タプリス「そこに生えてるですよ？」

ターニャ「そこ？　雑草しかないではないか！　貴様、ふざけているのか！」

タプリス「違うです！　違うですよ！　たんぽぽ！　たんぽぽコーヒーですよ！」

ターニャ「なんだ、また代用コーヒーの話か。正直、代用コーヒーの不味さには辟易しているのだ」

タプリス「たんぽぽコーヒー……美味しいですよ？」

ターニャ「うーん、ま、まあ。騙されたと思って飲んでみるか」

タプリス「はいっ！」

ターニャ「うむ、かたじけない」　ゴクゴク

タプリス「どうですか？」

ターニャ「……うむ」

支援

タプリス「口に合わないですか？」

ターニャ「……しい」

タプリス「え？」

ターニャ「ああもう！　美味しいと言っているのだ！」　ガチャ

タプリス「はわわっ！　美味しいならライフルは向けないで欲しいのです！！」

ターニャ「すまない。神を自称する忌まわしき存在Xを彷彿とさせてな」

タプリス「神さま女神さまって言うですしね！　私ってば女神さまなのです！」

ターニャ「まぁ、正直言ってその辺に生えている花がコーヒーに最適だとは思っても見なかったしな」

タプリス「もっと褒めてくれても良いですよ！　えっへんなのです！」

支援

この前のとは違う人かな

ターニャ「あーそうだな偉い偉い。たんぽぽコーヒーの発明者は偉いぞー」

タプリス「それ私じゃないですよね！」

ターニャ「ははは、貴様にはヴァルハラでの安寧を約束しよう」

タプリス「私、戦乙女にはなりたくないですよ！」

ターニャ「そうだよな、誰だって戦争なんて嫌なんだ。だが戦い勝利をこの手に納めなければ、安全な暮らしなど程遠い。皮肉な話だよ」

タプリス「そうだ！　たんぽぽコーヒーをもっともっと飲むです！」

ターニャ「コーヒーを飲んで落ち着けと言うことか？　まぁ、酒よりコーヒーのほうが好きだし大歓迎だぞ」

◆

支援

ターニャ「――――で、」

ターニャ「どうしてこうなった！」　タプンタプン

ターニャ「おのれ……奴も忌まわしき存在Xの手先だったか」

サターニャ「誰よアンタ！」

ターニャ「おっぱいが出ターニャ・デクレチャフだ！」　タプンタプン

サターニャ「うわ！　おっぱい噴射しながら話しかけるんじゃないわよ！」

ターニャ「お前こそケツから石油を出しながら通学してたじゃないか！」

サターニャ「あの頃の私は若かったわ……そ、それより！　私の名前を真似するんじゃないわよ！」

ターニャ「いやいや、私と貴様は初対面だろうに。ただの偶然だろう」

サターニャ「そもそもターニャってロシア圏で多い名前じゃない！　なんで不仲なドイツで名乗ってるのよ！」

支援

ターニャ「銃と魔法が交差する世界だ。この世界での尺度で語るのは矛盾しか生まないぞ」

サターニャ「むぅ……私よりちっこいのに生意気なガキね」

ターニャ「イライラするのは脳にカルシウムが行き届いていないのが原因と聞く。これを飲め！」

サターニャ「むぐ！　むぐぐ！　……まんまぁ」

ターニャ「よーし、良い子良い子。世界中の人々が毎日コップ一杯の牛乳を飲むと争いごとが無くなると言う。おっぱいは全てを包み込む母の存在なのだ」

サターニャ「アンタまだ子供居ないじゃない」

ターニャ「うぐっ……」

サターニャ「それに元オッサンだから男性と付き合うことに忌避感を抱いてるじゃない」

ターニャ「し、仕方ないじゃないか！　恋愛感情が男性のそれと同じまま生まれ変わったのだから！」

サターニャ「……で良かったら、良いわよ」

ターニャ「なんだ？」

サターニャ「私が相手になるって言ってるのよ！」

ターニャ「なんだと！？　サターニャは男性だったのか！？」

サターニャ「こんな天真爛漫、見目麗しき男性がどこに居るのよ！」

ターニャ「天真……冗談は天津飯でも食べてから言うことだな」

ガヴリール「呼んだか？」　ひょこっ

ターニャ「神の御使いか！」　シュバババ！

ガヴリール「うわっ！　やめっ！　私は逃げるぞさようなら！」

ターニャ「ふう、なんとか神を自称するやつを退けたぞ」

サターニャ「ガヴリールに勝つなんて……凄い！　やるじゃないターニャ！」

ターニャ「あれくらい、ラインでの日々を思い返せば大したことではない」

サターニャ「ライン？」

ターニャ「ああ、なんでも私は敵からラインの悪魔と呼ばれているらしい」　

サターニャ「ふっふっふっ……」

ターニャ「ど、どうした？」

サターニャ「なーはっはっはっ！　この大悪魔サタニキア・マグドゥエルに相応しい相手ね！」

ターニャ「大……悪魔……だと！？」

サターニャ「私をただの乳飲み子だと思ったのかしら？　この大悪魔サタニキア・マグドゥエルを！」

ターニャ「繰り返した！？」

サターニャ「悪魔にも穴はある……それと同時に棒もあるのよ！」　ボロン

ターニャ「な、なんと言う奇跡！　なんと言う僥倖！」

サターニャ「行くわよターニャ！」

ターニャ「来い！　サターニャ！」


（R-18につき省略されました）


サターニャ「これでターニャは孕んだわ！　大悪魔の遺伝子を取り込んだ最強の悪魔……魔王をね！」

ターニャ「お腹の子が暴れてる……破水だ！　いくぞ！！」

サターニャ「産め！　大悪魔の子を！！」

赤子「おぎゃあ！！！！！！！！！」

ターニャ「ふふっ、赤ん坊などサルみたいだと思っていたが……こうして見ると、存外に可愛いものだな」

サターニャ「二人で最強の悪魔に育てましょうね！」

赤子「甘いわ！！！！！！！！！！」

ターニャ「なんだと！？」

赤子「最上位悪魔……それすなわち……神だ！！！！！！！」

サターニャ「神の子を……産んだと言うの！？」

赤子「ターニャよ、汝は知らぬ間に神をその身に宿していたのだ」

ターニャ「まさか……存在Xを孕んだと言うのか！」

赤子「ふははははははは！！！！　これだから神はやめられんな！！！！！」

サターニャ「ちょっとちょっと、サッパリ意味が分からないわよ！」

赤子「では行こう……神の住む世界へ！！」

ターニャ「一か八か……ええい！　私のおっぱいを喰らいやがれ！」

赤子「まんまぁ！！！！！！！！！！」

サターニャ「神とも言えど、所詮は乳飲み子と言うわけね」

ターニャ「おっぱいは世界を救う！　さぁお父さんも飲むのだ！」

サターニャ「誰がお父さんよ！　むぐ……まんまぁ！！」

ターニャ「両手ならぬ両乳に花だな！」

ターニャ「しかしおっぱいだけでは栄養が偏りそうだな。ハチミツも混ぜてみるか」

赤子「ボツリヌスふんぎゃあ！！！！！！」



＿人人人人人人＿
＞　突然の死　＜
￣Y^Y^Y^Y^Y^Y^￣


おわり

×間違い
サターニャ「誰よアンタ！」サターニャ「おっぱいが出ターニャ・デクレチャフだ！」

○正解
サターニャ「誰よアンタ！」ターニャ「おっぱいが出ターニャ・デクレチャフだ！」


ごめんなさいスレタイ間違えました

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています