1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:03:27.044 :R/U/ekkW0.net
桃「今度から前見て歩いて」
しまむら「うん、ごめんなさい。けどそっちこそ大丈夫?
なんか、片手でダンプ止めてた気がするけど、さすがに気のせいかな」
桃「別に。魔法少女やってるから平気。それに前もこんなこと
あったからなんてことない」
しまむら「ふーん、そうなんだ…、て、あれ?安達」
安達「……しまむら。誰なのその子…」
桃「今度から前見て歩いて」
しまむら「うん、ごめんなさい。けどそっちこそ大丈夫?
なんか、片手でダンプ止めてた気がするけど、さすがに気のせいかな」
桃「別に。魔法少女やってるから平気。それに前もこんなこと
あったからなんてことない」
しまむら「ふーん、そうなんだ…、て、あれ?安達」
安達「……しまむら。誰なのその子…」
2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:04:18.507 :R/U/ekkW0.net
しまむら「ああ、こちら千代田桃さん。さっきダンプにひかれそうになった私を
助けてくれたんだ、同じ高1らしいよ」
安達「だ、ダンプって!?けがはないの、しまむらっ」
しまむら「うん、だから助けてもらったからケガないんだって。
ほんとありがとうね、桃さん」
安達「(し、しまむらっ!?し、下の名前でこの子のことっ!?)」
桃「しまむらだっけ?別に。お礼はいらないから」
しまむら「ああ、こちら千代田桃さん。さっきダンプにひかれそうになった私を
助けてくれたんだ、同じ高1らしいよ」
安達「だ、ダンプって!?けがはないの、しまむらっ」
しまむら「うん、だから助けてもらったからケガないんだって。
ほんとありがとうね、桃さん」
安達「(し、しまむらっ!?し、下の名前でこの子のことっ!?)」
桃「しまむらだっけ?別に。お礼はいらないから」
3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:06:54.844 :t5fT6puiM.net
もんもまたダンプ止めてる
もんもまたダンプ止めてる
4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:11:02.140 :R/U/ekkW0.net
しまむら「えー、けど」
桃「それより私、これから用事あるからいかないと、それじゃ」
しまむら「あ、ちょ、ちょっとまって」
安達「し、しまむらっ!もういいから、早く行こうっ、あの子もいいって言ってるしっ」
しまむら「え、いやけど安達。せっかく助けてもらったのにさ。
それに桃さんって、なんか聞き覚えあって落ち着く声してるし、なんとなくもう少し話聞いてみたいというか」
安達「(!!??あのしまむらがそんなこというなんてっ!)」
安達「な、何言ってるししまむらっ、別に聞き覚えある声じゃないしっ!それに絶対あやしいよっ!」
しまむら「えー、なにが?」
安達「だって、冬にあんなへんなコスプレみたいな格好してっ!絶対かかわったら
だめなやつだって」
桃「」ぴくっ
しまむら「えー、けど」
桃「それより私、これから用事あるからいかないと、それじゃ」
しまむら「あ、ちょ、ちょっとまって」
安達「し、しまむらっ!もういいから、早く行こうっ、あの子もいいって言ってるしっ」
しまむら「え、いやけど安達。せっかく助けてもらったのにさ。
それに桃さんって、なんか聞き覚えあって落ち着く声してるし、なんとなくもう少し話聞いてみたいというか」
安達「(!!??あのしまむらがそんなこというなんてっ!)」
安達「な、何言ってるししまむらっ、別に聞き覚えある声じゃないしっ!それに絶対あやしいよっ!」
しまむら「えー、なにが?」
安達「だって、冬にあんなへんなコスプレみたいな格好してっ!絶対かかわったら
だめなやつだって」
桃「」ぴくっ
5:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:16:44.433 :R/U/ekkW0.net
桃「そこの青い髪のひと。安達さん?っていうんだっけ?
一応言っておくけどこれはコスプレじゃなくてこれはしまむらを助けるために魔法少女の恰好だから」
安達「ま、魔法少女…!?なに…それ」
桃「っていうか、そんなこと安達さんに言われたくないかな。
そっちこそ、この冬にチャイナ服の恰好して、コスプレ少女はそっちのほうじゃないのかな
」
安達「!!??な、…そ…」
桃「そこの青い髪のひと。安達さん?っていうんだっけ?
