1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 03:14:01.53 :cjA61pvqo
ある日
ご主人様「おい、目玉焼きにはソースだっつってんだろぉ!何回言やぁ分かんだバカメイド!」スパーン
メイド「いたーっ!なんでそーやってすぐ叩くんですか!?野蛮人!!」
ご主人様「んだとてめぇオイ!」
メイド「あんですかぁ!?事実でしょお!!??」
ご主人様「ガルルルルル」
メイド「グルルルルル」
次の日
ご主人様「トマト食えねぇからお前にやるよ」ペイッ
メイド「ちょっと!いらないからってそんなぞんざいに扱わないでくださいよ!」
ご主人様「いいじゃねぇかよ、お前好きだろトマト」
メイド「そーじゃなくて!人のお皿に投げるのはよくないでしょう!」
ご主人様「あーん?ご主人様のお恵みだぞありがたく受け取れや」
メイド「チッ…どんな生き方したらこんなクズができあがるんですかねぇ」ボソッ
ご主人様「なんじゃその態度」ペチッ
メイド「…なんやとコラッ!」ガタッ
ご主人様「あぁ!?やるかぁ!?上等やないか!!」ガタタンッ
メイド「ガルルルルル…」
ご主人様「グルルルルル…」
ある日
ご主人様「おい、目玉焼きにはソースだっつってんだろぉ!何回言やぁ分かんだバカメイド!」スパーン
メイド「いたーっ!なんでそーやってすぐ叩くんですか!?野蛮人!!」
ご主人様「んだとてめぇオイ!」
メイド「あんですかぁ!?事実でしょお!!??」
ご主人様「ガルルルルル」
メイド「グルルルルル」
次の日
ご主人様「トマト食えねぇからお前にやるよ」ペイッ
メイド「ちょっと!いらないからってそんなぞんざいに扱わないでくださいよ!」
ご主人様「いいじゃねぇかよ、お前好きだろトマト」
メイド「そーじゃなくて!人のお皿に投げるのはよくないでしょう!」
ご主人様「あーん?ご主人様のお恵みだぞありがたく受け取れや」
メイド「チッ…どんな生き方したらこんなクズができあがるんですかねぇ」ボソッ
ご主人様「なんじゃその態度」ペチッ
メイド「…なんやとコラッ!」ガタッ
ご主人様「あぁ!?やるかぁ!?上等やないか!!」ガタタンッ
メイド「ガルルルルル…」
ご主人様「グルルルルル…」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 03:22:17.14 :cjA61pvqo
ご主人様「だいたいな、お前メイドのくせに生意気なんだよ!」
メイド「そんなこと言ったらご主人様だってすぐ叩くじゃないですか!」
ご主人様「俺はいいんだよ!偉いんだから!」
メイド「偉いんだったら暴力振るっていいってんですか!やーっぱり野蛮人ですね!」
ご主人様「そういう言い方が腹立つんだよォ!」ツネー
メイド「いたたたた!ほらまた暴力!」
ご主人様「無駄にもちもちなほっぺだからなあ、よく伸びるておもしれぇや!」ムイムイ
メイド「やーめーてーくーだーさーいー!!」
ご主人様「おっぱいもこのくらい柔らかかったらもっと可愛がってやったのになぁ!」
メイド「なぁっ!!!!ぜ、絶対に言ってはいけないことを!!!!!」
ご主人様「ゲヘヘ」
メイド「うっ…」
メイド「ひぇ~ん…いくらなんでも酷すぎますぅ…」シクシク
ご主人様「え、おい、泣くなよ!!悪かったよ、言いすぎた!!」
メイド「なんちゃって~」バァ
ご主人様「あっテメーこの野郎!!!」
ご主人様「だいたいな、お前メイドのくせに生意気なんだよ!」
メイド「そんなこと言ったらご主人様だってすぐ叩くじゃないですか!」
ご主人様「俺はいいんだよ!偉いんだから!」
メイド「偉いんだったら暴力振るっていいってんですか!やーっぱり野蛮人ですね!」
ご主人様「そういう言い方が腹立つんだよォ!」ツネー
メイド「いたたたた!ほらまた暴力!」
ご主人様「無駄にもちもちなほっぺだからなあ、よく伸びるておもしれぇや!」ムイムイ
メイド「やーめーてーくーだーさーいー!!」
ご主人様「おっぱいもこのくらい柔らかかったらもっと可愛がってやったのになぁ!」
メイド「なぁっ!!!!ぜ、絶対に言ってはいけないことを!!!!!」
ご主人様「ゲヘヘ」
メイド「うっ…」
メイド「ひぇ~ん…いくらなんでも酷すぎますぅ…」シクシク
ご主人様「え、おい、泣くなよ!!悪かったよ、言いすぎた!!」
メイド「なんちゃって~」バァ
ご主人様「あっテメーこの野郎!!!」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 03:29:49.51 :cjA61pvqo
ご主人様「なぁメイド、あとでアレ買ってきてくれねぇ?」
メイド「アレってなんですか?」
ご主人様「アレはアレだよ…分かるだろ?」
メイド「???ぜんぜん分からないんですけど…」
ご主人様「なんだっけな…ほら、アレに使うやつだよ」
メイド「いや、ノーヒントじゃないですか!」
ご主人様「ここにこーしてあーやって使うやつ!!」
メイド「だからそれじゃ分かりませんって!!」
ご主人様「つっかえねーな!もういいわ!この無能メイド!」
メイド「なっ…誰が無能ですか!!ご主人様のアタマが空っぽなのが悪いんでしょう!」
ご主人様「あぁ!?お前よりかは上質な中身が詰まっとるっちゅーの!!脳みそこねてやるわ!」コネコネ
メイド「あうぁ、こねこねするのはやめ…やめ…」
メイド「あ!!?」キュピーン
メイド「もしかしてアレってコレのことですか?」サッ
ご主人様「それ!!!お前マジ有能!!!!!」
ご主人様「なぁメイド、あとでアレ買ってきてくれねぇ?」
メイド「アレってなんですか?」
ご主人様「アレはアレだよ…分かるだろ?」
メイド「???ぜんぜん分からないんですけど…」
ご主人様「なんだっけな…ほら、アレに使うやつだよ」
メイド「いや、ノーヒントじゃないですか!」
ご主人様「ここにこーしてあーやって使うやつ!!」
メイド「だからそれじゃ分かりませんって!!」
ご主人様「つっかえねーな!もういいわ!この無能メイド!」
メイド「なっ…誰が無能ですか!!ご主人様のアタマが空っぽなのが悪いんでしょう!」
ご主人様「あぁ!?お前よりかは上質な中身が詰まっとるっちゅーの!!脳みそこねてやるわ!」コネコネ
メイド「あうぁ、こねこねするのはやめ…やめ…」
メイド「あ!!?」キュピーン
メイド「もしかしてアレってコレのことですか?」サッ
ご主人様「それ!!!お前マジ有能!!!!!」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 03:35:50.63 :cjA61pvqo
メイド「今日は焼きそばですよ~」
ご主人様「お前さぁ、ナチュラルに焼きそばとご飯をセットで出すんじゃねぇよ。この組み合わせはまずいだろ…」
メイド「え?美味しいですよ?」
ご主人様「味の問題じゃなくて…。炭水化物と炭水化物の組み合わせだぜ。ダメだろそれは」
メイド「でもご主人様ラーメンライス大スキじゃないですか」
ご主人様「あれはいいんだよ!」
メイド「一緒じゃないですか~」
ご主人様「違う!じゃあお前、お好み焼きとご飯一緒に食えるか?」
メイド「食べますよ!なんだったらそこに焼きそば加えてもらってもいいですよ!」
ご主人様「加えねぇわ!なにが『なんだったら』だよ」
メイド「まぁ、ご主人様がそこまで言うなら…」
ご主人様「おっ、今日は素直だな?」
メイド「この焼きそばは私がひとりで食べて、ご主人様はご飯のみということで…どうしてもというならしょうがないです」スッ
ご主人様「違うそうじゃない!!」
メイド「今日は焼きそばですよ~」
ご主人様「お前さぁ、ナチュラルに焼きそばとご飯をセットで出すんじゃねぇよ。この組み合わせはまずいだろ…」
メイド「え?美味しいですよ?」
ご主人様「味の問題じゃなくて…。炭水化物と炭水化物の組み合わせだぜ。ダメだろそれは」
メイド「でもご主人様ラーメンライス大スキじゃないですか」
ご主人様「あれはいいんだよ!」
メイド「一緒じゃないですか~」
ご主人様「違う!じゃあお前、お好み焼きとご飯一緒に食えるか?」
メイド「食べますよ!なんだったらそこに焼きそば加えてもらってもいいですよ!」
ご主人様「加えねぇわ!なにが『なんだったら』だよ」
メイド「まぁ、ご主人様がそこまで言うなら…」
ご主人様「おっ、今日は素直だな?」
メイド「この焼きそばは私がひとりで食べて、ご主人様はご飯のみということで…どうしてもというならしょうがないです」スッ
ご主人様「違うそうじゃない!!」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 03:43:57.25 :cjA61pvqo
メイド「ご主人様この靴下穴が空いてますよ」
ご主人様「捨てとけ捨てとけ」
メイド「でもどうしたら靴下に穴なんて空くんですか?」
ご主人様「知らねーよ」
メイド「ご主人様ちゃんと爪切ってます?」
ご主人様「切ってるよ」
メイド「かかとの皮膚とか荒れてません?」
ご主人様「別に普通だよ」
メイド「おかしいですねぇ」
ご主人様「その靴下の素材が悪いんじゃねぇの」
メイド「じゃあご主人様も性根が悪いからそのうち胃に穴とか空いちゃうかもしれませんね」
ご主人様「ハハハ、確かに…」
ご主人様「お前マジで一回シメたほうがいいな」
メイド「い、今のはついうっかりってやつでして~…」
ご主人様「尚更だわ」
メイド「ご主人様この靴下穴が空いてますよ」
ご主人様「捨てとけ捨てとけ」
メイド「でもどうしたら靴下に穴なんて空くんですか?」
ご主人様「知らねーよ」
メイド「ご主人様ちゃんと爪切ってます?」
ご主人様「切ってるよ」
メイド「かかとの皮膚とか荒れてません?」
ご主人様「別に普通だよ」
メイド「おかしいですねぇ」
ご主人様「その靴下の素材が悪いんじゃねぇの」
メイド「じゃあご主人様も性根が悪いからそのうち胃に穴とか空いちゃうかもしれませんね」
ご主人様「ハハハ、確かに…」
ご主人様「お前マジで一回シメたほうがいいな」
メイド「い、今のはついうっかりってやつでして~…」
ご主人様「尚更だわ」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 03:54:31.63 :cjA61pvqo
ご主人様「おいメイド、フリスビー出てきたからこれで遊ぼうぜ」
メイド「はぁ…ご主人様、もういい歳なんだからそんな子供みたいなことしないでくださいよ」
ご主人様「は?フリスビーは健全なスポーツ競技だが??子供っぽいイメージしか持ってないお前の方が子供なのでは???」
メイド「くっ…」
ご主人様「まぁでも確かにお前には向いてないかもな。どんくさそうだし」
メイド「は?ナメてもらっては困りますね…私はそこいらの犬よりフリスビー取るのはうまいと自負してますよ」
ご主人様「フッ…目に闘志の炎が灯ったな?いいだろうなら受けてみな…俺の渾身の一投!」ブンッ
メイド「えっ!?」
ズコッ
メイド「………」プルプル
ご主人様「おいおいどーしたぁ!顔面直撃かよ!犬よりうまいんじゃなかったのかぁ!?」
メイド「ふ…フリスビーの向きが違います。正しくは縦じゃなくて横です…」
ご主人様「!?」
メイド「健全なスポーツがどうとか言ってましたけどもしかしなくてもご主人様フリスビーエアプでしょ…」ゴゴゴゴゴ
ご主人様「ごめん今のはマジでごめん」
ご主人様「おいメイド、フリスビー出てきたからこれで遊ぼうぜ」
メイド「はぁ…ご主人様、もういい歳なんだからそんな子供みたいなことしないでくださいよ」
ご主人様「は?フリスビーは健全なスポーツ競技だが??子供っぽいイメージしか持ってないお前の方が子供なのでは???」
メイド「くっ…」
ご主人様「まぁでも確かにお前には向いてないかもな。どんくさそうだし」
メイド「は?ナメてもらっては困りますね…私はそこいらの犬よりフリスビー取るのはうまいと自負してますよ」
ご主人様「フッ…目に闘志の炎が灯ったな?いいだろうなら受けてみな…俺の渾身の一投!」ブンッ
メイド「えっ!?」
ズコッ
メイド「………」プルプル
ご主人様「おいおいどーしたぁ!顔面直撃かよ!犬よりうまいんじゃなかったのかぁ!?」
メイド「ふ…フリスビーの向きが違います。正しくは縦じゃなくて横です…」
ご主人様「!?」
メイド「健全なスポーツがどうとか言ってましたけどもしかしなくてもご主人様フリスビーエアプでしょ…」ゴゴゴゴゴ
ご主人様「ごめん今のはマジでごめん」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 04:08:49.00 :cjA61pvqo
ご主人様「おいメイド、歯が痛い」
メイド「はぁ…虫歯ですか?」
ご主人様「分からん。だがすごく痛い。なんとかしてくれ」
メイド「じゃ、とりあえず見せてください…」
ご主人様「明らかにおかしいところがあったら教えてな」あーん
メイド「うーん…あ、ここかな?」つんっ
ご主人様「~~~~~~~ッッッッ」ガブッ
メイド「ぎゃーーーーー!!!??」
ご主人様「お前、痛いっつってんだからいきなり触るんじゃねぇよ…」ズキンズキン
メイド「それは悪かったですけど、そんな噛まなくてもいいじゃないですか~」シクシク
ご主人様「反射的に閉じちゃったんだよ…」ハッ
ご主人様「そういえばハズレの歯を押すと口を閉じるワニのおもちゃがあったよな!あれやりたくなってきた、買いに行こうぜ」キャッキャ
メイド「いやまず歯医者でしょう」
ご主人様「おいメイド、歯が痛い」
メイド「はぁ…虫歯ですか?」
ご主人様「分からん。だがすごく痛い。なんとかしてくれ」
メイド「じゃ、とりあえず見せてください…」
ご主人様「明らかにおかしいところがあったら教えてな」あーん
メイド「うーん…あ、ここかな?」つんっ
ご主人様「~~~~~~~ッッッッ」ガブッ
メイド「ぎゃーーーーー!!!??」
ご主人様「お前、痛いっつってんだからいきなり触るんじゃねぇよ…」ズキンズキン
メイド「それは悪かったですけど、そんな噛まなくてもいいじゃないですか~」シクシク
ご主人様「反射的に閉じちゃったんだよ…」ハッ
ご主人様「そういえばハズレの歯を押すと口を閉じるワニのおもちゃがあったよな!あれやりたくなってきた、買いに行こうぜ」キャッキャ
メイド「いやまず歯医者でしょう」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 04:26:05.49 :cjA61pvqo
メイド「ご主人様その服どうしたんですか?」
ご主人様「買った」
メイド「変ですね!」
ご主人様「てめーコノヤロウ!!!」ボカッ
メイド「ぎゃう!!」
ご主人様「ったく、最近大人しいと思ったらいきなり暴言とは…」
メイド「だ、だってそれ、後ろ前逆ですよぅ…」
ご主人様「え?あ…ホントだ…」
ご主人様「……」
メイド「ご主人様がぶったー…私なんにも悪いことしてないのにぶったー…」チラチラ
ご主人様「な、なんか甘いもの買ってやろうか!?」
メイド「まぁそれで勘弁しといたるわ」
ご主人様「そーいうとこだぞコノヤロウ!!」ギュウウウ
メイド「いたたたたゴメンナサイ!!!!」
メイド「ご主人様その服どうしたんですか?」
ご主人様「買った」
メイド「変ですね!」
ご主人様「てめーコノヤロウ!!!」ボカッ
メイド「ぎゃう!!」
ご主人様「ったく、最近大人しいと思ったらいきなり暴言とは…」
メイド「だ、だってそれ、後ろ前逆ですよぅ…」
ご主人様「え?あ…ホントだ…」
ご主人様「……」
メイド「ご主人様がぶったー…私なんにも悪いことしてないのにぶったー…」チラチラ
ご主人様「な、なんか甘いもの買ってやろうか!?」
メイド「まぁそれで勘弁しといたるわ」
ご主人様「そーいうとこだぞコノヤロウ!!」ギュウウウ
メイド「いたたたたゴメンナサイ!!!!」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 04:34:22.19 :cjA61pvqo
ご主人様「お前もたまには違う服着てみたらどうだよ」
メイド「うーん、別に私はメイド服があればそれでいいんですけどねぇ」
ご主人様「もっとオシャレしようぜ。せっかくいい…っ」
メイド「『せっかくいい』?…なんですか?その続きは??顔?スタイル??」
ご主人様(いかん!ここで褒めたら調子に乗るぞコイツは…逆にビビらせるくらいのこと言わないと)
ご主人様「せ…せっかくいい感じの背後霊憑いてるのにな!!!」
メイド「!?」
メイド「やっぱり私くらいいい子だと背後霊もいい感じなんですね~」エヘヘ
ご主人様「なに言っても調子乗るわけ?」
ご主人様「お前もたまには違う服着てみたらどうだよ」
メイド「うーん、別に私はメイド服があればそれでいいんですけどねぇ」
ご主人様「もっとオシャレしようぜ。せっかくいい…っ」
メイド「『せっかくいい』?…なんですか?その続きは??顔?スタイル??」
ご主人様(いかん!ここで褒めたら調子に乗るぞコイツは…逆にビビらせるくらいのこと言わないと)
ご主人様「せ…せっかくいい感じの背後霊憑いてるのにな!!!」
メイド「!?」
メイド「やっぱり私くらいいい子だと背後霊もいい感じなんですね~」エヘヘ
ご主人様「なに言っても調子乗るわけ?」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 04:41:54.34 :cjA61pvqo
ご主人様「おい!餃子にはポン酢だって言ってるだろ!!」バシッ
メイド「……はぁー。ご主人様ほんとすぐ叩きますね」
ご主人様「…ふん、叩かれるようなことするお前が悪い!」
メイド「はいはい。ま、ぜんぜん痛くないからいいですけど。こんなんじゃ虫1匹殺せませんよ」
ご主人様「本気で叩いたからかわいそうだろが」
メイド「かわいそう?」
ご主人様「ハッ…!」
ご主人様「勘違いすんなよ!お前じゃないぞ!そう…かわいそうなのは虫さんだ!」
メイド「ふーん。虫さんがね。確かにそうですね。かわいそうだ虫さんが…」ニヤニヤ
ご主人様「くっ……」
メイド(というかまず叩くなや…)
ご主人様「おい!餃子にはポン酢だって言ってるだろ!!」バシッ
メイド「……はぁー。ご主人様ほんとすぐ叩きますね」
ご主人様「…ふん、叩かれるようなことするお前が悪い!」
メイド「はいはい。ま、ぜんぜん痛くないからいいですけど。こんなんじゃ虫1匹殺せませんよ」
ご主人様「本気で叩いたからかわいそうだろが」
メイド「かわいそう?」
ご主人様「ハッ…!」
ご主人様「勘違いすんなよ!お前じゃないぞ!そう…かわいそうなのは虫さんだ!」
メイド「ふーん。虫さんがね。確かにそうですね。かわいそうだ虫さんが…」ニヤニヤ
ご主人様「くっ……」
メイド(というかまず叩くなや…)
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 08:05:54.62 :2O+60hRI0
好き
主人を殺そうとする奴隷書いてる人?
好き
主人を殺そうとする奴隷書いてる人?
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 11:54:44.48 :i9oWmOpYO
面白い
面白い
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 12:34:52.88 :cjA61pvqo
ドザァアアアアアアア
ご主人様「すっげぇ雨。当分はこんな天気だってよ」
メイド「これじゃ洗濯物干せませんね…」
ご主人様「よし乾燥機買うか」
メイド「…あのねご主人様。この雨の中だれがどうやって乾燥機を持って帰るんですか?」
ご主人様「バッカおめー今どきはゾンアマに頼めばなんでもかんでもすぐに持ってきてくれんのよ」
メイド「はぁー出た出た通販サイト。配送業者がつらいつらいと嘆いてるのはご主人様みたいなのがたくさんいるからなんですね」
ご主人様「はぁ?そんなん俺の知ったこっちゃねーわ!」
メイド「私もそう思います」
ご主人様「…?」
メイド「?」
ご主人様「今のはケンカする流れじゃないのか」
メイド「あれ?そういう感じでした?」
ご主人様「ま、でも…乾燥機買うのは晴れてからにするかぁ」
メイド「知ったこっちゃないのでは?」
ご主人様「うるせーバカ」
メイド「きゃー!…あれ?」
ご主人様「?」
メイド「…今のは叩くパターンじゃないんですか?」
ご主人様「なんやねん」
ドザァアアアアアアア
ご主人様「すっげぇ雨。当分はこんな天気だってよ」
メイド「これじゃ洗濯物干せませんね…」
ご主人様「よし乾燥機買うか」
メイド「…あのねご主人様。この雨の中だれがどうやって乾燥機を持って帰るんですか?」
ご主人様「バッカおめー今どきはゾンアマに頼めばなんでもかんでもすぐに持ってきてくれんのよ」
メイド「はぁー出た出た通販サイト。配送業者がつらいつらいと嘆いてるのはご主人様みたいなのがたくさんいるからなんですね」
ご主人様「はぁ?そんなん俺の知ったこっちゃねーわ!」
メイド「私もそう思います」
ご主人様「…?」
メイド「?」
ご主人様「今のはケンカする流れじゃないのか」
メイド「あれ?そういう感じでした?」
ご主人様「ま、でも…乾燥機買うのは晴れてからにするかぁ」
メイド「知ったこっちゃないのでは?」
ご主人様「うるせーバカ」
メイド「きゃー!…あれ?」
ご主人様「?」
メイド「…今のは叩くパターンじゃないんですか?」
ご主人様「なんやねん」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 19:36:40.40 :cjA61pvqo
メイド「あらーかわいいワンちゃんですねぇ!」
メイド「というわけで飼い主さんにお願いしてワンちゃんの写真を撮らせてもらったんですよ!」
ご主人様「ふーん」
メイド「ふーんじゃなくて!見てください!見て!」
ご主人様「あー鬱陶しい!」
メイド「…ご主人様って犬キラいなんです?」
ご主人様「犬じゃなくて、『犬をカワイがってる私カワイイ~!』と思ってるお前がキラいだ!」
メイド「むっ!なんですかその言い方!?犬カワイイ~で終わりですよ私カワイイ~なんて思ってないですよ!」
ご主人様「どーだかな」チラッ
ご主人様「なぁんじゃこの犬!?くっそかわええ!!!」
メイド「『犬をカワイがってる俺カワイイ~!』ってやつですか?」ニヤニヤ
ご主人様「うっせ!うっせ!!」
メイド「あらーかわいいワンちゃんですねぇ!」
メイド「というわけで飼い主さんにお願いしてワンちゃんの写真を撮らせてもらったんですよ!」
ご主人様「ふーん」
メイド「ふーんじゃなくて!見てください!見て!」
ご主人様「あー鬱陶しい!」
メイド「…ご主人様って犬キラいなんです?」
ご主人様「犬じゃなくて、『犬をカワイがってる私カワイイ~!』と思ってるお前がキラいだ!」
メイド「むっ!なんですかその言い方!?犬カワイイ~で終わりですよ私カワイイ~なんて思ってないですよ!」
ご主人様「どーだかな」チラッ
ご主人様「なぁんじゃこの犬!?くっそかわええ!!!」
メイド「『犬をカワイがってる俺カワイイ~!』ってやつですか?」ニヤニヤ
ご主人様「うっせ!うっせ!!」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 19:50:09.81 :cjA61pvqo
メイド「今日はご主人様の好物・大ハンバーグですよ!」
ご主人様「おう」むしゃむしゃ
メイド「美味しいですか?」
ご主人様「おう」むしゃむしゃ
メイド「…ほんとに?」
ご主人様「おう」むしゃむしゃ
メイド「…なんか反応薄いなぁ。頑張って作ったのに…」
ご主人様「いやうめぇよ。超うめぇ」
メイド「何かもう少し気の利いたリアクションが欲しいなぁ~」チラッ
ご主人様「気の利いた…」むしゃむしゃ
ご主人様「えー…口の中が肉汁で溢れて…溢れて………」
ご主人様「にっ肉汁のぉ!!帰省ラッシュやぁ!!!! 」
メイド「……」
メイド「フッww」
ご主人様「おまえがやれっちゅーたやんけ!!!」バシッ
メイド「ごめんなさい!!」
メイド「今日はご主人様の好物・大ハンバーグですよ!」
ご主人様「おう」むしゃむしゃ
メイド「美味しいですか?」
ご主人様「おう」むしゃむしゃ
メイド「…ほんとに?」
ご主人様「おう」むしゃむしゃ
メイド「…なんか反応薄いなぁ。頑張って作ったのに…」
ご主人様「いやうめぇよ。超うめぇ」
メイド「何かもう少し気の利いたリアクションが欲しいなぁ~」チラッ
ご主人様「気の利いた…」むしゃむしゃ
ご主人様「えー…口の中が肉汁で溢れて…溢れて………」
ご主人様「にっ肉汁のぉ!!帰省ラッシュやぁ!!!! 」
メイド「……」
メイド「フッww」
ご主人様「おまえがやれっちゅーたやんけ!!!」バシッ
メイド「ごめんなさい!!」
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 20:00:47.18 :cjA61pvqo
ご主人様「いけっピカピー!よけろピカピー!」
メイド(ご主人様またゲームやってる…ポコモンLet's Goピカピー…何がそんなに面白いんでしょうね)
メイド「ご主人様ゲームばっかりやってちゃダメですよ~」
ご主人様「あん?なんだぁ?構ってもらえなくて寂しいのか?」
メイド「はぁ?なに言ってんですか」
ご主人様「お前は素直じゃないからな~こっちのピカピーのほうがよっぽど素直でカワイイぜ」
ご主人様「いけっピカピー!よけろピカピー!」
メイド(ご主人様またゲームやってる…ポコモンLet's Goピカピー…何がそんなに面白いんでしょうね)
メイド「ご主人様ゲームばっかりやってちゃダメですよ~」
ご主人様「あん?なんだぁ?構ってもらえなくて寂しいのか?」
メイド「はぁ?なに言ってんですか」
ご主人様「お前は素直じゃないからな~こっちのピカピーのほうがよっぽど素直でカワイイぜ」
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 20:08:31.04 :cjA61pvqo
メイド「なんですか!こんなねぇゲームのキャラなんてねぇ!」ツカツカ
メイド「こうしてやる!」ブチッ
バツンッ
ご主人様「てめぇコンセント抜きやがったな!」
メイド「ふふーんだ。ピカピーより私の方が優れてますね!」
ご主人様「くっそ…!お前だって昔、親にゲームやってるの止められて悔しい思いしたことくらいあるだろ!?」
メイド「……いや、うち、テレビゲームとかなかったんで…」
ご主人様「………」
メイド「………」
ご主人様「今日はもうやめにしとくけどな、次やったらお前の鼻の穴にコンセント刺して10まんボルトしてやるからな」
ご主人様「ところでおまえ、ゲームがなかったなら当時何して遊んでたわけ?」
メイド「チラシの裏に迷路書いて遊んでました」
ご主人様「な、なんて不憫な…」ガーン
ご主人様「悪かったよもう二度とお前の見てる前でゲームやらねぇよ」
メイド「いやそこまでしなくても…」
メイド「なんですか!こんなねぇゲームのキャラなんてねぇ!」ツカツカ
メイド「こうしてやる!」ブチッ
バツンッ
ご主人様「てめぇコンセント抜きやがったな!」
メイド「ふふーんだ。ピカピーより私の方が優れてますね!」
ご主人様「くっそ…!お前だって昔、親にゲームやってるの止められて悔しい思いしたことくらいあるだろ!?」
メイド「……いや、うち、テレビゲームとかなかったんで…」
ご主人様「………」
メイド「………」
ご主人様「今日はもうやめにしとくけどな、次やったらお前の鼻の穴にコンセント刺して10まんボルトしてやるからな」
ご主人様「ところでおまえ、ゲームがなかったなら当時何して遊んでたわけ?」
メイド「チラシの裏に迷路書いて遊んでました」
ご主人様「な、なんて不憫な…」ガーン
ご主人様「悪かったよもう二度とお前の見てる前でゲームやらねぇよ」
メイド「いやそこまでしなくても…」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 20:25:22.25 :cjA61pvqo
ご主人様「お前ゆうべ変なアイス食べてなかった?」
メイド「変なアイス?ああ『いちごトルコアイスチョコレートソースがけサイダー風味』のことですか」
ご主人様「多分それ。てか迷走しすぎだろ」
ご主人様「お前ああいうの俺に黙って買ってきてこっそり食うのやめろよな」
メイド「えー、ご主人様のアイスも買ったじゃないですか。こっそりじゃなくて堂々とご主人様の前で食べてたし…」
ご主人様「俺のはいつものアイスだったじゃん。俺もそういう変な新商品食いてぇよ」
メイド「うーん…でもご主人様のことだからなぁ…。たぶん違うの買ってきたら買ってきたで『こんなの食うか!いつもの買ってこいよ!』とか言いそうだしなぁ」
ご主人様「さすがにそんなワガママ言わねーよ」
後日
メイド「ご主人様、新商品のアイス買ってきましたよ!」
ご主人様「お、どんなのだ?」
メイド「じゃーん『アザラシアイス屍肉味』!!絶対ワガママ言わないんですよね?ちなみに私は普通のバニラアイス食べます」
ご主人様「そのチョイス悪意あるよな???」
ご主人様「お前ゆうべ変なアイス食べてなかった?」
メイド「変なアイス?ああ『いちごトルコアイスチョコレートソースがけサイダー風味』のことですか」
ご主人様「多分それ。てか迷走しすぎだろ」
ご主人様「お前ああいうの俺に黙って買ってきてこっそり食うのやめろよな」
メイド「えー、ご主人様のアイスも買ったじゃないですか。こっそりじゃなくて堂々とご主人様の前で食べてたし…」
ご主人様「俺のはいつものアイスだったじゃん。俺もそういう変な新商品食いてぇよ」
メイド「うーん…でもご主人様のことだからなぁ…。たぶん違うの買ってきたら買ってきたで『こんなの食うか!いつもの買ってこいよ!』とか言いそうだしなぁ」
ご主人様「さすがにそんなワガママ言わねーよ」
後日
メイド「ご主人様、新商品のアイス買ってきましたよ!」
ご主人様「お、どんなのだ?」
メイド「じゃーん『アザラシアイス屍肉味』!!絶対ワガママ言わないんですよね?ちなみに私は普通のバニラアイス食べます」
ご主人様「そのチョイス悪意あるよな???」
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/29(木) 20:44:08.41 :cjA61pvqo
メイド「ふっ、ふっ、ふっ」
ご主人様「お、なんだ、腹筋やってんのか?」
メイド「筋トレがんばってます」
ご主人様「ダイエットかね。痩せてると思うけどな」
メイド「ご主人様にいくら叩かれても平気なように丈夫な体を作らないと」
ご主人様「えっ……いや、そんなさぁ、本気で殴ってないし、ましてボディとか殴った覚えないけど…」
メイド「でも何があるか分かりませんからね。しっかり鍛えておかないと」
ご主人様(やばい思いのほか真剣だ…このままメイドが強くなっちまったら立場が逆転しかねない!)
ご主人様「俺はメイドはちょっとか弱いくらいが可愛いと思うけどな~」ボソッ
メイド「…今なんと?」ピクッ
ご主人様「オホン…俺は今のままのお前が一番好きだぜ」キリッ
メイド「もーご主人様ったらほんと私のこと大好きなんだからしょうがないですねぇ。まぁ今のご主人様がこのパーフェクトな私に釣り合うかと言われると微妙な気がするので?もう少し紳士的な言動ができるようになってくれないかなぁと思ったり思わなかったりするわけですけど?」ペラペラ
ご主人様「秒で調子乗るんじゃねぇよお前は!」スパーン
メイド「ひええ!ほら暴力!!こらやっぱ少しは鍛えとかなあかんっすわ!!」
ご主人様「くっ…」
メイド「ふっ、ふっ、ふっ」
ご主人様「お、なんだ、腹筋やってんのか?」
メイド「筋トレがんばってます」
ご主人様「ダイエットかね。痩せてると思うけどな」
メイド「ご主人様にいくら叩かれても平気なように丈夫な体を作らないと」
ご主人様「えっ……いや、そんなさぁ、本気で殴ってないし、ましてボディとか殴った覚えないけど…」
メイド「でも何があるか分かりませんからね。しっかり鍛えておかないと」
ご主人様(やばい思いのほか真剣だ…このままメイドが強くなっちまったら立場が逆転しかねない!)
ご主人様「俺はメイドはちょっとか弱いくらいが可愛いと思うけどな~」ボソッ
メイド「…今なんと?」ピクッ
ご主人様「オホン…俺は今のままのお前が一番好きだぜ」キリッ
メイド「もーご主人様ったらほんと私のこと大好きなんだからしょうがないですねぇ。まぁ今のご主人様がこのパーフェクトな私に釣り合うかと言われると微妙な気がするので?もう少し紳士的な言動ができるようになってくれないかなぁと思ったり思わなかったりするわけですけど?」ペラペラ
ご主人様「秒で調子乗るんじゃねぇよお前は!」スパーン
メイド「ひええ!ほら暴力!!こらやっぱ少しは鍛えとかなあかんっすわ!!」
ご主人様「くっ…」
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/30(金) 16:33:43.02 :03RnrLHdo
こんな関係の人が一人でも欲しかった
こんな関係の人が一人でも欲しかった
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/11/30(金) 22:48:04.74 :FdceLBMCo
テレビ『○○市△町の民家に刃物を持った男が押し入り、住人の女性ひとりと、騒ぎを聞いて駆けつけた近隣の男性ひとりが刺されるいう事件が~』
ご主人様「△町っつったらここからそう遠くないじゃねぇか」
メイド「物騒ですね~駆けつけた男性まで刺されちゃったなんて…」
ご主人様「なぁ、もしこの家に強盗が来たとして、当然メイドのお前は俺のことを守るんだよな?」
メイド「…いやぁ人のことボカスカ叩くご主人様ですからねぇ、強盗くらい簡単に撃退できるでしょう?」
ご主人様「無理。無理無理100パー無理。刃物持ってたら即逃げるわ」
メイド「じゃあ私も刃物を持てば叩かれなくなるってことですね!」
ご主人様「うーん………」
ご主人様(そんなもん持ってたら危ねーだろバカ!!!)ベシッ
メイド(ふぎゃ!!)
