1:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/03(月) 23:56:12 :orSzSRPo
オリヴィア「……は?」
華子「あれ? 聞こえなかった?」
香純「あの……華子さん」
華子「ん? どしたの香純さん」
香純「命を粗末にするのは……良くないと思います」
オリヴィア「それはさすがにひどくない!?」
オリヴィア「……は?」
華子「あれ? 聞こえなかった?」
香純「あの……華子さん」
華子「ん? どしたの香純さん」
香純「命を粗末にするのは……良くないと思います」
オリヴィア「それはさすがにひどくない!?」
2:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/03(月) 23:59:18 :orSzSRPo
華子「ま、まあまあ! 落ち着いてよ、オリヴィア!」
オリヴィア「そもそも! 何でそんな事言うの!?」
華子「へっ? 何が?」
香純「オリヴィアさんに、腋を出せって……」
華子「……んー、ちょっと確かめたい事があってさ」
オリヴィア・香純「……確かめたいこと?」
華子「なんか……最近、臭いが気にならなくなってるんだよ」
オリヴィア・香純「!?」
華子「ま、まあまあ! 落ち着いてよ、オリヴィア!」
オリヴィア「そもそも! 何でそんな事言うの!?」
華子「へっ? 何が?」
香純「オリヴィアさんに、腋を出せって……」
華子「……んー、ちょっと確かめたい事があってさ」
オリヴィア・香純「……確かめたいこと?」
華子「なんか……最近、臭いが気にならなくなってるんだよ」
オリヴィア・香純「!?」
3:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:02:29 :2BgupML.
オリヴィア「えっ、嘘……ホントに!? 臭わない!?」
香純「騙されちゃ駄目です、オリヴィアさん!」
オリヴィア「えっ!?」
香純「オリヴィアさん、依然としてスパイシーですから!」
華子「まあ、スパイシーはスパイシーなんだけどさ」
オリヴィア「ねえ! そのスパイシーってのやめてくれない!?」
華子「なんか……臭いって思わなくなってきたんだよね」
オリヴィア・香純「!?」
オリヴィア「えっ、嘘……ホントに!? 臭わない!?」
香純「騙されちゃ駄目です、オリヴィアさん!」
オリヴィア「えっ!?」
香純「オリヴィアさん、依然としてスパイシーですから!」
華子「まあ、スパイシーはスパイシーなんだけどさ」
オリヴィア「ねえ! そのスパイシーってのやめてくれない!?」
華子「なんか……臭いって思わなくなってきたんだよね」
オリヴィア・香純「!?」
4:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:07:40 :2BgupML.
オリヴィア「えっ!? どっ、どういうこと!?」
香純「恐らくですが……脳が、錯覚を起こしてるんだと思います」
オリヴィア「ごめん、もうちょっとわかりやすく言って」
華子「ほら、私達って結構ずっと一緒に居るじゃん?」
オリヴィア「うん」
華子「だから……体はずっと臭いって叫んでたんだよね」
華子「でも、ずっと叫び続けてたら喉がぶっ壊れたー、みたいな?」
オリヴィア「……」
オリヴィア「あ、うん……なんとなくわかった」
オリヴィア「えっ!? どっ、どういうこと!?」
香純「恐らくですが……脳が、錯覚を起こしてるんだと思います」
オリヴィア「ごめん、もうちょっとわかりやすく言って」
華子「ほら、私達って結構ずっと一緒に居るじゃん?」
オリヴィア「うん」
華子「だから……体はずっと臭いって叫んでたんだよね」
華子「でも、ずっと叫び続けてたら喉がぶっ壊れたー、みたいな?」
オリヴィア「……」
オリヴィア「あ、うん……なんとなくわかった」
5:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:13:31 :2BgupML.
華子「だからさ、オリヴィア! 腋出してよ、腋!」
オリヴィア「……イヤ」
華子「え~っ!? なんで!?」
香純「まあ、あれだけ臭いって言ってた訳ですし」
オリヴィア「そうよ! どうせ、直で嗅いだら臭いって言うんでしょ!?」
華子「言わないって! ぜ~ったい言わない!」
オリヴィア「……じゃあ、ちょっとだけなら」
華子「うっしゃあ! 思いっきり嗅いでやるぜぃ!」
香純「華子さん、あの、あまり大声で言わないでください……!」
香純「外に聞こえたら、私も仲間だと思われちゃいますから……!」
華子「だからさ、オリヴィア! 腋出してよ、腋!」
オリヴィア「……イヤ」
華子「え~っ!? なんで!?」
香純「まあ、あれだけ臭いって言ってた訳ですし」
オリヴィア「そうよ! どうせ、直で嗅いだら臭いって言うんでしょ!?」
華子「言わないって! ぜ~ったい言わない!」
オリヴィア「……じゃあ、ちょっとだけなら」
華子「うっしゃあ! 思いっきり嗅いでやるぜぃ!」
香純「華子さん、あの、あまり大声で言わないでください……!」
香純「外に聞こえたら、私も仲間だと思われちゃいますから……!」
6:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:17:30 :2BgupML.
