃ！)ｶﾞﾗ

花陽「！」

真姫「！」

真姫「り、凛？　あなた先に行ったんじゃ…」

凛「忘れ物しちゃって」ｴﾍﾍ

真姫「そう…」

花陽(もしかして、今の聞かれてた！？)

にこ「希」

希「何ー？」

にこ「絵里は？」

希「ちょっと先生に呼ばれてるってさっき言ったやん？」

にこ「そうだっけ」

希「にこっちはほんとえりちが好きやなあ」

にこ「悪い？」

希「ウチのことも見てほしいわ。にこっちのこと好きやのに」

にこ「はいはい」


ｶﾞﾁｬ

絵里「失礼しました」ﾊﾟﾀﾝ

絵里(ふぅ…)

絵里(もうあの時のように家に帰るようなことはしないわ)ｽﾀｽﾀ

絵里(真姫に呆れられちゃう…)ｽﾀｽﾀ

絵里(そういえばもうみんな来てるわよね？)ｽﾀｽﾀ

絵里(真姫に会いたいわ…)ｽﾀｽﾀ

絵里「あ」

花陽「あっ」

絵里「これから部室？」

花陽「う、うん。凛ちゃんが真姫ちゃんを引っ張っていっちゃって…」

絵里「凛が…」

絵里(よくわからないけど、おあずけされちゃったわ)

花陽「あ、あの、絵里ちゃん…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

絵里「何かしら？」ﾝ?

花陽「あ、ありがとう…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

絵里「？」

花陽「凛ちゃんと付き合えたのは、絵里ちゃんが提案してくれたから…だ、だから…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

絵里「ふふ、どういたしまして」ﾆｺｯ

絵里「でも別に、お礼を言われるようなことでもなかった気がするわね」ﾝｰ?

花陽「えっと…」

絵里「花陽の言葉がどうとかじゃあないのよ。ただね…」

◇

海未「」

穂乃果「おぉ…」

ことり「大胆…」

海未(部室に来たら…)

にこ「はいはい後でね」ｸﾞｸﾞｸﾞ

希「ほっぺにちゅーぐらいええやん」ﾁｭｯ


真姫「……んぅ……」ｽｰｽｰ

にこ「だから後でだっての！」

希「しぃー…真姫ちゃん起きてしまうやん」


真姫「……ぅぅ……ん……」ｽｰｽｰ


海未(希がにこにキスしてました)

海未(…え？)

海未(どういうことですか！？)

海未(真姫はなぜ希に膝枕されて寝ているのです！？)

海未「あ…あなたたち…！」

穂乃果「海未ちゃん声大きいよ！」ﾋｿﾋｿ

ことり「海未ちゃん静かに！」ﾋｿﾋｿ

にこ「海未落ち着きなさい」ﾋｿﾋｿ

希「そうやで海未ちゃん静かに落ち着くんや！」ﾋｿﾋｿ

海未「は……はい……」

真姫「……」ｽｰｽｰ

海未「ってなんでですかー！？」

絵里「私たちは４人で付き合っていて」

希「海未ちゃんあかんて！」ﾋｿﾋｿ

絵里「誰が独占とかはね」

真姫「…………ん……な、によ」ﾎﾞｰ

絵里「だから助言は……Printemps内で付き合うというのは」

にこ「起きちゃったわ……」

絵里「一種の嫉妬からしたかもね」


その後、海未ちゃんは幼馴染から告白され、３人で付き合うことになった。

かよちんは凛ちゃんに白米禁止令を出され、泣いた。


おわり

えり→まき
まき→のぞ
のぞ→にこ
にこ→えり
りん⇔ぱな
ほの→うみ←こと

でした