ご主人様「いや、たぶん叩く」
メイド「…私もそういうビジョンが見えました」
テレビ『○○市△町の民家に刃物を持った男が押し入り、住人の女性ひとりと、騒ぎを聞いて駆けつけた近隣の男性ひとりが刺されるいう事件が~』
ご主人様「△町っつったらここからそう遠くないじゃねぇか」
メイド「物騒ですね~駆けつけた男性まで刺されちゃったなんて…」
ご主人様「なぁ、もしこの家に強盗が来たとして、当然メイドのお前は俺のことを守るんだよな?」
メイド「…いやぁ人のことボカスカ叩くご主人様ですからねぇ、強盗くらい簡単に撃退できるでしょう?」
ご主人様「無理。無理無理100パー無理。刃物持ってたら即逃げるわ」
メイド「じゃあ私も刃物を持てば叩かれなくなるってことですね!」
ご主人様「うーん………」
ご主人様(そんなもん持ってたら危ねーだろバカ!!!)ベシッ
メイド(ふぎゃ!!)
ご主人様「いや、たぶん叩く」
メイド「…私もそういうビジョンが見えました」
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/01(土) 00:14:11.04 :q26kGqZ4o
メイド「なんてったってア~イド~ル♪私はアイドル…」
ご主人様「なにその歌?」
メイド「ええっ!?キョンキョンをご存知でない!?」
ご主人様「あ、小泉今日子?まぁ知ってるけど…知ってるだけだな…」
メイド「ご主人様はアイドルとかあんまり興味ないんですね~」
ご主人様「いやそもそも世代が違うじゃん…俺とかお前みたいなアラサーはモー娘。とかだろ?」
メイド「あ、アラサー!?私が!?一緒にしないでくださいよ!ご主人様より4つ…あれ、3つだっけ…?」
メイド「とにかく年下ですから!まだピチピチですから!!!」
ご主人様「必死だな~…つーかそのピチピチって言い方がもう古いわ」
メイド「ぐっ…あ、そういえば昔『福田明日香』に会ったことありますよ~。LOVEマシーンの時かな~」
ご主人様「へーマジで?」
メイド「ウソで~す。その頃もう福田明日香は卒業してますから!」ケラケラ
ご主人様「なんだウソか!ハハハハハ!」
ご主人様「それ知ってるってことはやっぱアラサーじゃ…」
メイド「ちーがーいーまーすーーー!!!!!」
メイド「なんてったってア~イド~ル♪私はアイドル…」
ご主人様「なにその歌?」
メイド「ええっ!?キョンキョンをご存知でない!?」
ご主人様「あ、小泉今日子?まぁ知ってるけど…知ってるだけだな…」
メイド「ご主人様はアイドルとかあんまり興味ないんですね~」
ご主人様「いやそもそも世代が違うじゃん…俺とかお前みたいなアラサーはモー娘。とかだろ?」
メイド「あ、アラサー!?私が!?一緒にしないでくださいよ!ご主人様より4つ…あれ、3つだっけ…?」
メイド「とにかく年下ですから!まだピチピチですから!!!」
ご主人様「必死だな~…つーかそのピチピチって言い方がもう古いわ」
メイド「ぐっ…あ、そういえば昔『福田明日香』に会ったことありますよ~。LOVEマシーンの時かな~」
ご主人様「へーマジで?」
メイド「ウソで~す。その頃もう福田明日香は卒業してますから!」ケラケラ
ご主人様「なんだウソか!ハハハハハ!」
ご主人様「それ知ってるってことはやっぱアラサーじゃ…」
メイド「ちーがーいーまーすーーー!!!!!」
23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/01(土) 00:33:41.71 :q26kGqZ4o
メイド「甘納豆おいしい…最高…」むぐむぐ
ご主人様「はぁーこりゃまた渋いもん食ってるね」
メイド「し、渋いですか?甘納豆」
ご主人様「あんまり見ねぇけどな…」
メイド「えーおいしいのに…あと干し芋とかも好きですね」
ご主人様「…こないだアイドルのハナシしたときも思ったけど、お前の趣味とか好みってなんかちょっとズレてねぇか」
メイド「ズレてるって何と比較してズレてるんですか?というかそれって何か問題ありますか?」
ご主人様「別に問題はねぇけどさ」
ご主人様「なんかそのうち刺繍とか編み物とか始めそうだな」ボソッ
メイド「!!!」
メイド「そのうちじゃなくてもうすでに刺繍やってますよ!?ダメですか!?編み物も楽しいですよ!?」
ご主人様「わ、悪かったよ…」
メイド「ご主人様も盆栽とかやればいいのに…」
ご主人様「もうただの年寄りじゃねぇか」
メイド「甘納豆おいしい…最高…」むぐむぐ
ご主人様「はぁーこりゃまた渋いもん食ってるね」
メイド「し、渋いですか?甘納豆」
ご主人様「あんまり見ねぇけどな…」
メイド「えーおいしいのに…あと干し芋とかも好きですね」
ご主人様「…こないだアイドルのハナシしたときも思ったけど、お前の趣味とか好みってなんかちょっとズレてねぇか」
メイド「ズレてるって何と比較してズレてるんですか?というかそれって何か問題ありますか?」
ご主人様「別に問題はねぇけどさ」
ご主人様「なんかそのうち刺繍とか編み物とか始めそうだな」ボソッ
メイド「!!!」
メイド「そのうちじゃなくてもうすでに刺繍やってますよ!?ダメですか!?編み物も楽しいですよ!?」
ご主人様「わ、悪かったよ…」
メイド「ご主人様も盆栽とかやればいいのに…」
ご主人様「もうただの年寄りじゃねぇか」
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/02(日) 21:39:54.03 :oUesEh5bO
乙
乙
25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/03(月) 00:15:03.76 :nFxIbt/40
メイド「……」ヒロイヒロイ
ご主人様「あいつ…なに拾ってんだ??」
メイド「ご主人様!お庭に松ぼっくりがいっぱい落ちていましたよ!!」ドサッ
ご主人様「んな興奮気味に言われても…それ集めてどうすんだ?クリスマスの飾り付けでもすんのか」
メイド「なにバカなことを…松ぼっくりの使い道なんて一つしかないでしょう」
メイド「おやつに食べるんですよ!」
ご主人様「バカはおめぇだ!」バシッ
メイド「あ、知らないんですか~?『かさ』を食べたあとの松ぼっくりってね、エビフライに似てるんですよ!」
ご主人様「リスかてめぇは!」バシッ
メイド「二度も叩くなんてひどい…まるで私が冗談言ってるみたいじゃないですか!!!」
ご主人様「え、マジなの??」
メイド「……」
メイド「もしかして、普通は食べない?」
ご主人様「食べない」
メイド「そうですか…そうか、そうだったんですね」
メイド「昔、焼き松ぼっくりを皿に乗せて出す母がいつも悲しい顔をしてたのは、そういうことだったんですね」
ご主人様「えぇ…」
メイド「じゃあもしかして、セミの抜け殻もふりかけにしない??」
ご主人様「嘘だと言ってくれよ…」
メイド「ふっ…何やってんでしょうね私。このゴミ捨てときますね」
ご主人様「よ、よし今日はおまえの好きなもん食いに行こう!な!?」
メイド「……」ヒロイヒロイ
ご主人様「あいつ…なに拾ってんだ??」
メイド「ご主人様!お庭に松ぼっくりがいっぱい落ちていましたよ!!」ドサッ
ご主人様「んな興奮気味に言われても…それ集めてどうすんだ?クリスマスの飾り付けでもすんのか」
メイド「なにバカなことを…松ぼっくりの使い道なんて一つしかないでしょう」
メイド「おやつに食べるんですよ!」
ご主人様「バカはおめぇだ!」バシッ
メイド「あ、知らないんですか~?『かさ』を食べたあとの松ぼっくりってね、エビフライに似てるんですよ!」
ご主人様「リスかてめぇは!」バシッ
メイド「二度も叩くなんてひどい…まるで私が冗談言ってるみたいじゃないですか!!!」
ご主人様「え、マジなの??」
メイド「……」
メイド「もしかして、普通は食べない?」
ご主人様「食べない」
メイド「そうですか…そうか、そうだったんですね」
メイド「昔、焼き松ぼっくりを皿に乗せて出す母がいつも悲しい顔をしてたのは、そういうことだったんですね」
ご主人様「えぇ…」
メイド「じゃあもしかして、セミの抜け殻もふりかけにしない??」
ご主人様「嘘だと言ってくれよ…」
メイド「ふっ…何やってんでしょうね私。このゴミ捨てときますね」
ご主人様「よ、よし今日はおまえの好きなもん食いに行こう!な!?」
26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/03(月) 00:38:54.49 :nFxIbt/40
ご主人様「メイドぉ、爪切り」
メイド「…あのですね、そういう言い方するのやめてほしいんですけれど」
ご主人様「なんで」
メイド「私は爪切りじゃありません。爪切りがほしいなら『爪切り取って』って言ってください」
ご主人様「んなこと気にすんなよ、伝わってんだから問題ねぇだろ?」
メイド「……」ムッ
ご主人様「わかったわかった、『メイド爪切り取って』!」
メイド「最初からそう言えばいいんですよ」スッ
ご主人様「なぁーんだその態度!?」
メイド「態度が悪いのはそっちでしょう!」
ご主人様「ガルルルルル」
メイド「グルルルルル」
ご主人様「もういいよ!早くその爪切りよこせ!」
メイド「いーえ!せっかくだから私が切ってさしあげますよ!」
ご主人様「やだ!お前わざと深爪させるつもりだろ!」
メイド「そんなことしませんよ!というかご主人様に爪切りなんてもったいない!」ポイ
ご主人様「あぁ!?じゃあどうすんだよ!」
メイド「私がこの自慢の歯でガジガジに噛み切ってやります!!!」
ご主人様「ふーん。じゃあやってみな。跪いて、俺のこの指に口近づけてガブガブしてみろ」スッ
メイド「……///」
メイド「ごっご主人様のバカ!!変態!!!よくそんなエッチなこと言えますね!?」
ご主人様「おめぇがやるっつったんだろが!?」
ご主人様「メイドぉ、爪切り」
メイド「…あのですね、そういう言い方するのやめてほしいんですけれど」
ご主人様「なんで」
メイド「私は爪切りじゃありません。爪切りがほしいなら『爪切り取って』って言ってください」
ご主人様「んなこと気にすんなよ、伝わってんだから問題ねぇだろ?」
メイド「……」ムッ
ご主人様「わかったわかった、『メイド爪切り取って』!」
メイド「最初からそう言えばいいんですよ」スッ
ご主人様「なぁーんだその態度!?」
メイド「態度が悪いのはそっちでしょう!」
ご主人様「ガルルルルル」
メイド「グルルルルル」
ご主人様「もういいよ!早くその爪切りよこせ!」
メイド「いーえ!せっかくだから私が切ってさしあげますよ!」
ご主人様「やだ!お前わざと深爪させるつもりだろ!」
メイド「そんなことしませんよ!というかご主人様に爪切りなんてもったいない!」ポイ
ご主人様「あぁ!?じゃあどうすんだよ!」
メイド「私がこの自慢の歯でガジガジに噛み切ってやります!!!」
ご主人様「ふーん。じゃあやってみな。跪いて、俺のこの指に口近づけてガブガブしてみろ」スッ
メイド「……///」
メイド「ごっご主人様のバカ!!変態!!!よくそんなエッチなこと言えますね!?」
ご主人様「おめぇがやるっつったんだろが!?」
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/03(月) 00:49:57.07 :y30Ee38P0
盆栽って何十年もかかるらしいから若者向けの趣味なんじゃないだろうか
メイドかわいい
盆栽って何十年もかかるらしいから若者向けの趣味なんじゃないだろうか
メイドかわいい
28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/03(月) 23:05:33.35 :nFxIbt/4o
ご主人様「ぎゃあああ出たあああああああああ」
メイド「ど、どうしました!?」ガチャ
ご主人様「む、むむむ、む、むしむしむし…」
メイド「あ、青虫。お庭から入って来たんですかねぇ」ヒョイ
ご主人様「うわあああつまむなよぉおおお」
メイド「つままなきゃ逃がしてあげられないでしょう?」
ご主人様「ひいいいい…」
メイド「……」ニヤリ
メイド「ほらご主人様、青虫ちゃんはきっと挨拶しにきたんですよ?チューでもしてあげたらどうです??」グイグイ
ご主人様「まじやめろってええええええしぬ!くっつけたらショック死するしその前に舌噛んで死ぬ」
メイド「そんなに嫌ですか…」
メイド(弱点発見!)
翌日
メイド「……」ちょきちょき
ご主人様「メイドお前いったいなに作ってんだ?」
メイド「お面です」
ご主人様「お面?なんの?」
メイド「青虫」スチャッ
ご主人様「ふざけんな」スパーン
メイド「おぶぅ!!!えっなんで!!?青虫触れないんじゃないですか!?」
ご主人様「だからってそんな紙に貼っつけた青虫の写真なんかにビビるわけねーだろ!!」
メイド「そ、そういうものなんですか…」
翌日
ご主人様「ゾンアマでなんか買うのか?」
メイド「青虫の着ぐるみを作ろうと思って」
ご主人様「ガチじゃねぇか…」
ご主人様「ぎゃあああ出たあああああああああ」
メイド「ど、どうしました!?」ガチャ
ご主人様「む、むむむ、む、むしむしむし…」
メイド「あ、青虫。お庭から入って来たんですかねぇ」ヒョイ
ご主人様「うわあああつまむなよぉおおお」
メイド「つままなきゃ逃がしてあげられないでしょう?」
ご主人様「ひいいいい…」
メイド「……」ニヤリ
メイド「ほらご主人様、青虫ちゃんはきっと挨拶しにきたんですよ?チューでもしてあげたらどうです??」グイグイ
ご主人様「まじやめろってええええええしぬ!くっつけたらショック死するしその前に舌噛んで死ぬ」
メイド「そんなに嫌ですか…」
メイド(弱点発見!)
翌日
メイド「……」ちょきちょき
ご主人様「メイドお前いったいなに作ってんだ?」
メイド「お面です」
ご主人様「お面?なんの?」
メイド「青虫」スチャッ
ご主人様「ふざけんな」スパーン
メイド「おぶぅ!!!えっなんで!!?青虫触れないんじゃないですか!?」
ご主人様「だからってそんな紙に貼っつけた青虫の写真なんかにビビるわけねーだろ!!」
メイド「そ、そういうものなんですか…」
翌日
ご主人様「ゾンアマでなんか買うのか?」
メイド「青虫の着ぐるみを作ろうと思って」
ご主人様「ガチじゃねぇか…」
29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/03(月) 23:46:21.77 :nFxIbt/4o
メイド「ペプシ!!!」
ご主人様「なに?ペプシがどーした?」
メイド「あ、今の私のくしゃみです」
ご主人様「くしゃみ!?いや絶対ペプシっつったよ!」
メイド「ふぁ、はっ……ペプシ!!!」
ご主人様「ほらまたペプシって!」ケラケラ
メイド「言ってませんって!そういうくしゃみなんですよ!!」
メイド「はぁ、は……ペプシッ!…」
ご主人様「あははははははは!!!」ゲタゲタ
メイド「うぅー…」ズズ
ご主人様「……」
ご主人様「ほれ寒いならこれ着てな」バサッ
メイド「……ありがとうございます」
ご主人様「あとでペプシ買いに行こうぜ」
メイド「えーこんな寒いのに…」
ご主人様「お前のせいで飲みたくなったんだからな」
メイド「いや、そう言われても」
メイド「ペプシ!!!」
ご主人様「なに?ペプシがどーした?」
メイド「あ、今の私のくしゃみです」
ご主人様「くしゃみ!?いや絶対ペプシっつったよ!」
メイド「ふぁ、はっ……ペプシ!!!」
ご主人様「ほらまたペプシって!」ケラケラ
メイド「言ってませんって!そういうくしゃみなんですよ!!」
メイド「はぁ、は……ペプシッ!…」
ご主人様「あははははははは!!!」ゲタゲタ
メイド「うぅー…」ズズ
ご主人様「……」
ご主人様「ほれ寒いならこれ着てな」バサッ
メイド「……ありがとうございます」
ご主人様「あとでペプシ買いに行こうぜ」
メイド「えーこんな寒いのに…」
ご主人様「お前のせいで飲みたくなったんだからな」
メイド「いや、そう言われても」
30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/06(木) 19:38:47.53 :6cHnV0WRo
ご主人様「テレビの『通販アリジゴク』でやってた、よく眠れるっつー枕を買ったんだよ」ニコニコ
メイド「嫌な番組名ですね…」
ご主人様「さっそくこれ使って寝てみるから、俺がほんとによく眠れてるかどうか見ててくれ」
メイド「分かりました」
ご主人様「とか言って寝よう寝ようと意識しちゃうとなかなか眠れないんだよなぁ、昔からそうだったんだよイベントのたびに前日眠れなくて……zzz」スヤァ
メイド「秒で寝てるし」
ご主人様「……」ムニャムニャ
メイド(うーん、よく寝てるといえばよく寝てるけど、普段からこんな感じでは…)
ご主人様「……うへへ」モミモミ
メイド(枕を揉んでる!?今までになかった奇行だ!しかもなんか嬉しそう)
ご主人様「メイドおまえ…こんなにおっぱいあったかぁ?…最高じゃん…ムニャ」モミモミ
メイド「………」ピキッ
メイド「おはよぉおおおございまああああああす!!!グッモオーーーニン!ワンシャンハアアアアアオ!!!!起きてくださああああああああぁぁぁい!!」
ご主人様「なんだぁ!!!??」ガバッ
ご主人様「お、め、メイドか…ビックリさせんなよ…」ドキドキ
メイド「よく眠ってましたねぇ」
ご主人様「え?あ、そう?よく寝てた?そうかぁ、そう言われるとなんか楽しい夢を見てたような気がするぞ!」
メイド「私のおっぱいが大きくなったのがとても楽しそうでしたよ」ニコッ
ご主人様「そうそれ!手のひらにあの感触がまだ残って…」ハッ
ご主人様「もしかして俺、変な寝言言ってたか…?」
メイド「……」ニコニコ
ご主人様「しょうがねーじゃんそういう夢だったんだから!不可抗力だろ!」
メイド「そらふかふかの枕で寝たら素敵な夢が見れますわな…はん!」
メイド「でも現実はこれですから!厳しくて貧しいんですよねぇ!」ペタペタ
ご主人様「…いや待てよ、現実にできるかもしれん」
メイド「!?」
ご主人様「おまえの写真撮って、それ抱き枕カバーに加工してさ、おっぱいのところにこの枕詰めたら最強じゃね?」ニヤリ
メイド「それはいいアイデアですね!じゃあその枕にご主人様の面倒見てもらいましょう!私はもう何もしませんので!」
ご主人様「ごめんウソウソウソ!!!!」
ご主人様「テレビの『通販アリジゴク』でやってた、よく眠れるっつー枕を買ったんだよ」ニコニコ
メイド「嫌な番組名ですね…」
ご主人様「さっそくこれ使って寝てみるから、俺がほんとによく眠れてるかどうか見ててくれ」
メイド「分かりました」
ご主人様「とか言って寝よう寝ようと意識しちゃうとなかなか眠れないんだよなぁ、昔からそうだったんだよイベントのたびに前日眠れなくて……zzz」スヤァ
メイド「秒で寝てるし」
ご主人様「……」ムニャムニャ
メイド(うーん、よく寝てるといえばよく寝てるけど、普段からこんな感じでは…)
ご主人様「……うへへ」モミモミ
メイド(枕を揉んでる!?今までになかった奇行だ!しかもなんか嬉しそう)
ご主人様「メイドおまえ…こんなにおっぱいあったかぁ?…最高じゃん…ムニャ」モミモミ
メイド「………」ピキッ
メイド「おはよぉおおおございまああああああす!!!グッモオーーーニン!ワンシャンハアアアアアオ!!!!起きてくださああああああああぁぁぁい!!」
ご主人様「なんだぁ!!!??」ガバッ
ご主人様「お、め、メイドか…ビックリさせんなよ…」ドキドキ
メイド「よく眠ってましたねぇ」
ご主人様「え?あ、そう?よく寝てた?そうかぁ、そう言われるとなんか楽しい夢を見てたような気がするぞ!」
メイド「私のおっぱいが大きくなったのがとても楽しそうでしたよ」ニコッ
ご主人様「そうそれ!手のひらにあの感触がまだ残って…」ハッ
ご主人様「もしかして俺、変な寝言言ってたか…?」
メイド「……」ニコニコ
ご主人様「しょうがねーじゃんそういう夢だったんだから!不可抗力だろ!」
メイド「そらふかふかの枕で寝たら素敵な夢が見れますわな…はん!」
メイド「でも現実はこれですから!厳しくて貧しいんですよねぇ!」ペタペタ
ご主人様「…いや待てよ、現実にできるかもしれん」
メイド「!?」
ご主人様「おまえの写真撮って、それ抱き枕カバーに加工してさ、おっぱいのところにこの枕詰めたら最強じゃね?」ニヤリ
メイド「それはいいアイデアですね!じゃあその枕にご主人様の面倒見てもらいましょう!私はもう何もしませんので!」
ご主人様「ごめんウソウソウソ!!!!」
31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/06(木) 19:52:44.44 :6cHnV0WRo
ご主人様「このあいだ買った枕あるじゃん。あれお前にやるよ」
メイド「えっ!?あんなに気に入ってたのに??」
ご主人様「よかったのは最初だけだな。体に合わないのか、だんだん肩とか首とか凝るようになってきて…前のに戻すことにした」
メイド「そうだったんですか…でも前の枕、こないだ捨てちゃいましたよ」
ご主人様「なにっ!?」
メイド「だってもう使わないって言ったじゃないですか~」
ご主人様「ぐぬぬ…そうか、そうだな。じゃあやっあやっぱりこの枕で我慢するか…」
メイド「いっそ今度は、ちゃんと寝具屋さんに行って、ご主人様にピッタリ合うのを作ってもらいません?」
ご主人様「オーダーメイドか…メイドだけに」
寝具屋
ご主人様「…ダメだ!ぜんぜんしっくり来ない!」
店員「うーん、測定結果を反映して、素材もご自身で選んでいただいて、高さや幅も要望通りのはずなんですが…」
ご主人様「でもこれで眠れる気がしない…」
メイド「今回は諦めたほうがよさそうですね…」
その日の夜
ご主人様「……」
メイド「ご主人様、まだ寝ないんですか?」
ご主人様「もはや寝るのが嫌になっちまったよ…枕ひとつでこんな憂鬱な気分になるなんてなぁ」
メイド(なんだか不憫ですね…)
メイド「ご主人様、あのー………かなり、恥ずかしいんですが」
メイド「ひ、膝枕…とか?は…どうでしょう??」
ご主人様「お前なァ、ふざけたこと言ってる場合じゃないんだぞ?…やってみるか」
メイド「……ど、どうですか?」
主人様「なんか想像ほど柔らかくねぇし…普通に寝るより首痛くしそう…」
メイド「え!じゃあやっぱやめときましょう!」
ご主人様「でも、まぁ……気分は悪くねぇな」
メイド「……ふふ。それはよかったです」ナデナデ
ご主人様「………」
ご主人様「おいてめぇ調子のんなよ!!しれっと撫でてんじゃねぇ!!!俺ぁネコか!!!」ガバッ
メイド「あっ!人がせっかく優しくしてるのにそういう言い方する!!」
ご主人様「お前はじめてメイドらしいことしてる自分に酔いしれてるだろ!」グリグリ
メイド「酔いしれてません!てか『はじめてメイドらしいことしてる』ってどーいうことですか!!?」ギャー
結局、ご主人様が悩みに悩んでようやく新しい枕を手に入れたのは、一週間も経ってからでした…。
ご主人様「このあいだ買った枕あるじゃん。あれお前にやるよ」
メイド「えっ!?あんなに気に入ってたのに??」
ご主人様「よかったのは最初だけだな。体に合わないのか、だんだん肩とか首とか凝るようになってきて…前のに戻すことにした」
メイド「そうだったんですか…でも前の枕、こないだ捨てちゃいましたよ」
ご主人様「なにっ!?」
メイド「だってもう使わないって言ったじゃないですか~」
ご主人様「ぐぬぬ…そうか、そうだな。じゃあやっあやっぱりこの枕で我慢するか…」
メイド「いっそ今度は、ちゃんと寝具屋さんに行って、ご主人様にピッタリ合うのを作ってもらいません?」
ご主人様「オーダーメイドか…メイドだけに」
寝具屋
ご主人様「…ダメだ!ぜんぜんしっくり来ない!」
店員「うーん、測定結果を反映して、素材もご自身で選んでいただいて、高さや幅も要望通りのはずなんですが…」
ご主人様「でもこれで眠れる気がしない…」
メイド「今回は諦めたほうがよさそうですね…」
その日の夜
ご主人様「……」
メイド「ご主人様、まだ寝ないんですか?」
ご主人様「もはや寝るのが嫌になっちまったよ…枕ひとつでこんな憂鬱な気分になるなんてなぁ」
メイド(なんだか不憫ですね…)
メイド「ご主人様、あのー………かなり、恥ずかしいんですが」
メイド「ひ、膝枕…とか?は…どうでしょう??」
ご主人様「お前なァ、ふざけたこと言ってる場合じゃないんだぞ?…やってみるか」
メイド「……ど、どうですか?」
主人様「なんか想像ほど柔らかくねぇし…普通に寝るより首痛くしそう…」
メイド「え!じゃあやっぱやめときましょう!」
ご主人様「でも、まぁ……気分は悪くねぇな」
メイド「……ふふ。それはよかったです」ナデナデ
ご主人様「………」
ご主人様「おいてめぇ調子のんなよ!!しれっと撫でてんじゃねぇ!!!俺ぁネコか!!!」ガバッ
メイド「あっ!人がせっかく優しくしてるのにそういう言い方する!!」
ご主人様「お前はじめてメイドらしいことしてる自分に酔いしれてるだろ!」グリグリ
メイド「酔いしれてません!てか『はじめてメイドらしいことしてる』ってどーいうことですか!!?」ギャー
結局、ご主人様が悩みに悩んでようやく新しい枕を手に入れたのは、一週間も経ってからでした…。
32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/06(木) 20:08:50.17 :6cHnV0WRo
ご主人様「おいクソカラスども!うちの庭に居着くんじゃねぇ!!焼き鳥にして食っちまねぇうぞ!!」ブンブンッ
カラス「ギャー!ギャー!」バサバサ…
メイド「石なんか投げたら可哀想じゃないですか」
ご主人様「うるせぇ!」デコピンッ
メイド「そ、それにカラスって頭が良いから、このことをずっと覚えてて、いつかご主人様に復讐しにくるかもしれませんよ!」
ご主人様「はっ!もしそこまでしてくるんならカラスってのはお前よりよっぽど賢いな」
メイド「くっ…ごく自然にバカにされた…」
その夜
ご主人様「だからこれはあーしろって言っただろが!」ベシッ
メイド「……」カキカキ
ご主人様「…なんだ!?今日は言い返してこないのか?てか今なに書いたんだ」
メイド「私決めたんです。ご主人様に叩かれるのはだいたい私が悪いので、すぐに反抗的な態度取るのはやめます」
ご主人様「そりゃいい心がけだ」
メイド「でもこの『復讐ノート』に…ご主人様からの暴力1回=1ポイントで集計しておいて、10回超えたらそのときだけ本気で反抗します」
ご主人様「復讐ノート?ポイント??…反抗???」
メイド「ちなみに今日だけでもう3回叩かれてるので3ポイントです。あと6回まではどうぞ遠慮なく叩いてください」
メイド「ただし10回目は…」
ご主人様「うぅ…そうやってビビらせようってのか…!?」ゴクリ
メイド「…ちなみに反抗されるのが嫌なら、10ポイントを景品と引換するって手もありますよ」
ご主人様「はっ?景品???」
メイド「何か甘いものとか買ってくれたら10ポイント帳消しにします。シュークリームとかードーナツとかー」ニコニコ
ご主人様(やっぱバカだなコイツ…)
ご主人様「おいクソカラスども!うちの庭に居着くんじゃねぇ!!焼き鳥にして食っちまねぇうぞ!!」ブンブンッ
カラス「ギャー!ギャー!」バサバサ…
メイド「石なんか投げたら可哀想じゃないですか」
ご主人様「うるせぇ!」デコピンッ
メイド「そ、それにカラスって頭が良いから、このことをずっと覚えてて、いつかご主人様に復讐しにくるかもしれませんよ!」
ご主人様「はっ!もしそこまでしてくるんならカラスってのはお前よりよっぽど賢いな」
メイド「くっ…ごく自然にバカにされた…」
その夜
ご主人様「だからこれはあーしろって言っただろが!」ベシッ
メイド「……」カキカキ
ご主人様「…なんだ!?今日は言い返してこないのか?てか今なに書いたんだ」
メイド「私決めたんです。ご主人様に叩かれるのはだいたい私が悪いので、すぐに反抗的な態度取るのはやめます」
ご主人様「そりゃいい心がけだ」
メイド「でもこの『復讐ノート』に…ご主人様からの暴力1回=1ポイントで集計しておいて、10回超えたらそのときだけ本気で反抗します」
ご主人様「復讐ノート?ポイント??…反抗???」
メイド「ちなみに今日だけでもう3回叩かれてるので3ポイントです。あと6回まではどうぞ遠慮なく叩いてください」
メイド「ただし10回目は…」
ご主人様「うぅ…そうやってビビらせようってのか…!?」ゴクリ
メイド「…ちなみに反抗されるのが嫌なら、10ポイントを景品と引換するって手もありますよ」
ご主人様「はっ?景品???」
メイド「何か甘いものとか買ってくれたら10ポイント帳消しにします。シュークリームとかードーナツとかー」ニコニコ
ご主人様(やっぱバカだなコイツ…)
33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/08(土) 23:36:10.14 :eikLR9Xy0
メイド「カーモンベイベーフフフフン♪」
ご主人様「なにそれ?」
メイド「えっUSA知らないんですか!?今めちゃくちゃ流行ってるのに!!」
ご主人様「ふーんそうなん?初めて聞いたわ。誰の曲?」
メイド「DA PUMPです」
ご主人様「はっ?DA PUMPが流行ったのって20年くらい前だろ、嘘つくんじゃねぇよ」ビシッ
メイド「いたー!嘘じゃないですよ!ほら今テレビ出てますよ!」
ご主人様「ああISSAだ!で周りのこいつらは誰??新ユニットか???」
メイド「これがDA PUMPなんですよ」
ご主人様「え…?KENは?SHINOBUは?YUKINARIは???」
メイド「とっくの昔に脱退しましたよ」
ご主人様「はっ!???!ふざけんなよお前、くだらねぇ嘘つくなよ!!!!」スパーン
メイド「だから嘘じゃないですって!!!ホラここ!!思いっきりDA PUMPって出てますよね!?」
ご主人様「違う…こんなのDA PUMPじゃない…ただの『ISSAと愉快な仲間たち』じゃん…俺の知ってる四人を返してくれ」
メイド(めんどくさいファン…)
ご主人様「ちなみにこの曲はm.c.A.Tが作ったのか?DA PUMPといえばm.c.A.Tだもんな??」
メイド「いえこれは洋楽のカバーです」キッパリ
ご主人様「嘘だぁああああもはやDA PUMP要素ないじゃんかあああああああ!!!」ギュウウウ
メイド「ちょっ首絞めはシャレにならな…」
ご主人様「返してくれ…俺の青春を返してくれぇえええええええ…」シクシク
翌日
ご主人様「カーモンベイベーアメリカ♪やっぱDA PUMP最高だわ!!」ピョンピョン
メイド「ご主人様、躁鬱病とかじゃないですよね?」
メイド「カーモンベイベーフフフフン♪」
ご主人様「なにそれ?」
メイド「えっUSA知らないんですか!?今めちゃくちゃ流行ってるのに!!」
ご主人様「ふーんそうなん?初めて聞いたわ。誰の曲?」
メイド「DA PUMPです」
ご主人様「はっ?DA PUMPが流行ったのって20年くらい前だろ、嘘つくんじゃねぇよ」ビシッ
メイド「いたー!嘘じゃないですよ!ほら今テレビ出てますよ!」
ご主人様「ああISSAだ!で周りのこいつらは誰??新ユニットか???」
メイド「これがDA PUMPなんですよ」
ご主人様「え…?KENは?SHINOBUは?YUKINARIは???」
メイド「とっくの昔に脱退しましたよ」
ご主人様「はっ!???!ふざけんなよお前、くだらねぇ嘘つくなよ!!!!」スパーン
メイド「だから嘘じゃないですって!!!ホラここ!!思いっきりDA PUMPって出てますよね!?」
ご主人様「違う…こんなのDA PUMPじゃない…ただの『ISSAと愉快な仲間たち』じゃん…俺の知ってる四人を返してくれ」
メイド(めんどくさいファン…)
ご主人様「ちなみにこの曲はm.c.A.Tが作ったのか?DA PUMPといえばm.c.A.Tだもんな??」
メイド「いえこれは洋楽のカバーです」キッパリ
ご主人様「嘘だぁああああもはやDA PUMP要素ないじゃんかあああああああ!!!」ギュウウウ
メイド「ちょっ首絞めはシャレにならな…」
ご主人様「返してくれ…俺の青春を返してくれぇえええええええ…」シクシク
翌日
ご主人様「カーモンベイベーアメリカ♪やっぱDA PUMP最高だわ!!」ピョンピョン
メイド「ご主人様、躁鬱病とかじゃないですよね?」
34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/09(日) 00:01:45.00 :uc+PU1i40
あれ、DA PUMPってこんなにメンバーいたっけ? と思ってたけどやっぱそうだったのか。いや、かつてのブーム時もそれほど詳しく知ってたわけじゃないのだけど。
往年のDA PUMPファンからすると本当にどういう心境なんだろうか。
あれ、DA PUMPってこんなにメンバーいたっけ? と思ってたけどやっぱそうだったのか。いや、かつてのブーム時もそれほど詳しく知ってたわけじゃないのだけど。
往年のDA PUMPファンからすると本当にどういう心境なんだろうか。
35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/09(日) 18:43:57.13 :oU6Pra5mo
モーニング娘。みたいなもので代替わりしたものだと思ってる
自分が好きなのは初代で今のは二代(三代)目という感じ
というか舞台が現代だったのねこれ
モーニング娘。みたいなもので代替わりしたものだと思ってる
自分が好きなのは初代で今のは二代(三代)目という感じ
というか舞台が現代だったのねこれ
36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/09(日) 21:30:12.82 :i0pRQkK60
好き
好き
37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/09(日) 22:51:20.04 :h1Ug3ONn0
ご主人様「さっむ」ブルブル
メイド「確かに最近急に冷え込んできましたよね」
ご主人様「そういうわりにお前あんまり寒そうにしてないよな」ブルブル
メイド「私はまぁ…このくらいの寒さには慣れてますから」
ご主人様「あー寒風吹きすさぶ中、屋根のない家で暮らしてたんだっけ?」
メイド「そこまでひどくはないですよ!!!まぁ暖房器具はひとつもありませんでしたけど」
ご主人様「あーそう」ブルブル
ご主人様(そうは言ってもこいつだって普通の人間、暑さ寒さをまったく感じねぇってわけじゃないだろ)
ご主人様「おいメイド」
メイド「はい?」
ご主人様「そのメイド服脱げ!」
メイド「ええっ!?なに言ってるんですか!!嫌ですよ!!!」
ご主人様「そのメイド服すげー暖かい素材なんだろ!違うか!?」
メイド「違いますよ!」
ご主人様「じゃあなんだ…腹巻きでもしてんのか?」
メイド「してません!」
ご主人様「毛糸のパンツか??」
メイド「穿いてませんよそんなの」
ご主人様「いいから脱げ!こうなったら裸で暖め合うしかないだろ!」グイグイ
メイド「ちょっと!マジでやめてくださいって!!」グリッ
ご主人様「いだだだだ!わかった!わかったからやめろ!関節を極めるな!!」
ご主人様「なあメイド、動けないんだが」モコモコ
メイド「だって何するかわかりませんから。それにそれだけ厚着すればあったかいでしょう?」
ご主人様「いや限度ってのがあるじゃん!?これじゃ十二単だぞ」
メイド「でもあったかいでしょう?」
ご主人様「…あったかいよ!暖かいけれども!!!」ウゴウゴ
メイド「そうやって動いてるとなんか…新しいゆるキャラみたいですね」ニヤニヤ
ご主人様「テメー覚えてろよ!!!」
ご主人様「さっむ」ブルブル
メイド「確かに最近急に冷え込んできましたよね」
ご主人様「そういうわりにお前あんまり寒そうにしてないよな」ブルブル
メイド「私はまぁ…このくらいの寒さには慣れてますから」
ご主人様「あー寒風吹きすさぶ中、屋根のない家で暮らしてたんだっけ?」
メイド「そこまでひどくはないですよ!!!まぁ暖房器具はひとつもありませんでしたけど」
ご主人様「あーそう」ブルブル
ご主人様(そうは言ってもこいつだって普通の人間、暑さ寒さをまったく感じねぇってわけじゃないだろ)
ご主人様「おいメイド」
メイド「はい?」
ご主人様「そのメイド服脱げ!」
メイド「ええっ!?なに言ってるんですか!!嫌ですよ!!!」
ご主人様「そのメイド服すげー暖かい素材なんだろ!違うか!?」
メイド「違いますよ!」
ご主人様「じゃあなんだ…腹巻きでもしてんのか?」
メイド「してません!」
ご主人様「毛糸のパンツか??」
メイド「穿いてませんよそんなの」
ご主人様「いいから脱げ!こうなったら裸で暖め合うしかないだろ!」グイグイ
メイド「ちょっと!マジでやめてくださいって!!」グリッ
ご主人様「いだだだだ!わかった!わかったからやめろ!関節を極めるな!!」
ご主人様「なあメイド、動けないんだが」モコモコ
メイド「だって何するかわかりませんから。それにそれだけ厚着すればあったかいでしょう?」
ご主人様「いや限度ってのがあるじゃん!?これじゃ十二単だぞ」
メイド「でもあったかいでしょう?」
ご主人様「…あったかいよ!暖かいけれども!!!」ウゴウゴ
メイド「そうやって動いてるとなんか…新しいゆるキャラみたいですね」ニヤニヤ
ご主人様「テメー覚えてろよ!!!」
38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/09(日) 23:51:25.26 :h1Ug3ONn0
ご主人様「そろそろクリスマスだな」
メイド「そうですねぇ」
ご主人様「お前なんか欲しいものあるか?」
メイド「え?言ったらくれるんですか?」
ご主人様「バカ!俺がお前にくれてやるものなんてねぇよ。サンタさんに伝えといてやるってんだよ」
メイド「あーそういうことですか!じゃあ」
メイド「失敗しても怒らない、まして暴力なんて絶対に振るわない、とても理知的で優しいご主人様をください!」
ご主人様「あ゛!?」ピキピキ
ご主人様「いや…コホン、その願いはサンタのキャパを超えてるよ」
メイド「ああっ神龍みたいな言い訳を!」
ご主人様「よーし俺もサンタにお願いしちゃおっかなー!」
ご主人様「この生意気なメイドにお仕置きするための鞭をくれ!」
メイド「は!?」ピキピキ
メイド「…というかね、ご主人様みたいな極悪人にサンタさんがプレゼントくれるわけないでしょう!?」
ご主人様「さっきからなんだやんのかてめぇ!コラ!!!」ガルルルル
メイド「上等ですよ、五体満足でクリスマス迎えられると思わないでくださいよ!」グルルルル
ご主人様「…やめた。そもそも俺達みたいないい大人にサンタさんなんて来るわけねーわ」
メイド「そうですね。この歳になってのクリスマストークなんて虚しくなるだけです」
ご主人様「ていうかクリスマスまであと2週間もあるのにここでネタ消費しちゃって大丈夫なのか?」
メイド「それはちょっとよくわかりませんけども」
ご主人様「そろそろクリスマスだな」
メイド「そうですねぇ」
ご主人様「お前なんか欲しいものあるか?」
メイド「え?言ったらくれるんですか?」
ご主人様「バカ!俺がお前にくれてやるものなんてねぇよ。サンタさんに伝えといてやるってんだよ」
メイド「あーそういうことですか!じゃあ」
メイド「失敗しても怒らない、まして暴力なんて絶対に振るわない、とても理知的で優しいご主人様をください!」
ご主人様「あ゛!?」ピキピキ
ご主人様「いや…コホン、その願いはサンタのキャパを超えてるよ」
メイド「ああっ神龍みたいな言い訳を!」
ご主人様「よーし俺もサンタにお願いしちゃおっかなー!」
ご主人様「この生意気なメイドにお仕置きするための鞭をくれ!」
メイド「は!?」ピキピキ
メイド「…というかね、ご主人様みたいな極悪人にサンタさんがプレゼントくれるわけないでしょう!?」
ご主人様「さっきからなんだやんのかてめぇ!コラ!!!」ガルルルル
メイド「上等ですよ、五体満足でクリスマス迎えられると思わないでくださいよ!」グルルルル
ご主人様「…やめた。そもそも俺達みたいないい大人にサンタさんなんて来るわけねーわ」
メイド「そうですね。この歳になってのクリスマストークなんて虚しくなるだけです」
ご主人様「ていうかクリスマスまであと2週間もあるのにここでネタ消費しちゃって大丈夫なのか?」
メイド「それはちょっとよくわかりませんけども」
39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/10(月) 22:15:51.32 :TzfEj/t/0
主従で楽しくクリスマス過ごすんだろうな!性の6時間ってな!ちくしょう!!
