1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:38:09.343 :e48Qd6i+a.net
立ったら晒す
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2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:38:56.437 :p990dzDza.net
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3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:39:07.373 :e48Qd6i+a.net
タイトル:二郎転生~異世界に転生したけどラーメン二郎が食いたい~
ラーメン二郎。それは究極の美食。
ドゥルドゥルに煮込まれた自家製麺。ホロホロとふわふわとドロドロとホキホキが共存する豚。大量のもやしとニンニクそしてパンチの効いたカネシ醤油に致死量ギリギリのうま味調味料。
それらが一体となって一口食べた瞬間に脳天を突き抜ける旨味。
もはや二郎はラーメンではなく、二郎という食べ物として完成している。
最初は興味本位だった。とんでもない量のラーメンだという噂を聞きつけ、試しに並んで食べたのだった。
「ニンニク入れますか?」の呪文も意味がわからず、ただ曖昧に頷くだけだった。
そして個性的すぎる味と圧倒的な量に完敗した。食べきれなかったのだ。正直、もう二度と行かないと思っていた。
半年後、なんとなくフラッと再訪して並んでみると、その時はなぜか食べきることができた。
それがやたらに嬉しく感じられ、三度目の訪問はすぐだった。そして三度目にはすっかりこの味にハマっていた。
二郎を口に入れた瞬間、えもいわれぬ高揚感が脳天を突き抜けるのだ。その快楽は麻薬のように俺を虜にし、気が付けば俺は毎日この店に通っていた。
そんなある日。親よりも尊敬してる大将が、珍しく話しかけてきた。
「アンちゃん。もうそろそろだね。達者でな」
タイトル:二郎転生~異世界に転生したけどラーメン二郎が食いたい~
ラーメン二郎。それは究極の美食。
ドゥルドゥルに煮込まれた自家製麺。ホロホロとふわふわとドロドロとホキホキが共存する豚。大量のもやしとニンニクそしてパンチの効いたカネシ醤油に致死量ギリギリのうま味調味料。
それらが一体となって一口食べた瞬間に脳天を突き抜ける旨味。
もはや二郎はラーメンではなく、二郎という食べ物として完成している。
最初は興味本位だった。とんでもない量のラーメンだという噂を聞きつけ、試しに並んで食べたのだった。
「ニンニク入れますか?」の呪文も意味がわからず、ただ曖昧に頷くだけだった。
そして個性的すぎる味と圧倒的な量に完敗した。食べきれなかったのだ。正直、もう二度と行かないと思っていた。
半年後、なんとなくフラッと再訪して並んでみると、その時はなぜか食べきることができた。
それがやたらに嬉しく感じられ、三度目の訪問はすぐだった。そして三度目にはすっかりこの味にハマっていた。
二郎を口に入れた瞬間、えもいわれぬ高揚感が脳天を突き抜けるのだ。その快楽は麻薬のように俺を虜にし、気が付けば俺は毎日この店に通っていた。
そんなある日。親よりも尊敬してる大将が、珍しく話しかけてきた。
「アンちゃん。もうそろそろだね。達者でな」
4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:39:56.131 :e48Qd6i+a.net
そしてラーメンが俺の前に着丼した。いつもどおりのヤサイマシニンニクマシマシカラメアブラうずらトッピングだ。
大将に声をかけられたことはすぐに忘れた。
俺は素早く割り箸を割り、レンゲと箸で天地返しをすると茶色に染まった麺をいただいた。
ズッ。ズゾゾー、ズッ。ハフハフ。うん。ウッハーコレコレ! 最高!
脳みそを旨味が駆け巡り爆発した瞬間、俺は見知らぬ草原の真ん中にいた。
「ん? あれ? 俺の二郎は???」
見るとラーメンがない! 店もない! これは夢か? 美味すぎて気を失ったのか? グルメ漫画のようなリアクション時空に迷い込んだのか?
だが待て、万が一そうだとしても二郎の味は草原とは程遠いはずだ。もっと複雑で荒廃したディストピア的な美しさのある世界を豚がヒャッハーと駆け回っているような……ボトムズで言うとウドの街ような風景のはず。
いやそんなことよりも! ラーメンだ! 大将の魂が篭った、俺の二郎はどこへ行った!?
必死に周囲を見回したがラーメンのラの字もない。風の吹き抜ける草原だ。俺のカネシ血液は怒りでフットーしそうだ。
「ふぐおおおおお! あええええ!? どこ行ったの俺の二郎!?」
俺は叫びながらわけもなく走った。大きな岩を見つけたらひっくり返したりしながら。
そしてすぐにバテた。俺のアブラマシマシボディは50mの全力疾走がやっとのようだ。
そしてラーメンが俺の前に着丼した。いつもどおりのヤサイマシニンニクマシマシカラメアブラうずらトッピングだ。
大将に声をかけられたことはすぐに忘れた。
俺は素早く割り箸を割り、レンゲと箸で天地返しをすると茶色に染まった麺をいただいた。
ズッ。ズゾゾー、ズッ。ハフハフ。うん。ウッハーコレコレ! 最高!
