ラスボス戦


勇者「く、くそう…一度退くしかない！！」

魔王「ふん、そんな時代遅れの装備でここまでやってきたのが運のつきだったな」


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魔法使い「勇者君！大丈夫っスか！？私も一緒に行ければよかったんスけど…」

勇者「いや全然大丈夫じゃない！ってかこの王家の鎧？丈夫じゃない！ボロボロだ！！」

魔法使い「まあ、だいぶ年季入ってましたもんね…」

勇者「時代遅れって言われたぞ！！？あんなに苦労して集めたのに」

魔法使い「まあ正直みすぼらしすぎて、私も失笑を禁じえなかったっス」

勇者「なんでそんな事言うの！？」

勇者「見ろ、ちょっと攻撃受けただけなのにＴシャツむき出しになっちまったよ！！」

魔法使い「むしろ、肌着無事なんスね」

勇者「極め付けは聖剣！折れた！！どうすんだよマジで」

魔法使い「まあ、見るからに全盛期の輝きは失われた、死にぞこないの様な剣でしたけどね」



勇者「どうしよ魔法使い、世界滅ぼされちまうからあんま悠長にしてられねえんだけど…」

魔法使い「じゃあ一応禁術なんスけど、装備一式新品を呼び出す魔法があるっス」

勇者「え、禁術は経験上怖いから嫌なんだけど…」

魔法使い「そこは我儘言わないでくださいっス、どうしようもないっス」

魔法使い「はいそこ立って、チャンスは一度きりッス」

勇者「お、おう」