え、続くの？

女優「じゃあ……」ﾇｷﾞｯ

監督「ちょっ、なにいきなり脱いでるんだ！？」

女優「だって、AVでしょ？」

監督「脱ぐ必要なんかないよ！　君には、あの檻の中に入ってもらう！」

女優「檻？　ってことは、まさか……」

～完～

なんか見たことある気がしたけど枕営業だったわ

ライオン「グルル……」



女優「ライオン……！」

監督「AVというのは、AV（アニマル・ビデオ）だったというわけさ！」

女優「なーんだ」ﾎｯ

女優「あの檻の中で、ライオンと遊べばいいわけね？」

監督「そういうことだ」

期待

女優「お邪魔しまーす」

ライオン「ガルルル……！」

女優「え」

ライオン「グルルルル……！」

女優「あなた、もしかして、血に飢えてない？」


監督「そういえば、もう三日は食事してなかったような……」


女優「ウソでしょ！？」

ミネラール麦茶

>>9
オーンザローッ！

ライオン「ガオオオオッ！！！」ｸﾞﾜｯ

女優「きゃああっ！」

ライオン「ガウッ！」

女優「ひっ！」

ライオン「ガオオオンンッ！」ｶﾞﾌﾞｯ

女優「あぶなっ！」

女優「なによ、このライオン！　本気で殺しにかかってきてるじゃない！」

ライオン「グオオオオオオッ！！！」

女優「ちょっとぉ！　どうにかしてよ、このライオン！」



監督「……」

監督（これしか方法はなかった……）

監督（賭けるしかない……！）

監督（目覚めろ！　彼女の潜在能力……！）

なんだこれは

後半へつづく

ライオン「ガウッ！」ｼｭﾊﾞｯ

女優「くっ！」ｻｯ

ライオン「グアァッ！」ｸﾞｵｯ

女優「こっちね！」ｻｯ

ライオン「グルル！？」

女優（あれ……？）

女優（私、だんだんライオンの動きが読めてきたわ……！）

割りと好き

ライオン「ガァァァァァッ！！！」

女優（飛びかかってきたライオンの喉に……貫き手！）

ザクッ！

ライオン「ゲボォ……ッ！」ﾄﾞｻｯ



監督「おおっ、やった！」

監督（やはり彼女の潜在能力は凄まじかった！　俺の目に狂いはなかった！）

SUGEE

凄いと思うけど演技とは関係ないよね…

ライオン「ま、参りました！」ｻｯ

女優「え！？」

女優「ライオンが……喋った？」

ライオン「実は私……あなたにお願いがあって参ったのです」

ライオン「あなたならば、私の願いを叶える力があるかもしれないと監督さんに聞いて……」

女優「ど……どういうこと？」

ライオン「今、アフリカのある小国で、恐るべき計画が進行しています」

女優「どういう計画？」

ライオン「一言でいうなら、≪先進国の眼中にないうちに核兵器開発しまくろう計画≫！」

女優「！」

なんだこれは

糖質？

女優「すごい計画ね……。で、進み具合はどうなの？」

ライオン「その小国は、すでに核ミサイルを一万発以上開発しています」

女優「一万……！？」

ライオン「しかも、それら全てを、先進国に発射するつもりです！」

女優「なんですって……！？」

ライオン「しかし、あまりにマイナーな小国なので、全く気づかれていないのです」

ライオン「ですから、あなたにはこの国の野望をくじいて欲しいのです！」

女優「ちょ、ちょっと待ってよ！」

女優「そんな重大事、私なんかにいわれても……そういうことは国連にでも相談しなさいよ！」

ライオン「もちろん、相談しました。しかし――」

確実にまとめられるな

国連会議――

先進国の人A『アフリカの小国が核兵器を？　バカバカしい！　信じられるか！』

先進国の人B『君は知らないだろうが、核兵器って作るのものすごく大変なんだぞ！』

先進国の人C『ていうか、ライオンの話って時点で信憑性ないわぁ～』





ライオン「……と、全く取り合ってくれなかったのです」

女優「……なるほど」

女優（国連の人達って忙しいだろうし、無理もないわね……）

女優（だけど、国連が動かない以上、誰かが動かないと世界が危ないわ！）