主従で楽しくクリスマス過ごすんだろうな!性の6時間ってな!ちくしょう!!
40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/10(月) 22:43:30.42 :NNuDYIe6O
一線越えたら歯止め効かなさそう
一線越えたら歯止め効かなさそう
41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/11(火) 01:07:51.72 :rLSo3kIwo
ご主人様「いってぇ!!!紙で指切った!!」
メイド「大丈夫ですかぁ?」
ご主人様「おおメイドいいところに!カットバン持ってきてくれ!」
メイド「カットバン???」
ご主人様「…そうか、地域によって呼び方が違うんだっけ…」
ご主人様「じゃあサビオ!!バンドエード!!!」
メイド「サビオ??バンドエード???新しいガンダムの名前ですか?」
ご主人様「このタイミングでガンダムの話するわけねぇだろ!これでも伝わらんのか!?正式名称は…えーと…」
ご主人様「絆創膏だ!ほらこれで分かっただろ!?」
メイド「ばん……そうこう???」
ご主人様「なんで初めて聞くみたいな顔してんだよ!!もういいわ!自分で取ってくる!」
ご主人様「ほらこれ!この傷口に貼るやつ!いくらなんでも見たことあるだろ!」
メイド「ああ…それキズバンですよね?」
ご主人様「どこの呼び方だそれ!?」
A.富山県
ご主人様「いってぇ!!!紙で指切った!!」
メイド「大丈夫ですかぁ?」
ご主人様「おおメイドいいところに!カットバン持ってきてくれ!」
メイド「カットバン???」
ご主人様「…そうか、地域によって呼び方が違うんだっけ…」
ご主人様「じゃあサビオ!!バンドエード!!!」
メイド「サビオ??バンドエード???新しいガンダムの名前ですか?」
ご主人様「このタイミングでガンダムの話するわけねぇだろ!これでも伝わらんのか!?正式名称は…えーと…」
ご主人様「絆創膏だ!ほらこれで分かっただろ!?」
メイド「ばん……そうこう???」
ご主人様「なんで初めて聞くみたいな顔してんだよ!!もういいわ!自分で取ってくる!」
ご主人様「ほらこれ!この傷口に貼るやつ!いくらなんでも見たことあるだろ!」
メイド「ああ…それキズバンですよね?」
ご主人様「どこの呼び方だそれ!?」
A.富山県
42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/11(火) 01:11:14.54 :DgI23LTuo
キズバンって富山だったのか
キズバンって富山だったのか
43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/11(火) 01:24:40.42 :rLSo3kIwo
ご主人様「わははははは!アッハハハハハハ!!!!」ゲラゲラ
メイド(ご主人様、またテレビ見てひとりで大笑いしてる…なにがそんなに面白いんですかね)
ご主人様「うはははゲホッ、ゲホッゲホッ!!ハハ、ハハハハハ!」
メイド(むせながら笑ってる…)
ご主人様「おいメイド!お前もこっち来て一緒に見ようぜ!超おもしれぇぞ!!」
メイド「えー私はいいですよ、洗い物しなきゃいけませんから」
ご主人様「いーよいーよそんなん俺があとでやっとくから!」ニコニコ
メイド「!?」
メイド(ご主人様の口から『俺があとでやっとくから』!?)
メイド(よっぽどテレビが面白いんですね…こんなゴキゲンなご主人様見たことない)
メイド「あと、洗濯物も畳まなきゃいけないんですよね~」チラッ
ご主人様「それもやっとくって!ほら早くしないと終わっちまうぞ!」
メイド「……」ニヤリ
メイド「ついでにお風呂の掃除も…」
ご主人様「ハハ……」
ご主人様「…おい?てめぇ今なんつったコラ」
メイド(えっ急に素のご主人様に…)
ご主人様「さっきからなに調子こいてんだ!あぁん!?ぶっ飛ばすぞ!!」
メイド「ひいぃぃ!すんませんしたぁ!!」
ご主人様「おっCM明けた」
ご主人様「アッハハハハ!風呂掃除だっけ?いーよ任せとけよ!!」
メイド「……やっぱいいです自分でやります…番組終わったあとが怖いんで…」
ご主人様「わははははは!アッハハハハハハ!!!!」ゲラゲラ
メイド(ご主人様、またテレビ見てひとりで大笑いしてる…なにがそんなに面白いんですかね)
ご主人様「うはははゲホッ、ゲホッゲホッ!!ハハ、ハハハハハ!」
メイド(むせながら笑ってる…)
ご主人様「おいメイド!お前もこっち来て一緒に見ようぜ!超おもしれぇぞ!!」
メイド「えー私はいいですよ、洗い物しなきゃいけませんから」
ご主人様「いーよいーよそんなん俺があとでやっとくから!」ニコニコ
メイド「!?」
メイド(ご主人様の口から『俺があとでやっとくから』!?)
メイド(よっぽどテレビが面白いんですね…こんなゴキゲンなご主人様見たことない)
メイド「あと、洗濯物も畳まなきゃいけないんですよね~」チラッ
ご主人様「それもやっとくって!ほら早くしないと終わっちまうぞ!」
メイド「……」ニヤリ
メイド「ついでにお風呂の掃除も…」
ご主人様「ハハ……」
ご主人様「…おい?てめぇ今なんつったコラ」
メイド(えっ急に素のご主人様に…)
ご主人様「さっきからなに調子こいてんだ!あぁん!?ぶっ飛ばすぞ!!」
メイド「ひいぃぃ!すんませんしたぁ!!」
ご主人様「おっCM明けた」
ご主人様「アッハハハハ!風呂掃除だっけ?いーよ任せとけよ!!」
メイド「……やっぱいいです自分でやります…番組終わったあとが怖いんで…」
44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/12(水) 18:16:42.02 :LC9ieaEJO
こういうのすこ。
こういうのすこ。
45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/12(水) 20:24:37.07 :a/dC99NYo
ご主人様「おいメイド!このカレーはどういうことだ!?」
メイド「え!なんか変ですか?」
ご主人様「野菜に対して肉の量が少なすぎる!」
メイド「……そ、それで…?」
ご主人様「逆に、お前のカレーは肉がゴロゴロ入ってる気がする!」
メイド「いや別に…同じくらいだと思いますけど…」
ご主人様「納得いかん!」
メイド「分かりましたよ、じゃあ肉足してきますから」
ご主人様「まったく…!」
メイド(ほんっとしょーもないことで怒りますね…)
メイド(しかし毎回こうもわがまま言われるといつか…)
メイド「はい、どーぞ!」スッ
ご主人様「おいおい、今度は肉しか入ってねぇじゃねぇか!!」
メイド「……」イラッ
ご主人様「こんなに肉食えねぇよ!」
メイド「じゃあ頼むなーーーっ!!」ドンッ
ご主人様「!?」ビクッ
メイド「多いだ少ないだゴチャゴチャ子供みたいなこと吐かして!だったら最初から自分でよそえばいーでしょうが!!!!」ガシッ
ご主人様「ひぃ!!!」
メイド「人にッ」ドガッ
メイド「ものをッ」バギッ
メイド「頼んでおいてッ」ボガッ
メイド「あとからッ!」グオオッ
メイド「文句言うなーーッ!!!」ドッガァァァン
ご主人様「こ…こんなカスみたいなメイドにこの俺がッ!」ボロボロ…
ご主人様「おいメイド!このカレーはどういうことだ!?」
メイド「え!なんか変ですか?」
ご主人様「野菜に対して肉の量が少なすぎる!」
メイド「……そ、それで…?」
ご主人様「逆に、お前のカレーは肉がゴロゴロ入ってる気がする!」
メイド「いや別に…同じくらいだと思いますけど…」
ご主人様「納得いかん!」
メイド「分かりましたよ、じゃあ肉足してきますから」
ご主人様「まったく…!」
メイド(ほんっとしょーもないことで怒りますね…)
メイド(しかし毎回こうもわがまま言われるといつか…)
メイド「はい、どーぞ!」スッ
ご主人様「おいおい、今度は肉しか入ってねぇじゃねぇか!!」
メイド「……」イラッ
ご主人様「こんなに肉食えねぇよ!」
メイド「じゃあ頼むなーーーっ!!」ドンッ
ご主人様「!?」ビクッ
メイド「多いだ少ないだゴチャゴチャ子供みたいなこと吐かして!だったら最初から自分でよそえばいーでしょうが!!!!」ガシッ
ご主人様「ひぃ!!!」
メイド「人にッ」ドガッ
メイド「ものをッ」バギッ
メイド「頼んでおいてッ」ボガッ
メイド「あとからッ!」グオオッ
メイド「文句言うなーーッ!!!」ドッガァァァン
ご主人様「こ…こんなカスみたいなメイドにこの俺がッ!」ボロボロ…
46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/12(水) 20:27:20.95 :a/dC99NYo
メイド「…ってできたらどれだけ楽なんでしょうねぇ」ハァ
ご主人様「メイドまだかー!?早く肉マシマシカレー持ってきてくれよ!」
メイド「はい、どーぞ!」スッ
ご主人様「おいおい今度は肉しか入ってねぇな!」
メイド「……」ピクッ
ご主人様「これでいいんだよこれで!いただきます!」ガツガツ
メイド「ふぅ…」ホッ
ご主人様「ん?どした!?早く食おうぜ!」ムシャムシャ
メイド「いえ、ご主人様ってほんと子供みたいだなーと思って」
ご主人様「なんだとぅ!?」
メイド「ほら、口の端にご飯粒ついてますよ」ヒョイ
ご主人様「おっ悪い」
メイド(よくも悪くも子供みたいに素直で無邪気…だから怒るに怒れない)
メイド「優しいメイドさんでよかったですねぇ」ニコニコ
ご主人様「なにニヤニヤしてんだ?気味悪いわー」
メイド「気味悪いとはなんだコラッ!!」
ご主人様「やんのかコラ!なにコラタココラ!!」
メイド「…ってできたらどれだけ楽なんでしょうねぇ」ハァ
ご主人様「メイドまだかー!?早く肉マシマシカレー持ってきてくれよ!」
メイド「はい、どーぞ!」スッ
ご主人様「おいおい今度は肉しか入ってねぇな!」
メイド「……」ピクッ
ご主人様「これでいいんだよこれで!いただきます!」ガツガツ
メイド「ふぅ…」ホッ
ご主人様「ん?どした!?早く食おうぜ!」ムシャムシャ
メイド「いえ、ご主人様ってほんと子供みたいだなーと思って」
ご主人様「なんだとぅ!?」
メイド「ほら、口の端にご飯粒ついてますよ」ヒョイ
ご主人様「おっ悪い」
メイド(よくも悪くも子供みたいに素直で無邪気…だから怒るに怒れない)
メイド「優しいメイドさんでよかったですねぇ」ニコニコ
ご主人様「なにニヤニヤしてんだ?気味悪いわー」
メイド「気味悪いとはなんだコラッ!!」
ご主人様「やんのかコラ!なにコラタココラ!!」
47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/12(水) 21:57:07.64 :a/dC99NYo
ご主人様「メイドお前さぁ…ちょっと太った?」
メイド「とっ…突然なんてことを言い出すんですか!!」
ご主人様「いや…前はもっとスラッとしてた気ぃすんだけど…なんか今はそのメイド服とかキツそうだし」
メイド「これは違いますよ!最近寒くなってきたから、下にいろいろ着てるんです!」
ご主人様「あー着膨れしてるわけか」
メイド「そう!着膨れ!!」
ご主人様「ホントかぁ??重ね着っつってもせいぜい2枚くらいだろ?それでそんなに膨れるかぁ???」
メイド「膨れるんです!!なんだったら見せましょうか!?」
ご主人様「脱ぐの!?」キラキラ
メイド「…やめます」
ご主人様「チッ」
メイド(でも最近筋トレやってないしなぁ…それでいて食事量は変わってないから、太っていてもおかしくない…)
メイド「よし!決めました!ダイエットします!まずはおやつ抜き!」
ご主人様「おう、やれやれ」
メイド「ご主人様も一緒にやりましょうよ」
ご主人様「え!?なんでだよ!?俺は別に太ってないじゃん」
メイド「いいえ、今まで油断してた分いつの日か突然太り出すこと間違いありません!」
ご主人様「う、うーん…俺わりと炭水化物の掛け合わせとか大好きだし、確かにヤバいかもなぁ」
メイド「でしょう?まぁ安心してください! 買い物は私の仕事ですから、私がおやつを買いさえしなければ、ご主人様の口に入らないのは必定!」
ご主人様「そらそうだな…じゃとりあえずアレだ、まず今の体重測っとくか」
メイド「あのー記録とかそういうガチなのはやめときません???」
ご主人様「なんでだよ!!」
ご主人様「メイドお前さぁ…ちょっと太った?」
メイド「とっ…突然なんてことを言い出すんですか!!」
ご主人様「いや…前はもっとスラッとしてた気ぃすんだけど…なんか今はそのメイド服とかキツそうだし」
メイド「これは違いますよ!最近寒くなってきたから、下にいろいろ着てるんです!」
ご主人様「あー着膨れしてるわけか」
メイド「そう!着膨れ!!」
ご主人様「ホントかぁ??重ね着っつってもせいぜい2枚くらいだろ?それでそんなに膨れるかぁ???」
メイド「膨れるんです!!なんだったら見せましょうか!?」
ご主人様「脱ぐの!?」キラキラ
メイド「…やめます」
ご主人様「チッ」
メイド(でも最近筋トレやってないしなぁ…それでいて食事量は変わってないから、太っていてもおかしくない…)
メイド「よし!決めました!ダイエットします!まずはおやつ抜き!」
ご主人様「おう、やれやれ」
メイド「ご主人様も一緒にやりましょうよ」
ご主人様「え!?なんでだよ!?俺は別に太ってないじゃん」
メイド「いいえ、今まで油断してた分いつの日か突然太り出すこと間違いありません!」
ご主人様「う、うーん…俺わりと炭水化物の掛け合わせとか大好きだし、確かにヤバいかもなぁ」
メイド「でしょう?まぁ安心してください! 買い物は私の仕事ですから、私がおやつを買いさえしなければ、ご主人様の口に入らないのは必定!」
ご主人様「そらそうだな…じゃとりあえずアレだ、まず今の体重測っとくか」
メイド「あのー記録とかそういうガチなのはやめときません???」
ご主人様「なんでだよ!!」
48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/12(水) 22:13:21.12 :a/dC99NYo
次の日
メイド「では買い物に行ってきます」
ご主人様「いてら」
バタン
ご主人様「……」
近くのスーパー
メイド「えーとあれとこれとそれと、ついでにこれも安いから買っておいて…」
メイド「あとは……」チラッ
メイド「ふふふ、買っちゃった~」
メイド「いきなりおやつなしは現実的じゃないし、豆大福一個くらいなら平気でしょう!」
メイド「ご主人様に貰ったお金で必要な買い物を済ませたあと、私のお小遣いでこっそり豆大福だけを別個で購入!これでレシートからは足がつかない!!」
メイド「ではいただきまー…」アーン
ご主人様「おうバカメイド旨そうじゃねぇか」
メイド「………」ダラダラ
メイド「い、いつから…?」
ご主人様「最初から。絶対こういうことするだろうと思ってコッソリ着いてきた」
メイド「…こ、これはあれですよ!あのー帰りに、お地蔵さんにお供えしようと思って……」
ご主人様「黙らっしゃい!」スパーン!!
メイド「びゃああああああ!!!!」
ご主人様「嘘ついた罰とダイエットを兼ねて、走って帰るぞ!あとその大福は俺がもらっとく」モグモグ
メイド「うぅ…堪忍してつかあさい…」ヨタヨタ
ご主人様「次そういうことしたらマジで容赦しねぇぞ」
2週間後
メイド「ご主人様!やりましたよ!2キロも痩せました!!大成功でしょう!?」
ご主人様「ふーん……」
メイド「あれっなんですかその反応…」
ご主人様「いや別に…前のほうがムチムチしててよかったなぁって」
メイド「!」ガーン
メイド「なんでそーいうこと言うんですか!?っていうか別にムチムチはしてなかったでしょ!記憶を改竄されてますよ!!」
ご主人様「いーやムチムチしてた。歩く度にムチッムチッって音してたよ」
メイド「怪物ですか私は!!」
ご主人様「…まぁでも、お前のそういう真面目なところはすごく偉いと思うぞ」
メイド「…えへ。楽勝ですよ」
メイド「じゃ、これでいつでも痩せられることが分かったので、今日からはおやつ再開…しかも我慢してたぶん増量キャンペーンということで!」
ご主人様「言ったそばからこれだよ!なにがキャンペーンだバカ!!」グリグリ
メイド「いだだだだだ!!!」
次の日
メイド「では買い物に行ってきます」
ご主人様「いてら」
バタン
ご主人様「……」
近くのスーパー
メイド「えーとあれとこれとそれと、ついでにこれも安いから買っておいて…」
メイド「あとは……」チラッ
メイド「ふふふ、買っちゃった~」
メイド「いきなりおやつなしは現実的じゃないし、豆大福一個くらいなら平気でしょう!」
メイド「ご主人様に貰ったお金で必要な買い物を済ませたあと、私のお小遣いでこっそり豆大福だけを別個で購入!これでレシートからは足がつかない!!」
メイド「ではいただきまー…」アーン
ご主人様「おうバカメイド旨そうじゃねぇか」
メイド「………」ダラダラ
メイド「い、いつから…?」
ご主人様「最初から。絶対こういうことするだろうと思ってコッソリ着いてきた」
メイド「…こ、これはあれですよ!あのー帰りに、お地蔵さんにお供えしようと思って……」
ご主人様「黙らっしゃい!」スパーン!!
メイド「びゃああああああ!!!!」
ご主人様「嘘ついた罰とダイエットを兼ねて、走って帰るぞ!あとその大福は俺がもらっとく」モグモグ
メイド「うぅ…堪忍してつかあさい…」ヨタヨタ
ご主人様「次そういうことしたらマジで容赦しねぇぞ」
2週間後
メイド「ご主人様!やりましたよ!2キロも痩せました!!大成功でしょう!?」
ご主人様「ふーん……」
メイド「あれっなんですかその反応…」
ご主人様「いや別に…前のほうがムチムチしててよかったなぁって」
メイド「!」ガーン
メイド「なんでそーいうこと言うんですか!?っていうか別にムチムチはしてなかったでしょ!記憶を改竄されてますよ!!」
ご主人様「いーやムチムチしてた。歩く度にムチッムチッって音してたよ」
メイド「怪物ですか私は!!」
ご主人様「…まぁでも、お前のそういう真面目なところはすごく偉いと思うぞ」
メイド「…えへ。楽勝ですよ」
メイド「じゃ、これでいつでも痩せられることが分かったので、今日からはおやつ再開…しかも我慢してたぶん増量キャンペーンということで!」
ご主人様「言ったそばからこれだよ!なにがキャンペーンだバカ!!」グリグリ
メイド「いだだだだだ!!!」
49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/13(木) 00:14:34.12 :jPf1d8VL0
この主人、メイドの裸体に興味示すんだな
捗ります
この主人、メイドの裸体に興味示すんだな
捗ります
50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/13(木) 00:32:11.85 :/JifKZuC0
でもこのメイドひんぬーなんだろ?用はないかなぁ
でもこのメイドひんぬーなんだろ?用はないかなぁ
51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/13(木) 01:31:50.30 :xQBBLUhp0
>>50
なんだァ?てめェ......
>>50
なんだァ?てめェ......
52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/13(木) 02:51:20.90 :wF1REjcLo
☆独歩、キレた……!
☆独歩、キレた……!
53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/13(木) 22:43:44.96 :cPPhTirgo
メイド「ご主人様に、ひとつ謝ってほしいことがあります」
ご主人様「…謝る??俺が???」
メイド「まぁ聞いてください…私ここに来た頃は確か、身長が164cmあったんですよ」
ご主人様「……」
メイド「それなのに、こないだ久しぶりに測ったら、162cmになってました」
ご主人様「…??」
メイド「どういうことか分かります?」
ご主人様「壊れてたんじゃないのか…身長計が」
メイド「壊れるわけないでしょうあんなの!縮んだんですよ!私が!!」
ご主人様「なんで??」
メイド「なんでってそんなの…ひとつしかないでしょう!ご主人様のせいですよ!いつも私の事バンバンバシバシ叩くから…!」
メイド「少しずつ縮んでいったんです!間違いありません!塵も積もれば山となり!出る杭は打たれるものですから!」
ご主人様「ああ…そういう理屈か…」
メイド「謝ったところで身長が戻るわけではありませんが、まぁ私も鬼ではないので、とりあえずこの件は水に流しますよ」
ご主人様「…そうか、悪かったな。ごめん」
メイド「許します!」
ご主人様「……」
メイド「~♪」スタスタ
ご主人様(いや、縮むわけなくね???)
メイド「ご主人様に、ひとつ謝ってほしいことがあります」
ご主人様「…謝る??俺が???」
メイド「まぁ聞いてください…私ここに来た頃は確か、身長が164cmあったんですよ」
ご主人様「……」
メイド「それなのに、こないだ久しぶりに測ったら、162cmになってました」
ご主人様「…??」
メイド「どういうことか分かります?」
ご主人様「壊れてたんじゃないのか…身長計が」
メイド「壊れるわけないでしょうあんなの!縮んだんですよ!私が!!」
ご主人様「なんで??」
メイド「なんでってそんなの…ひとつしかないでしょう!ご主人様のせいですよ!いつも私の事バンバンバシバシ叩くから…!」
メイド「少しずつ縮んでいったんです!間違いありません!塵も積もれば山となり!出る杭は打たれるものですから!」
ご主人様「ああ…そういう理屈か…」
メイド「謝ったところで身長が戻るわけではありませんが、まぁ私も鬼ではないので、とりあえずこの件は水に流しますよ」
ご主人様「…そうか、悪かったな。ごめん」
メイド「許します!」
ご主人様「……」
メイド「~♪」スタスタ
ご主人様(いや、縮むわけなくね???)
