咲さん

ナマコ

これはキモい

発狂する

で続きは

男「い、いやｧｧああああ！！きも、きもっきもちわ…気持ちわりぃい！」

ｶｻｶｻｶ…！

男「な、なんで俺の股間にゴキブリが…！」

ﾇﾌﾟｯ

男「ああっ！尿道に！」

ええ…

ﾓｿﾞﾓｿﾞ…！

男「うひいっ！ダ、ダメ！尿道をはい回って！うぅ…！！」ﾋﾞｸﾝｯ

男「はぁっ…はぁっ…た、確かここにアースジェットが…！」

男「尿道に挿して、と」

ﾌﾟｼｭー！

男「～～～～～ッッッ！？」


男「ハッ…俺は確か…」

男「ん？ここは>>12か」

突然の佐渡島ｗｗ
st

男「ここは…山ん中だが…」

上官「目覚めたか。ここはとある島だ」

男「！…あ、アンタは…？」

上官「はい起床！！朝だぞ！おら、とっとと目覚ませ！」

男「な、何がどうなってやがる」

眼鏡「よう、新人かい？」

男「アンタは…？」

眼鏡「眼鏡。眼鏡でいい。まぁ、まずは仕事場に向かおうぜ。どやされちまう」

鉱山――

男「げほっ…」

上官「ほら、とっとと掘れ！」

男「なんだってこんな…」

眼鏡「恐らく、金目当てだろうなぁ」

男「金？」

眼鏡「あぁ、ここは多分佐渡島だ。佐渡金山の伝説を知ってるか？」

男「い、いや」

眼鏡「まぁ、本当に大きな金脈があるからは謎だけどなぁ」ｶﾞﾂﾝｯ

安価はよ
はよ

st

男「で、でもなんで俺が…尿道にアースジェットぶっ挿してそれで目か覚めたら…」ｶﾞﾂﾝｯ

眼鏡「お前はそのパターンか。俺達が集められたのは理由がある」ｶﾞﾂﾝｯ

上官「！」

上官「で、出た！>>18だ！」

男「な、なんだありゃあ」

佐渡島ハイヴじゃないのか･･･良かった

夢でも見てるような展開だな

眼鏡が自分から眼鏡と呼べというとはな

ｳﾞｩﾝ…！

男「あれは…」

眼鏡「スウィフトのガリバー旅行記にも記された伝説の島だよ」

男「佐渡島の上空に…！？」

眼鏡「あまり知られていない事実だがね」

眼鏡「政府は当然、隠蔽してるし、本土の連中が観る佐渡島の豊かな自然や映像はCGで作られたものだからね」

男「な、なんてこった」

オオオオオオ…！
ざわざわ…！

眼鏡「ハハ、初めて見るやつはそりゃ驚くよなぁ。うん、今日はよく見える」

男「ラピュタは実在したのか…！」

眼鏡「あぁ。ラピュタの技術を嘗めない方がいい。本土からは絶対視認できないようにクローキングデバイスが働き、衛生からも分からないようになってるからな」

男「スゲェ…！」

上官「ハ、ハハ！また一段と美しく見えるな。おい、お前らはとっとと金を掘れ！」

男「ケッ…威張りやがって」ｶﾞﾂﾝｯ！

眼鏡「まぁまぁ、連中には逆らわない方がいい」

男「いやでもラピュタが実在するのは分かったけどなんで俺達は集められたんだ」

ざわざわ…

男「！？…騒がしいな。あれは>>26」

眼鏡「いわゆる敵だ。そして、それが俺達の集められた理由だよ」

原点回帰

圧倒的物量！！！