脳みそを旨味が駆け巡り爆発した瞬間、俺は見知らぬ草原の真ん中にいた。
「ん? あれ? 俺の二郎は???」
見るとラーメンがない! 店もない! これは夢か? 美味すぎて気を失ったのか? グルメ漫画のようなリアクション時空に迷い込んだのか?
だが待て、万が一そうだとしても二郎の味は草原とは程遠いはずだ。もっと複雑で荒廃したディストピア的な美しさのある世界を豚がヒャッハーと駆け回っているような……ボトムズで言うとウドの街ような風景のはず。
いやそんなことよりも! ラーメンだ! 大将の魂が篭った、俺の二郎はどこへ行った!?
必死に周囲を見回したがラーメンのラの字もない。風の吹き抜ける草原だ。俺のカネシ血液は怒りでフットーしそうだ。
「ふぐおおおおお! あええええ!? どこ行ったの俺の二郎!?」
俺は叫びながらわけもなく走った。大きな岩を見つけたらひっくり返したりしながら。
そしてすぐにバテた。俺のアブラマシマシボディは50mの全力疾走がやっとのようだ。
5:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:41:11.766 :e48Qd6i+a.net
息を荒げながら膝をつき、声を出してオンオン泣いた。行列に耐え、目の前にあった二郎が食えない悲しみはそれほどなのだ。
どれぐらいの時間そうしていただろうか。気が付けば二本足で立つ豚が目の前にいた。
豚は俺の顔を覗き込み、くんくんと臭いを嗅いでいる。毛が生々しい豚フェイスが目の前にある。
まさか、こいつが俺の二郎……? いやしかし、豚ダブルは売り切れだったので頼んでいないはずだ。
それに生きてる豚はさすがに食えない。腕肉をスープで煮込んでからカネシ醤油に漬けてくれなくては!
「ぶもおおおおおおおおお!」
目の前の大豚ダブルが斧を振り上げた。えっ斧!? 慌てて転んで結果的に回避した。俺の頭上を通り過ぎた斧はすぐ横にあった岩を砕く。
「ふええぇ!? この大豚ダブル立ってるし武器持ってる!?」
よく見たら汚い鎧まで着てる。ファンタジーでよく出てくる豚タイプのオークそのものの姿だ。
「ひぃいいいいい!」
俺はガタガタ震えながらただ怯えるだけだった。そんな俺を見下ろしながら大豚ダブルは悠々と斧を振り上げる。その額に矢が突き立った。
「ブフッ!?」
動きが止まったところに二本三本と矢が突き立っていく。
息を荒げながら膝をつき、声を出してオンオン泣いた。行列に耐え、目の前にあった二郎が食えない悲しみはそれほどなのだ。
どれぐらいの時間そうしていただろうか。気が付けば二本足で立つ豚が目の前にいた。
豚は俺の顔を覗き込み、くんくんと臭いを嗅いでいる。毛が生々しい豚フェイスが目の前にある。
まさか、こいつが俺の二郎……? いやしかし、豚ダブルは売り切れだったので頼んでいないはずだ。
それに生きてる豚はさすがに食えない。腕肉をスープで煮込んでからカネシ醤油に漬けてくれなくては!
「ぶもおおおおおおおおお!」
目の前の大豚ダブルが斧を振り上げた。えっ斧!? 慌てて転んで結果的に回避した。俺の頭上を通り過ぎた斧はすぐ横にあった岩を砕く。
「ふええぇ!? この大豚ダブル立ってるし武器持ってる!?」
よく見たら汚い鎧まで着てる。ファンタジーでよく出てくる豚タイプのオークそのものの姿だ。
「ひぃいいいいい!」
俺はガタガタ震えながらただ怯えるだけだった。そんな俺を見下ろしながら大豚ダブルは悠々と斧を振り上げる。その額に矢が突き立った。
「ブフッ!?」
動きが止まったところに二本三本と矢が突き立っていく。
6:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:42:22.350 :e48Qd6i+a.net
しかし大豚は矢が三本刺さったぐらいでは止まらなかった。後ろへのけぞったが持ち直して再び斧を振り上げる。
そこへグルグルと回転する物体が飛んできて豚の首を跳ね飛ばした。着地した物体をよく見ると斧を持った白髪おさげの幼女だ。
「まず一匹、次!」
声に振り返ると金髪の美女が矢を俺に向けて立っていた。
「て、あんた人間!? こんな太った人間初めて見た!」
美女はそう言ってゲラゲラ笑いだした。
「ごめんごめん、てっきりオークかと思った!」
そう言って腹を抱えて笑う美女。その耳が大きく尖っているのが目につく。この耳、ファンタジーのお約束のエルフか!?
