パンツ脱いだ

いいなぁ

エッッッ

男の娘「ただいまー」

猫「にゃー」

男の娘「ほらお金入ったからおやつ買ってきたよ」

猫「にゃっにゃっ」

男の娘「よしよし。怪我の具合はどうかな？」

男の娘「まだ治ってないかー。今月も病院通いだなぁ」

男の娘(ボクがこんな格好するだけでこの子を病院につれていけるんだから、安いもんだよね)

男の娘「もうあれから二ヶ月かぁ」

二ヶ月前


少年「え……そんなにかかるんですか」

獣医「払える？うちもボランティアじゃないからね。それに動物は我々のように保険がきかないからね」

獣医「一度の病気で何十万円もかかるんだよ」

少年「そんな…」

猫「にゃう…」ｸﾞｯﾀﾘ

少年「な、なんとか払います！」

少年「大丈夫だよ。ボクは絶対君のことを見捨てたりしないからね！」

可哀想な男の娘系ね

少年「って言ったけど」

少年「そんなにお金ない…バイト代なんて生活費だけですぐ消えちゃうし」

少年「……はぁ。どうしよう」


ギャルA「でさー会ってみたら全然イケメンじゃないしクソきもいオヤジだったんだけどさー」
ギャルB「まじー？で、デートしたの？」
ギャルA「したよー2時間で5万ももらっちゃった」
ギャルB「いいなーあたしもパパ活しよっかなー」

少年(パパ活……そういうのもあるんだ)

いいぞ

少年(盗み聞きした限りだと、そういうのはネットSNSで募集してるらしい)

少年(…って！何考えてるんだ！だめだめ！)

少年(第一ボク男じゃないか！)

少年(一体どこのだれが男とお金払ってデートしてくれるんだ！)

少年(……でも、デートだけだったら。もしかしたら騙せるかも？)

少年「……」ゴクリ

猫「みゃおう」

少年「ボクがなんとかしてあげるからね」

俺「パパ活したい女の子募集」

俺「はーダイレクトメール送ってくるの写真詐欺加工ブスしかいねぇ」

俺「お？この子はなかなか。顔めっちゃ好みだな」ｼﾞｭﾙﾘ

男の娘『近くだったらお願いします』

俺「ふーん。現役○○生ね。世の中終わってんな」

俺「まぁ、ただのデートだしセーフ」

俺「いいよ。△△駅で待ち合わせな」

バイトして自活ができる年齢の少年ね

少年「うわっ！ほんとに返事きた！」　

少年「ど、どうしよう。いやっ、やるんだ！」

少年「この格好でバレないかな？」

少年「当日はもうちょっと女の子っぽい格好のほうがいいのかな」

少年「一応通販でみてみよう」ポチポチ


少年「お金ないのにスカート買っちゃった…」

少年「でもデートがうまくいけばいっぱいお金もらえるし…大丈夫大丈夫」

俺「そろそろ着いてるかな？」

俺「ま、当日になるとヒヨって来ないガキばっかりだから期待はしてないけど」

男の娘「あ、あの…」

俺「お、来たのか！」

男の娘「こ、こんにちはっ！！」

俺「写真よりかわいいねー」

俺(あれ？でもなんか違和感あるな)

男の娘(バレてない！？バレてないよね！？)ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

俺「じゃあまずはお茶でもしようか」

男の娘「はっ、はい！」

俺「あぁそんな緊張しなくていいよ。パパ活なんだから家族のように親密な感じでよろ」

男の娘「う、うん！わかったよパパ…」

俺(ガチガチに緊張してるなー)

俺(こういうことやるようなクソビッチに全然見えないんだが。初めてか？)

俺(まさか俺、ハメられてる？ちょっと探ってみるか)

パンツ脱いだ

靴下ぬいだ

まだハメてないだろ！いい加減にしろ！

俺「ふーん。キミは猫が好きなんだ」

男の娘「うん、最近学校帰りに怪我した子を拾ってね、飼うことにしたんだ」

俺「へー優しいねぇ」

俺(いろいろ話聞く限り本当に優しくて偉い子なんだが、一体なぜこんなことを？)

俺「それでお金にこまっちゃったの？」

男の娘「うん。ボク貧乏だから」

俺「そっかぁ。大変だなぁ。そりゃ少しは色をつけてデート代渡さないとね」

男の娘「あ、ありがとう！」

俺もこんな子とイチャイチャしたい

俺(ん？いまボクって言わなかったか？俺の聞き間違えか？)　

