1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:20:11.628 :6GuCfDdx0.net
男(大学を卒業した俺は、とてつもないブラック企業に入社することになってしまった)
男(さて、どのくらいブラックなのかというと――)
ゴゴゴゴゴ……!
男(ビルが……黒い!!!)
男(大学を卒業した俺は、とてつもないブラック企業に入社することになってしまった)
男(さて、どのくらいブラックなのかというと――)
ゴゴゴゴゴ……!
男(ビルが……黒い!!!)
2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:20:29.761 :eUKGy8g/a.net
つまんね
つまんね
3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:21:59.360 :dxLxInTgr.net
ほう
ほう
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:24:04.126 :6GuCfDdx0.net
男(壁も黒い……)
男(床も黒い……)
男(カーテンも黒い……)
男(さすがに照明はついてるけど、微妙に薄暗い……)
黒猫「ニャ~ン」スタタッ
男「わっ、黒猫が横切った!」
男(なんなんだ、この会社は……組織ぐるみで黒魔術でもやってるのか?)
男(おっと、ここが俺の配属先の部屋だな)
男「失礼します!」ガチャッ
男(壁も黒い……)
男(床も黒い……)
男(カーテンも黒い……)
男(さすがに照明はついてるけど、微妙に薄暗い……)
黒猫「ニャ~ン」スタタッ
男「わっ、黒猫が横切った!」
男(なんなんだ、この会社は……組織ぐるみで黒魔術でもやってるのか?)
男(おっと、ここが俺の配属先の部屋だな)
男「失礼します!」ガチャッ
5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:25:18.773 :dxLxInTgr.net
ワロタ
ワロタ
6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:27:10.917 :6GuCfDdx0.net
課長「やぁ、いらっしゃい」
男「はじめまして!」
男(黒スーツに、黒ネクタイ……さすがブラック企業の課長だ)
課長「私が君の上司になる。よろしく頼むよ」
男「よろしくお願いいたします!」
課長「では、うちの課のメンバーを紹介しよう」
課長「やぁ、いらっしゃい」
男「はじめまして!」
男(黒スーツに、黒ネクタイ……さすがブラック企業の課長だ)
課長「私が君の上司になる。よろしく頼むよ」
男「よろしくお願いいたします!」
課長「では、うちの課のメンバーを紹介しよう」
7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:29:55.312 :0MC8+gj40.net
(屋上に金のうんこがついてる…)
(屋上に金のうんこがついてる…)
8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:30:34.419 :6GuCfDdx0.net
喪服女「うふふふ、こんにちは……」
男「こんにちは!」
男(なんで喪服なんだよぉ……塩かけたろか)
黒人「HAHAHA! よろしく! キミと働けるのはとても楽しみだぜ!」
男「よろしくお願いします!」
男(ハイテンションな男だ……)
グラサン「……」ペコッ
男「ど、どうも」
男(でかいサングラスしてやがる……どこのマフィアだよ)
喪服女「うふふふ、こんにちは……」
男「こんにちは!」
男(なんで喪服なんだよぉ……塩かけたろか)
黒人「HAHAHA! よろしく! キミと働けるのはとても楽しみだぜ!」
男「よろしくお願いします!」
男(ハイテンションな男だ……)
グラサン「……」ペコッ
男「ど、どうも」
男(でかいサングラスしてやがる……どこのマフィアだよ)
9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:32:21.808 :h8nl4sVi0.net
帝愛グループだな
帝愛グループだな
10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:32:31.513 :6GuCfDdx0.net
課長「今日のところは、電話番をしてもらおうか」
男「はい、分かりました」
男「……!」
男(って、この電話……黒電話!)
男(今時、黒電話て……さすがブラック企業……ッ!)
課長「今日のところは、電話番をしてもらおうか」
男「はい、分かりました」
男「……!」
男(って、この電話……黒電話!)
男(今時、黒電話て……さすがブラック企業……ッ!)
11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:34:39.380 :o4LvgKkBa.net
黒人ブラックジョーク言わないんだな
黒人ブラックジョーク言わないんだな
12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:36:58.265 :6GuCfDdx0.net
喪服女「うふふ……入社初日でお疲れでしょう」
男「い、いえ」
喪服女「なにかお飲み物でもいかが?」
男「ありがとうございます。じゃあコーヒーをいただけますか?」
喪服女「ブラックコーヒーをお持ちしますね」
男(やっぱり……!)
男「あの……できれば、ミルクと砂糖も入れて欲しいんですが……」
喪服女「……」ギロッ
黒人「……」ギロッ
グラサン「……」ギロッ
課長「……」ギロッ
男「ひっ!?」
男(しまった……! 地雷を踏んじまったか! まずい……殺られる!?)
