P「ただいま～……いや～、暑い暑い…」

法子「あっ！お帰り、プロデューサー！」

杏「冷凍庫にアイスあるよ～」

P「あれは一度爆発を起こして以来、やらないようにしてるんだ」

杏「そっちのアイスじゃないよ」

ライラ「爆発しなくてもやっちゃダメですねー」

P「冗談冗談！今日日アイドル事務所で薬物騒ぎなんていったら炎上不可避だからな」

杏「よかった、冗談か」

P「というわけで、今からここでスイカ割りしようぜ」

杏「本当に冗談なのかなあ」

P「今のうちにスイカ割っとかないと平成終わっちまうぞ」

法子「なんで事務所の中でスイカ割りするの？」

P「外は暑いから」

杏「思慮が浅い」

法子「頭がドーナツ」

ライラ「あのー、スイカ割りとはなんでございますですかー？」

杏「あ～、ライラはスイカ割りやったことないか」

法子「えーっとね、スイカ割りっていうのはね……まずドーナツを用意するでしょ？」

杏「ローカルルールだよ、それ」

P「お手本を見せてやろう。まずは目隠しをして……それから１０回回る」ｸﾞﾙｸﾞﾙｸﾞﾙ

P「で、スイカのある方に進んで………棒を一気に振り下ろす！」ﾌﾞﾝｯ　ｸﾞｼｬｯ

P「大当たり！まあ、これがスイカ割りってやつだ。分かった？」

杏「まだスイカをセットしてないんだけど何を割ったの？」

P「おっと、マズいぞ」

ライラ「パソコンがぐしゃぐしゃですねー」

P「マ？ソースどこよ？」

杏「目隠しを取って現実を受け入れようよ」

P「わあ、パソコンがぐしゃぐしゃだ。聴取と目視確で認をしたから、これは現実だぞ」

杏「はぁ～、こういうのは周りに注意してやんなきゃダメじゃん」

ライラ「注意」

P「意です」

杏「どうすんの、これ。ちひろさんのパソコンじゃん」

法子「ど、どうしよ～……！」

P「やべぇよ、やべぇよ……な、なんとかして誤魔化せないかな……」

法子「………」ﾉｿｯ

杏「なんでドーナツをパソコンの上に乗せたの？」

法子「ドーナツならなんとか誤魔化せるかなって…」

P「小麦粉を過信しすぎるな」

ライラ「じゃあアイスなら……」ﾉｿｯ

P「張り合うんじゃないよ」

ちひろ「おはようございまーす」ｶﾞﾗｯ

P「やっべ」

ちひろ「………なんですかこれ。なんで私のパソコンが粉々に？」

P「俺が事務所に戻ったら小麦粉とアイスで錯乱状態になったコイツ等がですね」

杏「最低だよ」

ちひろ「本当のことを言った人にはドーナツをあげます」

法子「プロデューサーが事務所でスイカ割りをしようとしてちひろさんのパソコンを壊しました」

P「ズコーッ！スイカじゃなくて口を割るんかいっ！」ﾂﾙｾｺｰ

ちひろ「本当なんですか？」

P「ちひろさん、腹を割って話そう」

ちひろ「では介錯は私が」

P「その割腹じゃない」

ライラ「これが噂のジャパニーズハラキリですかー」

法子「切腹とドーナツって似てるよね。お腹に穴が開いてるところとか」

杏「発想がサイコだよ」

ちひろ「さあ、早く腹を切ってください。その様子をTikTokに載せますから」

P「やめろやめろ！炎上する炎上する！炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……炎上は怖い……」

法子「何か炎上にトラウマでもあるの？」

P「いろいろね」

ライラ「ライラさん、知ってますですよ。これは落語の饅頭怖いですねー。饅頭怖いって言うと、お饅頭が貰えるですよー」

法子「えっ！じゃあドーナツ怖いって言えば、ドーナツ貰えるの！？」

ライラ「アイス怖いって言えば、アイス貰えるですねー」

法子「ドーナツ怖いドーナツ怖いドーナツ怖いドーナツ怖いドーナツ怖いドーナツ怖いドーナツ怖いドーナツ怖いドーナツ怖いドーナツ怖い」

ライラ「アイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖いアイス怖い」

杏「休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い休み怖い」

P「なんだコイツ等、キメてんのか？」

ちひろ「その発言、炎上しますよ」

P「おっといけねぇ。ここらでひとつ擁護が怖い」



終劇

これにて終了ですー
ピンピーン