黒幕の割に親密すぎる

博士「ワシは初めやせ薬を研究させておった
　それはもちろんワシが長生きするためじゃ
　だがある日副作用で女性ホルモンが過剰分泌され
　女体化する薬ができたのじゃ」

コナン「なんだって？ありえねえよッ！そんなもん」

博士「ふふ、子供に戻る薬があるくらいじゃ
　性別がかわるくらい不思議でもなんでもなかろう」

灰原「ただし女体化には一定の条件が必要だったの
　小太りの人にしか効果がなかった
　だから私は博士の体調管理に気を配っていたのよ」

博士「そして、いまや世界中のやせ薬の中にこの女体化成分が入っている」

コナン「なんだって！？」

博士「驚くのはまだ早い。やせる効果のほかにとんでもない機能があるのじゃ
　女体化を応用してワシの人格を上書きする量子コンピューターが入っておる
　ワシは分子構造を用いて大量のデータを薬の中に閉じ込めたのじゃ」

コナン「・・・？」

灰原「つまり世界中のやせ薬を飲んだ人間が博士と化すのよ」

コナン「なんだって！？」

灰原「将棋ソフトに関わった人物が組織に消された事件があったでしょ？
　あれは量子化に気づきかけたからよ」

博士「そして女体化が発動するキーはある映像を見ること」

コナン「なに？能書きの割にお粗末なトリックだな博士」

博士「ふむ、確かに対象者に確実に映像を見せることは困難じゃ
　しかし一人一人を狙い撃ちするわけではない
　世界中に対象者がいて、その半分でも操ることができたとしたら？」

コナン「世界中の人が注目する映像――まさか！？」

博士「そう！テロじゃ！
　相当数の人間がニュース映像を見ることになるだろう
　そのために今からテロを起こす。見ろ！」

コナン「あれは！サイドン？いや、蘭！！」

博士「そう！メカ蘭くんじゃ
　ゆけ！つのドリルでビッグベンを破壊するのじゃ！」

コナン「やっやめろーーらあーーーーーーんん！！」

メカ蘭（がおー）ﾄﾞｶｰﾝ

博士「フフ、このテロ事件こそがトリガーとなり薬の効果が発現する
　このニュース映像を見ることで薬の服用者は一定時間ワシになる
　そしてワシが世界中のコンピューターネットワークを支配するのじゃ！！」

コナン「わりい
　そうはいかねえんだ、博士」

博士「なんじゃと？」

唐突なポケモン

コナン「薬の設計図をコレとすり替えたおいたのさ」

博士「これはワシの秘蔵の潮吹きエロビデオ！！どういうことじゃ」

コナン「薬に封入されるはずだった
　博士の人格データをエロビデオにすり替えておいたのさ
　灰原の協力を得てな」

博士「これではワシに変化しても潮吹きオナニーをするだけじゃ
　なんてことじゃ」

コナン「博士、思ってもみなかったよ、まさか人一人の人格データが
　ＡＶと同じデータ量だったなんてよ」

博士「ぐっ！だが蘭くんは救えまい
　ワシの勝ちじゃ」

コナン「らあーーーーーーんん！！！！」

博士「このままロンドンを破壊すればメカ蘭君は軍に殺されるぞ！
　わっはは」

メカ蘭（しょぼぼぼーん）

博士「何？戻った！？
　なぜじゃ、薬がこんなに早く切れるはずがない」

コナン「残念だったな博士。博士の薬の副作用は
　性ホルモンや成長ホルモンと大きくかかわっている
　そう、子供にしかきかないんだ
　だから――俺は蘭を女にしたんだ」

博士「なんじゃと！？まさか」

コナン「そう、二次性徴期さ」

コナン「蘭は女になったことで体質が変わったんだ。もう薬は効かない」

博士「そんなうらやま・・・けしからん行為で
　ワシの頭脳が、科学の粋が負けるじゃと？」

コナン「科学が愛に勝てる訳がない
　真実がいつも一つであるようにな！！」

博士「何！？どういうことじゃ！？」

博士「うおっ！？いつの間に亀甲縛りに！？」

コナン「博士、あんたが発明したパワーサスペンダーベルトさ
　そして動けなくなった博士の股間をこいつで・・・」ｶﾁｶﾁ

博士「キック力増強シューズ！？
　やめろー！！」

コナン「嫌なら女体化して大事なモンしまってみるんだな！」

コナン「いっけええええーーーーー！！！」

～エンディング～

新一「悪いな灰原、自力で元に戻っちまってよ」

灰原「あら？あなたに謝られる筋合いはないと思うけど？」

新一「お前が博士に協力する振りをしてくれたお陰で俺も蘭も助かったぜ」

灰原「・・・行くのね？あの子を迎えに、ロンドンへ」

新一「ああ」

高木刑事（ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝ）

新一「蘭は今ロンドンで一人だ。俺が居てやらねえとな」

高木刑事「灰原哀さん、署までご同行願えますか」

灰原「待って！！」

新一（！？）

灰原「これで貸し借りなしよ」

新一「灰原・・・」

高木刑事（ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝ）

蘭「周りは外国人ばっかりで怖いよ・・・新一ー！」

新一「らあーーーーん！！」

蘭「新一ーー！」

イギリス人「Ｏｈ！なんて熱い抱擁なのデース
　というか・・・おっぱじまってマース！！これはもはやテロでーす！あっ」

イギリス人「フフフ・・・ワシじゃよ」

博士（いずれ第２第３のワシが現れるじゃろう・・・）

新一「俺たちの戦いはこれからも続く！！完！！」

くれ悪

勢いだけは認めてやる