オリヴィア「……はい」
…スッ
華子「いや、オリヴィア……それじゃ嗅ぎにくいってば」
オリヴィア「……だ、だって……///」
華子「恥ずかしがらずに、ほら! ほらほら~!」
オリヴィア「っ……!///」
…ススッ
華子「良いよ~、その調子! オリヴィア~ン、トレビア~ン!」
オリヴィア「かっ、嗅ぐなら早くしてくれない!?///」
華子「あ、ごっめん……なんか楽しくなってきちゃって!」テヘペロ!
香純「私からもお願いします……早く終わらせて、封印を……!」
オリヴィア「……はい」
…スッ
華子「いや、オリヴィア……それじゃ嗅ぎにくいってば」
オリヴィア「……だ、だって……///」
華子「恥ずかしがらずに、ほら! ほらほら~!」
オリヴィア「っ……!///」
…ススッ
華子「良いよ~、その調子! オリヴィア~ン、トレビア~ン!」
オリヴィア「かっ、嗅ぐなら早くしてくれない!?///」
華子「あ、ごっめん……なんか楽しくなってきちゃって!」テヘペロ!
香純「私からもお願いします……早く終わらせて、封印を……!」
7:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:22:08 :2BgupML.
華子「では……参る!」
オリヴィア「ぜ、絶対臭いとか言わないでね!?///」
華子「……わ~かってるってぇ」
オリヴィア「顔芸も無し!/// 本気で怒るからね!///」
華子「……」クンクンッ
オリヴィア「っ……!///」
華子「スパァイスィー……!」ニヤァッ!
オリヴィア「っ!? かっ、香純!? 香純!?」
香純「えっ!? な、何ですか!?」
オリヴィア「この反応、何!? 私、どうすれば良いの!?」
香純「えっ!? どうしてそれを私に聞くんですか!?」
華子「では……参る!」
オリヴィア「ぜ、絶対臭いとか言わないでね!?///」
華子「……わ~かってるってぇ」
オリヴィア「顔芸も無し!/// 本気で怒るからね!///」
華子「……」クンクンッ
オリヴィア「っ……!///」
華子「スパァイスィー……!」ニヤァッ!
オリヴィア「っ!? かっ、香純!? 香純!?」
香純「えっ!? な、何ですか!?」
オリヴィア「この反応、何!? 私、どうすれば良いの!?」
香純「えっ!? どうしてそれを私に聞くんですか!?」
8:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:26:44 :2BgupML.
オリヴィア「だって香純、メガネかけてるし!」
香純「メガネが理由!?」
華子「……」クンクンッ
オリヴィア「は、華子……///」
華子「……んっんー!」
華子「スパァィスィー……!」ニヤァッ!
オリヴィア「助けて香純!」
香純「あ、メガネ外したんで無理です。すみません」
オリヴィア「それはちょっとひどいんじゃない!?」
オリヴィア「だって香純、メガネかけてるし!」
香純「メガネが理由!?」
華子「……」クンクンッ
オリヴィア「は、華子……///」
華子「……んっんー!」
華子「スパァィスィー……!」ニヤァッ!
オリヴィア「助けて香純!」
香純「あ、メガネ外したんで無理です。すみません」
オリヴィア「それはちょっとひどいんじゃない!?」
9:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:30:44 :2BgupML.
華子「……オリヴィア」
オリヴィア「っ!?」ビクッ!
オリヴィア「な……何……?」ビクビク!
香純「オリヴィアさん、ちょっと怖がりすぎでは……」
オリヴィア「しょうがないでしょ!? なんか怖いんだもん!」
香純「……まあ、わからなくもないですけど」
華子「オリヴィア――ッ!!」
オリヴィア・香純「はっ、はい!」
華子「? なんで香純さんも返事したの?」
香純「あ、あまりの勢いに押されて……つ、つい///」
華子「……オリヴィア」
オリヴィア「っ!?」ビクッ!