ジオンもびっくりの技術力だな…

女優「分かったわ！」

ライオン「！」

女優「どこまで力になれるか分からないけど……協力してあげる！」

ライオン「あ、ありがとうございます！」

女優「監督、あなたこのライオンから相談を受けて、話がこうなることを狙ってたのね」

監督「ああ、このライオンは以前、動物番組で知り合って以来の親友でね」

監督「この相談を受けた時、頼れるのは潜在能力に目覚めた君しかいないと思ったんだ」

女優「まったく、ムチャクチャするんだから……」

女優「まぁいいわ。行きましょ、アフリカに！」



ｷｰﾝ…

国連使えねえなｗ

なんだこれは

監督もライオンと話せるのか

アフリカ大陸――

ﾐｰﾝﾐｰﾝ…

女優「あっつ～い！」

監督「なにしろアフリカだからな」

女優「AVってAV（アダルトビデオ）かと思いきや、AV（アニマルビデオ）になって」

女優「ついにAV（アフリカビデオ）になっちゃったわね」

監督「セクシーなビデオを撮らせてもらうよ」

ライオン「では、問題の小国まで、この私がご案内します！」

ライオンに何があったのか

ライオン「まず、サハラ砂漠を横断します」

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ…

女優「わぁ～、砂だらけ！」

監督「そりゃ砂漠だからな」

女優「……ってあれ、ライオンは！？」

ライオン「サハラの砂風呂は最高ですよ」ﾎｶﾎｶ…

女優「あっ、ずるい！　私もやろうっと！」

ライオン「続いて、エジプトのピラミッドを通ります」

女優「へぇ～、あれがピラミッドね！」

監督「テレビで何度も見たことあるが、やはり実物は違うねえ」

ライオン「戦いに備えて、今のうちにピラミッドパワーを吸収しておきましょう！」ﾋﾟﾗﾋﾟﾗﾋﾟﾗ…

女優「あ～……ピラピラしてきた！」ﾋﾟﾗﾋﾟﾗﾋﾟﾗ…

監督「おお、体じゅうに力が湧いてくる……」ﾋﾟﾗﾋﾟﾗﾋﾟﾗ…

ライオン「さらに南アフリカを越えます」

女優「わっ、ダイヤモンドでいっぱい！」

監督「なにしろ、南アフリカはダイヤモンドの名産地だからねえ」

女優「これだけあるなら、少しぐらいもらっても平気よね」

女優「ほら、あなたにも付けてあげる！」ｷﾗｷﾗ…

ライオン「あ、ありがとうございます」

普通にもう少し近いところに飛行機でいったほうが早くない？

ﾋﾟﾗﾋﾟﾗ

アフリカの小国――

ライオン「――着きました！」

女優「やっと着いたぁ～！」

監督「長旅だった……とんだAV（アドベンチャー・ビデオ）が撮れてしまったよ」

ライオン「独裁者は……あの屋敷にいます！」

女優「よぉ～し、その独裁者を退治すればいいのね！」

監督「女優が独裁者を退治か……素晴らしいAV（アクション・ビデオ）が撮れそうだ！」

ライオン「……」

女優「どうしたの？　浮かない顔して」

ライオン「いえ……何でもありません。参りましょう！」

独裁者「核ミサイルの発射準備はいいか？」

部下「いつでもオーケーです！　スイッチ一つで、あなたが狙う場所に発射できます！」

独裁者「ふっふっふ……よくやった」

独裁者「アフリカを見下してきた傲慢なる先進国どもめ……今こそ滅ぼしてやる！」


女優「そこまでよ！」ｻﾞｯ


独裁者「何者だ！？」

女優「私は女優よ！　ジャパニーズ・アクトレス！」

独裁者「ニッポンの女優が一体なんの用だ！？」

女優「ミサイルで先進国を滅ぼそうっていう、あんたの野望を打ち砕きに来たのよ！」

独裁者「なるほど……ただの女ではなさそうだ」

独裁者「だが、もう遅い！　このスイッチを押すだけで、世界は核の炎に包まれる！」

女優「くっ……！」

独裁者「ほら、スイッチをツンツンしてやる！」ﾂﾝﾂﾝ

女優「じらしてないでとっとと押しなさいよ！」

監督「煽っちゃダメぇ！」

核スイッチツンツン男

ライオン「もう……やめて下さい！」ﾊﾞｯ