喪服女「うふふ……入社初日でお疲れでしょう」
男「い、いえ」
喪服女「なにかお飲み物でもいかが?」
男「ありがとうございます。じゃあコーヒーをいただけますか?」
喪服女「ブラックコーヒーをお持ちしますね」
男(やっぱり……!)
男「あの……できれば、ミルクと砂糖も入れて欲しいんですが……」
喪服女「……」ギロッ
黒人「……」ギロッ
グラサン「……」ギロッ
課長「……」ギロッ
男「ひっ!?」
男(しまった……! 地雷を踏んじまったか! まずい……殺られる!?)
13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:39:55.951 :6GuCfDdx0.net
喪服女「では、コーヒー牛乳と黒砂糖もお入れしますね」
男「ど、どうも」
男(ミルクではなくコーヒー牛乳、白砂糖ではなく黒砂糖……徹底してやがる)
喪服女「うふふ……どうぞ」コトッ
男「いただきます」ゴクッ
男(あ、うまいぞ、これ!)
喪服女「では、コーヒー牛乳と黒砂糖もお入れしますね」
男「ど、どうも」
男(ミルクではなくコーヒー牛乳、白砂糖ではなく黒砂糖……徹底してやがる)
喪服女「うふふ……どうぞ」コトッ
男「いただきます」ゴクッ
男(あ、うまいぞ、これ!)
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:43:04.300 :6GuCfDdx0.net
退社時刻になり――
課長「今日のところはここまでにしようか」
課長「なにしろ、今夜は君の歓迎会をしたいからね」
男「ありがとうございます! 嬉しいです!」
喪服女「うふふふ……」
黒人「HAHAHA!」
グラサン「……」
男(いったいどんな歓迎会になるのやら……)
退社時刻になり――
課長「今日のところはここまでにしようか」
課長「なにしろ、今夜は君の歓迎会をしたいからね」
男「ありがとうございます! 嬉しいです!」
喪服女「うふふふ……」
黒人「HAHAHA!」
グラサン「……」
男(いったいどんな歓迎会になるのやら……)
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:46:58.651 :6GuCfDdx0.net
<居酒屋>
課長「今日は私のおごりだ! みんな飲んでくれたまえ!」
男(黒ビールで乾杯か……とことん期待を裏切らないな)
課長「では新人君に期待して……カンパーイ!」
喪服女「うふふ……乾杯」
黒人「ハッハー! カンパーイ!」
グラサン「……」
男「乾杯!」
男(黒ビールなんてはじめて飲むな)ゴクゴク
男(おお、結構いける)
<居酒屋>
課長「今日は私のおごりだ! みんな飲んでくれたまえ!」
男(黒ビールで乾杯か……とことん期待を裏切らないな)
課長「では新人君に期待して……カンパーイ!」
喪服女「うふふ……乾杯」
黒人「ハッハー! カンパーイ!」
グラサン「……」
男「乾杯!」
男(黒ビールなんてはじめて飲むな)ゴクゴク
男(おお、結構いける)
16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:47:46.778 :hZMPU7F6r.net
楽しそう
17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:50:16.135 :6GuCfDdx0.net
<自宅>
男(ふぅ~酔った、酔った……)
男(なにからなにまで黒ずくめ、とてつもないブラック企業に入ってしまったもんだ)
男(だけど、同僚の人は思ったより悪い人たちじゃなさそうだ)
男(明日からも頑張るぞ!)
男「ぐぅ……ぐぅ……」
<自宅>
男(ふぅ~酔った、酔った……)
男(なにからなにまで黒ずくめ、とてつもないブラック企業に入ってしまったもんだ)
男(だけど、同僚の人は思ったより悪い人たちじゃなさそうだ)
男(明日からも頑張るぞ!)
男「ぐぅ……ぐぅ……」
18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:54:29.068 :6GuCfDdx0.net
<会社>
男「おはようございます!」
課長「おはよう」
男(そういえば、うちの会社ってなんの会社なんだっけ?)
男(今さらだけど課長に聞いてみるか……)
男「すみません、課長」
課長「なんだね?」
男「うちの会社って……なんの会社なんですか?」
男「ホームページも真っ黒で、面接も一発合格してしまったものですから……」
課長「……そんなに知りたいかね?」
男「はい」
課長「どうしても?」
男「は、はい……」
課長「ならば教えてあげよう」
男(やっぱり……とてつもなくヤバイ業務なんじゃ……。密輸とか、臓器売買とか……)
<会社>
男「おはようございます!」
課長「おはよう」
男(そういえば、うちの会社ってなんの会社なんだっけ?)
