松田亜利沙「」ﾍﾟｺｯ

亜利沙「皆様、いかがお過ごしでしょうか」

亜利沙「ニュース765TVの時間です」

亜利沙「この番組は、劇場の細やかな日常をお伝えする番組となっております」

亜利沙「申し遅れました。わたくし、キャスターの松田亜利沙です」

亜利沙「よろしくお願いいたします」

望月杏奈「アシスタントの望月杏奈です！」

箱崎星梨花「同じくアシスタントの箱崎星梨花です」

亜利沙「本日は、この3人でお送りしたいと思います」

亜利沙「それでは、最初のニュースです」

亜利沙「松田亜利沙、お年玉消失」

亜利沙「アイドル松田亜利沙のお年玉が消失する事件がありました」

亜利沙「年に1度の臨時収入ということで、買いそびれていたグッズを片っ端から購入」

亜利沙「松田亜利沙は大いに満足したものの」

亜利沙「気づいた時には早くも今年貰ったお年玉を全て使い切っていた模様です」

杏奈「自分のせいですよね？」

亜利沙「おっしゃる通りです。お二人は、お年玉はどうされましたか？」

杏奈「杏奈は課金で半分以上飛びました！　危うく天井しかけました！」

星梨花「えっと、わたしはすぐに欲しいものがなかったので、マ……母に預けてしまいました。だから、何も買ってなくて……」

亜利沙「箱崎さん、申し訳なさそうにしないでください。すぐに使ってしまうのはわたくしの悪い癖です」

星梨花「そうなんですか？」

亜利沙「はい。続いてのニュースです。望月さん」

杏奈「はい！」

杏奈「望月杏奈、宇宙海賊に土下座される」

杏奈「アイドル望月杏奈が、土下座されたことが明らかになりました」

杏奈「これは、宇宙海賊が、曲のタイトルを間違えたのが原因で」

杏奈「アイドル百瀬莉緒に促され、土下座の流れになったとのことです」

杏奈「なお、望月杏奈は拗ねる演技も好評で、お詫びケーキも食べられた模様です」

亜利沙「見ていましたが、即座にスイッチを切って、距離を取ったのが、非常にかわいくて面白かったです！」

杏奈「莉緒さんにアイコンタクト貰ったんで、杏奈のやることはすぐわかりました！　即興コントみたいで楽しかったです！」

星梨花「この宇宙海賊さんって、あの方ですよね？」

亜利沙「はい。箱崎さんも異様に好かれてますよね」

星梨花「そうですね」

杏奈「異様に？」

亜利沙「はい。ただ名前を連呼されたり、腕にマジックで名前を書いてたり、チョコを貰う自作自演をしたり、ですよね」

星梨花「はい、かわいがってもらってます！」

杏奈「……純粋な星梨花ちゃん、本当にかわいいですね」

星梨花「ありがとうございます！」

亜利沙「続いてのニュースです。箱崎さん」

星梨花「はい」

星梨花「箱崎星梨花、おもちもちもち～」

星梨花「アイドル箱崎星梨花が、お餅をたくさん食べていたことが明らかになりました」

星梨花「アイドル春日未来との今年初仕事の時点では1個だったものの」

星梨花「その後、劇場で食べて、数が増えたとのことです」

星梨花「なお、具体的な数は事務所NGが出ている模様です」

杏奈「あれ？　番組でお餅3つくらい食べてたような」

星梨花「それは収録ですから、今年の数には入りません」

杏奈「そうだった……かな？」

亜利沙「番組前に食べた数を聞いたら、すごく怖い愛想笑いをされてしまいました」

星梨花「そんなことないですよ。でも、餅ハラですからね」

杏奈「餅ハラ？」

亜利沙「失礼しました。続いてのニュースです」

亜利沙「篠宮可憐、ぱ～り～ぴ～ぽ～」

亜利沙「アイドル篠宮可憐が、胸に『ぱ～り～ぴ～ぽ～』とプリントされた、虹色に輝くシャツを着てきたことが明らかになりました」

亜利沙「これは、アイドル双海亜美、双海真美におススメされたもので」

亜利沙「篠宮可憐はこれで派手になれる、と喜んでいましたが」

亜利沙「からかわれていた模様です」

星梨花「え？　あれは派手じゃないんですか？」

亜利沙「派手と言えば派手なんですが、悪目立ちと言いますか……普段は着ない方が良いと思われます」

杏奈「可憐さんは派手な服が好きなんですか？」

亜利沙「本人は自身のことを地味だと思ってるらしく、それを変えたいと」

杏奈「金髪で地味って無理があると思います！」

星梨花「そうですよね」

亜利沙「お二人もなかなか個性的……続いてのニュースです」

亜利沙「高坂海美、詫び水着要求される」

亜利沙「アイドル高坂海美が、詫び水着を要求されました」

亜利沙「これは当人とは直接関係ないミスが発覚したため」

亜利沙「その場にいる人たちの悪ノリで、そのような流れになった模様です」

亜利沙「これに対し高坂海美は、『意味わかんないよ！』と拒否したとのことです」