男「ゴ、ゴキブリ…！？い、いや！でかすぎる！」

眼鏡「いーや、ゴキブリだよ。三億年前からいる、なんでも食べて版図を世界中に広げた生き物…ゴキブリだ」

眼鏡「ただし、あれは改良が加えられているがね。人食いゴキブリだ。ラピュタ人が地上に残した生物兵器だよ」

男「そ、それになんかやたらメタリックだぞ」

眼鏡「通常のゴキブリもなんでも食べるが、奴等はここ、鉱脈に生息して金属も食べる」

男「！？…そんな生き物いるのか」

眼鏡「俺達人間もミネラルという形で無機物は必要だが…奴等は金属を食い、そしてそれで外皮や爪を覆うことが出来るんだよ」

眼鏡「通常兵器は役に立たない…行くぞ！」

男「行くって、俺はただの人間…！？」

ﾊﾟｱｯ！

男「股間が…光ってる…！？」

眼鏡「ただの人間がさ、尿道にアースジェットぶっ挿して生きていられると思うかい？」

眼鏡「君は選ばれたんだよ…男！」

男「うおぉお…！な、なんか出そうだ！」

ええ…

眼鏡「動きは俺が止める！男はトドメをさしてくれ！」

眼鏡「はぁッッッ！」

ﾋｭｵｵｵｵ！

男「こ、股間から冷気が…！？」

眼鏡「私もここに集められた一人だよ？尿道のアンモニアを冷媒にすることによって、マイナス150以下の冷気をおちんちんから放てる」

眼鏡「…昔、私のおちんちんの尿道にゴキブリが入り込んでね。近くにあったのが――」

ﾋｭｵｵｵｵ！！

眼鏡「――氷殺ジェットだったのさ！」

ｶﾁｶﾁ…！

人食いゴキブリ「キシャアエアアア！！」

「ス、スゲェ！足を凍り付かせた！」

「で、でも足の三本ほどはまだ自由…」

マッチョ「どうやら俺の出番みたいだな！そらっ」

ﾄﾞﾋﾟｭﾋﾟｭ！！ﾍﾞﾀｧ

「！？…残る三本の足も粘りけのあるザーメンで張り付かせた…！？」

「さ、さすがマッチョさん！」

男「トドメだ！…アース・ジェットスペルマ！」

ﾌﾟｼｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ！！！！！！

人食いゴキブリ「キシャ…ア」ｽﾞｽﾞｰﾝ

「い、一撃…」

眼鏡「（強い…！彼がいれば私の目標も）」

マッチョ「いやー新人！やるじゃねえの」

男「アンタは…」

マッチョ「俺はマッチョ。マッチョでいい。その昔、尿道にゴキブリが入り込んでな…」

男「アンタもか…」

マッチョ「その時、俺はゴキブリホイホイを尿道に張り付かせて、待った。何日も何日もな。それでぶっ倒れて、気が付いたら佐渡島よ」

男「…みんな似たような境遇なんだな」

夕食――

ざわざわ…

マッチョ「ヒャッホウ。今日は新人が入ってきたからか飯も豪勢だねぇ」

男「それより、眼鏡にマッチョ。色々教えてくれ。俺達はなんで集められたんだ？それにあのラピュタ…ゴキブリ…」

マッチョ「俺も全部は分からないが…集められた理由は簡単よ。
あのゴキブリだ。今日はあれでも小粒。でかいのが出たら死人が出る。対抗するには、俺達のような『力』に目覚めた人間しか無理なのさ」