男(今さらだけど課長に聞いてみるか……)
男「すみません、課長」
課長「なんだね?」
男「うちの会社って……なんの会社なんですか?」
男「ホームページも真っ黒で、面接も一発合格してしまったものですから……」
課長「……そんなに知りたいかね?」
男「はい」
課長「どうしても?」
男「は、はい……」
課長「ならば教えてあげよう」
男(やっぱり……とてつもなくヤバイ業務なんじゃ……。密輸とか、臓器売買とか……)
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:57:08.190 :6GuCfDdx0.net
課長「うちの会社は黒い製品専門の卸売をやってるんだ。早いハナシが商社だね」
課長「黒いシャツや黒の碁石とか、黒曜石とか、黒猫、黒いボールペン、黒ひげ危機一髪……」
課長「とにかく黒い製品に関する総合商社、といったところだね」
男「なるほど……」
男(案外フツーだな……)
課長「ちなみにこの会社を作った社長の正体は、文字通り黒い闇に包まれてるよ」
課長「私も顔を見たことすらないからねえ」
男(やっぱり普通じゃねえな)
課長「うちの会社は黒い製品専門の卸売をやってるんだ。早いハナシが商社だね」
課長「黒いシャツや黒の碁石とか、黒曜石とか、黒猫、黒いボールペン、黒ひげ危機一髪……」
課長「とにかく黒い製品に関する総合商社、といったところだね」
男「なるほど……」
男(案外フツーだな……)
課長「ちなみにこの会社を作った社長の正体は、文字通り黒い闇に包まれてるよ」
課長「私も顔を見たことすらないからねえ」
男(やっぱり普通じゃねえな)
20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:58:44.098 :j9f6ZhPUr.net
ドブラックだな
ドブラックだな
21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 00:59:37.041 :ruI7+hlp0.net
黒だけの碁石がうれるとわ
黒だけの碁石がうれるとわ
22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:00:38.198 :6GuCfDdx0.net
課長「今日からは本格的に仕事を覚えてもらうことになる」
課長「期待しているから、頑張ってくれたまえ」
男「はいっ!」
男(とりあえず、会社の業務は分かった……)
男(あとは同僚たちだけど――)
喪服女「うふふふ……」
黒人「HAHAHA! お電話ありがとう! オレの歌を聞いてくれ! Foo!」
グラサン「……」
男(変なのばっかり……)
男(仕事を覚えながら、仲良くなっていくか。あまりなりたくないけど)
課長「今日からは本格的に仕事を覚えてもらうことになる」
課長「期待しているから、頑張ってくれたまえ」
男「はいっ!」
男(とりあえず、会社の業務は分かった……)
男(あとは同僚たちだけど――)
喪服女「うふふふ……」
黒人「HAHAHA! お電話ありがとう! オレの歌を聞いてくれ! Foo!」
グラサン「……」
男(変なのばっかり……)
男(仕事を覚えながら、仲良くなっていくか。あまりなりたくないけど)
23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:03:30.425 :6GuCfDdx0.net
しばらくして、仕事に慣れてきた頃――
男「あのー……」
喪服女「うふふ、なあに?」
男「あなたはなぜ、いつも喪服なんですか?」
喪服女「ああ、これ?」
喪服女「これはね……主人が似合ってるっていってくれたからなのよ」
男(ご主人がいたのか……! だけど喪服ってことはきっと悲しいいきさつが……)
しばらくして、仕事に慣れてきた頃――
男「あのー……」
喪服女「うふふ、なあに?」
男「あなたはなぜ、いつも喪服なんですか?」
喪服女「ああ、これ?」
喪服女「これはね……主人が似合ってるっていってくれたからなのよ」
男(ご主人がいたのか……! だけど喪服ってことはきっと悲しいいきさつが……)
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:06:15.552 :6GuCfDdx0.net
男「失礼しました」
男「ご主人が亡くなられてるとはつゆ知らず、変なことを聞いて……」
喪服女「え? 主人は生きてるわよ」
男「へ?」
男(生きてるのかよ!)
喪服女「ほら、これが主人の写真」サッ
男「……!」
男(こ、これは……ッ!)
男「失礼しました」
男「ご主人が亡くなられてるとはつゆ知らず、変なことを聞いて……」
喪服女「え? 主人は生きてるわよ」
男「へ?」
男(生きてるのかよ!)
喪服女「ほら、これが主人の写真」サッ
男「……!」
男(こ、これは……ッ!)
