1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:28:12.31 :3KZF2R/l0
赤星「みほさんみほさん!自律訓練法ってしってます?」
みほ「自主練習のこと?」
赤星「違います。これは一種の自己暗示みたいなもので、ストレス緩和効果があるんですよ!」
エリカ「何それ。胡散臭いわね」
みほ「わっ、エリカさん」
赤星「ちょうど良かったです。エリカさんもやってみてください」
エリカ「嫌よ」
みほ「私もちょっと、怖いかな……」
赤星「みほさんみほさん!自律訓練法ってしってます?」
みほ「自主練習のこと?」
赤星「違います。これは一種の自己暗示みたいなもので、ストレス緩和効果があるんですよ!」
エリカ「何それ。胡散臭いわね」
みほ「わっ、エリカさん」
赤星「ちょうど良かったです。エリカさんもやってみてください」
エリカ「嫌よ」
みほ「私もちょっと、怖いかな……」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:29:31.99 :3KZF2R/l0
赤星「大丈夫ですって!『体がポカポカする気がする~』みたいなことをするだけですから!」
エリカ「(さっさと終わらせた方が楽そうね)」ハァ
エリカ「分かったわ。早くやっちゃって」
みほ「ええ!?」
エリカ「いいから、あんたもやりなさい」
みほ「う、うん」
赤星「じゃあ、気持ちを落ち着けてください」
エリカ「はいはい」
みほ「うん」ドキドキ
赤星「大丈夫ですって!『体がポカポカする気がする~』みたいなことをするだけですから!」
エリカ「(さっさと終わらせた方が楽そうね)」ハァ
エリカ「分かったわ。早くやっちゃって」
みほ「ええ!?」
エリカ「いいから、あんたもやりなさい」
みほ「う、うん」
赤星「じゃあ、気持ちを落ち着けてください」
エリカ「はいはい」
みほ「うん」ドキドキ
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:30:10.21 :3KZF2R/l0
赤星「そして、手足が重くなるのを感じてください」
エリカ「は?」
みほ「えっ!?」ドキドキ
赤星「とりあえず体の力を抜いてみてください。そしたら段々とおもーくなるはずです」
エリカ「やっぱ胡散臭いわねえ」ダラー
みほ「脱力……!脱力……!」ギュー
赤星「あはは。みほさん、リラックスですよ」
エリカ「(……ん?手足が重い…気がするわね)」
みほ「リラックス……!えいっ!」グッ
赤星「そして、手足が重くなるのを感じてください」
エリカ「は?」
みほ「えっ!?」ドキドキ
赤星「とりあえず体の力を抜いてみてください。そしたら段々とおもーくなるはずです」
エリカ「やっぱ胡散臭いわねえ」ダラー
みほ「脱力……!脱力……!」ギュー
赤星「あはは。みほさん、リラックスですよ」
エリカ「(……ん?手足が重い…気がするわね)」
みほ「リラックス……!えいっ!」グッ
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:30:50.71 :3KZF2R/l0
赤星「次は、手足の温かさを感じてください」
エリカ「…………」ポカポカ
みほ「ええっ!?脱力して……手足が重く……温かく……」ワタワタ
赤星「心臓が静かに脈うつのを感じてください」
エリカ「…………」
みほ「う~ん。ちょっと私には無理かも」
赤星「あはは。じゃあ、みほさんは普通に休んでいてください」
みほ「うん」
赤星「次はですね――――」
――――――
―――
―
赤星「次は、手足の温かさを感じてください」
エリカ「…………」ポカポカ
みほ「ええっ!?脱力して……手足が重く……温かく……」ワタワタ
赤星「心臓が静かに脈うつのを感じてください」
エリカ「…………」
みほ「う~ん。ちょっと私には無理かも」
赤星「あはは。じゃあ、みほさんは普通に休んでいてください」
みほ「うん」
赤星「次はですね――――」
――――――