一応言っておくけどこれはコスプレじゃなくてこれはしまむらを助けるために魔法少女の恰好だから」
安達「ま、魔法少女…!?なに…それ」
桃「っていうか、そんなこと安達さんに言われたくないかな。
そっちこそ、この冬にチャイナ服の恰好して、コスプレ少女はそっちのほうじゃないのかな
」
安達「!!??な、…そ…」
6:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:18:55.186 :+MmPAToa0.net
同じ声で会話してる……
7:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:20:46.734 :R/U/ekkW0.net
しまむら「ん?そういえば安達。またクリスマスみたくチャイナ服着てきたの?
どうして?」
安達「や…、そ、それは…、だって…しまむらが、可愛いって言ってくれた服だから」ごにょごにょ
しまむら「ん?てか、そういえば上着は?クリスマスのときは一応、チャイナ服のうえに
上着きてたのに?今日は上着来てないじゃん?寒くないの?」
安達「いや…寒いけど、これには事情があって」ごにょごにょ
桃「…まー、別にいいけど。わたし、そろそろ行くね。これから用事があるから」
シャミ子「あ、あー、いたいた、いましたっ!ええっと、確か、…安達さんっ」
安達「…え?」
しまむら「ん?そういえば安達。またクリスマスみたくチャイナ服着てきたの?
どうして?」
安達「や…、そ、それは…、だって…しまむらが、可愛いって言ってくれた服だから」ごにょごにょ
しまむら「ん?てか、そういえば上着は?クリスマスのときは一応、チャイナ服のうえに
上着きてたのに?今日は上着来てないじゃん?寒くないの?」
安達「いや…寒いけど、これには事情があって」ごにょごにょ
桃「…まー、別にいいけど。わたし、そろそろ行くね。これから用事があるから」
シャミ子「あ、あー、いたいた、いましたっ!ええっと、確か、…安達さんっ」
安達「…え?」
8:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:23:06.830 :XLidS9g40.net
支援
支援
9:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:27:04.012 :R/U/ekkW0.net
桃「え?」
安達「あれ…、君は確かさっきの」
シャミ子「ええ、さっきはありがとうございましたっ、おかげ様で
元の恰好に戻れたんで、上着をお返しに来ましたっ!」
シャミ子「ホントにありがとうございましたっ」
桃「え?」
安達「あれ…、君は確かさっきの」
シャミ子「ええ、さっきはありがとうございましたっ、おかげ様で
元の恰好に戻れたんで、上着をお返しに来ましたっ!」
シャミ子「ホントにありがとうございましたっ」
10:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:29:25.875 :R/U/ekkW0.net
安達「ああ、そうなんだ…、もとの服がみつかってよかったね」
シャミ子「ええ、けど、なんてお礼を言ったらいいか…!」
安達「いや…別にお礼とかはいいけど」
しまむら「おやー、どうしたの、安達。ひょっとして上着はこの子に
貸してあげてたの?どして?」
安達「いや、これはその、大した話じゃなくて…」
桃「………え?え?シャミ子…え?」
シャミ子「あれ?桃、なんでこんなところにいるんですか?」
桃「いや…だって…、今日は河川敷で…、シャミ子と筋トレする約束だったから
そっちに向かって…、や…そんなことより」
桃「………シャミ子…、そこにいる安達さんと、どういう関係なの…?」
安達「ああ、そうなんだ…、もとの服がみつかってよかったね」
シャミ子「ええ、けど、なんてお礼を言ったらいいか…!」
安達「いや…別にお礼とかはいいけど」
しまむら「おやー、どうしたの、安達。ひょっとして上着はこの子に
貸してあげてたの?どして?」
安達「いや、これはその、大した話じゃなくて…」
桃「………え?え?シャミ子…え?」
シャミ子「あれ?桃、なんでこんなところにいるんですか?」
桃「いや…だって…、今日は河川敷で…、シャミ子と筋トレする約束だったから
そっちに向かって…、や…そんなことより」
桃「………シャミ子…、そこにいる安達さんと、どういう関係なの…?」
11:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:33:15.202 :6tzteW2A0.net
良いぞ
12:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:33:18.353 :R/U/ekkW0.net
回想
安達「やばい、早く行かないと遅刻しちゃう…、せっかく久しぶりにしまむらとの
デートなのに」
安達「…クリスマスと同じチャイナ服着てきちゃったけど、しまむら、また
可愛いってほめてくれるかな…ふふ…ん?」
シャミ子「ひぐっ…えぐっ…」
シャミ子「ど、どうしましょう…こんな公衆の面前で…危機管理フォームから
元にもどれなくなってしまいました…、これじゃ私、完全に町の変質者…えぐ、えぐ」