25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:10:35.978 :6GuCfDdx0.net
男(白い! なにもかも白いぞ!)
男(白い礼服、白いネクタイ、肌も白いし、まだ若そうなのに髪も白い!)
男(きっと白ブリーフで雪国出身だな……)
喪服女「どぉう?」
男「まさしく……あなたに相応しいご主人だと思います」
男「まるで、そう……オセロのようだ」
喪服女「うふふ、ふふふ……おーっほっほっほっほっほ!!!」
男「!?」ギョッ
男(なんかツボに入ったようだ)
喪服女「うふふ……ありがとう。最高の褒め言葉だわ」
喪服女「お礼に……お茶を入れてあげましょう。お茶菓子はブラックサンダーにするわね」
男「ありがとうございます(合わないだろ)」
男(白い! なにもかも白いぞ!)
男(白い礼服、白いネクタイ、肌も白いし、まだ若そうなのに髪も白い!)
男(きっと白ブリーフで雪国出身だな……)
喪服女「どぉう?」
男「まさしく……あなたに相応しいご主人だと思います」
男「まるで、そう……オセロのようだ」
喪服女「うふふ、ふふふ……おーっほっほっほっほっほ!!!」
男「!?」ギョッ
男(なんかツボに入ったようだ)
喪服女「うふふ……ありがとう。最高の褒め言葉だわ」
喪服女「お礼に……お茶を入れてあげましょう。お茶菓子はブラックサンダーにするわね」
男「ありがとうございます(合わないだろ)」
26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:12:59.098 :j9f6ZhPUr.net
ブラックサンダーww
ブラックサンダーww
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:15:03.702 :6GuCfDdx0.net
……
黒人「ふんふ~ん」
男「あのー……」
黒人「ホワッツ、なんだい?」
男「黒人さんはどうして日本に?」
黒人「オレの母国は貧しいからね! 出稼ぎのためにやってきたのさ!」
男「なるほど」
男(意外とまともな理由だった)
……
黒人「ふんふ~ん」
男「あのー……」
黒人「ホワッツ、なんだい?」
男「黒人さんはどうして日本に?」
黒人「オレの母国は貧しいからね! 出稼ぎのためにやってきたのさ!」
男「なるほど」
男(意外とまともな理由だった)
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:17:30.876 :6GuCfDdx0.net
黒人「しかし、オレみたいな外国人になかなか働き口はなかったさ! HAHAHA!」
男「今は不景気ですからね……」
黒人「そんな時、この会社がオレを拾ってくれたのさ! 君は我が社に相応しいってね!」
黒人「だから……この会社には本当に感謝してるよ! サンキューベリマッチ!」
黒人「オレは心からこの会社に恩返ししたいと思ってるんだ!」
男「そうだったんですか……」
黒人「しかし、オレみたいな外国人になかなか働き口はなかったさ! HAHAHA!」
男「今は不景気ですからね……」
黒人「そんな時、この会社がオレを拾ってくれたのさ! 君は我が社に相応しいってね!」
黒人「だから……この会社には本当に感謝してるよ! サンキューベリマッチ!」
黒人「オレは心からこの会社に恩返ししたいと思ってるんだ!」
男「そうだったんですか……」
29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:20:28.380 :6GuCfDdx0.net
男「俺、あなたのこと誤解してました!」
男「まさか、こんなに真面目な人だったとは!」
男「てっきりテンションの高さだけが取り柄のB級映画に出てきそうな面白黒人とばかり……」
黒人「HAHAHA! 君もなかなかいうことが黒いねー!」
男「そういうところを評価されて、入社できたのかもしれませんね」
黒人「HAHAHA! よーし、今日は一緒にダンスしよう!」
男「はい!」
男「俺、あなたのこと誤解してました!」
男「まさか、こんなに真面目な人だったとは!」
男「てっきりテンションの高さだけが取り柄のB級映画に出てきそうな面白黒人とばかり……」
黒人「HAHAHA! 君もなかなかいうことが黒いねー!」
男「そういうところを評価されて、入社できたのかもしれませんね」
黒人「HAHAHA! よーし、今日は一緒にダンスしよう!」
男「はい!」
30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:23:19.618 :j9f6ZhPUr.net
何故踊る
31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:23:35.190 :D/qTqSQ90.net
ブラック
ブラック
32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:24:25.079 :6GuCfDdx0.net
……
男(さて、残るはあの人か……)
グラサン「……」
男(懐にピストル持っててもおかしくない風貌だけど、話しかけてみるか!)
男「あのー……」
グラサン「……?」
男「なぜ、あなたはいつもサングラスを……?」
グラサン「……」ジロッ
男(ヤバイ……撃たれる……?)