54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/13(木) 22:53:06.06 :cPPhTirgo
ご主人様「この映画、予告だけでもうむっちゃ怖いな…」
メイド「こんなのどうせ、いきなりでかい音出してビビらせてくるだけですよ。そういうのは人間の防衛反応につけ込んでるだけで、恐怖とはまた別です」
ご主人様「えらい得意げに語るじゃん」
メイド「私、ホラー映画とかぜんっぜん怖くありませんから」
ご主人様「お、俺だってそんな…めちゃくちゃ苦手ってわけじゃないぞ?」
メイド「ご主人様は下手なホラーより虫が怖いんですよね」
ご主人様「あれは別格!」
ご主人様「そういうお前は?なんか怖いものねぇの?」
メイド「うーーーん…」
メイド「………」
メイド「理不尽な暴力!」
ご主人様「やかましいわ」ゲシッ
メイド「ほらぁ!こういうのっ!こういうのが一番怖いんですよ!あー怖ろしい!夜も眠れない!!」
ご主人様「……」イラッ
ご主人様「この映画、予告だけでもうむっちゃ怖いな…」
メイド「こんなのどうせ、いきなりでかい音出してビビらせてくるだけですよ。そういうのは人間の防衛反応につけ込んでるだけで、恐怖とはまた別です」
ご主人様「えらい得意げに語るじゃん」
メイド「私、ホラー映画とかぜんっぜん怖くありませんから」
ご主人様「お、俺だってそんな…めちゃくちゃ苦手ってわけじゃないぞ?」
メイド「ご主人様は下手なホラーより虫が怖いんですよね」
ご主人様「あれは別格!」
ご主人様「そういうお前は?なんか怖いものねぇの?」
メイド「うーーーん…」
メイド「………」
メイド「理不尽な暴力!」
ご主人様「やかましいわ」ゲシッ
メイド「ほらぁ!こういうのっ!こういうのが一番怖いんですよ!あー怖ろしい!夜も眠れない!!」
ご主人様「……」イラッ
55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 22:49:23.56 :flOtm9tgo
今日はいつもとちょっと雰囲気の違う(?)中編です…
ある日
チカチカ……
ご主人様「?」
パッ
ご主人様「電気が…おい、メイド?」
メイド「私じゃないですよ!停電です」
ご主人様「マジか」ガラッ
メイド「ブレーカー落ちたんですかね?」
ご主人様「いや…周りも真っ暗だ。なにかトラブルがあったっぽいぞ」
メイド「いつ復旧するんでしょう」
ご主人様「さぁ…結構かかるかもしれねぇな」
メイド「困りましたね。ご飯の用意ができない」
ご主人様「よし、このまま待っててもしょうがねぇし、ファミレスでも行くか」
メイド「ふぁ、ファミレス!?いいですね!行きましょう!すぐ行きましょう!」
ご主人様「お、おう?」
今日はいつもとちょっと雰囲気の違う(?)中編です…
ある日
チカチカ……
ご主人様「?」
パッ
ご主人様「電気が…おい、メイド?」
メイド「私じゃないですよ!停電です」
ご主人様「マジか」ガラッ
メイド「ブレーカー落ちたんですかね?」
ご主人様「いや…周りも真っ暗だ。なにかトラブルがあったっぽいぞ」
メイド「いつ復旧するんでしょう」
ご主人様「さぁ…結構かかるかもしれねぇな」
メイド「困りましたね。ご飯の用意ができない」
ご主人様「よし、このまま待っててもしょうがねぇし、ファミレスでも行くか」
メイド「ふぁ、ファミレス!?いいですね!行きましょう!すぐ行きましょう!」
ご主人様「お、おう?」
56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 22:51:06.09 :flOtm9tgo
ファミレス
メイド「あの、えーとぉ……」ソワソワ
ご主人様「あん?」
メイド「どっドリンクバー!頼んでもいいですか!?」
ご主人様「…このクソ寒いのに?まぁいいけど」
メイド「へへ、やったぜ…」
ご主人様「そんな喜ぶことか?」
メイド「いやぁ…ほら、うちはお金なかったんで、ファミレスなんて滅多に行けなかったし……たまに行けてもドリンクバーなんて頼めなかったんですよね。水で我慢しろって」
ご主人様「ああそう…じゃあ今までの分も好きなだけ飲みゃあいい」
メイド「ご主人様はここのメニューで何が好きなんですか?」
ご主人様「いつも頼むのはドリア…あとトマトクリームパスタがうめぇ」
メイド「あれ?ご主人様トマト嫌いですよね?」
ご主人様「生のトマトは無理だけどトマトソースは行けるんだよ」
メイド「ふぅん…じゃあ私それにします」
ご主人様「それじゃ俺とかぶっちまうぞ」
メイド「味を覚えたいんです!」
ご主人様「…あーそういうこと。そんなら俺は違うの頼むかな」
メイド「あ…ボタン押していいですか?」ソワソワ
ご主人様「子供かおめーは」
ピンポーン
メイド「あれ?鳴ったかな??」
ご主人様「鳴った鳴った」
ファミレス
メイド「あの、えーとぉ……」ソワソワ
ご主人様「あん?」
メイド「どっドリンクバー!頼んでもいいですか!?」
ご主人様「…このクソ寒いのに?まぁいいけど」
メイド「へへ、やったぜ…」
ご主人様「そんな喜ぶことか?」
メイド「いやぁ…ほら、うちはお金なかったんで、ファミレスなんて滅多に行けなかったし……たまに行けてもドリンクバーなんて頼めなかったんですよね。水で我慢しろって」
ご主人様「ああそう…じゃあ今までの分も好きなだけ飲みゃあいい」
メイド「ご主人様はここのメニューで何が好きなんですか?」
ご主人様「いつも頼むのはドリア…あとトマトクリームパスタがうめぇ」
メイド「あれ?ご主人様トマト嫌いですよね?」
ご主人様「生のトマトは無理だけどトマトソースは行けるんだよ」
メイド「ふぅん…じゃあ私それにします」
ご主人様「それじゃ俺とかぶっちまうぞ」
メイド「味を覚えたいんです!」
ご主人様「…あーそういうこと。そんなら俺は違うの頼むかな」
メイド「あ…ボタン押していいですか?」ソワソワ
ご主人様「子供かおめーは」
ピンポーン
メイド「あれ?鳴ったかな??」
ご主人様「鳴った鳴った」
57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 22:53:19.08 :flOtm9tgo
店員「ご注文お伺いします~」
ご主人様「ドリアとトマトクリームパスタとパエリア…あと小エビのサラダを」
メイド「……」ワクワク
ご主人様「?…あ、そうか…ドリンクバーもお願いします。一人だけ」
店員「かしこまりました~」スタスタ
メイド「……はぇ~」ポカーン
ご主人様「なんだそのツラ」
メイド「ご主人様って…敬語使えるんですねぇ」
ご主人様「てめっナメてん…」バッ
ご主人様「チッ……あたりめぇだろうが。ここが店の中じゃなかったら引っぱたいてるからな」
メイド「ん?…あー、それで!」
ご主人様「あ?」
メイド「なんか今日のご主人様やけに静かで優しいなぁと思ったら、外だから大人しくしてるんですね!」
ご主人様「……うるせーバーカ」
メイド「いつもこうならいいのに~」ニヤニヤ
ご主人様「ほら、さっさとジュース取りに行けよ!」
メイド「はーい」
ご主人様(いつもこうならいいのに、か)
ご主人様(…確かに…もうちょっと優しくしてやってもいいかもな…)
メイド「ご主人様!ジュース全部混ぜちゃいました!こういうのやってみたかったんですよね~!」
ご主人様「…こいつがこんなんじゃ無理だな!」
メイド「えっ?えっ?なにが???」
店員「ご注文お伺いします~」
ご主人様「ドリアとトマトクリームパスタとパエリア…あと小エビのサラダを」
メイド「……」ワクワク
ご主人様「?…あ、そうか…ドリンクバーもお願いします。一人だけ」
店員「かしこまりました~」スタスタ
メイド「……はぇ~」ポカーン
ご主人様「なんだそのツラ」
メイド「ご主人様って…敬語使えるんですねぇ」
ご主人様「てめっナメてん…」バッ
ご主人様「チッ……あたりめぇだろうが。ここが店の中じゃなかったら引っぱたいてるからな」
メイド「ん?…あー、それで!」
ご主人様「あ?」
メイド「なんか今日のご主人様やけに静かで優しいなぁと思ったら、外だから大人しくしてるんですね!」
ご主人様「……うるせーバーカ」
メイド「いつもこうならいいのに~」ニヤニヤ
ご主人様「ほら、さっさとジュース取りに行けよ!」
メイド「はーい」
ご主人様(いつもこうならいいのに、か)
ご主人様(…確かに…もうちょっと優しくしてやってもいいかもな…)
メイド「ご主人様!ジュース全部混ぜちゃいました!こういうのやってみたかったんですよね~!」
ご主人様「…こいつがこんなんじゃ無理だな!」
メイド「えっ?えっ?なにが???」
58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 22:56:30.30 :flOtm9tgo
メイド「ご主人様はなんか飲まないんです?」ゴクゴク
ご主人様「俺ぁ水でいいよ。つーかそんなヤベェ色したのよく飲めるな…」
メイド「ご主人様って、お家でもお酒は一切飲みませんよね」
ご主人様「ん?まぁ…飲めねぇわけじゃないんだけどな」
メイド「ここ、ワインとかありますよ?頼まないんですか?」
ご主人様「俺な、酔うと性格変わるらしいんだよ…だいたいは後から人に指摘されて分かるんだけど」
メイド「ふ~~ん…」
ご主人様「もしかしたらいつも以上に暴力的になって、お前をボコボコにしちまうかもしれねぇぞ」
メイド「そ、それはちょっとまずいですね」
ご主人様「だろ?だからいーんだよ」
メイド「……」
メイド「せっかくですから一緒に飲みません?一杯くらいなら平気でしょう?」
ご主人様「要するにおめーが飲みたいんだな?…いいよ、好きにしな。でもドリンクバーのそれは全部飲めよ」
メイド「赤にします?白がいいです?」
ご主人様「どっちでもいいよ」
メイド「じゃあ生ビール!グラスで」
ご主人様「ワインじゃねーのかよ」
メイド「ピンポン押していいですか?」
ご主人様「だから好きにしろって!なんでいちいち聞くんだよ」
メイド「ご主人様ってこういうボタン押したがりな感じだから…」
ご主人様「どんな感じだ」
メイド「ご主人様はなんか飲まないんです?」ゴクゴク
ご主人様「俺ぁ水でいいよ。つーかそんなヤベェ色したのよく飲めるな…」
メイド「ご主人様って、お家でもお酒は一切飲みませんよね」
ご主人様「ん?まぁ…飲めねぇわけじゃないんだけどな」
メイド「ここ、ワインとかありますよ?頼まないんですか?」
ご主人様「俺な、酔うと性格変わるらしいんだよ…だいたいは後から人に指摘されて分かるんだけど」
メイド「ふ~~ん…」
ご主人様「もしかしたらいつも以上に暴力的になって、お前をボコボコにしちまうかもしれねぇぞ」
メイド「そ、それはちょっとまずいですね」
ご主人様「だろ?だからいーんだよ」
メイド「……」
メイド「せっかくですから一緒に飲みません?一杯くらいなら平気でしょう?」
ご主人様「要するにおめーが飲みたいんだな?…いいよ、好きにしな。でもドリンクバーのそれは全部飲めよ」
メイド「赤にします?白がいいです?」
ご主人様「どっちでもいいよ」
メイド「じゃあ生ビール!グラスで」
ご主人様「ワインじゃねーのかよ」
メイド「ピンポン押していいですか?」
ご主人様「だから好きにしろって!なんでいちいち聞くんだよ」
メイド「ご主人様ってこういうボタン押したがりな感じだから…」
ご主人様「どんな感じだ」
59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 22:58:44.23 :flOtm9tgo
メイド「ではカンパーイ!」スッ
ご主人様「おう」カチン
メイド「……」ニヤニヤ
ご主人様「なんだよ?」
メイド「ご主人様と乾杯するの初めてですねぇ」
ご主人様「…そーだな」グビグビ
メイド「お味はどうですか?」
ご主人様「うめぇよ」
メイド「どれどれ」ゴクゴク
メイド「ぷはぁー!久しぶりに飲んだ~!」
店員「失礼します、小エビのサラダとドリアとパスタとパエリアです」
メイド「あじゃじゃーす!」ウイー
ご主人様(え?こいつまさかもう酔ってる!?)
メイド「食べましょ食べましょ」
ご主人様「お、おう」
メイド「……」ジーッ
ご主人様「?」
メイド「パエリアも美味しそうですね~」
ご主人様「なに…欲しいのか?じゃあ一口やるよ」
メイド「食べさせてくださいよ~」
ご主人様「は?ヤダ…」
メイド「なーにがヤダですか!たまにはいいでしょう!?前に私もアーンってやってあげましたよね?」
ご主人様「それ歯痛のときだろ!?…ちっ、これが最初で最後だからな!」
ご主人様「ほれ」スッ
メイド「あーん」パクッ
メイド「あっつ!!熱!!あっつ!!!」
ご主人様「バカ」
メイド「あ、でも美味しい~」ニコニコ
ご主人様「…バーカ」
メイド「ではカンパーイ!」スッ
ご主人様「おう」カチン
メイド「……」ニヤニヤ
ご主人様「なんだよ?」
メイド「ご主人様と乾杯するの初めてですねぇ」
ご主人様「…そーだな」グビグビ
メイド「お味はどうですか?」
ご主人様「うめぇよ」
メイド「どれどれ」ゴクゴク
メイド「ぷはぁー!久しぶりに飲んだ~!」
店員「失礼します、小エビのサラダとドリアとパスタとパエリアです」
メイド「あじゃじゃーす!」ウイー
ご主人様(え?こいつまさかもう酔ってる!?)
メイド「食べましょ食べましょ」
ご主人様「お、おう」
メイド「……」ジーッ
ご主人様「?」
メイド「パエリアも美味しそうですね~」
ご主人様「なに…欲しいのか?じゃあ一口やるよ」
メイド「食べさせてくださいよ~」
ご主人様「は?ヤダ…」
メイド「なーにがヤダですか!たまにはいいでしょう!?前に私もアーンってやってあげましたよね?」
ご主人様「それ歯痛のときだろ!?…ちっ、これが最初で最後だからな!」
ご主人様「ほれ」スッ
メイド「あーん」パクッ
メイド「あっつ!!熱!!あっつ!!!」
ご主人様「バカ」
メイド「あ、でも美味しい~」ニコニコ
ご主人様「…バーカ」
60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:03:40.79 :flOtm9tgo
1時間経過…
メイド「ご主人様今日は食べるの遅いですね」
ご主人様「んー…?」クルクル
メイド「さっきからそーやってパスタくるくるしてぜんぜん食べてないじゃないですか」
ご主人様「……」ピタッ
ご主人様「……なぁ」
メイド「?」
ご主人様「このまま朝まで時間潰そうぜ」
メイド「…えぇ??停電、そんなにかかるんですか?」
ご主人様「いや、そうじゃねぇけど」
ご主人様「……」
ご主人様「なんでだろうなぁ」
メイド「???」
ご主人様「いつもと違う場所で飯食ってるだけなのに、初めて…幸せだと感じてるんだよ」
メイド「…へっ?」
ご主人様「だから…もうちょっとこのまま…」
メイド「もうちょっとこの幸せを噛み締めていたいって?乙女みたいなこと言いますねー!」ケタケタ
ご主人様「そんなこと言ってねーだろ!」
メイド「大袈裟ですよご主人様。ていうか初めてってなんです??私の方がもっと前から幸せでしたから!」
ご主人様「前からぁ?」
メイド「ご主人様と一緒にここまで歩いて来た時点で、相当幸せでしたから!」
ご主人様「そらぁなんだ、俺が普段より優しいからか?」
メイド「そうですねぇ…それでかなぁ。…それだけじゃない気もしますけどね」
メイド「確かになんででしょうね?いつも一緒にいるのに」
ご主人様「…いやそれ、俺と同じこと言ってるだけじゃねーか?」
メイド「え?そう…そうですかぁ?なんかよく分からないですけど、お酒のせいということにしてください」ヘラヘラ
ご主人様「…まぁいいや。食うぞ」ムシャムシャ
メイド「食べてますよぉ」パクパク
1時間経過…
メイド「ご主人様今日は食べるの遅いですね」
ご主人様「んー…?」クルクル
メイド「さっきからそーやってパスタくるくるしてぜんぜん食べてないじゃないですか」
ご主人様「……」ピタッ
ご主人様「……なぁ」
メイド「?」
ご主人様「このまま朝まで時間潰そうぜ」
メイド「…えぇ??停電、そんなにかかるんですか?」
ご主人様「いや、そうじゃねぇけど」
ご主人様「……」
ご主人様「なんでだろうなぁ」
メイド「???」
ご主人様「いつもと違う場所で飯食ってるだけなのに、初めて…幸せだと感じてるんだよ」
メイド「…へっ?」
ご主人様「だから…もうちょっとこのまま…」
メイド「もうちょっとこの幸せを噛み締めていたいって?乙女みたいなこと言いますねー!」ケタケタ
ご主人様「そんなこと言ってねーだろ!」
メイド「大袈裟ですよご主人様。ていうか初めてってなんです??私の方がもっと前から幸せでしたから!」
ご主人様「前からぁ?」
メイド「ご主人様と一緒にここまで歩いて来た時点で、相当幸せでしたから!」
ご主人様「そらぁなんだ、俺が普段より優しいからか?」
メイド「そうですねぇ…それでかなぁ。…それだけじゃない気もしますけどね」
メイド「確かになんででしょうね?いつも一緒にいるのに」
ご主人様「…いやそれ、俺と同じこと言ってるだけじゃねーか?」
メイド「え?そう…そうですかぁ?なんかよく分からないですけど、お酒のせいということにしてください」ヘラヘラ
ご主人様「…まぁいいや。食うぞ」ムシャムシャ
メイド「食べてますよぉ」パクパク
61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:05:55.88 :flOtm9tgo
ご主人様「メイドよぉ」
メイド「ふぁい?」モグモグ
ご主人様「お前そもそも…俺んとこでメイドやってて幸せか?」
メイド「…うーん??」
メイド「充実感はありますよ。でも幸せとは…ちょっと違うかなぁ。私はしょせん、ご主人様に雇われてる身ですから」
ご主人様「充実感かぁ。ま、そうだよな」
メイド「なんでそんなことを?」
ご主人様「いや…俺たちはしょせんどこまでいっても主人とメイドでしかないわけだろ」
ご主人様「それがこんな…ファミレスで酒飲んで楽しくおしゃべりって…いつもと違う、恋人ごっこみたいなことしてよ」
ご主人様「なんか変だなぁと思ってさ」
メイド「別に、悪い気はしませんけどね…ご主人様だってそうでしょう?」
ご主人様「……」
メイド「確かに私はあなたにお金で雇われてる。それだけですよ」
メイド「辛いことはあるし、理不尽な目にも遇うし、割に合わないと思うこともある…もういっそやめちゃおうか…ってときどき悩みます」
ご主人様(そらそうだろな)
メイド「でも…それ以上に楽しいんですよね。ご主人様って見てて飽きない」
ご主人様「!」
メイド「いっつも同じようなことで怒って、同じようなことで笑ってるのに…ぜんぜん飽きない」
メイド「これって好き嫌いで言えば好きってことだと思うんですよね~…毎日幸せ!ってほどじゃないけど…嫌いにはなれない。でなきゃたぶん、やってらんないですよ?」
ご主人様「……」
ご主人様「お前はバカで生意気で、その上お人好しなんだな」
メイド「…まず、私いうほどバカじゃないと思うんですけど?」
ご主人様「いーやお前は自分で思ってるよりずっとバカだね」
メイド「そんなこたーないです」
ご主人様「あるんだなぁそれが」
メイド「ガルルルル…」
ご主人様「ま…そういうところがいいんだよ」
メイド「……」
ご主人様「メイドよぉ」
メイド「ふぁい?」モグモグ
ご主人様「お前そもそも…俺んとこでメイドやってて幸せか?」
メイド「…うーん??」
メイド「充実感はありますよ。でも幸せとは…ちょっと違うかなぁ。私はしょせん、ご主人様に雇われてる身ですから」
ご主人様「充実感かぁ。ま、そうだよな」
メイド「なんでそんなことを?」
ご主人様「いや…俺たちはしょせんどこまでいっても主人とメイドでしかないわけだろ」
ご主人様「それがこんな…ファミレスで酒飲んで楽しくおしゃべりって…いつもと違う、恋人ごっこみたいなことしてよ」
ご主人様「なんか変だなぁと思ってさ」
メイド「別に、悪い気はしませんけどね…ご主人様だってそうでしょう?」
ご主人様「……」
メイド「確かに私はあなたにお金で雇われてる。それだけですよ」
メイド「辛いことはあるし、理不尽な目にも遇うし、割に合わないと思うこともある…もういっそやめちゃおうか…ってときどき悩みます」
ご主人様(そらそうだろな)
メイド「でも…それ以上に楽しいんですよね。ご主人様って見てて飽きない」
ご主人様「!」
メイド「いっつも同じようなことで怒って、同じようなことで笑ってるのに…ぜんぜん飽きない」
メイド「これって好き嫌いで言えば好きってことだと思うんですよね~…毎日幸せ!ってほどじゃないけど…嫌いにはなれない。でなきゃたぶん、やってらんないですよ?」
ご主人様「……」
ご主人様「お前はバカで生意気で、その上お人好しなんだな」
メイド「…まず、私いうほどバカじゃないと思うんですけど?」
ご主人様「いーやお前は自分で思ってるよりずっとバカだね」
メイド「そんなこたーないです」
ご主人様「あるんだなぁそれが」
メイド「ガルルルル…」
ご主人様「ま…そういうところがいいんだよ」
メイド「……」
62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:10:23.36 :flOtm9tgo
ご主人様「分かった。あーわかったわかった」
メイド「なにがですか?」
ご主人様「今こうやって話してる俺たちはいつもとなにも変わらない。なにも変じゃない」
ご主人様「ただ…ちょっと素直になってるだけだ。ちょっとだけな」
メイド「えぇー?ご主人様もとから素直じゃないですか?自分の感情にものっすごい素直!」
ご主人様「いや、そうはいってもなぁ、普段はいろいろ気ぃ使ってんだぞ?」
メイド「えっ?私に遠慮してるってことですか?」
ご主人様「遠慮?…うん?そう言われると…どうなんだろうな??」
メイド「してないでしょう。してたらあんなベシベシ叩かないですよ」
ご主人様「それは違うぞ、本当はもっと強く叩いてもいいんだ、でもそれやるとお前がブチ切れてめんどくさいことになるだろ?」
メイド「じゃー叩くなっちゅーの」
ご主人様「そういうふざけた口利いてる限りは無理だっちゅーの」
メイド「フフっ…あーそうですかぁ。じゃあ私も少し気をつけますー…」
ご主人様「分かった。あーわかったわかった」
メイド「なにがですか?」
ご主人様「今こうやって話してる俺たちはいつもとなにも変わらない。なにも変じゃない」
ご主人様「ただ…ちょっと素直になってるだけだ。ちょっとだけな」
メイド「えぇー?ご主人様もとから素直じゃないですか?自分の感情にものっすごい素直!」
ご主人様「いや、そうはいってもなぁ、普段はいろいろ気ぃ使ってんだぞ?」
メイド「えっ?私に遠慮してるってことですか?」
ご主人様「遠慮?…うん?そう言われると…どうなんだろうな??」
メイド「してないでしょう。してたらあんなベシベシ叩かないですよ」
ご主人様「それは違うぞ、本当はもっと強く叩いてもいいんだ、でもそれやるとお前がブチ切れてめんどくさいことになるだろ?」
メイド「じゃー叩くなっちゅーの」
ご主人様「そういうふざけた口利いてる限りは無理だっちゅーの」
メイド「フフっ…あーそうですかぁ。じゃあ私も少し気をつけますー…」
63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:12:55.87 :flOtm9tgo
ご主人様「オイ大丈夫か?おめー顔真っ赤だぜ」
メイド「そうですか?ご主人様こそ結構酔ってんじゃないですか~?」
ご主人様「もういいだろ。一通り食ったしよ、帰ろうぜ」
メイド「ん~?さっき朝までいたい、とか言ってませんでした~?」
ご主人様「…気のせいだ気のせい」
メイド「え~?そうかなぁ?言ってなかったっけ~」
ご主人様「うるせぇな、言うこと聞かねぇと置いてくぞ!」
メイド「そんな子供を叱る親みたいなこと言わないでくださいよ~」
メイド「じゃ最後にもう一杯ドリンクバーだけ…」
メイド「ご主人様もお水いりますよね~?」
ご主人様「おう、じゃあ持ってこい」
メイド「はーい……」ガタッ
ヨロヨロ
ご主人様「おいおい大丈夫かよ…あいつあの量でガチで酔っ払ってんな」
メイド「……」ヨロヨロ
メイド(恥っず!!!!!!)
メイド(ご主人様なに言ってるんだろう?と思ってたら私までつい変なことを…よりにもよって好きとか言っちゃったじゃないですか!)
メイド(いや酔ってたせいであって別に本気じゃなくて…でもご主人様はどこまで本気で聞いてたんだろう??)
メイド(まぁ…いいや。だって今、楽しいのは本当だし…)
ご主人様「オイ大丈夫か?おめー顔真っ赤だぜ」
メイド「そうですか?ご主人様こそ結構酔ってんじゃないですか~?」
ご主人様「もういいだろ。一通り食ったしよ、帰ろうぜ」
メイド「ん~?さっき朝までいたい、とか言ってませんでした~?」
ご主人様「…気のせいだ気のせい」
メイド「え~?そうかなぁ?言ってなかったっけ~」
ご主人様「うるせぇな、言うこと聞かねぇと置いてくぞ!」
メイド「そんな子供を叱る親みたいなこと言わないでくださいよ~」
メイド「じゃ最後にもう一杯ドリンクバーだけ…」
メイド「ご主人様もお水いりますよね~?」
ご主人様「おう、じゃあ持ってこい」
メイド「はーい……」ガタッ
ヨロヨロ
ご主人様「おいおい大丈夫かよ…あいつあの量でガチで酔っ払ってんな」
メイド「……」ヨロヨロ
メイド(恥っず!!!!!!)
メイド(ご主人様なに言ってるんだろう?と思ってたら私までつい変なことを…よりにもよって好きとか言っちゃったじゃないですか!)
メイド(いや酔ってたせいであって別に本気じゃなくて…でもご主人様はどこまで本気で聞いてたんだろう??)
メイド(まぁ…いいや。だって今、楽しいのは本当だし…)
64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:14:57.96 :flOtm9tgo
メイド「お水持ってきました…」
ご主人様「おうサンキュ」
メイド「……」ゴクゴク
ご主人様「おめーが飲むんかい」
メイド「ご主人様にはこちらをどうぞ」スッ
ご主人様「こ、この色はさっきの…」
メイド「私がブレンドしたドリンクですよ、酔い醒ましにピッタリ!」
ご主人様「嘘つけ!」
メイド「いりません?」
ご主人様「持ってきちゃったら飲むしかねーだろ…クソ…」ゴクゴク
ご主人様「あーやっぱ不味いじゃねーか!確かに酔いは覚めるわ!」
ご主人様「これでもういつもの俺とお前な!」
メイド「はーい…」ヨロヨロ
ご主人様「はぁ…ほら」ガシッ
メイド「なんですかもー、手なんて繋いじゃって…」
ご主人様「お前がフラフラしてるからだろが!メイドなんだからもうちょっとしっかりしてくれよな」
メイド「…ご主人様こそ、ご主人様なんだからぁ、私のこと、離しちゃダメですよ?」
ご主人様「……」スパーン
メイド「いたっ!」
ご主人様「調子乗んなよ…」
メイド「ひぃ…いつものご主人様に戻ったぁ…」アワワワ
ご主人様「ほれ財布、会計頼むわ」ポイッ
メイド「あ、はい」
店員「ありがとうございましたー」
ご主人様「停電直ってっかなぁ」
メイド「もし直ってなかったらハシゴしましょうよ!」
ご主人様「……」ジロッ
メイド「う、嘘ですスイマセン…」
ご主人様「ま…今度だな」
メイド「あ、じゃあ今度はス〇ロー連れてってください」
ご主人様「いいけど…あそこあんまり美味くねぇぞ」
メイド「…それは言っちゃダメです!!」
メイド「お水持ってきました…」
ご主人様「おうサンキュ」
メイド「……」ゴクゴク
ご主人様「おめーが飲むんかい」
メイド「ご主人様にはこちらをどうぞ」スッ
ご主人様「こ、この色はさっきの…」
メイド「私がブレンドしたドリンクですよ、酔い醒ましにピッタリ!」
ご主人様「嘘つけ!」
メイド「いりません?」
ご主人様「持ってきちゃったら飲むしかねーだろ…クソ…」ゴクゴク
ご主人様「あーやっぱ不味いじゃねーか!確かに酔いは覚めるわ!」
ご主人様「これでもういつもの俺とお前な!」
メイド「はーい…」ヨロヨロ
ご主人様「はぁ…ほら」ガシッ
メイド「なんですかもー、手なんて繋いじゃって…」
ご主人様「お前がフラフラしてるからだろが!メイドなんだからもうちょっとしっかりしてくれよな」
メイド「…ご主人様こそ、ご主人様なんだからぁ、私のこと、離しちゃダメですよ?」
ご主人様「……」スパーン
メイド「いたっ!」
ご主人様「調子乗んなよ…」
メイド「ひぃ…いつものご主人様に戻ったぁ…」アワワワ
ご主人様「ほれ財布、会計頼むわ」ポイッ
メイド「あ、はい」
店員「ありがとうございましたー」
ご主人様「停電直ってっかなぁ」
メイド「もし直ってなかったらハシゴしましょうよ!」
ご主人様「……」ジロッ
メイド「う、嘘ですスイマセン…」
ご主人様「ま…今度だな」
メイド「あ、じゃあ今度はス〇ロー連れてってください」
ご主人様「いいけど…あそこあんまり美味くねぇぞ」
メイド「…それは言っちゃダメです!!」
65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:18:10.71 :flOtm9tgo
次の日
メイド「頭痛い~」フラフラ
ご主人様(こいつ酒弱すぎ……)
おわり
次の日
メイド「頭痛い~」フラフラ
ご主人様(こいつ酒弱すぎ……)
おわり
66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:23:12.39 :xDLqEx3m0
その「終わり」は中編が終わりってことだろ?俺知ってるんだからな?
その「終わり」は中編が終わりってことだろ?俺知ってるんだからな?
67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:33:04.76 :flOtm9tgo
>>66
紛らわしくてすみません
まだしばらくは続きます。相変わらずのスローペースですが
>>66
紛らわしくてすみません
まだしばらくは続きます。相変わらずのスローペースですが
68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/15(土) 23:35:58.15 :xDLqEx3m0
>>67
心配させんなよバカ野郎(ありがとうございます頑張ってください)
乙
>>67
心配させんなよバカ野郎(ありがとうございます頑張ってください)
乙
69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/16(日) 03:43:39.02 :Utcldfcj0
良かった終わりじゃないんだ
乙、続きも楽しみ
良かった終わりじゃないんだ
乙、続きも楽しみ
70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/21(金) 00:24:54.71 :+X2qL1xEo
メイド「ご主人様、今夜なにが食べたいです?」
ご主人様「そうだなぁ…こう寒いとアレが食いてぇな」
メイド「おっ、寒い日に食べるものといえばアレですね!」
ご主人様「そうだ、アレだ」
メイド「鍋!」
ご主人様「麻婆豆腐!」
メイド「……いや麻婆豆腐って…別に寒い日じゃなくても食べません?」
ご主人様「しかも激辛のやつな。寒い中汗だくになりながら食うのがうめぇのよ」
メイド「……」
数時間後
メイド「できました…」ゴトッ
ご主人様「おっ来た!激辛麻婆豆…」
ご主人様「…???赤くないじゃん…」
メイド「やっぱり湯豆腐にしました」
ご主人様「どういうつもりだコラァ!!!」
メイド「ひぇー怒らないで!!違うんです!嫌な予感がするんです!」
ご主人様「なぁにが嫌な予感だ!馬鹿にしやがって!もういい!自分で作る!」
メイド「あっちょっ…」
ご主人様「できた!フフフフ!」グツグツ
メイド「……」
ご主人様「ハナからおめぇなんかに頼むんじゃなかったよ、まったく!」
メイド「うぅ…」
ご主人様「あっつ!でもうめぇ!!かっら!!!けどうめぇ!!!」ムシャムシャガツガツ
ご主人様「汗が止まらねぇ!!そうだ庭で冷たい風に当たりながら食おう!」ガラガラ
メイド「あーあ…」
メイド「ご主人様、今夜なにが食べたいです?」
ご主人様「そうだなぁ…こう寒いとアレが食いてぇな」
メイド「おっ、寒い日に食べるものといえばアレですね!」
ご主人様「そうだ、アレだ」
メイド「鍋!」
ご主人様「麻婆豆腐!」
メイド「……いや麻婆豆腐って…別に寒い日じゃなくても食べません?」
ご主人様「しかも激辛のやつな。寒い中汗だくになりながら食うのがうめぇのよ」
メイド「……」
数時間後
メイド「できました…」ゴトッ
ご主人様「おっ来た!激辛麻婆豆…」
ご主人様「…???赤くないじゃん…」
メイド「やっぱり湯豆腐にしました」
ご主人様「どういうつもりだコラァ!!!」
メイド「ひぇー怒らないで!!違うんです!嫌な予感がするんです!」
ご主人様「なぁにが嫌な予感だ!馬鹿にしやがって!もういい!自分で作る!」
メイド「あっちょっ…」
ご主人様「できた!フフフフ!」グツグツ
メイド「……」
ご主人様「ハナからおめぇなんかに頼むんじゃなかったよ、まったく!」
メイド「うぅ…」
ご主人様「あっつ!でもうめぇ!!かっら!!!けどうめぇ!!!」ムシャムシャガツガツ
ご主人様「汗が止まらねぇ!!そうだ庭で冷たい風に当たりながら食おう!」ガラガラ
メイド「あーあ…」
71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/21(金) 00:27:51.74 :+X2qL1xEo
翌日
ご主人様「寒いぃ…震えが止まらん…」ブルブル
メイド「まぁ言うまでもなく風邪ですね」
ご主人様「なんでだ!?風邪ひくようなことなんかしたかぁ!?」
メイド「寒空の下、ダラダラ汗かきながら麻婆豆腐食べてたでしょう。そりゃこうなりますよ」
ご主人様「そんなことで…?」
メイド「ご主人様が激辛麻婆豆腐食べたいって言い出したときに、絶対こうなると思ってました」
ご主人様「じゃあ止めろよ!」
メイド「だから麻婆豆腐やめて湯豆腐にしたんですよ!なのにひとりで…」
ご主人様「そういうことだったのか…」
メイド「自業自得ですからね~」
ご主人様「ちくしょう…ちくしょう…」ブルブル
メイド「……」ニヤニヤ
ご主人様「なにニヤニヤしてんだ、ぶっ飛ばすぞ!」
メイド「やれるもんならどーぞ」
ご主人様「こんにゃろう!!」ブンッ
ご主人様(…ダメだ!力が入らん)ヘニャヘニャ
ぺちっ
メイド「今なにかしました?」ニヤニヤ
ご主人様「クソっお前マジで覚えてろよ!」
メイド「でもま、そうやって悪態ついてられるってことは大丈夫そうですね」ガタッ
ご主人様「お、おい待てよ!」
メイド「お大事に~」
ご主人様「待ってくれ!見捨てないでくれぇ!!」
しーーーん
ご主人様「なんて冷たいやつなんだ…ちくしょう…」ブルブル
ご主人様「あんなやつ…豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえばいいんだ…」ブルブル
ご主人様(ああ…意識が遠くなってきた…)ブルブル
ご主人様(麻婆豆腐もいいけど…あいつが作った湯豆腐もなかなか美味そうだったなぁ…)
ご主人様「一口くらい食っとけば…よかっ…た…」ガクッ
メイド「ご飯ですよぉー」ガチャッ
ご主人様「戻ってくんのかい!なにがしてぇんだおめぇは!」ガバッ
メイド「ご主人様が昨日食べなかった湯豆腐、あっため直してきたんですよ。食欲ないです?」ホカホカ
ご主人様「あっ」
メイド「?」
ご主人様「湯豆腐だ!夢にまで見た湯豆腐!これから毎日湯豆腐でもいい!」ムシャムシャ
メイド「そんなに…???」
翌日
ご主人様「寒いぃ…震えが止まらん…」ブルブル
メイド「まぁ言うまでもなく風邪ですね」
ご主人様「なんでだ!?風邪ひくようなことなんかしたかぁ!?」
メイド「寒空の下、ダラダラ汗かきながら麻婆豆腐食べてたでしょう。そりゃこうなりますよ」
ご主人様「そんなことで…?」
メイド「ご主人様が激辛麻婆豆腐食べたいって言い出したときに、絶対こうなると思ってました」
ご主人様「じゃあ止めろよ!」
メイド「だから麻婆豆腐やめて湯豆腐にしたんですよ!なのにひとりで…」
ご主人様「そういうことだったのか…」
メイド「自業自得ですからね~」
ご主人様「ちくしょう…ちくしょう…」ブルブル
メイド「……」ニヤニヤ
ご主人様「なにニヤニヤしてんだ、ぶっ飛ばすぞ!」
メイド「やれるもんならどーぞ」
ご主人様「こんにゃろう!!」ブンッ
ご主人様(…ダメだ!力が入らん)ヘニャヘニャ
ぺちっ
メイド「今なにかしました?」ニヤニヤ
ご主人様「クソっお前マジで覚えてろよ!」
メイド「でもま、そうやって悪態ついてられるってことは大丈夫そうですね」ガタッ
ご主人様「お、おい待てよ!」
メイド「お大事に~」
ご主人様「待ってくれ!見捨てないでくれぇ!!」
しーーーん
ご主人様「なんて冷たいやつなんだ…ちくしょう…」ブルブル
ご主人様「あんなやつ…豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえばいいんだ…」ブルブル
ご主人様(ああ…意識が遠くなってきた…)ブルブル
ご主人様(麻婆豆腐もいいけど…あいつが作った湯豆腐もなかなか美味そうだったなぁ…)
ご主人様「一口くらい食っとけば…よかっ…た…」ガクッ
メイド「ご飯ですよぉー」ガチャッ
ご主人様「戻ってくんのかい!なにがしてぇんだおめぇは!」ガバッ
メイド「ご主人様が昨日食べなかった湯豆腐、あっため直してきたんですよ。食欲ないです?」ホカホカ
ご主人様「あっ」
メイド「?」
ご主人様「湯豆腐だ!夢にまで見た湯豆腐!これから毎日湯豆腐でもいい!」ムシャムシャ
メイド「そんなに…???」
72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/21(金) 00:47:43.31 :+X2qL1xEo
ご主人様「おいメイド、プレゼントやるよ」
メイド「なんですか?」ガサガサ
メイド「!こ、これって…」
ご主人様「ご存知ガーターベルトだ」
メイド「こ、こんなものを着けろって言うんですか!?ご主人様ってときどきすごいエッチですよね!!」
ご主人様「ガーターベルトは別にエッチなものじゃねぇよ!これはもともと靴下を留めるためのもんだ」
メイド「へぇー…」
ご主人様「この時期は靴下がずり落ちると脚が冷えるだろ?そのガーターをつけとけば一安心というわけだ」
メイド「なるほどぉ…」
ご主人様「だいたいそのメイド服、スカートの丈が長いんだからチラチラ見えるガーターを楽しむとかそういうことできないんだろ?」
メイド「確かにそうですね…疑ってすみませんでした」
ご主人様「分かればよろしい」
メイド「じゃあさっそく着けてみますね」イソイソ
ご主人様「待てい!お前、ガーターの正しい着けかたを知らないな?」
メイド「え?」
ご主人様「ガーターベルトはパンツの上じゃなくて下だ!」
メイド「…ってことは???」
ご主人様「まずはパンツ脱ぐところからだ」
メイド「やっぱりエッチな目的じゃないですか!!!」
ご主人様「まぁ結果的にそうなってしまうのは否めないな」フフフ
メイド「いりませんよこんなもの!!」
ご主人様「…そっかァ…せっかくのプレゼント、気に入らなかったかァ…」ションボリ
メイド「…わ、分かりましたよ!また今度着けますから!!」
ご主人様「いや、今ここで着けないならそれはもう必要ない」
メイド「もはやスケベを隠す気がない!」
ご主人様「おいメイド、プレゼントやるよ」
メイド「なんですか?」ガサガサ
メイド「!こ、これって…」
ご主人様「ご存知ガーターベルトだ」
メイド「こ、こんなものを着けろって言うんですか!?ご主人様ってときどきすごいエッチですよね!!」
ご主人様「ガーターベルトは別にエッチなものじゃねぇよ!これはもともと靴下を留めるためのもんだ」
メイド「へぇー…」
ご主人様「この時期は靴下がずり落ちると脚が冷えるだろ?そのガーターをつけとけば一安心というわけだ」
メイド「なるほどぉ…」
ご主人様「だいたいそのメイド服、スカートの丈が長いんだからチラチラ見えるガーターを楽しむとかそういうことできないんだろ?」
メイド「確かにそうですね…疑ってすみませんでした」
ご主人様「分かればよろしい」
メイド「じゃあさっそく着けてみますね」イソイソ
ご主人様「待てい!お前、ガーターの正しい着けかたを知らないな?」
メイド「え?」
ご主人様「ガーターベルトはパンツの上じゃなくて下だ!」
メイド「…ってことは???」
ご主人様「まずはパンツ脱ぐところからだ」
メイド「やっぱりエッチな目的じゃないですか!!!」
ご主人様「まぁ結果的にそうなってしまうのは否めないな」フフフ
メイド「いりませんよこんなもの!!」
ご主人様「…そっかァ…せっかくのプレゼント、気に入らなかったかァ…」ションボリ
メイド「…わ、分かりましたよ!また今度着けますから!!」
ご主人様「いや、今ここで着けないならそれはもう必要ない」
メイド「もはやスケベを隠す気がない!」
73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/21(金) 02:00:37.51 :kPyS4ZUXo
見えなくても付けてるのがエロいんじゃろがい!