「ヒバリちゃん、失礼……お金持ちかもしれない」
そう言ってエルフの腹をさすっているのは先ほどの幼女。
「あはははは、ごめんごめん。私はヒバリ、エルフよ。この子はドワーフのサクラ。二人とも冒険者。変わった服ね~」
「あ、ありがとう。助かりました。俺はタクミっていいます」
しかし大豚は矢が三本刺さったぐらいでは止まらなかった。後ろへのけぞったが持ち直して再び斧を振り上げる。
そこへグルグルと回転する物体が飛んできて豚の首を跳ね飛ばした。着地した物体をよく見ると斧を持った白髪おさげの幼女だ。
「まず一匹、次!」
声に振り返ると金髪の美女が矢を俺に向けて立っていた。
「て、あんた人間!? こんな太った人間初めて見た!」
美女はそう言ってゲラゲラ笑いだした。
「ごめんごめん、てっきりオークかと思った!」
そう言って腹を抱えて笑う美女。その耳が大きく尖っているのが目につく。この耳、ファンタジーのお約束のエルフか!?
「ヒバリちゃん、失礼……お金持ちかもしれない」
そう言ってエルフの腹をさすっているのは先ほどの幼女。
「あはははは、ごめんごめん。私はヒバリ、エルフよ。この子はドワーフのサクラ。二人とも冒険者。変わった服ね~」
「あ、ありがとう。助かりました。俺はタクミっていいます」
7:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:43:23.163 :e48Qd6i+a.net
「で、タクミはどっかの領主? 大商人? こんなところで何してたの?」
うーん。なんて答えたらいいんだろう。どこから説明したものか。
「なんでか分からないけど、いきなりここに居たんです。全然別の世界にいたんですけど」
「別の世界? いきなり? んーよくわかんないなぁ」
「昔話で聴いたことがある……異邦人……とかいう」
「あー、なんか不思議なものを色々作る人のお話ね! 不思議な食べ物とか水車とかを作ったっていう」
「そうそれ……あなたも不思議な食べ物作るの? おいしい?」
サクラがジト目をキラキラ輝かせてこっちを見ている。幼女にこんな目をされて断れる度胸はない。
「あ、ああ。たぶん作れる、かな?」
日本の食べ物が作れたらたぶんだいたいおいしいだろうけど作れるだろうか? おっさんの手抜き自炊スキルと二郎知識しかないぞ。
「なるほど。太ってるのはそのため……ヒバリちゃん、この人仲間にしよう」
「はいはい。どのみちここに捨ててもいけないしね。一緒に街まで戻ろう」
「お世話になります」
「その前にこのオーク解体しちゃわないと」
二人は慣れた手つきでオークの鎧を剥がして解体を始めた。身体は本当に豚そのものだな。首から上だけを攻撃していたから肉はそのまま綺麗なものだ。
俺はグロな解体作業から目を逸らしつつ考える。さっきの話、どうやらこの世界に迷い込んだ先輩がいたらしい。昔話と言っていたから最近のことではなく、言い伝えになるぐらい珍しいことのようだ。
彼は元の世界に帰れたのだろうか。
「で、タクミはどっかの領主? 大商人? こんなところで何してたの?」
うーん。なんて答えたらいいんだろう。どこから説明したものか。
「なんでか分からないけど、いきなりここに居たんです。全然別の世界にいたんですけど」
「別の世界? いきなり? んーよくわかんないなぁ」
「昔話で聴いたことがある……異邦人……とかいう」
「あー、なんか不思議なものを色々作る人のお話ね! 不思議な食べ物とか水車とかを作ったっていう」
「そうそれ……あなたも不思議な食べ物作るの? おいしい?」
サクラがジト目をキラキラ輝かせてこっちを見ている。幼女にこんな目をされて断れる度胸はない。
「あ、ああ。たぶん作れる、かな?」
日本の食べ物が作れたらたぶんだいたいおいしいだろうけど作れるだろうか? おっさんの手抜き自炊スキルと二郎知識しかないぞ。
「なるほど。太ってるのはそのため……ヒバリちゃん、この人仲間にしよう」
「はいはい。どのみちここに捨ててもいけないしね。一緒に街まで戻ろう」
「お世話になります」
「その前にこのオーク解体しちゃわないと」
二人は慣れた手つきでオークの鎧を剥がして解体を始めた。身体は本当に豚そのものだな。首から上だけを攻撃していたから肉はそのまま綺麗なものだ。
俺はグロな解体作業から目を逸らしつつ考える。さっきの話、どうやらこの世界に迷い込んだ先輩がいたらしい。昔話と言っていたから最近のことではなく、言い伝えになるぐらい珍しいことのようだ。
彼は元の世界に帰れたのだろうか。
8:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:43:38.328 :E0Qgs/JMd.net
つまんね
つまんね
9:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:48:47.892 :e48Qd6i+a.net