安達「……」
回想
安達「やばい、早く行かないと遅刻しちゃう…、せっかく久しぶりにしまむらとの
デートなのに」
安達「…クリスマスと同じチャイナ服着てきちゃったけど、しまむら、また
可愛いってほめてくれるかな…ふふ…ん?」
シャミ子「ひぐっ…えぐっ…」
シャミ子「ど、どうしましょう…こんな公衆の面前で…危機管理フォームから
元にもどれなくなってしまいました…、これじゃ私、完全に町の変質者…えぐ、えぐ」
安達「……」
13:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:41:18.016 :R/U/ekkW0.net
安達「(なんか電柱の影でものすごい露出度の高い服着て泣いてる子がいるけど…、
普通にスルーしておこう…、しまむら待ってるし)」
社「おやおや、見て見ぬふりしていいんですか、安達さん、薄情ですね」
安達「!?え…、い、いつの間にっ」
社「あそこの方、この辺じゃ珍しいまぞくの方みたいですけど…
周りにどーほーもいなくて困ってる様子ですよ?見て見ぬふりしていいんですかね」
安達「え?まぞくってなに…、っていうかしまむらが待ってるし…、私は別に…、」
……
シャミ子「ふぐ…えぐ…、いったいどうしたら…え?」
安達「ええっとその…、良かったら、この上着…着る?私は、急いでるから
もう行くけど」
安達「(なんか電柱の影でものすごい露出度の高い服着て泣いてる子がいるけど…、
普通にスルーしておこう…、しまむら待ってるし)」
社「おやおや、見て見ぬふりしていいんですか、安達さん、薄情ですね」
安達「!?え…、い、いつの間にっ」
社「あそこの方、この辺じゃ珍しいまぞくの方みたいですけど…
周りにどーほーもいなくて困ってる様子ですよ?見て見ぬふりしていいんですかね」
安達「え?まぞくってなに…、っていうかしまむらが待ってるし…、私は別に…、」
……
シャミ子「ふぐ…えぐ…、いったいどうしたら…え?」
安達「ええっとその…、良かったら、この上着…着る?私は、急いでるから
もう行くけど」
14:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:45:24.299 :R/U/ekkW0.net
シャミ子「っていう感じで、安達さんは、危機管理フォームの状態から戻れなくなってた
変質者状態の私にやさしく声をかけてくれたんですよっ!」
シャミ子「それも自分が着ていた上着を差し出してくれてっ!本当に助かりましたっ!
上着はお返ししますねっ!それと何かお礼を…」
安達「え?いや…別にいいよ…私は、これからしまむらとデー…、遊ぶ予定が」
しまむら「ほうほう、安達が見ず知らずの人に手を差し伸べるなんて珍しいな…」
桃「……………」
シャミ子「っていう感じで、安達さんは、危機管理フォームの状態から戻れなくなってた
変質者状態の私にやさしく声をかけてくれたんですよっ!」
シャミ子「それも自分が着ていた上着を差し出してくれてっ!本当に助かりましたっ!
上着はお返ししますねっ!それと何かお礼を…」
安達「え?いや…別にいいよ…私は、これからしまむらとデー…、遊ぶ予定が」
しまむら「ほうほう、安達が見ず知らずの人に手を差し伸べるなんて珍しいな…」
桃「……………」
15:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:46:12.986 :XLidS9g40.net
age
age
16:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:50:50.793 :R/U/ekkW0.net
桃「へ、へえ…、そ、そうなんだ。けどシャミ子。上着を貸してもらったくらいで
大袈裟なんじゃあ…、それより早く私と河川敷で特訓を」
シャミ子「この寒空の下、変質者まがいの恰好をした私を助けてくれるなんて、
安達さんはホント、良い人ですっ」
安達「え、いやわたしはべつに…」
シャミ子「それになんていうか…、安達さんって、なんとなく安心するというか、
なんとなく、聞き覚えのある、優しい声してますよねっ!まぞくの心には
安達さんの優しい声のトーン、…ピーンと響きましたっ」
桃「!!!??は、はあ!?しゃ、シャミ子っ、な、なに言ってんの!?」
桃「へ、へえ…、そ、そうなんだ。けどシャミ子。上着を貸してもらったくらいで
大袈裟なんじゃあ…、それより早く私と河川敷で特訓を」
シャミ子「この寒空の下、変質者まがいの恰好をした私を助けてくれるなんて、
安達さんはホント、良い人ですっ」
安達「え、いやわたしはべつに…」
シャミ子「それになんていうか…、安達さんって、なんとなく安心するというか、
なんとなく、聞き覚えのある、優しい声してますよねっ!まぞくの心には
安達さんの優しい声のトーン、…ピーンと響きましたっ」
桃「!!!??は、はあ!?しゃ、シャミ子っ、な、なに言ってんの!?」
17:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 22:59:47.383 :R/U/ekkW0.net
安達「え…?声って…、そんなこと言われたの初めてだけど」
桃「いやいやいやいやいや…、な、なに言ってんのシャミ子?安達の声なんて別にフツーだしっ!
