～浦の星女学院　鉄道研究部～

善子「ねぇ！10月28日と29日に高安車庫で、きんてつ鉄道まつり2017やるんだって！」

梨子「いいね！みんなで行こうよ！」

千歌「確かその日は五位堂検車でも同時開催するんだよね！」

果南「私、五位堂の方行きたいなぁ～」

ダイヤ「ぶっぶぅ～ですわ♡お金が無いですもの」

ルビィ「お姉ちゃん？なんだか嬉しそうだよ？」

ダイヤ「うぅ...ルビィ...私だって行きたいですわ！」

梨子「今年は何の車両が展示されるんだっけ？」

千歌「高安ではアーバンライナーplusの運転台に入れるみたい！70周年記念の30000系も展示するらしいよ！」

果南「去年の五位堂ではつどいが展示されてたね」

梨子「つどいって、確か夏休みの終わりに定期運用が廃止になったよね」

果南「そうそう、運転止める！やっぱ延長する！っていうのを繰り返してたよね」

善子「つどいって...どんなんだっけ？」

花丸「...これずら！」ﾊﾟｿｺﾝｶﾀｶﾀ

善子「あんた...いつの間にパソコン使えるようになったのよ！？」

花丸「勉強して使い方を覚えたずら！今ではハッキングも余裕で出来るようになったずらぁ！」

善子「私たちより遥かに凄過ぎるわよ！！えっと...この車両見たことないや」

果南「2013系だね！伊勢神宮の式年遷宮と同じ年が系式になってるんだよ」

ルビィ「うゅ...果南ちゃん！それは偶然だよ。2000系で唯一トイレが設置されてる2107Fを改造して、たまたまそのXT07編成の２両目がモ2013だったから2013系になったんだよ」

果南「えぇっ！？そうだったんだ！」

梨子「知らなかったよぉ...ところで、高安と五位堂どっち行くの？」

曜「1泊して両方行っちゃうとか？」

ダイヤ「それこそ金銭的に無理ですわよ！」

鞠莉「小原家のマネーでやっちゃう？」

ダイヤ「部費以外のお金で行くなんて生徒会長が認めませんわよ！！！」

鞠莉「えぇ～？ダイヤ固ぁ～い！」ｺﾞﾁﾝｯ!

ダイヤ「ﾋﾟｷﾞｬｯ」

善子「色んな車両が展示されてるのは五位堂検車みたいね」

千歌「えぇ～21000の運転台入りたいよ！！」

果南「あはは...決まんないねぇ」

曜「今年は五位堂行こっか。千歌ちゃん、来年高安行こ！」

千歌「はぁ～い...来年アーバンライナー展示されなかったら曜ちゃん責任とってよ！」

鞠莉「ちょっと待ってみんな！部費が足りるわ！泊まりで行きましょう！」

千歌「やったぁ！これってつまり全員が両方いけるってことだよね！」

梨子「そうだよ！」

千歌「じゃあ、先にどっち行くかを賭けたくじ引きね！」

善子「...っ！くじ引きっ！...ｾﾞﾝｲﾝﾄﾞｯﾁﾓｲｹﾙ」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

花丸「諦めるずら」

千歌「こうなりました～！」

高安…千歌、ダイヤ、梨子、善子

五位堂…花丸、鞠莉、曜、果南、ルビィ

10月28日
千歌「着いたぁ～！急行が臨時停車してくれたら早かったよ！ねぇ早速アーバンライナーの運転台見学の整理券もらいに行こうよ！」

ダイヤ「ちょっと、落ち着いてくださいな」

梨子「ほんと千歌ちゃん21000系好きね！確かKATOの模型6両セット持ってなかったっけ？」

千歌「そうそう、あれ私のだよ！」

ダイヤ「ルビィも持ってますわよ、グリマの22000系4両」

善子「ねぇ、今日のスケジュール決めない？」

梨子「そうね、まず21000の運転台見学でしょ、あとは...」

ダイヤ「鉄道部品でも買いに行きましょうか！文化祭で展示しましょう！」

千歌「そうだね！」

花丸「着いたずら～！」

果南「まずはどこに行こっか？地図はある？」

曜「はい、これ！」

ルビィ「ルビィ、絶対模型走行会は行きたい！」

鞠莉「ルビィは鉄研で一番の模型鉄だもんね～！あとは車両の撮影会は外せないわね～！」

果南「そうだね！撮影会は行かないと何しに来たのって話になるからね！」

鞠莉「あら？グッズは買えないのかしら～？」

曜「そうだね、それは高安組が買ってきてくれると思うよ！」

鞠莉「ダイヤ固いから心配でぇす！小原家のマネーでこっちでいくらでも買っちゃいましょう！」

果南「鞠莉！部費以外で買うのはやめてよ！」

鞠莉「んも～果南も固いでぇ～す！」ｺﾞﾁﾝｯ!