男「そうまでして危険な鉱山を掘るってやっぱり…俺達を集めた連中は金脈目当てか？」

眼鏡「江戸時代…慶長から寛永年間にかけて、金が1年間に400kg、銀が40トン以上採掘された記録があるそうです。
当時としては世界最大級の金山ですからね」

マッチョ「難しい話は分からねぇが、そうなんじゃねえの？
なんでも、もっと発掘されたけど、この島のどこかに大量に金を隠したんだー、なんて話もあるぜ」

マッチョ「そうそう、ラピュタ文明に採掘技術を教わったって話だなぁ」

男「ってことは佐渡島とラピュタは交易してたってのか」

支援

男「ひいっ！今日も今日とてエンヤーコラーっと！」ｶﾞﾂﾝｯ

マッチョ「ハッハッハ！慣れてきたなぁ」

男「掘るのはなれたけど、アイツらに従うのはどうもなれねぇなぁ」

軍服Ａ「…」

眼鏡「ま、彼ら銃を持ってますしね。それに私たちは力があっても、対ゴキブリに特化した能力だし。
私たち以外の能力者は大抵ホウ酸団子を尿道から出せる程度の能力だし」

男「金が出てきたらさ、こっそりかっぱらおうぜ！」

マッチョ「いいねいいねー！」

ﾎﾟﾛｯﾎﾟﾛｯ

男「さ、砂金だ！」

マッチョ「マ、マジかよ！」

男「おい、隠せ！隠せ！」

マッチョ「ど、どこにだよ！」

男「尿道しかねぇだろ！お前にもやるよ」ﾇﾌﾟｯ

マッチョ「へへっ、センキュー！」ﾇﾌﾟｯ

軍服Ａ「！」

軍服Ｂ「通信が入った…どうやら見付かったらしい」

軍服Ｃ「ついにか…」

眼鏡「ん？なんか兵士がこっちに来ますよ」

男&マッチョ「！」

男「どどどうしよ！」ｱﾜｱﾜ

マッチョ「バレた？バレたのか？」ｱﾜｱﾜ

軍服Ａ「男、マッチョ、眼鏡…Ａ班ではお前らがゴキブリ討伐記録3トップだな」

男「そ、それがどうした！」

軍服Ａ「来い。話がある」

軍服Ｂ「お前らも今日は作業やめ！長い間ご苦労さん…もうじき解放されるぞ…ククク」

男「（どういうことだ？）」

マッチョ「（分からん…全然分からん）」

眼鏡「……」

見てるぞ

立派な部屋――

男「うへぇ、成金趣味」

マッチョ「トランプの部屋みてぇだ」

軍服Ａ「口を慎め！！」

お偉いさん「やぁやぁ君達が勇敢な能力者だね」

男「ただし能力は尿道から出るけどな」ﾍｯ

軍服Ａ「無礼な…！」

お偉いさん「まぁよい」

っ4円

お偉いさん「君達に集まって貰ったのは他でもない…明日、我々は飛び立つ」

眼鏡「…ラピュタに、ですか」

男「え！？」

お偉いさん「そうだ。ラピュタは謎が多い。ゴキブリ兵器もいるだろう」

マッチョ「お、俺達を危険な場所での兵隊にするってのかよ」

男「だいたい、どうやってラピュタに入り込むんだ！？なんでもスゴい技術で入り込めないんだろ？」

お偉いさん「これが分かるかね？」ｷﾗｯ

男「なんでぇその石っころ…」

眼鏡「！」

お偉いさん「石コロではない。これは今日、発掘された『飛行石』だ」ﾆﾔﾘ

マッチョ「飛行石？」

お偉いさん「かつてラピュタ人が佐渡人へ残した遺物だ。
これがあればラピュタへと乗り込める。通行証のようななモノだな」

軍服Ｂ「ふふふ…ラピュタには宝石や財宝が眠っている。
記録には残されていないが、発掘された佐渡島の金塊伝説…一説によると海を渡り中国へ、また一説によるとヨーロッパのとある王朝へ…だが、真実は違う」