おしまい
おしまい
10:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:49:10.967 :2kvVIoMU0.net
昔のコピペの「味にヒステリーが足りない」は本当に名文だったな……。
昔のコピペの「味にヒステリーが足りない」は本当に名文だったな……。
11:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:49:51.232 :CTfqQfgWd.net
無理矢理異世界に行く展開好き
無理矢理異世界に行く展開好き
12:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:54:18.215 :e48Qd6i+a.net
二郎と異世界転生を組み合わせてみたかった
正直序盤書いただけで満足した
どこにも出しようのないもんだから晒してみたぞい
二郎と異世界転生を組み合わせてみたかった
正直序盤書いただけで満足した
どこにも出しようのないもんだから晒してみたぞい
13:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 11:57:46.499 :2kvVIoMU0.net
そういや転生は事故ばかりだよな。
「次郎ばっかり食ってて成人病で死亡して転生」ってパターンはあまりない。
「次郎ばっかり食ってて成人病で死亡して転生」ってパターンはあまりない。
14:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 12:02:12.544 :2kvVIoMU0.net
まあ、この人も成人病で死んだわけじゃないんだろうが、成人病で突然死したっぽい描写に見えなくもない。
まあ、この人も成人病で死んだわけじゃないんだろうが、成人病で突然死したっぽい描写に見えなくもない。
15:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 12:26:00.348 :e48Qd6i+a.net
どうやらここはよくある異世界らしい。そして帰れるかもわからない。
あれ?待てよ?ということは二郎はもう食べられない?
俺は目の前が真っ暗になるのを感じた。
「ふぅ、こんなもんかしらね」
ヒバリとサクラの2人はオークを綺麗に解体して肉と皮を縛って背中に背負った。そして骨だけが残った。
「あの骨、捨てちゃうんですか?」
「そうね。そこらへんにおいとけば動物が食べて綺麗にしてくれるわ」
「少しだけ貰ってもいいですか?」
「そりゃあ構わないけど。食べられないよ?」
膝の部分の骨がげんこつと呼ばれる部位で煮込めばとんこつスープになるはずだ。
二郎もベースはとんこつスープ。寸胴鍋に半分だけ蓋をしたまま煮込んで半乳化ぐらいにする店が多い。
そう。二郎が食べられなかったなら作ればいいじゃない!という精神だ。
二郎の社訓にもあった。清く正しく美しく。散歩に読書にニコニコ写経。
この世界では再現は無理かもしれないが麺とスープで近いものは作れるかもしれない。
俺はオークの残骸からスネとモモの骨を見つけて尻ポケットに突っ込んだ。
どうやらここはよくある異世界らしい。そして帰れるかもわからない。
あれ?待てよ?ということは二郎はもう食べられない?
俺は目の前が真っ暗になるのを感じた。
「ふぅ、こんなもんかしらね」
ヒバリとサクラの2人はオークを綺麗に解体して肉と皮を縛って背中に背負った。そして骨だけが残った。
「あの骨、捨てちゃうんですか?」
「そうね。そこらへんにおいとけば動物が食べて綺麗にしてくれるわ」
「少しだけ貰ってもいいですか?」
「そりゃあ構わないけど。食べられないよ?」
膝の部分の骨がげんこつと呼ばれる部位で煮込めばとんこつスープになるはずだ。
二郎もベースはとんこつスープ。寸胴鍋に半分だけ蓋をしたまま煮込んで半乳化ぐらいにする店が多い。
そう。二郎が食べられなかったなら作ればいいじゃない!という精神だ。
二郎の社訓にもあった。清く正しく美しく。散歩に読書にニコニコ写経。
この世界では再現は無理かもしれないが麺とスープで近いものは作れるかもしれない。
俺はオークの残骸からスネとモモの骨を見つけて尻ポケットに突っ込んだ。
16:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/19(金) 12:28:29.101 :e48Qd6i+a.net
俺くんの冒険はこれからだ!
おしまい
読んでくれた人ありがとう
俺くんの冒険はこれからだ!
おしまい
読んでくれた人ありがとう
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