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5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:32:30.88 :3KZF2R/l0
エリカ「ふう。随分とリラックスできたわ。ありがとう小梅」
赤星「いえいえ。それにしても、ここまで上手くいく人も珍しいと思いますよ」
エリカ「そうなの?」
赤星「はい。要は自己暗示ですから、向き不向きがあるんです」
エリカ「……そうね」チラッ
みほ「うう……」
エリカ「まあ良いわ。これからもたまにやってみることにするわ」
赤星「ふふっ。気に入ってもらえて何よりです」
エリカ「ふう。随分とリラックスできたわ。ありがとう小梅」
赤星「いえいえ。それにしても、ここまで上手くいく人も珍しいと思いますよ」
エリカ「そうなの?」
赤星「はい。要は自己暗示ですから、向き不向きがあるんです」
エリカ「……そうね」チラッ
みほ「うう……」
エリカ「まあ良いわ。これからもたまにやってみることにするわ」
赤星「ふふっ。気に入ってもらえて何よりです」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:34:47.31 :3KZF2R/l0
エリカ「ネットでもちょっと調べてみようかしら?」
エリカ「自律……。えーっと、なんだっけ」カタカタ
エリカ「確か、催眠がどうの言ってた気がするわね」
エリカ「『催眠 リラックス』っと」カタカタ
エリカ「催眠音声?」クリック
PC『落ち着ける環境で聞いてね。それじゃ息を大きく吸って~吐いて~』
PC『手足が重く感じるかしら?それになんだかポカポカしてきたでしょ?』
エリカ「うん。小梅がやってたのと同じみたいね。多少アレンジはあるみたいだけど」
エリカ「へえ。無料でDLもできるのね」
エリカ「じゃあこれをウォークマンに入れてっと」カタカタ
エリカ「再生時間1時間……?ずいぶん長いのね。まあいっか」ピッ
――――――
―――
―
エリカ「ネットでもちょっと調べてみようかしら?」
エリカ「自律……。えーっと、なんだっけ」カタカタ
エリカ「確か、催眠がどうの言ってた気がするわね」
エリカ「『催眠 リラックス』っと」カタカタ
エリカ「催眠音声?」クリック
PC『落ち着ける環境で聞いてね。それじゃ息を大きく吸って~吐いて~』
PC『手足が重く感じるかしら?それになんだかポカポカしてきたでしょ?』
エリカ「うん。小梅がやってたのと同じみたいね。多少アレンジはあるみたいだけど」
エリカ「へえ。無料でDLもできるのね」
エリカ「じゃあこれをウォークマンに入れてっと」カタカタ
エリカ「再生時間1時間……?ずいぶん長いのね。まあいっか」ピッ
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7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:35:20.25 :3KZF2R/l0
エリカ「はあ……はあ……」
エリカ「うっ」ビクンビクン
エリカ「にゃにこれぇ……」
ウォークマン『ここで起きたことはぜんぶ忘れてあなたは目覚めます。3、2、1、ハイッ』
エリカ「っ!」パッ
エリカ「あれ……?私、なにして……」
エリカ「ああ、リラックス催眠だかなんだかやったんだっけ。随分とスッキリした気分だわ」
エリカ「やけに汗かいたみたいで服が濡れちゃってるけど……」ジトッ
エリカ「はあ……はあ……」
エリカ「うっ」ビクンビクン
エリカ「にゃにこれぇ……」
ウォークマン『ここで起きたことはぜんぶ忘れてあなたは目覚めます。3、2、1、ハイッ』
エリカ「っ!」パッ
エリカ「あれ……?私、なにして……」
エリカ「ああ、リラックス催眠だかなんだかやったんだっけ。随分とスッキリした気分だわ」
エリカ「やけに汗かいたみたいで服が濡れちゃってるけど……」ジトッ
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:36:44.42 :3KZF2R/l0
赤星「あれ?エリカさんがウォークマン持ってくるなんて珍しいですね」