男の娘「でね、学校ではクラス委員してるんだ、えへへ」　

俺「そっかそっか」

俺(かわいいけど、なんか違和感があるんだよなぁ)

男の娘(バレてなさそーよかったー)

俺「…」じー

男の娘「な、なに？ボクの顔……あっ、えっ、とわたしの顔になにか」

俺(そうか、この子。全く化粧してないんだ)

俺「ナチュラルメイクなんだね」

男の娘「へぇ！？あ、そ、そーなんだ！」

男の娘「お化粧苦手で……えへへ」

俺(おいおいまさかな…)


男子学生A「www」ﾃｸﾃｸ
男子学生B「wwwwww」

男の娘(うわっ、あいつらクラスの…)ササッ

俺「どうした？」

男の娘「あのっ、向こうからクラスメイトがその」

俺「あ、そりゃやばいね。隠れて隠れて」

男の娘「……ふー大丈夫でした♪」

俺「クラスメイトに見つかったらやばいよね」

男の娘「そうですね、バレたら何言われることか。学校いけなくなっちゃいます」

俺「あのジャージ、隣町の□□校って書いてたけど」

男の娘「え……」

俺「たしか、中高一貫の　男子校　だよねあそこ？」

男の娘「……」

男の娘(やっ、やばっ)

男の娘「……」

俺「なぁ？どういうこと？」

俺「俺の知らないうちにあそこ共学になったわけじゃないよなぁ？」

男の娘「……」

俺「あーそー？　ってことは俺だまされてたんだ。美人局よりたちわりーなこりゃ」

男の娘「ご、ごめんなさい！」

男の娘「ボク、男です」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

俺「…ふーん」

いいねぇ

抜けりゃいいんだよ

俺「こんなに可愛いのに男ねぇ」

俺「俺は男とデートして金巻き上げられる所だったのかぁ」

男の娘「ごめんなさい…ごめんなさい」

俺「ほんと信じられないなぁ。こんなにかわいいのに男だなんて」

男の娘「うう…」

俺「まぁでも、デートしたからにはデート代は渡さないとな？」

男の娘「いえ…もう、いいです帰ります…だから許してください」

男の娘のあそこを共学にしてしまえ

俺「そういうわけにもいかんでしょ。俺は君とデートしたし」

俺「君だって、猫ちゃんのためにお金いるんでしょ？あ、もしかしてその話も嘘だった？」

男の娘「本当です！いまも家でお留守番してて…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

俺「あーわかったわかった。泣かないで、俺普通に女の子泣かしてるやつに見えちゃうから」

俺「はい、これ今日のデート代ね」

男の娘「いいんですかボク男なのにお金もらっぢゃって」びええ

俺「そのかわりさぁ……」

パンツ脱いだ

男の娘「はい……」

俺「また今度デートしてよ」

男の娘「え……」

俺「まあ別にただのデートだし、かわいければもうそれでいいかなって」

俺「でも次はもっと女の子らしくしてね。服も俺が用意するから」

俺「それで今回のことはチャラってことで」

男の娘「…は、はい！わかりました」

男の娘「よかった……ボク逮捕されませんよね？」

俺「されないされない」

俺(帰って泣き顔思い出して抜こ)

男の娘「あれから毎週デートしてるなぁ」

ピンポーン

男の娘「はーい」ガチャ

宅配「○○様御本人ですか？」

男の娘「え…あ、はい」

宅配「…？　御本人様で？　あっ失礼しました」

男の娘「そ、そうです…///」


宅配「ありゃしたー」

男の娘(まただぁ……)

男の娘「もーー」

男の娘「この荷物どうせあの人からでしょ」ガサゴソ

男の娘「ほらやっぱり！」

手紙『この服で自撮りしていつも通りSNSにあげるように』

男の娘「うぐぐぐ……調子に乗って」

男の娘「でも逆らえない」ｶｸﾝ

男の娘「……」

パシャ　パシャ

男の娘(やっぱりボクこうしてみると可愛いな)

猫「このあとめちゃくちゃ元気になった」

おい冗談だろ？

よかった

😼「まだ怪我なおらんわー」

諦めるな