グラサン「……あなたは喪服女さんと黒人さんとも仲良くなった」
グラサン「話しても……いいかも」
男(!? ――声たけえ! 声変わりしてないのか!?)
……
男(さて、残るはあの人か……)
グラサン「……」
男(懐にピストル持っててもおかしくない風貌だけど、話しかけてみるか!)
男「あのー……」
グラサン「……?」
男「なぜ、あなたはいつもサングラスを……?」
グラサン「……」ジロッ
男(ヤバイ……撃たれる……?)
グラサン「……あなたは喪服女さんと黒人さんとも仲良くなった」
グラサン「話しても……いいかも」
男(!? ――声たけえ! 声変わりしてないのか!?)
33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:29:00.981 :6GuCfDdx0.net
グラサン「これが……私の素顔」サッ
男「え……」
男(女!? ――しかも美人じゃないか! なのになんでこんなでかいサングラスを!?)
グラサン「変な顔でしょう?」
グラサン「私、この顔のせいでよくいじめられてて……」
グラサン「昔から、男からよく“告白ごっこ”の標的にされて……困ってたの」
男(それ、“ごっこ”じゃなくて多分ガチ告白だったんじゃねえかな)
グラサン「それが嫌で、男の格好したら、今度は女から“告白ごっこ”されるようになって」
グラサン「女の集団に襲われたこともあったの」
グラサン「女なのをカミングアウトしても、女性から押し倒されたこともあって……」
男「なるほど……」
男(これほどの美形じゃ、男にも好かれ女にも好かれ、大変だったんだろうなぁ)
男(俺だって、思春期あたりにこの人と出会ってたらいきなり告白しててもおかしくない)
グラサン「これが……私の素顔」サッ
男「え……」
男(女!? ――しかも美人じゃないか! なのになんでこんなでかいサングラスを!?)
グラサン「変な顔でしょう?」
グラサン「私、この顔のせいでよくいじめられてて……」
グラサン「昔から、男からよく“告白ごっこ”の標的にされて……困ってたの」
男(それ、“ごっこ”じゃなくて多分ガチ告白だったんじゃねえかな)
グラサン「それが嫌で、男の格好したら、今度は女から“告白ごっこ”されるようになって」
グラサン「女の集団に襲われたこともあったの」
グラサン「女なのをカミングアウトしても、女性から押し倒されたこともあって……」
男「なるほど……」
男(これほどの美形じゃ、男にも好かれ女にも好かれ、大変だったんだろうなぁ)
男(俺だって、思春期あたりにこの人と出会ってたらいきなり告白しててもおかしくない)
34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:32:44.407 :6GuCfDdx0.net
男(あなたは美人ですよ、素顔のままいて下さいよ、って励ますのは簡単だけど)
男(そうすると、俺が仕事に集中できなくなるし……よし、この手でいこう)
男「大丈夫、あなたは美人ですよ」
グラサン「!」
男「しかし、サングラス姿もよく似合ってます」
男「なので、仕事中はサングラスをしていた方がよろしいかと」
グラサン「ありがとう……そんなこといわれたのはじめて……」ウルッ…
男「そ、そうですか(どうでもいいけど早くサングラスつけてくれ。あんたの素顔は下半身に響く)」
グラサン(決めた……この人こそ私の運命の人!)サッ
男「今後ともよろしくお願いします!」
グラサン「うん……!」
男(あなたは美人ですよ、素顔のままいて下さいよ、って励ますのは簡単だけど)
男(そうすると、俺が仕事に集中できなくなるし……よし、この手でいこう)
男「大丈夫、あなたは美人ですよ」
グラサン「!」
男「しかし、サングラス姿もよく似合ってます」
男「なので、仕事中はサングラスをしていた方がよろしいかと」
グラサン「ありがとう……そんなこといわれたのはじめて……」ウルッ…
男「そ、そうですか(どうでもいいけど早くサングラスつけてくれ。あんたの素顔は下半身に響く)」
グラサン(決めた……この人こそ私の運命の人!)サッ
男「今後ともよろしくお願いします!」
グラサン「うん……!」
35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:35:15.859 :6GuCfDdx0.net
……
課長「このところ、だいぶ仕事を覚えてきたねえ」
男「いえ、まだまだ皆さんの足手まといで」
課長「それに、課のみんなとも仲良くしてくれているようだ」
課長「うちの課はみんな変わり者だからねえ。君がいい潤滑油になってくれてるよ」
男(変わり者? お前もな)
男「そういえば、課長はなぜこの会社に入ったんです?」