エリカ「ああ。これには、あのリラックス法の音源が入ってるのよ」
赤星「音源ですか?そんなのもあったんですね」
エリカ「ええ。普通に自分でやるより効果ある感じなのよ」
みほ「へえ~、それなら私もできるかなあ?」
エリカ「やってみる?」
みほ「うん!」
エリカ「ここ押せば再生できるから」
みほ「ありがとう」ピッ
――――――
―――
―
赤星「あれ?エリカさんがウォークマン持ってくるなんて珍しいですね」
エリカ「ああ。これには、あのリラックス法の音源が入ってるのよ」
赤星「音源ですか?そんなのもあったんですね」
エリカ「ええ。普通に自分でやるより効果ある感じなのよ」
みほ「へえ~、それなら私もできるかなあ?」
エリカ「やってみる?」
みほ「うん!」
エリカ「ここ押せば再生できるから」
みほ「ありがとう」ピッ
――――――
―――
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9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:37:26.03 :3KZF2R/l0
みほ「……なんだかこれ///」
エリカ「何よ。途中で喋ったら効果薄くなるわよ?」
みほ「でっ、でもぉ!///」
赤星「?」
赤星「私もちょっと聞いていいですか?」
エリカ「いいわよ」
みほ「えっ!?///」
赤星「イヤホン片方借りますね」
みほ「だめだめ!///」
イヤホン『貴方はだんだんエッチな気分になっていきます』
赤星「…………」
みほ「あはは……」
エリカ「?」
みほ「……なんだかこれ///」
エリカ「何よ。途中で喋ったら効果薄くなるわよ?」
みほ「でっ、でもぉ!///」
赤星「?」
赤星「私もちょっと聞いていいですか?」
エリカ「いいわよ」
みほ「えっ!?///」
赤星「イヤホン片方借りますね」
みほ「だめだめ!///」
イヤホン『貴方はだんだんエッチな気分になっていきます』
赤星「…………」
みほ「あはは……」
エリカ「?」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:37:58.63 :3KZF2R/l0
別の日
エリカ「おはよう」
赤星「おはようございます逸見さん」
みほ「おはよう」
エリカ「今日は決勝戦ね。緊張してる?」
みほ「うん。流石にね」
エリカ「じゃあ、これ使いなさい」スッ
みほ「えっ!?このウォークマンって……」
エリカ「ええ。あの音声が入ってるわ」
赤星「こんな時まであんなのを聞くんですか!?」
エリカ「むっ。いいじゃない、リラックスできるんだから」
みほ「でも試合前だし……」
エリカ「試合前だからこそでしょ!」
赤星「ええ……?」
みほ「ええ……?」
こうしてみほは黒森峰を去った
完
別の日
エリカ「おはよう」
赤星「おはようございます逸見さん」
みほ「おはよう」
エリカ「今日は決勝戦ね。緊張してる?」
みほ「うん。流石にね」
エリカ「じゃあ、これ使いなさい」スッ
みほ「えっ!?このウォークマンって……」
エリカ「ええ。あの音声が入ってるわ」
赤星「こんな時まであんなのを聞くんですか!?」
エリカ「むっ。いいじゃない、リラックスできるんだから」
みほ「でも試合前だし……」
エリカ「試合前だからこそでしょ!」
赤星「ええ……?」
みほ「ええ……?」
こうしてみほは黒森峰を去った
完
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:41:07.89 :3KZF2R/l0
催眠音声が気になる人は自律訓練法やってみるといいです。
これで大体催眠状態に入れるかどうか分かります。
催眠音声が気になる人は自律訓練法やってみるといいです。
これで大体催眠状態に入れるかどうか分かります。
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/06(火) 00:41:21.00 :fDSzF++s0
ネットサーフィンなんかしてるからこんなことになるんだ!
ネットサーフィンなんかしてるからこんなことになるんだ!