見えなくても付けてるのがエロいんじゃろがい!
74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/21(金) 07:26:46.37 :8Nz2tbueO
君達とは良い友人になれそうだ
君達とは良い友人になれそうだ
75:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/24(月) 21:56:18.79 :eWAR0z2jo
メイド「メリーーークリスマーーース!!!」パーン!!!
ご主人様「…うるさいよいきなり」
メイド「メリークリスマーーーーース」パンパカパーン
ご主人様「だからうるせーって!ほらクラッカー片付けろ!!」
メイド「今日はクリスマスなのではりきってそれっぽいディナー作りました!」
ご主人様「ほお…」
メイド「クリスマスといえば…?」
ご主人様「…チキン?」
メイド「はい!チキンはチキンでも、鶏ではなく…」
メイド「スズメ!の丸焼き!」
ご主人様「すずめ!?!?」
メイド「他にも?クリスマスといえば???」
ご主人様「……ケーキ??」
メイド「はいケーキ!でもあんまり高いのは買えなかったのでホットケーキ焼きました!」
ご主人様「うーん、まぁ…いいんじゃね?」
メイド「ロウソクに火をつけましょうか」スッ
ご主人様「!?オイそれガスバーナー…」
メイド「ファイアー!!」ボォオオオオオオオ
ご主人様「あああああ!マトモだと思ったホットケーキが消し炭に!!!!」
メイド「はいはい、まだありますよ~クリスマスといえば????」
ご主人様「え?…チキン、ケーキと来て、あとなにがある?」
メイド「……」ゴソゴソ
ご主人様「つけひげ……」
メイド「サンタさん!」
ご主人様「おっプレゼントくれるのか?」
メイド「ええ、この袋にね、貴重品をたくさん詰めて…」ポイポイ
ご主人様「ん????」
メイド「詰めるだけ詰めたら…」ギュウギュウ
ご主人様「……おい?」
メイド「じゃ!また来年!」バリーン
ご主人様「ふざけんな!!ただのドロボーじゃねえか!!戻ってこーい!!!」
ご主人様「うう…ドロボー…ドロボー…」ムニャムニャ
メイド「どんな夢見てるんですかね…」
メイド「メリーーークリスマーーース!!!」パーン!!!
ご主人様「…うるさいよいきなり」
メイド「メリークリスマーーーーース」パンパカパーン
ご主人様「だからうるせーって!ほらクラッカー片付けろ!!」
メイド「今日はクリスマスなのではりきってそれっぽいディナー作りました!」
ご主人様「ほお…」
メイド「クリスマスといえば…?」
ご主人様「…チキン?」
メイド「はい!チキンはチキンでも、鶏ではなく…」
メイド「スズメ!の丸焼き!」
ご主人様「すずめ!?!?」
メイド「他にも?クリスマスといえば???」
ご主人様「……ケーキ??」
メイド「はいケーキ!でもあんまり高いのは買えなかったのでホットケーキ焼きました!」
ご主人様「うーん、まぁ…いいんじゃね?」
メイド「ロウソクに火をつけましょうか」スッ
ご主人様「!?オイそれガスバーナー…」
メイド「ファイアー!!」ボォオオオオオオオ
ご主人様「あああああ!マトモだと思ったホットケーキが消し炭に!!!!」
メイド「はいはい、まだありますよ~クリスマスといえば????」
ご主人様「え?…チキン、ケーキと来て、あとなにがある?」
メイド「……」ゴソゴソ
ご主人様「つけひげ……」
メイド「サンタさん!」
ご主人様「おっプレゼントくれるのか?」
メイド「ええ、この袋にね、貴重品をたくさん詰めて…」ポイポイ
ご主人様「ん????」
メイド「詰めるだけ詰めたら…」ギュウギュウ
ご主人様「……おい?」
メイド「じゃ!また来年!」バリーン
ご主人様「ふざけんな!!ただのドロボーじゃねえか!!戻ってこーい!!!」
ご主人様「うう…ドロボー…ドロボー…」ムニャムニャ
メイド「どんな夢見てるんですかね…」
76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/27(木) 23:38:14.57 :K/qaWyS/o
メイド「ご主人様、私このままでいいんでしょうか!?」
ご主人様「なんだ急に」
メイド「このままではよくない気がするんです」
ご主人様「メイドやめたくなったのか?」
メイド「いえ!そういう話じゃなくて…」
メイド「ほら、もう今年も九分九厘終わって、もうすぐ年が変わるでしょう?」
メイド「その前に、なにかやっておかなきゃいけないことがあったと思うんですよ」
メイド「私、これを忘れたまま年を越しちゃいけないはずなんです」
ご主人様「へー…なんだろな、年末だし…大掃除か?」
メイド「それもまぁぼちぼちやる予定ですが…そんなことではなかったはずです」
ご主人様「年賀状出したか?」
メイド「出す相手がいません…」
ご主人様「ポチ袋は買ったか?」
メイド「ええっ私からお年玉貰うつもりですか!?普通逆でしょ!?」
メイド「でも…そういえばなにか、お金に関係のあることだったような」
ご主人様「金に関係のある…?」
メイド「年末…お金……」
メイド「あっ思い出した、年末調整だ!」
ご主人様「…確定申告だろ?」
メイド「へ?」
ご主人様「お前は俺に雇われているが、この契約はあくまで個人間のものだから源泉徴収はしてない」
ご主人様「だからお前がやらなきゃいけないのは年末調整じゃなくて確定申告だ」
ご主人様「まぁそれも来年の2月3月の話だから、まだ時間はある。そんなに慌てることじゃない」
メイド「……」ポカーン
ご主人様「なんだそのマヌケ面」
メイド「いや、ご主人様が急に『できる主人』アピールし出したからビックリしちゃって…」
ご主人様「……」イラッ
メイド「いやぁ普段はだらしないのにことお金の扱いに関してはシビアなんですね!さすがご主人様!そこにシビれるあこがれるゥ!」
ご主人様「うるせぇ!」スパーン
メイド「いだぁ!?」
ご主人様「時期は教えたからな。あとは自分でやれよ」
メイド「ええっ!無理ですよ!あんなややこしいの一人でできるわけないじゃないですか~」
ご主人様「みんなやってんだよ!」
メイド「ご主人様、私このままでいいんでしょうか!?」
ご主人様「なんだ急に」
メイド「このままではよくない気がするんです」
ご主人様「メイドやめたくなったのか?」
メイド「いえ!そういう話じゃなくて…」
メイド「ほら、もう今年も九分九厘終わって、もうすぐ年が変わるでしょう?」
メイド「その前に、なにかやっておかなきゃいけないことがあったと思うんですよ」
メイド「私、これを忘れたまま年を越しちゃいけないはずなんです」
ご主人様「へー…なんだろな、年末だし…大掃除か?」
メイド「それもまぁぼちぼちやる予定ですが…そんなことではなかったはずです」
ご主人様「年賀状出したか?」
メイド「出す相手がいません…」
ご主人様「ポチ袋は買ったか?」
メイド「ええっ私からお年玉貰うつもりですか!?普通逆でしょ!?」
メイド「でも…そういえばなにか、お金に関係のあることだったような」
ご主人様「金に関係のある…?」
メイド「年末…お金……」
メイド「あっ思い出した、年末調整だ!」
ご主人様「…確定申告だろ?」
メイド「へ?」
ご主人様「お前は俺に雇われているが、この契約はあくまで個人間のものだから源泉徴収はしてない」
ご主人様「だからお前がやらなきゃいけないのは年末調整じゃなくて確定申告だ」
ご主人様「まぁそれも来年の2月3月の話だから、まだ時間はある。そんなに慌てることじゃない」
メイド「……」ポカーン
ご主人様「なんだそのマヌケ面」
メイド「いや、ご主人様が急に『できる主人』アピールし出したからビックリしちゃって…」
ご主人様「……」イラッ
メイド「いやぁ普段はだらしないのにことお金の扱いに関してはシビアなんですね!さすがご主人様!そこにシビれるあこがれるゥ!」
ご主人様「うるせぇ!」スパーン
メイド「いだぁ!?」
ご主人様「時期は教えたからな。あとは自分でやれよ」
メイド「ええっ!無理ですよ!あんなややこしいの一人でできるわけないじゃないですか~」
ご主人様「みんなやってんだよ!」
77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/27(木) 23:52:44.73 :K/qaWyS/o
メイド「年末ですしカラオケでも行きませんか?」
ご主人様「は?やだよ」
メイド「……」
ご主人様「つーかなんでカラオケ」
メイド「私だってそのー…いろいろストレス溜まってますから、歌って発散したいんですよ」
ご主人様「おめぇ普段なにするにも鼻歌歌ってるじゃねぇか」
メイド「そういう控えめなのじゃなくてもっと大きな声で歌いたいんです~…」
ご主人様「ふーん。なに歌いたいの」
メイド「そうですねぇ。この時期だと、ロマンスの神様とかー寒い夜だからとかー」
ご主人様「また微妙に古いチョイスだな…」
メイド「ご主人様もほんとはGLAYとか歌いたいんでしょう?」
ご主人様「いや、別に」
メイド「会いたいから?恋しくて?あなたを思うほど?」
ご主人様「……」
メイド「うーうー!でしょ!?」
ご主人様(うっぜ)
メイド「あーもう我慢できません!もうカラオケはいいです!家の中で歌います!」
ご主人様「は?」
メイド「はーてーしーなぁーいー星のひーかりのーよぉーにぃー…」
ご主人様「SPEEDかよ…おいうるせぇぞ」
メイド「胸いぃっぱーいのーあーいで~いまあなーたーをつぅつぅー」
メイド「み~」右手サッ
メイド「た~」左手サッ
メイド「い~」サーッ
ご主人様「振り付けやめろや」
メイド「天使がぁあ~!くれたぁでぇ」
ご主人様「うるせーっつってんだよ!!」ゴンッ
メイド「あいたぁっ!?ちょっと!今一番盛り上がるところだったのに!」
ご主人様「これ以上キンキン声で騒がれたらかなわんわ!」
メイド「てーんーしがぁ~!」
ご主人様「いい加減にしろよコラ…」ガシッ
メイド「ぐえぇ…分かりましたよぅ、もうやめますから…」
ご主人様「ったく」パッ
メイド「くれたーでぇあー↑いーわぁあー↑!!!!!」
ご主人様「よし分かった、てめぇ二度と歌えねえようにしてやらぁ!!!」
メイド「年末ですしカラオケでも行きませんか?」
ご主人様「は?やだよ」
メイド「……」
ご主人様「つーかなんでカラオケ」
メイド「私だってそのー…いろいろストレス溜まってますから、歌って発散したいんですよ」
ご主人様「おめぇ普段なにするにも鼻歌歌ってるじゃねぇか」
メイド「そういう控えめなのじゃなくてもっと大きな声で歌いたいんです~…」
ご主人様「ふーん。なに歌いたいの」
メイド「そうですねぇ。この時期だと、ロマンスの神様とかー寒い夜だからとかー」
ご主人様「また微妙に古いチョイスだな…」
メイド「ご主人様もほんとはGLAYとか歌いたいんでしょう?」
ご主人様「いや、別に」
メイド「会いたいから?恋しくて?あなたを思うほど?」
ご主人様「……」
メイド「うーうー!でしょ!?」
ご主人様(うっぜ)
メイド「あーもう我慢できません!もうカラオケはいいです!家の中で歌います!」
ご主人様「は?」
メイド「はーてーしーなぁーいー星のひーかりのーよぉーにぃー…」
ご主人様「SPEEDかよ…おいうるせぇぞ」
メイド「胸いぃっぱーいのーあーいで~いまあなーたーをつぅつぅー」
メイド「み~」右手サッ
メイド「た~」左手サッ
メイド「い~」サーッ
ご主人様「振り付けやめろや」
メイド「天使がぁあ~!くれたぁでぇ」
ご主人様「うるせーっつってんだよ!!」ゴンッ
メイド「あいたぁっ!?ちょっと!今一番盛り上がるところだったのに!」
ご主人様「これ以上キンキン声で騒がれたらかなわんわ!」
メイド「てーんーしがぁ~!」
ご主人様「いい加減にしろよコラ…」ガシッ
メイド「ぐえぇ…分かりましたよぅ、もうやめますから…」
ご主人様「ったく」パッ
メイド「くれたーでぇあー↑いーわぁあー↑!!!!!」
ご主人様「よし分かった、てめぇ二度と歌えねえようにしてやらぁ!!!」
78:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/31(月) 23:57:39.44 :QU+N5tP8O
メイド「ご主人様、そろそろ年越しそば茹でましょうか」
ご主人様「おう、頼むわ」
メイド「硬さはどうします?」
ご主人様「……硬さ?」
メイド「バリカタ、針金、粉落とし、湯気通しとありますけど…」
ご主人様「それ博多ラーメンじゃねぇか!」
メイド「天ぷらは?海老でいいですか?」
ご主人様「他になに買ったんだ?」
メイド「イカにかぼちゃにさつまいも…あとかきあげもありますよ」
ご主人様「全部入れちまおう」
メイド「そんなに食べれます?」
ご主人様「食う食う全部食う」
メイド「……ほんとに?」
ご主人様「……エビとかぼちゃで」
メイド「はいどーぞ」スッ
ご主人様「おう」
メイド「…の前に、クイズです!」
ご主人様「はぁ!?」
メイド「そもそもご主人様はなぜ年の瀬にそばを食べるのかご存じですか?」
ご主人様「いや、知らねぇけど…たぶんアレじゃねぇの?そばは細長いから、細く長く生きる…長寿の祈願とかそんな感じじゃねぇの」
メイド「…ふ~ん」
ご主人様「ふーんて…答えは???」
メイド「さぁ、知りませんけど…」
ご主人様「なんやねん!」バシッ
メイド「いたぁっ!!…もう、来年は叩かないでくださいよ!?」
ご主人様「せっかくだし今年何回叩かれたか数えてみたらどうだ」
メイド「えぇ!?1、2、3、…えーと???到底数え切れるもんじゃないですよ!?」
ご主人様「それでは皆さん、よいお年を!!」
メイド「あ、ちょっとぉ!!?」
メイド「ご主人様、そろそろ年越しそば茹でましょうか」
ご主人様「おう、頼むわ」
メイド「硬さはどうします?」
ご主人様「……硬さ?」
メイド「バリカタ、針金、粉落とし、湯気通しとありますけど…」
ご主人様「それ博多ラーメンじゃねぇか!」
メイド「天ぷらは?海老でいいですか?」
ご主人様「他になに買ったんだ?」
メイド「イカにかぼちゃにさつまいも…あとかきあげもありますよ」
ご主人様「全部入れちまおう」
メイド「そんなに食べれます?」
ご主人様「食う食う全部食う」
メイド「……ほんとに?」
ご主人様「……エビとかぼちゃで」
メイド「はいどーぞ」スッ
ご主人様「おう」
メイド「…の前に、クイズです!」
ご主人様「はぁ!?」
メイド「そもそもご主人様はなぜ年の瀬にそばを食べるのかご存じですか?」
ご主人様「いや、知らねぇけど…たぶんアレじゃねぇの?そばは細長いから、細く長く生きる…長寿の祈願とかそんな感じじゃねぇの」
メイド「…ふ~ん」
ご主人様「ふーんて…答えは???」
メイド「さぁ、知りませんけど…」
ご主人様「なんやねん!」バシッ
メイド「いたぁっ!!…もう、来年は叩かないでくださいよ!?」
ご主人様「せっかくだし今年何回叩かれたか数えてみたらどうだ」
メイド「えぇ!?1、2、3、…えーと???到底数え切れるもんじゃないですよ!?」
ご主人様「それでは皆さん、よいお年を!!」
メイド「あ、ちょっとぉ!!?」
79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/01/10(木) 21:27:20.35 :I1jxIhlSo
ご主人様「メイド!おい、メイド!…おい?いないのか??」ガチャ
メイド「……」
ご主人様「なんだ、テレビ見てんのか…返事くらいしろよ」
メイド「なんでづか、ごじゅじんだばぁ」ブワッ
ご主人様「うわっおま、なんでそんな号泣してんの!?」
メイド「この映画が…あまりにも私の心に刺さって…」ウルウル
ご主人様「この犬の映画…見たことあるような…盲導犬クイールだっけ」
ご主人様「そうか…目の見えない主人のために尽くす盲導犬の健気な姿を見て、自分もかくありたいと強く思ったわけだ。いい心がけじゃないか」
メイド「いえ、違います。この映画は『獰猛犬グイール』です」
ご主人様「どうもうけん!?なんだそれ!?」
メイド「優しい夫婦に引き取られた子犬のグイールでしたが、実は彼らは犬を虐めるのが大好きという残忍非道な鬼畜夫婦でした。グイールはいつか復讐してやると心に誓い、虐待の日々を耐え続けます」
メイド「そして成犬になったグイールは、ついに夫婦の喉笛を噛みちぎって復讐を果たすわけです。しかしグイールも長年の虐待がたたって、もうその体は限界が近い」
メイド「グイールは、自分のような不幸な犬が少しでも減るようにと、各地を駆け回り虐待をする飼い主に襲い掛かります。その様はまさに獰猛犬!」
メイド「自らの誇り、そして同朋の命を守るために気高く生きたグイールの物語。どうです、涙なしには見られないでしょう!?」
ご主人様「なんちゅー話だ」
メイド「ところでご主人様、いったいなんの用だったんですか?」
ご主人様「…いやぁ、別に」
メイド「……もしかして、またくだらないことで私のこと叱ろうとしてましたぁ?」
ご主人様「!」
メイド「そんなに簡単に人のこと虐めるとね、私もグイールみたいに復讐しますよ!」
ご主人様「あ゛!?やってみろやコラ」ギロッ
メイド「…!?」ビクッ
ご主人様「くだらねぇことだぁ??てめぇ、そういうのはなぁ、自分がなにやったか、よーく思い返してから言いやがれ」
メイド「あわわわわ…私、なにかしましたっけ…?」
ご主人様「鍋!火ィ!つけっぱなし!!!!」
メイド「あっ…」
ご主人様「んでのんきに映画見て号泣して、あまつさえ俺に逆襲しますだとぉ!!??せっかく俺が不問にしてやろうと思ったのによぉ!!?」
メイド「ひぃいいい!嘘です!冗談ですから!靴でもなんでも舐めますからぁああああ!」
ご主人様「俺のやってることは虐待じゃなくて正当な仕置だよなぁ!?」
メイド「その高圧的な態度はかなりアウトだと思いますけどもうそういうことでいいです!!!」
ご主人様「メイド!おい、メイド!…おい?いないのか??」ガチャ
メイド「……」
ご主人様「なんだ、テレビ見てんのか…返事くらいしろよ」
メイド「なんでづか、ごじゅじんだばぁ」ブワッ
ご主人様「うわっおま、なんでそんな号泣してんの!?」
メイド「この映画が…あまりにも私の心に刺さって…」ウルウル
ご主人様「この犬の映画…見たことあるような…盲導犬クイールだっけ」
ご主人様「そうか…目の見えない主人のために尽くす盲導犬の健気な姿を見て、自分もかくありたいと強く思ったわけだ。いい心がけじゃないか」
メイド「いえ、違います。この映画は『獰猛犬グイール』です」
ご主人様「どうもうけん!?なんだそれ!?」
メイド「優しい夫婦に引き取られた子犬のグイールでしたが、実は彼らは犬を虐めるのが大好きという残忍非道な鬼畜夫婦でした。グイールはいつか復讐してやると心に誓い、虐待の日々を耐え続けます」
メイド「そして成犬になったグイールは、ついに夫婦の喉笛を噛みちぎって復讐を果たすわけです。しかしグイールも長年の虐待がたたって、もうその体は限界が近い」
メイド「グイールは、自分のような不幸な犬が少しでも減るようにと、各地を駆け回り虐待をする飼い主に襲い掛かります。その様はまさに獰猛犬!」
メイド「自らの誇り、そして同朋の命を守るために気高く生きたグイールの物語。どうです、涙なしには見られないでしょう!?」
ご主人様「なんちゅー話だ」
メイド「ところでご主人様、いったいなんの用だったんですか?」
ご主人様「…いやぁ、別に」
メイド「……もしかして、またくだらないことで私のこと叱ろうとしてましたぁ?」
ご主人様「!」
メイド「そんなに簡単に人のこと虐めるとね、私もグイールみたいに復讐しますよ!」
ご主人様「あ゛!?やってみろやコラ」ギロッ
メイド「…!?」ビクッ
ご主人様「くだらねぇことだぁ??てめぇ、そういうのはなぁ、自分がなにやったか、よーく思い返してから言いやがれ」
メイド「あわわわわ…私、なにかしましたっけ…?」
ご主人様「鍋!火ィ!つけっぱなし!!!!」
メイド「あっ…」
ご主人様「んでのんきに映画見て号泣して、あまつさえ俺に逆襲しますだとぉ!!??せっかく俺が不問にしてやろうと思ったのによぉ!!?」
メイド「ひぃいいい!嘘です!冗談ですから!靴でもなんでも舐めますからぁああああ!」
ご主人様「俺のやってることは虐待じゃなくて正当な仕置だよなぁ!?」
メイド「その高圧的な態度はかなりアウトだと思いますけどもうそういうことでいいです!!!」
80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/01/22(火) 14:49:10.80 :IOXjBWz/0
残念メイドだよなあ
残念メイドだよなあ
81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/02/04(月) 22:23:22.15 :AlfNQhP+o
この二人の掛け合い好き
この二人の掛け合い好き
82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/01(水) 01:41:52.26 :E6UoZluWo
メイド「今日から令和ですよ、ご主人様!」
ご主人様「そうだなメイド!…ん???」
メイド「れーいーわ、ソーレれーいーわ!!あよいしょ!」
ご主人様「れーいーわ!!れーいー…」
ご主人様「イヤ、違う、なにかおかしい…おまえ今までなにやってたんだ???」
メイド「はい??」
ご主人様「なんか3、4ヶ月ぶりくらいじゃねぇか??」
メイド「なに言ってるんです?毎日見てるじゃないですかぁ!もーやだなー改元ボケしちゃったかな?」
ご主人様「そ、そうかぁ!毎日会ってるよな!そうだったそうだった!ていうか…」
ご主人様「改元ボケってなんだよ!」ベシッ
メイド「ったぁい!!」
ご主人様「……」ジンジン
ご主人様「うーんこの感覚も久々な気がするんだよなぁ…」
メイド「だから気のせいですって!毎日引っ叩かれてますよ!」
ご主人様「おかしいなぁ」
メイド「あんまり深く考えるとお待たせした皆さんに怒られちゃいますから、ここは素知らぬふりしてればいいんですよ!」ボソッ
ご主人様「れーいーわ!れーいーわ!」
メイド「ふぅ、これでごまかせましたね…」
ご主人様「ごまかされるかこのバカタレ!謝れ!皆さんに謝れ!」バシッ
メイド「なぁんで私なんですか!?なんにも悪いことしてないのに!」
ご主人様「だからだよ!お前がなんにもやらかさなかったせいでなんかこう話が進まなくなっちゃったんだよ!」
メイド「そんなむちゃくちゃな!」
メイド「ああ、でもこの理不尽な感じ、久しぶりですねぇ…」ホロリ
ご主人様「とりあえず2人でちゃんと謝ろう」
メイド「はい…真面目なメイドですみません」
ご主人様「俺の躾が行き届いててすみません」
メイド「こんな謝り方ないでしょー!?」ガルルル
ご主人様「うるさい!いいんだよこれで!!」
メイド「今日から令和ですよ、ご主人様!」
ご主人様「そうだなメイド!…ん???」
メイド「れーいーわ、ソーレれーいーわ!!あよいしょ!」
ご主人様「れーいーわ!!れーいー…」
ご主人様「イヤ、違う、なにかおかしい…おまえ今までなにやってたんだ???」
メイド「はい??」
ご主人様「なんか3、4ヶ月ぶりくらいじゃねぇか??」
メイド「なに言ってるんです?毎日見てるじゃないですかぁ!もーやだなー改元ボケしちゃったかな?」
ご主人様「そ、そうかぁ!毎日会ってるよな!そうだったそうだった!ていうか…」
ご主人様「改元ボケってなんだよ!」ベシッ
メイド「ったぁい!!」
ご主人様「……」ジンジン
ご主人様「うーんこの感覚も久々な気がするんだよなぁ…」
メイド「だから気のせいですって!毎日引っ叩かれてますよ!」
ご主人様「おかしいなぁ」
メイド「あんまり深く考えるとお待たせした皆さんに怒られちゃいますから、ここは素知らぬふりしてればいいんですよ!」ボソッ
ご主人様「れーいーわ!れーいーわ!」
メイド「ふぅ、これでごまかせましたね…」
ご主人様「ごまかされるかこのバカタレ!謝れ!皆さんに謝れ!」バシッ
メイド「なぁんで私なんですか!?なんにも悪いことしてないのに!」
ご主人様「だからだよ!お前がなんにもやらかさなかったせいでなんかこう話が進まなくなっちゃったんだよ!」
メイド「そんなむちゃくちゃな!」
メイド「ああ、でもこの理不尽な感じ、久しぶりですねぇ…」ホロリ
ご主人様「とりあえず2人でちゃんと謝ろう」
メイド「はい…真面目なメイドですみません」
ご主人様「俺の躾が行き届いててすみません」
メイド「こんな謝り方ないでしょー!?」ガルルル
ご主人様「うるさい!いいんだよこれで!!」
83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/01(水) 01:57:49.26 :E6UoZluWo
ご主人様「お前最近ほんとまじめになったよな!」
メイド「でしょう?」
ご主人様「つまらんわー」
メイド「なんで!いいことじゃないですか!」
ご主人様「そうは言ってもこう…ニーズってのがあるじゃん?みんなはさ、おまえが変なことして俺にビシバシ叩かれるところが見たいと思うのよ」
メイド「いーえそんなことないです!成り行き上そういうのが定着してしまっただけで、皆さんが見たいのは私とご主人様のドキドキ☆ラブコメディですよ!」
ご主人様「いーや違うね、血湧き肉躍るバキバキ☆バイオレンスだね。だいたいお前みたいな貧乳メイドにドキドキするわけねぇだろ」
メイド「はぁーん!?そんならたまには私がご主人様をボコボコ☆リベンジャーな感じも新鮮でいいんじゃないですかぁ!?」
ご主人様「それはないわ。そんなことされたら普通に警察呼ぶ」
メイド「ひ、ひどい!自分の悪逆非道を棚に上げて!」
ご主人様「…まぁでもさ、やっぱりお前はこういうふうにちょっと生意気でないと…落ち着かねぇんだよな」フッ
メイド「……ご、ご主人様…」
メイド「そうですね…ご主人様も、普段はクールぶってるけど、今みたいに鼻の下にごはんつぶずっとくっつけてるマヌケな姿のほうが安心感ありますよ」ニコッ
ご主人様「はよ言えコラァ!!!!」スパーン
メイド「だってハナ○ソっぽくも見えるしもしそうだったら指摘するのめっちゃ気まずいと思って!ほら私ってまじめですし!!??」
ご主人様「そんなとこでまじめになる必要ねぇわ!!」
ご主人様「お前最近ほんとまじめになったよな!」
メイド「でしょう?」
ご主人様「つまらんわー」
メイド「なんで!いいことじゃないですか!」
ご主人様「そうは言ってもこう…ニーズってのがあるじゃん?みんなはさ、おまえが変なことして俺にビシバシ叩かれるところが見たいと思うのよ」
メイド「いーえそんなことないです!成り行き上そういうのが定着してしまっただけで、皆さんが見たいのは私とご主人様のドキドキ☆ラブコメディですよ!」
ご主人様「いーや違うね、血湧き肉躍るバキバキ☆バイオレンスだね。だいたいお前みたいな貧乳メイドにドキドキするわけねぇだろ」
メイド「はぁーん!?そんならたまには私がご主人様をボコボコ☆リベンジャーな感じも新鮮でいいんじゃないですかぁ!?」
ご主人様「それはないわ。そんなことされたら普通に警察呼ぶ」
メイド「ひ、ひどい!自分の悪逆非道を棚に上げて!」
ご主人様「…まぁでもさ、やっぱりお前はこういうふうにちょっと生意気でないと…落ち着かねぇんだよな」フッ
メイド「……ご、ご主人様…」
メイド「そうですね…ご主人様も、普段はクールぶってるけど、今みたいに鼻の下にごはんつぶずっとくっつけてるマヌケな姿のほうが安心感ありますよ」ニコッ
ご主人様「はよ言えコラァ!!!!」スパーン
メイド「だってハナ○ソっぽくも見えるしもしそうだったら指摘するのめっちゃ気まずいと思って!ほら私ってまじめですし!!??」
ご主人様「そんなとこでまじめになる必要ねぇわ!!」
84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/01(水) 05:36:10.57 :oGE8LaiJ0
まさかの続きだと!?
おかえり!
まさかの続きだと!?
おかえり!