課長「私かね?」
……
課長「このところ、だいぶ仕事を覚えてきたねえ」
男「いえ、まだまだ皆さんの足手まといで」
課長「それに、課のみんなとも仲良くしてくれているようだ」
課長「うちの課はみんな変わり者だからねえ。君がいい潤滑油になってくれてるよ」
男(変わり者? お前もな)
男「そういえば、課長はなぜこの会社に入ったんです?」
課長「私かね?」
36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:38:43.266 :6GuCfDdx0.net
課長「私は昔から、黒という色が好きでねえ」
課長「しかし、黒というのはどうしても不吉な印象がある。嫌ったり避けてる人も多い」
男「まあ、たしかに」
課長「だからこの会社に入って、黒という色のイメージアップを図りたかったってところかな」
男「なるほど……」
男(こんな会社にいる時点で、みんな理解不能な変わり者だと思ってたけど――)
男(やっぱりみんなそれぞれに、それなりの理由や人生があるんだなぁ……)
課長「私は昔から、黒という色が好きでねえ」
課長「しかし、黒というのはどうしても不吉な印象がある。嫌ったり避けてる人も多い」
男「まあ、たしかに」
課長「だからこの会社に入って、黒という色のイメージアップを図りたかったってところかな」
男「なるほど……」
男(こんな会社にいる時点で、みんな理解不能な変わり者だと思ってたけど――)
男(やっぱりみんなそれぞれに、それなりの理由や人生があるんだなぁ……)
37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:41:39.698 :6GuCfDdx0.net
課長「ところで、そろそろ君にも大事な仕事を任せてもいい頃合いだ」
男「えっ」
課長「実は今度、うちの社に大手取引先の方が来るんだが……」
課長「その方がぜひ“課の若い方とお話したい”というんだよ」
男「ってことは――」
課長「そう、ぜひ君に商談を任せたい」
課長「あとは契約を結ぶだけという商談だが、チャレンジしてみてくれ!」
男「分かりました! やってみます!」
課長「ところで、そろそろ君にも大事な仕事を任せてもいい頃合いだ」
男「えっ」
課長「実は今度、うちの社に大手取引先の方が来るんだが……」
課長「その方がぜひ“課の若い方とお話したい”というんだよ」
男「ってことは――」
課長「そう、ぜひ君に商談を任せたい」
課長「あとは契約を結ぶだけという商談だが、チャレンジしてみてくれ!」
男「分かりました! やってみます!」
38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:45:33.798 :6GuCfDdx0.net
<会社>
男(いよいよ商談当日……お客はいったいどんな奴なんだろう?)
黒マント「フハハハハ……今日はよろしく」バサッ
男(なんだこいつ!? 怪しい……怪しすぎる! さすがうちの取引先……!)
黒マント「君かね、期待の新人というのは」バサッ
男「はい」
男「応接室にご案内します。こちらへどうぞ」
黒マント「うむ」バサッ
男(バサバサうるせえな)
<会社>
男(いよいよ商談当日……お客はいったいどんな奴なんだろう?)
黒マント「フハハハハ……今日はよろしく」バサッ
男(なんだこいつ!? 怪しい……怪しすぎる! さすがうちの取引先……!)
黒マント「君かね、期待の新人というのは」バサッ
男「はい」
男「応接室にご案内します。こちらへどうぞ」
黒マント「うむ」バサッ
男(バサバサうるせえな)
39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:46:26.095 :j9f6ZhPUr.net
もうやだこの会社
もうやだこの会社
40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:50:25.048 :6GuCfDdx0.net
応接室――
黒マント「さっそく、商談といこうか」バサッ
男「はい」
男(まずは……世間話で場を和ませるか)
男(よぉし、じゃあとっておきの“ブラックジョーク”で……!)
男「ワシントンは桜の木を折りましたが、正直に話したら、お父さんは許してくれました」
男「お父さんはなぜ許してくれたと思いますか?」
男「なぜなら……ワシントンはまだ斧を持っていたから!」
黒マント「……」バサッ
黒マント「ぶ、無礼者ッ!!!」バササッ
男「え」
応接室――
黒マント「さっそく、商談といこうか」バサッ
男「はい」
男(まずは……世間話で場を和ませるか)
男(よぉし、じゃあとっておきの“ブラックジョーク”で……!)
