おれ「1983年、行政権において違憲状態を解消するため会員の選定を学者による選挙制から、学術団体による推薦、総理大臣の任命制に法改正した」

おれ「このときは、総理大臣の任命は形式的なものだと国会答弁している」

おれ「2004年、学術団体による推薦から、現行の日本学術会議（と連携会員）による推薦に法改正をし」

おれ「このとき、総理大臣は任命を拒否できるようになる」

おれ「2016年に、定年にともなう会員補充に対して安倍総理が難色を示し、3人中2人の任命を拒否し欠員が生じる」

おれ「2017年、改選定員である105人より多めに候補を出してくれと言ったところ、日本学術会議がこれに応じ5人ほど多めに候補を推薦する」

おれ「2018年9月、定年にともなう会員補充に対し、必要人数の2人より多い4人を候補として推薦し、安倍元総理が1人しか任命せず、残りは任命を拒否し欠員が生じる」

おれ「2018年11月、内閣法制局と、日本学術会議法の解釈を確認、そのときに内部文書を作成」

おれ「文書の内容としては」

・総理大臣に日本学術会議の推薦通りに会員を任命する義務があるとまでは言えない

・任命すべき会員を上回る候補者の推薦を求め、その中から任命することも否定されない

・総理大臣は学術会議の人事を通じ、一定の監督権を行使できる

・総理大臣は学術会議に推薦されていない者を会員に任命できない

・総理大臣は学術会議の推薦を十分尊重する必要がある

おれ「2020年、菅総理が改選に伴う任命で、日本学術会議が推薦した105人のうち6人の任命を拒否した」

おれ「政府はこれに対し、2004年の法改正から法の解釈の変更はないとしている」

シャミ子「はい！」

シャミ子「完全にしていませんね！」

おれ「そうだね」

おれ「おれは意味がわからないことが一つある」

シャミ子「なんですか？」

おれ「2017年の改選においても、2018年の補充においても」

おれ「日本学術会議は定員より多い候補を推薦している」

シャミ子「はわ……」

おれ「しかし、現会長である梶田会長は今年の候補を定員きっかりの105人しか出していない」

シャミ子「あ、あれ、あ、これ、おかしい」

🍑「本当だね」

🍑「普通に考えたら、数人でもいいから多めに候補を推薦しておくべきだよね」

🍑「2017年からそうやってきているんだから」

おれ「これは本当になんでだ？」

シャミ子「考えてもわかりませんよ」

おれ「知らなかったですむ問題なんだろうか？」

おれ「こういうとき質疑をするのは野党なんだが」

おれ「おれは逆に梶田先生を証人喚問して、なぜ2017年、2018年のやり方から変えたのか？」

おれ「もし現行のシステムを知らなかったのなら、この組織は誰が監督しているのか？」

おれ「組織のトップである会長が監督しておらず、総理大臣の監督も認めないのであれば、この組織は誰が監督していたのか？」

おれ「逆にききたいんだが」

🍑「ムリだね、マスコミの無敵バリアで梶田会長への攻撃は全て無効化されます」

おれ「歯がゆい」

🍑「それより、総合的、俯瞰的観点の意味を考えようよ」

おれ「え、えー……」

おれ「安全保障のため、国家の平和と国民の安全を守るためでしょ」

🍑「それだと野党に、戦争するためだという言いがかりを与えることになるから」

🍑「きっと、自民党は追及されたときのためのしのぎ方を考えているはずだよ」

おれ「まぁ、そうだろうね」

🍑「おれくん、やっちゃおう」

おれ「うん、まぁ」

シャミ子「はわ、じゃあ総合的、俯瞰的観点ってなんですか？」

おれ「その前に、日本学術会議がどれほどおかしい組織か考えとこうか」

シャミ子「はわ……」

おれ「日本学術会議は破防法に反対していた」

シャミ子「破防法？」

おれ「破壊活動防止法」

おれ「戦後、共産党とかの左翼団体が血のメーデー事件とか、頻繁に暴動をおこすからできた法律」

シャミ子「頻繁ってどれくらいですか？」

おれ「1952年1月21日、白鳥事件、日本共産党員が警察を射殺」

おれ「5月1日、血のメーデー事件、日本共産党員分子と在日朝鮮人が皇居前広場に乗り込もうとして暴動がおこり死者が出る（暴動を起こしたのは左翼だが、死んだのも左翼）」