オリヴィア「な……何……?」ビクビク!
香純「オリヴィアさん、ちょっと怖がりすぎでは……」
オリヴィア「しょうがないでしょ!? なんか怖いんだもん!」
香純「……まあ、わからなくもないですけど」
華子「オリヴィア――ッ!!」
オリヴィア・香純「はっ、はい!」
華子「? なんで香純さんも返事したの?」
香純「あ、あまりの勢いに押されて……つ、つい///」
10:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:36:31 :2BgupML.
華子「いやまあ、ノリで大声で呼んだんだけどさ」
オリヴィア「もう! ビックリするからやめてよ!」
華子「ごめんごめん! あ、でもさ、やっぱり臭いって思わなかったよ!」
オリヴィア「えっ? ほ……本当に?」
華子「うん! 本当に!」グッ!
華子「むしろ……なんか、良い匂いに感じたかも知れない」
オリヴィア「いっ、良い匂いって……もっ、もー!///」
華子「あはは! もしかしたら、本当に良い匂いになってるのかもよ!?」
オリヴィア「ええっ!?/// やだもー、華子ったらー!///」
香純「……」
香純(……いや、そんな事はまっっっ……たく無いんですけどね)
華子「いやまあ、ノリで大声で呼んだんだけどさ」
オリヴィア「もう! ビックリするからやめてよ!」
華子「ごめんごめん! あ、でもさ、やっぱり臭いって思わなかったよ!」
オリヴィア「えっ? ほ……本当に?」
華子「うん! 本当に!」グッ!
華子「むしろ……なんか、良い匂いに感じたかも知れない」
オリヴィア「いっ、良い匂いって……もっ、もー!///」
華子「あはは! もしかしたら、本当に良い匂いになってるのかもよ!?」
オリヴィア「ええっ!?/// やだもー、華子ったらー!///」
香純「……」
香純(……いや、そんな事はまっっっ……たく無いんですけどね)
11:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:41:02 :2BgupML.
それからどしたの
オリヴィア「でも、なんか結構嬉しいかも」
華子「へっ? 何が?」
香純「――っ!」ピキーンッ!
香純「あ、私ちょっとトイレ行ってきますね」
…ガタッ!
華子「いてら~」
オリヴィア「だって、臭いって言われるより……さ?」
華子「うん」
香純「……!」
香純(まずい……この流れは……まずい!)
香純「……!」
スタスタスタスタ!
それからどしたの
オリヴィア「でも、なんか結構嬉しいかも」
華子「へっ? 何が?」
香純「――っ!」ピキーンッ!
香純「あ、私ちょっとトイレ行ってきますね」
…ガタッ!
華子「いてら~」
オリヴィア「だって、臭いって言われるより……さ?」
華子「うん」
香純「……!」
香純(まずい……この流れは……まずい!)
香純「……!」
スタスタスタスタ!
12:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:47:09 :2BgupML.
香純「……!」
香純(この会話の流れは、絶対……!)
ガラッ!
オリヴィア「友達には、良い匂いって言われたいじゃないの///」
華子「も~、オリヴィアったら~! そんなの、友達なら当たり前じゃん!」
華子「――ねっ! 香純さんも、そう思うよね?」
香純「っ! え、ええ……そうですね」……ギギギッ
華子「ね~?」ニヤアァ~ッ!
香純「……!?」
香純(華子さんの、あの顔……間違いない)
香純(自分が平気になったからって、こっちを玩具にするつもりだ!)
香純「……!」
香純(この会話の流れは、絶対……!)
ガラッ!
オリヴィア「友達には、良い匂いって言われたいじゃないの///」
華子「も~、オリヴィアったら~! そんなの、友達なら当たり前じゃん!」
華子「――ねっ! 香純さんも、そう思うよね?」
香純「っ! え、ええ……そうですね」……ギギギッ
華子「ね~?」ニヤアァ~ッ!
香純「……!?」
香純(華子さんの、あの顔……間違いない)
香純(自分が平気になったからって、こっちを玩具にするつもりだ!)
13:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:53:36 :2BgupML.
オリヴィア「そ……そうかな?」チラッ
華子「そうだよ、オリヴィア!」
華子「オリヴィアの腋の臭いも、友情を壊す程の破壊力は無いって!」
オリヴィア「あの……威力で表現するのやめてくれない?」
華子「あっ、ごめんね! 罰として~、はい! 腋出して!」
オリヴィア「えっ!?……は、はい///」
華子「……」クンクンッ!