果南「ちょっ、鞠莉！こらっ！」

千歌「うわぁ～！未来だよ～！昔は中川短絡線を通過してる間にスっと運転手が交代してたんだよ！」

善子「それは...未来ずら？奇跡だよ？どっちなの！？混ざってるわよ！」

梨子「えっ、じゃあ電車が動いてる間に運転手さん立っちゃってたの？」

千歌「そうだよ！でも今は名古屋から鶴橋までノンストップの列車が無くなっちゃったから、全部津で停車中に交代してるけどね！運転中の交代は何かあった時のためにブレーキは離さないように後退してたんだよ」

梨子「近鉄と言えば名阪はノンストップだったのにねぇ...」

ダイヤ「すごいですわ...次はどこに行きましょうか」

善子「これ、3000系の運転台にも行きたいなぁ」

ルビィ「うわぁ...！すごーい！模型がいっぱい走ってるよ！お姉ぇ...あ、お姉ちゃん高安にいるんだった♡」ｷﾗｷﾗ

果南「すごい、部室のよりはるかにスケールがでかいよ！」

鞠莉「これは...ぜかましかしら！乗りたいわぁ！」

曜「じゃあ冬休みの遠征はしまかぜフルで乗って賢島で撮影でもする？あえて京都発？」

花丸「それいいずらぁ！」

鞠莉「京都まで新幹線はグリー...」

果南「それ全員が部費だけで乗れるんでしょうねぇ？」

鞠莉「あ～っ！見て！赤い23000系だ！」

果南「あっ、コイツ話逸らしやがっ...おぉ！あれ前に家族旅行で乗ったよ！」

曜「鞠莉ちゃん、赤い列車好きだよねぇ」

鞠莉「そうねぇ、持ってる模型もほとんど京急か名鉄だし！」

ルビィ「確かマイクロの京急2100持ってたよね！」

鞠莉「そうね！あとグリマの名鉄2208もお気に入りね～」

千歌「おぉ、3000系の生首...じゃなくて運転台カットモデルだぁ！」

梨子「ステンレスって珍しいね！」

ダイヤ「なんかシュミレーターやりたくなってきましたわ」

善子「私も！いつかやりに行こ！」

ダイヤ「いいですわ！」

千歌「ところで、冬休みの合宿どこ行こっか？」

梨子「北陸とか北海道行って、いい感じに雪と列車を撮影するとか？」

ダイヤ「羽越本線とかどうでしょう？」

善子「あんたら...それ絶対列車止まるわよ」

梨子「冗談だよ～、廃止になる前に三江線と、あと一畑電車とかどう？行きか帰りはサンライズで！」

ダイヤ「梨子さん冗談でしたの！？なるほど、三江線はチャンスそれぐらいしかありませんものね！」

高安車庫､うちの近所だわ
行ってみるか

果南「いよいよ本題だよ！」

曜「きたぁぁぁぁっっっ！！」

鞠莉「おぉ！つどいじゃない！」ﾊﾟｼｬ

ルビィ「うゅ...曜さんのそのカメラすごいです...」

曜「あはは、これはX7iだよ」

果南「部員で一眼レフ持ってるのは曜と鞠莉ぐらいかな？」

鞠莉「そうね～！果南は音鉄班だから、一眼レフよりは駅で音を拾うマイクかしら？」

果南「そうだね！私のも結構性能いいよ!」

ルビィ「鞠莉さんは何でも持ってて羨ましいなぁ」

花丸「あ、あれは毎年恒例のはかるくんずらね！」ｶｼｬ

曜「............」ﾊﾟｼｬｯ!ﾊﾟｼｬｯ!ﾊﾟｼｬｯ!ﾊﾟｼｬｯ!