おれ「6月24日、吹田事件、日本共産党分子、在日朝鮮人がデモ活動中に暴徒化、警察官などを襲撃」

おれ「7月7日、大須事件、日本共産党と在日朝鮮人が、警察やアメリカ軍施設を火炎瓶攻撃」

おれ「7月30日、曙事件、日本共産党員が小学生3人を含む資産家一家に重傷を負わせ現金を強奪」

おれ「8月7日、横川元代議士襲撃事件、日本共産党員13人が活動資金を得るために、資産家でもある横川元代議士の体中を切り付けて重傷を負わせる」

シャミ子「頻繁って言いますけど、限度ってないんですか！！？」

シャミ子「あと、ちょいちょい出てくる在日朝鮮人ってなんですか！！？」

🍑「よほど頭おかしい日本人じゃないと共産党なんかに支持しないし」

🍑「支持してたとしても、実際暴動をおこす人なんてかなり少数派だから」

🍑「人員確保のために在日朝鮮人をリクルート（メンバーに加える）してたんだよ」

おれ「おれ、共産党員の人に会ったことあるけど」

おれ「私たちがデモをやるときだけ警察が監視していた」

おれ「おかしい、と言われて」

おれ「おかしいのはお前だと言ってしまった」

🍑「知らなくて入党したあとだったら総括（暴力による思想修正）されるところだったよ」

おれ「危なかったー」

おれ「ちなみに日本人もこれはおかしいと思って、1952年の選挙において共産党からの当選者は0人になった」

おれ「共産党もこれはいかんと思ったのか、51年に決定した方針を、一定の効果があったと評価して方針変更」

おれ「今は、分裂した違う組織がやったことだから自分たちは関係ないって言ってる」

シャミ子「法の解釈に変更がありましたか？」

🍑「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ばんばんばん　床を叩く

おれ「従来と変更はありません」

🍑「やめてｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗやめてｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