杏奈「詫び水着なんて言葉があるんですね！」

星梨花「初めて知りました！　つまり、風花さんは誰かに謝ってるんですね」

亜利沙「それは違うと思います……おそらく」

杏奈「海美さんなら勢いでしちゃいそうですけど、やらなかったんですね」

亜利沙「……冬ですからね」

星梨花「あれ？　でも、この前はエミリーちゃんが水着でライブしてましたよ」

杏奈「バースデーライブだね！」

亜利沙「たしかに全員やるまではこの流れは続きそうですね。しかし、わたくしや望月さんの時期ならまだしも、今は大変だと思います」

杏奈「暖房はあるけど、寒いですもんね」

星梨花「わたしの誕生日には、暖かくなってたらいいですけど」

杏奈「2月末だからまだ寒そう。でも、星梨花ちゃんの水着、楽しみ！」

亜利沙「頑張ってください……続いてのニュースです」

亜利沙「佐竹美奈子、休むのが辛い」

亜利沙「お世話大好き、アイドル佐竹美奈子が、ストレスから震えていたことが明らかになりました」

亜利沙「これはアイドル所恵美、横山奈緒から休むように言われたことで」

亜利沙「目の前でアタフタしている二人に対し、お世話したい欲が溢れ」

亜利沙「限界になったとのことです」

杏奈「中毒症状ですか？」

亜利沙「お世話中毒ですか……自分で言っておいてなんですが、聞いたことないですね」

星梨花「美奈子さんにはいつもいろんな食べ物をいただくので、とても嬉しいです」

亜利沙「なるほど。それでお餅もたくさん食べたということですね」

星梨花「……フフっ」

亜利沙「ﾋｯ」

杏奈「もう亜利沙、ダメですよ」

亜利沙「すみませんでした」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

杏奈「アシスタントの望月杏奈と」

星梨花「同じくアシスタントの箱崎星梨花でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙杏奈星梨花「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございますぅ！」

星梨花「こちらこそ、ありがとうございます。楽しかったです！」

杏奈「……ん」

亜利沙「それにしても、星梨花ちゃん、お餅のことは公にして良かったんですか？」

星梨花「はい。ちょっと食べすぎてると思ったので、これをきっかけに、控えようと思います」

亜利沙「なるほど。そういうことだったんですね」



佐竹美奈子「みんな、お疲れ様！　お餅だよー！」

亜利沙「美奈子ちゃん、ありがとうございますぅ！」

美奈子「はい、亜利沙ちゃん。お水もあるよ」

亜利沙「ふおおお……至れり尽くせり、最高です！」

美奈子「はい、杏奈ちゃん」

杏奈「ありが、とう」

美奈子「はい、星梨花ちゃん」

星梨花「えっと、あの……お餅は……」

美奈子「どうしたの？」

星梨花「食べすぎてると思うので、ちょっと控えようかなと……」

美奈子「そう？　このお正月、いくつ食べたの？」

星梨花「えっと……ひ、秘密です！」

美奈子「ふーん……それじゃあ、このお餅、いくつに見える？」

星梨花「えっと、10個くらいですか？」

美奈子「残念！　実はこのお餅、全部で」

美奈子「3分の1個なんだよ」

星梨花「3分の1個？」

美奈子「そうそう。つきたてのお餅をわけたから、ぜーんぶ食べても1個にならないんだよ！」

星梨花「えっ、そうなんですか？」

美奈子「うん、だから星梨花ちゃんがこのお正月、劇場で食べた分を合わせても、1個にならないよね？」

星梨花「えっと……そ、そうですね」

美奈子「ということは、星梨花ちゃんがこのお正月に食べたお餅の数は、1個だけって言ってもいいんだよ！」

星梨花「……なるほど」

美奈子「ということで、ほら、これ食べちゃっても大丈夫だからね！」

星梨花「はい！　いただきます！」

美奈子「わっほーい！　たっくさん、めしあがれ♪」

星梨花(●･▽･●)やみ～

杏奈「……亜利沙」

亜利沙「はい、なんでしょう？」

杏奈「星梨花ちゃんの、洗脳……といて、あげて」

亜利沙「杏奈ちゃんからのお願いってレアですし、すっごく嬉しいですけど、ありさには無理そうです」

おわり

この理論なら中の人も2、3個で済むはず。

アシスタントリクエスト常時募集中。次回はエレナと百合子を迎えてお送りします。

完結報告してきます。

やってほしいネタリスト
志保と星梨花、杏奈がひよこ型ケーキ食べるのを妨害する
ジュリア、他事務所のアイドルKから中性判定
紗代子、上級パーカー着用
アシスタントリクエスト
奈緒と恵美（全員猫耳つけて放送）