男「ワシントンは桜の木を折りましたが、正直に話したら、お父さんは許してくれました」
男「お父さんはなぜ許してくれたと思いますか?」
男「なぜなら……ワシントンはまだ斧を持っていたから!」
黒マント「……」バサッ
黒マント「ぶ、無礼者ッ!!!」バササッ
男「え」
41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:52:55.651 :6GuCfDdx0.net
黒マント「商談が始まっていきなり、そんなブラックジョークをかますとは……!」バサッ
黒マント「不愉快だ! 帰らせてもらう!」バサッ
男「そ、そんな……!」
男「待って下さい!」
黒マント「嫌だね!」バサッ
男(なんとしても……引き止めないと!)
男「待って下さいぃぃぃぃぃ!!!」ガシッ
黒マント「コラ、マントをつかむな! 高いんだぞこれ!」バサッ
黒マント「商談が始まっていきなり、そんなブラックジョークをかますとは……!」バサッ
黒マント「不愉快だ! 帰らせてもらう!」バサッ
男「そ、そんな……!」
男「待って下さい!」
黒マント「嫌だね!」バサッ
男(なんとしても……引き止めないと!)
男「待って下さいぃぃぃぃぃ!!!」ガシッ
黒マント「コラ、マントをつかむな! 高いんだぞこれ!」バサッ
42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:56:33.113 :6GuCfDdx0.net
課長「お待ち下さい!」
黒マント「貴様は……課長!」バサッ
課長「部下のミスは、上司である私の責任……!」
課長「この通り、土下座します!」ガバッ
課長「私を踏みつけて、靴についた泥で真っ黒にして下さい!」
課長「私は新人君に、なんとしても商談を成功させてあげたいのです!」
黒マント「くっ……!」バサッ
男(か、課長……! 俺のためにそこまで……!)
課長「お待ち下さい!」
黒マント「貴様は……課長!」バサッ
課長「部下のミスは、上司である私の責任……!」
課長「この通り、土下座します!」ガバッ
課長「私を踏みつけて、靴についた泥で真っ黒にして下さい!」
課長「私は新人君に、なんとしても商談を成功させてあげたいのです!」
黒マント「くっ……!」バサッ
男(か、課長……! 俺のためにそこまで……!)
43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:57:42.531 :ZjKK+l580.net
支援
支援
44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 01:59:16.756 :6GuCfDdx0.net
喪服女「うふふ……ブラックコーヒーとブラックサンダーはいかが?」
黒マント「うむむ……うまそうだ」ゴクリ
黒人「オレのダンスを見てくれーっ!!!」
黒マント「おお……なんと見事な踊り……!」バサッ
グラサン「私の変な顔に免じて、怒りをおしずめ下さい……」サッ
黒マント「うひょ~、すげえ美人じゃん!」バサッ
男(課のみんなが俺のミスをかばってくれてる……!)
男(みんな……ありがとう!)
喪服女「うふふ……ブラックコーヒーとブラックサンダーはいかが?」
黒マント「うむむ……うまそうだ」ゴクリ
黒人「オレのダンスを見てくれーっ!!!」
黒マント「おお……なんと見事な踊り……!」バサッ
グラサン「私の変な顔に免じて、怒りをおしずめ下さい……」サッ
黒マント「うひょ~、すげえ美人じゃん!」バサッ
男(課のみんなが俺のミスをかばってくれてる……!)
男(みんな……ありがとう!)
45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:02:18.757 :6GuCfDdx0.net
黒マント「……」
黒マント「フッ……見事だ」バサッ
男「!?」
黒マント「見事なチームワークだ……こんな恰好をしてお忍びをしたかいがあった」バサッ
男「お忍び……!? あなたはまさか……!?」
黒マント「そう、私は取引先などではない――」バサァッ
社長「この会社の社長だったのだ!!!」
黒マント「……」
黒マント「フッ……見事だ」バサッ
男「!?」
黒マント「見事なチームワークだ……こんな恰好をしてお忍びをしたかいがあった」バサッ
男「お忍び……!? あなたはまさか……!?」
黒マント「そう、私は取引先などではない――」バサァッ
社長「この会社の社長だったのだ!!!」
46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:03:50.421 :eTn5HzSL0.net
社長仕事しろよ
社長仕事しろよ
47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:05:34.674 :6GuCfDdx0.net
課長「社長!? なぜ、こんなマネを!?」
社長「私は時折、こうしてお忍びで、各セクションの仕事ぶりやチームワークをチェックしているのだ」
社長「あまりにひどかったら、それを理由に給料下げたりもできるしな……」
男(さすが社長……腹黒いぜ!)