85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/01(水) 21:49:58.76 :E6UoZluWo
メイド「ご主人様にひとつ文句を言いたいんですけどー」
ご主人様「あーん?文句ぅ~?言ってみろや」
メイド「ご主人様っていつも夜遅くにお風呂入りますよねぇ?」
ご主人様「いけねぇのかよ」
メイド「だって…いつも私がお風呂入って、そのあと続けて入るか訊くじゃないですか」
ご主人様「おう」
メイド「そしたら大体入らないって言うじゃないですか。じゃあもうお風呂洗っちゃいますよ、って訊くと今みたいに『おう』って言うじゃないですか」
ご主人様「…おう」
メイド「なのになんで、あとからお風呂入っちゃうんですか?結局私、次の日の朝にまたお風呂掃除ですよ!」
ご主人様「なんでってそりゃ…入りたくなったからだよ」
メイド「私が出たあとすぐ入ればいいじゃないですか、そうしたらお風呂洗うの1回で済むんですよ?」
ご主人様「…あのなーお前、どうせ俺がワガママで気まぐれなやつだと思ってるんだろ?」
メイド「まぁ、正直…」
ご主人様「それは違う。俺はな、お前が入ったあとの風呂に入りたくないんだ」
メイド「…???」
ご主人様「一番風呂じゃないと嫌なんだよ」
メイド「…いや、あの、世間ではそーいうのをワガママと言うんですけど…?」
ご主人様「なーにをお前…俺のどこがワガママだよ。俺は浴槽に他人の髪の毛一本でも浮いてるともう入れないだけだよ」
メイド「これ以上ないほどにワガママですね」
ご主人様「どうしても風呂洗いたくないなら浴槽にお前が入った形跡を一切残すな!そうすりゃ俺も気にせず入れる」
メイド「そんなの無理ですよ!じゃあこれからはご主人様が私より先に入ってください!」
ご主人様「おま…俺の浸かった風呂の水でなにする気だよ???」
メイド「なにもしませんよ!!!なんですかその逆セクハラ!」
ご主人様「そもそも俺が夜中に風呂入るのはしょうがないんだよ。もう、そーいう習慣になってるんだから。」
ご主人様「というわけではい、この話は終わりっ!」
メイド「むむむ…」
メイド「ご主人様にひとつ文句を言いたいんですけどー」
ご主人様「あーん?文句ぅ~?言ってみろや」
メイド「ご主人様っていつも夜遅くにお風呂入りますよねぇ?」
ご主人様「いけねぇのかよ」
メイド「だって…いつも私がお風呂入って、そのあと続けて入るか訊くじゃないですか」
ご主人様「おう」
メイド「そしたら大体入らないって言うじゃないですか。じゃあもうお風呂洗っちゃいますよ、って訊くと今みたいに『おう』って言うじゃないですか」
ご主人様「…おう」
メイド「なのになんで、あとからお風呂入っちゃうんですか?結局私、次の日の朝にまたお風呂掃除ですよ!」
ご主人様「なんでってそりゃ…入りたくなったからだよ」
メイド「私が出たあとすぐ入ればいいじゃないですか、そうしたらお風呂洗うの1回で済むんですよ?」
ご主人様「…あのなーお前、どうせ俺がワガママで気まぐれなやつだと思ってるんだろ?」
メイド「まぁ、正直…」
ご主人様「それは違う。俺はな、お前が入ったあとの風呂に入りたくないんだ」
メイド「…???」
ご主人様「一番風呂じゃないと嫌なんだよ」
メイド「…いや、あの、世間ではそーいうのをワガママと言うんですけど…?」
ご主人様「なーにをお前…俺のどこがワガママだよ。俺は浴槽に他人の髪の毛一本でも浮いてるともう入れないだけだよ」
メイド「これ以上ないほどにワガママですね」
ご主人様「どうしても風呂洗いたくないなら浴槽にお前が入った形跡を一切残すな!そうすりゃ俺も気にせず入れる」
メイド「そんなの無理ですよ!じゃあこれからはご主人様が私より先に入ってください!」
ご主人様「おま…俺の浸かった風呂の水でなにする気だよ???」
メイド「なにもしませんよ!!!なんですかその逆セクハラ!」
ご主人様「そもそも俺が夜中に風呂入るのはしょうがないんだよ。もう、そーいう習慣になってるんだから。」
ご主人様「というわけではい、この話は終わりっ!」
メイド「むむむ…」
86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/01(水) 21:54:59.44 :E6UoZluWo
メイド「じゃあ、これからは…」
ご主人様「?」
メイド「ご主人様がお風呂に入るまでずっと起きてます」
ご主人様「いやいやいや無理だろ、おまえ8時には眠くなっちゃうじゃん」
メイド「年寄りか!そこまで早くないですよ!」
ご主人様「…そんなに風呂洗うの嫌なのか?」
メイド「そりゃ2回も洗うのは無駄だと思いますよ。でも、それよりも…」
メイド「ご主人様が『私の入ったあとのお風呂に入りたくない』なんて言ったのがショックです。別に潔癖症でもないくせに…もしかして私のこと嫌いなんですか?」グスッ
ご主人様「な、なんだよ、泣くこたねーだろ!」
メイド「もういいですよ…私はご主人様のメイドですもんね、四の五の言わずに10回でも100回でもお風呂掃除すればいいんでしょう…」グスグス
ご主人様「分かったよ、これからはお前が入ったあと洗わなくていいよ!俺もすぐ入るから!」アタフタ
ご主人様「ていうかもう一緒に入ればいいだろ!?」
メイド「えっ?」
ご主人様(…やべぇ、テンパりすぎてガチのセクハラじみたこと言っちまった)
メイド「なーんだご主人様もそうだったんですか!貧乏なうちだけかと思ってました!」
ご主人様「!?」
メイド「水道代が勿体ないから家族まとめて狭いお風呂に…。でもあの時間が実はとても幸せだったと最近になって気づいたんですよね」ニコニコ
ご主人様「いやっ待て待て!それはお前がガキの頃の話だろ!?しかも親とだからなんの問題もないのであって、今のお前と俺が一緒に入るのは…」
メイド「大丈夫ですよ、隅々まで優し~く洗ってあげますから…」
ご主人様「そ、そう?なら………」ゴクリ
ご主人様「…って悩むな!俺!」バシッ
メイド「自分を殴った!そういうパターンもあるんですね!?」
ご主人様「わわわ分かった!これからは自分が入ったあとの風呂掃除は自分でやることにしよう!な!それならいいよな!?よし!決まり!!」
メイド「もちろん、ご主人様がそうおっしゃるなら!」
メイド(ま…最初からその流れに持ってくつもりでしたけどね)ニヤリ
メイド「じゃあ、これからは…」
ご主人様「?」
メイド「ご主人様がお風呂に入るまでずっと起きてます」
ご主人様「いやいやいや無理だろ、おまえ8時には眠くなっちゃうじゃん」
メイド「年寄りか!そこまで早くないですよ!」
ご主人様「…そんなに風呂洗うの嫌なのか?」
メイド「そりゃ2回も洗うのは無駄だと思いますよ。でも、それよりも…」
メイド「ご主人様が『私の入ったあとのお風呂に入りたくない』なんて言ったのがショックです。別に潔癖症でもないくせに…もしかして私のこと嫌いなんですか?」グスッ
ご主人様「な、なんだよ、泣くこたねーだろ!」
メイド「もういいですよ…私はご主人様のメイドですもんね、四の五の言わずに10回でも100回でもお風呂掃除すればいいんでしょう…」グスグス
ご主人様「分かったよ、これからはお前が入ったあと洗わなくていいよ!俺もすぐ入るから!」アタフタ
ご主人様「ていうかもう一緒に入ればいいだろ!?」
メイド「えっ?」
ご主人様(…やべぇ、テンパりすぎてガチのセクハラじみたこと言っちまった)
メイド「なーんだご主人様もそうだったんですか!貧乏なうちだけかと思ってました!」
ご主人様「!?」
メイド「水道代が勿体ないから家族まとめて狭いお風呂に…。でもあの時間が実はとても幸せだったと最近になって気づいたんですよね」ニコニコ
ご主人様「いやっ待て待て!それはお前がガキの頃の話だろ!?しかも親とだからなんの問題もないのであって、今のお前と俺が一緒に入るのは…」
メイド「大丈夫ですよ、隅々まで優し~く洗ってあげますから…」
ご主人様「そ、そう?なら………」ゴクリ
ご主人様「…って悩むな!俺!」バシッ
メイド「自分を殴った!そういうパターンもあるんですね!?」
ご主人様「わわわ分かった!これからは自分が入ったあとの風呂掃除は自分でやることにしよう!な!それならいいよな!?よし!決まり!!」
メイド「もちろん、ご主人様がそうおっしゃるなら!」
メイド(ま…最初からその流れに持ってくつもりでしたけどね)ニヤリ
87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/02(木) 23:11:17.42 :qiD8AMcao
メイド「……」ピクッ
ご主人様「ん…?どうした?」
メイド「ご主人様、今ちょっと揺れませんでした?」
ご主人様「いやぁ揺れてないだろ」
メイド「えー、気のせいかなぁ…そんな感じしたんですけどね」
メイド「そうだテレビつけよう」ピッ
テレビ『XX時XX分頃○○県沖を震源とする震度3の地震が~』
メイド「あっほら、やっぱり!」
ご主人様「へー…この辺りは震度1か。よく気づいたな」
メイド「昔から揺れには敏感なんですよね」
ご主人様「おめーのその小さい胸が揺れるわけでもないのに?」
メイド「はぁーーん!?」
ご主人様「お、怒った」ケラケラ
メイド「てことは巨乳の人は地震で揺れるんですか!?すっご!!!」
ご主人様「ごめんそれはわかんねぇ…そんなマジで食いつかないで…」
メイド「……」ピクッ
ご主人様「ん…?どうした?」
メイド「ご主人様、今ちょっと揺れませんでした?」
ご主人様「いやぁ揺れてないだろ」
メイド「えー、気のせいかなぁ…そんな感じしたんですけどね」
メイド「そうだテレビつけよう」ピッ
テレビ『XX時XX分頃○○県沖を震源とする震度3の地震が~』
メイド「あっほら、やっぱり!」
ご主人様「へー…この辺りは震度1か。よく気づいたな」
メイド「昔から揺れには敏感なんですよね」
ご主人様「おめーのその小さい胸が揺れるわけでもないのに?」
メイド「はぁーーん!?」
ご主人様「お、怒った」ケラケラ
メイド「てことは巨乳の人は地震で揺れるんですか!?すっご!!!」
ご主人様「ごめんそれはわかんねぇ…そんなマジで食いつかないで…」
88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/05(日) 13:10:32.66 :i8JNrRq+o
メイド「はぁー…」
ご主人様「……」
メイド「はあーああ…」
ご主人様「……」
メイド「はああぁーああああ!!!」
ご主人様「……」スタスタ
メイド「ちょっと!こんな大きな声でため息ついてるのになんでスルーするんですか!」
ご主人様「うるせぇな!それもうため息じゃねぇよ!」
メイド「聞いてくださいよ!!連休中に久しぶりに友達に会いたいな~と思って連絡したのに誰も相手してくれないんです!」
ご主人様「へーそう、みんな忙しいんじゃねぇの」
メイド「で、よく考えたら、私がここでメイドやってることってまだ誰にも伝えてないんですよ」
ご主人様「…それで?」
メイド「だからみんな、しばらく会ってなくて今なにやってるかも分からない私から急に連絡が来て、たぶん『あっこれマルチか宗教の誘いだな』って思われた可能性があるんですよね」
ご主人様「それは考えすぎじゃねぇか?」
メイド「もー悲しくて悲しくて!」
ご主人様「メイドやってるって言やぁいいだろ」
メイド「いや、いきなり『実は私いまメイドやってて~』ってそっちのほうがやばい感じしません?」
ご主人様「お前の中ではマルチ・宗教>メイドなのか…」
メイド「なんかリアリティないなーと思って…」
ご主人様「じゃあ『お手伝いさん』とか『家政婦』でごまかせ」
メイド「なんかおばちゃんっぽい…」
ご主人様「全国の家政婦に謝れ」
メイド「うーん…どうしたらみんなに怪しまれずに会ってもらえますかねぇ。いっそ結構したことにしようかな?」
メイド「てきとーに指輪付けとけばバレないはず…旦那さんって嘘ついてご主人様の写真使ってもいいです?」
ご主人様「……」
メイド「いや冗談ですよ…そんなしかめっ面しなくても…」
メイド「でも…ちょっと寂しいなって」
ご主人様「……どっか出かけるか?」
メイド「…今日は優しいですね」
ご主人様「いつも優しいだろ、バーカ」
メイド「はぁー…」
ご主人様「……」
メイド「はあーああ…」
ご主人様「……」
メイド「はああぁーああああ!!!」
ご主人様「……」スタスタ
メイド「ちょっと!こんな大きな声でため息ついてるのになんでスルーするんですか!」
ご主人様「うるせぇな!それもうため息じゃねぇよ!」
メイド「聞いてくださいよ!!連休中に久しぶりに友達に会いたいな~と思って連絡したのに誰も相手してくれないんです!」
ご主人様「へーそう、みんな忙しいんじゃねぇの」
メイド「で、よく考えたら、私がここでメイドやってることってまだ誰にも伝えてないんですよ」
ご主人様「…それで?」
メイド「だからみんな、しばらく会ってなくて今なにやってるかも分からない私から急に連絡が来て、たぶん『あっこれマルチか宗教の誘いだな』って思われた可能性があるんですよね」
ご主人様「それは考えすぎじゃねぇか?」
メイド「もー悲しくて悲しくて!」
ご主人様「メイドやってるって言やぁいいだろ」
メイド「いや、いきなり『実は私いまメイドやってて~』ってそっちのほうがやばい感じしません?」
ご主人様「お前の中ではマルチ・宗教>メイドなのか…」
メイド「なんかリアリティないなーと思って…」
ご主人様「じゃあ『お手伝いさん』とか『家政婦』でごまかせ」
メイド「なんかおばちゃんっぽい…」
ご主人様「全国の家政婦に謝れ」
メイド「うーん…どうしたらみんなに怪しまれずに会ってもらえますかねぇ。いっそ結構したことにしようかな?」
メイド「てきとーに指輪付けとけばバレないはず…旦那さんって嘘ついてご主人様の写真使ってもいいです?」
ご主人様「……」
メイド「いや冗談ですよ…そんなしかめっ面しなくても…」
メイド「でも…ちょっと寂しいなって」
ご主人様「……どっか出かけるか?」
メイド「…今日は優しいですね」
ご主人様「いつも優しいだろ、バーカ」
89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/05(日) 15:01:03.23 :i8JNrRq+o
メイド「それで、どこに連れてってくれるんですか?」
ご主人様「お前が決めていいぞ」
メイド「動物園!」
ご主人様「動物くせーから嫌だ」
メイド「…私が決めていいんじゃ??」
ご主人様「次」
メイド「えーとじゃあ…映画館!」
ご主人様「この時期うるせぇ子供ばっかだろうし嫌だ」
メイド「ショッピング~…」
ご主人様「すぐにいるものじゃないなら通販でいいだろ」
メイド「……じゃあ近所の公園でいいですよ!」
ご主人様「そんなのいつでもいけるだろが」
メイド「あーもう!!なんだったらいいんですか!!!」
ご主人様「……」
メイド「……」
ご主人様「え、エステとか…?」
メイド「絶対行きたいと思ってないでしょう」
ご主人様「家で大人しくしてようぜ」
メイド(言い出しっぺのくせに…)
メイド「それで、どこに連れてってくれるんですか?」
ご主人様「お前が決めていいぞ」
メイド「動物園!」
ご主人様「動物くせーから嫌だ」
メイド「…私が決めていいんじゃ??」
ご主人様「次」
メイド「えーとじゃあ…映画館!」
ご主人様「この時期うるせぇ子供ばっかだろうし嫌だ」
メイド「ショッピング~…」
ご主人様「すぐにいるものじゃないなら通販でいいだろ」
メイド「……じゃあ近所の公園でいいですよ!」
ご主人様「そんなのいつでもいけるだろが」
メイド「あーもう!!なんだったらいいんですか!!!」
ご主人様「……」
メイド「……」
ご主人様「え、エステとか…?」
メイド「絶対行きたいと思ってないでしょう」
ご主人様「家で大人しくしてようぜ」
メイド(言い出しっぺのくせに…)
90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/10(金) 21:17:18.07 :UiH75/hIo
メイド「ご主人様知ってます?今日はメイドの日なんですって」
ご主人様「へー初めて知った」
メイド「そういうわけですから、たまには私のこと労ってみません?騙されたと思って」
ご主人様「たまには…ってなにを今さら…お前には普段から散々感謝してるじゃないか」
メイド「え?えー!?アレで!?感謝してるつもりなんですか!?あんだけ引っぱたいといて!?」
ご主人様「それはおめーあれだよ…愛のムチってやつだよ。感謝してるからこそだよ」
メイド「『謝』りたいと『感』じているから『感謝』ですよ!?やってること真逆じゃないですか!」
ご主人様「愚地克巳かてめーは」
メイド「だいたいご主人様、愛情とか優しさとかそういうのひと欠片も持ってないでしょ!」
ご主人様「…あのなァ、俺がお前に優しくしないのにはちゃんと理由があるんだぞ」
メイド「理由…?」
ご主人様「だって、俺が本気で優しくしたら、すぐにホレてきそうじゃん?」
メイド「は?ホレ…!?」
ご主人様「お前見るからにチョロそうだし」
メイド「チョロ…!?」
ご主人様「そういうのめんどくさいだろ?」
メイド「なっ…ご主人様、私のことそんなふうに思ってたんですか!?」
ご主人様「ああ、だから普段は意識して冷たく振舞ってんだ」
メイド「わ、わざと冷たく…!?いやないないない!あれが素でないとしたら逆に怖いですって!!!」
ご主人様「ま、どうしてもって言うなら今日くらいは優しくしてやってもいいけどな」スッ
メイド「!」ビクッ
ご主人様「フフフフフ」
メイド「な、なんですかその不敵な笑みは!何する気ですか!近寄らないでください!!」ビクビク
ご主人様「苦しゅうないぞ!!!!」バッ
メイド「ひいっ!ケダモノー!!!」
ぽん
メイド「へ!?」
ご主人様「……」ナデナデ
メイド「あのー…?」
ご主人様「…どうだ?これが俺の本気の優しさだ。ホレただろ?」
メイド「あのね…子供じゃないんですよ?これでホレるとかさすがにないでしょう…」
ご主人様「え?そーなの?」
メイド「………まぁ、もうちょっと続けてもらってもいいですけど」
ご主人様「ほら!やっぱチョロいじゃん!」ケタケタ
メイド「ううううるさいなー!!そういうのじゃないですから!!!!」
ご主人様「じゃあまた来年のメイドの日までおあずけだな」
メイド「いーです!もういいですよーだ!!だいたいなにメイドの日って!誰だよ今日メイドの日って言ったやつは出てこいよ!はっ!しょーもな!!」
ご主人様(自分から言い出したくせに…)
メイド「ご主人様知ってます?今日はメイドの日なんですって」
ご主人様「へー初めて知った」
メイド「そういうわけですから、たまには私のこと労ってみません?騙されたと思って」
ご主人様「たまには…ってなにを今さら…お前には普段から散々感謝してるじゃないか」
メイド「え?えー!?アレで!?感謝してるつもりなんですか!?あんだけ引っぱたいといて!?」
ご主人様「それはおめーあれだよ…愛のムチってやつだよ。感謝してるからこそだよ」
メイド「『謝』りたいと『感』じているから『感謝』ですよ!?やってること真逆じゃないですか!」
ご主人様「愚地克巳かてめーは」
メイド「だいたいご主人様、愛情とか優しさとかそういうのひと欠片も持ってないでしょ!」
ご主人様「…あのなァ、俺がお前に優しくしないのにはちゃんと理由があるんだぞ」
メイド「理由…?」
ご主人様「だって、俺が本気で優しくしたら、すぐにホレてきそうじゃん?」
メイド「は?ホレ…!?」
ご主人様「お前見るからにチョロそうだし」
メイド「チョロ…!?」
ご主人様「そういうのめんどくさいだろ?」
メイド「なっ…ご主人様、私のことそんなふうに思ってたんですか!?」
ご主人様「ああ、だから普段は意識して冷たく振舞ってんだ」
メイド「わ、わざと冷たく…!?いやないないない!あれが素でないとしたら逆に怖いですって!!!」
ご主人様「ま、どうしてもって言うなら今日くらいは優しくしてやってもいいけどな」スッ
メイド「!」ビクッ
ご主人様「フフフフフ」
メイド「な、なんですかその不敵な笑みは!何する気ですか!近寄らないでください!!」ビクビク
ご主人様「苦しゅうないぞ!!!!」バッ
メイド「ひいっ!ケダモノー!!!」
ぽん
メイド「へ!?」
ご主人様「……」ナデナデ
メイド「あのー…?」
ご主人様「…どうだ?これが俺の本気の優しさだ。ホレただろ?」
メイド「あのね…子供じゃないんですよ?これでホレるとかさすがにないでしょう…」
ご主人様「え?そーなの?」
メイド「………まぁ、もうちょっと続けてもらってもいいですけど」
ご主人様「ほら!やっぱチョロいじゃん!」ケタケタ
メイド「ううううるさいなー!!そういうのじゃないですから!!!!」
ご主人様「じゃあまた来年のメイドの日までおあずけだな」
メイド「いーです!もういいですよーだ!!だいたいなにメイドの日って!誰だよ今日メイドの日って言ったやつは出てこいよ!はっ!しょーもな!!」
ご主人様(自分から言い出したくせに…)
91:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/17(金) 19:32:04.73 :8YcFNeJbO
いいぞいいぞ
いいぞいいぞ
92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/21(火) 23:20:58.50 :MGJzEhp9o
メイド「天気予報見てたら、今週は30度超えるところも出てくるんですって。もう夏ですね」
ご主人様「まだはえーだろ。梅雨入りもしてないのに」
ご主人様「でもあれだな…こないだから冷やし中華食べたいと思ってるんだよな…無意識に夏を感じてるのかもしれん」
メイド「冷やし中華か…いいですね」
翌日
メイド「ご要望にお答えして冷やし中華作りましたよ」
ご主人様「お!おーー……?」
ご主人様「ちょっと待て!ハムが入ってるじゃねぇか!」
メイド「…なにか問題が?」
ご主人様「普通、刻んだチャーシューだろうが!」
メイド「えぇ!?チャーシューなんて贅沢ですよ!」
ご主人様「あとクラゲも入ってねぇ!」
メイド「いらないですよそんなもの…ハム・たまご・キュウリ!この三種の神器が揃ってれば十分です!」
ご主人様「彩りってもんがあるだろ!こんな寂しい冷やし中華食いたくねぇよ」
メイド「は?」ムッカァ
メイド「…じゃートマトでも入れましょうか!鮮やかになりますからねぇ!!??」
ご主人様「ぐわーそれだけはヤメロ!わかった!このままでいいから! 」
ご主人様「……」ズルズル
メイド「どうですか?」
ご主人様「うまい」
メイド「でしょう?あ、マヨネーズいります?」
ご主人様「いらねぇだろ。何に使うんだよ…」
メイド「かけるんですよ冷やし中華に」
ご主人様「え?」
メイド「え?」
ご主人様「…なに言ってんだか」ズルズル
メイド「え??あれ???うそ????」
メイド「天気予報見てたら、今週は30度超えるところも出てくるんですって。もう夏ですね」
ご主人様「まだはえーだろ。梅雨入りもしてないのに」
ご主人様「でもあれだな…こないだから冷やし中華食べたいと思ってるんだよな…無意識に夏を感じてるのかもしれん」
メイド「冷やし中華か…いいですね」
翌日
メイド「ご要望にお答えして冷やし中華作りましたよ」
ご主人様「お!おーー……?」
ご主人様「ちょっと待て!ハムが入ってるじゃねぇか!」
メイド「…なにか問題が?」
ご主人様「普通、刻んだチャーシューだろうが!」
メイド「えぇ!?チャーシューなんて贅沢ですよ!」
ご主人様「あとクラゲも入ってねぇ!」
メイド「いらないですよそんなもの…ハム・たまご・キュウリ!この三種の神器が揃ってれば十分です!」
ご主人様「彩りってもんがあるだろ!こんな寂しい冷やし中華食いたくねぇよ」
メイド「は?」ムッカァ
メイド「…じゃートマトでも入れましょうか!鮮やかになりますからねぇ!!??」
ご主人様「ぐわーそれだけはヤメロ!わかった!このままでいいから! 」
ご主人様「……」ズルズル
メイド「どうですか?」
ご主人様「うまい」
メイド「でしょう?あ、マヨネーズいります?」
ご主人様「いらねぇだろ。何に使うんだよ…」
メイド「かけるんですよ冷やし中華に」
ご主人様「え?」
メイド「え?」
ご主人様「…なに言ってんだか」ズルズル
メイド「え??あれ???うそ????」
93:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/21(火) 23:40:31.96 :MGJzEhp9o
ご主人様「髪切ってきたぞ」
メイド「随分さっぱりしましたねぇ」
ご主人様「セットまでしてもらったけどよ、どこか行くわけでもねーんだよな」
メイド「普段からセットしたほうがいいですよ。そうやってキチッと決めてればご主人様かっこいいんですから」
ご主人様「いや何もしなくてもかっこいいだろ?」
メイド「はは……」
ご主人様「なんだその乾いた笑いは!?」
ご主人様「つーかなんで家にいるのにセットしなきゃいけねーんだよ。おめーにかっこよく思われたって何の意味もねーよ」
メイド「意味というか…身なりを整えるということは気持ちを整えるということですから、生活にもメリハリがつきますよ」
ご主人様「どーだかねー。お前メイド服着てても全然気持ち整ってないじゃん」
メイド「は!?整ってますよ!めちゃくちゃ整ってるでしょ!!あぁん!?」
ご主人様(ならその態度をなんとかしろ)
メイド「そんなこと言うなら、これから高校の頃のジャージ着て仕事しますよ!?そっちのが動きやすいし!」
ご主人様「わかったわかった!これからはキチッとするよ!そんなんされたらもうメイドと言えねぇし」
メイド「分かればよし!」
ご主人様「さて、スーツはどこにしまってあったかな…」
メイド「いや、あの…それは極端すぎる気が…」
ご主人様「髪切ってきたぞ」
メイド「随分さっぱりしましたねぇ」
ご主人様「セットまでしてもらったけどよ、どこか行くわけでもねーんだよな」
メイド「普段からセットしたほうがいいですよ。そうやってキチッと決めてればご主人様かっこいいんですから」
ご主人様「いや何もしなくてもかっこいいだろ?」
メイド「はは……」
ご主人様「なんだその乾いた笑いは!?」
ご主人様「つーかなんで家にいるのにセットしなきゃいけねーんだよ。おめーにかっこよく思われたって何の意味もねーよ」
メイド「意味というか…身なりを整えるということは気持ちを整えるということですから、生活にもメリハリがつきますよ」
ご主人様「どーだかねー。お前メイド服着てても全然気持ち整ってないじゃん」
メイド「は!?整ってますよ!めちゃくちゃ整ってるでしょ!!あぁん!?」
ご主人様(ならその態度をなんとかしろ)
メイド「そんなこと言うなら、これから高校の頃のジャージ着て仕事しますよ!?そっちのが動きやすいし!」
ご主人様「わかったわかった!これからはキチッとするよ!そんなんされたらもうメイドと言えねぇし」
メイド「分かればよし!」
ご主人様「さて、スーツはどこにしまってあったかな…」
メイド「いや、あの…それは極端すぎる気が…」
94:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:47:30.60 :HoFqMTTZo
久しぶりの中編です。前回よりだいぶ短いですが…
久しぶりの中編です。前回よりだいぶ短いですが…
95:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:48:14.98 :HoFqMTTZo
メイド「お買い物に行ってきますね。5時からタイムセールなので」
ご主人様「おう…」
ご主人様「ん…?待てよ、5時…?なんかやらなきゃ行けないことがあったような」
ご主人様「……」
ご主人様「そうだ!銀行で振り込まなきゃいけねぇ金があるんだ!確か今日までだったはず!」
メイド「思い出せてよかったですね」
ご主人様「よし、じゃまず銀行行ってそれから買い物だ」
メイド「えー一緒に行くんですかぁ?」
ご主人様「文句あっか?」
メイド「イエ別にー」
メイド(こっそり私の分だけおやつ買おうと思ったのに…)
ご主人様「自分だけこっそりなんか買うつもりだったろ」
メイド「!?」
メイド「お買い物に行ってきますね。5時からタイムセールなので」
ご主人様「おう…」
ご主人様「ん…?待てよ、5時…?なんかやらなきゃ行けないことがあったような」
ご主人様「……」
ご主人様「そうだ!銀行で振り込まなきゃいけねぇ金があるんだ!確か今日までだったはず!」
メイド「思い出せてよかったですね」
ご主人様「よし、じゃまず銀行行ってそれから買い物だ」
メイド「えー一緒に行くんですかぁ?」
ご主人様「文句あっか?」
メイド「イエ別にー」
メイド(こっそり私の分だけおやつ買おうと思ったのに…)
ご主人様「自分だけこっそりなんか買うつもりだったろ」
メイド「!?」
96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:49:10.70 :HoFqMTTZo
〇〇銀行ATM
ご主人様「おいメイド!暗証番号覗き見すんじゃねーぞ!」ピピピッ
メイド「んなことしませんよ!失礼な!」
ご主人様「えーと振込先がこれでこーして…」ピッピッ
キャーーーッ
メイド「なんか行内から悲鳴が聞こえたような?」
ご主人様「なに言ってんだよ。…よし、振込完了っ」
イヤーーーッ
メイド「ほらまた!!見てみましょうよ!」
ご主人様「なんだっつーんだ…ゴキブリでも出たのかぁ?」ウィーン
?「!なんだてめぇは!動くんじゃねぇ!」
ご主人様「…あぁ?てめぇこそなんだコラァ!」
メイド(秒でキレた…)
?「これ見ても分かんねぇのか?」カチャッ
ご主人様「!!」
メイド「じゅ…銃!?」
メイド(てことは…)
銀行強盗!!!
〇〇銀行ATM
ご主人様「おいメイド!暗証番号覗き見すんじゃねーぞ!」ピピピッ
メイド「んなことしませんよ!失礼な!」
ご主人様「えーと振込先がこれでこーして…」ピッピッ
キャーーーッ
メイド「なんか行内から悲鳴が聞こえたような?」
ご主人様「なに言ってんだよ。…よし、振込完了っ」
イヤーーーッ
メイド「ほらまた!!見てみましょうよ!」
ご主人様「なんだっつーんだ…ゴキブリでも出たのかぁ?」ウィーン
?「!なんだてめぇは!動くんじゃねぇ!」
ご主人様「…あぁ?てめぇこそなんだコラァ!」
メイド(秒でキレた…)
?「これ見ても分かんねぇのか?」カチャッ
ご主人様「!!」
メイド「じゅ…銃!?」
メイド(てことは…)
銀行強盗!!!
97:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:50:03.63 :HoFqMTTZo
ご主人様「あー…なんだ…そのー…銃…はまずいん…じゃない…かな…?」
強盗「おら来い!」グイッ
ご主人様「ぐえっ」
強盗「こいつぁ人質だ!さっさと金を用意しろぉ!!」
ご主人様「うおおおお!嘘だろぉ!!?」
行員「お、落ち着いて!」
強盗「俺は冷静だ!いいから早く金を出しやがれ!!」
メイド(あわわわ…ご主人様が人質に!!なんで!?こんなことある!?)
メイド(たまたま二人で出かけたときに限って…ってそんな…)
メイド(………)
メイド(ははーん、さてはドッキリだな?)
メイド(そういえばこないだご主人様…テレビでモニ〇リング見ながら)
ご主人様『くっだらねー。こんなドッキリ引っかかるわけねーのに』
メイド(と口では言いつつも、初めから終わりまでしっかり見てた…。相当なドッキリ好きに違いない!)
メイド(おそらく普段の私があんまり生意気だから、ドッキリ仕掛けてビビらせようとしてるんですね?)
メイド(一緒に銀行に行こうって言い出したのがそもそも不自然だったんですよ!)
メイド(いつから考えてたのか知りませんが、よくもまぁこんな仕掛けが用意できたもんですね)
メイド「……」ニヤニヤ
ご主人様(アイツなに笑ってんだ!?この緊迫した状況で壊れちまったか…)
ご主人様「あー…なんだ…そのー…銃…はまずいん…じゃない…かな…?」
強盗「おら来い!」グイッ
ご主人様「ぐえっ」
強盗「こいつぁ人質だ!さっさと金を用意しろぉ!!」
ご主人様「うおおおお!嘘だろぉ!!?」
行員「お、落ち着いて!」
強盗「俺は冷静だ!いいから早く金を出しやがれ!!」
メイド(あわわわ…ご主人様が人質に!!なんで!?こんなことある!?)
メイド(たまたま二人で出かけたときに限って…ってそんな…)
メイド(………)
メイド(ははーん、さてはドッキリだな?)
メイド(そういえばこないだご主人様…テレビでモニ〇リング見ながら)
ご主人様『くっだらねー。こんなドッキリ引っかかるわけねーのに』
メイド(と口では言いつつも、初めから終わりまでしっかり見てた…。相当なドッキリ好きに違いない!)
メイド(おそらく普段の私があんまり生意気だから、ドッキリ仕掛けてビビらせようとしてるんですね?)
メイド(一緒に銀行に行こうって言い出したのがそもそも不自然だったんですよ!)
メイド(いつから考えてたのか知りませんが、よくもまぁこんな仕掛けが用意できたもんですね)
メイド「……」ニヤニヤ
ご主人様(アイツなに笑ってんだ!?この緊迫した状況で壊れちまったか…)
98:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:51:42.53 :HoFqMTTZo
強盗「そこの女ァ!なにニヤついてんだ!!」
メイド「え?」ニヤニヤ
強盗「撃つぞコラァ!!」チャッ
メイド「……」
メイド「その銃…モデルガンですよね?」
強盗「なにっ!」
ご主人様「え!?」
メイド(だってドッキリで本物の銃使うわけないし…)
ご主人様(モデルガン?マジで??)
メイド「……」フフン
ご主人様(あの得意げな顔!相当自信あるみてーだぞ…でもなんでアイツにそんなこと分かるんだ?)
メイド「私にはすべて分かってますよ…」フフフ
強盗「な、なにが分かってるってんだ!?」
メイド「あなたの目的(ドッキリ)ですよ…残念ながらあなたの思い通りにはいきませんが」
強盗「俺の思い通り(金目当て)にはいかない…?」
強盗「ナメてんだろお前…!このままコイツの頭ぶち抜かれてもいいのか!」
ご主人様「そ、そうだ!さっきからニヤニヤしやがって!ふざけてるとぶっ[ピーーー]ぞ!」
強盗「おめぇがぶっ殺されんだよ!」
ご主人様「あっそうか、今そういう状況か!ついいつもの感じで…」
ご主人様「おい!俺がぶっ殺されるぞ!早くなんとかしろ!」
行員(なんつー人質だ)
強盗「そこの女ァ!なにニヤついてんだ!!」
メイド「え?」ニヤニヤ
強盗「撃つぞコラァ!!」チャッ
メイド「……」
メイド「その銃…モデルガンですよね?」
強盗「なにっ!」
ご主人様「え!?」
メイド(だってドッキリで本物の銃使うわけないし…)
ご主人様(モデルガン?マジで??)