男「ま、まさか！？」

軍服Ｃ「我々の組織の見立てでは、佐渡島の大金塊はラピュタにある」

翌日――

男「ひええ。飛行船なんか乗ったの初めてだぜ」

マッチョ「まさか、金脈を堀当てるためじゃなく、最初から飛行石目当てたったとはな」

眼鏡「金鉱目当て、というのは隠れ蓑ってわけか」

男「それにしても、俺達はともかく、他の集められた奴は大丈夫かよ。能力的にほとんど丸腰の奴も少なくないぞ」

眼鏡「私達を集めた組織の連中からすれば、捨てゴマなんだろうね」

マッチョ「ひでぇことしやがる」

男「仲良くなった奴も多いし、死なせたくねぇなー、あの愛すべき馬鹿共は」

天才かよお前は

マッチョ「いっそ反乱でも起こすか」

眼鏡「いや、やめよう。危険すぎるし銃を持った兵士が大勢いる」

男「くっ…お、着いたか」


男「ここが…ラピュタ」

眼鏡「…綺麗なところだ」

ざわざわ…

軍服ｓ「整列！生きて帰れたらお前らにも褒賞はやろう。ただし、最後の大仕事だぞ」

お偉いさん「男に眼鏡。君達は私達と来なさい」

マッチョ死にそうで怖い

男「ここがラピュタ内部に繋がるとこ？ただの壁じゃねえか」

お偉いさん「ふふ…」ｽｯ…

男「うお！壁が消えた…魔法みたいだ」

お偉いさん「よく進んだ科学は魔法と見分けがつかない…」

男「？」

お偉いさん「これがラピュタの技術か」ｸｸｯ

眼鏡「…」

なかなか面白い

お偉いさん「君達部下はここで待っていたまえ。男君、眼鏡君、きたまえ」

軍服Ａ「え…？」

ｽｯ…

軍服Ａ「ちょ、お待ちください…！」

人食い大ゴキブリ「キシャアアアッッッ！！」


男「お、おい…外の連中がここから壁越しに見えるが…デカイ化け物に襲われてんぞ！いいのかよ！」

お偉いさん「いいのさ。ここは一部のもの…そして能力者しか入れない」


軍服Ｃ「ひ、ひいいっ！？」

ｶﾞﾌﾞｯ！

軍服Ｂ「ま、まるのみ…野郎！よくも仲間を！」ﾀﾞﾝ！ﾀﾞﾝ！ﾀﾞﾝ！

人食い大ゴキブリ「キシャアアア！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ！


男「あのゴキブリ、青白く光ってんぞ！」

眼鏡「…生体電気だ」

男「へ？」

お偉いさん「ククク…地上、佐渡島の人食いゴキブリはあれでも小さく、本来の力はない。
本来のラピュタの遺伝子操作技術による生体兵器の力には程遠い」


軍服Ｂ「ぐああああ！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ


お偉いさん「訓練された兵士が一瞬で消し炭に…素晴らしい」

パワポケ思い出すなぁ

お偉いさん「おお…！あった！あったぞ！伝説に記された通りだ！」

男「え？金塊か！？な、なんだこりゃあ…バカデカイ石が…光って浮いてる…！？」

男「これはまさか、でかい飛行石？」

眼鏡「その通り。島一つ、浮かす分のね」

お偉いさん「ハ、ハハ！凄い…凄いぞ！これがラピュタの技術の結晶！ラピュタの中枢！」

お偉いさん「電撃を放ち、人を食う殺人ゴキブリ！それと対をなす、尿道にゴキブリが入ったからといって殺虫剤により目覚める能力者！…ラピュタの生んだ素晴らしい軍事技術！」

男「テ、テメェ…何いってんだ！？金塊が目的じゃあ…！？」

お偉いさん「ククク…！」

お偉いさん「その昔、佐渡島からラピュタへ金塊が持ち込まれたのは本当だ。
ラピュタは金脈を求めて長きに渡る間、佐渡島上空で停泊していたからな…だから、部下たちは着いてきた」

