🍑「そうだね、おれくんの料理はレシピ通りって感じだね」

🍑「それに対してシャミ子の料理は良い感じに適当って言うのかな」

🍑「両方おいしいし好きだよ」

おれ「だってさ」

シャミ子「えー、私はおれさんのお料理の方が好きです！」

シャミ子「だっておいしいですもん！」

おれ「だけどおれのはさ、高いよ材料費が　臨機応変に対応できないから」

おれ「ビネガーとあるよｗｗｗ」

シャミ子「あははｗビネガーは代わりにお酢を使えばいいんですよｗｗｗ」

おれ「ビネガーと酢は違うものだよｗｗｗ」

シャミ子「そんなこと言ってたら材料費がどんどん高くなりますよぉｗｗｗ」

おれ「あははｗだからシャミ子みたいに味付けがダイナミックな方がいいんだよｗｗｗ」

シャミ子「褒めても何もでませんよぉｗｗｗ」

🍊「仲良しねぇ……」

シャミ子「パエリアと言えばスペイン料理ですね！」

シャミ子「気分はスペイン人です！」

おれ「スペイン人は、あまりパエリアを食べない」

シャミ子「はわ！？」

シャミ子「え、スペイン料理なんですよね？」

🍑「パエリアはスペインのいち地方の料理なんだよ」

シャミ子「はわ～？」

🍑「バレンシアだったかな？」

🍑「だからスペイン人がみんなパエリアを食べているかというとそうじゃないんだよ」

シャミ子「はわ……」

おれ「日本だっていなご食べてるだろ」

シャミ子「食べてませんよ！」

おれ「そういうこと」

おれ「長野県ではいなごを食べてんだよ」

🍊「え、そうなの！？」

シャミ子「長野の人はいなご食べるんですか！？」

おれ「食べるよ」

おれ「だから日本人全員がいなご食べてるって話にはならないよね」

シャミ子「食べてません！私虫なんて食べません！」

おれ「それと同じようにスペイン人もパエリア食べてるでしょって言われたらイヤな気持ちに……」

おれ「ならんな　パエリアといなごを同列に扱うのは違うな」

🍑「おれくんがウナギのゼリー寄せ作ってるときにこの話をするべきだったね」

おれ「あんなもん作るか！」

シャミ子「ウナギのゼリー寄せってなんですか？」

ミカンの霊圧が…

🍑「うなぎをゼリーにするイギリス料理だよ」

シャミ子「はわ、そ、それはおいしいんですか？」

🍑「知らないけど食べたくないよね」

🍑「イギリス人は本当にクズだね」

🍊「イギリス人をバカにするのはやめなさい！」

🍑「鬼畜米英なんてバカにすればいいんだよ！」

シャミ子「良くないって言うか、どさくさに紛れてアメリカ巻き込んでます！」

🍊「と言うよりイギリスをバカにしたのもとばっちりよ！」

おれ「おれが言い出したことだが、長野県民も大概とばっちりだぞ」

おれ「長野県民も言うほどいなご食わんぞ」

シャミ子「話を戻しましょう！」

シャミ子「おれさんのパエリアはおいしそうですね！」

シャミ子「レシピ通りだから絶対おいしいに決まってます！」

おれ「あー、でもインディカ米使ったよ」

🍑「！」

シャミ子「インディカ米ってなんですか？」

おれ「え、えーっと、シャミ子が普段食ってるのがジャポニカ米」

おれ「インディカ米はジャポニカ米より細長くて粘りがないお米だね」

おれ「パエリアにはジャバニカ米っていうでかい米を使うんだけど」

おれ「手に入らなかったからインディカ米を使ったよ」

シャミ子「へー、なんかよくわからないのであとで実物を見せ」

🍑「国賊！！！！！！」

おれ＆シャミ子＆🍊「！？」

🍑「日本人なのにインディカ米を使うなんて国賊以外の何物でもないよ！！！」

おれ「も、もんも……」

🍊「どうしたのよ！？」

🍑「アメリカ産だよね！！！メリケンの米使ってるよね！！！！！」

おれ「もんも、ちょっと聞いて！」

🍑「聞かないよ！！！売国奴とは喋らない！！！もう絶対に口利かないから！！！」

おれ「ちょっと聞いて、もんも！」

シャミ子「はわ？」

🍑「どうせミニマムアクセス米（輸入して備蓄してある米）買ったんでしょ！！！」

🍑「飼料用の輸入米を政府から安く買ったんだよね！！！守銭奴！売国奴！国賊！！！」

おれ「聞いてもんも！」

🍊「そ、そうよ、話を聞いてあげなさいよ！おれくんは魔法少女じゃないんだから国とのパイプなんてないわよ！」

シャミ子「はわ～……！」

🍑「国賊！！！売国奴！！！アメリカの犬！！！アメポチ！！！」

おれ「もんも！」

🍑「白人のペット！！！猿！！！イエローモンキー！！！」

🍊「落ち着きなさいよ！私たち全員イエローモンキーでしょ！」

シャミ子「おれさん、🍑が落ち着くのを待ってないで早く言い訳してください！！！」

おれ「お、おう！」

おれ「もんも！これは！」

おれ「タイ米！」

🍑「！」

🍑「……」

🍑「そうなんだ……」

🍑「タイ米なんだ……」

🍑「それならそうと早く言ってよ」

🍑「まぁ私はおれくんのことを信じてたけど」

シャミ子「いや、絶対信じてなかったですよね」

🍊「国賊って言ってたじゃない」

🍑「タイ米だったらいいよ」

🍑「はやく食べようよ」

おれ「う、うん……」

おれ「……」

シャミ子「は、はわ……、おれさん顔色が悪いですよ……、どうかしましたか？」

おれ「実はおれはもんもにウソをついたんだ……」

🍊「え、アメリカ産のお米だったの？」

🍊「ま、まぁいいじゃない　🍑がおかしいだけだし」

おれ「いや、アメリカ産ではない　おれはそこまで国賊ではない」

シャミ子「国賊とはいったい！？」

おれ「あれは……」

🍊「え、なに？なんなの？」

おれ「ベトナム産なんだ……」

シャミ子「何を悩んでいるのか全くわからない！」

おれ「ベトナム産と言えばもんもが怒るかもしれなかったから」

おれ「ついとっさにタイ産だと言ってしまったんだ……」

シャミ子「なんでですか！！？」

シャミ子「🍑とおれさんの謎の共感覚が理解不能です！」

おれ「ベトナムはアジアじゃないから……」

🍊「アジアよ！ベトナムはまごうことなきアジアよ！！！」

シャミ子「アジアとはいったい！？」

おれ「おれは、もんもにウソをついてしまった……」

おれ「なんてクズなんだおれは……」

シャミ子「全く意味がわからない！！！」

おわり

ガイジの真似しようとして失敗してる

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