華子「スパァィスィー……!」ニヤァッ!
香純「っ……!」
オリヴィア「そ……そうかな?」チラッ
華子「そうだよ、オリヴィア!」
華子「オリヴィアの腋の臭いも、友情を壊す程の破壊力は無いって!」
オリヴィア「あの……威力で表現するのやめてくれない?」
華子「あっ、ごめんね! 罰として~、はい! 腋出して!」
オリヴィア「えっ!?……は、はい///」
華子「……」クンクンッ!
華子「スパァィスィー……!」ニヤァッ!
香純「っ……!」
14:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 00:59:26 :2BgupML.
オリヴィア「……っ」チラチラッ
香純「……!」
香純(オリヴィアさん……さっきからこっちを伺ってる)
香純(言わんとしてる事はわかるけど……)
香純(わかるけど……あ、無理。無理無理の無理)
香純(この距離でもわかる位だし……あ、ホント無理)
華子「香純すわぁ~ん」
香純「っ!? は、はい……!?」
華子「トイレ、行くんじゃなかったの?」ニヤニヤ!
香純「そ、そうでした! 行ってきま――」
華子「戻ったら、ちょっと嗅いでみようね☆」ニチャァッ…!
香純「――……す」
オリヴィア「……っ」チラチラッ
香純「……!」
香純(オリヴィアさん……さっきからこっちを伺ってる)
香純(言わんとしてる事はわかるけど……)
香純(わかるけど……あ、無理。無理無理の無理)
香純(この距離でもわかる位だし……あ、ホント無理)
華子「香純すわぁ~ん」
香純「っ!? は、はい……!?」
華子「トイレ、行くんじゃなかったの?」ニヤニヤ!
香純「そ、そうでした! 行ってきま――」
華子「戻ったら、ちょっと嗅いでみようね☆」ニチャァッ…!
香純「――……す」
15:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 01:06:01 :2BgupML.
それからどしたの
オリヴィア「か……香純、無理しなくて良いからね」
香純「えっ! じゃあ!」
華子「無理なんかじゃないよ! ねっ、香純さん!」
香純「っ!?」
華子「私達の友情は、アポクリン汗腺には負けないの!」
華子「死線を乗り越えた先にこそ、輝く明日が待ってるの!」
オリヴィア「華子ぉ……!」…ジーンッ!
香純「いやあの、良いこと言ってる様に聞こえますけど……」
香純「さりげなく、殺人的な臭いだって言ってますからね?」
それからどしたの
オリヴィア「か……香純、無理しなくて良いからね」
香純「えっ! じゃあ!」
華子「無理なんかじゃないよ! ねっ、香純さん!」
香純「っ!?」
華子「私達の友情は、アポクリン汗腺には負けないの!」
華子「死線を乗り越えた先にこそ、輝く明日が待ってるの!」
オリヴィア「華子ぉ……!」…ジーンッ!
香純「いやあの、良いこと言ってる様に聞こえますけど……」
香純「さりげなく、殺人的な臭いだって言ってますからね?」
16:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 01:10:22 :2BgupML.
華子「さあ、オリヴィア! 香純さん!」
華子「二人の美しい友情を私に見せてちょうだいな!」
オリヴィア「う……うん///」
…スッ
香純「っ……!?」
香純(もう、逃げられないの!? 時、既に遅し!?)
オリヴィア「っ……!///」
…ススッ
香純「……ふぅっ!」
香純(視界がボヤけてきた! 腋、既にスパイシー!)
華子「……へへへ」ニヤニヤ!
華子「さあ、オリヴィア! 香純さん!」
華子「二人の美しい友情を私に見せてちょうだいな!」
オリヴィア「う……うん///」
…スッ
香純「っ……!?」
香純(もう、逃げられないの!? 時、既に遅し!?)
オリヴィア「っ……!///」
…ススッ
香純「……ふぅっ!」
香純(視界がボヤけてきた! 腋、既にスパイシー!)
華子「……へへへ」ニヤニヤ!
17:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 01:16:40 :2BgupML.
華子「ほらほら! ガッと! ガッといこう!」
華子「ほら、脳が刺激されて英語得意になるかも知れないよ!」
華子「オリヴィア、見た目だけは英語得意そうだし」
オリヴィア「そんな筈無いでしょ!?」
香純「――ままよ!」クンクンッ!