お偉いさん「だが、私の真の目的は違う！！」

男「！…まさかお前！」

お偉いさん「私の目的はラピュタの再興！そして――」

眼鏡「！…やはりか」

お偉いさん「――世界を掌握することだ！…クカカ！ラピュタの超技術でなぁ！！」

眼鏡かっけぇ……

お偉いさん「やはり、というと分かっていたとでも言うのか？小僧」

眼鏡「あぁ。佐渡島の大金塊伝説さえ隠れ蓑…真実はラピュタの技術を悪用することだとね」

お偉いさん「ククク…何が悪用だ。お前ら能力者もラピュタの血族なんだぞ」

男「えッ！？」

眼鏡「ラピュタの科学が生み出した兵士さ。尿道にゴキブリが入ることより能力に目覚める…一部は生き残り、地上に散らばった…それが男やマッチョ…みんななんだ」

お偉いさん「その通り。！…小僧、貴様なぜそこまで知ってる？」

面白い

支援

眼鏡「私のことはなんだっていい。…ただ、私の目的は…」

ｻﾞｯ…！

眼鏡「…お偉いさん！貴方のような悪人からこのラピュタを守り、もうラピュタの技術を争いに使えないようすること…」

眼鏡「私はラピュタの番人ってところだ」ﾒｶﾞﾈｷﾗｯ

男「め、眼鏡…？」

お偉いさん「ふん…尻尾を出したのは、私だけではない、というわけか」

お偉いさん「いいだろう。ラピュタのこの大飛行石の前で、死ぬがいい！」

男「ハッ！考えてもみろ！こちとら能力者だぜ？」

眼鏡「！…男、そこから離れろ！息を止めるんだ！」

男「え？…あがっ…」ｶﾞｸｯ

男「息が苦しい…な、なんだこれは」

眼鏡「奴の能力だ！考えてもみろ！ここは一部の者や能力者しか入れないんだ！」

男「つ、つまり奴は」

お偉いさん「そう。私も能力者、だよ！」

ﾌﾞｼｭｩｩｳｳｳ！

眼鏡「くっ！」ｶﾞｸｯ

男「眼鏡！すまねぇ、俺を庇って…！」

眼鏡「大丈夫。ま、まだ動けるさ」

お偉いさん「ククク…冥土の土産に教えてやろう」

お偉いさん「俺も尿道にゴキブリが入ってなぁ。ゾロゾロとたくさん…俺は発狂した。
後になって知ったが、能力者の血族の尿道はゴキブリを引き寄せるらしくてなぁ、俺はラピュタを調べて…ラピュタを憎み…怖れ…憧れた」

眼鏡「（ハァ…ハァ…どうする？敵に私の能力は知られてる。男は動けそうにない）」

お偉いさん「君達は確かアースジェットに氷殺ジェットか。
私が『その時』手に取ったのは――」

ﾌﾞｼｭｩｩｳｳｳ！

お偉いさん「――バルサンだ！」ﾆﾔﾘ

なんなのこのスレ…

眼鏡「かっ…（まずい…かなり吸い込んでしまった）」

お偉いさん「メーカーが殺虫王とも広告した殺虫剤界の重鎮…！
その威力、効果範囲は能力の中でも最高。何よりその隠密性！気づいたときにはもう遅い」

男「お前は…大丈夫なのかよ…」ｾﾞｴｾﾞｴ

お偉いさん「フグが自分の毒で死ぬかね？」

眼鏡「…ふっ。出来るだけ使いたくなかったが、やっぱり血の運命には逆らえないか…」

眼鏡「ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…」

男「（眼鏡…？何か唱えて…！？）」

ｶｯ――

お偉いさん「がはっ…」ﾄﾞｻｯ

男「ひ、飛行石から閃光が走ってお偉いさんを貫いた！？」

眼鏡「ラピュタはもう死んだんだ。ゆっくり寝かせてあげたかった。
…出来ればもう、ここの飛行石を争い事に使いたくはなかったのにな…」

男「め、眼鏡お前…」

お偉いさん「き、貴様…何者…」

眼鏡「冥土の土産に私の古い名前を教えてあげるよ」

眼鏡「――メガネ・パロ・ウル・ラピュタ」

お偉いさん「そ、そんな…まさかお前が…！」ｶﾞｸｯ

お偉いさん「」

眼鏡「そう、私はラピュタ王の血筋さ…」

男「お前、王様だったの！？」

眼鏡「すまない。隠してたわけじゃないんだが」

男「スゲェじゃん！」

眼鏡「…ちっとも凄くなんかないさ」

眼鏡「人は大地から離れて生きてはいけないんだ。ご先祖様が滅びた理由がよく分かる。
どんな恐ろしい生体兵器を持っても、どんな能力者の兵士を操っても…土から離れて生きられないんだ」