社長「だが、この課のチームワークは素晴らしかった」
社長「これからもその調子でいてくれたまえ!」
男「はいっ!」
社長「それと……演技のために酷評したが、君のブラックジョークはなかなかだった」
社長「これからもその調子でガンガン黒いジョークを飛ばしまくってくれたまえ!」
男「ありがとうございます!」
社長(彼らのような黒い社員がいる限り、うちの社は黒字でいられるだろう……)
課長「社長!? なぜ、こんなマネを!?」
社長「私は時折、こうしてお忍びで、各セクションの仕事ぶりやチームワークをチェックしているのだ」
社長「あまりにひどかったら、それを理由に給料下げたりもできるしな……」
男(さすが社長……腹黒いぜ!)
社長「だが、この課のチームワークは素晴らしかった」
社長「これからもその調子でいてくれたまえ!」
男「はいっ!」
社長「それと……演技のために酷評したが、君のブラックジョークはなかなかだった」
社長「これからもその調子でガンガン黒いジョークを飛ばしまくってくれたまえ!」
男「ありがとうございます!」
社長(彼らのような黒い社員がいる限り、うちの社は黒字でいられるだろう……)
48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:08:24.885 :mUkfrTYMr.net
社長恐るべし
社長恐るべし
49:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:09:34.639 :6GuCfDdx0.net
課長「ふぅ……まさか、取引先が来ると思いきや、社長が来られるとは……」
喪服女「うふふ……心臓に悪かったですねえ」
黒人「いやーよかったよかった! うちの課は安泰だぜ!」
課長「うむ、うちの課がこうまで一つになれたのは君のおかげだ!」
男「そうですかね」
グラサン「さすが私の運命の人!」
男(運命の人? どういう意味?)
課長「ふぅ……まさか、取引先が来ると思いきや、社長が来られるとは……」
喪服女「うふふ……心臓に悪かったですねえ」
黒人「いやーよかったよかった! うちの課は安泰だぜ!」
課長「うむ、うちの課がこうまで一つになれたのは君のおかげだ!」
男「そうですかね」
グラサン「さすが私の運命の人!」
男(運命の人? どういう意味?)
50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:12:15.275 :6GuCfDdx0.net
課長「じゃ、今日はみんなで飲みに行くか!」
喪服女「うふふふふ……ぜひとも」
黒人「やったぜ!」
グラサン「お供します」
男(明日は課の全員が二日酔いで、黒ずんだ顔になってそうだな)
…………
……
課長「じゃ、今日はみんなで飲みに行くか!」
喪服女「うふふふふ……ぜひとも」
黒人「やったぜ!」
グラサン「お供します」
男(明日は課の全員が二日酔いで、黒ずんだ顔になってそうだな)
…………
……
51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:15:38.834 :6GuCfDdx0.net
しばらくして――
ワイワイ…… ガヤガヤ……
旧友A「オーッス、久しぶり!」
旧友B「みんな、すっかり社会人だな」
男「ああ、少し顔つきが変わってるよ」
旧友A「だなー!」
旧友B「そのうち、こういう集まりもだんだんとできなくなってくるんだろうな」
男「だろうな……今日はその分、パーッとやろう!」
オーッ!
しばらくして――
ワイワイ…… ガヤガヤ……
旧友A「オーッス、久しぶり!」
旧友B「みんな、すっかり社会人だな」
男「ああ、少し顔つきが変わってるよ」
旧友A「だなー!」
旧友B「そのうち、こういう集まりもだんだんとできなくなってくるんだろうな」
男「だろうな……今日はその分、パーッとやろう!」
オーッ!
52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:18:47.304 :6GuCfDdx0.net
旧友A「ところで、会社はどうよ?」
旧友B「最悪、全然休みないもん。こないだも休日出勤させられたし」
旧友A「うちは上司が最悪でさ……。お前は?」
男「俺は……休みはきっちりもらえてるし、上司も同僚もいい人ばかりだよ」
旧友A「うおっ、いいなー!」
旧友B「めっちゃホワイト企業じゃん!」
男「いや……」
男「とてつもないブラック企業だよ」
おわり
旧友A「ところで、会社はどうよ?」
旧友B「最悪、全然休みないもん。こないだも休日出勤させられたし」
旧友A「うちは上司が最悪でさ……。お前は?」
男「俺は……休みはきっちりもらえてるし、上司も同僚もいい人ばかりだよ」
旧友A「うおっ、いいなー!」
旧友B「めっちゃホワイト企業じゃん!」
男「いや……」
男「とてつもないブラック企業だよ」
おわり
53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:20:05.305 :D/qTqSQ90.net
おつ
おつ
54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:20:52.809 :bwOe8W4k0.net
オツ
オツ
55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/14(木) 02:26:26.865 :mUkfrTYMr.net
乙
いいブラック企業だった
いいブラック企業だった