オリヴィア「かっ、香純!?」
香純「あっ、あっ、あっ、あっ!」クンクンッ!
オリヴィア「怖い怖い怖い怖い!」
華子「あははははは! あははははは!」
華子「ほらほら! ガッと! ガッといこう!」
華子「ほら、脳が刺激されて英語得意になるかも知れないよ!」
華子「オリヴィア、見た目だけは英語得意そうだし」
オリヴィア「そんな筈無いでしょ!?」
香純「――ままよ!」クンクンッ!
オリヴィア「かっ、香純!?」
香純「あっ、あっ、あっ、あっ!」クンクンッ!
オリヴィア「怖い怖い怖い怖い!」
華子「あははははは! あははははは!」
18:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 01:25:21 :2BgupML.
華子「香純さん、ままよ、って! ままよ、って!」
華子「あははははっ! あっははははっ!」
前多「華子様が楽しそうで、この前多も嬉しく思います」
華子「いや、ホント! 用意してくれた鼻栓のおかげだよー!」
華子「目立たないし、全然臭いがしなくなるんだもん!」
前多「はい。時代は、高性能小型化ですから」
華子「うんうん! おかげで臭わなーい!」
華子「香純さんだけ至近距離で嗅いでないから、ずるいと思ってたんだよねー!」
華子「こういうのって、後々尾を引くしね!」
華子「――って前多――っ!?」
前多「はい」
オリヴィア・香純「……」
華子「あ……いや、違くて」
華子「香純さん、ままよ、って! ままよ、って!」
華子「あははははっ! あっははははっ!」
前多「華子様が楽しそうで、この前多も嬉しく思います」
華子「いや、ホント! 用意してくれた鼻栓のおかげだよー!」
華子「目立たないし、全然臭いがしなくなるんだもん!」
前多「はい。時代は、高性能小型化ですから」
華子「うんうん! おかげで臭わなーい!」
華子「香純さんだけ至近距離で嗅いでないから、ずるいと思ってたんだよねー!」
華子「こういうのって、後々尾を引くしね!」
華子「――って前多――っ!?」
前多「はい」
オリヴィア・香純「……」
華子「あ……いや、違くて」
19:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 01:33:59 :2BgupML.
オリヴィア「華子?」
華子「……お茶目! ちょっとしたお茶目だよ!」
香純「じゃあ、鼻栓を取ってもう一回嗅ぎましょうか」
華子「えっ!?」
香純「お茶目ですよ。ちょっとした、ね」
オリヴィア「華子、私達……友達だよねっ!」ニコッ!
オリヴィア「って事で、前多ちゃん」
前多「はい」
ポチッ!
華子「っ!?」
スポンッ!
華子「は、鼻栓が……勝手に飛び出た!?」
前多「緊急脱出装置です、華子様」
華子「そんな高性能さは求めてないんだよ!」
オリヴィア「華子?」
華子「……お茶目! ちょっとしたお茶目だよ!」
香純「じゃあ、鼻栓を取ってもう一回嗅ぎましょうか」
華子「えっ!?」
香純「お茶目ですよ。ちょっとした、ね」
オリヴィア「華子、私達……友達だよねっ!」ニコッ!
オリヴィア「って事で、前多ちゃん」
前多「はい」
ポチッ!
華子「っ!?」
スポンッ!
華子「は、鼻栓が……勝手に飛び出た!?」
前多「緊急脱出装置です、華子様」
華子「そんな高性能さは求めてないんだよ!」
20:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 01:44:57 :2BgupML.
オリヴィア「ほ~ら、おいで華子~」チョイチョイッ!
華子「指で手招きとは、セクシーじゃんオリヴィア……!」
華子「本当にセクシー……セクシー&スパイシーだよ……!」
香純「さあ、華子さん。遠慮せずに、ガッと。グワァッと!」
華子「……ふふふ、逃がす気はないみたいだね、二人共」
オリヴィア・香純「……」
華子「……」
華子「……ねえ、ちょっと待って」
オリヴィア・香純「待たない」
華子「あ、いや……誤魔化そうとか、そう言うんじゃなくて」
オリヴィア・香純「……?」
オリヴィア「ほ~ら、おいで華子~」チョイチョイッ!
華子「指で手招きとは、セクシーじゃんオリヴィア……!」
華子「本当にセクシー……セクシー&スパイシーだよ……!」
香純「さあ、華子さん。遠慮せずに、ガッと。グワァッと!」
華子「……ふふふ、逃がす気はないみたいだね、二人共」
オリヴィア・香純「……」
華子「……」
華子「……ねえ、ちょっと待って」
オリヴィア・香純「待たない」
華子「あ、いや……誤魔化そうとか、そう言うんじゃなくて」
オリヴィア・香純「……?」
21:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 01:50:14 :2BgupML.