ちょっと暗めのトーンな声なだけだよっ、それより早く行こうっ」
しまむら「ほほう、声ね。そこのシャミ子ちゃんって声は安達の声が琴線に響くのかあ…
けど、わかるなあ…わたしもちょうどいま、桃さんの声がなんとなく心に響くというか、そんな
感じしたからなあ」
安達「!?…いやだからしまむらっ!それは単に気のせいだからっ!ちょっと暗めな
トーンな声なだけじゃんっ!別に心に響く声とかなんでもないからっ!ほらっいこうっ」
安達「え…?声って…、そんなこと言われたの初めてだけど」
桃「いやいやいやいやいや…、な、なに言ってんのシャミ子?安達の声なんて別にフツーだしっ!
ちょっと暗めのトーンな声なだけだよっ、それより早く行こうっ」
しまむら「ほほう、声ね。そこのシャミ子ちゃんって声は安達の声が琴線に響くのかあ…
けど、わかるなあ…わたしもちょうどいま、桃さんの声がなんとなく心に響くというか、そんな
感じしたからなあ」
安達「!?…いやだからしまむらっ!それは単に気のせいだからっ!ちょっと暗めな
トーンな声なだけじゃんっ!別に心に響く声とかなんでもないからっ!ほらっいこうっ」
18:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 23:08:56.508 :6tzteW2A0.net
age
age
19:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/28(月) 23:10:13.386 :R/U/ekkW0.net
しまむら「ああ、はいはい。わかったから、ひっぱらないでしょ安達。
あーそうか、わたしわかっちゃったな。桃さんの声、どこかで聞いたことある
声だとおもったら、」
安達「ああもうっ、もうあの子の話はもういいからっ!はやく行こうしまむら」
しまむら「えー?」
……
桃「ほらっ、シャミ子。もう行くよっ」
シャミ子「あ、ま、待ってください桃っ、安達さんにもう少しお礼を…っておもってたら
もう行っちゃいました…」
シャミ子「あ、そっか…、桃っ、わたし気づいちゃったんですけど。さっきの安達さんって
声が桃に…、てあれ?桃、なんでもうすでに魔法少女の恰好になってるんです?」
桃「別に…なんでもないよ、
シャミ子をこれから特訓でしごくつもりだったから、あらかじめ変身してただけだよ」
シャミ子「な、なんですかそれ!」
桃「…今夜は、スクワット100回できるまで返さないよシャミ子」
シャミ子「か、返してっ、おうちにかえしてええ!!」
完
しまむら「ああ、はいはい。わかったから、ひっぱらないでしょ安達。
あーそうか、わたしわかっちゃったな。桃さんの声、どこかで聞いたことある
声だとおもったら、」
安達「ああもうっ、もうあの子の話はもういいからっ!はやく行こうしまむら」
しまむら「えー?」
……
桃「ほらっ、シャミ子。もう行くよっ」
シャミ子「あ、ま、待ってください桃っ、安達さんにもう少しお礼を…っておもってたら
もう行っちゃいました…」
シャミ子「あ、そっか…、桃っ、わたし気づいちゃったんですけど。さっきの安達さんって
声が桃に…、てあれ?桃、なんでもうすでに魔法少女の恰好になってるんです?」
桃「別に…なんでもないよ、
シャミ子をこれから特訓でしごくつもりだったから、あらかじめ変身してただけだよ」
シャミ子「な、なんですかそれ!」
桃「…今夜は、スクワット100回できるまで返さないよシャミ子」
シャミ子「か、返してっ、おうちにかえしてええ!!」
完
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