千歌「冬休みの合宿の前には文化祭もあるからね」

梨子「あっ、そういえば...」

善子「毎年どんなことやってるの？」

ダイヤ「基本的には鉄道の部品を展示したり、今ルビィたちが作ってるジオラマを展示したりしてますわ」

梨子「音鉄班が拾い集めた発車メロディーをお客さんに当ててもらうクイズもやってるんだよ！」

善子「そうなのね！ところでその鉄道部品はどこにあるの？」

ダイヤ「そうですわね...部費もありますし、折角ですし今から買いに行きましょうか」

梨子「あれ？これ事前に申し込みしないとダメみたいよ？」

千歌「だいじょぶー！ちゃんと既に申し込んであるから！」

梨子「さすが部長！仕事が早いよ！じゃあ、手分けして買いに行きましょう！」

ダイヤ「私は速度計と電圧計、あと特急の窓カーテンを3枚買いましたわ！」

千歌「私方向幕買ってきたよ！これで8000円！これは黒板に掲示する形になるのかな？」

梨子「はい、これ！つり革3つで足りるかな？」

善子「私は広告の額縁と座布団を...これ使えるかしら？」

ダイヤ「もちろん！大丈夫ですわ！これをイスに敷きましょう」

梨子「結構買ってきたね！当日は鉄研ブースにぎやかになりそうだよ！」

善子「全額合わせていくらしたのよ？」

千歌「5000ちょ」

梨子「19500円ね！」

善子「結構したのねぇ～」

千歌「鞠莉ちゃんなら『まぁ～♡安いわねぇ～♡』って言うよ絶対！」

ダイヤ「あの人いつも『ダイヤは頭固いんだから～♡』って言って頭げんこつしてきますのよ！」

梨子「ものまね上手っ！」

善子「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ｱｰ!ﾊﾗｲﾃｪ～!!



鞠莉「ぶえぇ～っくしょいっ！」

曜「うわっ！ビックリした...風邪？」

鞠莉「そんなことはないわ！大丈ぶえぇ～っくしょいっ！！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

花丸「噂されてるずらよ」

花丸「そういえば近鉄って減速が相当速いずらよね！」

果南「確か減速が95km/hで、注意が65km/h、警戒が30km/hだったよね」

曜「昔よく電車でGO！やってたから相当速く感じるよ」

ルビィ「あっ！40トンクレーンの実演だって！ルビィ前に南栗橋の東武のイベントで似たようなの見たよ！」

鞠莉「確か東武はスペーシアを持ち上げてたわね！」

ルビィ「そうそう！すごかったよ～！」

果南「行きたいけど、ちょっと混んでるね...今回は行けなさそうかな」

曜「仕方ないね」

鞠莉「じゃあ、そろそろ帰りましょっか！高安組と合流するとこは鶴橋だっけ？」

果南「そうだね！明日は私たちが高安だね！」

花丸「楽しかったずら～！明日も楽しみずら！」

千歌「あとやり残したことは無いかな？」

ダイヤ「そうですわね！そろそろ鶴橋に行きましょう」

梨子「明日は五位堂だね！」

善子「車両撮影会楽しみだなぁ～」

梨子「あと模型走行会！」

千歌「そういえばルビィちゃんのE531系のカプラー何だっけ？」

ダイヤ「基本10号車をKATOカプラー密連からTNにしましたわよ？」

千歌「じゃあ私の223系1000番台の付属4両もTNカプラーにしたからルビィちゃんのと繋いで文化祭で走らせようよ」

ダイヤ「カオスにしないでくださいまし」

千歌「えぇ～面白そうじゃん！」

善子「千歌の223系付属4両はルビィのEF210と繋いで甲種みたいにして文化祭で走らせたら？」

千歌「あぁ！それいいね！」

梨子「さぁ、五位堂組が待ってるかもしれないから、鶴橋のホテルに戻って夕飯はみんなで焼肉しましょ！」

ぐ～りんぱ「おぉ～！！」

～鶴橋の焼肉屋～

曜「いよっ、部長！音頭をお願いしますっ！」

千歌「そうだね！それでは皆さん、グラスを手に持って！浦の星女学院 鉄道研究部のイベント参加1日目が無事終了いたしました。明日も楽しんでいきましょう！乾杯ッ！！」

おしまい。

http://www.kintetsu.co.jp/senden/tetsudoumaturi/

こちらが実際の案内です。2日目は1日目とほぼ同じなので今回は割愛させていただきます。
近所にお住まいの方はぜひ行ってみて下さい。
こりゃもう次の作品は、花丸「ハッキングができるようになったずら！」善子「あんた昔『未来ずらぁ～！』とか言いまくってたじゃない！」になるのかなぁ～。