華子「何か……本当に、臭いを感じないんだけど」
オリヴィア・香純「はぁ?」
華子「オリヴィア! 腋! ちょっと腋!」
オリヴィア「ちょっ、ちょっと華子!?」
華子「……!」クンクン!
華子「……何も、感じない」
香純「まだ、鼻栓が詰まってるんじゃないですか?」
華子「そんな事無いって! ほら、見てよ!」
オリヴィア「は、華子……鼻の穴を見せつけるのはどうかと思う」
華子「何も無いでしょ!? ねっ!? ねっ!?」
香純「確かに……何も、入ってないですね」
華子「何か……本当に、臭いを感じないんだけど」
オリヴィア・香純「はぁ?」
華子「オリヴィア! 腋! ちょっと腋!」
オリヴィア「ちょっ、ちょっと華子!?」
華子「……!」クンクン!
華子「……何も、感じない」
香純「まだ、鼻栓が詰まってるんじゃないですか?」
華子「そんな事無いって! ほら、見てよ!」
オリヴィア「は、華子……鼻の穴を見せつけるのはどうかと思う」
華子「何も無いでしょ!? ねっ!? ねっ!?」
香純「確かに……何も、入ってないですね」
22:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 01:57:59 :2BgupML.
華子「何なの……これ、どういう事!?」
前多「華子様。それも、鼻栓の効果でございます」
オリヴィア「でも……もう、鼻栓は取れたわよね」
香純「それなのに臭いを感じないって……」
前多「華子様はおっしゃいました」
前多「腋のスパイシーさを感じなくなるような鼻栓が欲しい、と」
前多「しかし! 開発は困難を極めたのです!」
前多「……そこで! 私共は、ある結論に至ったのです!」
華子・オリヴィア・香純「ど……どんな?」
前多「臭いを防ぐのでは無く!」
前多「臭いを感じる――嗅覚をぶっ壊してしまえば良いのだ、と!」
華子「何してくれてんの――っ!?」
オリヴィア・香純「……うわぁ」
華子「何なの……これ、どういう事!?」
前多「華子様。それも、鼻栓の効果でございます」
オリヴィア「でも……もう、鼻栓は取れたわよね」
香純「それなのに臭いを感じないって……」
前多「華子様はおっしゃいました」
前多「腋のスパイシーさを感じなくなるような鼻栓が欲しい、と」
前多「しかし! 開発は困難を極めたのです!」
前多「……そこで! 私共は、ある結論に至ったのです!」
華子・オリヴィア・香純「ど……どんな?」
前多「臭いを防ぐのでは無く!」
前多「臭いを感じる――嗅覚をぶっ壊してしまえば良いのだ、と!」
華子「何してくれてんの――っ!?」
オリヴィア・香純「……うわぁ」
23:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/04(火) 02:15:12 :2BgupML.
前多「己の嗅覚よりも……友情を取る」
前多「華子様……御立派でございます……!」
華子「アンタが勝手に取らせたんでしょうが!」
オリヴィア「華子……まだ、臭わない?」
華子「……!」クンクン!
華子「全っ然臭わない! オリヴィア、やる気あるの!?」
香純「そこでオリヴィアさんを責めるんですか……」
華子「私の嗅覚、早く戻ってきて! カムバ――ック!」クンクン!
華子「ほら! オリヴィアも頑張って!」クンクン!
オリヴィア「はあっ!? が、頑張るって……」
香純「何をですか……」
華子「オリヴィアの腋の臭いを感じさせて!」
おわり
前多「己の嗅覚よりも……友情を取る」
前多「華子様……御立派でございます……!」
華子「アンタが勝手に取らせたんでしょうが!」
オリヴィア「華子……まだ、臭わない?」
華子「……!」クンクン!
華子「全っ然臭わない! オリヴィア、やる気あるの!?」
香純「そこでオリヴィアさんを責めるんですか……」
華子「私の嗅覚、早く戻ってきて! カムバ――ック!」クンクン!
華子「ほら! オリヴィアも頑張って!」クンクン!
オリヴィア「はあっ!? が、頑張るって……」
香純「何をですか……」
華子「オリヴィアの腋の臭いを感じさせて!」
おわり