独裁者「お前は……ライオン！？」

独裁者「そうか、この女優どもを連れて来たのはお前か！」

ライオン「あなたはかつて、アフリカの自然を愛する立派な人でした……」

ライオン「しかし、いつからか先進国への憎しみにとらわれ、恐ろしい独裁者になってしまった」

ライオン「どうか優しかった頃のあなたに戻って下さい！」

独裁者「黙れ！」

ライオン「かつて、密猟者から私を助けてくれた頃のように……」

独裁者「黙れぇ！」ﾊﾟﾝｯ

ライオン「ぐあっ……！」ﾄﾞｻｯ…

女優「しっかりして、ライオン！」

独裁者「ふん……過去のことをほじくり返されるのは嫌いでね」

女優「なんてことするのよ……！」

独裁者「次はお前を射殺してやる！　――そのライオンのように！」ﾁｬｯ

女優「なんですってぇぇぇ！！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

監督（なんだ……！？　怒りが彼女の姿を変貌させていく……！）

女優「許さない……！」ﾒｷﾒｷﾒｷﾒｷﾒｷ…

独裁者「う、うわっ……！」

ああ…

戦乙女「あんたは……あんただけは許さないわ！」ｼｬｷｰﾝｯ


独裁者「えええ……！？」





監督「――そうか、分かった！」

監督「女優の正体は“怒る戦乙女”……AV（アングリー・ヴァルキリー）だったんだ！」

監督「どうりで人間離れしてる強さと美しさなわけだ……」

光るムチつかいそう

独裁者「戦乙女（ヴァルキリー）だと、ふざけるなッ！」

独裁者「こうなったら核ミサイルを、あの女めがけて全弾発射！」ﾎﾟﾁｯ


シュボボボボボボボッ！


戦乙女「……」




監督「うわぁぁぁぁぁ！！！」

監督「このAVのラストシーンは……AV（アトミック・ビデオ）になってしまうのか……！」

ライオンはダイヤモンドのおかげで死んでないんだろうなあ

戦乙女「今の私に核ミサイルなんて通用しないわ……」

戦乙女「AV（オール・バニッシュ）！！！」

バシュッ！

独裁者「ミサイルが、消えた……！」

戦乙女「これであんたの野望はついえたわね……」

独裁者「ぐうう……っ！」ｶﾞｸｯ

戦乙女「だけど、正直いってホッとしてるんじゃないの？」

戦乙女「巨大すぎる力を振りかざさずに済んで……」

独裁者「うぅぅ……」

対人核ミサイル

ライオン「これでよかったんですよ……」

独裁者「ラ、ライオン……！？」

ライオン「もう一度、自然を愛する指導者としてやり直しましょう……！」

ライオン「そして、正当な方法で先進国を見返すんです……！」

独裁者「ああ……そうさせてもらう。私は憎しみに支配され、どうかしていた……」

戦乙女「よかった……生きてたのね！」

ライオン「事前に砂風呂でリラックスし、ピラミッドパワーを吸収していたおかげで」

ライオン「生命力がアップしていたんです」

ライオン「そして、あなたからもらったダイヤモンドが、私を銃弾から守ってくれたんです」ｷﾗｷﾗ…

戦乙女「わぁお！　お約束！」

監督「はい、カーット！」ｶﾁﾝｯ

監督「これで……撮影終了（クランクアップ）かな」

戦乙女「いいえ、まだよ！」

戦乙女「私は戦乙女として、地球中から核兵器をなくさなきゃ！」

監督「たしかに……！　先進国からも核兵器をなくさなきゃ、不公平だからな！」

戦乙女「私が地球を救うビデオ……しっかり撮影してね！」

戦乙女「これぞ名づけて、AV（アース・ビデオ）！！！」

ライオン「え……」

監督「あ、あの……お言葉なんだけど……」

a-su video

監督「アースのスペルは、Earthだよ。EVになっちゃう」

戦乙女「きゃーっ！！！」

ライオン「とんだAV（赤っ恥・ビデオ）が出来上がってしまいましたね……」







―　完　―

乙

読ませるねぇ

おつんこ

うんこちんこおもしろまんこ

良かった
乙

>>31
暑さ演出のためにとりあえずアブラゼミ鳴かすのワロタ

おもしろい