おれ「こうして破防法」

おれ「組織的に破壊活動をする組織を取り締まる法律ができました」

おれ「共産党とか朝鮮総連とか大日本愛国党とかオウム真理教とかがこれによって規制されてる」

シャミ子「はい、してください」

おれ「日本学術会議は、これに反対していた」

シャミ子「おかしい！」

おれ「ちなみにもっと恐ろしいのは」

おれ「反対の声明を出したのは52年の10月」

シャミ子「はわ！！？」

シャミ子「殺されたり、怪我をする人を目の当たりにした直後に！！？」

おれ「うん、普通におかしいね！」

おれ「じゃあ総合的、俯瞰的観点について考えよう！」

シャミ子「あの、もう、安全保障のためでいいです」

🍑「ダメダメ」

🍑「共産党はおいといて、安全保障を毛嫌いする人は多いから」

おれ「まぁ、デュアルユースだね」

シャミ子「デュアルユースってなんですか？」

おれ「軍事利用もできて、民生利用（一般人が使用すること）もできる技術をデュアルユースという」

おれ「昨今だと、ドローンがそれだね」

シャミ子「ドローンですか？」

おれ「ドローンは軍事目的で開発されてて」

おれ「それが民生利用されるようになって」

おれ「今ではテレビの映像にはかかせない技術だね」

おれ「裏では、アメリカや中国が人を殺す兵器として改良を加えてる」

シャミ子「はわわ……」

🍑「古くは携帯電話も軍事目的での開発だったよね」

おれ「そうだね、第二次世界大戦で軍用に開発されてたものだね」

おれ「逆に戦車は、農耕用トラクターを作ってた会社が牽引車として作ったものに鉄板つけただけだね」

シャミ子「軍事→民生だけでなく、民生→軍事もあるんですね」

おれ「ロケットとミサイルが同じ技術なのは、ジャンプで連載してるドクターストーンで書いてたからみんな知ってるだろう」

お前ほんとこういう話しだしてからつまらなくなったよな
アニメキャラに自分の思想語らせて楽しいか？

おれ「日本学術会議は軍事目的の研究はしないと声明を出しているから」

おれ「このデュアルユースの研究が、かなり厄介らしい」

シャミ子「厄介？」

おれ「ウイルスを人工的に変異させる仕組みを研究した研究者がいて」

おれ「その成果を論文として発表すれば、テロリストがその研究内容を悪用することができるとして」

おれ「日本学術会議が、発表にストップをかけたことがある」

シャミ子「……その話は評価の仕方が難しいですね」

シャミ子「ウイルスを人工的に変異させる仕組みを研究していた研究者は何がしたかったんですか？」

おれ「いや、普通に変異の仕組みについての研究だろう」

おれ「日本では学問の自由は保障されているけど」

おれ「それは危険なことをしない限りであって」

おれ「細菌兵器を作ってたら、日本が取り締まるよ」

シャミ子「あー……、難しいですねぇ……」

🍑「う～ん、おれくん、これは左翼寄りの発言だったかな？」

おれ「母親の免疫によって、父親の遺伝子を拒絶するはずの胎児が」

おれ「ヒト内在性レトロウイルスによって、免疫の役割を果たす母親のリンパ球のみ細胞に入るのをふせいでいるんだぜ」

おれ「子供が産めるのはウイルスのおかげなのに」

おれ「そのウイルスの研究をするなというのか？」

シャミ子「すみませんでした！！！」

🍑「ごめん🙇」

おれ「あとは、船の燃費を10％減らす研究を、軍事利用と決めつけて研究をやめさせたりしてるね」

シャミ子「それは、軍艦に利用できるからですか？」

おれ「そうだね」

シャミ子「……」

おれ「あとはねー、デュアルユースは」

おれ「2015年政府が「安全保障技術研究推進制度」において求めた研究はこんな感じ」

・光学センサー（可視光などの電磁波を検出するセンサー）の高感度化
・レーザー（電磁波）システム用光源の高性能化
・再生エネルギー小型発電
・高出力電池
・音響・可視光以外の水中通信
・サイバー攻撃自動対処
・遠隔作業を円滑化する触覚・力覚
・昆虫、小鳥サイズの小型飛行体
・水中移動を高速化する流体抵抗低減
・３D造形による軽量で高耐熱性を持つ材料

シャミ子「……電池や、小型の発電機もダメなんですか？」

🍑「逆に政府はサイバー攻撃の自動対処以外、民生利用中心の研究ばっかじゃん」

🍑「安全保障に力を入れる気があるのかな？」

おれ「そんなん言っても、さっきいった船の燃費を10％減らす『水中移動を高速化する流体抵抗低減』を日本学術会議はやめさせてるがな」

🍑「これは……」

おれ「はい、総合的、俯瞰的観点から任命を拒否しました」

シャミ子「もう政府の好きにしてください」

シャミ子「私は政府に白紙委任（人に物事を依頼するとき、条件をつけないですべてを任せること）します」

おれ「政府は組織の在り方についても検討すると言ってたから」

おれ「日本学術会議は民間団体になっていただいて」

おれ「新組織か、既存の組織（総合科学技術・イノベーション会議、日本学士院、公益社団法人日本工学アカデミーなど）の再編でもいいと思うよ」

おれ「国民の理解が得られればね」

おれ「マスコミの報道次第だね」

🍑「保守寄りの放送局とか作ったら？」

おれ「そんな放送局、左翼に嫌がらせされるよ」

シャミ子「嫌がらせされるんですか？」

おれ「新しい歴史教科書をつくる会かなんかの会員が、活動してたら家に嫌がらせのファックスが届くようになったらしい」

シャミ子「こわ……」

🍑「こっわ……」

おれ「おれも怖い」

終わり

誰も反応せず終わっててワロタ

ネトウヨの作文真面目に読んでたら脳細胞が死滅するで

ゲンダイデスクの擬人化