眼鏡「私は血塗られた、呪いの一族さ」

男「…眼鏡」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…！！

ｽﾞｶﾞｱｱｱｱｱﾝ！！

女王ゴキブリ「キシャアアアッッッ！！」

男「ひいいっ！？デ、デケェってもんじゃねぇ！」

眼鏡「システムの中枢だからか。やっぱり、女王ゴキブリがいたか」

男「じょ、女王…？」

眼鏡「奴を倒せばラピュタの歪んだテクノロジーが生んだゴキブリ達は死に絶える。皆も無事に帰れるだろう。
さぁ、男！帰って皆と一緒に飛行船へ乗り込め！！」

男「は！？お前はどうすんだよ！」

女王ゴキブリ「ｼﾞｮｳｼﾞ…ｼﾞｮｳｼﾞ…」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

眼鏡「彼女は忠実にこの飛行石とラピュタを守ってきただけだからね。心苦しいが…もう楽にしてやる」

ｻﾞｯ…！

眼鏡「ラピュタの血を引く私が、責任を持って！」

男「ハッ！水臭いったらないな」

眼鏡「男…？聞いただろう？私は神話とか伝説で天の火だとかインドラの矢とかの名で残ってる恐ろしい兵器を地上に使った一族で…！」

男「知らねぇな。そんなこと。お前はパロなんちゃらとかいう長ったらしい名前じゃない。ただの眼鏡、そうだろ？」

眼鏡「…っ！」

女王ゴキブリ「ｼﾞｮｳｼﾞ！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

男「来るぞ！」

女王ゴキブリ「ｼﾞｮｳｼﾞ！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

男「ひえぇ…電撃で近寄れねぇや」

眼鏡「くっ…！氷殺・ジェットスペルマ！」ｼｺｼｺ

男「アース・ジェットスペルマ！」ｼｺｼｺ

女王ゴキブリ「キシャアアア！！」

男「効いてねぇな！」

眼鏡「ラピュタの封印は解かれたんだ！女王を倒さないと人食いゴキブリは地上世界に進出する！」

男「…それはまずいな」

眼鏡「もう！罪は繰り返さない！ラピュタの名を汚したくない！…氷殺・ジェットスペルマ！」ﾋｭｵｵｵ！

男「…眼鏡。奴の足を止めてくれ…一瞬でいいからよ」

眼鏡「！…分かった！」

見ているぞ

眼鏡「氷殺・ジェットスペルマ！」ｼｺｼｺﾋｭｵｵｵ！

男「アースジェットはエアロゾル式の殺虫剤だ…！可燃性のガスで噴射される…！」ｼｺｼｺ

眼鏡「長くはもたないぞ！どうするつもりだ！」

男「スプレー式の殺虫剤をさ、ライターの火を使って遊んだことあるか？」ｼｺｼｺ

眼鏡「！…火炎放射」

男「火炎を直接、ぶちこむ！ノズルを畳に挿して使うダニアースジェットのごとく！」

眼鏡「し、しかし熱源が…！？」

男「あるじゃねえか！ここにッ！」ｼｺｼｺｼｺｼｺｼｺｼｺ！

ｼｭｳｳｳ…！

眼鏡「男のおちんちんが摩擦で赤熱して…煙が出てる！？」

男「オナフレイム・ジェットスペルマ！」ｽﾞﾌﾞﾘ！！

女王ゴキブリ「ｷﾞｼｬｱｴｱｱｱｱ！？」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ！

男「氷と炎の二重殺だ！全てを…ぶちこむ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ！

眼鏡「男…離れろ！電撃が…！死んでしまう！！」

男「こいつを倒さなきゃ、皆ヤバイんだろ！ぐっ…！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

女王ゴキブリ「ｷﾞｼｬｱｴｱｱｱｱ……」

ﾄﾞｻｯ…

男「」

女王ゴキブリ「」

眼鏡「そ、そんな…」

なんなんだ…

眼鏡「男！死ぬな！」