メイド「……」フフン
ご主人様(あの得意げな顔!相当自信あるみてーだぞ…でもなんでアイツにそんなこと分かるんだ?)
メイド「私にはすべて分かってますよ…」フフフ
強盗「な、なにが分かってるってんだ!?」
メイド「あなたの目的(ドッキリ)ですよ…残念ながらあなたの思い通りにはいきませんが」
強盗「俺の思い通り(金目当て)にはいかない…?」
強盗「ナメてんだろお前…!このままコイツの頭ぶち抜かれてもいいのか!」
ご主人様「そ、そうだ!さっきからニヤニヤしやがって!ふざけてるとぶっ[ピーーー]ぞ!」
強盗「おめぇがぶっ殺されんだよ!」
ご主人様「あっそうか、今そういう状況か!ついいつもの感じで…」
ご主人様「おい!俺がぶっ殺されるぞ!早くなんとかしろ!」
行員(なんつー人質だ)
99:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:52:12.50 :HoFqMTTZo
行員「お、お金なら用意します、だから落ち着いて!」
メイド「その必要はありません!というか用意するつもりなんてないんでしょ?(ドッキリだし)」
強盗「ねぇのか!?」ギロッ
行員「そりゃほんとは出したくないですけど、出さなきゃまずい状況みたいなので」アタフタ
ご主人様「おいなんだそのふわふわした感じ!対応訓練とか受けてねぇのか!俺が殺されてもいいのか!?」
メイド「だから殺されませんって!」
ご主人様「なんなんだおめーさっきから!黙ってろ!俺と人質変わるか!?」
メイド「いや…私が人質になったら(ドッキリが)成立しないんじゃ?」
ご主人様「成立ってなんだよ!?」
強盗「なんだこいつら…」イライラ
強盗(しかしこの女、なぜ俺に[ピーーー]気がないと分かる?確かにこの銃は偽物だが…普通の女が一目で見抜けるもんじゃねーだろう…)
強盗(まさかコイツも『同業者』か!?スジ者には見えねぇが…この状況でこんなに堂々としてられるなんて普通じゃねぇ!)
メイド「ご主人様…私をこんなくだらない方法で試してどうするんです?」
ご主人様「試すぅ???」
メイド「こんなことしなくても、私はいざとなればご主人様のために体張れますよ!」
ご主人様「…確かにめちゃくちゃ体張ってるな、こっちが心配になるくらい大胆に」
ご主人様「ていうかもう大人しくしててくれよ !このままじゃ俺が殺されちまう!」
メイド「大人しく(騙されたふり)なんてできませんよ!」
ご主人様「状況を考えろよ!」
メイド「(ドッキリの)状況はわかってますよ!でもあまりにも雑すぎて…ww」
ご主人様「なに笑ってんだてめぇ!!ぶっ[ピーーー]…じゃなくてぶっ殺されるぞこの野郎!!!!」
強盗「もういい!俺の負けだ!」
ご主人様「はぁ?」
行員「お、お金なら用意します、だから落ち着いて!」
メイド「その必要はありません!というか用意するつもりなんてないんでしょ?(ドッキリだし)」
強盗「ねぇのか!?」ギロッ
行員「そりゃほんとは出したくないですけど、出さなきゃまずい状況みたいなので」アタフタ
ご主人様「おいなんだそのふわふわした感じ!対応訓練とか受けてねぇのか!俺が殺されてもいいのか!?」
メイド「だから殺されませんって!」
ご主人様「なんなんだおめーさっきから!黙ってろ!俺と人質変わるか!?」
メイド「いや…私が人質になったら(ドッキリが)成立しないんじゃ?」
ご主人様「成立ってなんだよ!?」
強盗「なんだこいつら…」イライラ
強盗(しかしこの女、なぜ俺に[ピーーー]気がないと分かる?確かにこの銃は偽物だが…普通の女が一目で見抜けるもんじゃねーだろう…)
強盗(まさかコイツも『同業者』か!?スジ者には見えねぇが…この状況でこんなに堂々としてられるなんて普通じゃねぇ!)
メイド「ご主人様…私をこんなくだらない方法で試してどうするんです?」
ご主人様「試すぅ???」
メイド「こんなことしなくても、私はいざとなればご主人様のために体張れますよ!」
ご主人様「…確かにめちゃくちゃ体張ってるな、こっちが心配になるくらい大胆に」
ご主人様「ていうかもう大人しくしててくれよ !このままじゃ俺が殺されちまう!」
メイド「大人しく(騙されたふり)なんてできませんよ!」
ご主人様「状況を考えろよ!」
メイド「(ドッキリの)状況はわかってますよ!でもあまりにも雑すぎて…ww」
ご主人様「なに笑ってんだてめぇ!!ぶっ[ピーーー]…じゃなくてぶっ殺されるぞこの野郎!!!!」
強盗「もういい!俺の負けだ!」
ご主人様「はぁ?」
100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:53:30.95 :HoFqMTTZo
強盗「どうやらアンタにはすべてお見通しのようだな…」
メイド(そりゃこんなありがちな設定じゃね…)
メイド「でも演技はなかなか気合い入ってましたよ。次はもっとうまくやれるといいですね」
ご主人様「ダメだろ次やらせちゃ!」
強盗「いや、俺はアンタみたいな何事にも動じない鋼のメンタルにはなれねぇ…」
メイド「ま、ご主人様に鍛えられてますからね」
ご主人様「は?」
メイド「…さ、そろそろ出てきてもいいんじゃないですか?」
強盗「そうだな…堪忍するよ…もうすぐそこにいるみたいだしな」
ウィーン
警察「警察だ!そこを動くな!」
メイド「へ?」
警察「犯人発見!確保ーっ!」バタバタバタ
メイド「???」
ご主人様「よかった…ちゃんと行員が警察呼んでたのか!」
強盗「そ、そんなに強く抑えねぇでくれよ警察さん…この銃はモデルガンだからよ…」
警察「おふたりとも怪我はありませんか!?」
ご主人様「ああ…大丈夫…」
メイド「いや…あの…あれ???看板は?」
警察「看板?」
メイド「ドッキリ大成功~!的な…」
警察「??いったい何を言ってるのか…」
ご主人様「…え、まさかお前…嘘だろ…?」
ご主人様「ドッキリだと思ってたの???この状況を???」
メイド「………」
メイド「マジなんですか?」
強盗「どうやらアンタにはすべてお見通しのようだな…」
メイド(そりゃこんなありがちな設定じゃね…)
メイド「でも演技はなかなか気合い入ってましたよ。次はもっとうまくやれるといいですね」
ご主人様「ダメだろ次やらせちゃ!」
強盗「いや、俺はアンタみたいな何事にも動じない鋼のメンタルにはなれねぇ…」
メイド「ま、ご主人様に鍛えられてますからね」
ご主人様「は?」
メイド「…さ、そろそろ出てきてもいいんじゃないですか?」
強盗「そうだな…堪忍するよ…もうすぐそこにいるみたいだしな」
ウィーン
警察「警察だ!そこを動くな!」
メイド「へ?」
警察「犯人発見!確保ーっ!」バタバタバタ
メイド「???」
ご主人様「よかった…ちゃんと行員が警察呼んでたのか!」
強盗「そ、そんなに強く抑えねぇでくれよ警察さん…この銃はモデルガンだからよ…」
警察「おふたりとも怪我はありませんか!?」
ご主人様「ああ…大丈夫…」
メイド「いや…あの…あれ???看板は?」
警察「看板?」
メイド「ドッキリ大成功~!的な…」
警察「??いったい何を言ってるのか…」
ご主人様「…え、まさかお前…嘘だろ…?」
ご主人様「ドッキリだと思ってたの???この状況を???」
メイド「………」
メイド「マジなんですか?」
101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:54:42.93 :HoFqMTTZo
警察「えーと、君は、犯人を止めようとしていたわけではなく、この状況をドッキリだと勘違いして、そもそも犯人を犯人として認識していなかった…」
警察「そういうことでいいんだね?」
メイド「いやぁ…いわゆる仕掛け人だと思ったんですよ…」
警察「君ねぇ…結果的に銃が偽物だったからよかったけど、もし犯人が君の言動に刺激されて発砲なんてしてたら、今頃とんでもないことになってたよ」
メイド「はい…おっしゃる通りです…」
ご主人様「ほんとすんませんした!よく言い聞かせておきますので!」
警察「いやぁまぁ、無事でよかったけどねぇ…」
警察「えーと、君は、犯人を止めようとしていたわけではなく、この状況をドッキリだと勘違いして、そもそも犯人を犯人として認識していなかった…」
警察「そういうことでいいんだね?」
メイド「いやぁ…いわゆる仕掛け人だと思ったんですよ…」
警察「君ねぇ…結果的に銃が偽物だったからよかったけど、もし犯人が君の言動に刺激されて発砲なんてしてたら、今頃とんでもないことになってたよ」
メイド「はい…おっしゃる通りです…」
ご主人様「ほんとすんませんした!よく言い聞かせておきますので!」
警察「いやぁまぁ、無事でよかったけどねぇ…」
102:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:55:40.57 :HoFqMTTZo
メイド「……」トボトボ
ご主人様「あのなぁ、言いたいことはいろいろあるけどな、まずお前、俺に謝れ」
メイド「はい…ご主人様のヘタなドッキリだと思い込んですみません」
ご主人様「マジで心臓バクバクだったんだからな!」
メイド「へへ…あれがガチならそりゃー焦りますよね」
ご主人様「へへ、じゃねぇわ!」スパーン
メイド「………」ジワッ
メイド「あ、あれ?」ボロボロ
ご主人様「な、なんで泣く!?」ギョッ
メイド「安心したら急に…ご、ご主人様が無事でよかった~!殺されるかと思いましたよ~!」
ご主人様「それ騙されたやつのリアクションだろ!!」
メイド「…あれ、そういえばなんで私も銀行に来たんでしたっけ」
ご主人様「このあと買い物行くんだろ?」
メイド「あ!タイムセールは!!」バッ
PM5:30
メイド「あああああダメだ!とてもじゃないけど間に合わない!」
ご主人様「ばーか、今日は俺もいるんだから、金なんて気にしねぇで好きなもん買えよ」
メイド「……え、いいんですか!」
ご主人様「…まぁ、結果的に、お前のおかげであの銀行は金盗られなくて済んだわけで」
ご主人様「あそこの金庫には俺の金もたっぷりあるはずだからな!」
メイド(銀行の金庫ってあんまり入ってないって聞いたけどな~…)
おわり
メイド「……」トボトボ
ご主人様「あのなぁ、言いたいことはいろいろあるけどな、まずお前、俺に謝れ」
メイド「はい…ご主人様のヘタなドッキリだと思い込んですみません」
ご主人様「マジで心臓バクバクだったんだからな!」
メイド「へへ…あれがガチならそりゃー焦りますよね」
ご主人様「へへ、じゃねぇわ!」スパーン
メイド「………」ジワッ
メイド「あ、あれ?」ボロボロ
ご主人様「な、なんで泣く!?」ギョッ
メイド「安心したら急に…ご、ご主人様が無事でよかった~!殺されるかと思いましたよ~!」
ご主人様「それ騙されたやつのリアクションだろ!!」
メイド「…あれ、そういえばなんで私も銀行に来たんでしたっけ」
ご主人様「このあと買い物行くんだろ?」
メイド「あ!タイムセールは!!」バッ
PM5:30
メイド「あああああダメだ!とてもじゃないけど間に合わない!」
ご主人様「ばーか、今日は俺もいるんだから、金なんて気にしねぇで好きなもん買えよ」
メイド「……え、いいんですか!」
ご主人様「…まぁ、結果的に、お前のおかげであの銀行は金盗られなくて済んだわけで」
ご主人様「あそこの金庫には俺の金もたっぷりあるはずだからな!」
メイド(銀行の金庫ってあんまり入ってないって聞いたけどな~…)
おわり
103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/26(日) 10:46:06.24 :LwhCYcO6o
乙
乙
104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/05/29(水) 02:44:25.05 :2LSQgmpB0
主人の命を狙うメイドもいいがこういうのもいいな
主人の命を狙うメイドもいいがこういうのもいいな
105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 00:45:03.26 :KjJi+viHo
メイド「ご、ご主人様…大変なことになりました」
ご主人様「どうした?」
メイド「掃除してたら…エプロンがやぶれちゃって…」ボロッ
ご主人様「どんだけ無理な体勢で掃除してたんだよ」
メイド「寝るときと外出るとき以外はずーーーっと着っぱなしだったので、多少傷んでたのかもしれません」
ご主人様「うーん…代わり用意してないからな…もうエプロンなしでいいか!」
メイド「それって大丈夫なんです?」
ご主人様「大丈夫って…?ないと支障あるか?平気だろ?」
メイド「支障というか、メイドとしてのアイデンティティがなくなってしまうよーな気がして」
ご主人様「…変わんねぇよ!なにがアイデンティティだ!一丁前に」
メイド「ま、そうですよね!エプロンがないくらいでね…」
メイド「……」ゴシゴシ
ご主人様(とは言ったものの、確かにエプロンつけてないだけでメイドっぽさが大幅に薄れたような気がする)
メイド「…なに見てるんです?」
ご主人様「なんかその格好だと、ピアノの発表会みたいだな」
メイド(ピアノの発表会見たことないからどう反応したらいいのか分からない…)
ご主人様「メイド服そのまんま着てるよりもコスプレするんだよな」
メイド「でも買い物とかで外に出るときはいつもこの格好ですよ。ちょっとシックなワンピースに見えるでしょう?」
ご主人様「いやシックっていうかゴシックだよ。お前たぶん街ゆく人に変なやつだと思われてるぞ」
メイド「…家の中とはいえ常にメイド服着てる時点でたいがい変だと思いますよ」
ご主人様「バカだな…メイド服は男のロマンなんだぞ」
メイド「そのロマンを実践するのがおかしいんですってば。別にお客さんお迎えするわけじゃないんだし、どんな格好でもいいはずでしょう?」
ご主人様「お前もしかして、そのメイド服…嫌々着てる?」
メイド「……!」
メイド「嫌々…ってことはないですけど…正直たまーに、なんでこんな格好してるんだろうって我に帰る瞬間はあります…」
ご主人様「…そうか…そうだったのか…そりゃそうだよな」
メイド「ご、ご主人様…大変なことになりました」
ご主人様「どうした?」
メイド「掃除してたら…エプロンがやぶれちゃって…」ボロッ
ご主人様「どんだけ無理な体勢で掃除してたんだよ」
メイド「寝るときと外出るとき以外はずーーーっと着っぱなしだったので、多少傷んでたのかもしれません」
ご主人様「うーん…代わり用意してないからな…もうエプロンなしでいいか!」
メイド「それって大丈夫なんです?」
ご主人様「大丈夫って…?ないと支障あるか?平気だろ?」
メイド「支障というか、メイドとしてのアイデンティティがなくなってしまうよーな気がして」
ご主人様「…変わんねぇよ!なにがアイデンティティだ!一丁前に」
メイド「ま、そうですよね!エプロンがないくらいでね…」
メイド「……」ゴシゴシ
ご主人様(とは言ったものの、確かにエプロンつけてないだけでメイドっぽさが大幅に薄れたような気がする)
メイド「…なに見てるんです?」
ご主人様「なんかその格好だと、ピアノの発表会みたいだな」
メイド(ピアノの発表会見たことないからどう反応したらいいのか分からない…)
ご主人様「メイド服そのまんま着てるよりもコスプレするんだよな」
メイド「でも買い物とかで外に出るときはいつもこの格好ですよ。ちょっとシックなワンピースに見えるでしょう?」
ご主人様「いやシックっていうかゴシックだよ。お前たぶん街ゆく人に変なやつだと思われてるぞ」
メイド「…家の中とはいえ常にメイド服着てる時点でたいがい変だと思いますよ」
ご主人様「バカだな…メイド服は男のロマンなんだぞ」
メイド「そのロマンを実践するのがおかしいんですってば。別にお客さんお迎えするわけじゃないんだし、どんな格好でもいいはずでしょう?」
ご主人様「お前もしかして、そのメイド服…嫌々着てる?」
メイド「……!」
メイド「嫌々…ってことはないですけど…正直たまーに、なんでこんな格好してるんだろうって我に帰る瞬間はあります…」
ご主人様「…そうか…そうだったのか…そりゃそうだよな」
106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 00:51:02.69 :KjJi+viHo
ご主人様(やることはきっちりやってるんだし、無理にメイド服着せる必要ももうないか…よし)
ご主人様「分かった!いい機会だし思い切ってメイド服は卒業ってことで…」
メイド「でも…」
ご主人様「…ん?」
メイド「今、エプロンつけてない自分に、すっごく違和感があるんですよ。なんか落ち着かないっていうか…」
メイド「たぶん私、ご主人様と一緒にいるうちに、変なところが移っちゃったんでしょうね」
ご主人様「……」
メイド「だから責任取って、新しいエプロン買ってくださいよ!」
ご主人様「…責任ってお前なぁ……ま、今回ばかりはしょうがねぇ。買ってやるよ!」
メイド「今度はもっと生地のちゃんとしたやつにしてくださいね。あんな安っぽいのじゃなくて!」
ご主人様「や…安っぽいだと!?そんなはずは…!」
メイド「だってしょせんはコスプレ用でしょう?年中着ることなんか想定してないだろうし…そりゃー糸も解れるし穴だって空きますよ」
メイド「そうだ!こうなったらもう職人さんに作ってもらおう!オートクチュールって言うんですか?いくらかかるか知らないけど、どうせご主人様が出してくれるんだし高級素材ふんだんに使って…」ブツブツ
ご主人様「…てめぇ、調子乗ってんなぁ!?」
ご主人様「よし!じゃあこれからは『メイド服風ビキニ』着て仕事しな!結構きわどいやつ!そしたら大事なところがこんにちはしないように大事に着るだろ!!」
メイド「なっ!?それじゃ私、変を通り越してただの変態じゃないですか!!」
ご主人様「いいじゃん変態メイド!もちろん買い物するときもそのまんまな!」ケタケタ
メイド「絶っっっ対イヤですよ!普通のでいいです!」
ご主人様「…普通の『で』?まだ立場が分かってねぇようだな?」
メイド「……普通の『が』いい!です!間違えました!お願いします!!ビキニだけはどうかご勘弁を!!!!」
ご主人様「分かればよろしい」
その後
ご主人様(うげー本格的なのってこんなに値段するのかー…)カチカチ
ご主人様(やることはきっちりやってるんだし、無理にメイド服着せる必要ももうないか…よし)
ご主人様「分かった!いい機会だし思い切ってメイド服は卒業ってことで…」
メイド「でも…」
ご主人様「…ん?」
メイド「今、エプロンつけてない自分に、すっごく違和感があるんですよ。なんか落ち着かないっていうか…」
メイド「たぶん私、ご主人様と一緒にいるうちに、変なところが移っちゃったんでしょうね」
ご主人様「……」
メイド「だから責任取って、新しいエプロン買ってくださいよ!」
ご主人様「…責任ってお前なぁ……ま、今回ばかりはしょうがねぇ。買ってやるよ!」
メイド「今度はもっと生地のちゃんとしたやつにしてくださいね。あんな安っぽいのじゃなくて!」
ご主人様「や…安っぽいだと!?そんなはずは…!」
メイド「だってしょせんはコスプレ用でしょう?年中着ることなんか想定してないだろうし…そりゃー糸も解れるし穴だって空きますよ」
メイド「そうだ!こうなったらもう職人さんに作ってもらおう!オートクチュールって言うんですか?いくらかかるか知らないけど、どうせご主人様が出してくれるんだし高級素材ふんだんに使って…」ブツブツ
ご主人様「…てめぇ、調子乗ってんなぁ!?」
ご主人様「よし!じゃあこれからは『メイド服風ビキニ』着て仕事しな!結構きわどいやつ!そしたら大事なところがこんにちはしないように大事に着るだろ!!」
メイド「なっ!?それじゃ私、変を通り越してただの変態じゃないですか!!」
ご主人様「いいじゃん変態メイド!もちろん買い物するときもそのまんまな!」ケタケタ
メイド「絶っっっ対イヤですよ!普通のでいいです!」
ご主人様「…普通の『で』?まだ立場が分かってねぇようだな?」
メイド「……普通の『が』いい!です!間違えました!お願いします!!ビキニだけはどうかご勘弁を!!!!」
ご主人様「分かればよろしい」
その後
ご主人様(うげー本格的なのってこんなに値段するのかー…)カチカチ
107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 00:54:09.67 :KjJi+viHo
また更新空いてしまってすみません
明日はチュー編です
また更新空いてしまってすみません
明日はチュー編です
108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 05:27:18.94 :UOXLuF5Fo
乙
乙
109:ちゅー編①:2019/06/14(金) 23:01:13.14 :KjJi+viHo
メイド「うぎゃー!!!」
ご主人様「!?な、なんだぁ?」
メイド「ちゅ…ちゅ…ちゅー!!!はひぇーーー!!!」
ご主人様「おいどうした!なにチューチュー騒いでんだ」
メイド「て、テレビでぇ…いきなり…ちゅ…注射のシーンが!!」
ご主人様「は…?それと今叫んでたのとなんの関係が?」
メイド「私!!注射!!!怖いんですよ!!!!!」
ご主人様「声がでけぇわ!」バシッ
メイド「だ、だってぇ…」
ご主人様「注射が怖いだぁ?そんなもん好きなやつのほうが珍しいだろ。痛いしな」
メイド「痛いのは別にいいんですよ。我慢できます。でも、でも…でも…」
メイド「どうしても、肌に刺さってるところを直視できないんです!ドラマとかでも無理!」
ご主人様「そりゃあれか?先端恐怖症ってやつか?」
メイド「違いますよ。画鋲とかは平気ですし…そんな大袈裟なものではないです」
ご主人様「悲鳴あげるほどビビってる時点で相当大袈裟だと思うが…」
メイド「注射以外にも、ピアスが怖いです。タトゥーも怖い。たぶん、体に針を刺すとか通すとかそういう行為全般が無理なんですよ…」
ご主人様「なるほど…まぁ分からなくもないが…」
メイド「あ、でも鍼治療はやってみたいなぁ」
ご主人様「こいつはどうだ?」ゴソゴソ
メイド「?ご主人様、なにしてるんです?」
ご主人様「爪楊枝」シャキーン
メイド「は?」
ご主人様「これでつんつんされるのも怖いのか?」ジリジリ
メイド「ちょっ…!!なにしてるんですか!!ほんと無理なんですって!!!」
ご主人様「ぐへへ」ジリジリ
メイド「……」フラッ
ご主人様「!?」
メイド「はっ…恐怖のあまり一瞬意識が…」
ご主人様「悪いやりすぎた…確かに重症だな」
メイド「ど、どうしたら克服できますかね…」
ご主人様「克服もなにも…実際に注射打ってるところ見て、大したことないと思い込むしかねーだろ」
メイド「でも私ご覧の通り超健康ですし、病院行く用なんてないですよ」
ご主人様「そういえば俺も、もう長いこと注射なんて打ってない気がする…最後に打ったのはいつだったかな」
メイド「なんか…病気じゃなくても使えて、元々な健康な体がさらにハッピーになれる薬とかないかなぁ」
ご主人様「それはいろいろとまずいだろ…」
メイド「うぎゃー!!!」
ご主人様「!?な、なんだぁ?」
メイド「ちゅ…ちゅ…ちゅー!!!はひぇーーー!!!」
ご主人様「おいどうした!なにチューチュー騒いでんだ」
メイド「て、テレビでぇ…いきなり…ちゅ…注射のシーンが!!」
ご主人様「は…?それと今叫んでたのとなんの関係が?」
メイド「私!!注射!!!怖いんですよ!!!!!」
ご主人様「声がでけぇわ!」バシッ
メイド「だ、だってぇ…」
ご主人様「注射が怖いだぁ?そんなもん好きなやつのほうが珍しいだろ。痛いしな」
メイド「痛いのは別にいいんですよ。我慢できます。でも、でも…でも…」
メイド「どうしても、肌に刺さってるところを直視できないんです!ドラマとかでも無理!」
ご主人様「そりゃあれか?先端恐怖症ってやつか?」
メイド「違いますよ。画鋲とかは平気ですし…そんな大袈裟なものではないです」
ご主人様「悲鳴あげるほどビビってる時点で相当大袈裟だと思うが…」
メイド「注射以外にも、ピアスが怖いです。タトゥーも怖い。たぶん、体に針を刺すとか通すとかそういう行為全般が無理なんですよ…」
ご主人様「なるほど…まぁ分からなくもないが…」
メイド「あ、でも鍼治療はやってみたいなぁ」
ご主人様「こいつはどうだ?」ゴソゴソ
メイド「?ご主人様、なにしてるんです?」
ご主人様「爪楊枝」シャキーン
メイド「は?」
ご主人様「これでつんつんされるのも怖いのか?」ジリジリ
メイド「ちょっ…!!なにしてるんですか!!ほんと無理なんですって!!!」
ご主人様「ぐへへ」ジリジリ
メイド「……」フラッ
ご主人様「!?」
メイド「はっ…恐怖のあまり一瞬意識が…」
ご主人様「悪いやりすぎた…確かに重症だな」
メイド「ど、どうしたら克服できますかね…」
ご主人様「克服もなにも…実際に注射打ってるところ見て、大したことないと思い込むしかねーだろ」
メイド「でも私ご覧の通り超健康ですし、病院行く用なんてないですよ」
ご主人様「そういえば俺も、もう長いこと注射なんて打ってない気がする…最後に打ったのはいつだったかな」
メイド「なんか…病気じゃなくても使えて、元々な健康な体がさらにハッピーになれる薬とかないかなぁ」
ご主人様「それはいろいろとまずいだろ…」
110:ちゅー編②:2019/06/14(金) 23:04:03.57 :KjJi+viHo
ある日の夜
ご主人様「おいメイド!起きろ!」
メイド「うーんむにゃむにゃ…もうこれ以上食べられないですよ…」
ご主人様「なんてベタな寝言だ…ほら!起きろって!」ペシペシ
メイド「うぅ…なんですかぁ…まだ真っ暗じゃないですか」
ご主人様「ネズミが出たんだ!!」
メイド「…ねずみ??」
ご主人様「さっき部屋で作業してたら天井のほうからカサカサ聞こえてきてな」
ご主人様「最初は無視してたんだがしばらくしたら…」
『キキキッ』
ご主人様「って鳴ったんだよ!これネズミだろ!?」
メイド「うーん。たしかに怪しいですけど…姿を見せたわけじゃないんでしょう?屋根裏でちょろちょろしてるだけなら別にいーじゃないですか」
ご主人様「よくねぇよ!家にネズミなんかがいるってだけで気分悪いわ!」
メイド「…ていうか作業ってなにを?」
ご主人様「仕事だよ!しれっと聞き出そうとするんじゃねぇよ。契約違反だぞ」
メイド「チッ…」
ご主人様「とにかく来い!」
メイド「ご主人様、ネズミ怖いんです?」
ご主人様「いや怖いとかじゃなくてフツーにキモいだろ」
メイド「キモいかなぁ。よく見たら結構かわいいですよ。瞳がつぶらで」
ご主人様「かわいくねーよネズミなんか!」
メイド「でもご主人様、ピカピー好きじゃないですか」
ご主人様「バカにしてんのか!あれはゲームのキャラだろが!」
メイド「わ、分かってますよ」
ご主人様「そもそもピカピーはネズミポコモンといいつつモチーフはキンクマハムスターなんだぞ。俺はハムスターは好きだ」
メイド(なにその蘊蓄…)
ご主人様「キモいのは見た目だけじゃねぇ。あいつら菌とかいっぱい持ってんだろ?」
メイド「それはたしかに気になりますけど…」
ご主人様「ペストにでもなったらどうする!」
メイド「なるかなぁ…」
ご主人様「俺、虫とかネズミとか汚ねぇの無理なんだよ。あと心が汚いメイドもダメ」
メイド「さーて寝よっと」
ご主人様「待て待て待て!!!冗談だから!!!!」
ある日の夜
ご主人様「おいメイド!起きろ!」
メイド「うーんむにゃむにゃ…もうこれ以上食べられないですよ…」
ご主人様「なんてベタな寝言だ…ほら!起きろって!」ペシペシ
メイド「うぅ…なんですかぁ…まだ真っ暗じゃないですか」
ご主人様「ネズミが出たんだ!!」
メイド「…ねずみ??」
ご主人様「さっき部屋で作業してたら天井のほうからカサカサ聞こえてきてな」
ご主人様「最初は無視してたんだがしばらくしたら…」
『キキキッ』
ご主人様「って鳴ったんだよ!これネズミだろ!?」
メイド「うーん。たしかに怪しいですけど…姿を見せたわけじゃないんでしょう?屋根裏でちょろちょろしてるだけなら別にいーじゃないですか」
ご主人様「よくねぇよ!家にネズミなんかがいるってだけで気分悪いわ!」
メイド「…ていうか作業ってなにを?」
ご主人様「仕事だよ!しれっと聞き出そうとするんじゃねぇよ。契約違反だぞ」
メイド「チッ…」
ご主人様「とにかく来い!」
メイド「ご主人様、ネズミ怖いんです?」
ご主人様「いや怖いとかじゃなくてフツーにキモいだろ」
メイド「キモいかなぁ。よく見たら結構かわいいですよ。瞳がつぶらで」
ご主人様「かわいくねーよネズミなんか!」
メイド「でもご主人様、ピカピー好きじゃないですか」
ご主人様「バカにしてんのか!あれはゲームのキャラだろが!」
メイド「わ、分かってますよ」
ご主人様「そもそもピカピーはネズミポコモンといいつつモチーフはキンクマハムスターなんだぞ。俺はハムスターは好きだ」
メイド(なにその蘊蓄…)
ご主人様「キモいのは見た目だけじゃねぇ。あいつら菌とかいっぱい持ってんだろ?」
メイド「それはたしかに気になりますけど…」
ご主人様「ペストにでもなったらどうする!」
メイド「なるかなぁ…」
ご主人様「俺、虫とかネズミとか汚ねぇの無理なんだよ。あと心が汚いメイドもダメ」
メイド「さーて寝よっと」
ご主人様「待て待て待て!!!冗談だから!!!!」
111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:06:31.05 :KjJi+viHo
ご主人様「俺の部屋からは天井覗けないが、隣のこの部屋からなら入れるはずだ…」
ご主人様「よいしょ」パカッ
ぶわぁっ
メイド「うわー!すごい埃!」
ご主人様「ゲェッホゲッホ!!や、やばい!一旦閉めるからマスク持ってきてくれ!あとライトも」
メイド「はい」
メイド「…持ってきました」スチャ
ご主人様「じゃあ代わってくれ。いきなりネズミ出てきそうで怖い!」
メイド「分かりました……」モゾモゾ
ご主人様(今メイド服着てたら絶対パンツ見えてるな)
メイド「うーん…」スポッ
メイド「埃がひどくてよく分かりませんでしたが、特にネズミらしい姿は…」
ご主人様「そうか…まぁどのくらいの大きさかわかんねぇしな…」
メイド「…たぶん、ご主人様の手のひらと同じくらいか、それより少し大きいくらいだと思いますよ」スッ
ご主人様「!」ピクッ
メイド「そんな今さら、手を触られたくらいで照れなくても!乙女ですか!」
ご主人様「埃だらけのきたねぇ手で触られたからびっくりしたんだよ」
メイド「!?」ガーン
ご主人様「なんで見てないのに大きさが分かるんだ?」
メイド「もしこの屋根裏にネズミがいるとしたら、それはきっとクマネズミですよ。あれはだいたいこれくらいの大きさですから、ウロウロしていたら分かるはず…」
ご主人様「クマネズミ?強そうな名前だな…他になにネズミがいる? 」
メイド「有名なのはハツカネズミとドブネズミですね」
ご主人様「あー知ってる知ってる」
メイド「ハツカネズミはかなり小さいので、狭い家具の隙間などに入り込むことが多いです。一度入り込まれると見つけるのに苦労しそうですが、屋根裏にはあまり居着かないのでおそらく違うと思います。実験用のネズミで『マウス』と呼ぶのは小さなハツカネズミのことです」ペラペラ
メイド「逆にドブネズミはクマネズミ以上に大きいです。水がある場所を好むので床下にいることが多いです。やはり屋根裏にはなかなか現れないでしょうね。実験用のネズミで『ラット』と呼ぶのはドブネズミを改良して作られたやつです」ペラペラ
メイド「そもそもこういう民家に出没するネズミって大半がクマネズミなんですよね」
ご主人様「…なんか妙に詳しいな、おめーオタクか??ひくわ」
メイド「そっちから聞いてきたくせに!…別にオタクではないですけど、いろいろ調べてた時期がありまして」
ご主人様「…なんで?」
メイド「昔住んでた家がボロかったから、よくネズミが出たんですよ。捕まえなきゃいけない→そのためにはまず敵を知る必要がある→図書館でネズミの本を読む…という感じで」
ご主人様「捕まえて…食ってたのか!?貴重な食料として!?」
メイド「さすがに食べませんよ」
ご主人様「俺の部屋からは天井覗けないが、隣のこの部屋からなら入れるはずだ…」
ご主人様「よいしょ」パカッ
ぶわぁっ
メイド「うわー!すごい埃!」
ご主人様「ゲェッホゲッホ!!や、やばい!一旦閉めるからマスク持ってきてくれ!あとライトも」
メイド「はい」
メイド「…持ってきました」スチャ
ご主人様「じゃあ代わってくれ。いきなりネズミ出てきそうで怖い!」
メイド「分かりました……」モゾモゾ
ご主人様(今メイド服着てたら絶対パンツ見えてるな)
メイド「うーん…」スポッ
メイド「埃がひどくてよく分かりませんでしたが、特にネズミらしい姿は…」
ご主人様「そうか…まぁどのくらいの大きさかわかんねぇしな…」
メイド「…たぶん、ご主人様の手のひらと同じくらいか、それより少し大きいくらいだと思いますよ」スッ
ご主人様「!」ピクッ
メイド「そんな今さら、手を触られたくらいで照れなくても!乙女ですか!」