男「…黙りねィ。勝手に殺すんじゃねぇや」ﾑｸﾘｯ

眼鏡「お、男！」ﾊﾟｱｯ

男「コレのお陰だよ」ﾎﾟﾛｯ…

眼鏡「砂金…？」

男「そっ。通電性が恐ろしく高い金属」

眼鏡「雷を浴びて生きてた人間の事例は金属を身に付けてたり手術で体にボルトを埋めていたというが、まさか…！」

男「いやぁ、上手くいくとはな。…いてて」

眼鏡「ム、ムチャクチャだ…」ｱﾊﾊ

ID:hgFMLXBN0はどうした

あ、ID変わってるわｽﾏｿ

ドゴゴゴゴゴゴゴ…ッッッ！！

男「うおっ…なんでぇなんでぇ！？床が崩れ…」

眼鏡「いけない。早く脱出しないと！」

男「一難去ってまた一難、ぶっちゃけ有り得ないとはこの事だな！！」

男「…眼鏡。俺置いて逃げろ。予想以上にダメージ入った。もうちんこしか立ちそうにねぇや」

眼鏡「君を放っておけるか！」

男「バカいえ。離せ。このままじゃ二人とも…うわっ！？床が完全に崩れ…」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ――

　
？？「ホイホイ・スペルマ！！」
　

黙りねィ来たー！！

ﾌﾟﾗｰﾝ…

男「た、助かった…」

眼鏡「こ、これは粘性の高い…ザーメン！それも網状に撃ったのか…こんなことが出来るのは」

マッチョ「よっ、間一髪…だな」

眼鏡「マッチョ！」

マッチョ「皆も無事だ。とっととずらかろうぜ！」ﾆｺｯ

マッチョさん来てくれると信じてたぞ

さっきから尿道にごきぶりが入るの想像しちゃって辛い

飛行船――

「ひぃ！早く乗り込め！」

「怪我人がいる！手を貸してくれ！」

マッチョ「全員乗ったか！？軍服共も！」

男「マッチョはお優しいねぇ。まぁ、どんな奴であれ放っとけねぇか」

眼鏡「全員乗ったよ！」

ｽﾞｽﾞｩﾝ

男「ラピュタが上がってく…」

眼鏡「もう、この色眼鏡も必要ないか。役目も終えたし…」ﾎﾟｲｯ…ﾋｭｳｳｳｰ

男「うわ、いいのか？なんか大事そうにしてたし」

眼鏡「いいのさ。ラピュタをかつて再興しようとした、私の遠いご先祖のモノだが…」

眼鏡「彼は結果、視力を失った。そして、過ちを悔いたあと…子孫にラピュタを争いに使ってはならないと言葉を残した。
そして、一族はラピュタの番人の任を代々引き継ぎ…」

男「その番人ってわけか、眼鏡は」

男「佐渡島の伝説は本当だったのに結局お宝は空の上…！ああっ少し勿体ねぇな」

男「ラピュタの野郎、ホイミスライムみたいな外見になって宇宙にいっちまう！」

マッチョ「へへっ。男、砂金の礼だ！」ﾇﾎﾟｯ

ﾄﾞｻｻｰ！

男「こ、こりゃスゲェや！！金銀財宝ときた！」

眼鏡「ハハハ」

あの地平線

輝くのは

「ひ、飛行船が墜落しそうです！積み荷とかおろして！」

「お宝も！財宝も！全部、全部捨てて！」

どこかに君を

隠しているから

男「ひえぇっ！結局、捨てるのかよ！」

マッチョ「しょうがねぇだろ！」ﾊｧ

男「だぁクソ！絶対あとで取りに戻るからな！お前らも手伝えよ！」

眼鏡「ハハ、分かったよ」

マッチョ「おう」

―FIN―

コテついてるぞ

見てくれてありがとう！したらな！またどこかで！

相変わらずの完成度
黙りねィの元ネタだけわからんのだけれどもゆうくんのオリジナル？

>>94
確か最初はどこかのスレでしゃぶりねィ！とか言ってたんだけど響きが気に入ったから以降ノると自然に出るようになったよ！

>>95
ずっと刃牙でそんなセリフあったかなとか思ってたからスッキリしたわ。サンクス

http://i.imgur.com/sxSPvWH.jpg

1日2本もこのクオリティで書けるって凄いな。他のも読んで見たいわ

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