ご主人様「埃だらけのきたねぇ手で触られたからびっくりしたんだよ」
メイド「!?」ガーン
ご主人様「なんで見てないのに大きさが分かるんだ?」
メイド「もしこの屋根裏にネズミがいるとしたら、それはきっとクマネズミですよ。あれはだいたいこれくらいの大きさですから、ウロウロしていたら分かるはず…」
ご主人様「クマネズミ?強そうな名前だな…他になにネズミがいる? 」
メイド「有名なのはハツカネズミとドブネズミですね」
ご主人様「あー知ってる知ってる」
メイド「ハツカネズミはかなり小さいので、狭い家具の隙間などに入り込むことが多いです。一度入り込まれると見つけるのに苦労しそうですが、屋根裏にはあまり居着かないのでおそらく違うと思います。実験用のネズミで『マウス』と呼ぶのは小さなハツカネズミのことです」ペラペラ
メイド「逆にドブネズミはクマネズミ以上に大きいです。水がある場所を好むので床下にいることが多いです。やはり屋根裏にはなかなか現れないでしょうね。実験用のネズミで『ラット』と呼ぶのはドブネズミを改良して作られたやつです」ペラペラ
メイド「そもそもこういう民家に出没するネズミって大半がクマネズミなんですよね」
ご主人様「…なんか妙に詳しいな、おめーオタクか??ひくわ」
メイド「そっちから聞いてきたくせに!…別にオタクではないですけど、いろいろ調べてた時期がありまして」
ご主人様「…なんで?」
メイド「昔住んでた家がボロかったから、よくネズミが出たんですよ。捕まえなきゃいけない→そのためにはまず敵を知る必要がある→図書館でネズミの本を読む…という感じで」
ご主人様「捕まえて…食ってたのか!?貴重な食料として!?」
メイド「さすがに食べませんよ」
112:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:09:36.99 :KjJi+viHo
メイド「ついでにもうひとつ教えておきますと、クマネズミの中にはスーパーラットという優れた個体が存在するそうです」
ご主人様「スーパーラットぉ?なにがスーパーなんだ」
メイド「一見同じネズミでも、生き物ですから当然個体差がありますよね。たとえば罠に気づかずすぐに捕まってしまうおバカなネズミと、罠を罠と理解し警戒できる賢いネズミがいたとして…」
ご主人様「ネズミにバカとか賢いとかあんの?」
メイド「ありますよ!奴らの知能をナメちゃいけませんよ…」
メイド「で、その賢いほうのネズミが子供を産むと、その中に親から賢さを受け継いだのが出てきます」
ご主人様「遺伝か」
メイド「その賢い子供が、もし別の賢い個体と子供を産んだら、その子はさらに賢いネズミになるかもしれませんよね。ネズミの繁殖ペースはご存知のようにとても早いので…」
ご主人様「なるほど…繰り返すほどに賢いやつが誕生していくわけだ」
メイド「そう。そいつらがスーパーラットです」
ご主人様「へー…でもしょせんネズミだろ?」
メイド「だからそーやって侮ってはいけないんですって。知能に限らず、運動能力とか毒エサへの耐性とかで驚くほど優秀なのがいるそうですから…」
ご主人様「じゃあもしかしたら、おまえよりネズミのほうが優秀かもな」
メイド「寝ます」
ご主人様「だから冗談だよ!!」
メイド「さて、目視はできませんでしたが…一応『いるかもしれない』と仮定して、罠を仕掛けましょうか」
ご主人様「おっ!罠といえば…バチン!って挟むタイプのネズミ捕りだよな。粘着シートもあるか。スーパーラットも殺せる猛毒エサとか!?せっかくだし全部買おう!」
メイド「なにが全部ですか、バカなこと言わないでください!ひとつも買いません。家にあるもので作ります」
ご主人様「自作かよ!?」
メイド「そうです、Do It Yourself!ってやつですよ!わざわざ罠を買ったって、結局ネズミいませんでしたじゃお金の無駄になるでしょう?」
ご主人様「…それはネズミどもを子々孫々に至るまで根絶やしにできるような罠なのか?」
メイド「それはちょっと期待しすぎです。既製品でもそこまではたぶん無理ですよ。とりあえず、今から言うものを用意してもらえますか」
ご主人様「え、俺が?」
メイド「そうですよ。私はここで屋根裏見張ってますから。さぁ早く!」
ご主人様(くっ、こいつに知識でマウントを取られ、上から指示を出される日が来るなんて)
メイド「ついでにもうひとつ教えておきますと、クマネズミの中にはスーパーラットという優れた個体が存在するそうです」
ご主人様「スーパーラットぉ?なにがスーパーなんだ」
メイド「一見同じネズミでも、生き物ですから当然個体差がありますよね。たとえば罠に気づかずすぐに捕まってしまうおバカなネズミと、罠を罠と理解し警戒できる賢いネズミがいたとして…」
ご主人様「ネズミにバカとか賢いとかあんの?」
メイド「ありますよ!奴らの知能をナメちゃいけませんよ…」
メイド「で、その賢いほうのネズミが子供を産むと、その中に親から賢さを受け継いだのが出てきます」
ご主人様「遺伝か」
メイド「その賢い子供が、もし別の賢い個体と子供を産んだら、その子はさらに賢いネズミになるかもしれませんよね。ネズミの繁殖ペースはご存知のようにとても早いので…」
ご主人様「なるほど…繰り返すほどに賢いやつが誕生していくわけだ」
メイド「そう。そいつらがスーパーラットです」
ご主人様「へー…でもしょせんネズミだろ?」
メイド「だからそーやって侮ってはいけないんですって。知能に限らず、運動能力とか毒エサへの耐性とかで驚くほど優秀なのがいるそうですから…」
ご主人様「じゃあもしかしたら、おまえよりネズミのほうが優秀かもな」
メイド「寝ます」
ご主人様「だから冗談だよ!!」
メイド「さて、目視はできませんでしたが…一応『いるかもしれない』と仮定して、罠を仕掛けましょうか」
ご主人様「おっ!罠といえば…バチン!って挟むタイプのネズミ捕りだよな。粘着シートもあるか。スーパーラットも殺せる猛毒エサとか!?せっかくだし全部買おう!」
メイド「なにが全部ですか、バカなこと言わないでください!ひとつも買いません。家にあるもので作ります」
ご主人様「自作かよ!?」
メイド「そうです、Do It Yourself!ってやつですよ!わざわざ罠を買ったって、結局ネズミいませんでしたじゃお金の無駄になるでしょう?」
ご主人様「…それはネズミどもを子々孫々に至るまで根絶やしにできるような罠なのか?」
メイド「それはちょっと期待しすぎです。既製品でもそこまではたぶん無理ですよ。とりあえず、今から言うものを用意してもらえますか」
ご主人様「え、俺が?」
メイド「そうですよ。私はここで屋根裏見張ってますから。さぁ早く!」
ご主人様(くっ、こいつに知識でマウントを取られ、上から指示を出される日が来るなんて)
113:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:11:48.31 :KjJi+viHo
ご主人様「持ってきたぞ!まずは水を半分くらい入れたバケツに、空のペットボトルだろ、細長いものってのは…竹ひごでいいよな?」
ご主人様「錐…はなかったからドライバー。あとガムテ。食パン、魚肉ソーセージ、バター。これ餌?チーズじゃなくていいのか?」
メイド「ありがとうございます。別にネズミはチーズしか食べないわけじゃないですよ。なんだって食べますよ」
メイド「あ、ちゃんと軍手してます?人間の匂いがついたものは避けられるかもしれませんからね」
ご主人様「してるよちゃんと。お前の分も持ってきた」
メイド「…では作り方を説明しましょう。最初に言っときますがわりと簡単です」
ご主人様「ふむ」
メイド「まず、ペットボトルの蓋と底、それぞれ中央にドライバーを使って、竹ひごが余裕で通るくらいの大きさの穴を開けます。ほんとは錐があれば楽なんですけどねー」
メイド「で、…竹ひごを、ペットボトルの穴に通します…長さが足りなければ2本をガムテープでつないで延長するか、なんだったら丈夫な紐とかで代用した方が早いかも」
メイド「そしたらバケツの縁に竹ひごの両端を乗せて、橋のようにかかってる状態にします。竹ひごは動かないようにガムテで固定しましょう」
ご主人様「ふむふむ」
メイド「あとはペットボトルの表面…できれば中央あたりにガムテをペタペタ貼って、そこに食パンとソーセージをちぎってくっつけるだけです。バターはそれ以外のところにテキトーに塗っておいてください」
ご主人様「…それだけ?これどういう罠なんだ?」
メイド「まず、ネズミがエサの匂いにつられてやってきますよね。ネズミはエサを取るためにペットボトルに乗るわけですが」
メイド「竹ひごを通しただけのペットボトルはゆるゆるですから、重さがかかった瞬間に、くるっと回転しちゃうわけです」
ご主人様「あー、それで乗ってるネズミは振り落とされると」
メイド「そう。で下の水にドボン。この高さを登る方法はありませんから、あとは溺れ死ぬか餓死するかのどちらかです」
ご主人様「たまんねーなそりゃ。でもよ、ネズミが落ちる寸前にペットボトルにしがみついたりしねぇのか?」
メイド「ネズミの小さな手でツルツルしたペットボトルを掴むのは無理でしょうね」
ご主人様「…そもそも、ネズミはどうやってこのペットボトルのところまでたどり着くんだ?バケツは内からも外からも登れないだろ」
メイド「あっ…それは素で忘れてました。バケツの縁まで登っていくための道を作っておかないといけませんでしたね…」
メイド「ダンボールを適当な長さに切って、バケツの縁から滑り台みたいにかけておけば、ネズミが登ってくれるはずです」
ご主人様「ふーん…なるほどね」
ご主人様「持ってきたぞ!まずは水を半分くらい入れたバケツに、空のペットボトルだろ、細長いものってのは…竹ひごでいいよな?」
ご主人様「錐…はなかったからドライバー。あとガムテ。食パン、魚肉ソーセージ、バター。これ餌?チーズじゃなくていいのか?」
メイド「ありがとうございます。別にネズミはチーズしか食べないわけじゃないですよ。なんだって食べますよ」
メイド「あ、ちゃんと軍手してます?人間の匂いがついたものは避けられるかもしれませんからね」
ご主人様「してるよちゃんと。お前の分も持ってきた」
メイド「…では作り方を説明しましょう。最初に言っときますがわりと簡単です」
ご主人様「ふむ」
メイド「まず、ペットボトルの蓋と底、それぞれ中央にドライバーを使って、竹ひごが余裕で通るくらいの大きさの穴を開けます。ほんとは錐があれば楽なんですけどねー」
メイド「で、…竹ひごを、ペットボトルの穴に通します…長さが足りなければ2本をガムテープでつないで延長するか、なんだったら丈夫な紐とかで代用した方が早いかも」
メイド「そしたらバケツの縁に竹ひごの両端を乗せて、橋のようにかかってる状態にします。竹ひごは動かないようにガムテで固定しましょう」
ご主人様「ふむふむ」
メイド「あとはペットボトルの表面…できれば中央あたりにガムテをペタペタ貼って、そこに食パンとソーセージをちぎってくっつけるだけです。バターはそれ以外のところにテキトーに塗っておいてください」
ご主人様「…それだけ?これどういう罠なんだ?」
メイド「まず、ネズミがエサの匂いにつられてやってきますよね。ネズミはエサを取るためにペットボトルに乗るわけですが」
メイド「竹ひごを通しただけのペットボトルはゆるゆるですから、重さがかかった瞬間に、くるっと回転しちゃうわけです」
ご主人様「あー、それで乗ってるネズミは振り落とされると」
メイド「そう。で下の水にドボン。この高さを登る方法はありませんから、あとは溺れ死ぬか餓死するかのどちらかです」
ご主人様「たまんねーなそりゃ。でもよ、ネズミが落ちる寸前にペットボトルにしがみついたりしねぇのか?」
メイド「ネズミの小さな手でツルツルしたペットボトルを掴むのは無理でしょうね」
ご主人様「…そもそも、ネズミはどうやってこのペットボトルのところまでたどり着くんだ?バケツは内からも外からも登れないだろ」
メイド「あっ…それは素で忘れてました。バケツの縁まで登っていくための道を作っておかないといけませんでしたね…」
メイド「ダンボールを適当な長さに切って、バケツの縁から滑り台みたいにかけておけば、ネズミが登ってくれるはずです」
ご主人様「ふーん…なるほどね」
114:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:14:44.27 :KjJi+viHo
メイド「どうです?家にあるものだけで作れて、難しい工作はいらない」
メイド「一度の設置で、餌が残ってる限りは何匹でも捕獲できる可能性がある。電気とか使わないから危なくないし、中が水だからネズミの死骸もグロくない。…完璧じゃないですか!?」
ご主人様「たしかに聞いてる分にはいい感じだが、完璧かどうか決めるのは実際に捕獲できてからだろ?」
ご主人様「そう都合よく来るかなぁネズミ」
メイド「どうでしょうねぇ。こればかりはどんな罠だって一緒です。結局はネズミの気分次第。そもそもいると決まったわけでもありませんし」
メイド「まぁこんなの別に、うまくいくまでずーーーっと置いとけばいいんですよ」
ご主人様「…よし、じゃあさっそく作るか!」
メイド「一人でできますよね?やり方は教えましたし…」
ご主人様「だめだ!手伝え」
メイド「えー……」グラグラ
ご主人様「なんだよ…おまえもしかして眠いのか?」
メイド「当たり前でしょう…今何時だと思ってるんです」
ご主人様「えーと……2時…40分…」
メイド「5分で終わらせますよ」
ご主人様「…おう」
てきぱき…
ご主人様「できた。あとはこれを天井裏に置いとくだけだな」
メイド「……はい…」ウトウト
ご主人様「よし名付けて『地獄のプール』だ。頼むぞ~」
ご主人様(でも寝てるときに、ネズミがバシャバシャ泳ぐ音とか聞こえてきたらすげー嫌だなぁ)
メイド「どうです?家にあるものだけで作れて、難しい工作はいらない」
メイド「一度の設置で、餌が残ってる限りは何匹でも捕獲できる可能性がある。電気とか使わないから危なくないし、中が水だからネズミの死骸もグロくない。…完璧じゃないですか!?」
ご主人様「たしかに聞いてる分にはいい感じだが、完璧かどうか決めるのは実際に捕獲できてからだろ?」
ご主人様「そう都合よく来るかなぁネズミ」
メイド「どうでしょうねぇ。こればかりはどんな罠だって一緒です。結局はネズミの気分次第。そもそもいると決まったわけでもありませんし」
メイド「まぁこんなの別に、うまくいくまでずーーーっと置いとけばいいんですよ」
ご主人様「…よし、じゃあさっそく作るか!」
メイド「一人でできますよね?やり方は教えましたし…」
ご主人様「だめだ!手伝え」
メイド「えー……」グラグラ
ご主人様「なんだよ…おまえもしかして眠いのか?」
メイド「当たり前でしょう…今何時だと思ってるんです」
ご主人様「えーと……2時…40分…」
メイド「5分で終わらせますよ」
ご主人様「…おう」
てきぱき…
ご主人様「できた。あとはこれを天井裏に置いとくだけだな」
メイド「……はい…」ウトウト
ご主人様「よし名付けて『地獄のプール』だ。頼むぞ~」
ご主人様(でも寝てるときに、ネズミがバシャバシャ泳ぐ音とか聞こえてきたらすげー嫌だなぁ)
115:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:20:07.92 :KjJi+viHo
翌日
メイド「おはよーございます…」
ご主人様「……」じーっ
メイド「あ、バケツ…どうですか?」
ご主人様「3匹浮いてる」
プカー…
メイド「おおー…まさか一晩で3匹も捕まるとは。ていうかほんとにいたんですね」
ご主人様「これはクマネズミか?」
メイド「…そうですね。この大きさなら間違いないと思いますよ」
ご主人様「……」
メイド「ど、どうしたんです?ネズミ捕まってよかったじゃないですか」
ご主人様「虚しい…」
メイド「はい…?」
ご主人様「こんな小動物をいたぶるなんて人間のすることじゃねぇよ」
メイド「…?…????」
ご主人様「こいつら3匹仲良く、美味しそうな匂いに惹かれてやってきただろうに…脱出不可能の水中にドボン。必死でもがいたんだろうな…」
メイド「いや…いやいやいやいや…ご主人様、キモいキモいって散々言ってたじゃないですか」
ご主人様「どこがキモいんだ。よく見ろよ。こんなにつぶらな瞳の可愛い生き物が他にいるか?」
メイド「それ私も言った覚えが…」
ご主人様「でもこいつらはもう動かない。かわいそうに。生きたまま捕まえる罠がよかったな。そんでどっかに離してやればよかった」
メイド「えー……」
ご主人様「…殺しちまったものはしょうがない。こいつらは丁寧に埋葬してやろう。それが俺にできるせめてもの償いだ」
メイド「あの…そんなに落ち込まなくてもよくないですか?」
ご主人様「俺はな…ダメなんだ…こういういたいけな生物をいじめることができないんだ…根っからの善人だからな」
メイド「は?私のことはいじめるのに?」
ご主人様「今日はやめよう…そういういがみ合いは」
メイド(えー…なにこの…悪いことしたみたいな空気。言われた通りにやっただけなのに)
メイド(しかし…ご主人様にこんなナイーブな面があるとは意外でしたね…見直したというか…らしくないというか…)
翌日
メイド「おはよーございます…」
ご主人様「……」じーっ
メイド「あ、バケツ…どうですか?」
ご主人様「3匹浮いてる」
プカー…
メイド「おおー…まさか一晩で3匹も捕まるとは。ていうかほんとにいたんですね」
ご主人様「これはクマネズミか?」
メイド「…そうですね。この大きさなら間違いないと思いますよ」
ご主人様「……」
メイド「ど、どうしたんです?ネズミ捕まってよかったじゃないですか」
ご主人様「虚しい…」
メイド「はい…?」
ご主人様「こんな小動物をいたぶるなんて人間のすることじゃねぇよ」
メイド「…?…????」
ご主人様「こいつら3匹仲良く、美味しそうな匂いに惹かれてやってきただろうに…脱出不可能の水中にドボン。必死でもがいたんだろうな…」
メイド「いや…いやいやいやいや…ご主人様、キモいキモいって散々言ってたじゃないですか」
ご主人様「どこがキモいんだ。よく見ろよ。こんなにつぶらな瞳の可愛い生き物が他にいるか?」
メイド「それ私も言った覚えが…」
ご主人様「でもこいつらはもう動かない。かわいそうに。生きたまま捕まえる罠がよかったな。そんでどっかに離してやればよかった」
メイド「えー……」
ご主人様「…殺しちまったものはしょうがない。こいつらは丁寧に埋葬してやろう。それが俺にできるせめてもの償いだ」
メイド「あの…そんなに落ち込まなくてもよくないですか?」
ご主人様「俺はな…ダメなんだ…こういういたいけな生物をいじめることができないんだ…根っからの善人だからな」
メイド「は?私のことはいじめるのに?」
ご主人様「今日はやめよう…そういういがみ合いは」
メイド(えー…なにこの…悪いことしたみたいな空気。言われた通りにやっただけなのに)
メイド(しかし…ご主人様にこんなナイーブな面があるとは意外でしたね…見直したというか…らしくないというか…)
116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:21:48.38 :KjJi+viHo
その日の夜
ご主人様「おいメイド!!!また天井から音がした!」
メイド「そうですか…あの3匹以外にもまだ何匹かいたんでしょうね。生け捕りするなら、今度は空のバケツ設置しましょうか」
ご主人様「はぁ?生け捕り?」
メイド「え?」
ご主人様「ふざけんな、ぬるいこと言ってないでぶっ殺せよ!迷惑してんだぞこっちはよぉ」
メイド「いや…ご主人様?今朝はあんなに悲しんでたじゃないですか…」
ご主人様「知るか。気が変わったんだよ。というかお前の罠は確実性がなくてまどろっこしい!毒ガスでも炊いて全滅させろ!」
メイド「えぇ…こっわ…同一人物とは思えない。ご主人様マジで多重人格なんじゃないですか??」
ご主人様「いいからなんとかしてくれ!早くやれ!今やれ!すぐ殺れ!」バシバシ
メイド「痛たた!分かりましたから!なんでそう感情の振れ幅が大きいかなぁ!?」
メイド(…まぁでも…ご主人様はこうでなきゃって感じもしますけどね…)
このあとめちゃくちゃネズミ捕った。
その日の夜
ご主人様「おいメイド!!!また天井から音がした!」
メイド「そうですか…あの3匹以外にもまだ何匹かいたんでしょうね。生け捕りするなら、今度は空のバケツ設置しましょうか」
ご主人様「はぁ?生け捕り?」
メイド「え?」
ご主人様「ふざけんな、ぬるいこと言ってないでぶっ殺せよ!迷惑してんだぞこっちはよぉ」
メイド「いや…ご主人様?今朝はあんなに悲しんでたじゃないですか…」
ご主人様「知るか。気が変わったんだよ。というかお前の罠は確実性がなくてまどろっこしい!毒ガスでも炊いて全滅させろ!」
メイド「えぇ…こっわ…同一人物とは思えない。ご主人様マジで多重人格なんじゃないですか??」
ご主人様「いいからなんとかしてくれ!早くやれ!今やれ!すぐ殺れ!」バシバシ
メイド「痛たた!分かりましたから!なんでそう感情の振れ幅が大きいかなぁ!?」
メイド(…まぁでも…ご主人様はこうでなきゃって感じもしますけどね…)
このあとめちゃくちゃネズミ捕った。
117:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:25:48.06 :KjJi+viHo
ちゅー編①と②の2本立てでお送りしました
この物語はフィクションですが、ネズミの話は少しノンフィクションです
ちゅー編①と②の2本立てでお送りしました
この物語はフィクションですが、ネズミの話は少しノンフィクションです
118:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/26(水) 00:01:06.32 :5x3iWTrGo
ご主人様「メイドのやつ、今日はやけに帰ってくるのが遅いな…余計なもの買ってんじゃねーだろな」
メイド「ただいま帰りましたよーっと」ガチャ
ご主人様「お、噂をすれば…」
メイド「いいもの買ってきましたよぉ~」ニヤニヤ
ご主人様「…なんだそのでかい袋」
メイド「じゃーん!これです!」バッ
ご主人様「お…スイカじゃねーか」
メイド「はい!しかも大玉!」
ご主人様「本格的に夏らしくなってきたしな…よし食おうぜ。切ってくれ」
メイド「はぁ~やれやれ…『切ってくれ』ですって。分かってないですねぇ」
ご主人様「…どういうことだ?自分で切れってことか?」
メイド「そんなの決まってるでしょう!」
メイド「ス!イ!カ!わ!り!!スイカ割り、ですよ!!」
ご主人様「はぁ!?家で!?バカか!」
メイド「大丈夫ですよ!ゆかが汚れないようにブルーシート買ってきましたから!もちろんスイカぶっ叩く角材も!」
ご主人様「おめーさてはホムセン寄ってて帰り遅くなったな…?」
ご主人様「つーかどんだけ周到に準備したって、フツー家の中でスイカ割りなんてやらねぇよ。アホ」
メイド「…そうですか。そうですよね」
メイド「せっかく立派なお庭があるんですから、太陽の下でやらなきゃ嘘ですよね!」
ご主人様「いや家の中じゃなくて庭ならいいとかそういうこと言ってんじゃねぇって」
メイド「とーもだちーがーでーきーたー、スイカの名産地~♪」
ご主人様「聞けや話」
ご主人様「メイドのやつ、今日はやけに帰ってくるのが遅いな…余計なもの買ってんじゃねーだろな」
メイド「ただいま帰りましたよーっと」ガチャ
ご主人様「お、噂をすれば…」
メイド「いいもの買ってきましたよぉ~」ニヤニヤ
ご主人様「…なんだそのでかい袋」
メイド「じゃーん!これです!」バッ
ご主人様「お…スイカじゃねーか」
メイド「はい!しかも大玉!」
ご主人様「本格的に夏らしくなってきたしな…よし食おうぜ。切ってくれ」
メイド「はぁ~やれやれ…『切ってくれ』ですって。分かってないですねぇ」
ご主人様「…どういうことだ?自分で切れってことか?」
メイド「そんなの決まってるでしょう!」
メイド「ス!イ!カ!わ!り!!スイカ割り、ですよ!!」
ご主人様「はぁ!?家で!?バカか!」
メイド「大丈夫ですよ!ゆかが汚れないようにブルーシート買ってきましたから!もちろんスイカぶっ叩く角材も!」
ご主人様「おめーさてはホムセン寄ってて帰り遅くなったな…?」
ご主人様「つーかどんだけ周到に準備したって、フツー家の中でスイカ割りなんてやらねぇよ。アホ」
メイド「…そうですか。そうですよね」
メイド「せっかく立派なお庭があるんですから、太陽の下でやらなきゃ嘘ですよね!」
ご主人様「いや家の中じゃなくて庭ならいいとかそういうこと言ってんじゃねぇって」
メイド「とーもだちーがーでーきーたー、スイカの名産地~♪」
ご主人様「聞けや話」
119:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/26(水) 00:02:44.59 :5x3iWTrGo
メイド「用意できましたよ」
ご主人様「もう勝手にしろ…割ったスイカは俺にもよこせよ」
メイド「ご主人様はやらないんですか?」
ご主人様「アホか。誰がそんなガキみたいな…」
ご主人様(…いや、ガキの頃もスイカ割りはやったことねぇな。まったくの未体験だ。こんな機会、二度と来ないかもしれん)
ご主人様「しょーがねぇな~」イソイソ
メイド「じゃ今から割りますから、ご主人様は見ててください」
ご主人様「おい!?」
メイド「なにか?」
ご主人様「今のは俺にやらせる流れじゃねぇのかよ」
メイド「いやぁでもスイカ買ったの私ですし…」
ご主人様「俺が渡した金だろ?」
メイド「言い出しっぺは私ですよ」
ご主人様「いーからやらせろや!!」グイッ
メイド「あ!返してくださいよ私の棒!」
ご主人様「おめーのじゃねーよ!名前書いてあんのか!?」
メイド「名前は書いてないですけど……あ!毛虫ついてる!」
ご主人様「うおっマジで!?」パッ
メイド「嘘ですよ!」パシッ
ご主人様「てめっ…!!」
メイド「ターゲット、ロックオーン!」
ご主人様「だめだ!よこせ!やらせろ!俺にやらせろー!」
メイド「でぇrrrrrrりゃああああああ!!!」ブンッ
ドチッッ
ご主人様「!!」
メイド「用意できましたよ」
ご主人様「もう勝手にしろ…割ったスイカは俺にもよこせよ」
メイド「ご主人様はやらないんですか?」
ご主人様「アホか。誰がそんなガキみたいな…」
ご主人様(…いや、ガキの頃もスイカ割りはやったことねぇな。まったくの未体験だ。こんな機会、二度と来ないかもしれん)
ご主人様「しょーがねぇな~」イソイソ
メイド「じゃ今から割りますから、ご主人様は見ててください」
ご主人様「おい!?」
メイド「なにか?」
ご主人様「今のは俺にやらせる流れじゃねぇのかよ」
メイド「いやぁでもスイカ買ったの私ですし…」
ご主人様「俺が渡した金だろ?」
メイド「言い出しっぺは私ですよ」
ご主人様「いーからやらせろや!!」グイッ
メイド「あ!返してくださいよ私の棒!」
ご主人様「おめーのじゃねーよ!名前書いてあんのか!?」
メイド「名前は書いてないですけど……あ!毛虫ついてる!」
ご主人様「うおっマジで!?」パッ
メイド「嘘ですよ!」パシッ
ご主人様「てめっ…!!」
メイド「ターゲット、ロックオーン!」
ご主人様「だめだ!よこせ!やらせろ!俺にやらせろー!」
メイド「でぇrrrrrrりゃああああああ!!!」ブンッ
ドチッッ
ご主人様「!!」
120:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/26(水) 00:05:49.31 :5x3iWTrGo
メイド「…あれ?」
ポロッ
ご主人様「……」
メイド「……」
ご主人様「なんだ?この…中途半端な…」
メイド「割れ…っていうか欠けただけ…おかしいなぁ…」
ご主人様「はいお前の番おわり!つぎ俺な」バッ
メイド「あーずるい!!」
ご主人様「ずるくねぇわ!見てな、こういうのはコツがあるんだよ」
メイド「なんですかコツって」
ご主人様「それは…あの…なんか…こう…とにかく勢いよくドーンだ!!」ブンッ
メイド(ミスれミスれミスれミスれ…)
ボチッ
ご主人様「……」
メイド「ふっ…。なーんだやっぱりご主人様のほうがヘタじゃ…」
バカッ
ご主人様「きた!綺麗に真っ二つ!完璧なスイカ割り!」
メイド「えー!?ちょっ…なんですか今の間!?」
ご主人様「よし食うぞ!」ヒロイヒロイ
メイド「うぅ~悔しい…もっと景気よく割りたかったのにー…」ヒョイ
メイド「あ、でも美味しい」ムシャムシャ
ご主人様「つーかさぁ、スイカ割りって目隠ししてやるもんじゃねぇの?」ムシャムシャ
メイド「…そういえばそうですね。あとグルグル回って…平衡感覚失った状態で…とか…」ムシャムシャ
ご主人様「今度はガチでやろうぜ!」
メイド(やろうぜ!って…最初あんだけバカにしたのに…)
メイド「…あれ?」
ポロッ
ご主人様「……」
メイド「……」
ご主人様「なんだ?この…中途半端な…」
メイド「割れ…っていうか欠けただけ…おかしいなぁ…」
ご主人様「はいお前の番おわり!つぎ俺な」バッ
メイド「あーずるい!!」
ご主人様「ずるくねぇわ!見てな、こういうのはコツがあるんだよ」
メイド「なんですかコツって」
ご主人様「それは…あの…なんか…こう…とにかく勢いよくドーンだ!!」ブンッ
メイド(ミスれミスれミスれミスれ…)
ボチッ
ご主人様「……」
メイド「ふっ…。なーんだやっぱりご主人様のほうがヘタじゃ…」
バカッ
ご主人様「きた!綺麗に真っ二つ!完璧なスイカ割り!」
メイド「えー!?ちょっ…なんですか今の間!?」
ご主人様「よし食うぞ!」ヒロイヒロイ
メイド「うぅ~悔しい…もっと景気よく割りたかったのにー…」ヒョイ
メイド「あ、でも美味しい」ムシャムシャ
ご主人様「つーかさぁ、スイカ割りって目隠ししてやるもんじゃねぇの?」ムシャムシャ
メイド「…そういえばそうですね。あとグルグル回って…平衡感覚失った状態で…とか…」ムシャムシャ
ご主人様「今度はガチでやろうぜ!」
メイド(やろうぜ!って…最初あんだけバカにしたのに…)
121:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/26(水) 00:09:18.48 :5x3iWTrGo
二日後
メイド「あの…ご主人様…」ダラダラ
ご主人様「ど、どうした?」
メイド「これを…」スッ
ご主人様「なんだ…回覧板じゃねぇか」ペラッ
『○月○日○時頃、○○町○○にて、男性が棒状のものを振り回す事例が発生。
付近の住人は、「やらせろよ!」と叫ぶ声や、女性の叫び声を聞いていた。
また、男女間には以前から喧嘩や揉め事が確認されており、痴情のもつれから暴行に発展した恐れがあるとの通報があった。』
ご主人様「……これは…もしや…」
メイド「たぶん、こないだの私たちのことだと思うんですけど…」
ご主人様「………」パタン
ご主人様「…よし、スイカ持って近隣の皆様に謝りに行くぞ」
メイド「はい…」
ご主人様「でも(スイカ割り)やらせろよ!は言った覚えあるけど、女性の叫び声ってのはなんのことだ?」
メイド「でりゃあーって…私が…」
ご主人様「……」ペチッ
メイド「痛っ!」
ご主人様「もう絶っっっ対スイカ割りやらねぇかな」
メイド(やっぱりこういうのは然るべき場所でやらなきゃダメってことですね)
ご主人様「あと、『以前からの喧嘩や揉め事』ってのもなんのことだか…」
メイド「は?なにすっとぼけてんですか?」
ご主人様「あ?やんのかコラ??」
二日後
メイド「あの…ご主人様…」ダラダラ
ご主人様「ど、どうした?」
メイド「これを…」スッ
ご主人様「なんだ…回覧板じゃねぇか」ペラッ
『○月○日○時頃、○○町○○にて、男性が棒状のものを振り回す事例が発生。
付近の住人は、「やらせろよ!」と叫ぶ声や、女性の叫び声を聞いていた。
また、男女間には以前から喧嘩や揉め事が確認されており、痴情のもつれから暴行に発展した恐れがあるとの通報があった。』
ご主人様「……これは…もしや…」
メイド「たぶん、こないだの私たちのことだと思うんですけど…」
ご主人様「………」パタン
ご主人様「…よし、スイカ持って近隣の皆様に謝りに行くぞ」
メイド「はい…」
ご主人様「でも(スイカ割り)やらせろよ!は言った覚えあるけど、女性の叫び声ってのはなんのことだ?」
メイド「でりゃあーって…私が…」
ご主人様「……」ペチッ
メイド「痛っ!」
ご主人様「もう絶っっっ対スイカ割りやらねぇかな」
メイド(やっぱりこういうのは然るべき場所でやらなきゃダメってことですね)
ご主人様「あと、『以前からの喧嘩や揉め事』ってのもなんのことだか…」
メイド「は?なにすっとぼけてんですか?」
ご主人様「あ?やんのかコラ??」
122:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/26(水) 00:11:56.99 :5x3iWTrGo
× 「もう絶っっっ対スイカ割りやらねぇかな」
○ 「もう絶っっっ対スイカ割りやらねぇからな」
× 「もう絶っっっ対スイカ割りやらねぇかな」
○ 「もう絶っっっ対スイカ割りやらねぇからな」